妻、小学生になる。3話 感想[形で残す]夫婦の想いと子の想い ネタバレ

妻、小学生になる。 第3話「一歩、ふみだして。」感想

公式あらすじより引用

転職活動に成功し、新しい仕事をはじめる麻衣。だが、はじめての客先で相手とコミュニケーションがうまく取れず、落ち込んでしまう。貴恵は麻衣を励まし、花火大会へ誘う。同じ頃、会社帰りの圭介は花火大会に立ち寄っていた。そこで会った会社の後輩社員、守屋と一緒に花火を見ることになって……。

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妻、遭遇する。娘の想いと圭介の罪

妻、小学生になる。3話 感想

第一は夫・圭介、第二は妻・貴恵、そして三話は娘・麻衣の家族への想いか

両親と思い出の場所に部外者は辛い

守屋さん最悪の出会いでしたね…

麻衣が、貴恵という“子供”に家族でいて欲しいのはどうかとは思うも

でも貴恵の死後、圭介が娘をしっかりフォローしていればという話なのね

第一話で圭介はひたすら辛そうでしたが

父親失格でもあったか

家族とは本当に大変ですね……

ですが娘だからこそ

麻衣は十年、父が苦しむ様を身近で見てきた

だから父の愛情深さを理解できる

許す事が出来るのか

家族ならではの着地点でしたわ

今回も特にCパートはなし

本作、あまりに隠す気がないので

早々にバレるかと思ったも

貴恵の母、案外動きません

そろそろ罠にはめて来たのかと思いましたわ

冒頭 想い出の花火大会

花火大会に行けそうにない

そんな話から、貴恵生前最後の花火大会の想い出で盛り上がります

当時、麻衣が帰りたがらなかった

両親視点では可愛かったなという話も

麻衣視点では両親と見たかった、家族への想いだったと述懐します

親と子供、想いのすれ違いが微笑ましい

この時点では微笑ましかった……

娘の転職、初めての業務

娘は在宅ワークから、人と関わる仕事をしたいとパソコン指導業務に転職

さっそく単独での仕事を任せられる事に

早くない!?

麻衣さん軽くパニックですよ!!

娘なのにマイサン!!

そして出会ったのが

後の恋人らしい青年、蓮司だったと

しかし第一印象は最悪

麻衣にすればぶっきらぼうで、話を聞いてるかよくわからないなんだか怖い顧客

蓮司にすれば休みなのにと不満

正直ちょっと意外でしたわ

まるで解り合えていない

ならば人類すべてを今すぐニュータイプにしてみせろ!!

蓮司、愛川家は工務店

漁師じゃなくて工務店

家族経営らしい

ホームページ作成などパソコン業務指導

父はいつ引退するか判らず、息子にパソコン操作を覚えさせておきたい様子

人間、いつガタがくるか判りませんものね

麻衣、初の単独業務は散々も

貴恵『次は“麻衣の言葉”で話しかけてみたら? そしたら相手の事も解るかもしれないわ

相手と話が通じてない気がして不安

そこで元営業らしい母に相談

すると、マニュアルの型通りだから相手も話を聞いてくれないのでは?と

機械的に話してるから機械的に対応されてるんじゃないか的な

相手とわかり合おうとすること

これは蓮司さんのハートが心配ですね

しかしハラハラする状況である

麻衣さん、母・貴恵に電話

麻衣さんお前もか

向こうの親御さん、我が子が買い与えたはずがないスマホで話してるとかホラーですよ!

良くも悪くも貴恵の家はまともじゃない

でもまともな家でもアウト

麻衣さんも少しは警戒すべきよ~~

新島家、バラバラに花火大会へ

圭介『守屋くん? ああ守屋くんが行く花火大会ってここの事だったのかっ

しかし圭介、先に守屋さんと出会う事に

守屋は高校からの友人・詩織と一緒

詩織は彼女の片思いを察しており、二人をくっつけようと動き出してしまいます

持つべきものは察しの良い

しかし間が悪い!!

常識的には彼女とくっつくのが“正解”も

圭介にその素振りがゼロすぎる

圭介、守屋さんを“案内”

ここが見やすいんだと例の場所に

娘・麻衣が大事に思っている場所

圭介さんそれはアカン!

貴恵、祭りで圭介と合流

圭介『俺たちは運命の糸で結ばれてるんだなっ♪

もちろん四方八方肘鉄砲であった

事案発言を欠かさない夫の鑑

奥さん大変ですね!!

しかしほうれい線がっつり描くなあ

圭介、妻を幻視する

今、また隣に妻がいるのだと実感

夫・妻冥利に尽きる奇跡……

転生先の少女には気の毒ですけれども

ただ彼女も“救われてる”らしい

あの毒親から庇われてる訳ですから

貴恵、守屋さんと初遭遇

貴恵『(こんな若い子が!?)』

Exactly(そのとおりでございます)

内心で花火より轟音の貴恵

なるほど同年代くらいと思ってたか

そりゃそうですわ

むしろ六十代くらいでも不思議はない

貴恵『(圭介に好感を持ってくれたことに、ありがとうを言いたいレベルだわ!!)』

めっちゃ仲良くなりそうな高評価

しかし複雑

また良い子だからこそ、貴恵が「身を引くべき」と思うようになるのか………?

所作も奇麗だとまるで息子の恋人でも見るような評価付け

なお貴恵は所作壊滅的な模様

が、やはりタイミングが悪かった

守屋がうっかり転倒、支えようとした圭介も一緒に倒れ込んでしまいます

そこに遅れた娘・麻衣が到着

父さん最悪だよ……

家族の大切な場所で、若い娘にわいせつ行為を働く父を目撃してしまった麻衣さん

父さん最悪だよ!!

麻衣『こんばんは…、こちらこそ、父が……』

幸い、麻衣さんは爆発せず笑顔で帰宅

セーフ

麻衣さんには悪いですがホッとしました

守屋さん、うっかりコケかけたこと以外は全く悪くないんですから……

うんうんこれは圭介が悪いね

夫として、娘として妻として

ぎくしゃくしたまま帰宅も

貴恵『麻衣にちゃんと寄り添って欲しかった……

 あの子の寂しさを

 ちゃんと受け止めてあげて欲しかった……

自分が言えた義理ではないと前置きも

この十年のツケだと

第一話は圭介自身、この十年をお通夜みたいに生きてきた悲劇が強調

十年、心の傷から立ち直れなかった

父なら娘によりそうべきだった

それが親のあるべき姿だと

ましてや愛妻に言われては心が砕けそう……

貴恵、麻衣に話を聞くも

貴恵『社会的には独身よ?

だいぶパワーワード

父が再婚するなら、娘として認めてやるべきだと諭す貴恵

夫には父、娘には娘としての「べき」を諭した

そも貴恵は覚悟があったんですね

少し前に記憶が戻り、会いに行っても再婚しているのではと恐れた

それが当然なんだと

ところがお通夜状態だったので、見かねて声をかけてしまった訳で

夫と娘、両方に気遣うのが優しい

麻衣『私、この三人で家族になりたい!』

しかし麻衣さん、納得できず

麻衣自身、いい歳してと理解はしています

でもダメだ

なまじ「母が帰ってきた」特殊な状況がこじらせてしまったんですね

愛情は とめられねぇんだ

余談ですが

麻衣さん、母の体になっている少女の人生もちょっとは考えてあげて欲しい……

つい最近まで記憶があったタイプの転生

独立した人格・人生を持っている

つくづく麻衣さん限界か

形にして残す 圭介の選択

圭介『結婚届これは、俺たち家族がブレない為の証だ

『俺たちは社会的には他人だ……

『だからせめて、これにサインする事で、俺たちの中でこれを本当の家族の証にしよう!

略『形にしておくことが、大切だと思うんだ

『自分を、そして二人を信じる為に!!

圭介、麻衣に謝り「結婚届」を手描き

形にして残そうと約束へ

この先も、きっと家族の絆を疑ってしまう時が来るだろうと覚悟しての事だと

今回のケースを前例として活かすのね

三人は「新島家」として署名

今後もし他人が見ても、貴恵が描いた事に気付くものはフツーはいないはず

失敗を活かす奇麗な着地点でしたわ

思えば前振り?

今回、貴恵さんが書き取りする場面があったも

こうして「書く」前振りか

もっといえば、いずれ筆跡から気付かれるという示唆だったりするんでしょうか?

真実はいつも一つ!!

麻衣『謝らなくてもいいよ……』

『だって、お父さんもすごく辛かったんだからっ

かくて麻衣さんとも和解

彼女ならでは

圭介がどれほど苦しんできたか間近で見つめ続けてきたからこそ許せる

ホントいい娘さんを持ちましたね

貴恵の“身体”は考慮すべきと思いますが

圭介『寂しさを和らげるための再婚は、違うと思うんだ』

再婚しなかった理由

想いは変わっていないと改めて明言

変わらな過ぎてツッコミたくなるまでに一途な旦那さんですものね

他人を利用するような再婚はいけない

なら愛が芽生えたら…?

守屋さんの恋はどうなるのか

手製の婚約届

貴恵『(再婚しててもいいなんていったけど……、やっぱり私も好きだよ!)』

貴恵、笑顔で帰宅して

何度も身を引こうとするものの

やはり好きだと

どうしても、圭介や麻衣が貴恵を振り回しているようにも見えてしまうものの

やはり貴恵自身も好きなんだ

幾度も強調するんですね

とはいえ真っ暗な中、小学生独りで帰るのは見ててちょっと不安がありますが

下手に送ると、知り合いに見られた時に説明できないですもんね……

今回は圭介の親類っぽく振舞ったものの

事案必至なのが薄氷ですわ

次回、第3話

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