妻、小学生になる。第11話 感想[望みは最初に言っていた]麻衣の困惑 ネタバレ
妻、小学生になる。第11話「だれよりも、愛してる。」感想
公式あらすじより引用
圭介は麻衣に「守屋君と結婚する」と告げる。混乱する麻衣。圭介は貴恵は生まれ変わりではなく、万理華に憑依しているだけなので、その体を返さなくてはいけないと麻衣を説得しようとするが、混乱する麻衣は受け入れられず、その場から逃げ出す。そして、夜の公園で貴恵と話し合い……。
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【第11話あらすじ&場面写真解禁📺】
🍱第11話「だれよりも、愛してる。」
圭介は麻衣に「守屋君と結婚する」と告げる。混乱する麻衣…📢第11話放送12/15(日)
TOKYO MX 22:00~
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サンテレビ 24:30~
12/17(火)AT-X 21:00~公式HP👇https://t.co/UqCGDjEc1b#アニメ妻小 pic.twitter.com/0hUeRiryvh
— 「妻、小学生になる。」TVアニメ公式 (@tsumasho_anime) December 11, 2024
やはり麻衣を襲った情報が多すぎた11話
本作は終活の物語だったのか
これから妻が、母が死にゆく事にどう向き合うのかという物語だった
第一話は無邪気に喜んでしまったものの
貴恵は夫、娘の幸福を望んでいた
自分抜きでもやっていける事を望んでた
貴恵が蘇った事に喜んでいたこれまでは、圭介たちの過ちだったのか
貴恵がいなくなることが、ハッピーエンドなんだと結論付けた回
次回は実践あるのみですね……
無論、言及こそしているものの
もっと万理華を思って欲しかった気が
特に麻衣、万理華という人格・人生を奪ってしまってる事に悩んでほしい
仮にこれが転生だったとしてもです
突然母が別の人格になり、実は元々こっちが本体だったんだと言い出したら?
自分達より別の家族を重視し始めたら?
それがどれだけ悲しいか
そこはもっと想像して欲しかった気がします
彼女も今後「母」になるのですし
冒頭 母は小学生じゃない
圭介『お父さんと守屋さんは、結婚する事にした』
麻衣を食事に呼び、守屋との結婚を告げた圭介
もちろん麻衣は反対
圭介は貴恵が転生でなく憑依であり、成仏させる為に必要だと諭します
しかし麻衣、そちらも初耳
多分順を追っても反対されたでしょうが
あまりに情報量が多すぎたか
後のデータストームである
麻衣『!? 返すって……、お母さんはお母さんだよ?』
圭介『麻衣、そうだ。お母さんはお母さんだよ』
『小学生じゃない』
タイトルを回収する圭介
結局麻衣は納得せず決裂
そも麻衣は、守屋さんともほぼ初対面
花火大会で会った程度?
しかもおそらく同年代ですし
その点、守屋さんと頻繁にあってた貴恵とは温度差も強烈なのでしょうね
貴恵は彼女を高く評価してましたから
問題は、貴恵が未練で地縛霊となってた事
未練が晴れれば成仏するはずだと
貴恵の未練は圭介たちが不幸である事
だからこそ麻衣が結婚し、圭介を守屋さんが幸せにすれば未練が晴れるはず
そして守屋さんも貴恵を成仏させたい
貴恵にも好感を持っている
こんな条件、二度揃うとは思えませんわ
別れられるだけで丸儲け
貴恵『千嘉さん』
貴恵、敢えて千嘉と呼んで外出許可を得ます
ここ最近は自分を万理華と呼ばせていた
自分を消す終活をしてたも
だからこそ、敢えて「貴恵として動きます」と意思表明をしたかったのか
愛娘が不安よな。貴恵、動きます
母、貴恵の説得
貴恵『違うわ? 二回別れを味わうんじゃない、一回の再会を与えられたのよ』
嘆く麻衣に、前向きに言いかえる貴恵
丸儲けだと思うべきなんだと
普通は再会できない
前回から繰り返してる通り死者は本来、何も出来ないものなのですから
骸が動いたのだ!もうけものと思え!!
急に自転車の話を始めた貴恵
つまり自分は補助輪だ、ないと最初は辛いがすぐ不要になるはずだと
遅すぎる親離れ
というにはトラウマが大きすぎた
そこが圭介の悩みでもあるんですな
貴恵『だからこそ、お母さんのこと、私の事……、解かってくれたと思ったわ』
貴恵は意味深に呟くも
麻衣は母が可哀想だと再婚に反対
ただ再婚は、"貴恵が成仏できない理由・彼女の想い"を汲んだからこそでもある
圭介が貴恵を理解したからこその行動
対し麻衣が、母が可哀想だとしか思えないのは無理解の証拠
もっとも麻衣は憑依だと知ったばかり
そこまで求めるのも酷か
対し視聴者、数週間ほど聞き続けてます
その温度差も大きい
『お父さんもお母さんも、あなたの幸せを心から祈ってる』
けっきょく納得させられず
麻衣は恋人、蓮司を頼りいったん分かれる事に
親の再婚は子供永遠の課題か
どうしても裏切りに思える
また麻衣自身、これから結婚し「親」になる覚悟が必要なのですけれども
なかなかそこまで考えが及ばないか
麻衣を和解へ導いたひと
どんどん疑問が大きくなる麻衣
疑念は結婚自体へ
麻衣、結婚自体を取りやめてしまうかと思われたものの
そこまではいかなかったか
ふと父のこれまでを回想
ここである程度、思い至ったらしい
見たはずない場面の記憶まである…!!
麻衣、恋人・蓮司を頼るも
麻衣『蓮司さんは強いですね』
『ちゃんと乗り越えられて……』
蓮司『強くなろうと思った訳じゃないさ』
『ただ……、そうならざるを得なかっただけだよ』
蓮司と「親になる覚悟」の話をする麻衣
また蓮司は、恋人の死を乗り越えた
彼女が死んだ状況を想起させる、波打ち際でも問題なく麻衣を庇えています
麻衣は乗り越えきれてない
改めて尊敬が深まったか
今から越えねばならない事は、もう彼女も解っているのでしょうから
麻衣は父と十年、共に燻ってしまいましたが
蓮司さんとなら大丈夫……?
言って麻衣の手を握った蓮司
次は自分が、麻衣を支えるからと言外に告げていたんでしょうか
麻衣は父とのケンカまで話した様子
麻衣は父を信じられなくなった
ですが蓮司のおかげで安定
父と対話できるまで回復できたか
愛、愛ですよ麻衣
本当に幸せになれる選択か
家に戻った麻衣
麻衣『お父さんが心から守屋さんを愛しているなら結婚してもいい……』
『でもお母さんの為なら、それは違うと思う』
『誰にとっても不幸だよ!』
私もそう思いました
麻衣も蓮司と愛し合う今、そうじゃない結婚に嫌悪感を持ったんでしょうか
もっとも結婚は、守屋さんも望んだ事
というか彼女から言い出した事
圭介が言い出したならともかく
守屋さんの決意に、第三者が「不幸だ」とは筋が違う気もしますね
にしても年齢差はツッコまないのな!!
圭介『そうだ!』
力強く言い切った!
新しいスタートこそ幸せになる道だと
実際、貴恵が圭介を独りにしたくないと思っているのは事実でしょうし
圭介は解っているからこう言ってる
解かり合えてるからこその判断
麻衣が結婚すれば、圭介は独りになる訳ですし
圭介夫婦が望むのはそこじゃあない!!
消えるのは目的でなく手段
論点がすれ違っている
その埋め合わせが大切なのか
『あれは私のお母さんだよ!!』
麻衣さん、そこは本当に理解できなかったか
なんてと言っちゃいけない
それを言っちゃあおしまいだよ!
両親が娘に教えたかったこと
『(それがずっと頼りない親で居続けた、俺のケジメ……!!)』
略『麻衣! 一度死んだ人間は絶対に生き返らない!』
『会う事も話すことも、一緒に時を過ごす事も叶わない
それが死だ!
それが自然なんだ!!』
『皆生きていれば、必ず大切な人と会えなくなる瞬間が来る……』
前回、貴恵が思っていた事を麻衣に諭す圭介
彼はこの事は聞いてない
なら彼自身、貴恵と同じ考えという事か
死者は生き返らない
本当なら十年前にそう麻衣を諭し、立ち直らせるのが「親」の役割だった
出来なかったから今に至るも続いているのだと
そのケジメをとろうとしているのか
『その先には
ちゃんと幸せがある事を
蓮司くんと麻衣が教えてくれた!』
圭介が再婚を選んだ理由
貴恵曰く「らしくない」事をした訳
それは他ならぬ麻衣に学んだからだと、伝える為でもあったのでしょうね
麻衣が理解、納得できるようにと
『麻衣、解かってくれ!』
『万理華ちゃんは千嘉さんにとっての大事な一人娘……
それは、俺と貴恵からみた
麻衣と同じなんだ!』
『俺は麻衣の人生が、一日でも減ってしまったら嫌だ!』
やはりここに尽きる
万理華の人生を大切にしてやってほしい
万理華は麻衣と同じ
親として捨て置けないんだと
以前、万理華に詰め寄った千嘉を親失格だと罵倒した圭介ならなおさらか
その万理華の時間を奪ってるのですから
麻衣『やっと幸せになれたのに……』
このあたりから麻衣の作画が変化
泣き顔が圭介そっくり
ホント親子でしたわ
貴恵が最初から望んでいた事
略『初めて貴恵が戻ってきてくれた日
こう言われたのを覚えているか?』
『"これからはちゃんと進んでいけるっていう姿勢と未来を、見せて欲しい"って……』
麻衣『うん……』
圭介『貴恵はこの十年、ずっと願っていたはずだ……』
『"残された俺たちが、どうか幸せでありますように"』
『"下ばかり向くのではなく
前を向いて歩いてくれますように"と』
『俺は貴恵が戻ってくる前に、その遺志に気付くべきだった!』
『そして麻衣に!』
『前を向いて悲しみを分かち合って生きていこうと、伝えるべきだった!』
『貴恵を誰より愛していたのに、一番悲しませてしまった……』
『だから、今度こそ間違えたくない!
麻衣、まだ間に合う!
お父さんと一緒にちゃんとお母さんを見送ってあげよう!』
『俺たちの知る貴恵は、皆に幸せになってもらいたいと考えてるはずだ!』
そもそも第一話時点で、望みを言ってくれてた
あの時喜びすぎて気付けなかった
あれは圭介の罪なんだと
圭介は妻の幸せの為に、妻が幸せを願う麻衣に立ち直ってもらいたい
麻衣も自分が母を悲しませてると自覚
母に依存して悲しませてた事
母が万理華の時間を奪い、罪悪感に苦しんでいた事を理解へ?
母に居て欲しいと願う事が、母を傷つけているんだと自覚できたのか
父娘の和解は「母の為」
その在り方までそっくりでしたわ
『お母さんと一緒に居た時間がたくさんあって、絶対辛いはずなのに………』
『そのお父さんが選んだんなら、もう……、私は何も言わない!!』
当初、父が母を消したがってると誤解も
父こそ母を愛してると再確認
和解し成仏を願う事に
二度目、十年目にしてようやく「別れる」ことに納得できるようになった
ラストは母、麻衣が遊園地に行って幕
次回、母成仏……?
第一話がコミカルすぎたも、あそこで答えを言ってたんですね
貴恵は二人が大丈夫な姿を見たい
本作は残されたものの終活
貴恵の死に、向き合うまでの物語だったのか
次回、第12話【最終回】
妻、小学生になる。 感想
妻、小学生になる。第1話「家族、ふたたび。」
妻、小学生になる。第2話「だって、いまは。」
妻、小学生になる。第3話「一歩、ふみだして。」
妻、小学生になる。第4話「ふたりは、語らう。」
妻、小学生になる。第5話「母と、家族。」
妻、小学生になる。第6話「想い、きしんで。」
妻、小学生になる。第7話「しあわせの、兆し。」
妻、小学生になる。第8話「あなた、誰?」
妻、小学生になる。第9話「伝えたい、この気持ち。」
妻、小学生になる。第10話「それが、願いなら。」
妻、小学生になる。第11話「だれよりも、愛してる。」
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