ユア・フォルマ 第8話 感想[〈E〉決着] 決着で深まる謎 ネタバレ

ユア・フォルマ 第8話「虚構」感想

公式あらすじより引用

再び、電索官と補助官としてバディを組むようになったエチカとハロルド。ハロルドの策略により、ついに真犯人が明らかになるが、その裏には意外な真実が隠されていた。

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〈E〉の原因、真犯人が明らかに

ユア・フォルマ 8話 感想

つまるところ〈E〉は、謎の誰かが提供したAIを調整したものだったと描いて幕

真犯人は一切不明のまま幕か

AI〈E〉の能力はハロルドに匹敵

そんなものがばら撒かれたとは恐ろしい

また望まぬ仕事に就く虚しさの章

ライザの兄は残念ながらも、ビガは新しい道を得られたのが素敵でしたね

エチカも無事電索官に復帰

不穏を残すもハッピーエンドでしたわ

〈E〉は何者かに送られたAI

真犯人はやはりライザ

兄の為に真相を調べるべく暗躍していた

彼女は兄の作った〈E〉を利用しただけ

そのライザの兄は、送られたAIを独自調整し情報収集能力に長けた〈E〉へ発展させた

誰かがAI開発目的でバラまいてる?

いずれ統合した最強のAIに?

他にも兄弟AIがいるんでしょうな

ライザ、兄は利用されただけか

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冒頭 今回限りの特別捜査

トトキ『上がこんな荒唐無稽な作戦を認めるのは今回だけよ?

エチカが電索官に復帰し、トトキはエチカ提案による作戦を特例許可すると溜息

際し〈E〉がライザを狙うと宣言

なるほどそういう事か

復帰早々大胆な手に出ましたな

エチカ復帰に複雑なトトキ

トトキ『それがあなたにとっての最善なのか、正直もう解らないのだけど……

エチカ『……最善だと願っています

なんだかんだ支援担当も肌に合ってた

それに電索官は危険な職業

陰謀論、ライザの兄の悲劇からも頷ける

トトキはエチカが職を辞すなら、それも良いと心から思ってたんですね

電索官の危険さを改めて描いたのか

ライザ、ハロルドに送られ兄の下へ

ハロルド『では(お兄さんの)様子を見に行きましょうか?

ライザ『いいの?

まんまとハロルドの罠にかかったライザ

ライザはハロルドの誘導により兄の下

兄の下には〈E〉搭載パソコン

やはりライザが「〈E〉の手足」

〈E〉というAIが陰謀論を唱え、ライザがSNSに書いて信奉者を集めていた

ライザの動機は

なら問題は〈E〉が何なのかですが…?

ハロルドの策略

ハロルド『確かに(代弁)アプリでは難しいでしょうね?

 あれは〈E〉の投稿のような

 芝居じみた言い回しは作れませんから

ハロルドは〈E〉による書き込みを偽装し、ライザと兄を狙うように信者たちを煽った

心配になったライザは兄の下に行きたい

ライザは、そう匂わせれば親切なハロルドが兄の下に連れて行ってくれると考えた

しかしそれもハロルドの読み通りだと

ライザはハロルドを利用するつもりで、考えを誘導されていた

〈E〉と似たことをやったんですな

ライザは信者を止めようと書き込み

ハロルド『お兄さんを標的にした〈E〉の投稿は私が書き込んだものです

略『その投稿でお兄さんが襲撃される事を恐れたあなたは

 彼を守る為に

 信奉者たちを思いとどまらせる

 メッセージを発しなければならなくなった……

ライザ『………

ハロルド『だから「お兄さんの様子を見に行きましょうか?」と私が言い出すように

 車の中で仕向けましたよね?

『この施設に来る為に

ライザは、ハロルドは親切だから素直に待っててくれると考えていたらしい

しかしハロルドも、書き込みの現場を押さえるのが目的だった

強制捜査じゃなく自白を促した

結構危険なやり方ですね

ハロルドは、基本的に人に逆らえない

それを利用し壊された事もありますし

ライザの目的は隠蔽された情報

ハロルド『無理に能力を引き上げた事で、脳に甚大な負荷がかかっているのは間違いない

『そして、これを処方したのが

『〈E〉の使者を自称していたバイオハッカーのダネルです

ハロルドなら真実を知ってると考え接近

その為に、ビガ父のバイオハッキングで能力を強制向上

同じくエチカの能力を下げさせた

やはり“向上"も可能だった

当然リスクが大きく、後遺症に苦しむとの事

ある面で死ぬより辛いんですね

爆発事件はハロルドを消すのが狙い

ハロルド『私の口を封じなければ「内部に裏切者がいる」と疑われる事になる……

『だから私がエチカ電索官に会うように仕向けた

ハロルドを家に招いた際、迂闊に話をしすぎた

犯人だとバレないよう隠蔽が目的

ハロルドを壊すのが狙い

そこは少し意外

だって彼が、エチカを庇ってなお無事なくらいの爆発だったんですから

エチカを庇わせるのは計算内として

火薬の見積もりが甘かったのか

エチカの考えを誘導した

ハロルド『〈E〉は人間の行動を推測できますからね

書き込みにヒントを散らばせ、エチカが電気室爆破だと考えるように仕向けた

これも〈E〉の能力

現在、大量の信者を集めてる事といい

人をコントロールしうるAI

社会へ影響力がデカすぎますな

土壇場、暴走するライザ

ライザ『犯人が私だと知られたら、兄さんといられなくなるからよ!

銃を持って踏み込み、投降を促したエチカ

能力向上の悪影響でフラつくライザ

しかし利用し、ハロルドにナイフを突きつけた

というか電索後に倒れてたのも、無理をしたのが原因だったんですな

あれも「無璃をした」示唆だったのか

ライザの動機

ハロルド『"テイラーがユア・フォルマを使って人々の思考を操作していた"

 その〈E〉の投稿は

 事実無根だと私は言いました!

『あなたは信じませんでしたね?

ライザ『あんな白々しいウソを信じる訳がないでしょう?

『こんなに……

 こんなに恐ろしい事が隠蔽されたのに!!

『あなた達が平気な顔をしていられるのは、しょせん他人事だからよ!

 故障とは無縁でいられるから!!

ライザの行動は、真実を確かめようとした暴走

ですが要はそれだけの事か

社会混乱もハロルドの真実も興味はない

もちろん電犯局、社会への恨みはあるものの

世直しまでは考えてない

彼女は利用されたのか?

エチカ『ロヴァン電索官!落ち着いて!』

ライザ『ユア・フォルマに好かれたあなたには理解できないでしょうね!!

 天才電索官!!

また今回「職業」もテーマ

つくづくエチカは天才、才能に応じた職で働く

ただ彼女はまだ幸福な方なんですね

どうも本作は、才能に応じた職業を割り振られるのが当たり前になってるらしい

しかし適職でも、その中での上下が存在する

天才への嫉妬はなくならない

そういう苦しみがある社会か

デスティニープランを思い出しますな

ひたすらにライザの幸福を願うハロルド

ライザ『兄さんの気持ちなんて解らないくせに……、勝手なことを言わないでッ!!

ハロルドの説得にライザは激高

要は「どうせ恵まれた奴には、私たちの気持ちなんて解らないんだ」という苦しみ

だから話合いでは解決が難しい

話し合う余地はないと考え、自分が正しいと思う考えに固執してしまう

これも陰謀論の根っこの一つか

ライザを思い留まらせたのは

ユーグ『あああ!!

ライザ『兄さん……!?

ライザが止まれたのは兄のおかげ

不意に、無理をして正気を失ったはずの兄が庇い抱きしめた事で冷静に

やはり彼しかいなかった

ハロルドが抱いても目を血走らせてたライザ

兄と対照的でしたわ

〈E〉とライザ

ライザ『兄さんのPCの中に〈E〉を見つけたの、分析用のAIよ

『特定の人物の名前を入力すると

 WEB上から情報を集めてきて

 怖いくらいの精度でその人となりを言い当てる……

ハロルド『あなたは〈E〉にテイラーを解析させたのですね?

ライザ『事件の事が

 どうしても腑に落ちなかったから……

『そしたら〈E〉は「テイラーは思考誘導を行っていた」と言ったの

ライザは〈E〉について何も知りませんでした

兄のPCで発見、真相究明に使った

また前後しますが、兄も〈E〉開発者ではない

誰かがあちこちに〈E〉を配り、成果を収集・統合して完成させようとしてるんですかね?

〈E〉はあくまで今回のケースの名前と能力

その本当の目的とは?

兄にそこまでの開発能力はない

ハロルド『確かに……

 それほどの才能が有れば

 適職診断AIも

 お兄さんを電索官に推薦したりしないでしょうね?

おそらく判断の一助程度でしょうが

職業診断にAIが活用

それを嫌う者がいる

そんな社会背景があったのか

ライザを慰めたフォーキン

フォーキン『誰も殺さなくて良かったな…

 あんたの兄さんにとっても、せめてもの救いだろう

傷心で去っていったライザ

さてフォーキン、裏はないんでしょうか?

どうも端々から怪しい

特に前回は「ハロルドが銃を撃ったことを、確認できる」位置に彼はいました

あれは偶然だったんですかね?

エチカの忠告

エチカ『君が傷付いていないのならそれでいいよっ

ハロルド『はい!この通り怪我はしていません♡

エチカ『そういう意味じゃない

『まったく……、嫌なところで鈍感だな

裏切られた事、心の傷について

前回、エチカを庇った件といい

ハロルドは献身的

自己犠牲的すぎるとエチカは心配

エチカを陽動の囮に使った事もありましたが

今回はハロルドこそ危険でしたものね

エチカ電索、〈E〉の正体

ハロルド『……おかえりなさいっ

エチカ『!! ……ただいまっ

久々の電索を成功、エチカとハロルドたちにとっては快勝とも言える結果に

やはり兄も何も知らなかった

プログラマーになるべきだったと後悔

彼もユア・フォルマを憎んでいた

そこにTOSTTと呼ばれるプログラムが

彼はTOSTTを元に、分析型AI〈E〉を完成させプログラマーとして自信を取り戻した

自分を電索官にしたAI診断、社会が間違ってると考えを深めたのか

一方で妹を想って悩んでもいた

その矢先に無理して倒れてしまったんですね

ハロルド『TOSTTの開発者はここまでの事態を想定していたのでしょうか?』

エチカ『どうなんだろう……

思うに方々に配ってるのか

TOSTTはあくまで素体?

調整次第で様々な用途を持つAIになるらしい

そうやって混乱を煽るのが狙い?

それとも複数のケースから、開発者が望む形での完成度を高めるのが狙い?

たぶん後者だとは思うんですが

それがナレーション、CV飛田氏のキャラ?

ビガの、信者たちのこれから

ビガ『私、バイオハッカーをやめる!

父ダネル『もう、家には帰って来るな

ビガ、バイオハッカーやめるってよ

同じく職業、家に縛られていたビガも自立

帰るなとは父なりの優しさ

ビガは家に仕事を決められ、縛られていた

ユーグは社会に決められていた

でもそこから、ビガは自分の意思で踏み出すことが出来たんですね

その前進が快い結末でした

ガナッシュ"復元"

トトキ『可愛いでしょう? 記憶メモリはバックアップから復元したのよ♡

トトキの愛猫ガナッシュ、機械だったと明示

前々回爆発のただなかに居た

前回では消し飛んだ

なるほど機械だったから無事

というか再現できた

言い方悪いですが、ハロルドに近い存在なのね

エチカはちょっと複雑そう

神格化された〈E〉

トトキ『〈E〉の正体は彼らがもっとも忌むべき存在のAIで

 なおかつ電索官だったのだから

ライザ逮捕で〈E〉は停止

電索局は真相を公表しました

しかし当然、陰謀論者たちは信じなかった

むしろ余計「真実を隠した電犯局」を、強く憎む結果となってしまったか

〈E〉という存在は神話化した

信者は先鋭化必死か

これも「開発者」の狙い通りなのかね?

実在しない開発者

トトキ『ラッセルズは存在しない

 生活の痕跡も支払いも、全て作り出されたものだったわ

『データベースに登録されたパーソナルデータさえも

『さながら……、亡霊

後のAMAIM ゴーストである

〈E〉の原型〈TOSTTE〉、その開発者はデータ上は確かに存在していました

家も買い物も、決済履歴が確かにある

しかし現地には何もなかった

何が目的か解らずエチカ達は困惑

ですが配ったのはユーグだけなのか?

もっと幅広く配っているのでは?

〈E〉と同じ水準、異なる目的・性質を持ったAIが多数生まれているのか?

ハロルド並みの様々な知性が?

たとえばハロルドのような、人間並みに「考えることが出来る」AIを作るのが目的とか?

終わりでなく始まりにすぎなかったか

ハロルドが気付けたこと

ハロルド『あなたを友人だと気付けたことは

 今回の事件に於いて唯一の幸運でした

略『……正直、今はあなたを観察するのが少し怖いです

『もうあなたを、傷つけたくありませんから

ラストは暖房のことで談笑する二人で幕

ハロルドは機械だから低温がいいのね

とまれもう昔とは違う

今回ハロルドは、ライザをやたら観察して詳しくそれを聞かせてました

あれが人が傷付く行為だと理解してだったと

それでもライザは変わらなかった

これは怪しいと確信したのかね

ライザはハロルドを肯定し常に笑顔でした

でもそんなの、裏があるものだ

友人とは言えないのだと

そうライザとエチカを比べ、確信したのかね

とまれ日常を取り戻した二人

しかしエチカとハロルドは、"ハロルドに敬愛規律がない"と秘密を抱えたまま

しかもおそらく敵はそれを把握してる

どこで問題となるのか

次回、第9話

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