らーめん再遊記 9巻 感想[インスタント麺は店で出せるか]ラーメンハゲ大人の修学旅行編!! ネタバレ
※各話サブタイないので便宜名です
らーめん再遊記 9巻 感想
📖本日12/27発売新刊のご案内
企業案件一切なし!芹沢×インスタント麺!
✅『#らーめん再遊記』9
作 #久部緑郎 画 #河合単https://t.co/KDeTzFBP6Yインスタントラーメンマニアでもあった
和文にレクチャーされ、未知なる
インスタント袋麺・ご当地袋麺の最前線へ!#スペリオール— スペリオール編集部 公式📖 (@bigsuperior) December 27, 2023
企業案件一切なし!芹沢×インスタント麺!
芹沢、DEEPなインスタント袋麺の最・前・線へ!経営不振に陥る『ラーメン17番』の厄介な相談事に
巻き込まれているうち、今までノーマークだった
インスタント袋麺に興味を持ち始めた芹沢。インスタントラーメンマニアでもあった
和文にレクチャーされ、未知なる
インスタント袋麺・ご当地袋麺の最前線へ!
それは…胸おどる新たなラーメンの世界だったーー!舞台は東京→大阪→そして秋田へ!
インスタント袋麺をめぐる
「大人の修学旅行」へいざ!!新章「原田正次」編も開幕!
作画:河合 単
原作:久部緑郎
協力:石神秀幸
連載:ビッグコミックスペリオール
初版:2023年12月27日発売
芹沢さんの“学び”、インスタント麺・大人の修学旅行編!!
思えば半世紀も食ってるラーメンなど他にない
インスタントも侮れませんわ
たかだかインスタント麺調査へ東西横断!!
まさに“たかが”、軽く見られがちなインスタント・乾麺で店をやれるか?がテーマなのね
最終的にずる賢い策になるのが芹沢さんらしい
思えば、乾麺ならそうめんとスパゲティがある
乾麺はまだまだ可能性があるのね
対し未知な「かつてのライバル」登場…?
毎巻ヒキが巧みですわ
仮にインスタントを店で出しても、飲食店の原価率としては普通のレベル
案外ぼったくりではない
しかし客も原価を知ってる分割高感があるのか
また前巻で芹沢さん“達”がやったように、皆「自分なりのアレンジ」がある
だから難しいんですな
そも前巻、店の子供も芹沢さんも「自分の好みが一番」とやたら強硬に主張
他のお客だってそうなんでしょうね
インスタントは自分で作るもの
そう誰もが思っている
だから店で調理、販売する素材に向いてない
思えばあの子供が前振りか
正直ちょっとイラッとしましたが納得の存在
第72話「グルタくんの別の顔」
潰れかけで経営・調理技術も覚悟もない、ふわふわシンママのラーメン屋立て直し編!!
彼女もインスタント麺なら作れる
ではインスタント麺とは…?
前巻、グルタ君がインスタントの知識なら芹沢さん達にも負けないと悪い顔に!!
いつもクソ真面目な草食系グルタくん
彼もこんな悪い顔が!?
彼は親が忙しかったので、インスタントに慣れ親しんで育ったのだという話
転じ2022年 トップ10商品も掲載
サッポロ一番のみそ・しお
そしてチキンラーメンがトップ3
芹沢さんが推すチャルメラは7位
内心めっちゃ怒ってて草
本当芹沢さん、チャルメラの事となると人が変わりますね
人は変わっていくものだから…
また四位は「うまかっちゃん」
時おり関東でも話題になるも、基本的に西日本のローカル食品といっていい袋めん
なのに四位とは少し意外ですね
やはり美味いから
うまかっちゃんこそ至高?
個人的には甲乙つけがたいも一位はチキンラーメンですね
誕生秘話を子供の頃に読んだのも一因
そりゃ今や昔となったニューウエイブ系の店主となれば当然なんですが
軽くビックリしましたわ
そら芹沢のハゲオヤジって言われるわ
とまれ芹沢さん曰く、五十年も食ってるラーメンなんて他にないと
言われてみるとインスタント麺はスゴい
安いからだけじゃない
確かな旨さ、魅力があるのね
第73話「インスタントラーメン新時代」
前巻、エースコックの麺をアレンジしてプロに絶賛されていたシンママ
やはりアレを店で出すと奮起
芹沢さんは無謀と思うも
そこでグルタ君、現代の「生麺レベル」のインスタント麺を持ち出して芹沢さんたちに試食
インスタント麺はもはや店ラーメンに劣らない
インスタント麺新時代って奴なのね
明星 麺神 濃香豚骨醤油
日清 これ絶対うまいやつ♪ 濃厚味噌
マルちゃん ZUBAAAN!にんにく旨豚醤油
いずれも特殊製法の麺が特徴
長年インスタントと言えば、油で揚げて瞬間乾燥させた保存性の高い麺が特徴だったも
各社取り組みを強めているんですな
インスタントの軽い触感が好き
なのでいまいちしっくりきませんでした
ですがまた試したくなりましたわ
第74話「ご当地袋めん」
インパクトはやはりラスト
一通りご当地袋めんを試食後、更に深めるべく大阪まで行こうとは驚いた!?
芹沢さんの貴重な関西ツッコミ!?
まさに「たかが」インスタント
インスタント麺食べに大阪とは!?
秋葉原のAkiba Noodle さくら
どうも2008年に閉店
街は変わっていくものだから……
北海道、オホーツクの塩ラーメン
福岡県、ラーメン仮面
山形県、鳥中華
いずれも個性的、先の大手三品が「チェーン店ラーメン」に例えられるなら
こちらは個人経営店に似ているなと
なのでご当地麺形態に向くんだそうな
そも元祖袋めんチキンラーメンも、初販売時はまさに家内制手工業で製造してました
その後、すぐ工場を整えたそうですが
安藤百福氏は実業家として敏腕
戦争絡みで資産を失いながら、幾度も「経営者」として再起してるのも超人ですね
にしてもオホーツク海の塩とは面白い
第75話「やかん亭さくら総本店」
目当てはインスタント麺専門店!!
なんと300種も販売
もちろん一年で2、3割入れ替わるそうな
内10品ほどを紹介
ファミ通のレビューみたいですな
また芹沢さんは「ラーメンは偽物」が持論なので、インスタントに偏見は全くありません
大真面目に評してるのがシュール
北海道「ゾンラーメン」
なんと真っ青!!
要はガリガリくんのような、クチナシなど青系食用色素だそうな
敢えて不味そうにすることで耳目を引く
その試みが成功
芹沢さんの評したように、無茶さがニューウェイブ系ラーメンっぽいですわ
ちゃんと味自体は美味しいのだそうな
ギャップ狙いなのね
第76話「インスタントにハマッた理由」
やかん亭の社長・大和氏に取材
氏がハマッたのは、記憶喪失になったとき「何故か惹かれた」からだと
んで食べまくったら記憶が戻ったと
らーめん発見伝だコレ!?
発見伝で、記憶喪失になった人が「インスタントっぽい」竹岡式ラーメンで記憶回復
あの事件の“元ネタ”なのね多分
彼は極端な例も、それだけ「誰もが幼い頃から食べ続けてる」って話なんでしょうね
まさに国民食
手軽に作れる
そしてだからこそ、インスタント麺を店で出すなんて難しそうだと思えるも
風向きの変わるニュースを聞いたのでした
店売りのインスタント麺をアレンジ、そのまま商品にするのま難しいとしても
乾麺ラーメンという新たな可能性が浮上
そうめんやパスタのような
また「ラーメンの国際食化」とも連携
乾麺なら輸送が簡単で、海外出店が大いにラクになるというメリットが
乾麺こそ新時代に必要なのか…?
第77話「老害」
取材を終え、インスタント麺という「知らなかった世界」にワクワクする芹沢&有栖
グルタは若者に教わるのは嫌では?と疑問
対し二人はそんなことはないと
老害にはなるまい
先日、痴呆セクハラ化した芹沢さん恩人などなど加齢は怖い
むしろ読者に向けたメッセージでしょうか
老害になっちゃ格好悪いぜ的な
帰り道、グルタが迷惑客数人を単身で制圧
そして夜の街に消えた有栖さん
旅で新たな顔を見た
芹沢さん、それらも「インスタントの知らなかった面」と同じだと感慨深げでした
半世紀も食ってても知らない事ばかりなように
人間も知らない事ばかりなのね
グルタくんケンカめっちゃ強いのか…?
第78話「乾麺と生麺は“別ジャンル”」
東京で実際に「乾麺を使ったラーメン屋がある」と聞いて取材へ
稲庭うどんメーカーの乾麺
これが絶品!!
その熟成された旨さや滑らかさは、“生めんとは別ジャンルの旨さ”だと結論します
生めんと乾麺、どちらが上とかじゃない
異なる個性があるんだと
極論、うどんとそばみたいなものか
これなら店で出せる、実際に出している店も絶賛に次ぐ絶賛でした
どんな味なのかちょっと興味湧きますね
乾燥の行程で日数がかかる乾麺
その工程が熟成の旨味を生むとか
なんだかそうめんが食べたくなりますな
インスタントラーメン研究が転じて「乾麺の魅力」を知る旅となった今章
大阪の次は秋田に飛んで取材
これらグルタと有栖の旅費は芹沢さん持ち!!
よっ!デコッパゲ!!
前巻、あの詐欺同然に百万円巻き上げた儲けから奢ってくれたんだそうな
前巻正直どうかと思ったもこんな形で……
なんて見事な展開でしょうか
第79話「シンママ事件・完結編」
結局シングルマザーさんは、子供が熱を出したと旅に同行しなかったも
その間にラーメン屋富川さんと昵懇に
はた目に結婚秒読み状態
彼のノウハウで、古い店舗を用いたはやりの「町中華」に転換してハッピーエンド
いわゆる昔ながらの中華屋さんですな
ガチじゃなく町
ですが品質やサービス向上が大きな違いか
今どき何でもよく出来てますものな
あの厄介な子供も、同じ「母のラーメン」が好きな富川さんを気に入った様子
また富川氏は普通な顔立ち
おかげで母を取られる気がしないのか
丸く収まったならええんかな…?
ええんやな…?
結局、インスタントをアレンジしたラーメン屋を作る必要はなくなったも
乾麺の可能性を知ったのが大きな収穫
ありがとうシンママ
厄介なお人やったで
拙者ああいう人は苦手に候
既に有名店が採用してる事例はあるも
やはり乾麺=代用品、下位互換という「世間の認識」は変えがたいと芹沢さんは結論
世間は味だけじゃなく情報も食っている
世知辛いも現実的ですな
なんでも「生」が付いた方が美味そうという認識も根強い
なんでもアップデートされているものの
そう簡単ではないんですわな
第80話「乾麺の壁・芹沢の再会」
後日芹沢、イベント参加を頼まれ「新感覚の高級乾麺」ラーメンを発売
その実態は安物乾麺+美味なスープ
狙いは乾麺は美味いと刷り込む事
敢えて不味い麺を使う事で「乾麺イメージアップ」が有効かどうか確かめたのか
既に旨い乾麺で成功している店はある
同じ実験をしても仕方ない
それより敢えて不味い麺を使い、“イメージアップ”がどれだけ有効か試したんですね
さすが情報を食わす事に定評ある芹沢さん
大声で不味い不味いとのたまう男と遭遇
実は芹沢さんの知己・原田
だ…、誰!?
また芹沢さんの知り合いが生えた!?
開店時代、“味は完璧だが大衆ウケしない”大苦戦期の因縁らしい
つまり味が解る原田は理解者だった…?
だが性格は悪いらしい
そりゃまあ芹沢さんの知り合いならそうでしょうな
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