機動絶記ガンダムSEQUEL 1巻 感想[ガンダムミナーヴァ]背信の物語 ネタバレ

2023年12月30日

機動絶記ガンダム シークエル 第1巻 感想

脚本:井上敏樹氏、漫画:千明太郎氏

公式配信はこちら

公式あらすじより引用

井上敏樹が紡ぐ、失われた“神(ガンダム)"を巡る背信の物語――。

人類の半数以上が命を落とした、とある「大戦」から700年――。
その際に地球を守り抜いたガンダムはもはや人類にとって不要なものとなっていた。
そんな平和な世の中に「血まみれのカオリス」と呼ばれる、ひとりの女がいた。

井上敏樹が紡ぐ、“絶記"という名の新しい「ガンダム」――。

大戦から700年。平和な地球はガンダムを放棄、戦乱のコロニーはガンダムを神と崇めていた

特撮脚本家によるダークヒーローなガンダム!!

奇しくも魔女、女主人公な点が水星とも丸被り

本作は「進化した人類」を、特撮ばりの超人に描く対人バトル中心なのが独特

徐々に明かされていく世界観
毎回、何かしら起こる「背信(裏切り」等

毎回ヒキの強い展開が面白い!!

反面、MS戦が全くないのはやはり残念

少ないならともかくほぼ皆無

主役機は女神ミネルヴァの名

モチーフは不死鳥。火あぶりになる魔女、溶鉱炉に落とされるガンダムといい

フェニックスのモチーフがぴったり!!

反面、フェニックスを思わせる色といい

光の翼を思わせる光といい

イメージがハイネ専用デスティニーガンダムと被ってしまうのが少々もったいない

にしてもインパクトある冒頭!!

第1話「血まみれのカオリス」

ガンダムSEQUEL 1話 感想 クウガとドンブラザーズの井上敏樹氏脚本[ネタバレ]

ガンダムが地球の守護神と謳われた大戦から700年

地球では全ガンダムが溶鉱炉処分

20年後、コロニー国家ガンド・ラドでは「血まみれのカオリス」が大暴れしていた

衝撃のガンダム溶鉱炉処分から開幕

おまけに世界観は中世風だし主人公は不死!!

また地球とガンド・ラドは異なる場所

その前提が解った今、印象も変わります

ガンド・ラドではガンダムとは神

神なので一般には崇められるも、カオリスは神が必ず裏切ると考えている

単に母の件で恨んでいるのか?

何が原因なのか気になる所

第2話「絶望の記憶」感想

ガンダムSEQUEL 2話 感想 ガンダムミナーヴァ“女神”と不死性[ネタバレ]

カオリスは驚異的な再生力を持つ「ネオス」と呼ばれる者の一人

彼女はガンダムミナーヴァで生まれた

カオリスは人も神も信じない

全てを滅ぼしたいと願っていた

コキュートスに秘められし神々

ガンド・ラドの「コキュートス」には複数のガンダムが存在

公に「失われたガンダム」となっているらしい

また、ミナーヴァはミネルバの別名
戦争などを司る女神

カオリスが生まれた時、母は操縦席で焼死体

母はコクピットで灰となって死んだ

搭乗に不適切なら、焼き殺すシステムなのでしょうか?

彼女の父はガンダム乗りの血統

であれば母は夫を騙し、ガンダムを奪おうとして死んでしまったんですかね?

予告イラストでは良い人そうですが

再生限界を越えれば死に至るといっても
ほぼ不死身

こんな体質なら人間不信になるような出来事にも山ほどあってそう

積み重ねが人間不信にしたのか

決定的な何かがあったか?

第3話「コキュートス」

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700年前、地球側は新人類「NT」とガンダムで大戦に勝利した

しかし戦後NTをコキュートスコロニーに幽閉

住民もろとも毒ガスで抹殺

やがてコキュートスは宇宙に消えましたが、2年前に「後3年半で戻ってくる」と確認

地球は奇妙な人選の調査隊を派遣へ

大戦期の回想が描かれる回

見た目が完全に初代ガンダムオマージュ

本巻で唯一MS戦が描かれた回!!

また地球とガンド・ラドは別、後者はコキュートスコロニー内の都市国家だと判明

NT達は何故ガンダムがあるのに幽閉された?

実は自分達の意志で逃げたとか?

700年前の大虐殺

大虐殺はコロニーの歴史にも刻まれてるらしい

ですがコロニー内は、毒ガス虐殺後とは思えないほど清浄。毒は本当に使われた?

コロニーは、実は当時"逃がされた"のか?

裏切った地球へ復讐に帰ったのか?

第4話「コロニーの世界」

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地球の調査隊とカオリスが遭遇

カオリスはコロニーだと認識しているも、地球からの来訪者だと気付くはずもなく

またカオリス同様の「ネオス」デュラン
趣味の"嘘つき殺し"を敢行

彼女らネオスは「失われしガンダムの騎手」と呼ばれていた

ネオスはニュータイプの進化形

本作のNTは、人類進化への第一歩と呼称

その信者達は、現人類は進化の途上だと推測

NTの進化形ネオス、カオリス達こそ「人類の成体」なのか?

彼らは700年前の虐殺後
連綿と進化を続けてきた「異能の血統」

本作のNTは遺伝子で決定される?

人造人間とか出そうですね

第5話「πのデュラン」

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元暗殺者デュラン暗殺を依頼されたカオリス

ですがデュランこそ実父だという

彼はいつ頃からか記憶障害を患い、すぐに記憶がリセットされてしまうらしい

彼はマリーヌという少女と楽しく生活中

やがて父娘対面となるも…?

母は死に! 父は記憶障害だ!!

通称がπとは変わってますが、νやΞ同様「宇宙世紀AE社ガンダム」と同じギリシャ数字

同様にガンダムに関わる通称なのか?

またこの回、初めて「裏切り」事件なし!!

定番なら「マリーヌが裏切ってました!」の流れですが、デュランは嘘をかぎ分ける事が可能

今回どこかに裏切り要素があったのかね?

あとがき

作画担当の千明太郎氏によるあとがき

元々ラブコメ連載中なのに、ガンダム&井上氏脚本とか当人が一番ビックリ!!

機体デザインも任されたとの事

という事はバンダイと編集部はキット化まで考えてなさそう?

謙遜されてますが人物作画は十分
後はMS戦作画ですね

次巻は2023年春とのこと

機動絶記ガンダムSEQUEL 感想 2022年7月

機動絶記ガンダムSEQUEL 第1巻

機動絶記ガンダムSEQUEL 第1話「血まみれのカオリス」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第2話「絶望の記憶」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第3話「コキュートス」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第4話「コロニーの世界」
機動絶記ガンダムSEQUEL 第5話「π(パイ)のデュラン」

※ここまで1巻収録

機動絶記ガンダムSEQUEL 第6話「神の間」