チ。第11話 感想[血]世界の為に必要なもの ネタバレ ―地球の運動について―
チ。―地球の運動について― 第11話「血」感想
公式あらすじより引用
新人の異端審問官の教育実習を任されたノヴァク。淡々と女性の異端者を拷問する姿に衝撃を受ける新人審問官ら。中でもシモンは本当にこんなやり方が正しいのかと疑問を抱く。
一方のバデーニはいよいよ「地動説」が完成したことをヨレンタに報告し、オクジーとともに祝杯を挙げる。それぞれの今後の夢について酒場で語り合う中、現れるはずのない男が現れる。
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アニメ「チ。」に三上哲が出演、第11話から登場する司教の息子・アントニ役でhttps://t.co/aOAG0IwUAF#チ球の運動について #三上哲 pic.twitter.com/Put0ExT2cW
— コミックナタリー (@comic_natalie) December 3, 2024
ノヴァクとの邂逅、若き審問官と現実
彼、父さんです…
オクジーの恐怖に心底共感する回
バデーニとオクジー、二人にノヴァクが異端審問官だと名乗って幕
絶望的なとこで終わった!!
何で今回二話連続じゃないんですか!?
ノヴァクは娘に会いに来たのか
それともオクジー達を捕縛に来たのか
まあ後者ですよね慈悲はない
救いはないんですか!?
ノヴァク流「世界の為に必要なもの」
それは血だ、とサブタイ回収
世界を守るには、犠牲が必要だと?
もっと言えば世界を今のまま維持する事
世界を動かそうとするオクジー達と、改めて対極なのだと実感させる台詞でした
また審問官たちは現実に直面も挫けなかった
あれほど酷い現実にも、若くても変わらない
教会の教えはつくづく根深い……
皆してフラグを建てする回
ここにフラグを建てよう!!
バデーニは手紙を書こうとし、明日でいいかと筆を置いてしまいます
オクジーは今いい気分で、一週間くらいなら耐えられると発言
果たして拷問に耐えられるのか?
明日手紙を書けるのか?
無理無理無理無理かたつむりよ!!
冒頭 異端審問官の現実
ノヴァク『覚悟して欲しい事は……、これだ!』
『これ、何かわかる?』
レフ&シモン『『?』』
ノヴァク『これは一人の異端者を審問する際に必要な書類の厚さ
つまりこの仕事……』
『ヒッジョ~に、メンドイ!』
人を拷問するより書類仕事の方が大変
前回、世界の為に頑張って異端審問官をやるぞと奮起した若者たち
レフとシモン
それだけにノヴァクの指導に唖然
何せ出世第一、その為に必要なやり方は~と世俗まみれなことしか言わない!
でもそれだけなら良かったんですよね
それだけじゃなかったのだ……
ノヴァク『司教様は昔、天文学をやってたんだよねェ~』
だから宇宙論の検挙が一番重要だと
おそらく司教がこだわる理由は、若い頃に嫌な事があっただろうと推測します
ただの私情
がっかりのオンパレードだよ!
アントニ『チッ、これだから無知は……』
彼も「知」を重んじる間か
曰く教会はカネがかかる、異端審問なんかに新人を雇うなとボロクソでした
前回司教があれほど重要な仕事だと熱弁したのに……
しかもこの男、出自も最悪!
シモン『息子!? 独身制は!?』
ノヴァク『もちろん守っているよ?
公には』
これが現実というものか
独身制とは、修道士・修道女・修道司祭に独身である事を求める制度のこと
それを前回のお偉いさんが堂々破っている
あんなに高潔を謳ったのに
それが黙認されているのも、宗教組織として腐っていると感じさせますね
まあ性犯罪の横行よりマシなんでしょうが
初めての異端審問
ノヴァク『気を付ける事は一つだけ、異端者はウソが上手い
騙されないように』
魔女容疑者に自白させる拷問
薬草採りにいった女性に、あそこは魔女の森だ誰が教えたと共犯者自白を迫るもの
理不尽すぎてクラクラする
曰く告発があったとの事
見た感じ美しい女性なので、妬まれたんじゃないのかと勘ぐってしまいますね
罪を決めつけ自白するまで痛めつける
言うまで終わらない
まともな情報が出る訳がないでしょうに
魔女疑いの女『私は山菜を探してたら、あの森に着いただけで……!?』
親指につけ締め上げる拷問具
新人が担当
僅か二段階、二段階で終わりでした
二回目で女は絶叫
後から画像で見直すと、血だけでなく"固形物"が飛び散っていたようです
親指を絞め、固形物がって事は……
一生苦しむ傷をこんなにあっさりと?
こんなにあっさりと?
ノヴァク『まぁ~、しょうがないね?』
略『じゃあ~、キミ? 続きやって』
シモンは拒否し、ノヴァクは了承
本当あっさり了承
了承してレフにもう一回やらせました
終わる訳がなかったのだ……
女『隣人のアンナです!!』
曰く黒ミサで薬草をくれると教えられたと
隣人の名前を吐き拷問終了
汝、隣人を告発せよ
どこまで本当の事なのか
とまれ次はその人が拷問に?
或いは彼女が摘発されたのも、誰かが言い逃れで名前を挙げたのかもしれません
負の再生産だ……
ノヴァクが語る「血」
新人は他のやり方をと訴えるも
シモン『対話によって、愛によって更生を……』
ノヴァク『駄目だ』
妙に語気が強く感じたのは気のせい?
ノヴァクの泣き所なんでしょうか
彼は、愛や対話が大嫌いなんじゃないかと感じてしまう語気でした
妻に浮気でもされたんでしょうかね
何せこういう人ですから
まず諦観、ごもっとも
審問官は自白を引き出すのが仕事
拒否権がない
また思うに無実・冤罪だと、教会の立場が悪くなってしまうから
教会は間違ってはいけないから
だから一度捕まえたら有罪に"する"と?
そう決まっているんでしょうね
『悪魔と結託してこの世界を変えようとする
それを阻止する為に最も重要なもの』
『世界を今のままに保持する為に必要なものはなんだと思う?』
レフ&シモン『『え…?』』
ノヴァク『血だ』
どういう事なのかは語る暇がなく終了
つまり犠牲か?
世界の為の犠牲だ、慣れなさいと
そして世界は今のまま保持されるべき
それが教会の考え方か
ノヴァクは大概おかしいですが多分この点は、教会の公式見解なのでしょうね
世界を動かしたいラファウ達と対極
単に天、地動説だけじゃない
根本的に対立しているんですな
現実を知った異端審問官たちは
新人二人は、そのまま残される事に
人生観が変わる事件だった
だったと思ったんですが……
続ける気なんだ……
まあ仕事だから
と思ったもそうでもなく
『これは、人類の為なんだから』
二人は変わらなかった
むしろのめり込んだ
散々教会の裏切り、戒律を守る気もない営利的な組織・人間を見せられた
無実かもしれない人を傷つけた
それでも人類の為だと?
教会の教えの根深さを感じる事件でしたわ
打ち上げ、バデーニの手紙
バデーニ『まあいいか、今度書けば』
前回、地動説を完成させたバデーニ
手紙を書こうとし、打ち上げの時間に間に合わず白紙のまま置いておくことに
もう二度と戻れない?
続きなんて書けないんでしょうか……
誰宛なんでしょうね
バデーニ『今、たった今……、この瞬間にも……!!』
『我々は、動いている』
略『まだ自然哲学的には謎が大量にある』
『それはこれからの問題だ』
バデーニ曰く公表できる水準まできた
しかし星の観測が根拠
実感がまるでなく他人を納得させ難い
まだまだ未完成か
またバデーニは以前、論文を教会でも発表できるよう手直しする予定でした
その時間はやっぱりないんですかね……
ヨレンタ『ゆくゆくは、自分の名前で、ちゃんと論文を発表してみたいです』
オクジー『自分の名前……?』
略・ヨレンタ『私がそう言う前例を作れたら』
『後進も生まれやすいというか』
『誰でも平等に研究を発表できる未来
自由な知的空間ができる
いつかの未来の為に』
ヨレンタの願いは彼女にとって切実
でもその先は壮大でした
現代の「当たり前」は、こういう熱意のおかげなんだと感謝すべきなのでしょうね
オクジーもいつか「自分の名」で本を?
とまれヨレンタは飼い殺しながら研究を続け、いずれ自分の名前で論文発表をと邁進
バデーニは還俗、研究に本腰へ
多分イタリアに渡るつもりか
オクジーは街で生計を立て大学進学を希望
三人ともバラバラなんですね
『"夢を持つのはいい"』
グラスさんの言葉が、今こうして息づいている
ヨレンタさんへ受け継がれた
誰かへ受け継がれていくんでしょうか
元々、研究一本に絞るつもりでした
その矢先、失明させられた
あの修道院長に悪評を広められた為、別の土地でやり直そうと思っていたらしい
もう研究資料の為、留まる理由もなくなった
あと少しだったんですね……
オクジーは大学進学を希望
意外に勉強家というか、"知る"喜びを知ったからでしょうか
学ぶ喜びを知りやがって……
バデーニめっちゃ呆れてて草
不動のナチュラル差別
現れるはずのない男
ヨレンタ『私の父ですっ』
これ、父さんです
異端審問官ノヴァクが現れ、オクジー硬直
以降ひたすらハラハラ……
視聴者もオクジーになった気分ですわ
何が起こるんです……?
ノヴァクは仕事で緊急招集された
となれば、ただの道草というのはやっぱり考えにくいんですよね
やはり狙いはオクジー達?
幸いオクジーは、以前彼に会った時は目出し帽かぶってたし暗かった
ノヴァクは気付いていないのか?
ノヴァク『実は私、異端審問官やってましてェ~』
帰宅したと思ったら戻ってきて幕
ブーメランノヴァク
やはり標的はバデーニ?
前回クラボフスキさんが、拾った「本」を元に告発したんでしょうか?
あれは観測資料の一つだったのかね
バデーニが浮浪者に何か頼み事
おそらく伝言
またその原因、オクジーの本を読んで果たして何を思ったんでしょうか?
下層民が書いた本が面白かった?
価値観が破壊されたんですかね
次回、第12話
チ。―地球の運動について― 感想
チ。―地球の運動について― 第1話「『地動説』、とでも呼ぼうか」
チ。―地球の運動について― 第2話「今から、地球を動かす」
チ。―地球の運動について― 第3話「僕は、地動説を信じてます」
チ。―地球の運動について― 第4話「この地球は、天国なんかよりも美しい」
チ。―地球の運動について― 第5話「私が死んでもこの世界は続く」
チ。―地球の運動について― 第6話「世界を、動かせ」
チ。―地球の運動について― 第7話「真理のためなら」
チ。―地球の運動について― 第8話「イカロスにならねば」
チ。―地球の運動について― 第9話「きっとそれが、何かを知るということだ」
チ。―地球の運動について― 第10話「知」
チ。―地球の運動について― 第11話「血」
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