ロックは淑女の嗜みでして 第13話 感想【最終回】変えた彼女を変えたもの ネタバレ
ロックは淑女の嗜みでして 第13話「ロックレディ【最終回】」感想
公式あらすじより引用
バッカスファンが詰めかけるアウェイな状況のなか、りりさ達の演奏が始まる。気合十分で臨むりりさに対して、音羽は観客を意識した選曲やパフォーマンスに、ひとり辟易していたーー。りりさの魂剥き出しのプレイは、この状況を打破することができるのか……!
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先行カット&あらすじ公開
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第13話
「ロックレディ」最終回 第13話は
6月26日(木)よる11時56分から
TBS系28局にて全国同時放送開始#ロックレディ pic.twitter.com/8GAaRN37X7— 『ロックは淑女の嗜みでして』公式 (@rocklady_info) June 22, 2025
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ご視聴ありがとうございました!
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ようやく「Rock Lady」としてスタートした4人。
引き続きロックレディをよろしくお願いします💛🩷🩵💜#ロックレディ最終回#ロックレディ pic.twitter.com/lh2Zw2TeT9
— 『ロックは淑女の嗜みでして』公式 (@rocklady_info) June 26, 2025
バッカス対バン、りりさ達のバンド名
目指すは「祭り」フジロック!!
祭りの象徴、花火で〆とは粋ですね
今回、勝つ為「迎合」したりりさ達
結果として見事音羽をも変えた
バッカスやファン以上に大きな収穫でした
しかしそう主張したりりさこそ、迎合しつつ「観客どもを変える」と意気込んでた
自分が気持ちよくなる為だとブレてなかった
そう第一話で変えたのが音羽だと
りりさは皆を変えるけど、変えたのは音羽
その音羽も、初めて「りりさ」と呼び捨てに
互いに変えながら進んでいく
実に「カッコイイ」最終回だった!!
Rock Ladyとバッカス
バンド勝負は無論Rock Lady圧勝
彼らが、りりさ達の思う「カッコ悪さ」を象徴していたとはむしろ気の毒……
生き甲斐がない、リスペクトがない、途中で止める、独りよがりって「カッコ悪い」
四者四様になじられるとはいっそ不憫
司紗さんもカッコ良かった!!
りりさに認識されてなかったの!?
ラスト、買い食いで打ち上げへ誘ったりりさ
彼女にとってはなじみのこと
彼女が一話で我慢してた事
初買い食いに浮かれる面々もかわいい
第一話、我慢してた事を思い切りやれてるりりさが清々しい最終回でしたわ
しかし音羽さんの作画がえっちだ……
冒頭 バンド名は
愛莉珠『皆様のような麗しいレディが、なりふり構わず全力で意志を貫く!』
『という意味を込めて……!!』
意見百出から愛莉珠がバンド名を提案と回想
岡目八目、傍目の方が的確だったか
しかし何と命名かはお預け
開幕焦らしプレイですねえ
四者四様、開幕ツッコミ祭りだった!!
『(プレイヤー全員が主役って事だ!)』
ライブ開演、四人は打って変わって客を魅了
肝は解かり易い選曲とパフォーマンス
ただそれだけで大きく変わった
元々技術、魅力が桁外れですものね
また前に問題だったりりさも、最初から吹っ切れてるから迫力が違う
問題を引きずらないバンドの鑑!
客『何あれ……!!』
客は元々バッカスに魅了され、彼らのやる事なら何でも肯定する女性ファンたち
対しりりさ達も元々顔が良い
女を魅了する事にかけてはプロ!
第一話以来の魅了っぷりがここで活きるのか
抵抗しているファンの人頑張れ!
やればやるほど空しくなる音羽
音羽『(私には快楽以外意味なんてない)』
『(ああ、なんて馬鹿馬鹿しい……
もはや私がバンドを組んでいる意味はありません)』
『(この演奏が終わり次第、脱退させて頂きましょう)』
無事インストで観客を魅了
問題はそういう「他人受け」を、異様に疎んじる音羽の性癖でした
彼女は「他人=実家」の為に生きてきたから?
全てがわずらしくなる音羽
徹頭徹尾自分の為に演奏したい
内心バンド脱退すら決意
世にも珍しい目が死んだ音羽さんだ……
合わせ「時計が止まる」様が演出
あの音楽室の時計も止まってた
あの止まった時計は、時が止まったように変化しない場所という演出か
音羽は変わらない事を選ぶのだと
流れをブチ壊したのはりりさ
りりさ『(何独りで萎えてんだよ
この不燃ゴミが!)』
『(こっからが私たちの時間でしょうが!!)』
略『(行くぞ! 勝つ為とか他人の為とかグダグダ御託はいい!!
気持ちいい事やりたいんでしょう!?)』
『(だったら来なさいよ!!)』
『(思いっきり叩きのめしてあげる!!)』
略・りりさ&音羽『『(暴れ尽くせぇぇぇ!!)』』
むしろここからがりりさの狙い
客を十分引きつけた時点で、自分たち本来の演奏に戻す肚だったと
客はバッカスの演奏なら何でも良かった
今やりりさ達の演奏なら何でも良い
後はやりたいようにやる
その為に好感度貯金を貯めつづけたのか
りりさがやりたかった事
りりさ『(ドラムのリズムが観客を乗せてんのよ!!)』
音羽『(わたくしの音が……!?)』
『(今まで私は、自分の音が他人にどう聴こえているかなんて知らなかった
知る必要などないど思っていた)』
『(いつも独りでドラムを叩いてきたから)』
回想のりりさ『誰が何と言おうと私たちは最高だった!!
それを今回のライブで証明してやるの!!』
音羽『(そうか……、これが!!
りりささんがやりたかった事!!)』
ニュータイプ並みの無声会話
やがて音羽、客を乗せる楽しさを理解
音羽は他人を自分の音に乗せれば、自分が気持ちよくなれると初めて知った
自分の為だけやってきたから知らなかった
なんて学ぶ順番がちぐはぐな人!!
音羽が気持ちよくなるほど演奏も劇的に
観客もますます過熱
客の過熱がまた音羽を燃やす無限機関
フルカネルリもびっくりだよ!!
音羽『(あの日、突然私ひとりの世界に現れたりりささんは
私に全力で交わる気持ち良さを
教えてくれた)』
『(そしてティナさんも白矢さんもその熱に動かされここにいる!)』
『(りりささんはいつも、私の知らない快感に導いて
燃え滾らせてくれる!!)』
『(これからもりりささんとならきっと
もっと!もっと!!)』
第一話を音羽視点から見つめ直す述懐
あのときりりさが現れて全てを変え、白矢とティナをも変えてみせた
その彼女が、証明できずに悔しがっていた
証明出来たらこんなにも気持ちいい
りりさは音羽が知らない快感を知っている
りりさへ信頼を深める結末となったか
りりさ『…………Rock Ladyでした!』
〆、最高のタイミングでバンド名公開
いい最終回だった……
からの盛り上がるドラムと観客
ライブ感たっぷりの〆だった!!
バッカスは何も知らない
ナオト『行くぜェバッカス!
輝く未来まで一直線だぜえ!!』
略『てめえら!? 俺らのファンに何しやがった!?』
バッカスは意気揚々登壇も、強火の一人を除いて誰も反応すらしなかった
歌い始めても誰も見向きすらしない
皆Rock Ladyでもちきり
これは恥ずかしい……
遂には癇癪を起し、マイクを叩きつけてりりさ達の楽屋に突っ込んでしまいます
どんなに無様でも演奏し続けたりりさ達と対比
ティナ君にまで冷たい目で見られとる…
略『輝く未来がこなくて残念だったなあ!!』
『てめえらはもう負けたんだよ!!』
略・白矢『ロックへの情熱もリスペクトもない、凡庸な迎合主義の豚共……
身の程が解ったか!!
ならさっさと失せろ!!』
ティナ『観客がいるのに途中で逃げ出すのって、こんなに格好悪いんだね……』
『うふふ、良かった♪
君たちと同類にならずに済んで♪』
ナオト『くそ、負け犬扱いしやがって!! 逃げたんじゃねえ捨ててやったんだよ!!』
音羽『あらあらあら♡
たかが遊びなのに負けるのが嫌なんですか?』
『それなら誰とも争わない
おままごとがお似合いですね?』
『お嬢さん方にロックは百年早いですわ~♪』
音羽くん勝負どうでもいいって言ってたよね?
勝利BGMに流れるオープニング!!
バッカス、演奏後で興奮したりりさ達に罵倒
りりさくんたちが「他人」を罵倒した!?
思い出しますね吹奏楽騒動
普段身内同士で罵倒しあうRock Lady
その罵倒がまんまバッカスへ
やっぱり彼らは、皆を酔わせる神様ではなくバカの集団だったというのか?
これは酒神ディオニュソスも苦笑い
本当にやりたい事
りりさ『こっちは…、ロックに焦がれて焦がれて捨てたくとも諦めきれなくて!』
『もはやコイツと生きてくしかねえ!』
『そうハラ決めてんだよ!!』
『本当にやりたい事ってのはそういう事だろうが!!
てめえら全員ムカつくんだよ!!』
『こっちはロックしてる時だけ
心臓に血が通うんだ!!』
『ロックは遊びじゃねえんだよタマ無し野郎どもが!!』
特にりりさ、彼らに「しょせん遊び」と嘲笑したあのノーブルメイデンがダブってしまった
弥生への分まで怒りをぶちまけ中指〆
言えたじゃあねえか……
ここ三話分溜め込んだファック!
頑張ってファックするティナくん可愛い!!
ナオト『ブッ殺す!!』
りりさ『ぅえ!?』
音羽『司紗』
司紗『は、お嬢様』
ジュードーは護衛の嗜みでして
怒って殴りかかるリーダー・ナオト
が、音羽側近・司紗緒に投げ飛ばされ鎮圧
物理には物理だった!!
普段ほぼ喋らない、というか作中初めて名前を呼ばれたのがコレ
何このひとカッコ良すぎる
やはり力には技、技には魔法、魔法には力だ!!
目の前で「ネット晒し」を図るバッカス
樹『君の言うとおりだった!』
『Rock Ladyの演奏を見てたら胸が熱くなって
今すぐ何かしたくて
たまらなくなった!!』
『クズのパシリなんてしてる場合じゃない!!』
彼らのクズっぷりに、信者の青年・樹も失望
目の前でSDカードを割り縁切り宣言
またも物理
なんていい笑顔で愛想尽かしやがるんだ青年!!
バッカス、自分で自分の首を絞めたのが本当に「ダサい」幕引きでした
負けた時にこそ本性が出たか
いや普段からだいぶ本性でしたが…
店長『あんた達、お客さんが呼んでるぞっ』
客席はもうナオト達でなく、ただRock Ladyのアンコールを求めていた
求められるバンドになった
何より音羽を認めさせ幕
前も後ろも納得させ大団円
コードを使った演出もカッコ良かった!
タイトル挿入からのED
りりさ『どうよ音羽! さっきの、気持ち良かったでしょ?』
音羽『私は……、独りでドラムを叩いていた時間に別に不満などありませんでした』
『しかし、観客の情動を煽る、あの快感……!!』
『確かに……
癖になりそうですわ♡』
また一つ音羽さんの性癖が歪んでしまった
ED代わりにインストを流しつつまとめのパート
タイトル挿入がこれまた素敵
勝利BGMにOPを流すのもまるでロボアニメ
実際、ガンダムビルドシリーズ監督経験者である綿田監督らしい演出でしたね
いや他の方が演出したパートかもですが
ティナと白矢のりりさ観
ティナ『(りりさ君は)自分の大切なものを自分の力で守ったんだ』
『りりさ君には学園の皆と違う、強い意志があるよね?
おかげで僕も思い知ったよ♪』
『僕らは最高なんだって♡』
『環くんもそう思わないかい?』
白矢 環『フッ……』
ティナ『あれ? 照れてる?』
白矢『照れていない』
ティナ、なんだかんだであの白矢をいじる逸材
ビタガの面々が見たらビビりそうである
〆ではティナがりりさを絶賛
白矢もまんざらでない様子
りりさが言う「私たちは最高だ」に心から共感
自己評価の低いティナが称賛できた
毒舌でドMな白矢が認めるなら相当
実に主人公ってカンジでしたが……
音羽の疑問、りりさの疑問
音羽『負けたくなかったのなら
歌を
ボーカルを入れるべきだったのでは……?』
略・りりさ『何よあんた、まさかボーカルなしバンドやめたいの?』
音羽は今回、客前で演奏する楽しさを知った
でもだからこそ「なら、ボーカルを入れるともっと良いのでは?」と疑問に
これまではいらないと思ってた
でもそれは「客前での演奏」も同様
自分が知らなかった「良さ」を素直に求めた
であれば?と深掘りする
音羽さんの美徳ですね
略『インストロックが!! 超気持ちいいからよ!!』
音羽『(確かに!)』
こだわりそこ!?
りりさはブレていなかった
前ライブで聴いてもらえず、聴いてもらう為の工夫こそこらしたものの
聴いてもらえればこっちのものだと
むしろ好きにさせてやる
そう企んで構成していた
悪だくみ大好きなりりさらしい指針ですね
いっつも悪い顔してるもんな!!
『聴いた奴を変える力がある!』
『少なくとも私はそう信じてる!! だって…………、私が変わったから』
『あんたが私を変えたんでしょ?』
音羽『……私が……?』
りりさ『おかげで私はもう、インストじゃなきゃダメなカラダなの!
あんたはどうなの?
インスト以外でもイける訳?』
音羽『……そんな安いカラダじゃありませんわ♡』
言い方ァ!!
声も作画もだ!!
最後までどこか淫靡さが付きまとう音羽
単にそういうキャラなのか
或いはそこに至る何かがあったのか
掲載誌のせいなのか!!
『パートナー!!』
音羽『はい、りりさ!』
りりさ『へ?』
直後、ティナと白矢が混ざり会話は中断
でもこれが初めてなのか
普段偽名としての愛称かさん付け
これまでさん付けで、他人行儀さを捨てなかった「お嬢様」音羽が呼び捨てた
内心、一度本気で脱退さえ考えていた
その音羽が呼び捨てた
心からの親しみ、明確な変化なんですね
白矢『ふん、りりさにしては良い提案だな』
つくづくティナさんフツーにお嬢様で可愛い
一番お嬢様っぽい
見た目王子様なのでギャップですね
白矢もめっちゃお嬢ですけども
ちょうどお祭り、鳴り始める花火
りりさ『皆!』
音羽・ティナ・白矢『『『?』』』
りりさ『行くわよ、フジロック!』
Rock Lady『『『うん!』』』
四者四様の笑顔
からの折りよくあがる四色の花火
りりさは花火=祭りを見て、ロックフェス・フジロックを連想したのか
目指す夢へと引っ張っていく
りりさと花火が絵になる幕切れでした
いい最終回だった……
インスト、罵倒が個性的
ロックといえば罵倒
罵倒と縁遠い淑女がやるから面白い
またお嬢様学校に紛れた庶民、猫かぶりの努力家庶民とガチお嬢も鉄板テーマ
鉄板と変化球が入り混じる面白さでしたわ
綿田監督いい仕事
前回の京極監督演出も素晴らしかった!!
ロックは淑女の嗜みでして 感想 2025年4月
ロックは淑女の嗜みでして 第1話「ごきげんよう♡/そんなギターやめちまえ!!!」
ロックは淑女の嗜みでして 第2話「交わりましょう♡/絶対、認めない!」
ロックは淑女の嗜みでして 第3話「やりましょう!!! 気持ちいい事!!!/バンド組まない?」
ロックは淑女の嗜みでして 第4話「メン募してみる?/追い出してやる!」
ロックは淑女の嗜みでして 第5話「ドキドキしますわね♡/こっちは出してんだ、テメーも出してみろ!!!」
ロックは淑女の嗜みでして 第6話「メンバーに入れてくれないか…?/今すぐ、あいつは捨てろ」
ロックは淑女の嗜みでして 第7話「僕は、自分を変えたい…!/これぐらいこなせよ、下手くそ」
ロックは淑女の嗜みでして 第8話「ムダなワケないでしょ!!/秘策がありますわ♡」
ロックは淑女の嗜みでして 第9話「いよいよ私達の番ですわね♡/全部、うるせえんだよ!!!」
ロックは淑女の嗜みでして 第10話「あんなもんじゃねぇだろ!! /あいつらと、ロックがしたい!!!」
ロックは淑女の嗜みでして 第11話「高潔な乙女(ノーブルメイデン)になりたくて/ただ、踊らせるだけ」
ロックは淑女の嗜みでして 第12話「辞退させていただきますわ/最高だって証明してやる!!!」
ロックは淑女の嗜みでして 第13話「ロックレディ【最終回】」
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