九龍ジェネリックロマンス 第6話 感想[みゆきの望み]前よりアンタの顔してる!! ネタバレ

2025年5月18日

九龍ジェネリックロマンス 第6話 感想

公式あらすじより引用

蛇沼に別れを告げられ、その日暮らしの生活を再開したグエンだったが、早々に楊明と令子に見つかり、令子が抱いている疑問について問いただされる。グエンによると現在の九龍にいる人間はだれしも2人存在するが、クローンではなく別々の存在だという。一方蛇沼は、九龍について香港で調査をしている幼なじみのユウロンと会っていた。死んだ人間も壊されたはずの城塞も再現されながら、見える人間が限られている現在の九龍に、蛇沼はさらに惹かれていく。

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みゆきの復讐、現九龍への分析

九龍ジェネリックロマンス 6話 感想

愛しているが故に距離を置くべきだと

みゆきと令子がシンクロする回か

みゆきさんは今回ほぼ主役で、父を絶望させ復讐してやりたいと明らかに

ジェネテラ計画の相棒、ユーロンとのざっくばらんな会話も魅力的

いつもと違う気の置けない感じが素敵

他方令子は、工藤の「変わらない日常」を自分が壊していると苦悩を吐露

しかし工藤は、むしろ居て欲しい

彼は偽物だろうと日常が続いて欲しいのか?

だから偽物の日常、第二九龍が現れた?

地震はその想いが揺らいでる証?

ラストは地震じゃなく爆発だったけど!!

蛇沼みゆきの復讐

蛇沼父は死んだ息子をジェネテラで再現したい

その望みを利用し、記憶だけがない偽物を作って父を絶望させてやりたいのがみゆきの望み

まんま令子じゃん!?

だから令子を気に入ってたんですかね

グエンみたいな気持ちにさせたいのか

ミスリードな可能性も

以上の推察は、みゆきの相棒ユウロンが発言

しかし汪先生が彼の前で「復讐」に言及した際、みゆきが意図的に遮ってました

みゆきには別の復讐があるのかもしれません

みゆきの身体は"両性具有"

実は両性具有で、男女両方の性器がある

しかし両方に生殖機能がない

彼は子供を作れない

その深い絶望が示唆

グエンとの間に子供が欲しいんでしょうか

みゆきの出自はいまだ不明

今回、ユウロンと九龍で育ったと言及

てっきり先代社長実子のクローンかと思ったも

口振りからすると違うのか?

普通に愛人の息子?

それとも「クローンの失敗作」なのか?

第二九龍の正体もまだ不明

どうもジェネテラが原因で出現

みゆきたちも意味が解らず調査中と描写へ

ホントに何も知らなかった!!

物語はオカルト方面へ

何でもありなのも九龍らしいですな

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冒頭 父とみゆき

父『蛇沼の者らしい振る舞いをしなさい、おまえは下品でいけない……

前回でのテレビの行いを咎めるみゆき父

その言動からすると蛇沼は名家

みゆきは下層民として育ち、引き取られ「矯正されて」今の口調になったのか

それでインテリヤクザっぽいのね

ジェネテラ計画

父『お前の計画が頓挫するのであれば、私にも考えがある

私にいい考えがある

父はジェネテラとジルコニアンに不信感

目的達成へ、通常型クローンに切り替えることを勧めてきます

父の目的は死んだ実子の復元

クローンを作り記憶を移植

その為には通常クローンでいいとはごもっとも

父『オーソドックスなクローンを作るなら』

『"器"は既にあるだろう?

 知らないとでも思っているのか

言って、みゆきの手袋を剥す父

どう見ても素肌に見える手袋

第三話で押しかけた時、秘書に要求した「手袋」とはこれのことか!

みゆきもクローンって事?

肌が弱くて保護膜を?

でもその場合、父に自分がクローンだと隠してるとなりそうでおかしい

みゆきはクローン?

表向きは愛人の子であるみゆき

もしや母が研究者で、社長orその子供のクローンを隠して育ててたのか?

廃棄が決まったクローンを逃がしたとか?

みゆきは父にすれば「欠陥品」ですし

名家の血を残せない欠陥品

みゆきは子供を作れません

父は、彼が「蛇沼の血を残せない欠陥品」として忌み嫌っているんですかね

名家なら血が大事でしょうから

既に「通常型クローン」を実用化?

また父にはそれを隠している

そしてバレた直後にグエンを逃がした

飛躍して考えれば、まさかグエンがクローンなのか?

みゆきは後述しますが両性具有

その「欠点」を除いて、完全な男として作ったクローンって線もあるのか?

まあ瞳やら違うし考えすぎか

グエン追放

父『おまえのとこで最近「犬」を飼っているらしいな?

略・グエン『ちゃんと説明してくれよ!

言われてハッとしたみゆきは帰宅

グエンとたっぷり愛し合った

そして彼を追放

すると犬とはグエンのことか?

父はアレはみゆきに相応しくない、ぶち殺すぞとほのめかしたのかね?

それで父の手からグエンを逃がしたのか?

愛ある追放系?

無論、グエンは納得せず

みゆき『何が自分の人生かは私が決める

『君にどうこう言われる筋合いはない

グエン『自ら未来を奪うな!!

『みゆきちゃん!

 俺を選べよ!!

 俺は、みゆきちゃんがどこへ行こうとついていくし

 どこへだって連れてってあげるよ!

みゆきは憎まれ役になって彼を追放

グエンはつくづく、父の管理下で閉塞したみゆきに救いをくれた人なのか

彼は自由になろうと提案

しかしみゆきは拒否

思うにそれでは後悔が残るからか

ここで逃げたら、あの時やっておけばと「前に進めない」壁が心に残ってしまうから?

それは「絶対の自分」じゃないから

みゆき『そんな約束、するもんじゃない』

『どこへも行けなくなる

みゆきはグエンの重荷になりたくないのか

令子曰く動物を飼えばどこにもいけなくなる

グエンはみゆきの為に生きたい

それは良くないって事か

本来グエンは根無し草、風の吹くまま気の向くままどこへだって行ける

その彼を束縛したくないのか

別離

グエン『……痛い方が忘れないんだろ? 身体に刻んだ他の痛みと同じようにさ

みゆき『出ていけ……!!

グエン『……みゆきちゃん

『愛してる

グエンは、みゆきの口を噛んで「入れ墨」のように痛みを残して別離

めちゃくちゃロマンスだった……

なんなら令子たちよりロマンスだ…!!

生まれ変わるメロディ!!

そして「前回ラスト」へ

時系列として以下のような感じか

前回蛇沼みゆきがテレビに出た

怒った父がみゆきを本家に召喚

父に脅されたみゆき、グエンと別れる

グエンは荷物をまとめ、廃墟の九龍⇒幻の第二九龍への移住をしたという流れ

普段、二人がいた豪奢なビル

あれはたぶん香港なのね

地球連邦の租借地の

回想 鯨井Bはどこにもいかない

鯨井B『私、生き物は飼わない主義♪

『だって、どこへも行けなくなっちゃうでしょ?

令子が金魚を飼うのと、対称となる考え方か

回想、付き合ってしばらくの工藤と鯨井

鯨井Bは動物を飼うと、どこにも行けなくなるから飼わないと言い切ります

これはみゆきの言葉を補強

飼えばその世話で遠出できない

言い換えれば、守る為に動けなくなる

みゆきとグエンもそんな感じか

鯨井Bは敢えて読まない

鯨井B『面白かったわ、だから読まないの

『面白くなかったらイヤだもの

工藤は踊り場の事件簿・下巻を購入

しかし鯨井Bは、つまらなかったらイヤだからと読むのを断ってしまいます

いますねえ!こういう人ォ!!!!

敢えて、面白い本は続きを読まない

鯨井B『私は世界を変えたくないの、後悔したくない

いわゆるシュレディンガーの猫

敢えて結果を出さない事で、面白いという気持ちを永続させるやり方

鯨井Bの人柄を察せられますね

またこの当時、工藤は真逆でした

しかし今は違うんですね

工藤『俺はたとえ負けたとしても後悔はしねえ!』

『でも、それが人生ってもんじゃねェの♡

たぶん彼は本当の負けを知らなかった

負けた時、もう人生が終わりだと思うような「負け」を経験したことが無かったんですね

もしかしたら鯨井Bを外に連れ出そうとした

自分か九龍かどっちか選べ

そんな勝負をした?

そして負けて、動けなくなったのか?

一週間待ってください、本当の負けを体験させてあげますよ!

思うに工藤は"読んでない"

読んでないから彼の記憶再現である九龍では、文字化けして「読めない本」になる

彼はつまらなかったとも言った

きっと決めつけ

本の続きなんて、きっとつまらないはずだ

同じように未来はつまらないと決めつけ、過去に永住してるのが今の工藤なのか?

彼の願いをジェネテラが叶えたのかね

第二九龍は取り壊し決定

工藤『会社の指示待ちよっ

当時の工藤は、九龍に固執してなかった

異動を素直に受け入れてた

思うに令子は、未来に進むのを拒否して自殺してしまったんでしょうか?

九龍が好きだから九龍で死ぬと?

それを自分の責任だと工藤は後悔している?

工藤は九龍に大事なものがありすぎる

彼はどこにもいけなくなったのか

鯨井B『小黒ね~?』

妙にシャオヘイに反応してた二人

あの子もなんかあるらしい

また九龍解体は蛇沼グループが主導

工藤の蛇沼嫌いの原因か

令子を殺したのは工藤

鯨井B『私の物語はね? 終わりもしないし、続きもしないの

思うに工藤、自分がちゃんと令子を惚れさせなかったせいだと後悔したのか?

たぶん令子は、変わることを拒んだ

未来を知ることを拒んだ

九龍を愛し、解体時に死んだ

でもその場合、令子が九龍以上に工藤を愛していれば結果は違ったかもしれません

それが工藤の後悔なのかも

現在 ヨウメイ・ミーツ・グエン

楊明『イケの!メン!?

幻の九龍に戻ったグエンは、配達業で楊明と出会い連行されてしまいます

そのイケメンが命取りだ!!

楊明はこれで箱入り娘

世間知らずな彼女に野生のイケメンはちょっとショッキングだったらしい

楊明、薔薇の間に挟まる百合に?

令子はクローンじゃない

令子『クローンって事……?

略・グエン『クローンではない

グエンはジルコニアン計画について、知ってる事をだいぶ話してくれました

令子はクローンじゃないと明言

ホント“現状の"ジルコニアンとは何なのか

父の物言いからすると、楊明が言った通り本来は新型クローン的な位置付けらしいですが

とてもそんな科学的には見えません

鯨井Bの死因を語り渋るグエン

グエン『……ホントに知りたいか? 自分の元となった人間の死因だぜ~?

『聞いたら

 同じ運命を辿るかもしれないよ

『何せ……、工藤さんを好きな気持ちも既に同じなんだから

曰く、令子も同じ末路を辿るかもよ?と

そもそも彼は令子を好きじゃない

それは彼が愛情深いから、工藤たちとの想い出を大切にしてるからなんでしょうね

作り物に割り込まれたくない

コピーされた感情を見下している

今思えば彼の態度も納得

令子、言い放つ 

令子『私の好きは、私の好きです!

グエン『……!?

令子『誰かの真似なんかじゃない!!

楊明『そうだヨ! あたしたちは"絶対の自分"なんだから!!

これは自分の気持ちだと言い切った

ついでに楊明も乗っかった!!

そして鯨井Bを良く知る彼だから、ただのコピーじゃないとはっきり解かったんですね

鯨井Bを良く知るから嫌っていた

良く知るから別人だと解かる

知る事ってホント大切

グエン『アンタ……、前に会った時より令子さんと似てないな?』

令子『え

グエン『アンタの顔してるっ

女殺しですねえグエンさんは!!

恋してなければ惚れてたのでは

以降グエン、だいぶ表情が柔らかくなった様子

実際今は視聴者も、回想を見て「鯨井B」がどんな人物だったかわかるようになってきた

確かにこりゃ別人ですわ

楊明の特殊性

グエン『(俺が九龍にいたころ、こんな目立つ子見かけなかったよな……?)』

令子は昼休憩の時間が終わり、結局「死因」を聞けずに帰ってしまいます

肝心なとこォ!!

その後ももりもり食べる楊明

何故か食べないグエン

そういやここの飯、食べて平気なのか?

楊明に街の危険さを諭すグエン

グエン『もしかして九龍って土地、今まで知らなかった?

今の九龍は「街の幽霊」とでもいうべきもの

楊明はそうと知らず、普通の街と思って住み着いた「現代人」であるらしい

だからグエンも、その食事を怪しんで食べようとしないんでしょうか?

実は葉っぱだったりするのかね?

前回、整形前に戻ってしまった楊明

楊明『この間、過去の姿に戻っちゃったの

グエン『過去?

楊明『幻覚とかじゃなくホントに……、……変な話だよね?

やはり本当に物理的に戻ってたらしい

思うに楊明は、第二九龍の一部になりつつあるんでしょうか?

ここで飲み食いしてるせい?

街の特殊性に巻き込まれてるのか?

“絶対の自分"

楊明『自分を信じる事だよ~

『たとえばお洋服でも靴でも、食べるものでも言葉でも!

『これがいいって思うものをちゃんと選ぶ事かなっ

みゆきに選ばれなかったグエン『選ぶ……

楊明『人って毎日、小さなウソを吐きがちでしょ?

 その先には

 偽物の自分しか待ってないけど……

『そういうの全部やめてっ

『そのとき自分が心からそうしたいって思う事を続けたら

 "絶対の自分"になれると思うの

『たとえそれで後悔したとしても、ウソより絶対!

『偽物より本物でありたいもん♡

前回語った、自分を偽らず生きる事

日常の小さな嘘を重ねない事

たぶんみゆきも「復讐したい、そう思う自分を偽らない為」邁進してるんですね

それは絶対の自分と同じ事

意外に令子と似た者同士

彼も「ジェネリック」ですし

工藤は「本物」か否か?

グエン『(工藤さんは間違いなく本人だ……、誰がこんなひどい事を)』

楊明は怪しみ、グエンは本物と確信

ただ視聴者視点では、工藤こそ「ジェネリック九龍」の原因っぽいですね

彼が苦しむと地震が起こる

彼の心の産物だからと感じます

彼こそ今、一番九龍に執着していますし

ジェネテラによる「不老不死」

みゆき『不老不死を実現するうえで、最も重要なのは~

『朽ちない肉体よりも確かな記憶です

『ジェネリック・テラは、それを可能にします

『事故や病気で記憶を失った場合

 ジェネリック・テラに保管した記憶を脳に同期させれば

 復元が可能となるのです

場面代わって不動産、みゆきがTVでジェネリック・テラの有用性を説明

あれは全人類の記憶をバックアップ

不老不死は記憶こそ大切

記憶こそ人の肝だと

記憶さえあれば、きっと他人の体だろうが「生き続ける」ことができる

逆に記憶だけ違う人間は、別人になってしまう

それは令子が実証してますな

笑いジワが増えたとからかう工藤

令子『皺っていうのはその人の歴史で、どう生きたかという証なんです!

『だから増えた皺は、私が生きている証!

そう言い返すと、途端に冷めた顔になる工藤

令子にすれば自分を鼓舞する言葉

しかし工藤にすれば、令子が鯨井Bとは別人なんだと確信させる言葉

彼の「日常」が壊れていく

それで複雑なんでしょうか

工藤が見ている景色

令子『(私、ちゃんと"私"になってる!!)』

『(じゃあ工藤さんは…?)』

『(婚約していた恋人を亡くして

 懐かしさを愛し

 変化を嫌い

 彼女と同じ顔をした別人の私と働いて……)』

『(工藤さんの毎日って、一体どんな景色なんだろう……)』

今、自分が「自分」を作り上げていくと確信

感動する令子

しかし自分が「別人」であることを、工藤はどう思っているのか

これまで自分のことで手いっぱいだった

しかし自我が確立

周りを見渡す余裕で不安になってしまった

人は死ぬまで不安だらけなのさ!!

汪診所・蛇沼みゆきは両性具有

汪『お前の身体には女性器も男性器も備わっているが

 どちらも繁殖の為の活動はしていない

おそらく香港の汪医師を訪ねたみゆき

自分は子供を作れない

たとえ体外受精し、子宮に戻しても不可

性器が両方あるがどっちも不可

まるであてつけのよう

みゆきの「蛇」はその象徴なのかね

汪先生『今の話はジェネテラと関係あるのか?』

思うに、身体を乗り換える実験への確認?

今の身体は子を残せない

であればクローンで男・女の身体を作り、ジェネテラで記憶をコピーすればいいと?

男、もしくは女として生まれ変わる?

それがジルコニアン計画の本命?

父曰く「器」は既にある

たぶんみゆきは、通常型クローンを既に試作

自分の記憶を入れる為の「器」か

それはたぶん、男か女として性別に手を加えた身体であるはず

父が言及した直後、彼はグエンを逃がした

まさかグエンこそクローンなのか?

みゆきの「復讐」

汪先生『お前の目的は……

みゆき『今日はユウロンにも用があるんです

汪先生が言いかけた時みゆきは遮った

そしてユウロンが復讐について視聴者に説明

もしかしたら、みゆきは別の復讐があって「ユウロンを騙してる」んでしょうか?

めっちゃあからさまに遮ってましたが

みゆき父の目的

ユウロン『みゆきの親父の目的は

  死んだ息子の復元!

『記憶をバックアップをできるジェネテラを使えば、それが出来ると信じとる~

ジェネテラは父の実子を再生する手段

父は亡くした息子を取り戻したい

今のみゆきは、ジェネリック息子なんですね

なんでもかんでもジェネリック!!

みゆきの復讐計画

みゆき『ただ記憶を入れずに復元するだけだ……

『姿も声も体温までも失ったあの日のままなのに

 今までの思い出を持たない

 最愛の息子……

『期待したぶん地獄に違いない

ユウロンが言うには、ジェネテラで「記憶だけないクローン」を作る

まさに令子みたいな代物を作りたい

それを父に見せ絶望させたい

以上がみゆきの復讐計画

前回出てきた父、根幹に関わってたのか!?

思うに「本当の復讐」は?

たぶんみゆきは自分で子供を産みたい

端的にいえば父は子を残せなかった

だから自分が子を作ることが、父へのあてつけ=復讐だと考えているんでしょうか?

……という自分を騙し、ただ子供が欲しいだけ?

愛するグエンとの子供を?

みゆきの幼馴染・相棒ユウロン

ユウロン『ホンマええ性格しとるよな~

以前電話口だけで登場した青年

銀髪八重歯美青年やん……

みゆきと九龍で育った幼馴染

どうも相当な技術者らしい

彼相手だとみゆきは砕けた口調

グエンが見たらハンカチ噛んで泣きそう

目の幅の涙流して泣きそう

九龍はジェネックテラの産物

ユウロン『あっこには死んだ人間が当時の姿でおる

 それはまさに

 俺らが作りたいもん………

『ジルコニアンや

みゆき『死んだ人間だけじゃない

『もうあるはずのない第二九龍砦城まで再現されている

 その仕組みを解明しなければ

 先には進めない

ジェネテラが廃墟に投影、死者ごと再現した

父はこれで息子を再現したい

みゆきは彼を、令子のように再現したい

完全な同一人物に、記憶にない別人にしたい

その為の解明が必要なんですね

ジルコニアンとは"再現された人間"

ユウロン『見える人間と見えへん人間がおるからな~

ジェネテラが謎の理屈で再現した過去の人間

確かに同一人物

だからクローンだと誤解されたのか

ちゃんと生きている

そのチェックに健康診断をしたのね

そもそも全く分からない

ユウロン『俺、九龍好きやったのに~!!

彼らが作ったんじゃないのか?

ジェネテラが復元装置になると考え、建造したはずなんですが

その理屈が解ってないんですかね?

なんなのジェネテラ?

建造したのは父側の技術者なのかね

九龍は入れる人間が限られる

ユウロン『なんでみゆきには見えて、俺には見えへんねん!!

仮に実子が再現できても、父に会わせられなければ意味がない

入る条件が解らない!

九龍を知ってても、知らなくても関係ない

九龍で生まれ育ったユウロンが入れない

九龍を知らなかった楊明が入れる

果たして条件は?

二人は知らない事ですが

工藤が知らない人間でも入れる

どうも街は工藤に強く影響

その彼が知らない楊明でも入れたのね

ユウロンは「風水」だと考察

ユウロン『香港っちゅ~土地は、ものごっつ強い気ィの流れ込む場所や

『中でも九龍は特大級

『そんな香港上空に

 ジェネリック・テラなんつうもんを作ってもうたら

 何かしら影響が出てもおかしィない

九龍が気脈の流れを乱したせいでは?と

みゆきはオカルトだと一笑

しかし風水とは、現代とは「別の理屈」による技術じゃないかとユウロンは主張

実際、よくわからないジェネテラが成立

現行科学とは違う何か?

気脈、大地を流れる膨大なエネルギー

それがジェネテラを動かしてる?

ユウロンの仮説

ユウロン『ジェネテラが気脈を乱し

 何かに共鳴して第二九龍の幻を出現させた……

『そして更に、それに共鳴した人間にだけ九龍を見ることが出来る……

ジェネテラが何かに共鳴、同じく何かに共鳴した人間にだけ入れる空間を作った

あくまで仮説

ただそう考えると令子は改めて謎

彼女は過去がない

彼女だけ「再現度」がおかしい

なんでなんでしょ

令子の異常も工藤のせい?

みゆき『お前それ仮説って言えるのか!!

仮に工藤が変わらぬ日常を求めたとして

もし鯨井Bを再現すれば、彼女はまた死ぬことを選ぶのかもしれません

その阻止へ、記憶を敢えて抜いたのか?

別人なら死なないはずだと?

その思わぬ誤算が現状なんでしょうか?

人は見たいものを見る

ユウロン『人っちゅーのは、見たいモンを見てまう生きモンや

だから都合のいい空間が生まれたと?

ユウロンは、自分も九龍を見たいのに入れないから「これは無い」と否定

ただかなり当たってる気がしますね

あれは工藤が見たい九龍?

だからグエンが知る九龍とは違うのか?

みゆき/ユウロンは危うい

ユウロン『異質なモンに注目やな?

別れ際、互いに互いを危ないと心配する二人

ユウロンは妙な事務員を雇った

みゆきの父の部下なのかね?

とまれとかく仲がいい

またユウロンと楊明で、九龍には入れる条件があることがより明確に確認できました

二人は両極端なんですな

どっちも「主人公の親友」ポジションか

令子は工藤から離れたい

工藤『全世界のメシならここに全部売ってるぞっ

カップ麺を買い出しにスーパーへ

際し工藤、カップ麺は世界だ!と主張

すげえな日清的な企業

これが転じ、令子は海外に行きたいと再主張

ジルコニアンは外に出られるのか?

最終回への大きな命題か

『令子(懐かしくも愛おしい、変わらない毎日……)』

『(工藤さんにとって私だけが偽物……)』

『私、工藤さんのそばに居ない方がいいんじゃないかなって

 最近思うんです

『だってそうじゃないですか?

『亡くなった婚約者と同じ顔をした私が

 ずっと近くに居たら

 工藤さん、いつまでも気持ちが落ち着かないだろうし……

工藤は変わらない日常を続けたい

令子は自分が異分子だと自覚

グエンに当初嫌悪感を持たれたように、工藤を不快にしているんじゃないかと結論

工藤には日常がどう見えているのか

そう彼女なりに考えた結果

際し考えこんだ令子、異常な印象でしたね

それこそ人形みたいな眼でした

工藤の「令子」への想い

工藤『どこにも行くな! ずっとそばにいろ!

『ずっと!!

工藤の答えは真逆で、戸惑ってしまう令子

しかし直後の騒ぎで答えは聞けず

思うに工藤は、ずっと日常を続けていたい

その為の「再現」であり、その為に「敢えて再現されなかった」結果が令子なのか?

鯨井Bは死を選び、日常を終わらせる人だから

だから性格は再現しなかったのか?

そうすればずっと続けていられるから?

謎の爆発で次回に続く

工藤『ちょっと様子見てくる!

てっきりまた地震かと思ったも

これも地震同様、工藤の動揺で生じたのか?

或いは余計な事を言いすぎたから、話を中断したいと工藤は思ったのか?

その想いに反応して異変が起きたとか?

次回、第7話

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※以下サブタイは便宜名です

九龍ジェネリックロマンス 第1話「懐かしの街・九龍城砦」
九龍ジェネリックロマンス 第2話「過去がなかった女、過去を捨てた女」
九龍ジェネリックロマンス 第3話「だから令子は嫌われる」
九龍ジェネリックロマンス 第4話「ジルコニアン」
九龍ジェネリックロマンス 第5話「あたしの好き」