SANDA 第5話 感想[小野の本音]寝る子は決して許されない ネタバレ
SANDA 第5話「スノードームの中の台風」感想
公式あらすじより引用
サンタにとって、子どもはあくまで守るべき存在。そのため三田はもう恋をしないと決意し、それを国が決めた婚約者・風尾二胡に告げようとするが、台風の影響で上手く伝わらず、逆に二胡の魅力にどんどん引き込まれていく。翌日、学園に新たな講師が赴任してくるが、やってきたのは、赤衣の特捜隊の柳生田だった……。
毎週土曜深夜2時53分よりAmazonPrime配信
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あらすじ公開꧁ ────꧂
第5話【スノードームの中の台風】
──もう恋をしないと決意した三田。
婚約者・二胡に告げようと…──10月31日(金)25:53から
MBS・TBS・BS-TBS
アニメイズム枠他にて放送開始!#SANDA pic.twitter.com/0S1imq4iC8
— TVアニメ『SANDA』公式 (@sanda_anime) October 28, 2025
小野の本音、怒濤の台風一カ月
ラストに変な声が出る怒濤の新展開
小野は成長してしまってたのか
成長とは居場所を失う事だと
現代曰く寝る子は育つ
本作ではだから寝るな、成長するなとは因果
小野“脱走”は睡眠と性欲が原因
三大欲求全開な時期、禁止を強いるとは残酷
どこに逃げ隠れてるのか、仲間がいるのか?
とまれ彼女、成長したから脱走していた
成長を促す睡眠、その罰を恐れてだと
彼女が冬村を好きなのはホント
ただやはりというか歪みを感じますね
冬村は中性的で、行動もメチャクチャ
それは第一話で視聴者も強く感じた事
小野は冬村の「子供」で自由な精神と、性別に囚われない身体に強く惹かれていたのか
でも冬村、精神的に成長し大人のとば口へ
身体も今やコンプレックスに
小野が惹かれた部分を、冬村は知らず否定
なんとも因果な再会劇ですわ
しかも学園長に見つかる衝撃のラスト…
大丈夫?心臓入れ替えていく?
冒頭 サンタクロースの殺し方
柳生田『サンタクロースは子供に恋すると心肺停止するゥ~~~?』
つくづく「心臓」に縁深い物語
同僚とカップラーメン酒場で吞む柳生田
サンタは子供に恋すると死ぬ
いかにもありそうな話が出てきた!
どの程度で恋認定されるか不明も、三田は薄氷の上でダンスちまってるんですな
まあこの話がヨタ話って線もありますが
柳生田『(こんなデカい情報、易々と売るかよ……)』
柳生田、三田の正体を黙ってるのは「手柄」を独り占めにしたいからだと吐露
同僚の愚痴を慰めつつ内心で出し抜く柳生田
大人ですねえ
また特捜隊員、皆メンタルは普通のおっさん
柳生田は決して異常ではないのか
あくまで「仕事」なんですな
三田くんは恋をしない
三田『サンタに性欲はご法度!!』
略『実際……、知れば知るほど可愛いし……』
甘矢『可愛い!? 冬村が!?』
倒置法で驚くなよ この御法度野郎!
他方、もう恋なんてしたいなんて 言わないよ絶対と固く心に誓っていた三田
無自覚に安全確保に成功していた
物理的に大人になってしまうゆえの苦しみ
冬村に恋し始めた故の決意
いずれこの恋が生物的に命取りになるのか……?
三田一重の婚約者
ホウキをへし折る二胡『あれホウキは? これじゃ掃除できないじゃん♪』
なんという破天荒遊戯
恋しないと決めた以上、国が決めた婚約者・二胡にも断りを入れようとする三田
結婚も出産も国が管理
それでも出生率が低すぎる訳は……?
教育や仕事がおかしいのは確か
にしても結婚強制までやって低いのは奇妙
徐々に奇妙な物語
二胡『ウチら14だよ?
いま危険を冒さないと、まともな大人になれないよ』
三田『えっ……?』
二胡『ただでさえ保護され管理されてるんだから
今のうちに進んでヒトに怒られたりして
暴れ回らなきゃ……♪
私は不安になっちゃう』
略『かっちゃんもおいでよー、洗濯機の中にいるみたいだよー♪』
タッチみたいな呼び方をする子であった
二胡、いずれ大人になると理解し子供を満喫
言動は子供そのもの
二言目にはウンコと言ってますし
でも内面は、トップクラスに大人では?
甘矢とはだいぶ違うタイプか
嵐の中で輝いてしまった
三田『(俺はもう普通の14歳には戻れないんだ! 二胡……、お前とは結婚できない!)』
二胡『ここだよ、旦那さん♪』
三田『……!?』
略・二胡『台風の日に校舎にいるなんて、クソバカのすることっ!』
『学校ではこの台風が「神のオッサンの仕業だ」って噂されてるらしいね?
私は信じてないけど』
『ファンタジーは何も信じない!“私の現実”が最高だもん♪
あれ? かっちゃん……』
『“こいつ理想の奥さんだな”って顔してる、今』
三田『え!? ち、違!?』
二胡『まさかアンタも台風に飛び込んでくれるとは思わなかった……
一緒に楽しめる人って大好き……♪』
『あんたのこと、見直しちゃったよ♪』
三田『(台風が……?)』
二胡『ウチら、クソいい夫婦になれそうだね♪』
三田『(サンタを狂わせようとしている……?)』
二胡に刺激され、彼女を追って台風のただなかに飛び出した三田
結果二胡、三田に惹かれたと直球で告白
一緒にバカやってくれたからだと
マジですかい!?
あまりに展開早すぎる気が
でも話に筋が通ってる
彼女は破天荒、破天荒だからこそ孤立しがち
付き合ってくれたら気に入りますわな
三田『(こんなの……、嬉しいだろ!? フツーに!!』
二胡に気に入られ、悪い気がしない三田
ぐんぐん彼女に惹かれていく事に
DANDAN心惹かれてく事に
マジですかい?
こう三田がコロっといくと、二胡に騙されてないか心配になってしまいますね
実際「嘘つき」ではあるらしいものの
柳生田「先生」の事情
柳生田 三郎『三田くんは学級委員でしたねえ……?』
やがてあらすじ通り柳生田が赴任
戦慄する三田
しかし柳生田回想、彼とて好きでやってんじゃない事が明かされました
むしろめっちゃ被害者側なのでは?
回想・大渋学園長『次、サンタを捕らえなければ
この心臓を君に移植する』
学園長、アンチエイジングで人工心臓
柳生田、一か月で成果を出せねば「90歳時の心臓を移植してやる」と脅されていた
思った以上に尻に放火
強引な行動を強いられていたのか
仲間になれそうな流れ……?
悪あがきvs捨て身! 三田、変身不能
柳生田『(クソ!ガキ殴っちまった!? 最悪の感触だなコレ!!)』
ごっつええ人やん……
早々に決着へ、三田を呼び出した柳生田
搦め手でなく正面対決
しかし三田、サンタクロースに変身不能に
かくて一緒に克服の模索に
柳生田とて、三田がサンタだと証明できなければ捕まえても意味がない
意外に利害が一致するのか
昨日の敵が秒で友!?
冬村と二胡
冬村『私の三田にこれ以上、手ェ出さないでくれる……?』
二胡『……で?』
しかし二胡、まるで通じず
前回、すっかり“三田”に心を許した冬村
三田に絡む二胡に嫉妬、彼は自分のモノだと一対一で宣戦布告をぶちかまします
が、何故そうしたか自分で解ってなかった
二胡に詰められ、逆に困惑へ
やっぱりニコは強いのよー
二胡『ははーん? たいていの人はその身長でビビらせてた?
言っとくけど
恋愛でその手段はお勧めしないよ?』
『真面目な話!ただの14歳の男子なんて、おっぱい見せたり触らせたりすればだいぶ気ィ引けると思うよ~?』
冬村『ええええ!?』
二胡『ま、婚約者からお勧めってのもナンだけど~』
略『かっちゃんと小野、どっちが好きなの?』
めっちゃセンシティブな質問してくるやん……
二胡はむしろ冬村に忠告へ
あまり裏がない子なのか?
ついでに学級会での「ウソ」は、あれをさっさと終わらせたくて彼女がついたとの事
小野は死んだと言ったのは自分だと
重大っぽいウソがフツーのウソだった……!!
冬村のコンプレックス
冬村『(もはや自分が男なのか女なのか
子供なのか大人なのか
迷い続けてきたけど……)』
『(小野といる時だけは“ただの冬村四織”でいられた……)』
冬村、実はずっと悩んでた
後の小野の本音からすると複雑
二胡と対峙後、引比べて落ち込む冬村
特に身体が女性的でない事に絶望
二胡の体と、洗面台で眺めた己の差に絶望へ
でもこれは彼女の変化なのか
平然としてる彼女こそ、長足で変わってるのね
子供はずるいよ、柳生田と三田
柳生田『(思わず手を貸してやりたくなる)』
『(潜入調査一日目にして、もう先生気取りさせられるとは……)』
変身できず苦しむ三田に、甘矢も交えて相談に乗ってやる柳生田
利害ではある
でもそれ以上になんとかしてやりたい
そう思わせる「子供」はズルいなと
ホント根はいい人だ……
こうしてなんだかんだで共闘か
それとも、最後の最後で彼と戦うのでしょうか
柳生田『(子供の力はやっぱおっかねえな~)』
際し、二人にラーメンを食べさせてた柳生田
彼は冒頭カップラーメン酒場で一杯
大人はカップ麺
子どもは本物
待遇の違いも描いているんでしょうね
嵐の再会、小野の本音
冬村、いきなり現れた小野と再会
冬村『小野、なんか感じが変わったね……?』
だしぬけにキスして押し倒す小野
略・小野『冬村さん、あなたは何一つ変わってない
まるであなたの周りだけ時が止まってるみたい
大人でもなく子供でもなく
時空から解き放たれたみたいで……』
『その限りなく自由な身体が……、ずっと欲しかった』
『どうしてあのとき私にキスしてくれなかったの?
あなたの全てが欲しかったのに』
『大人になんかなりたくなかった……、もう……、時間を止めちゃおうよ』
包丁を取り出す小野
『この国で大人になるくらいなら、二人でここで時を止めちゃえばいいよ……
冬村さん』
今度は冬村一人に、直接会いに現れた小野
しかし冬村、違和感
違和感どころでなくいきなりキス
更には包丁などなど
メチャクチャさは第一話の冬村みたいですわ
冬村『落ち着いて、小野?
大丈夫だから
話、聞くから……』
小野『(落ち着いて……? 何それ?)』
『(何その大人みたいな台詞、いつからそんな大人に?
あんな子供だったのに?)』
『そんな大人ぶらないでよ!? あの時みたいに破天荒なままでいいんだよ?』
『だって私、そんなあなたが好きだったの!!』
冬村『!?』
小野『まるで怖いものがないみたいに
毎晩安眠するあなたが!』
小野もまた、勝手に理想を投影していたのか
際し冬村、小野を「常識的」に諫めた
小野は激しいショックへ
冬村は一連の騒動で、精神的に「大人」になっていってたのか
視聴者はずっと冬村を見てきました
対し小野はしばし間が空いた
親しい上にしばし会わなかった小野は、冬村が変わったことをより強く感じられたんですね
良く知ってる小野には劇的な変化だった
回想、寝る子は許されない
回想・小野『(あなたに出会うまで、私は眠っている子供を見た事がなかった』
回想、小野から見て冬村はよく寝る子だった
だが子供は寝てはならない
小野は冬村の破天荒さに圧倒されてたんですね
冬村は周りに無頓着、囚われない
常識的な小野は慄いていたのか
小野『“睡眠は子供の心身の成長を早めてしまう忌まわしいもの”
だから夜は身体を横たえて休むだけ』
『(そう教えられてきた)』
『寝たら最後なんだよ!?』
医学の発達が、寝なくていい生活を実現
そして子どもは寝ると成長する
だから成長を促す睡眠を、大人は「悪いことだ」と強く禁じていたことが描かれました
若さを重んじすぎる本作ならではか
小野『(言えなかった
本当は毎晩寂しいから寝て欲しくないなんて、一晩中おしゃべりしていたいのに……』
『(冬村さんが眠っちゃったら
わたし独りぼっちじゃん)』
冬村は寝る、だから小野は添い寝していた
冬村に気付かれないように
冬村の周りに囚われない様に憧れてた
昔からデカい体格も、“冬村は性別に囚われない”と捉えて惹かれていたんだと
でも今の冬村は精神的に大人に
女性らしくない体にコンプレックスを感じてた
そこに小野が惹かれてたとは因果
男女、同じ制服を着用している大黒学園
性欲を抑えることが目的か
睡眠欲も性欲も抑制
食欲も物資不足で抑えられてますし……?
冬村のキス
小野『(そんなの関係ない
私は「冬村さん」という唯一無二の性別に夢中だった)』
略『変わらないままでいいのに
置いて行かないでほしいよっ』
略『……好きだよ』
冬村『!!』
小野『!? 起きてたの!? 私なに言ってんだろ!?
え……、ン……?』
冬村『小野……、私もだよ!』
小野『え……?』
冬村『私も、ずっと、小野が好きだった……!!』
しかしある日、添い寝中の冬村が起きた
起きて彼女から小野にキス
あろうことかそのまま押し倒した
どころかセックスに……?
手コキ……?
ふ、冬村「らしくない」どころじゃない!?
小野『(翌朝起きたら、私の身体は第二次性徴期を終えていた
ひとばんたっぷり眠っただけでなく
友達との卑猥な夢を見て……!?)』
『(なんか……、重ねた罪の分だけ身体が重くなっているような……)』
回想・学園長演説『卒業前に第二次性徴を迎えてしまうなど言語道断です
厳しく対処するので
生徒諸君はくれぐれも眠らぬように……!!
小野『逃げなきゃ……!?』
しかし淫夢と睡眠が、小野の身体を成長
性徴を促していた
薬と食事の副作用なのか?
小野は“大人”になり、学園にいられず自分の意志で逃げ出していたんですね
視聴者視点で幼い印象だった小野
それだけに劇的でした
時々見せる細い眼、冬村が感じた違和感
それは大人の象徴だったんですね
小野『笑えるでしょ……? 大人ってものがここまで情けないとは思わなかった』
子どもは大きくくりくりした目
対し小野は細く鋭い眼になっていた
眼からして「大人」だったのか
冬村は伝えたい
冬村『(小野、奇麗になってる!!
言わなくちゃ、私がアイツに教えられてきた事!』
回想・サンタ『老いるって、衰える事ばかりじゃないぜ?』
冬村は「美しい」と感じていた
情けないだけじゃないんだと
三田に教わった事、大人になるのも悪くない事だと伝えようとする冬村
三田の思いは伝わっていた
しかしフリが長い
これは伝わらない流れを感じさせますが…?
ふゆむら、うしろー!!
冬村『小野、私たちは大人になっていいんだよ!』
大渋学園長『…………』
小野『ええ……!?』
しかし怯える小野
カメラを引くと、実は冬村の後ろに学園長が立ってて小野はそっちを見ていたと判明
変な声が出るラストだった!!
学園長、登場自体は初期からであるものの
得体の知れなさは増す一方ですね……
次回、第6話
冬村の急成長、似た事例の子供はかなりいそう
そうした同類に匿われてたのか?
SANDA 感想 2025年10月
SANDA 第1話「全てが眩しい これが老いか」
SANDA 第2話「飴と鞭とキスと刃と」
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