ガンダム 復讐のレクイエム 6話 感想[最終回]ソラリの選択、落日のガンダム ネタバレ 機動戦士

2024年10月31日

機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム 第6話「忘却への旅路【最終回】」感想

公式あらすじより引用

かろうじて生き延びるも、大きな罪悪感に苦しむソラリ大尉。撤退する兵士たちを乗せた車列は敵の攻撃を受け、ソラリ大尉は宇宙港への道を切り開くために仲間達から離れて戦う決意をする

10月17日(木)16時よりNetflixにて全話一斉有料配信中

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地球脱出の攻防。母だから、NT同士だから解り合えた少年

機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム 第6話 最終回 感想

落日の切なさが染みる最終回

ソラリ大尉は生還も、アフリカ戦線に渡り「子供たちの為」戦い続ける結末か

彼女はただ息子に会いたい一心でした

しかし敵に同年代の子供がいた

もう我が子の為だけには戦えなくなった

無論、彼女が戦い続ければ戦火が続くも

子どもを兵士にする連邦を、そのままにしてはおけないというのも解る気がします

事実この後、連邦は戦災孤児を中心に「強化人間」実験を推進

その顛末はZガンダム、ガンダムNTの通り

戦わずにはいられないんですね

ガンダムEX、パイロットの本音

彼は侵略者ジオンを許せなかっただけ

おそらく彼もまた復讐者

だからあれほど苛烈だったんですね

ジオン視点で容赦ない殺戮者に見えたも、彼視点では悲劇を防ぐための復讐だった

ニュータイプの才能を認められ戦っていたのか

ガンダムの最期、その名前

あくまで表記はガンダムパイロットとだけ

最期は名も知らぬ戦士に復讐され戦死

復讐の連鎖

彼も戦争の犠牲者だったか……

顔がちょっとゾルタンに似てたので

実はゾルタンの幼い頃というオチかなとちょっとよぎったものの

戦死し戦争悲劇として幕

ゾルタン過去はガンダムNT漫画版などで描写

もっともアニメなど新作で、既存作と設定が違うのはよくある事なので

そのケースなのかなと思いましたわ

ガンダムEX

連邦軍が開発した最新鋭モビルスーツ。敵地深部への強行偵察・後方撹乱のために地上での運動性能と稼働時間を重視して設計された機体。戦後の混乱で全ての開発資料が破棄されたため、詳細は不明となっている。

コンセプトは強行偵察、攪乱

敵地深くで暴れるのが目的

あくまで攪乱用で、敵MSを刈り取るのは“開発意図”ではないらしい

第一話など執拗に殺しまわったのは

あれは少年自身の殺意?

何より、敵地に事実上単身で放り込まれていたのですから

彼はただ必死だったのでしょうね

尊敬に値する坊やだ……

冒頭 帰りたい舞台にて

ソラリ、バイオリニストとして返り咲く自分を夢見ます

しかしドレスの裾がどんどん拡大

気付けば血の海

そして観客は死なせた者たち

罪悪感、もうあの舞台には戻れないのだという想いの表れだったか

ガンダム戦記のブラウンを思い出しますね…

ドレスの演出が秀逸でした

前回、流されたソラリだったが

川に流され、包囲網脱出に成功

発信機により味方と合流へ

発信機か!!

考えれてみればごもっとも、科学技術ってたいしたものですな

そして骨折ってくれたのは

あのリサイクル基地ロネ少佐

つくづく意見は合わないけど、仲間想いの人なんですね

意見は合わなかったけど!!

IGLOOでのカスペン大佐みたい

地球最大拠点の一つオデッサへ

が、オデッサも陥落していました

またしても陥落

というかここを狙った連邦の反攻作戦が、第1話ラスト同時刻に始まっていました

ギリギリ間に合っただけ幸運

ユーリ少将とかアレがアレでしたし……

ソラリ大尉、最後の出陣

グフカスタム

ジオン軍の開発した量産型モビルスーツ・グフの改良型。遠距離兵器であるガトリング・シールドにより、絶大な火力を誇っている。ヒート・サーベルやヒート・ロッドによる近距離戦もこなせる優秀な機体。

友軍のグフカスタムがHLVを守り防戦

グフカスタム多くない!?

どうも彼ら、前回でソラリ達を勘違いして襲った部隊だったらしい

ソラリと知己のロフト中尉が所属

自分達は地球に残る覚悟!!

ソラリも当然参戦へ

HLVは、地球と宇宙の往還に特化したシャトル

これまでジオンは、山ほど使って兵士や物資をたえず地球に送り込んでいました

今、それを宇宙そらに帰る為に使うんですね

オデッサ司令マ・クベは登場せず

彼はキシリア・ザビ少将の命令で、同基地から地球資源を宇宙に送り込む任務に従事

曰く「考えてみろ、我々が送り届けた鉱物資源の量を。ジオンはあと10年は戦える」

とは彼の代名詞

結局その後、二カ月で戦争終結するも

その後、ジオン残党はガンダムZZまで約10年に渡って本格的な戦争を起こしました

さすがに14年後の逆シャア、ガンダムUCでは物資欠乏していましたが

ある面で未来を見通してたんですな

ジオン地球軍撤退、殿を守る戦い

陸戦強襲型ガンタンクB型

連邦軍がザクIIに対抗するために試作戦闘車を元に開発した兵器。先行機体より足回りを簡素化し、対モビルスーツ用戦車として実戦投入された。

連邦は量産型ガンタンクを並べて砲撃

これを叩くのがソラリ達の任務

幸いというか、ガンタンクにはロクに護衛がないうえ速度も遅くボッコボコ

護衛するMSがないのか

まだ連邦はMSを本格配備していません

ジムは数機しかいなかったらしい

オデッサ作戦とモビルスーツ

連邦はMSを本格配備する前にオデッサ作戦を実施しこれを成功

既存の戦車、航空機を結集し勝利へ

後年MSもいたと再描写も

あくまで少数らしい

陸戦強襲型ガンタンク

IGLOO2では、キャタピラを活かした高速戦闘によりモビルスーツを翻弄

MSなど不要では?と視聴者に思わせた名機

本作では足回りが変更され鈍足化か

いい的じゃないですか!!

ぐわっはっは 面白いように落ちる まるでトンボ取りでもしているようだな

追撃、ガンダムEX

ガンダムEX、ガンタンクを殺しまわっていたグフを一機撃墜

僚機のロフト中尉が激昂してしまいます

恋人だったんでしょうか

四話のルシェールを思い出しますね…

ですが悪く言えば

グフカスが殺したガンタンクも有人機

殺されたからと怒るのは理不尽

かといって放置すれば、ガンタンクがHLVを撃墜し多くの人間が死んでしまう

HLVを見逃せば、生き残ったジオン兵がまた連邦兵を殺して回る

理不尽の連鎖ですわ

ソラリ『あのモビルタンクを排除して!』

『皆を宇宙そらに帰すのよ!!

ソラリはロフトを宥め、単騎でガンダムと対峙

しかしヒヤヒヤする!!

大尉、ずっとガンダムに背を向け説得

説得しとる場合か!!

どうもライフルは弾切れか、ガンダムはサーベルを抜いてゆっくり歩み寄ってきました

もし撃たれてたらオダブツ!!

ナムアミダブツ!!

見たところガンダムは満身創痍

カメラアイもまともに直ってません

ソラリ達を追うべく緊急出動か

なのでライフルが弾切れも納得っちゃ納得

或いはソラリ相手だったからか

ソラリとガンダムパイロット 

ソラリ『あなた達の勝ちよ!私たちは撤退する!!』

ソラリはそのままガンダムを説得

つばぜり合いしつつの説得

ガンダムの王道ですね

際し見ものは、ザク右肩のシールドが二段構えになっていたこと

シールドを一枚斬り落とされた瞬間、二枚目表面に付けていた火器で反撃するソラリ

なんとまあカラクリの多い機械だ!!

ガンダムパイロットの少年『助けろだって!?』

『戦争を始めたのはお前たちだろ!今ここで終わりにしてやる!!

少年、思った以上に心優しい性格

顔を会わせてしまったからか

ここで降伏しろ、宇宙に戻る事は許さないというのが少年の条件

逃げたらまた戦うつもりだろ

いやごもっともすぎる……

実際その後のジオン兵は

ここで宇宙に逃げた後、決戦に参加した兵士の逸話は枚挙にいとまがありません

というか上官に帰して貰えない

本国に帰れず戦うしかない

それが兵士としての境遇

ここで逃げ延び、復讐鬼となった人間もいます

宇宙脱出艇を見逃せば、それだけ他の連邦兵が犠牲になると言っても過言じゃない

少年の言う事は頷けもしました

ソラリ『私たちを殺したい!? 答えて!!』

少年『僕は……!!

殺したいわけないだろ!!

ソラリ『私もよ……

『私は母親なの、息子の所に帰りたいだけ!! あなたも、その気持ちは解かるでしょ?

少年『母親……!?

決定打は、ソラリが母親だった事

だから彼女は少年を殺したくない

少年ももう彼女を、自分と同じく母を愛する子供を悲しませたくなくなったのか

ニュータイプ同士は誤解なく分かり合える

それが端的に出た顛末かもしれません

HLVが一基撃墜、落下へ

少年のガンダムEX、なんとソラリを庇います

幸い少年自身も無事

良かった!!

心底ホッとしましたし、良かったと思わるワンシーンでした

救い、犠牲になるんじゃ悲しすぎる

少年『僕はここですイリヤ……』

イリヤ・ソマリ大尉『…!! なんて、言ったらいいかわからないけど……!!

少年『僕たちはもしかしたら

ロフト中尉『死ねぇ!!

満身創痍のガンダムEX後ろから串刺しに

運動性特化ゆえ盾がなければ装甲は……

ですがまだ刺されただけ

と思う間もなく、グフカスタムはヒート・サーベルをより深くねじ込んで生存不可な状況へ

復讐のレクイエム

戦いをやめようとし、復讐されて戦死へ

少年自身、ジオンの「侵略」で何かを失っているように見えただけに

あまりに虚しい結末だった……

ジオンの地球「侵略」

元を辿れば人類絶滅を避ける為でした

本作での人類は、人口増・環境汚染で行き詰まり宇宙移民して絶滅を免れました

際し、宇宙移民を遂行する強権が必須となり連邦政府が誕生

地球は宇宙移民に強権を振るいます

その後も振るい続けました

やがて移民開始から79年が経過し、たまりかねた宇宙移民の子孫が反乱

ジオン独立運動が起こりました

彼らは地球に本部を置く連邦政府と敵対

連邦を屈服させるべく、地球全土を支配しようとして今回の悲劇へ

改めてやるせないですね

アルフィー達は無事宇宙へ

HLVは一基轟沈も、アルフィー達は無事

なおMS IGLOOでは、こうして宇宙に上がったHLVが連邦宇宙艦隊に狩られまくります

打ち上げコースなんて簡単に計算予測できる

ジオン回収部隊は人手不足

ザクも地球仕様なのでまともに戦えない

ボールにいいように殲滅

これもまた大きな悲劇でした

本作では無事ジオンと合流

オデッサからの本隊でなく、逃げ遅れた港からの出発だったからか

アルフィー達は生存

医師も国境なき医師団的な組織に帰還

果たしてソラリが渡した時計は、無事彼女の息子に渡ったのでしょうか

続編も作れそうな含みを残しましたね

ソラリの選択、忘却への旅路

ソラリは海路で助かりアフリカ戦線に合流

そのまま宇宙に帰らず戦い続ける事に

自分の息子だけの為には戦えない、子供たちを襲う悲劇自体を許せなくなったのか

彼女は実りある人生を迎えられたのか?

それが気がかりな結末でした

余談。同時期プレバン再販

プレバンドワッジ改が再販

この機体は、十年後のガンダムZZまでアフリカ戦線で戦い続けたジオン残党の部隊長機

ソラリも本機と縁ができたのかもですね

なんとも因果な再販でしたわ

復讐のレクイエム

恐怖のガンダムと戦う物語

でもガンダムも悲劇に遭っていた

むしろガンダムが復讐へ戦う物語だったか

また、主人公ソラリが決して復讐に囚われなかったのが印象的な結末

死んだ夫の為に戦った面もあるのでしょう

でも戦禍を広げるような事はしなかった

悲劇の中で、強く真っ直ぐ生きようとする「母親」の物語だったんですね

まさかの母親であり、母親だから戦い続けていくのだと

なんとも母親な物語でしたわ

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