わたしの幸せな結婚 2期 第26話 感想【最終回】“幸せ”とは何か ネタバレ

わたしの幸せな結婚 第2期 第26話「春になったら…【最終回】」感想

公式あらすじより引用

異能心教が引き起こした一連の事件は、甘水の死によって終息を迎えた。新はこれまでの振る舞いの真意を明かし、ひとりよがりな行動で美世と清霞を傷つけたことを詫びる。自身の「夢見の力」を気がかりに思いながらも、やっと取り戻した穏やかな日常に心をほどく美世。だが一方で、清霞は軍に退役を申し出ていた。そこへ、鷹倉が尭人の願いを伝えにやってきて……。

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2期13話、美世が見つけた幸せの定義

わたしの幸せな結婚 26話 最終回 感想

幸せな結婚、では「幸せ」とは何なのか?

前回は甘水の考える幸せを拒否

今回は堯人様の要請も拒否

ただ愛する人との平凡な暮らしこそ幸せだと

思えば母が甘水の望んだのと同じ事

母が願い甘水が拒否し、二人が叶えられなかった愛する人の幸せ」を果たしていくんですね

二人の結婚式自体はまだなのが意外

ですが何もない、ただの平凡な日々こそ幸せ

二人の望みにしっくりくるラストでした

清霞の決断

清霞は軍を退く決断をし受理

今期、軍を離れ単独戦闘が多かった清霞

思えば彼がいなくても部隊は機能する、五道くんがいれば大丈夫というフリだったか

でも純粋な戦闘力で群を抜くのが清霞

その退役は実際問題ですな

これから異能事件はまだ増えそうですし

美世の決断

堯人様は対・異能体制の整備を決意

甘水の反省から薄刃家を公的機関所属へ

しかし要の美世、戦いは嫌いだと改めて結論

あくまで市井で過ごすことを選ぶ幕引き

甘水は力の幸福、統治者になる幸せを主張も

改めて正反対な結論か

第一期以来となる帝、出生問題に幕

今期、斎森家での苦境は、薄刃と夢見を危険視した帝の陰謀だと改めて描写

幸か不幸か帝は救出、禍根は残った形か

実際夢見の危険視も納得

今期美世が覚醒した事で、帝が葬ろうした理由も実感できてしまった気がしますね

帝はこのまま引き下がるんでしょうか

二人の結婚式

意外や結婚式は描かれず

また来期

合わせて帝と決着になるのかね?

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冒頭 異能心教騒動に幕

美世『(何事もなかったかのように戻る平穏な日常と……)』

『(旦那様との穏やかな時間を

 改めて幸せに感じるその一方で)』

『(私の胸の内では、夢見の異能に対する気がかりが、薄く影を落としていたのでした……)』

甘水は満足げに死亡、異能心教は壊滅

帝も救出されました

しかし幹部だった宝上の行方は?

また彼らにより異能公表、異能を後天的に得る技術が生まれたのはかなり大きい

これからの社会は変革期となるか?

清霞の決意、戻ってきた日常

清霞『私の、対異能特殊部隊隊長としての務めは全うできたかと

意外やその後、何事もなかったかのような日常

なにも!!! な゛かった…!!!

他方清霞、軍退役願いを提出

今期では元々望んでおらず、五道の父に強く推されて入隊した事も描写

完璧で究極の後任だったのに引退か……

早い、早すぎる

薄刃新の真意

新『甘水は俺に、自分自身を重ねていました

略『薄刃の血に連なるものなら、甘水の思想に賛同するに違いないという盲信から

「俺を誘えばついてくる」と思ったんでしょう

新の裏切りは、甘水を討つ為だったと明言

甘水は新と似た生涯ゆえに共感し、裏切るなど考えていなかったらしい

つくづく甘水の計算は外れた

そも甘水は、一代で組織を結成したカリスマ

それゆえの慢心もあったのでしょうか

慢心、感情の違い

甘水が遺した美世の傷

美世『私は結局、甘水直の心を変える事は出来ませんでした……

美世は、甘水を変えられなかった事を後悔

母の想いを届けられなかった

やがて清霞と帰宅

新にとっては、この光景こそ一番の「罰」

甘水といい添い遂げられない

ですが甘水と違い、“想い人”美世が幸せそうである事が満足なのでしょうね

新にこそ幸あれ

わたしの結婚式衣装

久堂 芙由『久堂家の結婚式として、恥ずかしくないモノにして貰わなくては困るわッ!!

正統派かそれとも様式のドレスかッ!!

美世の衣装を巡り、義姉と義母が喧々諤々

愛されてますわ美世さん

にしても義母・芙由ちゃん、清霞と葉月両方のめんどうな部分の源流なのね

血がいい仕事をしすぎている…!!

美世の涙、託されたもの

美世『私のお母さまが斎森家に嫁ぐときに着た衣装は、もう遺っていないんです……

『だから

『私が誰かから何かを受け継ぐことなんて、もう無いと思っていたので……

白無垢はかつて芙由、葉月が着たもの

そして母の遺品がない美世にとって「受け継ぐ」喜びは望外のものでした

そういう喜びもあるのか……

さらっとハンカチを貸してくれる芙由ちゃん

終わってみればホント素敵な方でしたわ

美世の喜び、清霞と過ごす時間

清霞『思い返せば、あの頃から私たちも随分変わったな……

やがて美世、清霞はデート

特に婚約当初に訪れた甘味処で、噛みしめた喜びが大きい

二人はあの頃とは違う

すっかり馴染み、和む関係となった

幸薄かった美世の変化が顕著

ですが清霞こそよく笑うようになった

当人に自覚薄そうで微笑ましい

美世への要請、帝都変革

鷹倉『宮内省として、あなたを宮城きゅうじょうにお迎えしたい

美世を球場に……!?

鷹倉が堯人様の意思を伝え、異能管理強化へ美世の宮城きゅうじょう入りを要請

これまで薄刃は、対異能へ独立独歩でした

いざとなれば皇家とも敵対する覚悟

結果甘水という暴走が起きた

そこで薄刃家の公務員化

中でも最強である美世を招く、事態を反省した平和への立案を行ったか

それはそれで皇家暴走が怖くもありますね

民の為、美世に治安維持参加が要請

鷹倉『これまでの国の体制では

『甘水のような脅威が薄刃より現れた際は、対応できないという事実が

 明るみになってしまい……

あくまで宮城入りという要請

ですが悪く言えば、同様の事件再発を防ぐ「取り込み」工作となるものか

また実際、現在の帝の暴走が美世を不幸に

集権化はちょっと怖い

もちろん堯人様個人は信頼できますが

退役か否か、清霞の決断

久堂 清霞『五道、私が隊長を務められたのはお前のおかげだ

『そして、今度はお前がその役目を引き継ぐ番だ

かつて清霞をスカウトした五道父の墓参りへ

清霞は、五道に託して引退すると明言

五道も迷ったも受諾

事件で隊長代行が長かった事が、五道の能力を実証する形となったのか

五道はかつての隊長の息子でもある

五道当人も納得して受諾

ただ清霞の戦闘力はやはり惜しい気がしますね

清霞、どんな仕事に就くんでしょう

清霞の望み

清霞『私の望みは、お前と共に生きる事だ

すっかりお馴染みになった二人の夜涼みにて

清霞は軍退役を美世にも明言

俺は軍を…、抜ける!! 的な

元々五道父の要請で入隊したが、今「自分がしたい事」が出来たからなんですね

悪く言えば才能の奴隷だった

才能に生き方を決められた

でも今、自分の生き方を決める事できたのか

では美世が望む事は?

美世『私……、ここを離れたくありません!

美世こそやりたい事などなかった

ただ生きるだけの虚無

しかしこの家で過ごす日々で、初めて「幸せ」を知る事が出来た

この家を離れたくないと結論

清霞も後押し

住めば都でも、清霞さえいればいい訳でもない

今期で久堂家別邸やら宮城やら、住む場所をあちこち変えたからこそか

当初、この家でオドオドしていた美世

家が居場所の象徴となったのね

美世の「幸せ」

堯人様『清霞、少し外してはくれぬか?

清霞『承知いたしました

『……頑張れっ

本当「思いを素直に口にする」ようになりましたわ

後日、堯人様に返答をすべく二人で宮城へ

敢えて清霞に席を外して貰う堯人

思うに清霞が「美世の為だ」と、先走ってしまう事を案じた為でしょうか

甘水が澄美の為だと先走ってしまったように

さすが気遣いの人ですね

美世の答え

美世『新たな異能者の体制を作る為に、私が宮城に行くべきという事も理解しています……

もちろん美世は宮城移住を辞退

移住が平和の為、覚醒した力は使うべきだと思っているのも本当だと話します

甘水なら頷くところですな

彼は「力が全て」なタイプでしたし

美世の理由

美世『私はもう……、異能に振り回されたくない!

『戦いたくないのです!

断ったのは力に振り回されたくない、また実戦を経験し怖かった為だと

美世は今期、最強となった

しかし変わらなかったのね

力を手にしても怖くて振るえないままだった

力に溺れなかったのか

思うに清霞の生き方とも関わる事

美世『それに何より、やっと見つけた大事なものを手放したくないのです

母・澄美は、血の力を求められて望まぬ結婚へ

清霞も力を持つゆえ軍入隊を勧められました

最終的に後悔と責任感で参加

対し美世は、そういうのが嫌になったか

彼女も力を持つがゆえに、使わなければ清霞を殺すと散々脅されたばかり

ああいうのはごめんだと結論したのか

何より美世は

堯人様『……そなたの“大事なもの”とは?

美世『それは……

『大好きな人たちと、旦那さまと、穏やかに過ごす幸せです

堯人様『それで、本当に良いのだな?

略『……見つけたのだな、そなたの幸せを

タイトル・わたしの幸せな結婚

では「幸せ」とは何かという答えか

思えば甘水も、澄美と美世に「これが君たちの幸せだ」と提示し続けました

でもそんな大層なもんじゃない

愛する人たちと穏やかに

奇しくも、澄美が「甘水に穏やかに生きて欲しい」と願ったのとも一緒

堯人様はその尊さを解って下さるんですね

きっと彼自身そうだからか

今期、堯子さんと女子会も

堯人様『水を差す道理など、誰にもなかろうっ

女子会で、堯子さんはとても楽しそうでした

ただ穏やかに過ごしたい

その素晴らし

きっと堯人様もそれが分かるし、自分には出来ないから認めてくれたんですね

甘水、そして父・今上帝と対極的な在り方か

美世を警戒し、暗躍していた帝

堯人様『美世、清霞……、その手、離すでないぞ

帝は、薄刃が野心を持った時を警戒していた

夢見の巫女誕生を警戒し暗躍

澄美が斎森家に嫁ぐよう誘導した

結果は逆効果

甘水暴走と、夢見の巫女・美代誕生を促した

また当の薄刃家は自制心が強く、美世も野心など持たない性格で杞憂だった

でもまだ暴走するんですかね……?

春になったら…

美世『これを私に!? ありがとうございます……!!

前はあんなに遠慮してたのになぁ!!

その後、高台で帝都を見下ろしプレゼント交換

清霞はかんざし、美世は組み紐

以前はひたすら委縮してた美世

贈られるのも贈るのも怖がっていた

自分は無価値と思ってた

その美世もすっかり変わったんですな

清霞『私はもうとっくに、お前がいないと駄目らしい……』

わたしの幸せな結婚 26話 最終回 感想

美世『旦那様……

『美世、お前は私の命だ……、私と結婚して欲しい

美世『はい……!! 喜んでっ

『愛してます、清霞さん・・・・

最後にして旦那様でなく名前で呼んだ

美世、大きな一歩でしたわ

なおこの時だけで、以降は「旦那様」に戻りました

とまれ今期離れ離れになっていた事が多かった

もう離れたくないんだと

そこで軍を辞め、プロポーズ

もちろん美世は承諾

遂にタイトル回収の結婚……まで秒読みに!!

雨降って地固まったんですね

ありがとう甘水……

桜が咲く季節

清霞『桜を植えないか?

『私たちの、結婚の記念に

美世『……!! はい、すごく、すごく素敵だと思いますっ

事件後、清霞は結婚記念樹を植えようと提案

微笑み寄り添いあう二人で幕

なんともささやか

てっきり派手に結婚式し、タイトルを回収する終わり方かなと思いました

ですが二人が望むのは穏やかな日常

幸せもささやかなもの

ささやかで幸せな二人らしい幕切れでしたわ

いい最終回だった……

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