『劇場版ガンダムSEED 感想』DESTINYを継ぎSEED原点への同窓会ガンダムSEED FREEDOM!! ネタバレ

2024年2月20日

小説版上巻を読了し補記しています

劇場版ガンダムSEED FREEDOM 感想

公式あらすじより引用

C.E.75、戦いはまだ続いていた。

独立運動、ブルーコスモスによる侵攻……
事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする
世界平和監視機構・コンパスが創設され、
キラたちはその一員として各地の戦闘に介入する。

そんな折、新興国・ファウンデーション王国から、
ブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案される。

公式サイト公式ツイッター(外部)

https://twitter.com/SEED_HDRP/status/1675421802569560065

“決められた運命か、あらがう自由か"。20年振りの続編かつ完結作!!

ガンダムSEED FREEDOM感想

ただただすごく面白かった!!

ズゴックだった!!

思うに第一作同様キラが徹底的に落とされ、自ら考えるに至る物語でしょうか

ただ第一作は割と周りも腫物扱い

第二作は落ち着きすぎてました

対し今回、アスランがしっかりぶつかってくれたのが大きな変化か

また随所に笑いどころ、サービスが満載!

本当に「楽しい」映画だった!!

SEEDを好きで良かったって作品だ!!

徹底的に「愛」の物語

自分が好きな人は自分で決める

当たり前ですが、“遺伝子が生き方を決めるか?"を描いた本作らしいテーマ

大筋ではキラとラクスの大恋愛

またルナマリアも大いに殴り合いました

シンってば愛されてますな、特典小説「月光のワルキューレ」でも感じます

アスランはもうアレだな!

アレだったな!!

とてもアスカガで本当に良かった……

モビルスーツも同窓会!!

インパルススペックⅡは「本作は旧作機体が出るよ!」の前振りだったのね

待望のデュエルとバスターも復活

SEED版も含めHGキット化が期待できそう

すごくズゴックでした

3作目にして21年目の劇場版

機動戦士ガンダムSEED…、C.E.71。2002年~2003年放送

機動戦士ガンダムSEEDDESTINY…、C.E.73~74年。2004年~2005年放映

機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM…、C.E.75年。2024年1月上映

DESTINY後の2006年に劇場版制作が発表

以降長らく凍結

2021年5月28日に再始動が発表

早いものでもう3年

HGUC ナイチンゲール同時期(同年7月)

本作での基礎用語

遺伝子操作された人類がコーディネイター

コーディネイターが築いた宇宙国家プラント、その軍組織がザフト

ザフト内のトップエリートがフェイス

遺伝子操作されてないのがナチュラル

地球はナチュラル主体の地球連合が統治

地球連合は複数組織の寄り合い

中でもコーディネイター嫌い、今回主に描かれたのがユーラシア連邦

新組織ファウンデーションは同連邦から独立

反コーディネイターがブルーコスモス

劇場作品だけに

大スクリーンもですが、多方向から大音量で聞こえてくるのが劇場独特ですね

臨場感が素晴らしいし鼓膜が破れそう!!

CGを駆使したMS戦も感動的

とある機体は中盤程度で退場も、無双も連携戦も素晴らしかった

ただ上映前の宣伝があまりに長すぎましたね

どうも軽く20分くらいあったらしい

ぶっちゃけてしまうと

かつてキラ達を作った科学者が、より優れたコーディネイター「アコード」を完成していた

デスティニープランを国家運営に導入

成功させ正しさを実証

彼らは新興国家ファウンデーションを隠れ蓑に自作自演で「被害者」に

ナチュラルは悪だと宣言し殲滅宣言

修復したレクイエムで脅し、各国にデスティニープラン導入を迫ります

彼らなりの「世直し」でした

しかしキラ達が彼らを撃破

結果的に各国は膿が出し、キラもラクスと心が通じ世界は多少マシな方向に向かったか

ダイナミックな同窓会でしたわ

さすがにジェネシスは出なかったも

あれ「脅し」に不向きなんですよね

隠れて狙撃できるレクイエムの方が有益

なので世直しが目的であるオルフェ達アコードにとっては無用だったのか登場せず

必要なら出てたでしょうけれど

ちなみにジェネシスは撃つと地球滅亡級

第一作で開発・運用したザフト技師曰く「撃てば地球上の生物の半数が死滅」

オーブのエリカ・シモンズ曰く「地球に向けられれば強烈なエネルギー輻射は地表全土を焼き払い、あらゆる生物を一掃してしまうでしょう」と分析

つくづくとんでもない代物

加速器や宇宙艦隊相手なら有益ですけれども

出した時点で話し合い不可ですもんね

それから世界はどうなるか

SEED DESTINYでグチャグチャになった世界は未だ収拾が尽きません

ですが結果連合から多数の独立国

ある意味連合は弱体化

ブルーコスモスも新盟主が死亡

本作でプラントも対ナチュラル過激派が決起、膿を出す事が出来ました

ブルーコスモスも新主導者が倒れ弱体化

世界的に良い方向に向かったのは確かか

最大の後ろ盾を失ったブルーコスモス

小説版上34P曰く、地球連合内・ユーラシア連邦が彼らを匿っていた可能性が高いとの事

だからあれだけの軍事力があると

しかし同連邦は独立が続々

あげく首都消滅、もうブルーコスモスを支援する余裕はなくなるのではないでしょうか

少なくとも大幅に後退するはず

少子化問題は未解決

コーディネイターは出生率が極端に低く、このままでは断絶する問題は触れずに終了

新コーディネイターで解決かなと思いましたが

その辺は技術解決へ期待ですかね

1月29日 情報公開&ガンプラ新作予約

舞台挨拶翌日、パンフレット掲載の機体設定などが一挙公式サイト公開

マイティフリーダムなど三点も予約開始へ

午前十一時情報解禁・即時予約パターン

ヨドバシcomは数分もたず終了

特にギャンは準備数が少なく、Amazonは数分・ヨドバシは数秒で終わりました

即日予約はホント勘弁して欲しい

冒頭6分が無料配信へ!!

冒頭での紛争発生から「ヤマト隊」出撃、デストロイガンダム撃破までが公開

主題歌FREEDOMが流れる実質的なOPパート

CG戦闘もここまできたかという映像美

また無慈悲な市街戦が「人種を巡る殺し合い」である本作らしくも残酷

本来戦争は領土などの奪い合いであるも

本作は殺す事自体が目的化した者が多い

映像的にも「強そう」なデストロイを、鮮やかに打ち倒す新生フリーダムが流石ですね

ギャンのシールドもインパクト抜群ですわ

これを見て欲しくなった人も多いハズ

ギャンのパイロット・アグネス

初見では「整備班がいっぱいついてるんだな」と思ったも

続くシーンでキラの見送りは一人だけ

後から思うと、男の人気が高い・男を侍らせるのが好きな女って描写なんですね

特典小説・月光のワルキューレで人柄掘り下げ

市民が次々犠牲に

同じ劇場作品ガンダムF91のオマージュもあるのかもしれません

ですが何より「SEEDらしい」ですね

この悲惨さがSEEDですわ

冒頭映像とズゴック

冒頭配信発表時ズゴックのカットが公開、冒頭に出るのかと誤解する人が多発

伝言レース的に誤解が拡散

更にネタバレなので黙ってる人も続出

実際私も黙ってました

なので実際に見て「ズゴックは出ないのか」とがっかりした人も一定数いた様子

実際は前半ラストにて登場します

OVA脚本も準備【制作は未定】

2月4日「ラクス・クライン生誕記念舞台挨拶」に福田監督がサプライズ登場

制作は未定もOVA脚本が用意

例の「フリーダム強奪事件」「アグネスがコンパスに来る経緯」「シンが戦後明るさを取り戻すまで」がテーマとの事

劇中で触れるだけだった強奪はOVAか

ラクスとオルフェ

ラクスとオルフェは誕生日が一緒

同じロットで生まれたからで兄弟ではない

遺伝子上ラクスとオルフェは惹きあう

だからオルフェは無条件に惹かれ、ラクスも彼の前だと我を忘れてしまった

そういう遺伝子設定だったのか

ラクスがキラに惹かれた理由

同様にラクスもオルフェに惹かれる

当初、ラクスがキラに惹かれたのは「キラがオルフェに似てる」からだと思うとの事

※本作でキラはアコード失敗作だと再設定

ラクスは第一世代コーディネイター

曰く「ラクスとキラにも子供ができる。第一世代同士なので問題ない」との事

思うにアコードという特殊型だからか

当初設定はシーゲル・クラインの娘

つまり二代目コーディ

ですが本作で、最初からアコードとして作られたというのが大きな変更点

これにより第一世代設定になったようです

どうもラクスの母は全て知っていた

小説版上巻90P曰く、母の形見の指輪に「アコードの義務」を示唆する警句が描写

貴女は世界に尽くす立場だと

オルフェの指輪と同じ

キラの母同様、ラクスの母も自分の娘が特殊だと知った上で養育していたらしい

小説版(上)読了

劇場版を補完してくれるのでかなりお勧めです

劇場版を見ただけでは分からない事、答え合わせなどがバッチリできます

コンパス大敗、アークエンジェル撃沈まで収録

PVでも描かれた大きな山ですね

ズゴックもスゴいけど

だって公式サイト未掲載ですし…

思った以上にやべえメカだった!!

劇中は救出任務や終盤ストライクルージュが装着

キャバリアー、名前通りドラグナー登場メカ

まさかの他作品メカがまんまで登場

ラスボス機も似たようなものですが

福田監督は、機甲戦記ドラグナーの故・神田武幸監督の弟子を自認し最終回などの絵コンテなどを担当

対デストロイのライフリ・イモジャ連携攻撃もドラグナー最終回のセルフオマージュ

本当オマージュ尽くしの作品でしたわ

ズゴックも装着

笑いましたが、中にインジャがいたので実は三層構造だったと思うと笑えますね

お前はマトリョーシカか!!

本編映像使用の主題歌MVが公開!!

改めてかっこいい曲!

素晴らしい映像

また映画未視聴勢にも、遂に「動くズゴック」が公開されたのも大きいですね

あの感動をもう一度見たくて(ズゴック)

本編映像を終盤までふんだんに用いたMVが公開!

なおここでもキャバリアー外観は描写無し

監督も愚痴ってましたが、この調子で伏せてるのも広がりにくい一因なんですかね

見せ場を繋いでるので映像もド派手!

それでも「あの機体」は

劇中とんでもないインパクトだった戦闘パートは未収録

そこは劇場で見てねという事か

※トップに戻る

冒頭 望まれて生まれた 世界が望んだ

PVにも使われた冒頭は、アコードのリーダー格・宰相オルフェの誕生シーンだったらしい

世界に望まれた自負が彼の根幹

デュランダル議長は世界の為デスティニープランを立案し、要として彼らを共同開発した

生まれた時から役割を望まれていた

その点もコーディネイターの極致か

小説版上P14『世界は彼のもの』

『そして、彼は世界のものだった

前者は傲慢である

同時に、世界を良くする役割を望まれ強いられた奉仕者でもあるという事か

私欲でなく彼なりの善意だという事ね

C.E.75、戦いはまだ続いていた

劇場版ガンダムSEED 感想

ひとまず連合とプラントとオーブは和解し、合同部隊コンパスを設立

キラ達は実働部隊として身をすり減らす日々

事実上、ブルーコスモス相手に終わらないモグラ叩きを続ける日々

まさに終わりのないDEFENSE

いわゆるロンド・ベル隊状態

劇場版らしく「逆襲のシャア」っぽさも

肩身の狭さが良く似てますね

世界を守りたいキラ達は、紛争鎮圧を担うエース部隊として忙しい日々

全世界に何千機と最新鋭機を配備するのは無理

そこで少数精鋭に最新共同開発機を配備

可変機なのは任務上必要だからなのね

特にキラは前作でデュランダル議長を否定

世界を良くしないとと強迫観念状態

議長の残した枷が重い

可変機ライジングフリーダム

コンパスは母艦ミレニアムを衛星軌道に、アークエンジェルを地球上に展開

有事は宇宙から大気圏突入して介入

地球上どこにでも高速到達

この運用上、大気圏突入可能な可変機が大変有効なんですね

普段は非可変機と歩調を合わせているも

必要となれば先行できるのか

元正規軍ブルーコスモス

小説版曰くプラントと連合の停戦交渉に従わず、離脱した元連合兵が今回のブルーコスモス

行動原理はコーディネイターへの憎悪

だから市民を徹底的に狙うんですね

キラ達が現れた時も、迎撃より「より多く殺す」方を優先したあたり業が深い

デストロイガンダムさえ今なお健在

元々連合は艦隊を毎回大量配備

あの生産力を振り分けてた感じでしょうか

皆に「憎まれる」キラ

劇場版ガンダムSEED FREEDOM 感想

前作から一年経ってますが、地球上のザフト軍は旧式機ばかり

PVでテロ組織かと思ったもまさかの正規軍

むしろDESTINYより悪化すら感じます

戦争続きで地方は予算不足なのか

キラは彼らをブルコスから助けるも、勝馬となったザフト軍は市民を巻き添えに追撃戦

結果キラは両軍を倒さざるをえず

ザフトからも憎まれてしまいます

キラが両軍を倒すのは前からあった事ですが

そのリスクが強く描かれてましたね

ブルーコスモスの作戦目的

地球のプラント居住区を攻撃、怒ったプラントに「領土侵犯」させるのが狙い

さっき怒ったジンが追撃戦をかけてましたが

あのままだと地球連合領

プラントを責める口実、ひいては地球連合vsプラント戦争再開の口実になる

キラの行いはその阻止でもあったのね

結果すべての責めはコンパスへ

ブルコスは地球連合領内から進軍

しかし地球連合は無関係、被害者だと主張

実「現地」は無関係でした

人の家を通って攻撃したようなもの

プラント現地軍、ひいては上層部は「報復・追撃戦は当然だ」と彼らを止めたキラを糾弾

いわくキラは無慈悲すぎる

実際圧倒的でした

しかし民間人の被害を減らすには短時間かつ最小限で制圧しなければならない

結果「無双」にならざるをえないのね

今回も「倫理観がない」も

だからこそ、デュランダル議長のデスティニープランにも一理あったという事

その補強でもあるんですね

キラは前作で議長を否定し、今の世界を信じる事を選んだも

その愚かさを見つめ続けてる

結果病んでいくのか

キービジュアルまんまの地獄

墓標となった無数の兵器を前に立つ二機

キービジュアルでは堂々たるもの

しかしキラは、この行いによってどんどん精神を病んでいるんですね

冒頭から「花が散る」のも本作らしい

また吹き飛ばされていくのだ…

前作から一年、すっかりキラに懐いたシン

イモータルジャスティスを任されNo.2に

他は量産機ですから別格扱い

しかしキラは自分がやらなければと逸っており、シンは不満をためてしまいます

とはいえ前みたいに妹の事で悩む様子は最小限

携帯がチラッと描かれた程度

上映前イラストの無邪気さも納得、良い意味で「ガキ」で可愛い子でしたわ

年相応に安らげる居場所を手に入れたのね

シンとイモータルジャスティス

小説版曰くどうしても違和感がぬぐえない

アスラン機の後継機に釈然としないと

また、キラに信用されていないのでは?という自己不信もかけあわさっていたようです

おかげでキレが悪いんですな

キラへの深い信頼

小説版44P以降曰く、キラが独りで背負い込もうとしているのも察している

だから負担を分けて欲しい

しかし信頼されてないのでは?と疑心暗鬼に陥って踏み出せない

キラとシンは信頼関係となったも

キラはシンを見る余裕がない

シンも踏み込めない

噛み合ってない状況なんですな

踏み込みが足りん!!

シンが踏み込めない一因

DESTINY時代、シンは「デュランダル議長におだてられ操られた」と自認

同僚アグネスもお前は操り人形だったと罵倒

シンは自己否定して踏み出せない状況

が、後から思うまでもなくシンが「議長に才能を見出された」のは間違いない訳で

実際DESTINYでも大戦果

自己評価の低さが問題なんですね

ちなみにアグネスが彼を否定する理由は

彼女は軍学校時代の同期で優等生、高官の娘なので戦時中は後方勤務だった

なので学生時代のシンしか知らない

戦場経験が少なく自分を過大評価

落ちこぼれだったシンがフェイスになったのは操り人形だったからだと思いたい

ルナマリアへのマウント意識

色々あってシンにつっかかってるらしい

コンパスもブルコス本拠地を掴んでいるも

小説上P34曰く拠点は掴んだも、地球連合ユーラシア連邦のお膝元なので臨検できない

連合全体はプラントと融和姿勢も

ユーラシア反プラント

今回のコンパスは公的組織なので「敵がいるから叩く」ともいかず動けないんだとか

今「理由」が必要な状況なんですね

すれちがうキラとラクス

山ほど料理を作ってるシーンは嫌がらせ

また言い切ったよこの監督!!

なお小説版上巻P53によると前半は一致

つまり現ザフトトップの恫喝に憂鬱で、気晴らしに作ってたら止まらなくなったとの事

本編の映像!小説版でのラクス自身の述懐!

福田監督による内心への言及!!

三つが合わさって完成するんですね

超有能なハインライン大尉

元々ミーティアの設定など「ハインライン設計局」関与といった文言があったも

小説版上巻P56でフリーダム、ジャスティスの生みの親の一人と明言

この場合は初代機の事でしょうか?

ライフリも武器類はプラント開発ですが

新興国家ファウンデーションの提案

ブルーコスモスのリーダーの居場所を把握したと「コンパス」へ合同作戦を提案

しかし同国親衛隊ブラックナイツがデカい面

彼らが半年前にフリーダムを撃破した為

曰く「フリーダム強奪事件」

その辺は軽く触れた程度

また生身で剣術試合も挑んできて、シンが受けて立つも完敗してしまいます

とかく技量、兵器技術がハンパじゃないのね

ファウンデーションの奇妙な国力

かつてはコーディネイターのプラント、ナチュラルの地球連合が対立する構図

しかし地球連合から独立脱退が続出

連合はかなり国力を削がれた様子

連合内でもコーディネイター嫌いが根深いユーラシア連邦から、ファウンデーションが独立

潰そうとしたユーラシアを返り討ち

結果他もどんどん追従したとの事

そのファウンデーションは、奇妙なまでの復興速度で目を見張る国力

後でデスティニープランの成果だと判明

議長のプランは本当に有効だった

これもキラを悩ませた

議長を殺したのが間違いだった事になるから

デスティニープラン

遺伝子を元に適材適所に配置する施策

典型がミーアで、彼女は本来ただのミュージシャンとしての日々を送っていました

しかし議長に見いだされ国を動かす存在

もちろんラクス前提だったとはいえ

あれ以上に、国民全員が才能を無駄遣いしなければ社会が効率よく動かせる

その成果がファウンディーションか

ラクスがコンパス総裁となった理由

理由はミーアだと小説上63P以降で明言

劇場で見た以上に心を動かしてました

ラクスは歌姫の政治力があった

しかし個人の幸せを求めて去った事で、身代わりとしてミーアが翻弄される羽目になったと

デュランダルの件は極論としても

影武者を立てられる可能性を排除する義務感

自分の幸せ、社会に求められる立場

そのギャップを埋めるべく立ち向かう事が必要

それが公的立場に戻った意味なんですね

世界が平和にならない理由

本作は長らく、ナチュラルとコーディネイターの「種族対立」で戦争してました

ですが今回それは本質じゃないと提言

ファウンデーション宰相オルフェ曰く、単に社会が上手く回ってないはけ口にすぎないと

社会が上手く回れば共存できる

実際ファウンデーションは上手くいってます

共存してるオーブも成功例なのでしょう

だとすれば、デスティニープランは「種族対立」すら乗り越える力になる

ますますキラは立場がないんですな

もっとも実際はそうでもない

劇中アスランが裏町を調査するシーンが描写

小説版上巻120Pで詳述

デスティニープランを実際に導入すると、結局コーディネイター優位の社会になるらしい

遺伝子で選別するという事は

遺伝子操作された人間が上に立つという事だと

オルフェは繁栄できれば、ナチュラルとコーディネイターは共存できると語ってたものの

実際にはそう上手くいかなかったか

もっとも国力を高めたのは事実ですけれども

フリーダム強奪事件は小説版で詳述

劇場版では軽く触れる程度

小説上42Pと70P曰く、半年前に地球でフリーダムがテロリストに強奪され大暴れ

これをファウンデーションのブラックナイト隊が撃破し奪還

シンは当時それを目撃した

結果オーブは彼らに借りが出来てしまった

以上が小説版での言及

おそらく貸し作り、ブラックナイトの戦闘力を試す為の八百長で一石二鳥作戦か

ライジングフリーダム恐るるに足らず

そう彼らに自信を与えたらしい

新隊員アグネスの問題

作戦に際し、シン同期の女パイロット・アグネスがキラを誘惑

彼女は男をステータス扱いするタイプ

優秀な自分は良い男と付き合うべきと

キラは当然突っぱね、彼女は「優しくしてくれた」ファウンデーションに寝返ります

まんま逆襲のシャアだこれ!

クェスのオマージュだ!!

声同様にフレイを継ぐキャラ?

アグネスはキラとラクスに亀裂を入れるキャラ

ラクスはキラ誘惑の現場を見てしまいます

加えてそっけなくされ寝返るのは、逆シャアのクェスをまんまオマージュしていたようです

また第一作のフレイは、キラを利用しようとして彼をベッドに誘いました

男を道具として利用するキャラ

その点を継承してた気がします

ただフレイの場合父を殺され、戦う道具欲しさにキラを利用する根深さがありました

対しアグネスは劇場版テーマに沿った人物か

優秀な自分はいい男と付き合うべき

恋愛を利害で考えているのがアグネス

その点、本作ラスボスである宰相オルフェとよく似た同じ考え方でした

恋愛ってそんなもんじゃないだろ?

と描く人物だったのでしょうね

幸い生還、CV桑島さんのジンクスを乗り越えました

彼女、人生観変われば良いのですが

特典小説でもヒドい

小説版でもとにかくヒドいアグネス

上巻P52曰く、キラを狙った一番の理由はラクスから恋人を奪った女という名誉の為

アイドルより自分の方が魅力的なんだと

マウント意識の権化

DESTINY時代も上官に媚売ってたそうな

実際高い技量を持ってるとはいえ

そりゃシンに実力が及ばない訳ですわ

極論「SEEDらしさ」を煮詰めたヒロイン

何せ本シリーズは恋人・婚約者がいる男女が、他の男女とくっつく展開多数

理由は本当に様々でしたが

その一つがアグネス同CVのフレイ

彼女もその流れだったのかも

嫌な「らしさ」ですわ

ファウンデーションの罠

ファウンデーションの共同作戦提案は、彼らが「被害者になる為」の自作自演

彼はキラの心を操り誤射を誘導

彼らは“人の心を操る"能力があった

更に地球連合に潜入、核を発射させます

自分達の国土ファウンデーション核を撃たせた

被害者として世間を糾弾

ナチュラルは愚かだと喧伝し、自分達には報復する権利があるとする自作自演なんですね

敵の名はアコード

語られるのはもう少し後ですが、ファウンデーション上層部正体は特殊コーディネイター

その名も「アコード」

作中、プラントはコーディネイターの高い知性により優れた技術を保有も

アコードは知性も彼らより上なのでしょうね

保有MSはモンスターでしたわ

ダシに使われたブルーコスモス

彼らの市街戦、デストロイガンダムの猛威も旧作以上とも思える悲惨なものでした

不完全なデストロイで必死に抵抗する姿も!!

敗れたりと言えど壮絶だった

ファウンデーションの超兵器

新型機ブラックナイトシリーズの猛威

ガンダムSEED FREEDOM 感想

口封じと対抗戦力潰しに、コンパス所属機を黒騎士たちが強襲

何せビームライフルが効かない

新装甲は遂にライフルをも克服

上位種ならではの技術力でしょうか

眼や関節から素体もストフリ以上か

操るパイロット達は「キラは失敗作」と罵る程ハイスペック

またアコードは支配層らしく、無人機を山ほど従えた「数」の権化

単騎としてハイスペックかつ飽和攻撃が可能

かつ精神干渉による不意打ちまで

ライジングフリーダム完敗でした

無人機による飽和攻撃

SEED世界は実弾無効装甲が発展

しかし発動に電力を消費するので、飽和攻撃を受けると突破されてしまいます

ハイスペックな有人機がキラ達をけん制

そして無人機による「数」の攻撃で突破

フェイズシフト装甲系列の天敵か

同じく完敗したシンとジャスティス

撃墜した黒騎士グリフィンは、脱出した生身のシンを追うほど執念深かったも

紆余曲折でシンは脱出

際しグリフィンは雑魚だから問題ないと判断も

後から思えば大間違いでした

いやあ分からないものですねえ

際し「考えなし」だったシン

ブラックナイトにビームが効かないと知ってたのに咄嗟にビームを発射

戦闘時、咄嗟に反射で戦ってしまう

シンの短所が出た場面だったも

ホント長所と短所は表裏一体なのね

結局アスランが搭乗したのは

劇場版ガンダムSEED 感想

上位種アコードと戦い、ライジングフリーダムとイモータルジャスティスは撃破

それまで散々活躍した上ではあるものの

まさか完全撃破は意外でした

しかしアスランがズゴックで救出

まさかのズゴックよ!!

道理でトレンドに上がってたわけだよ!!

上位種を自認するアコードも警戒

とにかくアスランの強さが圧倒的

そも「赤いズゴック」は、初代ガンダムでシャアが帰ってくるシーンで登場した機体

一度は戦場を去った強者が再び戻るシーン

そこにアスランを重ねてるのね

アスランがDESTINYでキレが悪いのも「Zガンダム時代のシャア」オマージュのはず

重ね重ねシャアな男ですわ

やたら女性を引き付けてしまうところも含めて

武勲艦アークエンジェルの最期

遂に第一作以来の母艦が撃沈

敵の八百長を見てしまい口封じされ轟沈

いい加減古い艦でしたし、沈むべき時が来た

まずは対空砲を念入りに破壊

その上で呆れるほどの斉射、主要キャラは生存も敗北を象徴する展開となりました

ただドム隊から二人が戦死してしまいます

ブルーコスモスの最新盟主も戦死

劇中で何度も名前が出たミケール大佐

公式から事前情報がなく、キラ達がいかにも宿敵と目してる事にすごく違和感がありました

いったいどんな男なのか…!?

結局、顔が描かれずに核攻撃で戦死

儚い人だったなぁ……

重要ポジションながら、徹底してモブ扱いだったのがかえって印象的でした

歴代盟主同様に天使の名前だったらしい

大天使ミカエル

大天使アークエンジェルと共に散るとは因果ですね

※トップに戻る

世界を脅すファウンデーション 

ファウンデーションはレクイエムを修復

八百長でファウンデーション首都は消滅

上層部は宇宙の本拠地に脱出

初撃として現ロシア・モスクワのユーラシア連邦首都を焼き払ってしまいます

報復という形でレクイエムを発射

デモンストレーションに成功

その惨劇たるや「これぞSEED」でしたね

悲惨さが徹底している

称して民度、倫理がないとも言われるも

悲惨だからこそ、絶滅するというクルーゼの言い分に説得力があったんだなと思います

止める為には過激な手段が必要というのも一理

本当にSEEDらしい悲惨さでした

要はファウンデーションの正体は

コーディネイターの過激派

彼らはブルーコスモス現リーダーも殲滅

地球連合ユーラシア連邦にも大打撃

またファウンデーションに同調、プラントの反ナチュラル派もクーデター決行

もちろん後にイザーク達に鎮圧されます

結果「戦争したい奴ら」が力を失う流れになったんですね

以降世界は平和に向かうのでしょうか

コーディネイター上位種「アコード」

目的はデスティニープランを世界に導入

彼らの手で管理・運営する事

彼らなりの世界平和プラン

実はファウンデーションの女王アウラ、その正体はデュランダル議長の元同僚でした

どうも実年齢は40歳以上らしい

彼女は、デスティニープラン導入時の運営用コーディネイターを設計

それが上位コーディネイター「アコード」

宰相とブラックナイトの正体

そしてラクスの正体だと

これまでのは「才能」だった!?

ラクス・クラインの「正体」

彼女は人を支配する側として設計されていた

妙に宰相が彼女にこだわるのは、パートナーとして設計されていたからなんだと

ラクスは歌を調整されたのかと思ってましたが

そもそも支配者として設計されていたのか

父は亡くなってますし死人に口なし

ラクスの方も心を奪われていた

オルフェと対面で不思議空間となったラクス

つがいとして作られ、オルフェと惹きあうように遺伝子設計されているかららしい

小説版上76P曰く指輪は母親の形見

実態はどうも彼とのペアリングらしい

ラクスの母はアコードと知っていた様子

ラクスに渡した指輪には「あなたは世界のもの」とする警句が刻まれていました

アコードとして世界を統べる義務

世界の為に身を捧げる義務

アコードと知った上で養育していた様子

キラの母と似た感じか

ASTRAYを思わせる展開

ASTRAY天空の皇女で「支配する才能を持ち、デスティニープランを勧める」ボスが登場

本作ほど過激ではなかったものの

繋がりを感じるのが面白い

実は「キラは失敗作」だった

上位コーディネイター「アコード」の連中曰くキラは失敗作

実際アウラ女王はキラ出生にも関与

つまりスーパーコーディネイターの成功作だから優秀なのではなかった

アコードの失敗作だから優秀だったと?

本作やたらとキラが敗北している

それは彼らが上位種だったかららしい

これまではキラが上位種側だったも

失敗作扱いされ、ラクスに相応しくないと強調

二人を引き裂く新たな要素に

またこれまで、メタ的に「キラが強いのは生まれが凄いから」という言い方も出来たも

キラも「あがく側」になったんですね

アコードの特殊能力

とかく純粋に身体能力が高い

支配層ゆえかコーディネイターへ精神干渉可能

考えを読み取ることができる

小説版上P152からして、どうもナチュラルの思考だろうと読めるらしい

そして幻覚を見せ、行動を誘導する事が出来る

後者はキラに使ったチート!!

レクイエムで脅すファウンデーション

傍目に、国土を愚かなナチュラルのユーラシア連邦に焼き払われた形のファウンデーション

報復でユーラシア連邦首都を消滅

見事な見せしめとしました

愚かしい行為を繰り返さないよう各国にデスティニープランを導入するよう宣言

最強機動部隊コンパスも彼らにより壊滅

もはや世界に打つ手なし…!!

対抗へ用意された機体は

まさかのストライクフリーダム、デスティニー、インフィニットジャスティスガンダム!!

そしてインパルスをオーブが隠し持っていた

とんだ同窓会だよ!!

曰く性能的には劣るとは明言しているも

まさかのサプライズでしたわ

同じくプラントが保管していた機体

デュエルとバスターガンダムが再出撃

イザークも「よくとっていたな」と呆れる程

SEED第一作で健在だけに、DESTINYで未登場だったのが残念だった機体の復活!

これは新HGでリメイクする布石か

コンパチになってると嬉しい!!

まんまドラグナーな増加装備も

1987年ロボアニメ機甲戦記ドラグナー

福田満夫氏(当時)は、同作やガンダム第08小隊監督だった神田武幸氏の弟子を自称

そのセルフオマージュだったんですな

結局「ギャン」は

DESTINYの眼帯ヒルダ、そして新キャラ・アグネスの機体でした

色的にイザークが乗るのかと

結局エンブレム通りでしたね

インパルスガンダムは

結局ルナマリア機として戦線復帰

前作のうっぷんを晴らすかの如く、アグネスのギャン相手に大活躍でしたわ

今回で改めて惚れた人も多いのでは

温泉コラボイラスト可愛いですね!

残念ながらデスティニーインパルスはならず

運用母艦ミネルバは前作で擱座も

本来インパルスは、換装とエネルギー送信を行う母艦ミネルバと強く紐づいていました

本作はなんとデスティニーが給電担当

有り余る核動力を給電・補給可能に

公私のみならず、戦闘でもシンとルナマリアを強く結びつけるMSとなりましたね

この連携はspecIIの改良点だそうな

インパルスの理想的な運用

今回、各シルエットを事前に射出

戦闘中に必要に応じ換装するという柔軟な運用

かつ戦闘中も一瞬で給電

これは、当時外伝ASTRAYで提示された「インパルスの理想的な運用」に近いものでした

当時曰く最終的に母艦すらいらなくなる

奇しくも実現してしまったんですね

ルナマリアvsアグネス

いい男が欲しいから恋をするアグネス

対し、ただシンが好きだから好きなんだというルナマリアの大勝利となりました

愛しかないじゃん!!

今回、シンが可愛くカッコいい描写も多数

ルナが惚れたのも納得ですわね

敵・アルテミス要塞と決戦!!

アルテミスは第一作序盤、アークエンジェルを裏切った光波防御を持つ地球連合要塞

以降ASTRAYシリーズでも常連

散々ひどい目にあった要塞

またもここに来るとは因果な話

のびのび活躍したシン

前作で妹絡みの憑き物がすっかり解消

肩の力が抜け、ガキっぽいところが目立つのがとても可愛かったです

そりゃルナも愛します

キラに劣らず散々敗北も、思考を読む敵に「何も考えない」事で無双

バカは強かった!!

冒頭、シンは模擬戦で敗れたも

敵は剣術に長けた「賢い」戦い

対しシンはロクに技術がない

冒頭はそれで敗れたも、終盤は「考えない」のがプラスになるとは面白い

シンお前そんなだったっけ!?

シンを守ってくれたステラ

アコードの精神攻撃にステラが立ちはだかる「ガンダム的」な展開も

文字通り心を守ったのだ……

しかしシン視点?では麗しい姿だったも

アコード視点はまさかの悪霊

ステラらしいっちゃらしいですね!!

ただ敵の言い分からして「シンが抱えている心の闇」だったので悪霊に見えたらしい

確かに今は明るく見えるシンですけれども

やはりシンはシン

家族と友達、大切な人を失った事に変わりはない

汚名返上デスティニーガンダム!!

ガンダムSEED FREEDOM感想

前作、初陣からして悪役演出など恵まれないポジションだったデスティニー

本作は目を見張る大活躍!!

店頭在庫は全滅必至!!

レジェンドそっくりの色で再登場へ

レイもきっとニッコリですわ

DESTINY後、ビルドシリーズで何度も取り上げられるなど愛されてきたデスティニー

20年分の汚名返上でしたわ

デスティニー活躍の大きな要因は

シンにとって慣れ親しんだ機体な事

核動力前提・光の翼による規格外の機動性

また思うに武装の相性、敵はビームライフルを無効化する新型装甲持ち

その点イモータルジャスティスは不利

対艦刀など高出力武器が有効だったか

加えて実体弾レールガンを持ってきたとの事

やっぱり対策って大事ですね

シンの戦いっぷりたるや、質量のある残像を越えた別アニメみたいな戦闘機動!

流派東方不敗の域に達してない!?

「元ネタ」F91のオマージュも飛び出します

他作品オマージュたっぷりだった!!

元々デスティニーは「光の翼」

惑星間航行用システムの軍事転用品

その機動力を、馬鹿馬鹿しいまでに全力で活用する超人的な戦いとなりました

しかし前作とスペック自体は大差ない

シンのメンタルが大きく影響したというべきか

まさかの1対4を圧勝

議長がデスティニープラン旗頭にした機体がデスティニープラン否定に大活躍

見込んだシンの活躍に議長もニッコリ…?

迷いを捨てたアスラン

同じく汚名返上したアスランは、本作は一貫して「強い」キャラでした

まさかズゴックの中身がインジャだったとは

あれ角だけ露出してたんですな

まさにinジャ

これまたガンダムBFトライで、ドムの中からガンダムが出てきた展開を彷彿

福田監督らしい茶目っ気でしたわ

なお当初アッガイを予定していたとの事

公開前の完成報告配信でも

監督曰くいつもアスランが折れ、キラは彼に甘えていると二人の関係をバッサリ!!

なので本作はアスランが殴り飛ばしました

甘えさせない鉄拳!!

第一作もかくやに悩んでしまったキラ

キラを殴って激励!

殴って何故悪いか!!(CV鈴置洋孝)

またも自分がやらなきゃと背負い込むキラ

アスランは「周りを頼れ」と激励

悩むキラを殴り飛ばしました

やめてよね!!

またラクスにフラれたと嘆くキラに、ちゃんと話を聞けと激励

周りに向き合えとひたすら激励

アスラン強かった……

彼は前作「周り」に影響されすぎたも、周りに向き合わな過ぎるキラにも問題がある

親友は伊達じゃなかったですわ

ひたすらキラを殴るアスラン

さすが正規軍人、鍛え方が違う

軍歴は他と段違いですものね

またキラを慕うシンが、アスランに食いつかんばかりだったのも印象的

ですが際してヒルダがとりなした通り

あれはアスランの思いやり

アスラン、悩んだ分だけ強くなりましたな

最終決戦でもアスラン大暴れ

キラと見せかけてストフリに乗るわ、ズゴックの中からインジャが飛び出すわ!

敵は「思考を読む」NT的な能力を持つものの

まさかのカガリを妄想して翻弄

ギャグアニメかな?

頭も伊達じゃなかったし大暴れだった!!

アスランとカガリの行方は

決着後、二人がネックレスに通した指輪を見せ合うワンシーンも

良かったアスカガの灯は燃えていた……

これだけでもう満足ですよ

本当に良かった……

昔インタビューで「カガリとアスランは勘違いの恋なんです」なんて言われたものの

いずれは弟分に国を譲って結婚するんですかね

舞台挨拶で「言質」が

2024年1月28日の舞台挨拶

監督が「数年したらトーヤに代表を譲ってふたりのドラマが始まる」との事

作中は特に活躍しなかったトーヤ少年

でも未来への希望なんですね

ラクスの正体、横恋慕の宰相

ラクスもアコード、彼らのリーダー格オルフェと結ばれ世界を導くべく設計されていた

遺伝子で決まった恋人同士

デュランダル議長の悲劇を彷彿

しかしこの障害が結果的に、キラとラクスに生じていた亀裂を劇的に埋めることになりました

平和を守らなければと身を粉にしたキラ

彼を支えねばと消耗していたラクス

擦れ違ってた二人が向き合えた

ありがとう横恋慕の人……!!

本作は遺伝子改良で優れた人を作る話

また作り出すように、解析する事で最適の生き方を導き出す事も出来る

遺伝子が運命を決められる世界

その極致が今回の敵アコード

世の中を良くする支配層として作られ、役割を真っ当しようとした

結婚するべく作られたから結婚しようとした

運命なんて非科学的なものが、科学の産物から生まれるなんて皮肉ですね

対し「自分で決める」

キラとラクスは互いを好きだから好き

その在り方自体が、遺伝子で決めたものに逆らうテーマそのものなんですね

ラスボス横恋慕男だった宰相を撃破

生まれる前から結婚するはずだった男を振った

愛の物語だった!!

最終主人公機、そしてラスボス機

最終主人公機は、ストライクフリーダムに新バックパックを装着した形態

おかげで二人乗り

当初ライジングフリーダム用に設計してたもの

予想は若干かすってましたわ

対しラスボス機は、ガンダムを元にしたらしき白い甲冑の二人乗り機体

まるでクロスアンジュのヴィルキスのよう!!

福田監督のセリフオマージュか

マイティーストライクフリーダムガンダム

HG マイティーストライクフリーダムガンダム

ストライクフリーダムガンダム弐式が「プラウドディフェンダー」を装備した姿。額に備えるビームはエネルギーを大量に消費するため、プラウドディフェンダーがドッキングしている時にのみ使用することができる。

※このライフルは特に使いません

テスト用に保存・改修されていたストフリの換装型

最大の武器は額のキャノン砲

Z彷彿の可変機からZZへ!!

文字通り頭がおかしい威力で、ラクス総裁の承認が必要というロマン兵器

もっともラクスが膝にいたので即承認

伊達にラブラブじゃないのだな!!

アストレイを思わせる実体剣

敵はビームを無効化するフェムテク装甲

なので一周回って実体剣が有効に

海外で日本刀人気が高い「ASTRAY」をも取り込んだ装備でしょうか

またSEEDシリーズ、キラが最初に使った武器はアーマーシュナイダー

実体小刀に始まり刀に終わる

実に因果な武器でしたわ

大活躍だったザフト科学者

技術的な事をだいたい解決してくれた超人博士アルバート・ハインライン

宇宙戦艦ヤマトの真田さんか!!

元々ザフトには、ミーティア開発などに参加した「ハインライン設計局」という設定が存在

設定を本編に反映させた人物か

声がルルーシュなので実質コードギアス

対するはブラックナイトスコード カルラ

プラントの技術を取り入れつつ、ファウンデーションで独自に開発された機体。コクピットは複座となっており、前席が操縦、後席が火器管制を担う。新世代の装甲「フェムテク装甲(FT装甲)」を採用している。

圧倒的な強さでストフリ弐式を破ったラスボス

ブラックなのにホワイト

見た目が完全にヴィルキス

世の中を正しく導く支配者を自認するオルフェらしい高貴なカラーリング

矛盾した名も平和の為に戦争した彼らしい

カルラはガルーダが仏教に取り込まれた神

神鳥に相応しい威容

煩悩を喰らう神様ゆえ、欲望で無茶苦茶になった世界を正す者という名でしょうか

まさかの複座対決

キラはラクスと愛の二人乗り

まるでGガンダム

そして

あのシーンだけコードギアスでしたね

対しラスボス・オルフェは本業政治家だからか、サポートするイングリットと複座

イングリットの悲恋も見所でした

ラクスの愛を欲しがったオルフェ

しかし彼こそ、遺伝子が決めた運命に縛られきっていたのが不憫

キザで傲慢でラスボスですけれど

作中誰より不自由

見てて悲しくなる人物

その点、自分の生きざまを全うしたクルーゼや議長と対照的に感じます

またクルーゼが「人気すぎた」のだとしたら

その反省でもあるのでしょうか

ラクス『私の中にあなたはいます。あなたの中に私はいますか?』

ラクスがオルフェに向けた言葉

本作キャッチコピー

オルフェはラクスが自分とペアで作られた、結ばれるべき相手だと認識

ラクスの来歴、外面しか見えていない

それは「私」じゃないとラクスは否定

ラクスはオルフェ個人あなたを見ているが、オルフェはラクス個人わたし見ていない

その指摘にオルフェは心折られてしまいます

言いつけられたものしか見えていない

本当の幸せは傍らにあったのに

敵ながら不憫な青年でした

アカツキ大暴れ

オーブの理念を具現化した、黄金に輝く機体。装甲にはビームを跳ね返す特殊なコーティング「ヤタノカガミ」が施されており、圧倒的な防御力を誇る。

なんとレクイエムすら反射し周辺艦隊を殲滅

さすがに満身創痍も生還

アカツキはM1アストレイ20機分のコストとされますが「むしろ安い」大活躍でしたわ

いや状況が特殊過ぎますけれども!!

デスティニーも大暴れし鎮圧

当初苦戦したブラックナイトも、対ビーム装甲を対艦刀やらで斬りまくって殲滅

四対一をむしろ数で押し返す大勝利

質量のある分身すぎる

敵の狙いはデスティニープラン導入、管理者として生まれたアコードによる世界管理

それをデスティニーが潰すとは因果ですな

余談ですがシンは「努力型」

特典小説「月光のワルキューレ」曰く、学校では当初10秒で撃墜されるほど弱かった

たゆまぬ訓練、努力で才能を引き出した

異色のコーディネイターだと

強い潜在能力、それを引き出す「努力する才能」を持ち合わせていたんですね

やはりデュランダル議長は慧眼……

ゼウスシルエット

レクイエム攻撃へデスティニーがアカツキから受け取った増加装備

設定画より先にMETAL ROBOT魂が公開・受注

元々シルエットを統合した全部乗せ機デスティニーに更にシルエットを装着

しかもオーブ

オーブは、SEEEDとDESTINYの間を描く「ECLIPSE」でシルエットも装着可能な機体を開発

そのノウハウも用いたのでしょうか

上位種アコードによる乱に幕

かつてデスティニープラン共同研究者だったアウラが密かに国家元首に

自ら作った新種「アコード」を率い決起

実際にデスティニープランで国家運営に成功、レクイエムで脅し各国に導入を迫る

現人類を見下す上位種による世直し

遺伝子操作の行きつく先の事件か

結局アウラは戦死

アコードもラクスを除き全滅

ザフト内過激派など、戦争をしたがる面子も大打撃を受けてハッピーエンドか

何よりキラとラクスが強く結ばれた

シンとルナマリアもそう

アスランとカガリ

愛の劇場版だったですわ

レクイエムとの総力戦!!

アークエンジェルを失ったマリュー艦長は、ミネルバ後継艦に乗り換え無双

副長続投のアーサーも大活躍だった!!

だってよ…アーサーなんだぜ?

今回はミリアリアは合流せずサイとオーブで活動、カズィも民間人として描写

サイが元気でやってるだけで満足ですよ……

ディアッカと元鞘はなかった…

グゥレイト!イザークとのコンビだぜ!!

デュエルブリッツガンダム

デュエルガンダムを秘密裏に改修し、核動力に換装した機体。コクピットはザクウォーリアと同じものに換装されている。従来のデュエルガンダムの武装に加えて、ブリッツガンダムを彷彿とさせる武装も持つ。

ミーティアはデュエルブリッツとライトニングバスターで運用され敵を圧倒

待望の初期GATシリーズ復活!!

デザインは武装やバランスが異なるも、基本的に踏襲しているように見えます

バランス違いは作画の違い扱いなのかも

流用やコンパチ前提のデザイン?

でもデュエルはかなり別物ですね

キラとラクス、シンとルナ

割となあなあだったシンとルナは、アグネス登場で「ルナはシンが好き」と明言

ストレートな告白だった!!

ラクスも旧作は考えが見えにくかった

特にオルフェに誘惑された事で、自分はキラが好きなんだと明言

熱愛ぶりが印象的な作品となりました

遺伝子による誘惑

ラクスはオルフェとペアで設計されていた

惹かれてしまい我を失う場面がしばしば

ですがだからこそ「自分」の気持ちを、キラが好きなんだと言葉にする展開となったか

遺伝子ではなく自分の意志で行動を決める

本作のテーマそのものでしたわ

ラストシーンは

全てを終え、全裸で海に立つ二人で幕

なるほどSEEDらしい!!

OPで何かと全裸だった本作、劇中も全裸で終わるのはSEEDらしいなと思いました

また何かと立場に縛られた本作

全て脱ぎ捨てて終わるのが象徴的ですね

二十年越しのいい最終回だった……

MS同窓会も素晴らしかった!!

DESTINY時点で生き残ってた機体が次から次へと出てきたのが楽しい!

ズゴックinインジャが驚き!

ラスボスもかっこいい!!

キット化が楽しみですわ

入場特典は「月光のワルキューレ」

他にアスカガ小説も配布されたよ!!

本編の嫌われ者、アグネスが主役

シンたち四人の学生時代

彼女の考え方、解像度があがる外伝ですね

シンたちの好感度も上がります

ですが彼女が自業自得とはいえ、不幸になっていく様を見るのは心苦しい内容

ラストはやや不完全燃焼

小説版で語るのか、続編があるのか

アグネスが「彼氏を作る」までの話

しかし本編の彼女は独り身

どうも無神経に恋人の地雷を踏んだか、或いは最初から騙されていたらしい

アグネスは自信家でエリートで楽天的

他人を傷つけ自分も不幸になる

反省と気配りって大切ですね……

本編小説版で「その後」に言及

小説版上巻P94曰く恋人に裏切られた

手ひどく裏切られ、反動で「最高の彼氏」を欲しがってキラに目を付けたらしい

キラとラクスはいい災難ですね

歩く災難ですわ

ルナマリア自身も被害者

アグネスは「彼女がいる男」を狙い、寝取ってマウントを取るのが生きがいの女らしい

ルナも一か月付き合った男を奪われたとの事

シンとルナマリアの馴れ初め

学生時代のシンは落ちこぼれ

努力して能力を勝ち得た

ルナマリアはくじけない彼を気に入り、ちょっとした師弟でもあったらしい

シンが意図せず周りを癒していくエピソードも

意図せず傷つけるアグネスと対照的ですね

改めてシン、ルナ、レイが好きになる短編

またアグネスにうんざりするも、"コーディネイターの考え方"が良く解かる

多分平均的な考え方なんでしょうね

またカードはイモータルジャスティス

カッコ良かったので、当初買う予定がなかったHG ガンプラも購入しました

次のガンプラ新作発表も楽しみですね

いつも通りなら三月でしょうか

※まさかの公開三日後、29日でした

※トップに戻る

【Amazon予約開始】「HG マイティーストライクフリーダムガンダム」「インフィニットジャスティス弐式」「ギャンシュトローム」劇場版 ガンダムSEED FREEDOMよりネタバレキット化!! 2024年4月-6月一般販売