逃げ上手の若君 第5話 感想[玄蕃]正しさを補う邪さ ネタバレ
逃げ上手の若君 第5話「決着！犬追物、そして…」感想
公式あらすじより引用
武芸に秀で、驚異の「目」の良さを持つ貞宗との犬追物対決。
時行は大きく点差をつけられ、負傷し、追い込まれてゆく。
しかし、手綱を取り、馬を走らせ、容赦のない攻撃にさらされながら、時行は……瞳を輝かせていた！
「逃げ」のなかに自らの戦い方を見いだした時行は、じわじわと貞宗に迫ってゆく。
果たして、犬追物の結末は――。
貞宗との勝負の相手に時行を指名した、頼重の思惑とは――。
そして、諏訪大社から離れた地からは、とある盗人の噂が届くのだった……。
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新たな郎党候補・風間玄蕃、その「主義」とは
かつて「家臣」尊氏達に裏切られた時行、かつて「主君」に裏切られた風間の子・玄蕃
これは相性が良いのだろうかッ?!
少なくとも時行様を成長させる一因
時行様は人として正しい
だけど正しさだけでなく、邪である事を学ぶ格好の教師でもあるのか
小笠原貞宗に戦う術を学んだように
今度は学んで郎党も増やす!!
一石二鳥ですな時行さま!!
でも下ネタは学ばないでね!!
犬追物、その決着は
時行『（ああ…、晴れた）』
『（逃げてる時は頭が冴えて、全てを見渡せる……）』
戦場で冷静になり、俯瞰できるという資質
これは大将の資質ですわ
犬追物は時行さまが逆転勝利
決着は、その名も素敵パルティアンショット!!
まるでファイアーエムブレム
手強いシミュレーションですな
逃げながら撃つ戦術、かつて寡兵でローマ！を破った国名を冠する技とのこと
寡兵かつ逃げて勝つ
しかも技名がカッコイイ!!
あつらえたかのようにピッタリな技だった!!
『角度も距離も確定だし、犬よりずっと大きい的だッ!!』
貞宗は弓の名手
だからこそ、馬上からは狙えない「弓の死角」を完璧に見定めて狙ってきたものの
時行さまは馬上に立つ奇策によってクリア
狙えさえ出来れば良い的なんですな
できればな!!
森高殿の解説も完璧!!
諏訪家、人材豊富すぎない？
諏訪頼重『貞宗は眼が良い、ゆえに気が付きすぎて迷うでしょうなぁ♪』
眼が良い、目の付け所に優れている貞宗
眼が良いので北条関係者だと看破
頭がいいのでそんなのを、真っ先に自分の前に出すはずないと深読み
目の付け所が良いぶん混乱へ
目の良さが命取りだ!!
やはり持つべきは有能な敵……
小笠原貞宗『“諏訪子以北を没収し、小笠原領とす!!”』
はつらつとした表情で再来
曰く京都から綸旨、すなわち御醍醐天皇からの命令書が届いたのだと
諏訪氏は領土を割譲すべしという厳しい命令
そこで綸旨を盗んで時間を稼ごうという回
やはり物理は全てを解決する……
『今は立つ時ではない』
現状、戦力的には小笠原に勝てるも
勝っても後が続かない
かといって領地を奪われれば、いずれ正面対決でも負けるようになってしまう
領地が減れば家臣を路頭に迷わせ信頼を失う
そうなればますます………
その場しのぎだろうがやるしかないのか
綸旨を盗む!?
時行『そ、そんな乱暴な……!?』
現在、京都は綸旨発行待ちで混乱中
盗めば相当に時が稼げると
今も昔も役所仕事……
いやいや実質、全国民が天皇陛下に命令待ちしてる状態なんですもんな
その混み方は現代の比ではないですわ
諏訪頼重『邪の者も郎党として使いこなし、全てを備えてた大将となりなされ♪』
頼重は、嫌われものの盗人・風間玄蕃を郎党にして綸旨をパクってこいと指示
正攻法以外も使えてこそ大将!!
ただ盗人というより忍者
そして嫌われ者という域を超えた存在でした
彼の名が出ただけで村が一つ静かになるレベル
鶏にまで嫌われるとはただものじゃない!!
玄蕃『たとえば以前、浮気調査の報酬を払わずバッくれた女がいた……』
『そこで俺はッ!!』
『そいつン家に忍び込み、コメにゴキブリと小便まぜて混ぜご飯にして!!
ふっくらと炊いておいたッ!!』
『その内、誰も恐怖で俺に逆らわなくなった……!!』
相当下ネタに走っていたらしい
なるほどこれは邪の者
というかコメは貴重だし、かまども二度と使いたくないと思えば相当なダメージ
もっともカネさえ払えば問題はない
カネだけ信じるというのが信念
主従関係に飽き飽きした男なんですな
玄蕃の要求、時行の返答
玄蕃『仕事一回につき100貫文!!』
北条時行『か、カネ!?』
略『君はなんて無欲なんだ!? 国を求めず、金で済ませてくれるなんて!!』
約500万円用意しろとふっかけた玄蕃
ボンボンをビビらせようと思ったと
しかし時行さま、恩賞としては「国」を渡すのが普通では!?と逆に感動
ボンボンすぎて逆にビビることに
コロコロしてやがるぜ!!
そっかー、報酬は土地で払うのが武士首領ってものですよね
発想が執権だった
玄蕃の父『カネ以外信じるな!!』
『信頼も忠義も貸したところで返って来ない!! 技を売って、今得られる金のみ信じよ!! 玄蕃!!』
彼の父が学んだ術は、変装や盗みなどスパイに適したものでした
結果主君に疑われ追放
玄蕃はカネだけを信じる追放系忍者
時行は主君として「玄蕃を疑わない」事が求められるのか
ここまでとんとん拍子に郎党が増えたも
また随分クセのある男
彼が化けた「悪時行さま」いいよね……
鮮やかに郎党トリオの財布をスッた玄蕃
狐次郎…、刀のキーホルダー付き。修学旅行とかで男子が買う奴
亜也子…、おおきいことはいいことだという座右の銘（？）入り
雫……、がま口（物理）
いや最後おかしくない!?
いわゆるがま口財布のリアルタイプ
さすが頼重殿の娘ですわ
貞宗の部下『と、殿？ ちなみにその耳は一体……？』
偽・貞宗『萌え所だ!! 刺さったか!!』
仕組み上、狐仮面の耳は隠せない様子
隠せないので勢いで乗り切る!!
なるほど照れたら負けなんだな……
メタ的に言えば、玄蕃が化けてると解りやすく示すアイコンなんでしょうな
なんでアレでバレんねん
市川助房『今日の闇夜に俺さえいなきゃ、ガキの首など晒さずにすんだろうに』
貞宗の相棒、市河助房が参戦
実は聴力特化型の変態
眼と耳とか相性最高じゃないですか!!
ただのツッコミじゃなかったのか
武士の変態率高くない!?
次回、第6話「盗め綸旨、小笠原舘の夜」
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