異世界失格 第11話 感想[強欲の大罪]君が何が欲しいかの物語 ネタバレ

異世界失格 第11話「君の物語を書き終えるまでは、死ぬわけにいかない」感想

公式あらすじより引用

ドリッテン聖堂へ駆けつけた一行に、
ユリコの操る骸骨兵たちが襲いかかる。
「頼むユリコ…やめてくれ」。
囚われたヴォルフは、ただ苦悶の声を漏らす。
「お前とヴォルフの間に、一体何があった…」。
イーシャに問われたユリコは、
恩讐を湛えた暗い瞳で
その過去を語り始めるのだった……。

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強欲の大罪ユリコ、彼女と「老婆」の物語

異世界失格 11話 感想

暴食の大罪とえらい違いやん!!

真逆に慎ましい、罪悪感を過剰に感じてしまう優しい子の物語だったか

太宰先生もこの物語、僕が終わらせるべきではないと返送するレベル

愛がテーマヴォルフへの偏愛かと思ったも

むしろ彼は巻き込まれた

青春したかったユリコに巻き込まれただけ

どこまでも姉妹百合の物語だった……

なるほど百合子くん……

強欲の大罪・ユリコ

ユリコ『あなた達が倒れるまで戦いは続く……、私がそう欲したから

自分が欲する事が叶うと豪語する能力者

エナジードレイン能力らしい

前回、支配系に見えたのはミスリードか

当初弱い能力だったが、想い人ヴォルフを「後から来た転移者」に奪われ嫉妬し開花

でも正確には嫉妬ではなかった

それだと「嫉妬の大罪」ですものね

いいミスリードでしたわ

後から来た転移者に嫉妬、老化させた

それが老婆の正体

あっちも転移者だったの!?

ただ何故殺さなかったのかといえば、やはり優しさゆえというか

愛ゆえだったんでしょうか

嫉妬で能力開花、魔王打倒

ユリコ『欲望に呑まれ、罪なき彼女を殺めた私は……、もはや人にあらず

そしてヴォルフを奪い返すべく戻ったのか

またヴォルフが酒乱になったのは、この件で責任を感じたからだったんですね

何せ後から来た子は超優秀だった

つい目をかけてしまい、ユリコの暴走を招き二人共不幸にした

教官失格、酒浸りにもなりますね…

後者の能力描写はなし

どんな能力だったんでしょうね

センセー乱入、乗り物はやはり

もちろん教会正面をぶち破って登場、やはりあの部分を割るのはお約束なのか!!

前回ドワーフに依頼したのは自走カンオケ

ようやく完成して追ってきたと

そらどわぁふも困惑するわ

でも思ったのと違う!!

棺だけに、てっきりもっと霊柩車っぽいのになるのかと思いましたわ

まあ現代霊柩車はむしろ普通ですしね!!

住宅街に溶け込む普通の車が主流

今回のサブタイ回収

センセー『僕は作家だ。君の物語を書き終えるまでは、死ぬわけにいかない

ユリコの使役するアンデッドに斬られての台詞

この創作にかける生命力

今回、毒殺反撃が効かないスケルトンが敵

ですが真正面から生還

これはユリコに殺意がないのがポイントか

その点でもエナジードレインはぴったり

老婆の正体、ユリコ転移の原因

センセー『僕が書きたい愛の物語に、ヴォルフ司教キミの出番はない

この件が色恋沙汰でないのを見抜いていた

実は老婆、ユリコの妹ヒカリ

老婆だけど年下だった!?

エナジードレインで老けていたのか

元世界ではヒカリは病弱で、姉ユリコは看護に青春を捧げる「不幸」に遭っていた

ユリコの学生服は、学校に通いたかったという希望の象徴だったんですね

本当ささやかな願いばかりな子…

大正ぐらいだったのかしら

センセー『話を続けよう……』

『君が欲しかったものとは……、なんだったのかね?

ユリコに取材を迫り、心底怒らせたセンセー

本当の想いを書きたい

強欲を自認も欲しいものはささやか

欲しがる己を強欲だと責めてしまう慎ましさ

なんと優しい……

ユリコ、本当の願い

ユリコ『本当はずっと……、ヒカリあなたが憎かった! 私の青春を奪った、あなたが!!

元世界で片親、父は妹の世話をユリコにまかせっきりだった

それが当然になり、ユリコに辛く当たっていた

ユリコは親に自分も見て欲しかった

ただ自分を見て欲しいだけ

ヴォルフへの嫉妬というより「また、自分の居場所を妹に奪われる」怯えだったんですね

彼女としては恋心だったのでしょうけれども

どっちかというと恋に恋していた

ヴォルフはある意味巻き込まれただけ

巻き込まれ型ヒーローだったか

センセー『誰かに自分を見て欲しい…、か』

『ふふふ……っ、それを望まない人間が、この世のどこにいるというんだ』

『君は強欲なんかじゃない

 少し不器用なだけの、心優しい少女だ……

太宰先生、基本的に人でなしなのに……

本当ここぞで寄り添ってくれる

ユリコはただ誰かに自分を見て欲しい

その対象が最初は父親

次いでヴォルフ

そして強欲とは能力と、罪悪感を過剰に感じてしまう優しさからついた悪名か

本当はこんなにささやかなんですから

無論、妹ヒカリは被害者であるも

ヒカリ『ごめんなさい……、何も気づかなくてごめんなさい!!

ある時、ユリコが異世界転移

そして残されたヒカリも境遇と、姉に会いたい「不幸」から転移者となってしまった

彼女も姉を恨んでなかった

むしろこちらも罪悪感

ヴォルフと顔を会わせなかったのも罪悪感か

こちらもただただ優しい子だった……

ヴォルフとヒカリの関係

センセー『(ヒカリ君は)老婆の姿にされながらも……

 ただ会いたい一心で

 君をここまで追ってきたのだ……

どうもヒカリも全く色恋沙汰ではない

まず彼女は逸材だった

そしてヒカリは、自分が魔王退治に行くから姉は安全にとヴォルフに懇願

それでヴォルフはヒカリを特訓

おそらくそれがいけなかった

そうと知らぬユリコは、ヴォルフを取られたと恨んでしまったと

些細で致命的な行き違いだったのね

再会直後も

ユリコ『病気は大丈夫なの!? ヒカリ!?

ユリコの記憶では彼女は立ち尽くしてたも

ヴォルフの記憶では真っ先に気遣ってた

本当に妹想いな姉

たぶんユリコはそんな自分を否定し、無かった事にしてしまってたんでしょうね

確かにこの後狂ってしまったものの

再会直後は確かに愛して

こちらがユリコの本心だったか

センセー『こんな美しい物語は……』

『僕の手で完結させるべきではないだろう

という訳で、これも未完とし元世界返送

物語が続くように

そう先生が思う事が転送ポイントかね

その点、カイバラは書く事すら値しなかったのが珍しいケースでした

いやそっちのが普通かもですが

元世界に戻った姉妹は

ヒカリ『ここではない、遠い遠い世界を旅した……、夢の話っ

再び姉妹むつまじく暮らして大団円

元々ユリコは誰かに見て欲しかった

今後はヒカリがその対象となるのか

ユリコにとって希望の光だった的な奇麗な幕切れでしたわ

おぬしこそ幸せのブルーバードよ…

ユリコの特徴的なリボンは

父が妹ヒカリに贈ったものだった

父がヒカリを大事に思ってる

ユリコ転移のきっかけでもある

ヒカリは転移後も身に着けていたが、覚醒したユリコが奪ってしまった

ユリコにすれば愛の証、罪の証

ラスト、そのリボンを快くヒカリに結ってやる姿が象徴的でした

もうこんな物にはこだわらない!!

姉妹にとってはひと時の夢

いい夢オチみたいなものだった……

ただ前回、勇者筆頭曰く「女性陣に言って貰う」的な言い回しをしてましたが

さっちゃんは来てないんでしょうか?

次回、最終回

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