九龍ジェネリックロマンス 第13話 感想【最終回】人生を選んだ女と賭けた女 ネタバレ
九龍ジェネリックロマンス 第13話 最終回 感想
公式あらすじより引用
崩壊が始まり、現実と虚構、過去と現在が入り混じる空間と化したジェネリック九龍。記憶の迷宮の中で、工藤を探す令子は“意外な存在”によって導かれていく…。たどり着いた先では、3年前の工藤と鯨井Bのひと夏の思い出、そして繰り返し続けるその夏の記憶が映し出されていた。過去と向き合う工藤、そして“絶対の自分”となって未来を目指す令子…。九龍の最深部で再び二人が出会い、その思いが交錯する時、その恋が…全ての秘密を解き明かす――。
ABEMA ANIMEで火曜23時30分より無料配信
🍉6/28 (土) 23:00~ 第13話放送
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🐉『#九龍ジェネリックロマンス』
第13話 新場面カット解禁✨
\\▼あらすじhttps://t.co/dSbfD0Tt4M#九龍GR pic.twitter.com/1b2PWQ4q1T
— 公式『九龍ジェネリックロマンス』 (@kowloongr_jp) June 24, 2025
#九龍ジェネリックロマンス 最終回
繰り返される夏が終わり、それぞれが自分の道を歩き出しました。
そんな素敵なアニメ作品のOP主題歌を担当することができとても光栄でした。OP主題歌「#サマータイムゴースト」
引き続き聴いてくださると嬉しいです!https://t.co/QdSUFY0Qiq#九龍GR pic.twitter.com/pOAeRWBvAy— 水曜日のカンパネラ/WEDNESDAY CAMPANELLA/星期三的康帕內拉 (@wed_camp) June 28, 2025
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お知らせ
⸝⋆⸝⋆ ⸝⋆⸝⋆ ⸝⋆⸝⋆#九龍ジェネリックロマンス
エンディング楽曲「恋のレトロニム」
心を込めて歌いましたhttps://t.co/pcxAjuRkbKこれからもずっとずっと
作品と共に愛され続けますように
最終話、ありがとう🚬🍉 pic.twitter.com/VGf1g0LfrX— m e k a k u s h e (@_mekakushe_) June 28, 2025
工藤が会うべき人、鯨井令子の結末
祝!令子も工藤も無事外界に出て大団円!
ここからが本物のロマンスだ……!!
みゆきちゃんもちゃんと前を向けたか
周爺といい、最大の後悔が阻むとは難儀
ただ小黒のフリル、楊明のピアスが「外」でも健在だったのが奇麗な前振り
絶対の自分となった彼らは消えなかった
皆で前を向く奇麗な結末ですね
だがサクセス!唐突にしゃべるな!!
令子は自分で選ぶことが信条
鯨井Bは麻雀、賭けに強いと散々描写
そして令子は外界に踏み出し、消えようとも人生を自分で選ぶ事を貫いた
鯨井Bは死ぬかもしれない薬で、人生を「賭け」で選んだ
二人が二人らしく選んだ
別人だと強く思える最終回でしたわ
鯨井B、人生の賭け
どうも鯨井Bは求婚を受けるか迷った
おそらく薬で「賭けた」のか
生き残れたら結婚、死んだらそれまでだと
勝負事に強かった彼女が最後は負けた
いや勝ったというべきか?
それは彼女自身すら分からないのね
工藤が会うべきもの
まさかのジェネリック工藤
自分と語りあい、救われた
自分を救えるのは自分
自分と語り合える、そうジェネリックならね!
本来なら会うと消える
しかし工藤は、あの頃とはガラリと変わってしまったからでしょうか
或いはあの町の主人だったからか
でもだからこそ会えなかったのかね?
許してと言うにきまってたから
工藤の納得で九龍は消滅
ユウロンの推論、大陸の龍脈で稼働し「とうに停止命令を受けてた」ジェネテラも消滅
工藤の強い後悔が、気とジェネテラで起こした不思議現象だったというべきか
令子も消えずに大団円!!
戸籍とかどうしたんでしょうか戸籍とか
鯨井Bから引き継いだのか?
色々あったんだな!!
二年経ち、ようやく戻ってきた工藤と再会
ホント何してたんでしょ二年も
彼がプリプリ正義の水餃子でなく「変化の象徴」レモンチキンを食べたッ!!
なんて奇麗な〆だろうか!!
冒頭 消えゆく九龍
グエン『なんでだよ……、この九龍は工藤さんのものだろ!?』
工藤が“困り"、動作不良を起こすジェネテラ
工藤でなく様々な人の記憶再現へ
思うに工藤が変化し、過去をやり直したがる気持ちが薄れ始めた
結果崩壊と「工藤以外を宿主に、再構築できないか」試そうとしてたんでしょうか?
誰か囚われたい方はいらっしゃいませんか!!
奥さんを亡くした後悔で囚われてたのかね
ラストシーンでは奥さんと登場
二人とも目元は似てましたが
再婚か同一人物だったか
みゆき『……行きましょう』
しかしみゆき、クールに去った
もっともこだわる母の幻像すら登場
それでも笑って去った
これほど救われたと明示したシーンはそうそうないですね!
もう過去を見ている暇はないぜ!!
グエン『……工藤さん、後はあなただけだ』
明らかに機械的なエラー音を出すジェネテラ
令子は工藤が消えて独り疾走
街が本来の廃墟に戻っていく……
悲しいのは消えゆくジェネリックが、それを認識せずいつも通りだったこと
彼らはただの人形だった
その証明のようで物悲しい
令子『工藤さんのところに行きたいの!?』
何故か水槽のような場所に落ちる令子
しかしサクセスに救われた
さっき水槽が割れ、その中にいなかったのでてっきり消えたのかと
お前……、消えてないのか……
しかもその後も同行
もう水槽にこだわる必要なんてないのね
工藤、変わらない日常
ヒヨ爺『リフォーム屋でも始めたらどうだ?』
工藤『へへ、それもいいかもな?』
他方工藤は、消えたはずの爺ちゃんも交えていつも通り麻雀してました
BMGすら平穏、日常
ただ爺ちゃんたちは工藤の将来を語ってました
彼らは工藤の未来を楽しみにしてた
立ち止まってちゃダメよね……
唐突に消えてしまった二人
周『もういい加減、前に進まないとなあ』
『工藤、お前のおかげで良い夢見させてもらったよ』
『ありがとう』
いい夢、見れたかよ!!
唯一同じ本物、幻と解ってた周は笑って挨拶
さっぱりした表情で去っていきました
さっきは悲しんでいたものの
もう後悔はない
ここでたっぷり癒されたからでしょうか
涙はない 涙はない
明日に微笑みあるだけだってダイターン3も言ってた!!
でも確実に「癒し」になっていた
工藤が作って、救われた人間も確かにいた
周さんがそう感じさせてくれましたわ
悲しかったのは工藤だけじゃない
『このまま皆も、私も、消えるかもしれない』
他方令子、店長の消滅を目撃
自分のせいかと謝罪へ
消えていく人たちに謝った
でもきっと後悔ではない
令子は「自分で思う最善を選ぶ、だから結果がどうあっても受け入れていく」がスタンス
それを具現化したワンシーンか
サクセス『レコぽんが、名前を付けてくれたからっ』
まさかの返事
しかし振り向くと消え去っていました
思い入れが絶対にする
それは小黒のフリルや、楊明のピアスが消えていないのと同じ事だったんでしょうか
では令子自身は……?
回想 ジェネリック九龍の誕生
入るなと厳命された扉の先
回想の工藤『俺と結婚してくれ!』
『この何の変哲もない、8月の終わりに!!』
鯨井B『本気?』
工藤『モチのロン!』
鯨井B『うふふふふふふふ♪』
工藤『何が可笑しいんだよ!?』
鯨井B『プロポーズなんてしたら、特別な日になっちゃうじゃない♪』
ありふれたものも、自分で選べば特別になる
中は記憶の劇場、工藤が鯨井Bに求婚した日
三年前九龍解体目前の8月30日
そのなんでもない日に勢いあまって求婚
何でもない日を記念日にした
なんでもない日バンザイ!!
ある意味「絶対の自分」と同じ、何でもないはずがかけがえなくなったと
三年前の工藤さんらしい勢いの良さでした
人生死ぬまで前のめり!!
回想のグエン『じゃあ何でもない日に
何でもないプロポーズをした記念に
一枚写真でも撮りましょうか♪』
工藤『なんだよそれ!?』
グエンも本当「二人」が好きだった……
そら最初令子を嫌ったのも納得
しかし翌日、鯨井Bは薬で死んでいた
そして九龍も解体へ
第一話の格好だ……
令子初登場時の服は、鯨井Bが死んだときの恰好だったのか
それも第一話冒頭と同じ椅子
まんま「最初」と一緒
第一話みたいに、タバコ吸ってスイカ齧って死んだんでしょうか?
工藤『……なんで死んじまったんだよ』
『お前の夏を、俺が壊しちまったからか?』
鯨井Bの部屋を訪れると、眼鏡だけが残ってた
鯨井Bは俺のせいで死んだと後悔
変化を嫌った彼女に「変化」を与えようとした自分のせいだと
三年前はいつもより良くしようとしてきた
でもこれがトラウマとなったか
行動するのが怖くなった
変化することが出来ない男になってしまったと
鯨井Bそっくりの生き様
工藤は変えようとして失敗した
結果変わらない日常を望む男に
もしかすると鯨井Bも、何か変化を試みて失敗してしまったんでしょうか
最後までミステリアス
ミステリアス・パートナーだった…
あの鯨井Bの視点が見える眼鏡
あれだけは本物の九龍で拾い、そのまま持ち込まれた本物の遺品だった
だから色々見えたのか
工藤『………!?』
工藤の激しい後悔にジェネテラが反応、おそらく龍脈の力で幻の九龍が誕生
それから二年、変わらぬ日々を過ごしてきたと
しかし鯨井Bは作れなかった
彼女を理解できない以上、復元なんて作れるはずもなかった
結果まるで別人の令子が生まれた
ただ本当にそれだけ?
最初の鯨井令子『じゃあ、内見行ってきますねっ』
最初から令子は令子でした
鯨井Bに似せる努力さえ感じられない
そこはラストへの布石だったのかね
気付けば一緒に映画を見ていた
工藤『こんなことになった理由は今でも解かんねえ』
略『何度繰り返しても変わらない夏の中で
お前だけが変わり続けた』
『…………なんとなく』
『令子だけが完全に再現されなかった理由は見当がついてる』
『令子が死んだとき気付いたんだ
「ああ、俺はあいつのことを何一つ解っていなかったんだ」
ってな』
『そんな奴をマトモに再現なんて出来る訳ねえ』
『あいつは最後まで、俺に全てを見せてはくれなかった』
工藤と再会し、金魚茶店に河岸を変えた二人
工藤は鯨井Bを何も知らないと自嘲
令子も自分も知らないと結論
結局死んだ鯨井Bのことは分からないのだと
だって人は自分のことさえ分からない
ましてや他人
あまつさえ既に死んだ人間の本心など確かめようもなかったんですね
メタ的に幽霊、残滓など出てくるかと思いきや
そんなものさえないのが厳しいも現実的
眼鏡だけが例外か
こうなった理由は分からない
令子『確かに人の心なんて解るわけないのかもしれません』
『自分の心だって簡単に出来ないのに』
結局どうしてこうなったかは明言せず
ただユウロンが前に推論を
つまり風水、気の流れ・龍脈が流れ込む九龍だから起きた事
科学的に人間の記憶を引き出すジェネテラ
気という未知のエネルギーが具現化した
工藤の激しい後悔が、その引き金になったと
そこは想像に任せる〆か
令子『答えはもう、私の中にあったんだ』
話す間にも、金魚茶館の金魚たちはひっくりかえって浮かんでいきました
死んでいってる……
現実への返し方が残酷…
工藤を救えるただ一人の人
令子『自分を変えられるのは、救うことが出来るのは他人じゃない』
略『工藤さんにはまだ会ってない
会うべき人がいます
今の工藤さんならきっと会えると思います』
工藤を救えるのは令子ではなかったんだと
腑に落ちるようにして答えが出ました
少し悲しくも思いますが
でも本作らしい結論か
ここは「そういう場所」なんですから
みゆきは明確にグエンに救われました
ただみゆきは一度拒否してる
みゆきがグエンを選んだから救われた
あれがみゆき流の「自分で自分を救う決断」だったんじゃないでしょうか
グエンだけじゃ駄目だった
一度拒否したからそう思えました
二人の決意
工藤『お前はどうするんだ? 行くのか?』
令子『はい』
工藤『消えるかもしんねえぞ』
令子『それでもいいんです、自分で決めたんですからっ』
工藤はある人に会う決意をした
令子も決意をした
令子にとって、もう工藤にしてやれることはないと解かったから
だから令子も令子がすべきことをする
まんま楊明と同じ覚悟か
人にはそれぞれやるべきことがある
大事な局面は自分で向き合うべきなんだと
鯨井令子という女
工藤『俺は勘違いしてた』
『ピアスの穴が開いてなかったり性格がまるで違ったり
それなのにホクロがあったり……
でも違ったんだ』
『他の誰でもない』
『お前は、そう生まれてきただけだったんだなっ』
今生の別れになりそうなこの一瞬
工藤の中で「令子」の答えが出た
ただそういう人間
最初から「偽物」でなく「令子は令子という人間だ」と受け止めていれば良かったんだと
令子が絶対の自分となった瞬間でしょうか
多分原理的には再現できなかった偽物
結果「似てるだけの別人」
別人、独立した人間になったと?
工藤は令子を見るたび、自分は鯨井Bを知らなかったと突きつけられてきた
再現されてなくて困ってた
でもそんなフィルターは持つべきじゃなかった
そういう奴だと思えばよかった
それだけの事だったんでしょうか
他の多くの人は「ガワ」だけの人形
工藤が、鯨井B以上に理解してる人なんて誰もいなかったんじゃないでしょうか?
でも工藤は「鯨井Bが解らない」と強く自分を罰していた
無自覚に意図して再現しなかった?
結果生まれたのが令子だったのかね
生まれからして別物だと
会うべき、会っていなかった人
工藤『ヒーローは遅れてくるってのがお約束だろ♪』
ジェネリック工藤『この薬、あの子は飲まねえんだな』
工藤『あいつには必要ねえんだよ♪』
ジェネリック工藤『……どうしてこんなことになっちまったんだろうな?』
工藤『あの時ああすればよかったんじゃないか
こうすれば良かったんじゃないか
そもそも何もしなければ良かったんじゃないか?』
『やり直せるならやり直したかった』
ジェネリック工藤『それで、あの夏を繰り返して何か答えは見つかったのか?』
工藤『ああ、答えは「やり直せない」だ』
ジェネリック『もう、俺のこと許してくれ』
工藤を彼自身のジェネリックが待っていた
三年前で止まってしまった自分
過去の自分と対話し、きっと自分は「前に進めた」とちゃんと理解できた
工藤はどうしようもなく悲しくなって泣き崩れてしまったものの
ジェネリックは消失
彼の後悔が消えていく証か
工藤『う……、ううう!!』
工藤が別人だと思えば両方存在できる
そのルールにのっとり、三年前の自分なんて別人だと工藤が思ったからか
或いは彼は創造主でルール外だからか
彼は「自分」を閉じ込めてた
自分を直視できなかった
昔の自分なら、お前は自分を許してやれと言う男だと解ってたからでしょうか?
自分を許せないから会いに行けなかった?
そんな風にも思えました
鯨井Bの真実
大家『命を賭けた勝負なんてマトモじゃないね?』
他方令子は猫に導かれました
思うに本物の猫?
この猫は、当時の鯨井Bと大矢の会話を見ていたから見せてくれたんでしょうか?
この猫が記憶を見せてくれたのか?
鯨井Bの「人生の賭け」
鯨井B『大家さんは、目の前に思いがけないプレゼントが現れたらどうされますか?』
大家『そりゃあ受け取るさ』
鯨井B『受け取ってリボンを解いてしまったら
世界が
変わってしまうかもしれないとしても?』
大家『その新しい世界が素晴らしいかもわからないよ?』
鯨井B『私は臆病ですから……』
大家『あんた、リボンを解くかどうかを
運に任せるつもりかい?』
プロポーズをプレゼントと感じてくれていた
第10話冒頭の続き
おそらく鯨井B、鯨井令子はプロポーズを受けるべきか迷った
しかし受け取る、変化する勇気がなかった
だから薬を飲んだ
もし生きてたらプロポーズを受けよう
そう思って「賭けた」のか
令子にすれば、死んで「楽しいまま」終わるのもいいかもと思っていたのでしょう
第10話風に言えば「逃げるが勝ち」だから
結婚し幻滅し、不幸になるよりいい
悪く言えば勇気がなかった
選び、踏み出す勇気がなかった
そこが、自分で選ぶんだ、と明確に覚悟していた令子と対照的だったんでしょうね
悲しいけれどそれも価値観か
鯨井令子の「人生の賭け」
楊明『良かった~!! 無事に出て来られて~!!』
やがて令子、意を決して「外」に出た
消えるかもしれない
もちろん出なくても消える
でも大事なのは、そう「自分で決めて踏み出した」事なんでしょうね
最後まで自分で決め続けた
その大切さを感じるワンシーンでした
令子『終わりだけじゃない、ここから始まっていくものもあるよ』
もちろん令子は無事
どころかサクセスまで無事!!
彼女達は再現でなく独立、ただのデータじゃなくなったことで無事受肉できたか
スタンバってた楊明、小黒と合流
楊明はホンマ清涼剤やで!!
幻は消えてしまった
♪ きっと新しい毎日は 私だけのもの♪
みゆきも通りすがって無事
結局街は廃墟に戻った
でもあのひまわり畑が、種を残したように
令子たちが残れたように
工藤が救われたように
あの九龍は決して無為ではなかったと明示か
確かにあれは工藤が作った自己満足
でも始まりがそうでも、何人もの人の心を救えたし令子たちを生み出すことが出来た
決して無為ではなかったと思える幕切れか
汪診所跡地を眺めるユウロン
また不動産跡に、9/1「李」「工藤」の行動表
そこに鯨井令子の名前はない
彼女が死んで、消えても世界は進んでいた
その現実に立ち返ったのか
二年後-冬-
令子『それは素敵ですね~♪』
まさかの二年!
令子はおそらく鯨井Bの戸籍を使い、香港で旅行会社に勤め始めていました
アングラゆえ「行方不明」扱いだったかも
新しい制服、部屋が新鮮ですね
掴めプライド!掴めサクセス!!
周夫人『夫が定年を迎えたから、二人で世界一周でもしようと思って♪』
あの周さんも奥さんと旅行
垂れ目だったり、九龍での「家内」と似てますが同一人物かは不明
そりゃまあたぶん別人なんでしょうが
似た人に惹かれるのも人間か
ニュース『ジェネリックテラ消失事件から二年』
二年経て蛇沼グループは解体
みゆきは行方不明
まあ元々、母の為・復讐の為であってみゆきちゃんは財産なんかどうでも良かった
彼らしい結末ですわな
令子『うわぁ!?』
香港で楊明と楽しく過ごす令子
楊明、母とはちゃんと話し合えた
その彼女が遅刻し、九龍で読めなかった「踊り場の事件簿(下)」を読み進める令子
いやまだ読んでなかったんかい!!!!
それとも何度も読んでるんかね
工藤とのやり取りはじゃれ合い的な?
工藤『ほら、ヒーローは遅れてやってくるって!』
ここで工藤、初めて帰ってきた
曰く色々整理が大変だったとの事
結局、九龍解体後は行方不明扱いでしたものね
或いはジェネリックで過ごしたのが二年、だから「戻る」まで二年かかったのか?
三年前に解体、その一年後にジェネリックが起動したそうなので
妙な符号からそんな風に思えますな
そして本物のロマンスへ
令子『楊明のぶん食べないでください!?』
工藤『あ、下巻じゃねえか~』
『犯人解かったか? 教えてやろうか?』
令子『や、やめてくださいよ!?』
工藤『あれ? お前またシワ増えたんじゃね?』
令子『余計なお世話です!もういいですよ!!』
『さあ、食べましょう!』
工藤があのレモンチキンを食べた
あれほど新しいもの、変化を嫌がっていた工藤が「新しいもの」を食べた
それだけで変化を感じる
そして二人は、二年前と何一つ変わらない
恋の本当の始まり
そんな前向きさを感じるラストでしたわ
当初世界観がよくわからず困惑
でも毎回のように謎を明かし、三歩進んで二歩下がる感じが楽しかった!
毎回ドラマチックで飽きませんでしたわ
何より自分で選ぶのが大事だと
彼女が「作り物」だから始まった事にせよ
自分で選び、前向きに生きていくレコぽんが眩しい物語でしたわ
工藤先輩には賛否もあるようですが
あの令子が自分で選んだ
特に当初、この気持ちが「本物」由来では?なんて散々悩んだテーマ
乗り越えてちゃんと本物にした
であれば外野としては祝福しかない
そう思える物語でしたわ
懐かしさ、変わらない事は楽しい
それはすごく解かる
でもだからこそ、前に進もうとする意志が眩しく際立つ物語でしたわ
楊明が圧倒的清涼剤だった!!!!!
(レモチキください)
九龍ジェネリックロマンス 感想 2025年4月
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