チ。第12話 感想[バデーニの祈り]来た!見た!キレてた!! ネタバレ ―地球の運動について―
チ。―地球の運動について― 第12話「俺は、地動説を信仰してる」感想
公式あらすじより引用
ヨレンタの父は、よりによってノヴァクだった。バデーニが天文の研究をしていると知ったノヴァクは、念のため調べさせて欲しいと言い出す。バデーニはやむを得ず、ノヴァクを小屋へと案内する。室内をくまなく捜索し、異端研究の疑いはなしと判断するノヴァクだったが、そこにあるはずのない「何か」を見つけて密かに疑念を深めるのだった。バデーニとオクジーに最大の危機が迫る。
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「チ。―地球の運動について―」第12話先行カット&あらすじ公開! バデーニはやむを得ずノヴァクを小屋へと案内。バデーニとオクジーに最大の危機が迫る https://t.co/SkTijwDto2 #チ球の運動について pic.twitter.com/hwrbK0Ht3l
— GAME Watch (@game_watch) December 11, 2024
発見された二人、オクジーの決断は
ラファウに続き二人も命を絶たれるのか…?
己の間違いを疑うべきなのが学術
反論など許さず信じるのが信仰
まさに信仰に潰されそうなオクジーが、"地動説を信仰する"と言い切る覚悟たるや
ですがノヴァク曰く、死ぬ覚悟はない?
オクジー自身もまだわからない
勝負の行方、そしてオクジー自身も解からない境地とはどんなものなのか
次回オクジーvsノヴァク
ちょっと男子~、最後まで生き残る気~?
ですがラファウには心底仰天
今度はオクジー達にも?
そうして「知って」いった彼が、どんな最期を迎えるのかも気になる所か
彼こそ変わっていくのでしょうか?
今のところ十年平常運転ですけれども
ノヴァク曰く、本当に強い奴は
戦場では死ぬ覚悟がある奴こそ強い
その対極と描かれたのが新兵ユゼフ
彼は殺す覚悟で臨んだも、いざ殺されるかもと思うと逃げ出してしまった
覚悟がない奴はまともに戦えない
それが弱さか
ただその結末はあんまりなもの
ノヴァクさんの反応が、完全にギャグマンガだったのがさすがに不憫でした
新兵よ我に返れ
研究は第三者と行うべきだというオクジー
どしどし間違いだと言って貰い、より正しい方へと修正していくべきなのだと
幾度も知ることで、変わっていったオクジーならではでしょうか
自身を絶対とするバデーニと対極か
去り際バデーニがオクジーを祝福
彼は天国へ行くべきだと
バデーニが認めてくれた証か
あのバデーニが……
冒頭 よりによってノヴァクだった
ノヴァクさん『後半数ページ、急に異質な宇宙を指示する内容になっていた、と』
ノヴァクでございまぁす!
自分は異端審問官だと明かしたノヴァク
しかし通報者は不明
どうもくバデーニの同僚クラボフスキが、日記を拾って通報したらしい
日記が暗号で書かれていたと
落ちてたのは図書館そば
誰の日記?
暗号ならバデーニなんでしょうが、何であんなところに落ちていたんでしょう
それともピャスト伯のもの?
資料と一緒に運搬中、落としたのか?
或いはオクジーの書いた本?
でもそれなら彼が何か言うでしょうし
ノヴァク『主に何を……?』
占星術の研究だと嘘を吐くバデーニ
嘘つきはバデーニの始まり
言い逃れは準備済みか
ヤバい奴はちゃんと隠してあるらしい
雑然としてるのも隠す為か
あとズボラだからか
しかしノヴァク詳しい
ノヴァクくわしい!!
判断できるという事は相当な知識があるのか?
ヨレンタはその影響なのかね
バデーニ『今日は運が良かった……
書類を隠してたとはいえ、あんなに簡単に帰ってくれるとは』
無罪放免おめでとう!
と去っていくものの
オクジーの“ペンダント"に反応した為、気付かれたとバデーニが判断
一時間で出かけるぞと促します
さすが有能、判断が早い
一時間で今生の別れしな!!
ノヴァクはかつて、ラファウがペンダントを持つ場面を目撃しています
その事が大きな衝撃を与えたのか?
忘れようがない少年でしたから
自らの間違いを疑う大切さ
バデーニ『あくまで私の独占が重要だ、みすみす誰かに情報は渡さん』
しかしオクジーが反論
もちろん一度は言い淀んだも
当初、ひたすら謝って事なかれでいようとしたオクジーが!?
この数か月間の成果なのか
オクジー『あまり他人を排除しすぎると、間違いに気付きにくくなるのでは?』
略『俺が言いたいのは、その…』
『自らが間違ってる可能性を肯定する姿勢こそが
学術には大切なんじゃないか
って事です』
意見の違う第三者の指摘が大事だと
違うのでは?と指摘する第三者の重要さ
これまた現代に相通じる
というか原作先生が、SNSから着想した事なのでしょうか
特にSNSは、同じ意見で固まりやすい
結果自分が正しい、主流派だと誤解しやすい
エコーチェンバーってやつ
それでは駄目だと言ってるんですね
オクジーこそ考え方を大きく変えられた
教会の教えこそ正しいと生きてきた
ですが、それが間違いじゃないかと気付かれた事で「より良い」人生になった
学術も同じだと思ったのでしょうか
『それは、信仰だ……』
『信仰の尊さは理論や理屈を越えたところにあると思いますが
それは研究と住み分けられるべきでは?』
今まさに「信仰」に潰されそうだから実感凄い
信仰と学術、考え方を変えるべきだと
信仰を尊びつつも否定的なニュアンス
分けて考えられるようになった
本当、オクジー変わりましたね…
バデーニならずとも気になる所
元々オクジーはガチな"信仰"系でしたし
未確認で信仰系
その彼が学術を?
オクジー『昔…、それが希望だと教わったからです』
バデーニ『は?』
もはや聞きなれた「は?」
バデーニの傍若無人さ、オクジーの唐突さを感じさせるいい台詞でしたわ
どこまでこれを聞けるのか
石箱を託した二人、後世に託したラファウ
オクジーは不思議だったと
だって託したら想定外の使い方、否定されるかもしれないじゃないか?と
実際バデーニは自分一人の為に使う
バデーニは真理を見たい
真理とは正解であり、反論・訂正されるものじゃない
その真逆の主張なんですね
『自分の思う通りいかない』
略『他者が引き起こすねじれが、現状を前に進ませる希望なのかもしれないって!
思ったんです』
それは地動説と異端審問も一緒なのかね
バデーニとオクジーも?
たとえば天動説
天動説は地動説に否定、より正しい天文論へ
そうした反論、訂正こそ希望
それが希望だと
オクジーはそう学んだのか
オクジーは教会に学んだ人生観で生きた
結果空が怖くなった
でも訂正され、怖くなくなった
そういう第三者を経て「知る」事が、希望なんだと学んできたから
学問はそうあるべきではと思ったのか
バデーニ『だが同意はしない』
略『我々は目指すべき絶対真理を放棄することになる』
『そして学者は永久に、未完成の海を漂い続ける!』
『その悲劇を、学者に受け入れろと?』
常に後進に託し、訂正され続けろというなら
絶対「正解」に辿り着けない
それは真理を見たいバデーニには、認めがたいものなんですね
ピャスト伯みたいに満足して死ねない
サティスファクションできないのか
『それでも、間違いを永遠の正解だと信じ込むよりマシでは?』
ここで討論は終了
事実上のバデーニ投了に思えます
だって間違いを真理と思い込むなんて、バデーニこそ絶対に嫌でしょうから
バデーニにとって認めがたい二者択一か
人生は常に二者択一
来た、見た、キレてた
別れの挨拶をかわす二人
バデーニ『どうした? 行かないのか?』
オクジー『来た……!!』
バデーニ『は?』
略『クソ!!』
地獄のようなやりとり
行かないんじゃない来てる!!
異端審問官接近
幸いオクジーが目視、四・五分で来ると判明
バデーニはすべて前倒しにし、悪罵を吐きながら脱出の準備を始めます
それが普通!
こういうときはバデーニこそが常識人
おかしくなるのがオクジーか
ノヴァク『簡単に言うと……、ブチキレてる』
接近するノヴァクのヤバさを端的に語る台詞
人生終わったわ
曰く娘に異端が近付いたから
ヨレンタさんが心底大事だと
また怖いのはキレたのに一度戻った、万全で"捕縛する"冷静さを持っている事
楽には死なせないアトモスフィアを感じる
終わる研究、終わるオクジー
オクジーが"地獄へ行ける"感動
バデーニ『死ぬ気か?』
オクジー『わかりません』
『ですが、時間は稼ぎます!』
オクジーはバデーニの計画を知りません
ですが彼が万全で逃げる時間を作る為、必要な十分を稼ごうと決死行を決意します
バデーニを信頼しているからか
尊敬しているからか
彼が言うなら必要だろうと
だってバデーニは頭がいいからだと
そんな信頼を感じる決死でした
『これで君は……、ほぼ確実に地獄に落ちる』
そしてバデーニが問題視したのはここ
バデーニは現代から見ても合理的、その一方でキリスト教の考え方は絶対的に信じている
彼の中では当たり前で矛盾しない
現代人からみると奇妙なものですわ
そこが独特
略『この感動を守る為に、地獄へ行ける!!』
バデーニの回想『"きっとそれが、何かを知るというコトだ"』
何かを知った時、世界が変わって見える
そうバデーニが九話で諭した事
同じ九話で、ピャスト伯が満足して死んでいけたこと
グラスや異端おじさんと同じ事
ラファウと同じ境地か
俺は、地動説を信仰してる
略『さっき自分でしてた話を忘れたのか?』
『他人からの指摘を受け入れるのが重要だと言っただろう!』
『君の選択は、地動説という学術研究への関わり方として、大いに間違ってるぞ!』
オクジー『ええ、ですね』
『しかし…、俺は、地動説を信仰してる!!』
要は行くなと言い続けたバデーニ
オクジーの言葉をも引用し、論争としては満点
ですが彼は「オクジーが、オクジー自身を研究者と思っていない」ことを失念
オクジーは無学を自認し、信仰で動く
その点は最初から不変
オクジーは筋の通った言い分で言い負かした
大した男ですわオクジー
ラファウたちも思えば「信仰」か
バデーニ、帰天の祈り
バデーニ『待て』
『神よ、救世主は私たちに約束されました』
『私は復活であり命である』
『私を信じる者は死んでも生きる』
『慈しみ深き神よ
この世からあなたの下へお呼びになったこの者を
どうか約束の通り
あなたの国にお受け入れください』
『全ての罪の絆から解放され
永遠の光のうちに迎えられ
救われた人々と共に』
『復活の栄光のうちに立ち上がる事が出来ますように……』
『主によって』
『……アーメン』
オクジーに祈りを捧げ、送り出すバデーニ
これは死者への祈り
普通は死後の人間に送るもの
お前が天国に行けるようにという祈りか
バデーニは、オクジーには神学の知識がなく間違いだらけだとなじって止めようとしたも
止まらぬと察するや、己の神学を尽くしてまで見送ってくれたのでした
あのバデーニさんが尽くしてくれた
こんなに尊いものはない……
死は神が呼び寄せたからだと解釈
だから大丈夫だと
またキリスト教では、最後の日に人々は復活するとされています
土葬を好み火葬を忌むのも体の保持の為
オクジーもその時、復活できるようにと
そう祈ってくれたのか
単身、迎え撃つオクジー
ノヴァク『わざわざ、お出迎え頂けるとは……』
ノヴァクは四人の新兵を引き連れ攻勢
クロスボウを撃たせます
あまりの殺傷力に、戦争では「殺しちゃ身代金がとれない」と禁止されたほどの武器!
……を次々回避していくオクジー
目の良さが強みだった!!
そのまま新兵三人を瞬殺
ウソでしょ!?
オクジーは目の良さを活かし、決闘代行であまた殺してきたプロ
奴は戦闘のプロだぜ!!
ノヴァクは手を貸す気配もありません
人のクズかな?
これも新兵教育のつもりだったんでしょうね
先日の審問官教育といい
回想 本当に強い奴ってのは
道中ノヴァクは新兵を回されガッカリ
憤った新兵に、覚悟を問います
対し新兵ユゼフはきょうだいを殺されており、殺す覚悟があると語りました
当時悪行は悪魔付きの仕業とされた
異端は悪魔と手を結んでる
悪を討つ覚悟をしてきたのか
ダダッダー!!
略『本当に強い奴ってのは、殺す覚悟のある奴なんかじゃない』
『死ぬ覚悟のあるやつだ』
ユゼフ『!?』
ノヴァク『戦場ではうわべの技術よりブサイクなド根性が勝る』
『つまりキミには』
『"殺されたきょうだいの為、死ぬ覚悟"があるか?』
新兵ユゼフ『はいッ!!』
ふたたび現在、ユゼフ敵前逃亡
見事な遁走だ!!
からの転倒、うっかり手放してしまった剣でセルフ串刺しとなり死亡
ユゼフ、死のピタゴラスイッチ
ですが笑えない
正直、ここでオクジーに立ち向かえる勇気を出せは無理ですよ
無理無理無理無理かたつむりですよ
死ぬ度胸がなかったユゼフは死
それとも案外生きてるんでしょうか?
次回オクジー勝利の瞬間、横からユゼフに刺されて逆転というのも王道?
場数、年などオクジー優位が多く見えるものの
ノヴァクはオープニングがフラグすぎる…
オクジー『それを今から確かめます!』
歴戦のノヴァクに感じ取れなかった
本当に覚悟がないのか?
傍目に十分以上あるように見えるも
とまれオクジー、バデーニに言ったように死ぬ覚悟があるかわからない
次回「あったじゃないか」と死んでいくのか…?
オクジー、バデーニを待つ未来は?
次々と裁くノヴァクの最期は……?
次回、第13話
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