異世界失格 第7話 感想[君に捧げる物語]タマ編に幕 ネタバレ
異世界失格 第7話「また死刑にでもするかね?」感想
公式あらすじより引用
国王サイベリアンが敗北し、グリューン城はカイバラの手に落ちる。
だが、タマは亡き兄に代わり自分が国を守り戦うのだと、父のもとへ駆けつけた。
そんな勇猛な王女の姿に舌なめずりするカイバラ。
底なしの欲望が、タマに迫る……!
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第七話あらすじ&先行カット公開
━━━━━━━━━━━━━■TVアニメ『異世界失格』
第七話
「また死刑にでもするかね?」勇猛な王女の姿に舌なめずりするカイバラ。
底なしの欲望が、タマに迫る……!https://t.co/tqPahxdGoK#異世界失格 #isekaishikkaku pic.twitter.com/6DnrcCPspk— 「異世界失格」公式✒TVアニメ2024年7月9日(火)より放送開始 (@isekaishikkaku) August 15, 2024
タマ編、七大勇者・カイバラ戦に幕
父王の微笑ましさが全部持ってくオチだった!!
太宰先生はタマは不器用と評したも
どっこい父娘揃って不器用
旅とは帰る為にするものだってね!!
娘の背を押す姿が微笑ましい
タマはマチルダだったものの、彼女が生きたい道=タマに戻る結末か
先生らしい「好きに生き給え」な物語でしたわ
センセー『我々はしばしば希望に欺かれるが……
しかしまた
絶望という観念にも、同様に欺かれるものだ……』
『たとえ不幸のどん底に突き落とされようとも』
『一縷の希望の糸を、その手に探し当てているものだよ…………』
本当はまだ絶望しなくていいと気付けず、諦める人間は少なくないという事か
ありがちなのはありもしない希望にすがる事
希望的観測は良くない
ですが絶望し、本当は希望があるのに立ち上がれなくなることもまた良くない事だと
絶望的観測も良くない
これはタマ、そして多分カイバラの事か
カイバラは自分は不幸だと絶望
でも多分、気の持ちようで立ち直れた
でも不幸だと思い決める事で、本当に立ち直れなくなってしまったのかもしれません
カイバラは鼻で笑ってしまったものの
彼にも聞いて欲しい言葉でしたわ
ラパーマ王妃『これから言う事を良く聞いて?』
『あなたの一生は、あなただけのもの。あなたが思い描いた通りに生きればいいのよ』
前回でボカした母の言葉
好きに生きて欲しいということ
母は応援し、父も内心はそうだとフォロー
今回センセーが亡母の日記を見つけ、改めて「物語」に組み込んだことで描写に
答えはとっくにタマの中にあったのか
だから切り替える事が出来たんですね
マチルダ姫を縛っていたもの
センセー『君は、タマだ』
センセーにもらったただの風来坊としての名前
立場に縛られない“自分”の象徴か
父王は娘に淑やかな王女になる事を望んだ
マチルダ自身は兄と妻を失った父の為、兄王子の代わりになる事を望み格闘家に
でも後者も父を慰める為だったから
だから選ぶべきは“己の道”か
また頑固な父上も、つまるところは「娘が幸せになる事」が最優先事項
縛り付けてたのもそれが幸せだと考えたから
どっちも不器用な父娘でしたわ
七大勇者「暴食」カイバラの不幸
カイバラ『僕は世界一……、不幸な人間だ…………』
大富豪の子供として何もかも与えられ育った
元世界で親に満たされた生活を保障されすぎ、生きがいがないのが不幸だったという青年
転じ「思うように食べる」事を望んだスキルか
確かに何が不幸は主観が決めるもの
であるもやはりクソ
他人を踏みにじり続けるのは邪悪
生き甲斐があれば良かったのに…
何だって出来たでしょうに……
おそらく暴食と書いてグラトニー
七つの大罪の一つ
こいつら勇者じゃなさすぎる
ただ「喰ったもののスキルを得る」のは、わりと主人公スキルあるあるの一つ
敵に回すとこんなにも醜いものなんですな
人が己の才能を見出し、努力して得たスキル
それを食ってあっさり体得
楽して他人の努力をかすめ取るとはクソみたいなスキルですわ
王の腕は戻らぬままなのも残念
お客様の中に腕を生やせる方はいらっしゃいませんか!!
スキル「執筆」の使い方
センセー『君に捧げる物語だ……、どうか読んで欲しい』
今回はカイバラを書くことを拒否し、タマを書くことに使用
それって吾輩は猫であるでは?
もとい結果、タマは覚醒
どうも人生を見つめ直し、心理的な枷を解いた
今回はリミッター解除効果となったか
おそらく王牙
元々竜の紋章ならぬ獣神の紋を保有
まだまだ未熟も、格闘スキルを「使いこなす」ことでカイバラの上をいったか
たぶん本来は、まだまだ王のスキルを奪ったカイバラの方が強い
そこで小技を加え勝利
まるで相撲取りのようだった……
本作は異世界横綱だった…?
カイバラ『あれ~? 僕、何で復活してるんだ……?』
実はというか魔王の肉も食っていた為、その力が覚醒して復活
しかし完全にフラグでした
流れが完全に負け犬
ここで立ってはいけない
ただ、てっきり魔王の力を制御しきれず自滅コースかと思いましたが
七大勇者一角、カイバラ散る
カイバラ『お前の父親はうまかったぞ!!』
唐突に乱入したウォーデリアが瞬殺
首を落として一撃死
そういや敵討ちしたい人がいました
ただカイバラも、勝算もないのに散々ウォーデリアを煽ったのはある意味で見事
この人、本当に「生」に執着がないんだ……
ある意味センセーよりよっぽどない
今回で完全に死亡した様子
カイバラ自身「復活」と表現
もしかして魔王って、倒されても復活するスキルがあるんじゃないでしょうか
魔王といえば復活ですし
コーラを飲めばゲップが出るようなもの
ラスボスも魔王?
センセー『彼は父親の仇だったのだね……、それで?』
『気は、晴れたのかね』
ウォーデリア『!!』
しかしただただ虚しい
センセーの指摘も図星で、いずこかへと去ってしまいました
おそらく全員殺しても無駄なんでしょうね
彼女が満たされる日は来るのか?
完全にヒロインですわ
さっちゃんも仇の一人
殺されたら心中できねえ!!
その前に心中しないと!!
ブリアード『不器用、ここに極まれりじゃな? 旅立つ愛娘にあのような言い方しかできぬのか』
サイベリア王『師匠!? 何をおっしゃる!?』
他ならぬ父王が背を押し旅立ちへ
CV玄田哲章氏は伊達じゃなかった
いい漢ですわ
またああ見えて実は大臣こそ師匠であり、今も頭が上がらないのも微笑ましい
めっちゃ親しみ深い人でしたわ
そら国民人気が高い訳よ!!
センセー『君は引き役失格だ』
曰く棺桶を引くセンスがまるでない
あるんだセンスとか
幸いタマが合流して大団円
改めてかけがえない仲間だと描く幕引きか
もうアネットかタマが引かないと、センセー満足できなくなっちゃったんですね
もう歩かせろよこんな男!!
次回、第8話
異世界失格 感想
異世界失格 第1話「心中せねば!」
異世界失格 第2話「棺桶の寝心地を教えてあげようか?」
異世界失格 第3話「僕はいつでも死ぬ覚悟はできている」
異世界失格 第4話「自殺は、いけない」
異世界失格 第5話「僕は死にたい人であって、死人ではない」
異世界失格 第6話「食べられたき者、城下より来たり」
異世界失格 第7話「また死刑にでもするかね?」
異世界失格 第8話「あの穴はすごく、背徳の匂いがする」
異世界失格 第9話「僕を一塊の灰に変えるがいい」
異世界失格 第10話「きちんと僕の命を奪わなかったことは、本当に猛省したまえ」
異世界失格 第11話「君の物語を書き終えるまでは、死ぬわけにいかない」
異世界失格 第12話「今度こそ絶対死にたい【最終回】」
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