チ。第7話 感想[ヨレンタ]いざって時!! 引いたら終わりだッ!! ネタバレ ―地球の運動について―

2024年11月17日

チ。―地球の運動について― 第7話「真理のためなら」感想

公式あらすじより引用

石箱の中身は禁忌とされる「地動説」に関する資料だった。バデーニはこれを証明すべく、より多くの観測記録を持つ者との接触を図るため街へと向かう。一方、街の天文研究所で働くヨレンタは、優秀だが女性であるという理由だけで研究員として扱われず、雑用係に甘んじていた。そんな折、街の掲示板にとある問いが出題されているのを見る。それは天文に関する問題で。

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三人目、女研究者ヨレンタの衝動

チ。―地球の運動について― 第7話 感想

ただ女だというだけで研究者人生を絶たれ続けるヨレンタ

誰より気弱で、誰より衝動的

ダメだと解っていても好奇心に勝てない

衝動的なのはラファウそっくり

そんな彼女が、ラファウを死なせたノヴァクさんの娘だとは因果ですね

実在したのかノヴァクの娘!?

でも本当に娘なのか?

奇妙なのは二つ

以前ノヴァクに娘の姿絵を見せられた男がぎょっとしていた

そして今回、何故か顔を隠してた

何故か視聴者に伏せられた

キャスト欄は確かにノヴァクと記載

何か意図あっての演出なんでしょうか

前回の後 バデーニは

バデーニ『後進は作らない

『死ぬまでに私が証明できなかったら、私の関わった書物のすべてを燃やす

『あくまで重要なのは

 私がこれを完成、発表する事だ……

 他の誰かの踏み台にされるのはごめんだからな!!

ラファウの遺産の独占を宣言

なんと尊大クソ野郎

彼は眼の良いオクジーを協力させ、衣食住を代価として提供

そして研究の利益は九割得ると宣言

また研究が完成しなかった場合

他人の踏み台になるくらいなら、燃やして無かった事にするとも宣言

必死に「繋いだ」ラファウ達と対照的ですな

あくまで自分が成功したい

グイグイくるなぁ!!

ラファウの遺言も無視

バデーニ『(遺言書を燃やして)これでもう書いてない

もし利益が出たら一割養父に渡して欲しい

そうラファウは控えめに記載

しかしバデーニ、馬鹿馬鹿しいと手紙を焼き捨ててしまいます

人でなしムーブが絶えない!!

一方オクジーは

オクジー『今ここにいない人の想いを無視したら、何かが決定的に失われる気がして……

バデーニ『あン? 何かって何だ?

オクジー『“歴史”、というか……

人間はいつか死ぬ

これまで死んできた人間の積み重ねが歴史

死者を無視する事は、歴史を失う事になるんじゃあないかって事でしょうか

含蓄ですねオクジー……

手紙を尊重したいと主張

自分の取り分を渡しますと無欲にも約束

しかし彼を探すとヤバいのでは……

バデーニ、聖職者と思えぬ倫理観

バデーニ『神が下級市民かれらに与えた運命がアレなんだよ

まるで下級市民落ちするフラグのような台詞

下級市民に施すなど無駄だと公言

ホント聖職者として異色

いや公言してるだけ素直、ある意味「聖職者らしい」のか?

他の連中も内心そう思ってるのかも

掲示板で資料探し

バデーニ『私の作成したとびきりの難問だ、天体の記録と優れた知性がないと解けない

ラファウの遺した資料では、ラファウの研究を越えられないとバデーニは判断

そこで問題を掲示板に提示

天文学の資料が必須の問題

これを解ける奴なら、資料を持っているだろうって事なのね

結果ヨレンタが無事釣れて……?

冒頭 バレませんように!!

ヨレンタ『(ツいてないツいてない……、直感で解る……、そろそろ神さまも見放す……)』

冒頭、何故か疾走する女学生ヨレンタ

女性ゆえに授業に参加できないから

だから枯れ井戸を利用し、こっそり床下から聞いていたというエピソード

貪欲ゥ!!

なんて必死な……

他の生徒と同じように試験をクリアした優秀な学生

なのに「女だから」の一点で不可

現代って本当に過去の積み重ねなんですね……

ダイナミック盗み聞き

『(絶対、他じゃ聞けないやつだ……!!)』

『(神様…!! 私、ツいてますっ!!)』

道中ひたすら後悔

自制しようとしていたも

それでも止められなかったし、研究を聞くだけで瞬時に報われる少女であった

なんて知的好奇心

ピャスト伯の講義

男の学生たちはまた怒鳴られると辟易

彼らでは時間の無駄

ヨレンタが参加できればどれだけ有意義になる事でしょうか

でも世の中、そういうもんだとはごもっとも

唯一味方してくれたコルベさん

コルベさん『君は自分のやってる事を信じて進むんだ

『いざって時、退いたら終わりだッ!!

唯一ヨレンタを評価し、元気づけてくれていたコルベさん

確かにその通りだと思える言葉でした

正直ひたすらうさんくさい

こんな風に励ましてくれるなら、信じられる人なんじゃないかと思わせてくれる言葉

今回の皆の行動そのものなセリフですね

いざっていう時

バデーニは一切引きませんでした

オクジーだって、遺産の取り分に関してだけは引かなかった

ヨレンタは「引かない」大切さの連続

今回の肝な台詞でしたわ

コルベ『だって、女性の論文なんて誰が読むの?』

しかし案の定、彼は自分の名前で論文提出

功績を奪われてしまった

これからも奪われる

それでも女性が論文を出すには、これしかないんだというコトは事実なんでしょうね

それ以上に詐欺臭さを感じてしまいますけども

幸いピャスト伯が立ち聞き

ピャスト伯『“この前の論文を君が書いた”、と言ったか?

奇跡的、絶好の機会を得たも

ヨレンタは日和ってしまい、コルベが書いた論文だと答えて終了

いざって時に引いちゃった…

おそらくピャスト伯は気付いてる

それでも自己主張できない者に、割く時間はないという判断でしょうか

幸運の女神は前髪しかない……

ヨレンタ『(コルベさんは、悪い人だったんだ……)』

『(………もし、そうであったらどれだけ良かったか)』

無理にでも自分を納得させようとするヨレンタ

これで良かった

自分は正解を選んだんだと

そう納得しようとするも、頭も感情もとうてい納得できずに泣いてしまうのが悲しい

誰でも理不尽な目に遭い続けたからといって

理不尽に慣れるものじゃない…

たまたま掲示板が目に留まり

ヨレンタ『いいや、解いてから考えよう……

なんだかんだで知識欲に負ける

バデーニの狙い通り釣られたヨレンタ

ただ問題は、くだんの「資料」がコルベさんから借りねば見られない事

今回は迷い、勝手に資料を閲覧したも

今後バデーニに迫られたら…?

出会ってしまった観測トリオ

バデーニ『今朝貼ったばかりだぞ?

バデーニも驚くハイスピード解答

優秀さを証明したか

資料探しに訪れたバデーニ&オクジーと遭遇

三人が出会ってしまう場面で幕

見つかっちゃったァ!!

問題はヨレンタは事情がある

それをバデーニが、全く忖度しないだろうという事!!

耐えてくれよヨレンタさんの胃!!

次回、第8話

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チ。―地球の運動について― 感想

チ。―地球の運動について― 第1話「『地動説』、とでも呼ぼうか」
チ。―地球の運動について― 第2話「今から、地球を動かす」
チ。―地球の運動について― 第3話「僕は、地動説を信じてます」
チ。―地球の運動について― 第4話「この地球は、天国なんかよりも美しい」
チ。―地球の運動について― 第5話「私が死んでもこの世界は続く」
チ。―地球の運動について― 第6話「世界を、動かせ」
チ。―地球の運動について― 第7話「真理のためなら」