Summer Pockets 第21話 感想[絵本の蝶]それは波間の足跡のように ネタバレ

Summer Pockets 第21話「波間の足跡」感想

公式あらすじより引用

『蝶番の契り』で仮の夫婦となる羽依里としろは。
そしていよいよ、しろはに不幸に見舞われるとうみが未来視した『夏鳥の儀』が始まる。
羽依里が側に付き、しろははつつがなく儀式を行っていくが……。
沖に流されていく船にこっそり乗っていたうみを、しろはが発見する。

うみを助けに向かう羽依里としろは。
海に落ちたしろはとうみを救うべく、2人は海に飛び込んで――

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未来視の結末、加速する羽未の異変

Summer Pockets 21話 感想

サブタイ波間の足跡とは「薄れ、消えてしまう」うみを象徴するものか

絵本の蝶は皆を幸福にし、自身は薄れていった

うみも皆の幸せの代価となり消滅……?

また今回しろは、悲劇をあっさり回避

正直ちょっと面食らうレベル

あんな風に鴎・紬・蒼を幸福にし、うみの存在は薄れていってたのか?

彼女が失っていった何かとはそれ?

これまで夏が終わるごとにループしてた羽未

彼女が目指す「夏休みの終わり」は?

助けて島四天王の玄武!!

薄れゆくうみ

幼児退行、赤ん坊のようになっていくうみ

並行し皆、彼女を忘れていった

忘れた事を忘れていった

彼女が「薄れてる」せいなんでしょうか

皆を幸せにした事で、彼女が生まれる「結果」に繋がらなくなっていってるのかね?

或いは単にエネルギーを分け与えてる感じ?

まるで「幸福な王子」ですね

うみのハッピーエンドとは?

うみ、父の思い出話を元にこの時代に飛んだらしい

でも問題は母、しろはの謎の死にあるはず

この時代から母の死を変えられるのか?

また羽未、現実では崖を踏み外して落下

彼女自身「生きる」未来は?

或いはしろは生存へと歴史を変えれば、そも「島で落ちる」事もないんでしょうか?

今の羽依里たちにどう未来を変えられるのか

或いは変えてはいけないのか?

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冒頭 しろは、未来視の結末 

うみ『ごめんなさい! どうしてもおかあさんをみたくて……

本来堀田ちゃんが流され、助けようとしてしろはが溺れるはずだった未来

しかし流されたのはうみ

そしてしろは、ほぼ独力でうみを救出

泳げている!?

それも前と違って服を着たままで!?

息が続かず、溺れかけるしろは

しろは『!?

羽依里が口移しで酸素を移し二人を海上へ

あの野郎やりやがった!!

そのまま場面暗転

そして救出へ……

トキノウミビトは!?

なんと今周回、海人が憑依せず救出成功

もちろん羽依里たちは何も知らない

しかし視聴者には大きく引っかかる結末でした

何故こうも歴史が変わった?

これがうみの恩恵?

未来という過程、羽依里の提案

羽依里『あらかじめしろはから聞いていたから

 落ち着けた

略『見てしまった未来を結果として受け取らなければいいと思うんだ

 しろはが見た未来は

 単なる「きっかけ」なんだよ

『その更に先がある

『きっとそれは……、とても良い未来になるんだ

『その為に少し辛かったり、苦しい想いをしてしまう……

 ……っていうのはどうだろう?

羽依里、未来視を「過程」と捉えるよう提案

しろはは不幸な未来ばかり視た

でもそれは結果ではない

今回で言えば溺れても助かればいい

未来は変えられなくても、その先の未来は決まってないだろってね!

これでしろは、トラウマをひとつ克服か

以降の未来視も越えていける?

羽依里『しろはは優しすぎるから

『人に迷惑かけないようにって事ばかり考えてるから

 だから……

『ぼっちになってたんだよ♪

しろは『!! ……ぼっちって、言うな……

羽依里『もうぼっちじゃないけどな?

しろは『え?

羽依里『俺がもう、ぼっちにはさせないから!

まさに絆だぜ!!

ただ問題は、それこそ「しろはが死んだあとの未来から訪れた」うみのようなケース

この場合、しろはの死が確定

それでも未来を見据えられるか?

見据えねばならない?

死を受け入れたうえで、残された二人により良い未来をと願うみたいな?

羽未の持つ「母の手紙」はそうした文脈?

水中のキスをノーカンにする二人

しろは『うん……、いい……、けど……

羽依里『けど……?

しろは『……いい、よ?』

条件の「けど」でなく、肯定の「よ」

この後むちゃくちゃ失礼した

水中のはただの人命救助!

今、改めて互いのファーストキスをかわす二人

万感の思いをこめたキス

あまりに長いので、てっきり直前に玄武や全裸やラケットが乱入するのかと……

本当しろは編以上に進展が早い

当時は告白すらギリギリだったのに!!

うみ、深まる不穏の兆し

うみ『いただきまーすっ♪

朝、なんと炒飯以外の朝食が並ぶ加藤家

しかも誰も違和感を持たない

視聴者として衝撃でした

後から思えばこれも「薄れた」せいか

ますます幼児退行が進むうみ

鏡子さん『あら? ちゃんとお箸を使えていたのにどうしたのかしら?

鏡子さん、マジで疑問か韜晦しているのか

前回、字が読めなくなっていたうみ

今度は箸が使えない

折り紙もきちんと折れない

羽依里たちもいぶかるもう手遅れ……?

出来ていたことがもう出来ない

うみ編初回、18話との差に悲しくなりますね

羽依里『(大丈夫だよな……?)』

まるで兆しのように急速に落ちる紙飛行機

大丈夫じゃないよという返事さながら

坂道を転げ落ちるように悪化してますね……

8月23日 いたずらの日

羽依里『怒ってる?

しろは『怒ってないと思ってる?

サマポケ 第21話 感想

略『……変態

ありがとうございます!

絵日記には、いたずらして怒られると記載

蒼発案でスカートめくりを敢行

無事しろはが氷点下

バトル漫画みたいな攻撃色の眼でしたわ

いけない、怒りに我を忘れている……!!

余談。駄菓子屋の面々

美希『いや、蒼はエロい

言い切っていくスタイル

このシーン、背景がバリバリCGで妙に印象的

或いは実写取り込みなのか

妙な立体感があって面白い絵面でしたわ

しかしそれすら悲劇の始まり

蒼『うみ?

美希『誰のことだ?

しろはに激怒され「秘密基地」で、少年団に愚痴っていた羽依里

しかし会話中、うみへの返事に違和感

最初から存在しない者扱いへ

羽依里が強く言うと気まずそうに応じたも

あれは羽依里がおかしくなったから、話を合わせてやろうという優しさだったのか?

以降少年団はぱったり登場せず

また鴎、紬も同様

あの二人、急に出て来なくなりましたが……?

薄れゆく記憶

うみ『おかあさん……? おかあさんどこ……?

うみも幼児退行が本格

遂に羽依里までうみの存在を忘れ始めた

最初は朝のラジオ体操

続いてお風呂に入る絵日記を経て、日記「天気」の的中率に疑問を抱きます

うみが未来から来たことを忘れてしまった

本当の我が子だと忘れたのか

こうなると認識がおかしくなってしまいますね

本当の我が子だと忘れた羽依里

羽依里『……いや、何か大事なことを忘れてる気がして……

しろは『大事なことって?

羽依里『それが何なのか……、解からないんだ……?

忘れた事を忘れてしまった

うみは未来から訪れ、八月を繰り返した少女

母に会いたい一心で現れた

羽依里はその事実を忘却

だから普通思うはずの「この先、うみはどうする?」という疑問すら抱けなかったのか

せっかくまだ夏休みの終わりまで間があるのに

問題意識すら抱けないのが危うい

しろはの「ズル」

しろは『アイスを食べちゃったら、偽物になっちゃう気がして

当初、しろはは「契約」で母を始めました

母をやるからスイカバーを奢ってくれと

それ自体可愛い条件だったも

今はそれ、大好物のスイカバーすら我慢

もう報酬の為じゃない

報酬を貰うと、その為にやってるような気がしてうしろめたくなってしまうのか

それほど大切な関係になったのね

しろはの幸せな八月

しろは『うみちゃんが楽しい夏休みをすごせるように

 子供の為に……

 普通なら体験できない夏だと思う

『お母さんになれる夏なんて……

『いつか、そういう夏が来るんだろうけど……

 ズルして先にお母さんになっちゃった♪

今やしろは、一足先に母親気分できるなんてズルじゃないかとさえ思うように

それほど自分自身が幸せなんだと

当初悩んでた彼女と別物

彼女が良き母になるのも納得

未来の彼女は幸せで満ちていたのでしょうね

羽依里『遠距離恋愛とか無理、寂しくて死ぬ!』

しろは『重い………

羽依里『じゃあしろはは遠距離恋愛平気か?

しろは『ン…………、心細くて無理

『呪うかも

羽依里『怖!?

蒼編同様、バイトして毎週来るという羽依里

当初「重い」と言ったしろはも負けてない

重さと重さが合わさりブラックホール

なんだかんだで鴎たちとは「遠距離恋愛」

しろはとは今すぐ付き合える

羽依里も我慢できないってものか

二人、初めてのデート

羽依里『そうか……、これがデートか……!!

遂にデートという概念を体験した羽依里

初めて島内デートして浮かれる二人

でも何故「初」なのか?

そう思い至ると、傍らにうみがいたことにようやく気付けました

なんて残酷なホラー

忘れると認識すらできなくなるのか

うみ視点、視聴者視点

羽依里『……うみ!?

しろは『ずっと……、ついてきてたの?

うみ『ン……

完全にうみが抜け落ち、二人だけでキャッキャウフフしていた羽依里としろは

その図式だけでまず違和感

そして胸が痛む

また見た感じ、しろはは忘れる兆候が薄かった

もしや彼女は大丈夫なのか?と

そう思った矢先の悲劇

うみの味方は誰一人いないのか……?

写真、記録に残そうとする二人

うみ『しゃしん……、いっしょに……、うつろ?

Summer Pockets 21話 感想

スマホでなく「写ルンです」で手軽に撮影

今も昔も安くて手軽で学生の味方!

まあ今はスマホの方が安い

とまれ最初は母子

やがて親子三人で「自撮り」した羽依里たち

写ルンですで自撮りは結構スゴくない!?

フィルムなので現像が必要

蒼『じゃあ現像に出しとくわね~♪

しろは編同様「眠らない」蒼、藍は……?

幸い駄菓子屋が現像窓口

蒼がフィルムを預かり、数日後の受け渡しへ

昔はコンビニでも可能

しかし今はサービス廃止、ビックカメラなど家電店がやってくれているそうです

やっぱり紙焼きって味があるんですよね

現像まで数日が必要

羽依里『(またうみの事を忘れてしまったら……?)』

おそらく写真が戻る前にうみを忘れてしまう

写真を見て思い出すか?

それとも写真からすら消えてしまう……?

約束の花火大会

羽依里『(約束したんだ……、絶対に忘れない!!)』

忘れた事を忘れるこの問題、写真が記憶を呼び覚ますのか?

折よく8月29日に鳥白島 花火大会が開催

家族で一緒に行こうと約束へ

花火を見ながら消えていくパターン……?

また最終日でなく29日

最終31日には何が起こるのでしょうか

うみの絵本「蝶の長い長い旅」

しろは『"奇麗な羽根を持つ蝶が

 色のない世界を旅する

 旅先で出会う人たちに、自分の奇麗な羽根の色をあげて……"

『"蝶は羽根から色がなくなって、ボロボロになっても旅を続けました“』

※鴎の発案で絵本を作った事件を忘れてしまう羽依里

羽依里『……なんでこんな話にしたんだっけ?

しろはが泊まり川の字で寝る事にした親子

際し二人は絵本を参照

いよいよ完全にうみを忘れてしまった……?

彼女と過ごした夏休みの記憶までも一緒に薄れて消えてる?

やがて「蝶となり」完全に薄れて幕か

うみ、これまでの旅

繰り返す夏に消耗していたうみ

実はこれまで、各ヒロインと結ばれていたのもうみのおかげだったのか?

またこの絵本、羽依里がラストを改変

彼はそれも忘れたはず

その「ハッピーエンド」はどんな突破口に?

次回、第22話

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Summer Pockets 第20話 感想[玄武 漢泣き]わたしたちの幸せな結婚 ネタバレ

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Summer Pockets 第2話「夏休みの過ごし方」
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Summer Pockets 第4話「ひと夏の宝物」
Summer Pockets 第5話「ひげ猫団の冒険」
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Summer Pockets 第9話「紬とツムギ」
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Summer Pockets 第12話「空門の巫女」
Summer Pockets 第13話「比翼の蝶たち」
Summer Pockets 第14話「夜明けの記憶」
Summer Pockets 第15話「夏休みを忘れた少女」
Summer Pockets 第16話「デートじゃないし」
Summer Pockets 第17話「夏鳥の儀」
Summer Pockets 第18話「夏休みをもう一度」
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