ロックは淑女の嗜みでして 第12話 感想[バッカス]前と後ろを納得させろ ネタバレ

2025年7月3日

ロックは淑女の嗜みでして 第12話「辞退させていただきますわ/最高だって証明してやる!!!」感想

公式あらすじより引用

MIX HALLの店長からライブの誘いを受けるも、対バン相手は自分達で見つけなければならない。困った4人の前に、大学生インフルエンサー「バッカス」が現れ、対バン相手に名乗り出る。ロックを舐めているバッカスを打ち負かそうと張り切るりりさに反して、音羽はライブの出演辞退を申し出る。

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全てがアウェイ!! 京極尚彦絵コンテ演出

ロックは淑女の嗜みでして 12話 感想

初代ラブライブ京極監督コンテ演出とは熱い

第一話以来、巻き込まれてきたりりさの逆襲!!

今度はりりさが音羽を巻き込むのか

また前回以上、明確に「敵視」する観客たち

りりさを値踏みする音羽

愛莉珠の信頼

ロックは遊びじゃないという叫び

応えるべきが多すぎるステージだ!!

ボーイズバンド「バッカス」

イケメンおぼっちゃんたちのお遊びバンド

りりさ達の対極

可愛げがあったビタガとも別物

いわゆる上級国民様らしい

ある意味りりさたち同類

自分達の生まれ、環境を甘受しているのが対極的なんですね

他人を罵るのは本作ではいつものことながら

蔑みかたがなんともイヤらしい

完全アウェイ

客はバッカス目当て、バッカスがやるならなんでもいいという解りやすいファンたち

何せドヘタなライブでも二万配信

質を気にしない観客の極致か

ただ、女子人気が高いという点ではりりさ達も一家言あるんですよね

ある意味りりさ達にぴったりな客か

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冒頭 ライブの条件

りりさ『もちろんやります!!

音羽『素敵~! ぜひとも!!

前回、ウチでライブしないかと誘われた四人

そりゃもうマジ声で喰いついた!!

しかし対バン相手を自力で見つけるのが条件

りりさたちはまだ人気がない

人気が無ければ誰も組んではくれない

世知辛い!!

ガールズバンドものなら、いかにも他ユニットが絡んでくる流れであるものの

ビタガ以外交流ないですもんねえ……

ナオトにぶつかられ痛がる愛莉珠

ナオト『おいおいそういうのやめてくれよ~

『オレが悪者に見えンだろ?

それはそれは悪そのものであった

渡りに船で現れたのが、バンドを始めたばかりのイケメン集団「バッカス」

ナオト・ユウ・タクヤ・リューイチ

バンド名は酒の神バッカス

俺様の美技に酔いな的な?

実態は自分に酔いしれてるバンド

バカの複数形?

集客力抜群のイケメン集団

オーナー『初めてのライブで拍手ゼロだったアンタらにとっては

 高いハードルだろうが……

ナオト『おいおい~、拍手ゼロってキミたちヤバいっしょォ~?

たぶん店長は「だが腕は確か」続けるつもりだった

しかしバッカスのメンバーは、立ち聞きして以降拍手ゼロの格下かと見下す事に

良くも悪くも命取りな誤解となったか

彼らはバンドアニメを見てハマッた

現役大学生Youtuberカルテット

普段はゲーム実況など、イケメンかつ親のカネで好き放題していると

何かと金がかかってるのもそのせいか

親の力に頼ったバンドって訳ね

夢はでっかく!!

ナオト『気軽にやろうぜ~? たかがロックバンドだろ~~~

『しょせん遊びなんだからさっ

本気じゃない方がカッコイイと思うタイプ

何かに本気になるなんてダサい的な

問題は遊びだといいつつ、そのくせ最高峰であるフジロックを目指すと公言してる事

どんだけ馬鹿にしてるのか

先日「遊び」と言われたりりさの逆鱗!!

逆鱗の多さに定評あるりりさ

しかしバッカスは拍手ゼロ=雑魚と嘲笑

彼らはいいねを貰い続けてきた

そりゃ拍手ゼロなんて見下しますわな

売り言葉に買い言葉

店長『ひとつ良いコト教えてやる

店長『対バンの目的はバンドの腕を競うだけじゃない……

 対バン相手のファンを奪うのさ

りりさ『!!

店長『アイツら、300人の客を連れてくるんだろう?

 だったら……

 そのご自慢のファンを根こそぎ奪ってやんなッ!!

りりさ『面白そうねッ!!

初ライブでりりさ達の腕を誰より高く買った店長

りりさと顔芸の波長もバッチリだ!!

バッカスは、どうせ客は自分達しか見ないと楽観して対バンを要請

彼らも対バン相手が必要

彼らもバンドとしてはツテがない

しかしロックを舐めた態度は、りりさだけでなく店長も敵に回してしまう始末

もしも店に“店の常連客"が集まったなら

彼ら簡単に潰れたんでしょうな

対バンの課題

音羽『りりささんの妹ですから、既に私たちの妹ですわっ♪

学園と学外の最高峰たちに可愛がられた愛莉珠

改めて質の高さがやべえバンド

そんな作戦会議、会議にかこつけ愛莉珠が可愛がられる場面も

何が意外って白矢がデレてるのが意外

案外妹が欲しいのか

妹…、妹が欲しいのか!いやしんぼめ!!

幸い「顔バレ」問題はクリア?

りりさ『私たちが勝てば配信される事はない……!!

 つまり

 アイツらのファンを奪えばいいって事よ!!

どこまでも戦闘種族なりりさであった

バッカスは配信ユニット

ですがバッカスに勝てば、彼らは「流す意味がなくなる」のでライブ配信しないと宣言

りりさ達は顔が動画に残らず済む

ホントにぃ?

勝負で決まるのが本作らしい

ただバッカスの性格上、晒し動画を捏造しそうなんですよね

音羽側近さんの出番となるのか?

インストバンドなのが問題だ!!

白矢『インストは"客の求めているもの"に応えられるものが少ない!

『つまりボーカルの不在

『ボーカルがステージの真ん中に入れば

 客はそこに注目して

 ある程度は確実に楽しめる

『だがボーカルのないインストだと

 客はライブを

 ステージをどう見ていいかわからない

問題は、先のライブ同様「インストは客も困惑させてしまう」という事

どこを見るべきかわからないんだと

拍手ゼロも結局それが原因

やはり「歌」は強い

歌の持つ共感性はファンを魅了する

ヤック・デカルチャー!!

問題の肝は「需要」

白矢『今回の客はほぼ全員「バッカスなら何でもいい」と思ってる連中だからな

 そういうファンは

 カンタンには靡かないぞ

まず歌のないバンドは需要がない

その解決策が必要だとの事

そして今回の「需要」は、客がバッカスを求めてやってくるという事

バッカスのドヘタ演奏でも需要がある

バッカス自体が需要

バッカスでないりりさ達には需要がない

またもアウェイという訳か

音羽『私、辞退させていただきますわ』

りりさ『えっ……、辞退って……!?

略・音羽『私がこれまでライブをしたかった理由は

 人前で交わった方が

 より気持ち良くなれると思ったからですわ

『ですが今回のライブは

『皆さん勝つ方法やら観客を盛り上げる方法やら……

 そんなもの一切興味はありませんわ

『私は他人を気持ち良くするためにドラムを叩いているわけではありません

略『私は、ただ全力でドラムを叩ければ

 勝ち負けなんてどうでもいいんです)』

問題は音羽が降りると言い出した事

りりさ達が、勝つため客に訴えかけねばと言い出して萎えてしまったか

音羽は客の為には演らない

あくまで自分の快楽の

懸念されていた問題ですね

最高だって証明してやる!!!

りりさ『前回のライブの後、じわじわと……、怒りがこみあげてきて……

『憤りと興奮で、一睡もできなかった

対しりりさが主張したのは悔しさ

前回眠そうだったのは、必死に努力した音楽が客に通じなかったから

自分、仲間の努力が通じなかったからだと

あの浮かれっぷりの裏でか

改めて回収するのが本作らしい

りりさ、巻き込む

りりさ『私が嫌なの!

初めてのライブだったし、ミスもたくさんあった!!

 でも! 私たちは皆、全部さらけだして燃やし尽くした!!

 誰が何と言おうと!!』

私たちは最高だったッ!!

それを!! 今回のライブで証明してやるの!!

音羽!! アンタ全力でドラムを叩きたいんでしょう?

 死ぬほど気持ち良く叩かせてあげるから

 今回は黙って私に付き合いなさいッ!!

無論、音羽自身はどうでもいい事

しかしりりさは「私が」嫌だ、私たちは最高だと主張

証明するからお前もやれ

最高に気持ち良くしてやるからと

第一話以来、音羽のやりたいことに巻き込まれてきたりりさだったものの

ここにきて巻き込んだ

強くなったよりりさの欲も!!

ライブ当日 Side客

ファン『いい!? コイツらのライブなんて無視よ無視ッ!!

愛莉珠『(この人達……、怖い!?)』

だが昔の愛莉珠さんも十分怖かったのである

やはり女の敵はいつだって女

女は敷居を跨げば七百万の敵あり

当日、バッカス目当ての女性客は彼らとりりさたちの関係を邪推

冷たくあしらってやると結束へ

推しの思うまま動くファンネルの鑑ですな

過去最大にアウェイな状況!

コスチューム

店長『前回はバラバラで、ダサひどい衣装だったが……

ロックは淑女の嗜みでして 12話 感想

りりさ『ダサひどって……!?

店長『これなら見た目重視のバッカスファンにもイけるかもな?

前回のもりりさ達なりに全力全開だったのである

なりの部分が強烈すぎたのだ……

今回は揃いのオリジナル衣装へ

バッカスのファンがビジュアル重視なら、こちらもこだわりたいと作成

これがなければ作ってたか怪しい

その点バッカス様様ですな

本当にダサいのは

マネージャー・樹『あんなカッコイイ人達初めて見たんだ!

 イケメンでお金持ちでおしゃれで

 自信にあふれてて!!

『ダサい田舎者の俺にないものを全部持ってるッ!!

『少しでもあの人たちに近づきたくてマネージャーに志願したんだ

 といっても

 まだダサいまんまなんだけどね?

愛莉珠『ダサいわ……

『あんなくだらない連中をカッコイイと勘違いしているなんて

 本当にダサい!!

他方バッカスのマネージャーを務める

いかにも本心から尽くす彼に、スタッフとして参加した愛莉珠は疑問を抱きます

対し樹、彼らが憧れだからだと

確かに一理

でも樹は相当に純粋なんですね

彼らの傲慢さが見えないのか

愛莉珠『傲慢、軽薄』

『あの人を蔑む目……、どこがいいのか理解不能です

樹『き、君ィ!?

愛莉珠『本当のカッコ良さを私は知っています

 ぜひお姉さまたちの演奏を

 お聞きくださいな?

『あんな人たちのことなんて一瞬でフッ飛びますわよ!

元々審美眼に厳しい方である愛莉珠

バッカスの人となりを酷評

悪い顔して推しを勧める女よ……

自身上流階級で、傲慢で他者を蔑むタイプを少なからず見ているからでしょうか

より上である彼女には滑稽的な?

怒りのバッカス

ナオト『お前さ~、この対バン俺たちが負けるって言いてェの?

略『ちょっと顔が良いからって調子乗りすぎでしょ?

『拍手ゼロのクソバンドが!!

愛莉珠『本当、ダサい!!

完全にブーメランなのである

聞きつけたバッカス当人が、愛莉珠の襟元を掴んで「しつけ」だと圧

これはダサ

暴力で屈させようってとこがダサい

屈しなかった愛莉珠さん立派でした

この体格差相当怖いでしょうに

男はデカいというだけで圧がある

怒りの姉

りりさ『このクソ野郎どもが……、あたしの妹に何してくれてんのよッ!!

幸い怒ったリリサが、ロックバンドらしくパイプ椅子で殴りかかってひとまず決着

まるで悪魔将軍様

やはり暴力、これぞ暴力美!!

からの妹を抱くりりさ

まさに姉妹美!!

第一話以来の姉妹関係、到達点ですね

これは塔を建てねばならぬ……

今期ラストステージへ

りりさ『(この観客……、必ず私たちのモノにしてみせる!!)』

『(それに)』

回想の音羽『リリー?

 今回のライブ、私は正直いまだ納得しておりません

『ですが、黙って付き合えば死ぬほど気持ち良く叩けるとリリーが言うので今回は乗りました

『どうか期待を裏切らないでくださいね?

かくてりりさは妹の信頼に応えて登壇

殺気立つ観客

そして本当に気持ちよくしてくれるのかと後方快楽待ち面な音羽の圧

前からも後ろからも圧が激しい!

次回、インストバンドの欠点克服はなったのか

それともただただ技量でねじ伏せる……?

次回、第13話 最終回

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