【推しの子】第14話 感想[好きな作品を汚されるの絶対イヤ]2期 ネタバレ

2024年7月25日

【推しの子】第14話「リライティング」感想

公式あらすじより引用

あかねの案内で東京ブレイドが上演される劇場で初めて舞台を観たアクア。そこでGOAが脚本を手掛けた作品に衝撃を受けたアクアは彼の実力を確信。そしてある行動に出る─

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2期3話 アクアの観劇体験、アビ子先生に必要な事は

推しの子 第14話 感想

ラスト、歩み寄りへ「一歩」が小さく力強い!!

これが原作と脚本家の対話の始まり…?

漫画家同士のガチトーク回!!

本作原作者の本音かと疑いたくなるね!!

これだけ体張ってるんだ、「大事」にして欲しいと思うのは当然だッ!オレだってそう思うッ!!

前回、脚本家GOA先生がひたすら苦かったも

あの方もホントに凄かった……

アクアに頬を染めさせるとは大した作家よ

アビ子先生が頑なだった理由 

アビ子先生も、今日あま実写ドラマの惨劇に深く傷ついていたのか

大好きな今日あまを汚された怒り

ヒットした事による増長

加えて週刊連載の負担、コミュ障ゆえの失敗

他人と関わりたいのにうまくできない

前回の怒りは、それら全部乗せだった

吉祥寺先生は週刊連載なんて人間に出来る事じゃないと笑って言ってのけたものの

アビ子先生は確かに人間

ブチ切れた吉祥寺先生のマシンガントークの熱量たるや

弟子思いで負けず嫌い

吉祥寺先生、マジイケメンでしたわ

ただの被害者じゃなかった!!

実写「今日あま」があるからこそ

アビ子先生も最後まで見てなかった

今回で改めて最後まで見て、実写も悪くないと感じ始めたらしい

アクアがやらかした"アドリブ"が届いた

ありがとう今日あまの監督……!!

吉祥寺先生『私の方が面白い漫画描いてっから!!

島本和彦先生みたいなこと言ってた!!

売れっ子作家となった弟子と吉祥寺先生

でも売れっ子相手だろうと「面白さ」では一歩も譲らないのがカッコイイ!!

作家はいつも自分基準で面白いものを作ってる

自分の漫画は最高だと言える胆力!!

あのパート完全に「吠えろペン」でしたわ

前回、GOA先生と対極的な苦しさ

GOA先生は立場の弱さに苦しんだも

アビ子先生も立場が良すぎて問題山積に

もっともどちらも作品を良くしたい思いは一緒

なのにすれ違うのは悲しい

アクアの一計が事態を動かす……?

久々の学園、ルビーの日常

ルビー『これでこのクラスにいても浮かない!! 私もいっぱしの芸能人って言っても良いよね♪

久々のルビーさんお可愛い事!!

前期ようやくアイドルとして本格始動

いままで相当肩身狭かったんですな

恥の多い人生でした

フリル『昨日、俳優の堂山君からDMで食事に誘われたとか、軽率に話したい』

みなみ『それは自慢やろ(真顔)』

これで自分も芸能人だとフリル&みなみに言えるようになったものの

やはりフリルと比べれば塵芥

レベルが違うんだよレベルがよォ~

みなみ『愚痴のつもりで仕事の話しても』

『同業から見たら、自慢に聞こえたりするんよ~

フリルは芸能人以外との方が付き合いやすい

芸能人だと嫉妬されるから

話していて、何が相手の地雷になるか判らず落ち着かないんですね

こう見えてフリルも気を遣ってるんですな

こう見えて!!

ルビー『ミヤえもーん!? もっと仕事ちょうだーい!!

実際ダメージを受けてしまったルビー

そのダメージはミヤコさんに転嫁

勘弁してあげなよルビたくん!!

ミヤコ『有馬さんの舞台が終わるまでライブは無理よっ』

そして繋がってしまった舞台問題

現在、アビ子先生が脚本を完全却下してしまったので空中分解中

結果ルビーまでアイドル活動に支障が

アビ子先生が知る由もない話

物事って繋がっているんですねえ

ルビー『あれ? お兄ちゃんは?』

噂をすれば重曹とばかりに有馬が帰社

が、アクアはあかねとデートへ

これは有馬かな気が気じゃない

彼女が先に好きだったのに……

それ言い出したらルビーもですけれど

アクア「観劇」初体験

アクア『正直言うと……、想像の50倍面白かった

低く見積もり過ぎだったのでは

今回、実際に演じる事になる「ステージアラウンド」方式の舞台を観劇

アクア、認識を完全に書き換えられる事に

アップデートされてしまった!!

ステージアラウンド

まず幕がスクリーンになり、映像演出をふんだんに使用できる

演者のアップなども見せ放題

何より客席が360度回転

舞台を事前に準備できるので、場面転換を容易にしてくれる

なので背景クオリティも段違いに上がる

しかも空気が噴き出るといった4DX体験も

珍しく顔を赤らめたアクア

暗いので分かりにくいのもアクアらしい

でも珍しく心底楽しそう

かなが見たら死ぬまでイジりそう

あかね『アクア君ならこの良さ解ってもらえると思ってた!!』

心底喜ぶあかねが可愛い

自分の好きなものを好きになって貰う事

好きな相手ならなおさらですね

ウソみたいだろ?まだ正式に付き合ってないんだぜ

実はこの舞台も雷田Pの仕切り

雷田『ちょっと落ち込んだ時は、出ていく客の顔を見るのさっ

出ていくお客が笑顔なら成功

実感を得られる

落ち込んだ時に見る、それだけ自分の仕事に自信がある証でしょうか

笑顔だという自信があるのか

劇を見て確信を持ったアクア

雷田とGOAの舞台なら面白い!!

何故なら脚本も、このステージを活かした演出が組まれているから

GOA先生は舞台を知りつくしている

対しアビ子は知らない

彼女の脚本では駄目だ、と改めて確信ができたんですね

アクア『どうにかできるのは雷田さんだけですよ』

アクアくん辛辣ゥ!!

さすが毒舌鬼畜兄

とまれアクアも、GOAさん続投に動く事にと

感動拳50べえだぁ!!

アクアが打った策とは

メルト『漫画家さんってすごいですよね~、絵も脚本も自分でやるんですから~

吉祥寺先生『ウン…、マ、ソウネ……

今日あまの吉祥寺先生宅を訪問

先生、メルトくん見るたびに死ぬのはやめて差し上げて!!

存在自体が心的外傷トラウマ

メルトきみがいるだけで心が死ね

アクア・あかね・かな・メルト

ちょくちょくあかねにドヤる重曹先輩かわいい

アクア『この人しかいない』

狙いは、吉祥寺師匠アビ子説得を頼む事

同業の師匠なら話を聞くはずだと

もっともその点は失敗

何故なら吉祥寺先生も今日あまの失敗で、アビ子の気持ちがわかるからだと

でもそれだけじゃないんですね

アビ子を心底可愛がっているからか

アビ子先生の人柄、頑なな一因

アビ子の師匠・吉祥寺先生

吉祥寺『この子は他者と解りあいたい、けどそれが出来ずに苦しんでる子だって

前回の口汚さはそもそも口下手だから

吉祥寺先生は、漫画家としてアビ子の絵から人柄を読み取った

事実その通りでした

そしてアビ子は自分を慕ってくれている

だから味方をしてあげたい

だからアクア達に手助けできない

子を思う母のような関係なんですね

吉祥寺先生は月刊漫画家

吉祥寺『基本的に週刊連載って人間のやる仕事じゃないから!!

 脳を週刊用にチューンナップした

 兵士がやる仕事だから!!

漫画を描く為だけの機械かよ!!

本作制作陣の心の声を感じる

アビ子先生はモンスター!!

どうも吉祥寺先生も昔はそうだったからこそ言える台詞みたいですね

彼女は人間性を取り戻したのだ……

漫画編集の仕事は二つある

アクア『売れる漫画を作らせる事

略・吉祥寺先生『売れた漫画を終わらせない事

いちいち生々しい漫画家パート

さすがプロ漫画家

業界のグロい常識

とまれ編集は、続けさせるために「イエスマン」にならざるをえない

極論すればベビーシッター

それはそれで編集さんが気の毒……

吉祥寺『その結果、売れた漫画家は増長していく』

イエスマンに囲まれるのが前回の暴言の一因

これは他業界も一緒

代表がかなとメルトで、どちらも増長して道を踏み外してしまった

今となっては黒歴史でしかない!!

これが黒歴史だ!!

リライティングとアビ子の持論

アビ子の言葉を思い出す吉祥寺

アビ子『私は、この世の創作物の九割は駄作だと思ってます

 つまり

 この世のクリエイターの九割は三流…

『信じられるのは自分の才覚だけ!

要は、だからアニメ化・実写化の「リライティング」を信用しないという事

三流スタッフに任せるなんて嫌だ

だから強く言うべきだと

吉祥寺も今日あまで強く出るべきだったと

そう反面教師にしているんですね

更に回想・吉祥寺を慕うアビ子

アビ子『先生は私の師匠って……、ずっと思ってます

そのアビ子にあっという間に追い抜かれた

同業者だからこそ辛い

冒頭と相通じる話か

冒頭、フリルたちが何を言ってもルビーに自慢に聞こえてしまったように

吉祥寺先生も複雑なんですね

吉祥寺『(私が味方をしてあげないと……)』

それでも好意も、不器用さも知っているから吉祥寺先生アビ子に味方

アクアの狙いは外れたかに見えました

この時点では外れていたものの

アクア『これをアビ子先生に渡してもらえませんか?』

それは冒頭の劇のチケット

実際感動したアクアは、見せればアビ子も変わるだろうと信じたんですね

のみならず吉祥寺先生がアビ子に渡しにいった事で事態が激変

久々に「アビ子の家」を訪れるきっかけに

それがポイントだった!!

漫画家・アビ子先生の仕事場

吉祥寺先生『それ死ぬわよ』

『もっとリアルに言うならうつ病リタイアコース、二度と元のペースで描けなくなるわよ

つくづく生々しい

実はアビ子、アシを全員クビにしていた

曰くみんな下手だから

GOA先生をクビにしたように本業でもクビにしまくっていたのか

結果、もう二カ月も二時間睡眠で連載

前回で暴言を吐きまくっていたも

とっくに限界だったのか

アビ子『何度言っても絵柄合わせてくれないし』

『背景で感情表現、ぜんぜん出来てないし

まず絵柄合わせろがハードル高い

のみならずただ描くだけじゃ駄目

本来アシスタントは、漫画家志望の登竜門みたいなものであるも

プロアシスタントでも無理そうな要求

というか無理だったんでしょうな

余談ですが

アビ子先生はアナログ執筆

現代はデジタル主流、ますますアシスタントを選ぶ職場だったらしい

編集さん胃に穴何個開いてるんだ……

漫画家問答

結局、吉祥寺先生がアシへ

アビ子『妥協したら終わりなんです、一瞬で読者から見放されます!

略・吉祥寺先生『作品のクオリティを人質にして

 真っ当なコミュニケーションから

 逃げてるだけじゃないの?

先生、もっとこう手心というか…

アビ子はクオリティ至上主義

クオリティの為、アシスタントと交流する時間が惜しいと言っているけれども

独りでやるのが一番クオリティが高いからだと言ってるけれども

ただ交流したくないからじゃないか?と

人付き合い下手とよく知ってますものね

アビ子『そういうの5,000万部売ってから言って貰えます!?

略・吉祥寺先生『私の方が面白い漫画描いてっから!!

完全に吠えろペンだこれ!!

アビ子は伝家の宝刀を抜いたものの

吉祥寺先生も負けてない!!

それはそれ!これはこれ!!

マクドは世界一売れてるが、世界一美味い訳じゃない的なアレですね

吉祥寺先生も自分主観で最高に面白い!!

負けてなんかねーから!!

吉祥寺『半端な漫画描いてんじゃない!!

事実アビ子の泣き所

実はアクアが演じる刀鬼が、かな演じるつるぎとベタベタしてるのは不本意

読者人気を反映させた為だと

常にクオリティ重視を謳うアビ子であるも

それでも「妥協」してたのか

吉祥寺『みんなそれぞれ必死に仕事してんだ!!』

略『あなたも私も、三本描けば二本はつまらない漫画あげるじゃない!!

『自分が打率三割程度なのに!!

『他人の仕事には常に名作を求めるなんて虫の良い話!!

いや確かにそうだけども!!

たいていヒット漫画家は次作でコケ

特にジャンプは死屍累々

ヒットの次作はほぼコケるが定説まである

漫画家こそ、“駄作"だって作ってる側は必死だと誰より良く解かるだろうって話ね

アニメ、実写が駄作になったとしても手を抜いたからとは限らない

もちろん暴論にも思える

要は歩み寄れって話か

アビ子『でも先生のドラマは任せすぎ!!

吉祥寺『……まぁ、それはそう!!

それはそれ!まさにそれ!!

実際今日あまはアレだった

もはや問答無用

あれはイケメンを売る企画に使われただけ

許せねえよなあ鏑木Pは!!

でも彼、人を見る目が確かなんだよねえ……

好きな作品汚されるの絶対イヤなの

翌朝 アビ子先生の仕事場

アビ子先生『なんだかんだ間に合ってしまうのはどうしてなんでしょうね……

ウソだろプロ漫画家すげえ

吉祥寺先生曰くプライド

商業漫画家のプライド

また脚本騒動自体も、漫画家のプライドが許さないからでもあるわけで

これほど命を削って生み出している

そりゃ大事して欲しいよね……

アビ子『……どうしたら人とうまくできますか?』

吉祥寺先生『歩み寄りなさい

現在、アシスタント全員追い出して行き詰っているアビ子先生

舞台化はむしろ良い薬

漫画は無理すれば独りでも描ける

メディアミックスは共同作業

独りでなんとかなってきたアビ子先生でも、こればかりは無理だから

歩み寄りを学ぶ良い機会と捉えるべきなのか

本業の為にも必要なのね

吉祥寺『私の作品がつまんなくなった訳じゃないもの』

だから割り切れという先生

たとえ実写がコケても、原作が面白いという事実には変わりがない

先生は自分は面白い漫画を描いているという自負がある

吉祥寺先生ならではですわ

アビ子『でも……』

『私は今日あまのドラマ、嫌でしたよ

略『好きな作品汚されるの絶対イヤなの、私が一番よく解ってるんです……

まだ言うか、という問題ではない

これが実写不信の根本か

アビ子こそ今日あまが大好きだったから、トラウマになっていたんですね

大好きだからこそ前回でキレていた

絶対にあんなのは嫌だ

純粋すぎてこっちまで泣ける………

5,000万部売った人気作家であるも

それでも師匠の「面白い」作品が好き

アシスタント当時、びっしり付箋を貼るほどに読み込むくらいに好き

今もそのままにしてるくらい好き

そんな純粋な子なんですね

吉祥寺『全く……、思ったことをすぐ口に出すのが良くないのよ』

『不器用な子……

慈母のように寝かしつける吉祥寺先生

前回はGOA先生の苦悩

今回はGOA先生の有能

そしてアビ子先生が、何故あんなに攻撃的だったのか改めて深める回か

前回GOA先生と話しすらしようとしなかった

深い不信があったからなんですね

アビ子先生に訪れた変化

吉祥寺先生『あのドラマ、私は……、やって良かったって思ってる

その一言が背を押してくれた

改めて、今日あま最終回を見るアビ子

どうも途中で脱落していた

しかし初めて見たアクア、かなのシーンが「ちゃんと今日あまだった」事に感動

実写不信が緩んだらしい

本当、あのアドリブやって良かった

許してくれる監督で良かった…

裏方は有能だった……

そして「一歩踏み出す」アビ子

後日アクアに渡されたチケットで、冒頭と同じGOA先生のステアラ式舞台観劇へ

彼女が踏み出す姿が強調

歩み寄りの始まりか

これが漫画家と脚本家の対話の始まり……?

EDのイントロも完璧

2期で一番面白い回だった!!

次回、第15話

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