Summer Pockets 第22話 感想[死因]私が存在しない場所へ行こう ネタバレ

Summer Pockets 第22話「あの夏へ」感想

公式あらすじより引用

恋人として、『二人きり』の楽しい時間を過ごす羽依里としろはであったが――現像された写真や、チャーハン、見知らぬ紙飛行機などに触れ、なにか欠落したような思いに囚われてしまう。
そんな中、二人は何かに導かれるように夏祭り会場へ向かう。

夜空を彩る花火を見上げる羽依里としろは。そこで二人の手をぎゅっと握る、小さな手が……。
その瞬間、羽依里としろははすべてを思い出して――

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うみ編に幕、本懐の先にあった結末

Summer Pockets 22話 感想

うみ編終点が、うみ誕生日に放送とは出来すぎじゃないか!!

極論しろはの死は、うみが現れた結果だったか

正すには“しろはの能力発現"を止めるしかない

いよいよ全ての原点

ですが向かうのは羽依里じゃなくうみ

そもそも全て見てきたのも彼女、うみを軸にした物語でもあったんですね

父さんが残した熱い想い、じぃじの熱い拳

母さんがくれたあの眼差しって奴だ!!

総括回、目指すはバッドエンドの先

うみは本懐を果たし、一度は切ない大団円

全エピソード振り返る総括

しかしビターエンドのはずがバッドエンド

ならば変えられない悲劇を過程とし、先にあるハッピーエンドを求める旅だ!

まさに羽依里の言葉そのもの

向かうべき原点もまた「夏」なのか?

「母」しろはの死因

しろはは妊娠後、我が子=うみが無理して消える夏を"未来視"してしまった

うみが消えるのは、彼女の過去視の能力ゆえ

能力を消そうと必死に古文書漁り

無理して出産時に死亡

羽依里は島を離れ、ふさぎ込みがちに

娘・うみを孤独にしてしまった

寂しがったうみは、島を訪れて事故に遭い「過去に飛ぶ」事で物語がスタートしてしまう

本作はそんなループの産物だったんですね

正史はまた別の死因?

実はしろは、未来じゃなく過去視と判明

そしてループが起こる以前は、うみが消える「過去」自体が存在しなかった

なら最初のしろはは何が原因で死んだ?

それは謎のままらしい

過去視の能力で消えてしまううみ

うみは「現実から逃げて」過去に飛ぶ過去視

母に会いたい一心で過去へ

過去視でなく丸ごと過去に飛んだ

結果ループしてしまい、繰り返すことで「すり減って」消えてしまうのか

彼女なりに消えるも満足の結末

だって母、両親とすごせたから

あれはうみが、生まれて初めて味わう「両親揃った時間」だったんですね

母のぬくもりを一切知らなかったのか……

しろは本当の能力、固定される未来

しろはの能力も実は過去視だった

彼女が見るのは過去

彼女はうみ出産の直前、"うみと出会った過去"を強制的に思い出すようになった

たとえうみと出会ってないループでも思い出す

ループが起きた事を引き継いでいるから

しろはは未来視と「誤解」

だから我が子、うみの未来を変えようと無理

必ず無理して死ぬ運命に固定

って感じでしょうか

うみがいない夏

どうもうみ、徐々に七影蝶化していたらしい

うみは「夏」に現れなくなった

でもしろはは、ループ前の過去を見てしまう

それが来るべき未来だと誤解

それで無理して死んじゃう感じですかね

変えるには「過去視」自体を消すしかない

しろはは過去視でうみを見て、無理して死ぬ

変えるため過去視を持たないようしたい

過去が見なければ無理もしない

またしろはが持たねば、うみも引き継がず「過去に飛んで消える」こともなくなる?

本当にそうなんでしょうか?

とまれやってみなけりゃ始まらないのね

うみ、しろはの原点へ

うみは、しろはの過去視発現阻止に過去へ

しろはが幼い頃が焦点か

うみの想定では過去視は「不幸なとき、幸せだった過去に逃げたい」って気持ちの産物らしい

しろはの幸せが全てを左右するんでしょうか

問題はトキノウミビト

肝は、以前しろはに憑依した時の海人

おのれうみんちゅ!

いよいよクライマックスですね!

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冒頭 ふたりきりの夏休み

しろは『どうしてお泊りしたんだろう……?

羽依里『俺も、覚えてないけど……

 ……シてない、と、思う

……なにも!!!な゛かった!!!!

羽依里達に忘れられてしまったうみ

おそらく、徐々に七影蝶化していた

記憶が肉体から七影蝶へ徐々に移り、幼児退行のように見えていたんでしょうか?

また彼女は、元々この時代にはいなかった

彼女がいない本来の形となったと?

三人で撮った写真たち

羽依里『約束……

しろは『え?

羽依里『今日の花火大会、一緒に見に行くって約束したよな?

しろは『うん……、覚えてる

羽依里達、気付けば二人でお泊りしていて困惑

笑えるけど!! 笑えねェ!!

やがて蒼が届けた写真もうみが欠落

奇麗に不自然

やがて日常を過ごす中、二人は謎の喪失感に襲われ涙を流すのでした

飛行機の名前など些細な記憶すらそのまま

なのに一番大事な記憶が足りない

コメディな空気と落差が激しい

皆で作った絵本はそのまま

羽依里『なんでこんなところに?

写真からうみは消えましたが、絵本はそのまま

この絵本は「結末」を羽依里が改変

うみが考えた結末を、羽依里がハッピーエンドへと変えたらしい

この改変、父の想いがヒントとなるのか?

29日 約束の花火大会

羽依里『夏が、終わっていくんだな……

花火大会、屋台にかじりつく天善達はともかく

羽依里はしろはとっておきので見物

この夏の景色を振り返り

しろはと出会ったプール、たまり場の駄菓子屋、ラジオ体操の鳴瀬神社、家族で過ごした居間

いよいよ夏の、夏休みの終わりなんですね

放送日とほぼ重なるのも素敵だ……

羽依里『……約束、守れなかった・・・・・・な……』

『ごめんな……

前回、うみと交わした約束を口にした羽依里

再び二人はうみを認識

本当、認識前後の感情の差が辛い

忘れた事を忘れてしまう

忘れ、楽しく過ごせてしまう事もまた悲しい

余談、多分うみは元通りになった

記憶が抜けて幼児退行していたうみ

ですが完全に七影蝶に移行し、本来の知識・人格を取り戻せたようです

その方が悲しい面もあるかもしれませんが

母として、共にいたいと涙するしろは

しろは『もう、どこにも行かないよね!? お母さんたちと一緒にいて……!!

うみ『お母さん、泣かないで

しろは『ずっとずっと、そばに居て欲しいの!

 私、もっと良いお母さんになるから…

『また一緒に、おりがみをしよう?

『お歌も一緒に歌おう? かくれんぼしよう!

 お母さん、うみちゃんがどこにいても絶対見つけるから!

絶対見つける、後に意図せぬ形で叶う事に

うみと一緒に生きたい

後から思えば想像以上に切実

羽依里たちは知りませんが、親子で過ごす時間自体が「初めて」だったのかもしれません

しろははうみと生きられなかった

夭折どころでなかったのか

うみの本懐

うみ『すごく楽しい夏休みだった! 本当に本当に、最高の夏休みだった!

『お母さんといられて、嬉しかった!

『お父さん、ありがとう! とても楽しい夏だった!

羽依里『そうか……、楽しかったか……!!

 でもこれから、もっと楽しくなる!

羽依里もまた続けようとうみに訴えました

うみの願いを叶え続けようと

思えばこれらも、うみが生まれて初めて味わう「父の優しさ」そのものかもしれません

未来の羽依里はいっぱいいっぱいだから

このからっぽが大きすぎるのだ……

うみ『もう良いの』

『やりたいこと、全部叶ったから

『この夏休み、本当に楽しかった……、お父さんと、お母さんと、一緒にすごせて……

 でもごめんなさい!

『私のせいでお父さんもお母さんも悲しい思いをさせてしまって!

『私だけ幸せな気持ちになっちゃった!!

『毎日嬉しくて、本当に嬉しくて

 私ばっかりがこんなに幸せで……

 初めて! 夏が終わって欲しくないって思ったの!!

サマポケ 第22話 感想

本来、この夏にうみはいないはずだった

本当なら悲しませなくて済んだ

両親に想われ心底嬉しい

同時に申し訳なくて仕方ないんですね

二人譲りの優しさ

二人譲りの「ぼっち」でした

生まれてから一番楽しかった夏

うみ『……でもちょっとだけ……、ばいばい

改めてうみが加わった写真が背景へ

やがてうみ、再会を期し消滅

出会いは“なかった事"に戻った

ですが良くも悪くも言い知れぬ涙、悲しみを残してしまうのが悲しい

悲しかった理由すら忘れた悲しみが切ない

うみ、旅の終わり

うみ『長い旅をしてきた、決して叶わないと思っていた思い出を作ることが出来た

 私にとって大切な宝物になった

『何度も繰り返してきた、夏休みは……

『小さな冒険から始まり、大きな絆を繋ぐ夏があった

『限られた時間を眩しい思い出に変える夏があった

『大切な人との想い出を、育み導く夏があった

『諦めない事で、広がる可能性を知った夏があった

『そして、お母さんと過ごす最後の夏休み、全てが楽しかった……

 嬉しかった……

 愛しかった……

 でももし、もし許されるのなら……

『このままずっとお母さんと一緒にいたい

七影蝶となったうみ、旅を総括

鴎編・紬編・蒼編・しろは編・うみ編

両親と過ごす夏、本懐を叶えた

もう消えていいと思ったのでしょうね

絵本に従うなら、うみ出現が各ループをハッピーエンドへと変えた原因

どれも最後「幸福」で終わっていました

やりきったかい……?

固定された未来、"母"しろはの死因

小鳩『あのしろはが……、しろはがぁ……!!

やがて翌年の夏、羽依里は再び来島

春の訪れと共に結婚

島四天王・玄武の小鳩がゴネたせいとか

かすがいだったひ孫もいないし!!

ただやはり、鴎や紬に静久・藍たちが見えないのがちょっと引っかかってしまいます

蒼が元気だし皆も幸福ならいいですね……

しろは母の遺影を掲げる鏡子

鏡子『ほら……、見えるヒトミ? しろはちゃん、お嫁さんだよ

あの七影蝶、しろはの母ちゃんかい!!

OP変更の18話冒頭、鏡子と語らってた七影蝶

あのヒトミがしろはの母

その鏡子さん自身、半ば七影蝶らしい

本当何者なのか

そしてモブの和装少女(今回不在)は何なのか

しろはの死因、"未来視"発現

しろは『ああ…、そういう事なんだ?

 だから、私に会いに来てくれたんだね……

 あの夏

『うみちゃん

略・うみ『古い書物を毎日読みふける様になった

『私の、過去に戻る力が発現しない方法を探しているみたいだった……

妊娠中に無理し、倒れるしろは

『……おかあさん!?

しろは『こんな……、こんな力が無ければ

 未来は変わるかもしれないのに

『うみちゃんを普通の女の子でいさせてあげられたのに……!!

やがてしろはは「これから生まれる娘うみが、あの夏で消える」光景を見てしまったらしい

羽未の漢字を知らないしろはは「うみ」を提案

以来、独り未来を変えようと奮戦

妊娠中必死に古文書を調査

あの「悲しい時の手紙」も書いた

やがて無理がたたり、うみ出産と共に死亡

これが"始まり"となってしまったのか

しろは死亡、うみは過去へ

うみ『お母さんが未来視の力を得ることが無ければ……

略『……お母さんは、私の為に……

『ただただ私の為だけを想って……

 こんな悲しみに包まれた光景、見たくない!!

 逃げたい!!・・・・・

うみは、しろはが未来視能力と誤解し過去転移

またループを再スタート

結果まったく想定外の展開を見る事に

きっと逃げ癖、羽依里譲りなのでしょうね

しろはも同じっちゃ同じですが

固定された未来

うみ『この夏にもう私はいない

 だったらお父さんとお母さんは仲良くなることはなくて

 未来は変わる……

以降のループ、島にうみがいません

うみは両親が付き合わず、結果しろはも死なないと楽観視していました

しかし自分不在でも二人は交際

うみ妊娠まで同じルート

ただまあ当たり前っちゃ当たり前か

うみ『……どうして!?』

『私はいないはずなのに!? 未来は変わるんじゃないの!?

そもそもうみが介入する以前、二人が付き合ったからうみが生まれているわけで

うみがいなくても二人は彼女を産む

うみは二人が付き合う証拠

想定が甘かったぜ!!

しろは、未来視の"正体"

しろは『……うみちゃん

うみ『どうして!? 私と出会ってない夏休みだったはずなのに!?

 お母さんは私を知っている……?

『……ああ、そうなんだ

『お母さんは未来を見てるんじゃない

 私と同じで「未来から心だけ戻ってきてた」んだ

妊娠したしろはは、うみが消える未来を幻視

うみ、母も同じ過去視だと確信へ

未来視ならありえないはずだと

このループの夏、うみはいなかった

だからこの後生まれるうみは、過去の夏に転移していないはずだと

なのにしろはは「うみが消える」様を目撃

しろはが見たのはもっと古い夏の記憶

過去視の能力なのだろうと推測へ

或いはうみの誤解なのか?

仮にしろはが未来視なら「自分の娘が過去に飛び、消える未来」が見えたはずです

そうして「うみ」を知る事になる

話のつじつまは合う

そもそも過去視なら、うみが最初に飛ぶ以前のしろはの死因が謎のままになる

最初の時はしろはが見る「過去」が存在しない

なら無理して死ぬ事はない

でも実際、死んでいたからループが始まった訳で

全ての原因を変える最後の旅

うみ『もう定められてしまった道を

 お母さんは繰り返している…

略『そうだ、過去に戻る力を持たないようにできれば……?

『私には解かる

 この力がどうして発現してしまうのか

『どうしようもない悲しさから逃げること、辛い未来よりも過去に縋りたかったから

『なら、お母さんにもそういう時があったはず

『悲しくてつらくて、逃げ出したい時が

Summer Pockets 22話 感想

『ごめんねお父さん、もう私は追いかけない

『私は、私が行かなきゃいけない場所に向かうから

 それはきっと、あまりに遠くて……

 帰る事の出来ない旅に……

『私が存在しない場所へ、行こう

うみ、しろはが過去視を得る前を目指し転移

過去視をなかった事にしたい

そうすれば母になったしろはが過去を見て悩み、無茶すること自体がなくなるはずだと

過去は消せない

でも過去を見れなくすればいい

それだけでハッピーエンドとなるのか

無論どうなるかは分からないものの

やるべきことが解かったならやり遂げる!

まるで羽依里みたいでしたわ

主役は羽依里から羽未

主役交代エピソードじゃったか!!

しろは、"最初の死因"は謎?

しろはは未来でなく、過去を見る能力だった

であれば「うみが消える過去」自体がない、最初の歴史の死因は何だったのか

いずれにせよ本来の歴史でも夭折

結果として物語が始まった

うみは母、ひいては父を助けたいんですね

両親を救う旅も「あの夏」なのか?

次回、第23話

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Summer Pockets 第21話 感想[絵本の蝶]波間の足跡のように ネタバレ

Summer Pockets 感想 2025年4月

Summer Pockets 第1話「鳥白島へようこそ」
Summer Pockets 第2話「夏休みの過ごし方」
Summer Pockets 第3話「海賊船と少女」
Summer Pockets 第4話「ひと夏の宝物」
Summer Pockets 第5話「ひげ猫団の冒険」
Summer Pockets 第6話「七つの海を越えて」
Summer Pockets 第7話「灯台と歌と少女」
Summer Pockets 第8話「やりたいこと探し」
Summer Pockets 第9話「紬とツムギ」
Summer Pockets 第10話「一生分の夏休み」
Summer Pockets 第11話「夏の蝶と夜の少女」
Summer Pockets 第12話「空門の巫女」
Summer Pockets 第13話「比翼の蝶たち」
Summer Pockets 第14話「夜明けの記憶」
Summer Pockets 第15話「夏休みを忘れた少女」
Summer Pockets 第16話「デートじゃないし」
Summer Pockets 第17話「夏鳥の儀」
Summer Pockets 第18話「夏休みをもう一度」
Summer Pockets 第19話「まほうのえにっき」
Summer Pockets 第20話「結婚」
Summer Pockets 第21話「波間の足跡」
Summer Pockets 第22話「あの夏へ」

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