逃げ上手の若君 第6話 感想[護良親王]異形、足利尊氏 ネタバレ

2024年8月18日

逃げ上手の若君 第6話「盗め綸旨、小笠原舘の夜」感想

公式あらすじより引用

自在に姿を変化させ、あらゆる技で敵を翻弄する盗人・風間玄蕃。
時行は玄蕃と共に小笠原の館に忍び込み、帝の綸旨が保管されている蔵への侵入に成功する。
しかし、そんな二人の様子を、貞宗の配下・市河助房の「耳」が捉えていた……。
助房の「地獄耳」に、さすがの玄蕃も苦戦を強いられる。
息の音一つさえも命取りとなる状況で、二人は着実に追いつめられてゆく。
命の危機に瀕する時に垣間見える人の心こそ本質。
闇夜の隠れ鬼に、時行たちは勝利できるのか――。

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玄蕃と綸旨騒動に幕、足利尊氏が打倒不能な訳

逃げ上手の若君 6話 感想

玄蕃も尊氏も圧巻の作画だった第6話!!

奇麗なだけでない生々しさ

天皇家の象徴、“菊の花”が咲き乱れる後醍醐天皇宮に堂々入った尊氏

彼はあっけなく敵部隊を虐殺

そしてへその緒を切る場面も

尊氏は生も死も、思うがままという象徴か

それも天皇家と日本の象徴・菊の館で!!

この後を思えば、まさにとしか言いようがない

圧倒的なまでにホラーだった……

「征夷大将軍」vs尊氏

護良親王『(個の武では到底及ばぬ……!!)』

『(だが世は独りではない!! 仲間の力を合わせればいずれ必ず………!!)』

少年時代から武芸一筋に生きてきた達人

であるのに素直に「仲間」を頼る

間違いなく一門の武将でした

が、その「仲間」すら尊氏のカリスマに取り込まれるという恐怖

尊氏が対立した征夷大将軍・護良親王は、後醍醐天皇の息子にして鎌倉幕府滅亡の立役者

長らく父の為に尽くしてきた皇子

その彼を政治力でも凌ぐとはデタラメですね

カリスマに至っては狂気

時行が心を尽くして玄蕃を仲間にしたのに対し、無条件で人々の信頼を集めた尊氏

カリスマとしても好対照でしたわ

北条時行と「裏切り」

ナレーション『おびただしい人間から裏切られた経験を持ちながらも

 時行の方から味方を裏切った記録はない……

尊氏やおじさんに限らず、数知れない家臣に裏切られた時行

これからも裏切られるという事か

ですが彼から裏切った事はない

ナレーター曰く一途な武将

玄蕃事件は、彼のみならず「時行と裏切り」をテーマにしたエピソードだったのか

玄蕃もツンデレ気味に郎党加入!!

時行はこれからも疑う

玄蕃『(目に見えない借りだったら無視できるのに、見える借りなど作られたら……)』

『(返さなきゃならないだろうが!!)』

ですが決して裏切らない事を約束へ

史実ベースとは驚いた!!

疑うと裏切りは同じではない

疑ってしまうのは人として仕方ない、でも裏切るか否かは自分の意志で決められる

人間不信の玄蕃に響く在り方でしたわ

聴力特化型・市河とかくれ鬼

市河『大丈夫、拙者がいるよ

略・貞宗『(タメ口!?)』

厄介なことに、視力&弓術特化の貞宗とボーイズラブ合体まで披露!!

目と耳で通じ合う様が怪物すぎる

幸い玄蕃がかき乱して勝利

ですが昼間なら逃げきれなかったでしょうし、森でなければ罠もハマらなかったでしょう

つくづく変態合体恐るべしでしたわ

絵面が完全にモンスター!!

綸旨は玄蕃が“焼き払い”無効化

後醍醐天皇『めんどい

貴族『帝がめんどいと仰せだ!!!

また幸いなことに、後醍醐天皇が綸旨・所領管理を一旦停止した事で白紙に

曰く褒美欲しさに、手柄話を盛る奴が多すぎて褒賞管理が不可能になったと

本来は手柄に応じた領土を与えるべき

玄蕃と時行もそういう契約

ですが後醍醐天皇の場合、偽の「手柄報告」を精査しきれず褒賞を停止してしまったそうな

現代でも難しいのに当時では……

数年どころか数十年かかりますわ

ちゃんと戦った貞宗などはとんだとばっちり

後醍醐天皇の権勢が揺らぐ一因ですっけ

結果、諏訪家は領土を安堵

小笠原貞宗『ぐーやーじーいー!!

昭和みたいな悔しがり方しとる!!

貞宗め未来に生きてんな!!

貞宗は、北条討伐に活躍した褒美に諏訪から割譲されるはずだったも

記した綸旨は焼失

再発行も停止して白紙になったそうな

ただの時間稼ぎのつもりが、思った以上の成果になったという訳だ!

時行さま「恩返し」成功ですね

玄蕃はいわゆる「忍者」のはしり

忍者が初めて史料に現れたのが、この時代を描く「大平記」なんだそうな

原型は聖徳太子の時代からあったという話も

とまれ南北朝期からスパイが重視

玄蕃は忍者の前身なんですな

とんだSPY FAMILYだぜ!!

足利尊氏が暗殺不能である訳

足利尊氏『一対一で話せば、きっと誤解も解けるだろう

玄蕃加入で彼に暗殺させる案が出るも

頼重が却下

事実、京都では彼を暗殺しようとする護良親王が惨敗したというエピソード

尊氏、戦闘力があまりに人間離れ

一太刀で数人殺し太刀筋も見切る

ホラーですよホラー

親王殿下と二人で話す、その為に「殿下以外は皆殺し」というのが恐ろしい

ナチュラルに殺しまくるのが狂気でしたわ

護良親王を軽くあしらった尊氏

しかし護良親王は幼い頃から武芸に打ち込み、軽く2メートルも跳べる超人だったそうな

経歴はまるで源義経公のよう

その彼が赤子扱いとは

人ならざる強さだとしか

尊氏、狂気めいたカリスマ

護良親王は非常に人望があった

彼の仲間たちすら尊氏に寝返り

もし今の時行らが挑めば、郎党・狐次郎たちも危ないのかもしれませんね

尊氏の前では皆、正気を失うほどのカリスマ

むしろ洗脳されなかった親王は異常

相当な傑物なんですな

あまりに血なまぐさいカリスマ

尊氏が戦う場面では血しぶき、指などが散る

彼を慕う人々は、血の池を踏み越えて尊氏に駆け寄って来るなどなど

よく地上波に流せたなという映像

尊氏の前では皆、正気を失ってしまう

狂気の極みでしたわ

他方、時行の方はというと

時行『頂点の話がいきなり底辺の話に

玄蕃が酔い、おしっこをまき散らすと言い出し捕縛する為に奮闘へ

千里の道もおしっこからですね……

彼のちんちんを回して幕

いつもの無縁仏?が、ちんちんと金玉に見えてくる完璧なED入りでしたわ

とにかく絵面がひどい回だった……

次回、第7話「冬の子供たち」

次回から1334年編へ!!

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