SHY 第23話 感想[地球の心を救うShiny Girl!!]クフフさんが笑顔な訳 2期 東京奪還編 ネタバレ

SHY 東京奪還編 第23話「お月様と……」感想

公式あらすじより引用

クフフ、ドキ、イノリによって黒球の上部が破壊されてしまう。責任を感じ、黒球から漏れ出す恐怖が世界に溢れ出さないように命を懸けて一人抑えようとするウツロ。そこに手を差し伸べたのは、シャイ、曖、朱鷺丸の三人だった。

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月と太陽、黒球騒動決着。昧の月にかける想い

SHY 23話 感想

お月様と太陽!シャイが「皆のヒーロー」になるまでの2クール作だった!!

月がテーマだった曖昧姉妹編

月は太陽を反射し輝くもの

太陽の輝きを、暗闇に届けるもの

その解釈も素敵ですが、太陽=SHYの輝きが照らして決着なのも"主人公"だった!!

多分、火の力は「恥ずかしくて顔から火が出る」が元ネタなんでしょうけれども

情熱の火は2クールかけて太陽

SHY転じてSHIN

彼女が主題歌通り地球ほし中の心を救う決着

第1期OPがぴったりだった!!

クフフさんが笑顔でいる理由

クフフさん『ママが言ってた

『「笑わない子に用はない♪」「泣いてる子にはお仕置きを」~♪

と、終始楽し気な声音がなお悲しい

救われる回ながら、印象的なのがドキやクフフさんが戦う理由

ドキは孤独ゆえとは示唆されてたも

クフフさんのトラウマが生々しい

笑ってなければいけなかった

たぶん母親がストレスを溜めて、笑え笑えと彼女を虐待し続けたのか

母親の為にピエロをやらないといけなかった

これでは道化だよ……

クフフさん『楽しい事だけ心にあれば♪』

『地獄の中でも笑えるよ~♪

『……"楽しい"以外はみんな死んじゃえ

彼女自身、笑顔で辛さを紛らわせていた

母の“教育"と実体験の併せ技か

結果まともに笑えなくなり、思考も支離滅裂にならざるをえなかったんですね

当然、周りに誰も寄り付かなくなるわけで

傍にいてくれるツィベタさんに懐いたのか

ただ静かに寄り添ってくれる

それだけで、心から救われたんですね

クフフさんのトラウマは母

でもそれでも母が好きだったと?

ツィベタさんに“母"を求めていたんでしょうか

またツィベタさんとスピリッツさんは、酒で苦しさを紛らせていましたが

クフフさんは笑顔で紛らわしてた

その点、似たもの同士でもあったのね

昧が「月」にかける想い

彼女は悪党殺し、"みんなの為に悪人を殺す"忍者の任務を使命としてきた

ずっと暗闇にいる気がしていた

そして月は「暗闇に寄りそう」象徴だったのね

真っ暗闇でもそばにいてくれる

闇を照らしてくれるもの

彼女の孤独を癒してくれていた

曖は月になりたかった

月に救われてきたから

そういう人になりたい

そこに彼女生来の優しさを感じる願いでしたわ

救われたいだけじゃなく救いたい

根っからヒーロー

そこは「忍者」としての教えが育んだ面でもあるんでしょうね

曖さんもそうですから

月を照らすのは太陽

ですが全てを丸く収めたのはシャイ

お月様みたいに丸く収まった!!

分割二クールかけて、彼女が皆を救う「SHIN」になるまでの物語だった!

当初はただの火の能力

恥ずかしさとか燃える情熱の力

強くなるにつれて、太陽のように輝く能力となったんですね

曖昧姉妹の苦悩がテーマであったものの

奇麗に〆る回でした

ですが昧はどうなるんでしょう

冒頭 ドキとウツロ

ドキ『俺には家族も味方もいねえぞ……!! 生まれた瞬間から世界に憎まれていた!!

ドキがウツロ=昧に共感した理由

彼が世界を憎む根源繋がりがないから

毒親を愛するクフフさんと対照的

クフフさんは親に歪められ、彼は孤独に歪められたというべきなのか

彼が常に怒っているのは

誰も味方が、繋がり安らげる相手がいなかったからなのでしょうね

世界全体が敵のように見えた

だから世界を壊す

ドキは被害者の怒りで動く

具体的には何があったんでしょうか

ドキ『だったら"あの時"一人でも!!』

俺の絶望と繋がっていたかよ!?

誰も助けてくれなかった

ヒーローにとって胸が痛くなるような存在かもしれません

彼は救われなかった

客観的には理不尽

ヒーローだろうが全員救えるわけがない

しかしシャイ以下、まさに"全員救おうとする"ヒーローには辛い相手ですね……

ミェンロンとどう因縁を決着させるのか

クフフさん『言ったでしょう? 悲劇の見せあいは大嫌い♪』

これまた頷ける一言

俺は辛かったと主張するドキ

ですがどうしようもない

そして「笑いたい」クフフさんには、ことさら嫌いな展開ですわ

彼女が何故笑いたいかを思えば

それもまた悲劇ですけれども

クフフさん『次は笑える喜劇を願って!!』

つまらない悲劇は、派手な花火で終幕だぁ!!

前回、ぬいぐるみで合体技を仕掛けた三人

実は母体の熊ぬいぐるみが爆弾入り!!

結果「黒球」に大穴

とんだギミックでしたわクフフさん

もっとも一番怒ったのは、ぬいぐるみ大好きなドキだった様子

ホント可愛いなお前!!

破壊された黒球

センチュリー『あふれ出る前に!俺の力で!! 抑え込むッ!!

さすがアメリカさんは力技だな!!

力場で抑えこむセンチュリー

現在、世界中がヒーローの戦いに注目

スターダストさんの苦戦が中継され、皆の恐怖が膨れ上がっているそうな

黒球が割れると、溜め込まれた恐怖が拡散

皆の恐怖心を増幅させ世界が終わる

あの「指輪」と同じように、世界中をアマラリルクに変えてしまうのだそうな

指環と違い外す事もできない

まさに世界の終わりか

アトミック・コスモ!!

しかしアメリカでアトミックとは

なんて物騒なんでしょセンチュリー!!

センチュリッカラー!! ミリオッカラー!!

曖『うちらはもう何があっても一緒や!!』

略『生まれ変わったってウチらはまた絶対一緒になる……!!

責任を感じた昧を励ます曖さん

しかし結果、引き金になるとは残酷

昧はその励ましを「なら死んでもいい」と解釈して単騎突貫してしまいました

また一緒になれるなら死んでも大丈夫

前回、確かに心が一つになった

とはいえ別々の人間

言葉をどう受け取るかはその人次第

このまま終わったら曖さん辛かったでしょうね……

昧の足を土壇場で止めたのは

またも怨霊、というか自責の念

昧の罪悪感なんでしょうね

曖は救われた気がしたけど、救われるなど許さないのが怨念たち

それとも実際、怨念そのものだったのか

昧『この苦しみを手放すには』

『すべて……、受け入れれば良かったんや

『……今までありがとう、私の罪を忘れさせないでいてくれて……

昧に感謝され、消え去る亡霊たち

彼らが憎んでくれたから

だから罪を忘れないで済んだ

里を守るため熊の親子を殺した等の"罪"

より多くの命を救う為の悪人殺し、その罪を最期まで背負っていくのか

今後、自分みたいに苦しむやつが出ないよう「忍者の里」は滅ぼした

でも最後まで師匠、親といった個人を恨んだりはしなかった

恨んだのは強いられた生き方自体か

本当に優しい子というか……

彼女を縛るものは消えた

悪霊は昧が救われようとすると縛ってきた

もう救われる気はない

罪と一緒に死ぬ覚悟を決めたのか

昧『虚忍法…、月天心』

ドキ『はぁ!? まさかアイツ……、この街の恐怖を全部のみ込もうってのか!?

略・昧『(神様…、最期の瞬間くらい、良き人間でいさせてくれ……!!)』

心が「虚ろ」な彼女ならではの術か

ですが当然そんなキャパあるわけなく

まさに自殺行為

元はといえば彼女が蒔いた種とはいえ

平和の為に尽くし続けて心が壊れて

最後もみんなの為に死ぬ

そりゃちょっとあんまりだ……

幸い心刀・無垢が、昧に力を貸すよう再びイケボで呼びかけてくれたものの

無垢『"あの子の為に、手を貸して欲しい……"』

略・シャイ『私はそんなこと!! 手伝いたくありません!!

無垢『な、何を…?!

心刀もビビるシャイ心の叫び

というのも無垢が言う協力とは、"昧の自爆攻撃を遂げさせて欲しい"というもの

だからテルさんは納得できなかったのね

つまりまたもトロッコ問題

昧さんはこの危機を救う能力がある

だから彼女を犠牲にする

ですがその選択に、納得できないのが紅葉山テルというヒーロー!!

無垢さんがめっちゃイケボ困惑しとる!!

シャイ『全員の!笑顔の為に!!

ぶっちゃけシャイだけでは無理だったらしい

しかし彼女は、昧を助けたいんだと曖さんと朱鷺丸にぶっちゃけてしまいます

結果朱鷺丸がなんとかしてくれました

誰かに助けを乞えること

それがテルさんの長所なんでしょうね

朱鷺丸『この命、拾っていただいたあの日より!いつでも捨てる覚悟でいる!!』

朱鷺丸、名の通り翼を生やした飛行形態へ

おかげで三人で駆けつける事に

心刀・無垢はシャイに届けてもらい、彼自身の力を昧をサポートするつもりだったらしい

シャイに力を貸した時みたいにか

でもそれじゃダメ

そうじゃなく「皆」で行くのね!!

昧と月

昧『否!今こそ私が誰かの月たりうる…!!

略『……また会える、怖くない……

『怖く、ない……

昧が月への想いを語るモノローグ

常に闇の中にいたから

だから照らしてくれる月が好き、あんなふうになりたいなと願っていたんだと

本当ただただ、ささやかなのが切ない

またやはり指環を付けていた

改めて、幼い日の凶行はアマラリルクにされたゆえだったんですね

心に溜めてるものを解き放ちたい

それがスティグマの願いでもありますし

こうして皆を救うものになりたい

殺人など後ろめたい手段じゃない

姉の曖が願ったように、キラキラしたヒーローになりたい想いは昧も一緒か

シャイ『もう一度繋がせてください!心優しき忍者さん!!』

事態を変えたのは、前々回の

変身アイテム転心輪応用でした

自分の心を解き放って変身するアイテムで、自分と他人の心とつなぐ応用技

あの時は記憶を見る事が出来た

今回は“東京中の恐怖心を吸う"昧とリンクし、キャパを増やす為に使って事態を安定化

それが出来たのも朱鷺丸が飛べたから

やはり忍者は飛ぶもの

まるで天狗の化身ですな

曖さん『お月様が輝くにはお天道様の力がいる!!』

『さあ、最後の仕上げやシャイ!!

『夜を照らす月には、太陽の光を……!!

決め手は月が、太陽の光で輝くという事

シャイ得意の火は太陽

その力を、月である二人と朱鷺丸が反射し増幅したんでしょうか

また黒球とは、虚ろになった昧の心の産物

彼女の心が覆い、恐怖で人々を縛った

人々は怯えて恐怖心を再生産

溜めに溜めた恐怖を解き放ち、それを触媒に世界中を恐怖で満たすというやり口だったらしい

しかし闇払いがシャイの専売特許なのね!!

シャイ『太陽のように暖かく、雲のように自由な……』

『これまでの私達を繋ぎ合わせてくれたすべてよ!!

『光となってこの手のひらに!!

曖・昧・朱鷺丸『『『忍!!』』』

シャイ『世界を、照らせぇ!!

略『心の灯を…灯せぇ!!

人の恐怖心を溜める器だった黒球は、光で掻き消え事態は一気に解決へ

黒球、闇を払うのは太陽

シャイならではの力が世界を救う事となったか

ここに着地する分割二期だったのね!!

心を照らし、灯に火をつける

おそらく皆が、自分自身の心を照らせるように「心の灯を点ける」種火となったらしい

アマラリルクが恐怖心を広めようとしたのと逆

第一期OPまんまの子になった!!

次回、最終回

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