九龍ジェネリックロマンス 第3話 感想[お前が嫌いだ]同じ顔した知らない人 ネタバレ

2025年4月27日

九龍ジェネリックロマンス 第3話 感想

公式あらすじより引用

令子が買った金魚鉢を自宅に届けた工藤は、令子の部屋にかつての恋人の面影を感じる。消えた喫茶店・金魚茶館の店員・グエンを探し続けている工藤だが、形跡さえ見つけられない。
その頃、怪しい仮面の男が九龍の街を徘徊し、令子に接触していた。仮面の男から、今の自分とは別に「鯨井B」が過去に存在していたと知らされる令子。自分のクセや恋心すら鯨井Bからの借り物かもしれないという事実に、令子は思い悩む。

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二人の告白、"グエン"との出会い

九龍ジェネリックロマンス 3話 感想

相変わらず事態が見えないミステリー

工藤、鯨井が嫌いだと言い切るとは意外

鯨井も勢いで告白するものの…

工藤にもグエンにも、相次いで「前の鯨井とは別人だ」と否定されるエピソードか

特にグエンの敵意は強烈だし妥当

工藤の「嫌い」と根っこは同じ?

そのグエンも、前のグエンとは別人と示唆

同じ顔した別人が次々と?

ジェネリックテラにバックアップされた人間の記憶、幻なんでしょうか

でも肝心の記憶がないのは…?

全て「他人の人生」だとして

それでも自分の恋心は本物だと叫んだ令子

多くが無自覚に他人をなぞってる人生で、どれが「自分」だと言えるのか?

難しい問題ですね

またオリジナルを知る人間にすれば、勝手に真似てる気味悪い存在なんだと

そのグエンの嫌悪も妥当

工藤が「鯨井を嫌い」なのも同じ理由かね

でも工藤の場合、それでも現鯨井に惹かれてる自分への否定って感じもしますな

工藤こそどこまでが「どっちの鯨井に向けた気持ち」なのか判別つかなそう

ざっくり嫌えた方が気楽な気がします

蛇沼もまた「他人の人生」

蛇沼、実は先代社長の愛人の

それも自ら週刊誌へリーク

本妻の子は死亡したらしく、彼も「他人の人生」を歩んでる人なのか

どうもグエンと恋人っぽいのも現代的ですな

どう見ても事後でしたよね

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冒頭 鯨井令子"先輩"

ヒヨ爺『人使いの荒い先輩を持つと大変じゃのう~♪

工藤の回想、九龍に転勤して一週間経ちすっかり顧客にも受け入れられていた頃

働き過ぎたせいか熱中症となり鯨井の家へ

熱中症って第一話の令子のよう

後輩としての工藤も、後輩としての令子とどこか似てるんですな

頑張り屋なところとか

「女の部屋」だと遠慮した工藤

鯨井B『ぜんぜん気にしないから大丈夫よ♪

しかし鯨井は、工藤は男である以前に可愛い後輩なんだと笑って部屋へ

まるで男に見られていない……

それがどうして婚約まで

この頃は全く意識されてなかったのね

鯨井令子の部屋

鯨井B『冷蔵庫にお水入ってるから飲んでいいわよ~

可愛いぬいぐるみなどない、ですが花など飾られた部屋

実用一点張りだけでもない

大人の女性だと感じさせる部屋

水を買うのでなく、水道水を寝かせてカルキ抜きするのも「懐かしい」ですね

前回で令子が感じた「鯨井Bの部屋」か

「懐かしさと恋」を問う工藤

鯨井B『懐かしさって記憶や経験だけじゃないのよ

『私が思うに"懐かしい"とは

『"この胸に閉じ込めたい"って事なんじゃないかしら?

 だから、恋と同じなの

その回答で回想に幕

思うにその時、工藤が鯨井に感じた気持ち

それも“胸に閉じ込めたい"だったのか?

そして今も胸に閉じ込め、放したくないと思い続けている記憶の人なんですかね

工藤が自ら囚われ続ける人なのか

彼が自由になる時は……?

現在の鯨井令子

令子『今度、もっと大きな花瓶買ってくるね?

おろしたての口紅をひと塗りし、金魚に水槽を買おうと話しかける令子

とかく声が若くかわいい

とても32歳じゃない

実際、担当声優さんは別だそうな

蛇沼みゆき、襲来

店長『この間オープンした蛇沼クリニックの物件、私が紹介したんだ♡

工藤『ええ~!?

実はとっくに入り込まれていた

令子が勤める不動産屋に蛇沼が来客

新たな出店先について依頼

それも急がないと指定し、口実として長く付きまとえる素敵なやり口でした

やはり財力は全てを解決する……

ひたすら攻撃的な工藤

蛇沼『あ~、失礼? そちらの彼女が見れば見るほど素晴らしくて……

工藤『院長センセイだかなんだか知りませんがねェ!!

令子の「適合」とやらに目を付けたらしい蛇沼

工藤は憤るも、蛇沼に除菌スプレーでサッとひと吹きされ撃退

うーん役者が違う

にしても工藤、最初からケンカ腰

言葉通り令子への熱視線を気にした為か

それとも前から知り合いなのか

蛇沼製薬嫌いとは明言してましたが

だしぬけに令子を引き寄せる蛇沼

蛇沼『欲しいものを丸呑みしたくなるのは蛇の習性なんですよ

そのまま間髪入れず舌入れてキス

間髪は入れず!舌は入れた!!

横恋慕にしても大胆

もっとも恋というよりモルモットを見る目なのでしょうけれども

当然のようにスプリットタン

物理的に二枚舌

舌まで蛇なのかよ!!

令子『リンゴの味……?』

リンゴ味の口紅

銘柄はEDEN

今の九龍がエデンなら、知識を与えて追放に導く蛇が蛇沼のポジションか

どんな知識、真実を語るのか

令子の部屋

雑貨屋『ハハハ! 人使いの荒い後輩を持つと大変だなあ~

後日、金魚「サクセス」の水槽を買うにかこつけて令子の部屋を訪れた工藤

やはり端々が鯨井Bと同じ

工藤が思わず冷蔵庫を開けるほど同じ

また冷蔵庫に水があるのでは、と工藤が思ってしまうほど同じだった

しかし水は無い

ぬいぐるみがある!!!

前回、ぬいぐるみ内職の楊明と意気投合した事がここに繋がるのか

違和感すげえなオイ!!

令子『また、来てくださいね……』

私の・・部屋に……

結局工藤は、早々に帰宅

にしても人の部屋で、いきなりタバコを吸いだすとは今どきインパクト

普通ならけしからん

でも令子もタバコを吸うから

だから問題ない

何事もTPOってものですな

工藤と「数字を触る」クセ

帰り際、部屋番号の「八」に触れる工藤

前に癖だと言ってたアレ

鯨井Bの部屋番だからだったのか……

ひまわりと小黒

小黒『知らないのか~? ひまわりの花言葉? “あなただけを見つめている"

令子『(知らなかったッ!?)』

水槽のお礼にひまわり一輪挿しを贈った令子

当初工藤、イヤガラセかとトボけた

いわゆる死人の席に、花を手向けるようなアレだと思ったんでしょうか

しかし最後は「水の交換」を質問

つまり生けておくぞ

でもその工藤が、後で何故あんなことを……?

令子の顧客・小黒の依頼

工藤『ナハハ! 一見妙な間取りでも、住む人間のライフスタイルにハマれば良い物件になる♪

『お前の探した部屋はどれも良い部屋だよ?

『借りるのが小黒以外ならな♡

小黒の転居へ内見、令子は「良い部屋」を次々案内するもしっくりこない

正解は工藤提案の"ハズレ部屋"!!

というのも小黒は服マニア

だから収納が最優先

常識外れでも、当人にとって正解か否かが大事

いずれ令子も常識はずれ側に……?

小黒、存在しない記憶

令子は香港移住も提案も

小黒『小黒は九龍から出たくないよ、あの時だってそう思ってた

略『? 小黒そんなこと言ったか?

やはり非現実なのか?

前に、とっくに廃墟となった金魚茶館が垣間見えたように?

現実の小黒はもう違うって事……?

ここはデータ上の世界なのかね?

ひまわりの花言葉

令子『(工藤さんは、誰からの視線を見つけたのだろう……)』

際し屋上に上ると、隣のビル屋上がひまわりの群生地になっていたと判明

賑々しい光景に小黒は大喜び

しかし工藤、死んだ

これが「原因」となったのか?

このとき工藤は、ひまわりの花言葉「あなただけを見つめている」から鯨井Bを連想

今も鯨井Bは見つめているのだと?

また心を囚われてしまったのか

仮面の男

令子『あ、あの……?

あるお昼時、令子は仮面の男と遭遇

後の赤い彗星シャア・アズナブルである

やたら手先が器用

手品師なのか?

まさか「知人」だったとは!!

愛人の子・蛇沼みゆき

メイド『若社長が愛人との子で、養子だって~

メイド『だとすると……、この絵に描かれている男の子って、若社長じゃないんだ……?

その夜、蛇沼家メイドはみゆきが愛人の子というウワサに大盛り上がり

愛人との子、なら血縁はあるのか

本妻の子が死亡、愛人の子がなり替わった

という話を、実はみゆき当人がリーク

父を傷つけるのが狙い

単に嫌いなのか、父とは政治的に敵対か?

愛人の子だからなのか?

それともジェネテラ計画で敵対してるのかね

蛇沼の「愛人」

仮面の男『先代社長おやじさんはしんどいだろうねえ~、辛い過去をほじくり返されてさ?

もう一つのうわさが「側近」

どうもあの仮面の男が、側近を口実にした「愛人」だというもっぱらの噂らしい

美人秘書の方ではない

秘書は名もなくモブ扱いか

仮面の男、その正体

仮面の男『驚いたよ、確かに彼女だった

この時点では謎扱いも実は「グエン」

こちらは完全に別人

彼は前のグエンが、二週間前まで働いてた金魚茶館などを調べ回ってたらしい

にしても同じ顔、名の人間が二人いる

なら令子、鯨井Bも別人か?

その方が辻褄が合うようですし

側近「ユウロン」

蛇沼『頼りにしているぞ……

ユウロウにだけは敬語じゃないんですな

蛇沼が蛇の入れ墨を入れてると描写

ヘルメス神のカドゥケウス?

医学と商業とはぴったり

またもう一人の側近ユウロンは調査担当か

令子を嗅ぎまわってるらしい

既に登場済みの誰か?

グエンの部屋、消えた区画

工藤『この辺、区画整理でもしたか?

工藤は消えたグエンの足取りを追うも、サイトではデータベースが消滅

現地でも何故か辿り着けません

これも既に存在しないって事?

金魚茶館が既に廃墟だったり、小黒が九龍を追われた記憶を持っていたり

今見えてる九龍は幻なのか?

ジェネテラに保存された「記憶」なのかね

仮面の男と鯨井令子

グエン『お~、俺の事知ってるのか?

略『アンタの事は知らない

令子同様、第一話のグエンとは別人なんですな

仮面の男は令子に接触、グエンだと明かします

またグエンBは、友人にすり替わった令子への嫌悪感をはっきり口に

言われてみれば全くその通り

もし自分の友人が死に、当人だと主張する誰かがそこに居座ったとしたら

それは気持ち悪いとしか言いようがない

ホラー映画のワンシーンですわ

『俺の知ってる鯨井令子は、もうこの世にはいない』

略『気に入らないな

『まるで仲間との大切な思い出を

 どこの誰とも解らない部外者に土足で踏み荒らされている気分だ

『まあアンタも知らずに他人の人生を歩んでるんだから、気の毒だと思うけどねえ~

鯨井が、既に故人だとも明言

令子は過去がない

鯨井の死後、すり替わるように現れた「新しい」鯨井令子だったのか?

そういうデータなのか?

或いはクローン

またジェネテラは不老不死の施設

そして記憶バックアップ装置

クローンに記憶をコピーする疑似不老不死?

令子やグエンは、記憶のコピー先として試験製造されたクローンなのか?

医療絡みの会社って事は後者なのかね

ショックを受ける令子

令子『彼女が工藤さんに愛されていたという過去は、やっぱり私のものじゃないんだ……

自分は鯨井Bの人生を模倣した偽物だと

ジェネリック鯨井?

令子のショックは大きい……

記憶喪失でなく、中途半端な記憶を転写されたコピーだったのか?

それが記憶コピーの限界なのかね?

工藤の拒絶

工藤『鯨井……、俺はお前が嫌いだ

令子『……知ってます……

何故かひまわりを枯らし、拒絶する工藤

どうして急に……

ただ令子視点では、自分がジェネリックだからだと納得し始めた矢先

自分は嫌われて当然だと納得か

工藤もグエンと同様に嫌いだと?

急に眼がかすれだした令子

工藤『お前は、この生活を自分のものだと思い込んでいるように

『俺への感情もそう錯覚しているだけだよ

工藤は、令子の恋心も「鯨井Bから引き継いだもの」だろうと指摘

彼女を自由にしようとしてるのか?

なんだか急に嫌いだした工藤

ひまわりもわざと枯らしたんですかね

敢えて嫌われる事で、彼女を自由にしてやろうとしてるんでしょうか

これまで彼女への好意も描かれてますし

急な拒絶は好意の表れ?

令子の反論、そして

令子『錯覚で人を目で追いますか……?

 自分を認めて欲しいと思いますか?

 胸が詰まったりしますか!

九龍ジェネリックロマンス 3話 感想

『ただの錯覚で、触れて欲しいなんて思いますか!

『私は……!!

令子は自分の恋心だと強く主張

告白しちゃったよ!!

嫌いだと言われ、好きだと言わずにはいられなかったか

しかし立ち眩みで幕

これまで視力回復など健康面は万全

なのに急な体調悪化

もしクローンなら、クローンならではの短命さが表れ出したのか?

令子、眼鏡に逆戻り……?

次回、第4話

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※以下サブタイは便宜名です

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九龍ジェネリックロマンス 第2話「過去がなかった女と過去を捨てた女」