【推しの子】第20.5話 感想[有馬かなを形作るもの]推せるときに推せ! 2期 ネタバレ

【推しの子】第20.5話「振り返り特番~【推しの子】は推せるときに推せ!~ Vol.2」感想

公式あらすじより引用

#潘めぐみ さん #石見舞菜香 さんインタビュー& #大塚剛央 さんのナレーション と共に第2期を振り返り

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潘めぐみ、石見舞菜香さんインタビュー!! 2.5次元舞台総集編

推しの子 第16話 感想

お二人の解釈・解説まで交え、よく30分に収まったなと見応えたっぷりな総集編!!

特に印象的なのがあかねの重要性

彼女がかなを形作った一人だと

ライバルである彼女がいるから、かなのイジワルな面が良く出ているし

彼女の劣等感、再起へと繋がっていく

そしてそれはあかねだけでは駄目

かなにとって、アクアがかけがえない存在だと繋がるのも改めて熱いですね

彼女を推し続けたのがあかね

彼女を見つめ、照らし続けたのがアクアか

またあかねも第19話、"自分が好きだった頃のかな"と初めて生共演できた

今までと別格の感動

振り返って見た作画のスゴさも改めて感動

実に食い応えのある総集編だった!!

演技上、最も注意した場面は

あかね役、石見さんが一番注意した場面

それはアクアが敵討ち、殺す為に芸能界入りしたと凄みをきかせて明かしたシーン

対しごく当然のように「一緒に殺す」と返した

実際強烈なシーンでした

あれは見せ場のシーン

だから印象的でないといけない

同時に「自然に」言わないと、あかねのキャラが薄れてしまう難しい場面だったのね

気負っても軽くても重くても駄目

声優さんはすごいなあ

同時に、その瞬間に「眼」が切り替わる演出・構図・作画も改めて印象的

スゴみを感じる度、続きも楽しみになりますね

冒頭いきなりCMから!?

23時、いきなり長々としたCMから始まるちょっと珍しいスタイル

つまり冒頭、中間のCMを集約か

以降ノンストップで流す為の処置

強気ですねえ!!

人気作ならではだし、おかげでラストまでずっと集中して見ていられる良い構成でした

たっぷり四分CMだった様子

懐かしの「アイドル」から

本作は世界的なヒットだと解説

主題歌アイドルの反響も、間違いなく日本歌唱界に残る記録でしたものね

飛び出せゲッター!!

2期は12話からスタート

同話先行上映会は動員数約一万人

映画かよ!!

第2期は2.5次元舞台編

漫画が2次元、現実は3次元

その中間を標榜するモノ

古くは宝塚などがありますが、あれは「役者の魅力」が強い内容でした

題材も古典、名作から

対し時代時代の人気作を舞台化するのが大きな特徴か

またメディアミックス的な手法で収益を上げるのも大きな変化だったとか

旧来と違い、舞台上演だけで稼ぐのではない

映像販売などでも儲ける手法

有馬かなについて

蕃『有馬かなは、チョロいです

『というのもその"チョロい"の根底にあるのは、常に「誰かの為にある」って思いなんですよね

まるでバカにするようなパワーある第一声

から意味を深めていく構成も面白い

かなは“誰かの為"にやっている

自分の為じゃないから、つい話に乗ってしまうのがチョロさの原因なのか

たとえば、アクアのように自分や大事な何かの為じゃないと動かないってタイプじゃない

見方を変えると印象が変わりますな

蕃さん『そう言った意味では真実の存在というか』

『ウソがないなっていう風に思います

ウソが武器な本作でウソがない

対比となる存在なんですな

ただそんな彼女も、"自分を見ろ"という事にかけてはスター性を爆発させる

本作でスター性はウソつきの領分

突き抜けた強さを持つ天才か

かなが見せた「スター性」の片鱗

あかね『(あんなに前に出る演技する子じゃなかった……!!)』

『(あんな身勝手な、"私を見ろ!!"って演技ができる子じゃなかったのに……!!)』

推しの子 12話 感想

山場の十九話で、スター性を爆発させたかな

しかし序盤でもカマして

2期1話目の12話で同じ事をしてた

これは第1期ラスト、アクアに対し「あんたの推しの子になってやる」

アイドルとして「私を見ろ!」と叩きつけた場面でつかんだもの

まずはその視線を釘付けにする!!

アイドル活動がスター性を再活性化させてたんですね

そこからがまた長かった訳か

黒川あかねについて

石見『やっぱり元々は、"大好き"って感情から始まっていてっ

あかね「が」かなとケンカする理由

解釈の不一致だと

今のかなが、あかねが思うかなと違うからつい苛立ってしまうのだと

これは今期、鞘姫を演じたときとも同じか

あかねはキャラ、他人を深く理解できる

理解し再現してしまうほど

でもそれだけに、あかねの理解と「本物」にギャップがあると余計に混乱するんですな

鞘姫が原作で理解したキャラ像と、舞台上のキャラ像が違っていて困惑したように

理解力ゆえの苛立ちなのか

原作の「リライト」問題

推しの子 第13話 感想

原作を漫画化、アニメ化、実写化するときに起こるトラブルについての話

実際セクシー田中さん問題があっただけに印象深いテーマ

問題の一つは媒体による違い

本作では「二時間の尺」にまとめる為、話を分かりやすく再構成したのが問題に

何せ原作の人気エピソードを抜き出して舞台化するからか

永遠の難題ですね

もちろん第一話からやれば良いも

それではキャラ、人気キャラが出せないので興行的に問題になるでしょうし

非情の脚本全直し、齟齬の原因は

原作者と、実際にリライトする脚本家の間に色んなスタッフが挟まってしまう為

伝言ゲームとなり意思が伝わらない

そりゃそうじゃ!!

であれば本作のように、直接対話しながらやってもらえば良いじゃんと思うも

雷田P曰くそれやると、大モメする事がある下策だとの事

原作者から見れば脚本家は作品理解が浅い

そりゃ当然

脚本家から見れば原作者は、舞台やドラマのノウハウを知らない素人だから

これまた当然

会わせないのが賢明なんですな

幸い本作では「会わせた」のが正解

推しの子 第14話 感想

ですが何より、その前

師の吉祥寺先生が「周りと合わせる」大切さを伝えたのが大きかった

漫画だって他人の手を借りねば作れない

特に週刊連載はほぼ不可能

メディアミックスではなおさら

そしてアクアの手配で、脚本家GOAさんによる舞台を事前に見せたのが大きかった

彼が有能だと示した

当初、アビ子先生に生じてた偏見が吹っ飛んだのが大きかった

おかげでスムーズに対話できたんですな

これが漫画家と脚本家の対話の始まり!!

GOA先生が原作ファンだったのも、この地球より大きなポイントだったはずです

理解も配慮もばっちりですものね

クリエイターのもどかしさ

皆、良い作品を作ろうと思っている

なのにぶつかるのがもどかしい

原作をイケメンを売る道具としか思ってなかった今日あま編よりずっといい

あの時の鏑木Pは聳え立つクソでしたな!!

アビ子先生『GOAさんのおかげでかなり良い脚本になりました~!!』

このコロっと変わるシーンもホント好き

さすがに総集編ではカット

同じクリエイター同士、意気投合して作品を作るシーンは最高でしたね!

まあプロデューサーは死ぬけど!!

しゃぶれよ雷田P!

「新しい脚本」による大問題

推しの子 第15話 感想

新脚本は演技力を問われる内容

アクアの淡々とした演技、"誰かの丸写し"では良い作品に出来ないのだと

かといって感情を出そうとすると心的外傷で倒れてしまう

練習してたのは鞘姫を抱き起すシーン

第20話のアレ

こら団長がダメ出しするのも当然ですわ

感情を止めるんじゃねえぞ……

かなが意地悪なのが良い

蕃『黒川あかねと対した時の有馬かなって、すごく意地悪で良いんです!! ハハッ!!

『すごく、良い意味で意地悪で~

略『良い意味での性格の悪さが見えてくるのが、この二期なのかな~っていう

どういえば、あかねが怒るかよくわかってる

あふれだす性格の悪さ

その意地悪さが「いいよね」と、視聴者に言って貰える演技でありたい

これまた難問だったんですな

重曹先輩かわいい

お気に入りのシーンは?

石見『「俺は誰にも負けねぇ」のシーン

推しの子 第17話 感想

石見さんはメルトくん奮戦

あの一分間の超作画は「光を見つけ、そして届かない」もどかしさの象徴か

やがてなんとか光を掴み奮戦したメルト

本気の悔しさを知った

本気で打ち込めるものを見つけた

第一期、いい加減なヤツだなって印象だっただけに熱すぎる再起でしたわ

そしてその足掻きは元々全力なかな、生きる目的があるアクアには出せないもの

メルトならではの熱さでしたね

黒川あかね、全ての原点

推しの子 第18話 感想

蕃『黒川あかねにしか出せない、有馬かなの色々、みたいなのがあって~

『有馬かなにとって

 色んな輪郭を作ってくれた内の一人かなって思います

作中、ヤベー女であるあかね

彼女の理解力の深さは、かなが「あかねが思うかなと違った」事が始まり

なんであんなことを言ったか深く心理を学んだ

先輩!あれはあんたが生んだ女だ!!

また一方で、さっき言ってた意地悪な部分だったり

劣等感や張り合っての諸々とか

メタ的に、黒川あかねが有馬かなというキャラを確立させてくれた一面もあるのか

彼女がいたから視聴者が知る「かな」になった

なんと因果の深い女たちよ

もっともあかねだけではダメ

蕃『"誰かの為を思って"、一線引いてしまうっていう

推しの子 第19話 感想

あかねの挑発だけでは、かなの「太陽の演技」は引き出されなかった

その点やはりアクアが唯一無二

積み重ねの強さ

再会して以来、いつもアクアはかなが踏み出せるように力を貸して来た

演技でもぴえヨンでも!!

かなの言い方に従えばスポットライトを当て続けて来た

その積み重ねが、かなの力を引き出したのか

かなの願いは見てもらう

アクアこそ見つめ続けてきたんですものね

おはようからおやすみまで!!

アクアは知っているから

アクア『有馬は、"私を見ろ"って顔してる時が一番輝いてるのに……

推しの子 11話 最終回 感想

だからアクアも動いた

かなが、内心で叩きつけた「自分を見つめさせたい」想いがキッチリ届いてた!!

アクアにまで解釈不一致を抱かせたかな

これもまた積み重ねでしたね

アイドル活動は無駄じゃなかったぜ!!

やはりアイカツが最強か

石見『ずっと望んでいたかなちゃんと共演が果たせた、ってシーンなので』

単なる共演じゃない

あかねが思う最強の役者、解釈通りのかなと共演できた

小さいころから画面越しで見てたかなと生共演

これもまた積み重ね

そりゃドッキドキですわ!!

オープニングもホント良い仕事だよ!!

団長もハッとする好演

また、アクアの演技はつまらんと言い放った団長だったも

彼の「受け」に敏感に反応

実にお目が高い

また本作、かなは受けの上手さで評判が高い

アクアがそれに近い事ができるなら、これからも仕事が増えそうな感じですね

問題を孕む感情演技以外でも使える

これは大きな武器ですわ

アクアの感情演技

推しの子 第20話 感想

アイに強い罪悪感があり、何か楽しもうとするとパニック障害を起こしてしまう

自分にそんな資格はないのだと

だから楽しまず、苦しむよう己を追い込む

また漫画によくある"ご都合主義"

作中で誰かが奇跡で助かる時、心の底から喜ぶ事が出来る

ずっと、アイがそんな風に助かったらよかったのにと夢に見続けてきたからか

苦しむ、喜ぶ演技

そこに本物の感情を乗せる事が出来る

アクアはララライ団長に認められ、次の仕事に繋がる足掛かりを得たらしい

かな、アクアは再び役者の道に……?

遂に見つかった「父親」

アクア『俺と姫川さん、父親が同じなんですよ

『教えてくれませんか? あなたの父親を……

遂にDNA鑑定に血縁者

天才・姫川が異母兄だった

アイを殺させたのは、双子を生ませた

であるなら犯人は姫川の父

姫川が異母兄なら浮気、浮気がバレるのを恐れて殺させたと辻褄が合うものの

姫川も施設出身、身寄りがないらしい

なら父親は既に……?

既に、消息不明のイチゴ社長がブッ殺してしまったのか?

次回第21話(2期10話)

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