ユア・フォルマ 第13話 感想【最終回】それは痛みではなく ネタバレ
ユア・フォルマ 第13話「悪夢の夜明け【最終回】」感想
公式あらすじより引用
対峙するエチカとハロルド。復讐に燃えるハロルドに、エチカは説得を試みる。果たして、ハロルドの下す決断とは
ABEMA ANIMEで水曜24時30分より無料配信
◢◤最終話「悪夢の夜明け」
◢◤次回予告 & あらすじ公開6月25日(水)23:45~テレビ朝日“IMAnimation W”枠にて放送、TVアニメ『#ユア・フォルマ』13話の次回予告を公開
対峙するエチカとハロルド。
復讐に燃えるハロルドが下す決断とは― ▌#花澤香菜 #小野賢章 pic.twitter.com/WhYv6HDLwL— ユア・フォルマ【公式】/TVアニメ放送中! (@yourforma) June 24, 2025
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応援イラスト到着
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最終回に向けて
原作イラスト 野崎つばたさんよりイラストが到着!#ユア・フォルマ 第13話はこの後23:45~テレビ朝日系にて放送 ※一部地域を除く
&深夜0:30~ABEMAにて放送 #your_forma pic.twitter.com/xWtxdHUDqU— ユア・フォルマ【公式】/TVアニメ放送中! (@yourforma) June 25, 2025
仇討ち、劇中最後の電索で見た真実
第一話冒頭が、ソゾン殺しの電索だったのか
意外やハロルドの仇討ちはならず
しかし問題を共有し、乗り越えた
サブタイ通り夜明け、エチカが願う“対等"へ大きな一歩を刻む最終回か
しかし例のマフラーも意外な効用
エチカ、ビガに嫉妬!?
彼女の恋心も動き出す最終回だったのね!!
スタッフは端折ってでもここまで描きたかった
その熱意を感じる最終回でしたわ
ソゾン殺しの新たな真相
実はソゾンだけ、誰とも知れない模倣犯が殺害
あれだけは模倣犯だった
ソゾンの仇討ちはお預けなんですな
果たして彼に裏はあるのか
表情を見る限りは裏はなさそうですが……?
真犯人ナポロフが、新作と贋作・ソゾン事件のやりなおしにこだわっていた理由
それもソゾン殺しが「贋作」だったからか
おそらく彼の美意識に訴えるもの
彼に大きなしこりになってたんですね
彼はシュビンにアバーエフを殺させ、罪を擦り付けようともしていた
彼なりの「大団円」を狙っていたんですね
あの、人と結婚したカスタムアミクス
彼もTOSTT開発者ラッセルズ(偽名)に特殊な改修を受けていたことが判明
時系列上は、改修後にTOSTTを頒布
それらの改修が岐路だったのかね
ハロルドみたいなAIを作りたいのか?
とまれ初回回帰とは美しい〆ですわ
冒頭 敬愛規律
ナレーション『アミクスには敬愛規範が刷り込まれている』
『人間を尊敬し、人間の命令を素直に聞き、人間を絶対に攻撃しない……』
最終回もアバンとOPEDがワンセット
本作に於ける肝・敬愛規律
ハロルドにはそれがない
厳密には通常型アミクスは、敵意といった概念自体を思いつかないただのプログラムだと
そのシビアさが印象的な作風ですね
敬愛規律とはお題目同然
ですがハロルドたちRFモデルだけが例外
彼らは敵意を抱ける知性を持つ
悪く言えば社会不安の種でもあるのか
てっきり最終回、黒幕キャラが実はこの声だった的な演出になるのかと!!
とまれ飛田氏はZガンダム主人公カミーユ
そしてそのオマージュキャラ風見裕也CV
名探偵コナンにて活躍中
青山先生はガノタの鑑ですぜ
ハロルドの疑念、後悔
ハロルド『あなたは「自分と釣り合う補助官が欲しい」というだけの理由で
罪を犯したのですね?』
いつもはエチカのことを良く解っているハロルド
しかし今回に限っては……
遂に、ハロルドが敬愛規律を持たないと知っていることを明らかにしたエチカ
エチカはハロルドの為に彼を庇っている
対しハロルドはこれを詰った
優秀な道具の私を守りたかったのかと
ハロルドが「自分ならこう考える」ことがそっくり投影
自分もエチカも否定する言動が悲しい
エチカ曰くハロルドだって同様
エチカ『復讐の為に正体を懸命に隠してきたんでしょう?』
『なんでリスクを冒してまで私を助けた!!』
略『君だって矛盾した理由で私を庇ってる!!』
『本当はこんな風に犯人に復讐したいわけじゃない!!』
エチカはただハロルドが心配
ハロルドも火事場でエチカ救出へ銃を撃った
あれは正体露見を招く危険行為
危険と解っててやるくらい、ハロルドはエチカを思いやっている
お互い様だと言いたいのね
あの事件は互いの優しさに繋がるのか
ハロルドと敬愛規律
ハロルド『これは単なる復讐ではない、私のケジメであり贖罪です!』
略『私がソゾンを殺したようなものだ』
どうもハロルドは、ソゾンが殺された事で自分に敬愛規律がない事を知ったのか?
知った事であのとき動けなかったと恥じた
本当は救えたと後悔した
そうして自分を責めるゆえ止まれないのか
犯人を直接殺して裁きたい
それにより規律がないと露見し、自分が処分されるまでを求めていると?
前回ナポロフはハロルドは処分だと罵倒も
廃棄こそハロルドが望む償いなのか
遂にハロルドを撃ってしまったエチカ
回想のエチカ『君のことを覗けたらいいのにとつくづく思うよ』
『電索で潜るみたいに』
回想のハロルド『私もあなたに潜れたらどんなにいいか』
二人は互いを理解したい
銃撃が電索であるかのように演出
どういう演出なんだぜ?
この一発の弾丸が、隠してきた本音をさらけ出す端緒になった
相手を理解する為につなぐもの
電索と同じ意味を持っていたと?
ハロルドを変える叫び
ハロルド『あなたが望まないでしょう! 釣り合う補助官を失いたくないから!』
エチカ『だから違う!!』
『私は!! 私が失いたくないのは補助官じゃない!!』
『君だッ!!』
ハロルド『…………!?』
エチカが撃つはずないとタカくくったハロルド
しかし撃たれて感情的に
結果、エチカ本気の叫びに直撃を受けます
言えたじゃあねえか……
お互い土壇場でないと言えない
または自覚薄くて普段は思い浮かばないのか
ハロルドの願い
ハロルド『ダリヤはもう解放されるべきです』
略『私が全て終わらせられたのなら、ナポロフを裁くことが出来たのなら
ダリヤも前に進めるはずです!』
『今度こそ!ちゃんと!!』
エチカ『君がそう思いたいだけだ、彼女は悲しむ!』
自分が捕まれば、"家族"であるソゾンの愛妻ダリヤも解放されると思っていた
ソゾンの死で二人は共依存に陥ったと?
捕まれば納得いく形で彼女と離れられる
彼女を自由にできるのだと
そんな風に自分を責めていたんですね
ダリヤは彼を家族と見ているでしょうに
略・ハロルド『黙ってくれ!!』
我知らず泣いてしまうハロルド
『……!? ……お願いですから、優しくしないでください』
ハロルドはソゾンの課した使命を全うしたい
そして自身、裁かれたかったのか?
皆が自分に優しくするから
彼は自分の罪を知っているから
犯人に直接手を下すことで、"救えなかった自分の罪"を公にしスクラップにされたい?
そんな想いがあったんでしょうか
その優しさで自責が鈍ってしまうハロルド
ハロルド『償いたいのです、ソゾンに……』
『彼の手足が切り落とされるのを見た、その内、声が聞こえなくなって……』
エチカ『思い出さなくていいんだ……』
彼は機械だから記憶が薄れない?
鮮明な記憶が今なお苛むのか
またソゾンの母は、敬愛規律をガン無視してハロルドを責めていました
お前は息子を救わなかったポンコツだと
でもハロルド自身そう思ってた
その悔いも彼を動かしてたのか
わざわざ直接犯人を殺し、あんな奴の為に「殺人」の汚名を着ようとしたハロルド
そうしないと己を許せないのか
『君は自分を許して
許せないなら私が代わりに許さないでおくから
だから君は自分を許していい……』
『許して欲しい、もう……』
『さぁ帰ろう、ハロルド』
ハロルド『……!!』
回想のソゾン『帰るぞ、ハロルド』
初めて居場所をくれた時のソゾンと同じ
あのとき特別な言葉だった
今は当たり前のようにエチカが言う
ハロルドは、自分がとっくに新しい居場所を貰っていたんだと自覚出来たのか
内心エチカとて利害で組んでると疑っていた
その疑いが完全に晴れたのだと?
ハロルドのマフラー、服はソゾンの遺品
彼はただ合うから使ってると主張
しかし実際は、ソゾンへ囚われるあまり着続けていたんだと明示した形か
今度こそ彼は解放されたんですね
劇中最初で最後の電索
ハロルド『始めてください、電索官エチカ』
エチカ『……電索を開始する』
どっこいナポロフが拳銃自殺
なんで!?
単に彼なりに美学か
或いはカメラワークの印象通り実は二人の話をずっと聞いてたんでしょうか?
実質野放しでハラハラしましたわ
ナポロフ『思い知らせてやったぞ……、これが"真作"だッ!! あはははははははははっ!!!!』
最後だけに力の入った演出となった電索
エチカ曰くナポロフは幼少期トラウマがあった
そして離婚によりためこんだ暴力性が解放
ペテルブルクの悪夢と化したと
でも今回は「贋作」が肝なのか
ソゾン行方不明の初報を受けたナボロフ『なぜソゾンが?』
『まさかシュビンが勝手に暴走したのか?』
あくまで誤解、殺したのはシュビンでなく模倣犯
シュビンは友人で共犯者
しかしソゾンだけは謎の模倣犯が殺害
その当時唯一の贋作は、どうも「素晴らしい芸術」だとナポロフの目に映ったのか?
模倣犯に嫉妬したと?
ナポロフ『今なら、ソゾンの事件を越えられる気がするんだ……!!』
ソゾン殺しという贋作事件
それはハロルドに深い傷を残した
どうもナポロフは、それが悔しくて実はこっそり唇をかみしめていたんですね
芸術家の誇りを傷つけられたのか
回想のハロルド『ソゾンが殺されました、私の目の前で……』
当初ナポロフは、シュビンの暴走と誤解
対しシュビンはあっさり否定
あれは言い逃れでなく、ガチで知らなかった
そして前回で捕まった際のように、本当に彼は犯人ではなかったんですね
彼はただのナポロフの「友人」
ナポロフにすれば都合よい道具も同然
しかしシュビンには大事な友情だったのか?
どうもナポロフはソゾン殺しという贋作に衝撃
芸術家として敗北を感じた?
その否定をする為に、アバーエフの贋作に過剰に反応したのが真相だったと?
同時にシュビンを騙し罪を押し付ける肚か
また幸運にも、ソゾンと同じ状況を再現できた
自分の方が、より良い芸術を描けると思ってあれほど張り切っていたんですね
芸術家ゆえのリベンジだったと?
かくて真犯人は取り逃がした
ハロルド『またこの手で裁こうとしてしまうかもしれない……』
『ですが、それがあなたを悲しませるのなら』
『もう一度踏みとどまれるような気がします』
エチカ『その時は、私が君を許さずにいる事を思い出して』
ハロルド『そうします、覚えておくのは得意ですから』
『エチカ、あなたに一つだけお願いしたい』
『もしいつか私の秘密が公になったとしても
どうか庇わないでください』
しかしハロルド、もう囚われないのだと
もちろん自分を信じきれない
いざとなれば殺すかもしれないと自認
ただそれでも、絶対にこの手で殺してやるという「悪夢」は終わりを告げたか
ハロルドの大きな一歩となったんですね
ハロルドには敬愛規律がない
その真実を知るナポロフは傷が悪化し死亡
望み通り自害に成功
おかげでハロルドは無事と確定か
前に歩き出す遺族たち
エレーナ『いいのよ、もう……』
『振り返ってばかりいたら
振り向いた時にあるはずのものまで
いつの間にか無くなっているかもしれないもの……』
事後、ハロルドはソゾンのデジタルクローンを彼の母エレーナに差し出したものの
今回エレーナは相談相手を殺され、まだ生きてる我が子ニコライを失いかけた
これからは前を向こうとハロルドと和解
結果的にニコライ誘拐が奏功か
怖い目に遭った甲斐があったね!!
TOSTTとアミクスの改修
フォーキン『要するに「不必要な自律性を与える為のもの」だそうです』
しかしデジタルクローンを返しにいった結果、思いもよらない異常改修が発覚
DC会社CEOが結婚したカスタムアミクス
五年前に自律性向上を施されていた
つまりより人間臭くなってた
アミクスは、人間の前でのみ「人間らしい行動」をとるよう設計
あくまで人に見せるための疑似的な行為
しかし自発的に行うよう改修
より人間性を獲得していたと?
社長『私にとって彼は、人間と同じですから……』
TOSTTとは、〈E〉のような高度なAIを作る母体となるフリー配布プログラム
その配布前に「改修」事件が起きていた
捜査班はまた面倒なことに……
てかフォーキン怪しいですが動きは無しか
トトキ『ラッセルズが作っていたのは、TOSTTだけじゃないという事ね?』
思うに当初、AIを直接改修し自我を持つアミクスの開発を目指したんでしょうか?
しかし数体調整して効率の悪さに断念?
配布し皆に作ってもらう方針に?
配布すれば数えきれない人が、色んな特性を持つAIに発展させてくれるでしょう
そのデータ統合が狙い?
自我を持つAIを作りたいのか?
アミクスとの恋という「幻想」
ハロルド『彼が持っている従来型の感情エンジンでは
「恋」など出来ません』
エチカ『ぜんぶ彼女の一人よがりにすぎないという事……?』
ハロルド『人間が何を信じるかが大切です』
アミクスに恋する者として悲しい戒めに
帰り道ハロルドは、従来型アミクスは「感情」を真似てるだけで空っぽだと指摘
ただそう見えるように振舞ってるだけ
人間からどう見えるかが大事
それがアミクスだと
聞いてて悲しくなる実像
極論、アミクスは恋愛シミュレーションのキャラみたいなものにすぎないのか
彼らはただテンプレ会話に応えているだけ
そこに「感情」などないのだと
エチカに芽生えた感情
エチカ『(胸は)……痛くない、お腹がすいたのかな?』
ハロルド『ハムとチーズの違いの次は
痛みと空腹の違いが分からなくなったという事ですか?』
エチカ『念のために聞くけど、馬鹿にしてる?』
ハロルド『とんでもない、心配しています』
エチカ『それはどうもありがとうっ』
実際、しんどい空腹って痛みにも似てるもんやで
どっこいハロルドに恋するビガ登場
贈ったマフラーを使って貰え感動
しかしそんな二人を見ていると、エチカは無自覚に嫉妬に火がついてしまった様子
エチカの想いは動き出したか
止まるんじゃねえぞ……
そして捜査は続いていく
ハロルド『いつでもどうぞ、電索官エチカ』
エチカ『始めよう、補助官』
ハロルドが送った人形は今日も健在
そしてこれからも電索は続く
この赤い糸、結婚式めいた電索はまだまだ続く
仕事だもんね終わりはない!!
第一章でハロルドに他にない感情がある事
敬愛規律がない事
更に引退、寝とられ騒動
二人別れて強まった絆、ハロルドが囚われ続けた思いを軽くして最終回か
この最終回の為に端折り気味だったのね
コメントによるとだいぶ端折ったらしい
実際第一話時点で、もう四話目くらいの情報量で話が進んでいた気がします
とまれ信頼が結ばれ直した再出発
確かな進展を感じる最終回でしたわ
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ディスカッション
コメント一覧
再度のコメント失礼します。
アニメでカットされた部分は触れないんですが、模倣犯というのはナポロフ&シュビン以外の模倣犯という意味で、シュビンは(ナポロフの電策で)本人が否定していた通りソゾンには手を出しておらず、前回の逃走劇で捕まっています。アニメ版もその意図で描かれているので指摘させてもらいました。
模倣犯は原作でも未だ不明瞭なので、こちらの過去の記事で推測されていたように反AI派だとかハロルドに関係する人物だとかも普通に考えられます。
他のなんで??って部分は(納得できるかどうかは管理人さん次第として)小説で説明されているので気が向けばそちらをどうぞ。
完走お疲れ様でした。
ありがとうございます。劇中でのナポロフの誤解をそのまま受け入れ、彼がやったのかと誤解していました(アニメ版とはいえこれで最終回なので真犯人まで確定させたのかと)。大きな誤解をしたまま終わる所でした。ありがとうございます