九龍ジェネリックロマンス 第8話 感想[事後]この夏はどうかし続けてるぜ!! ネタバレ

2025年6月1日

九龍ジェネリックロマンス 第8話 感想

公式あらすじより引用

ユウロンの調べで、鯨井Bは3年前に薬の過剰摂取で亡くなっていたと知った蛇沼。自らが取り壊した第二九龍にかつて住んでいた彼女に、蛇沼は因縁を感じる。時を同じくして、令子は自分のことが見ることができない人間がいると知りショックを隠せずにいた。自身の存在そのものが大きく揺らぐ中、工藤の「何処へも行かないと約束する」という言葉に生きる道を見出す。そして、九龍についての調査するため香港に向かった楊明は、ネット上で現在の九龍について知る人物と接触する。

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取り壊しの原因、繰り返される夏

九龍ジェネリックロマンス 8話 感想

鯨井Bの命日、8月31日が過ぎると7月1日

やはり時間はループ

ですが体感では繰り返しではない

日付が巻き戻っても、令子と工藤が過ごした時間も寝たことも巻き戻らない

中の人間は気付けないのか

寝たの!? お二人さん!?

楊明、指摘されるまで気付けず

楊明は三月に訪れ、当時は肌寒かった

しかし九龍内では常夏だった

それから夏を三回繰り返しているはず

しかし指摘されるまで違和感がなかった

入ると取り込まれてしまうのか?

楊明とユウロンの「まとめ」回

ネット上でユウロンと知り合った楊明

彼に話す体裁で、これまでの事態をまとめ

つくづく異常

ユウロンの糖分への執着も異常

頭を動かすのに糖分必須

いわゆる天才なんですな

九龍取り壊しの原因も蛇沼

実は何かの隠蔽が目的

次回にひっぱった!!

なるほど九龍の何かを隠すために壊した

そしてジェネリック九龍は、その「隠蔽」を明らかにできる代物なのか

とんと見当もつきませんが……?

地下にMSが隠してあるくらい言ってくださいよ!!

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冒頭 存在しない人間

グエン『もし令子さんが生きていたら、アンタは消える方ってコトだ

前回、自分は鯨井Bのジェネリックだと定義

別の人間だと認め心が軽くなった

ですがその矢先、令子は「九龍が見えない普通の人間」と初体面

普通の人間には自分と九龍は見えない

自分は存在しないと知る事に

令子は九龍で過ごし、今までは見える人としか出会ってこなかったから……

寝耳にナイアガラよりひでえや!

ジェネリックは本物に出会うと消える

グエン『あんな風に消えちまう人間っていうのは……

『つまり……

令子『この世に存在していない……?

以前、消える瞬間を目の当たりにしたグエン

だから本物とは思えない

視聴者には前々から描かれていたとはいえ

当人にはショックがデカい……

ようやく「独り立ち」し始めた矢先なのに

楊明は信じない

楊明『そんなの全然納得できないー!!!

幸い、楊明だけは実在を信じてくれました

彼女は香港へ調査に行くと宣言

単身調査に向かう楊明

なんて危なかっかしい

あの行動力で箱入り娘は危ない!!

九龍は人をすがらせる

グエン『不気味さなんてどんどん麻痺していって、何が確かかなんてわからなくなる……

『みゆきちゃんが復讐に使いたがるのもよく解るよ

略『同じ姿、同じ声、同じ体温

『存在しないと解っていても、きっと縋ってしまうだろう

街に戻った令子、工藤とばったり

この街が「実在」していると感じる

同じくグエンも、現に存在するとしか思えない九龍に改めて困惑していた

この幻の九龍は人を縋らせる

工藤も令子も同じなんでしょうか?

工藤は失った鯨井Bを想い、令子に縋る

令子も工藤を想い、自分は存在していると縋っているんでしょうか

そんな工藤令子の物語……?

令子『(ちゃんと美味しい……)』

グエンと並行し、食事する令子が描写

九龍が幻と自覚し始めた

しかしちゃんと美味しい

確かに今、この水餃子は存在してる

同様、ちゃんと工藤を想ってると「自分の存在」を再確認してしまうんでしょうか

思う事が存在のよすがとなるのか

鯨井Bの死因

回想・鯨井B『だから言ったでしょ? あたしってヒキが強いって♪

回想、とかく麻雀が強かった鯨井B

自分はヒキが強いのだと

そんな彼女が不眠症だったこと、眠れるようにと工藤が奮闘してた姿が描写

そんな工藤に会えた「ヒキの強さ」を鯨井Bは喜んでたようでした

今回の回想は終始明るい

とても自殺には見えませんが……?

現在・"寂しい老人"みゆき父

みゆき『お父様、私はみゆきでございます

みゆきでございまぁす!!

他方みゆきの父、みゆきを死んだ実子と誤って呼んでしまう場面が

訂正するみゆき

認めない実父

そら復讐もしたくなる

みゆきは「自分」を認めさせたいのかね

ユウロン『鯨井令子の死因はオーバードーズ』

『薬の過剰摂取や

問題はそれが死因じゃない

みゆき曰く薬理的にその量では死なない

では何の薬で?

汪先生がそうカルテを書いたのは、彼が真面目すぎるからだとみゆきは分析

自分のせいだとしょいこんでる為

でも他の薬が死因なのか?

みゆき『鯨井令子とはつくづく縁があるな?』

『彼女の遺族は蛇沼を恨んでいるだろう

ユウロン『せやな?

『ま、恨むべきはお前のオヤジやけどな?

 その上、お前の出生情報と、アレを潰す為の第二九龍解体をお前の初仕事に命じるなんて

改めて、父への憎悪を深くするみゆき

もっとも愛の裏返しでもあるのか?

とまれ前後しますが、蛇沼はとあることを隠蔽するために九龍を壊した

鯨井Bはそれを知り消されたのか?

見た事で外に出てはならない人間になった?

まさか小黒に殺されたのか?

ガスマスクの男、その正体

みゆき『本当に……、嫌な男だよ

先日、ユウロンが雇ったという変な事務員

やはり正体はみゆき父の密偵

みゆきは彼を警戒

密偵はユウロンの留守にデータを盗もうとするも、何もありませんでした

ユウロンも百の承知だったらしい

みゆき父の密偵・ガスマスク男も九龍へ

ガスマスクの男『やっぱり可愛いな~

 ロリータは♪

『うーんそれにしても……、さすがに暑い、この九龍でするコーデじゃないな!!

『はいはい待って下さいよっと

『はい、小黒です♡

『今、九龍に入りました、これから調査に参ります

実は男、小黒の成長した姿だった

いや男だったのかよ!!

しかもみゆき父の密偵

問題はいつからなのか

当時すでに密偵で、秘密に近づいたものを殺す役割を持ってたとか?

にしても三年で変わるものですな

小黒は消えてない!?

本来、オリジナルが入った時点でジェネリックは消えるはず

なのに消えてない

しかも小黒は知ってるのに疑問視しない

それとも知らないのか?

惑う令子

令子『工藤さんも、どこへも行かないって言ってくれますか!?

『私……、どこへ行ったらいいのか解らないんです……

『でも……、工藤さんがそばに居てくれるなら、私はそれだけでいい!!

この気持ち、令子を初めて見た時の工藤同様?

最初に"幻の九龍"に来た時の?

他方令子、自分が存在しない事に絶望

工藤に告白します

しかしこれでいいのか?

それは絶対の自分というより、工藤に縋っているのではないでしょうか

工藤を想う自分は確かに存在していると

その事に縋ってしまったのか?

工藤『約束するよ……』

『たとえこの世界が、からっぽだとしても

他方工藤も、やはり鯨井Bを見ていた

彼はここが幻だと理解

その上でそれでもいいと思ってる

これまでの描写上、工藤の執着が「幻の九龍」を形作っているように思えます

単に彼の執着が強いから?

それとも隠蔽された何かと関わるから?

九龍からは持ち出せない

楊明『あのピアス……、着けて来ればよかった

他方、香港に出た楊明は「九龍で稼いだお金」が消え失せてしまいパニック

やはり外には持ち出せないのか

幸いグエンが金を貸してくれた

ただ気になるのは、服はどうなのか?

少なくとも例の「九龍で買ったピアス」は今回持ってきてなかった

持ち出したら消えていたのかね

楊明、九龍に戻れるのか?

楊明『戻ったら……、九龍もレコぽんも消えてなくなってるとかないよね……?

戻ったら「見えなくなってる」可能性も……?

街で聞き込みしたところ、誰も彼もが「もう壊されたろ?」とあっさりしたもの

楊明は九龍はもうないと思い知らされた

果たして戻れるのか?

当初は壊されたと知らないから入れた

しかし今は?

まあみゆきが入れるなら、そこは問題じゃないのかもしれませんね

壊れたと一番深く知ってる人だから

九龍を巡る陰謀

金『取り壊しの理由は、蛇沼グループの隠蔽ってウワサもある!

しかし楊明は知りませんが、鯨井Bの麻雀友達だった金爺ちゃんと遭遇!

俺は住んでたぞと意気投合

蛇沼の隠蔽だと聞く事に

爺さん曰くそれ以上はネットで聞け

てっきり、ネタにしてナンパでもするつもりなのかと思いましたわ

爺ちゃんガチで言ってたのか

泣いて怒って感情豊かな楊明

楊明『ありがとう!

とかく今回、感情豊かだった楊明

いやいつもそうですけども

皆は何かと内に溜め込みがちなので、彼女の素直さが清々しいですね

もっとも彼女も悩んでた

令子が変えた部分でもあるのか

九龍の存在を証明したい

楊明『ウワサを楽しみたいだけなら退室します

ネットカフェに飛び込むも書き込みはほぼ削除

運よく同じく調べるシュウランを発見

楊明はシエルを名乗ってチャットに

ですが実際には、隣のブースのユウロンが書いているんだと視聴者に明かします

楊明うしろうしろー!!

ユウロンが尾行してたのか

何せ九龍から出入りする者はほぼいない

チェックは簡単でしょうものね

楊明、ユウロンと知らず相談

ユウロン『私は第二九龍の存在を証明したい

ユウロン曰く第二九龍は三年前壊された

彼は幻の九龍実在を証明したい

利害一致ですね

楊明が一方的に利用されてますけれども

ユウロン『証明するためには』

『"何故存在しているのか"という原因を探る必要があります

たとえばジェネテラが工藤に反応し、彼の記憶から作り上げたんじゃないか?とか

そのエネルギー源は気脈じゃないかとか

そうした原因を探ろうとする二人

とはいえ新しい情報はなし

これまでの状況のまとめ

視聴者に対してでもあるのね

ユウロン『異常なのは九龍の方かもしれない』

多くはユウロンも把握してる事

しかし彼はわざと困惑してみせ、楊明に考えるよう促し続けます

さすがみゆきの友達

九龍が、いま確かに存在すること

死んだ人間のそっくりさんが生きてる

なのに誰も疑問を持たない

当時の人間のコピーと、外から来た「本物」が混在していること

本物が来るとコピーは消える

九龍が見えるのは、複数人がいる

楊明がおかしい訳ではない

特に最後、話を促す為に重要ですな

楊明『九龍の違和感、わかりました』

『九龍は、ずっと真夏です

楊明は半年前、三月に九龍を訪れた

そのときからずっと夏

その事に今まで気付けなかった

前回は外に出た事で空が違う事に、秋空だと気付いたのか

普通は入った直後に気付く

この半年で気付ける

なのに気付けなかった

中に入ると取り込まれるのか?

蛇沼による隠蔽

楊明『九龍にそんなものが……!?

やがて肝心の隠蔽について、ユウロンは何かを語るも視聴者には伏せられます

楊明は確認を急ぎ九龍へ

つまり誰でも確認できる範疇だと?

際し二人は連絡先を交換

また外に出る際、ユウロンは「今まで話してた相手」とおくびにも出さずに接触

彼女にアメを持たせました

何か思いついたのか?

それとも何か仕込みなのかね

九龍が真夏である理由

工藤の口癖『ホントこの夏の九龍はどうかしてるぜ!!

おそらく工藤が令子と最後の夏を繰り返してる

だから彼女の命日を境に「戻る」

そこから進めない

前に進めない工藤そのものか

工藤と令子のロマンス

九龍ジェネリックロマンス 8話 感想

工藤『……どこ行くんだよ?

工藤の部屋で一夜を明かしていた二人

さらっと事後!!

さすがロマンスなのだぜ

問題は携帯の画面か

そして再び七月一日へ

スマホの日付が七月に戻っていた

今、確実に関係が進展

なのに時間は戻ってる

おそらくこれまでもこうやって巻き戻ってた

楊明以下、みな七月一日~八月三十一日の「九龍最後の夏」を繰り返している

なのに気付けないのか

唯一工藤だけが気付いてる?

それが「この夏はどうかしてる」って事かね

次回、第9話

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※以下サブタイは便宜名です

九龍ジェネリックロマンス 第1話「懐かしの街・九龍城砦」
九龍ジェネリックロマンス 第2話「過去がなかった女、過去を捨てた女」
九龍ジェネリックロマンス 第3話「だから令子は嫌われる」
九龍ジェネリックロマンス 第4話「ジルコニアン」
九龍ジェネリックロマンス 第5話「あたしの好き」
九龍ジェネリックロマンス 第6話「父の望み、みゆきの復讐」
九龍ジェネリックロマンス 第7話「鯨井令子をなんと呼ぶべきか」