薬屋のひとりごと 2期 第34話 感想[12人で13の話]狙われたのは侍女か子翠か猫猫か ネタバレ
薬屋のひとりごと 第2期 第34話「怪談」感想
公式あらすじより引用
翡翠宮へ3人の新たな侍女がやってきた。仕事を終えるとそそくさといなくなり、嬉々として物置を住処にしている猫猫を見て、困惑を隠せない新たな侍女たち。見かねた桜花は何とか間を取り持とうと、あれこれ画策するが、猫猫はその気遣いをふいにしてしまう。猫猫が反省、謝罪をしていると、そこにはにやりと笑う桜花が。猫猫は強引にとある約束を取り付けられてしまう。その夜約束を果たすため、桜花とともに後宮の古びた棟へと向かう猫猫。妙齢の美しい女官に迎え入れられた棟の中で、集まった女官たちによる怪談話が始まる…。
ABEMA ANIMEにて毎週金曜23時30分、同作品個別配信ページはこちら
翡翠宮に新侍女、先帝が歪めた人生
幽霊を装い、子翠を狙った暗殺未遂?
猫猫は当日急遽参加
なので猫猫はターゲットではないはず
十二人で一話ずつ怪談、最後に全員変死して十三番目の怪談になるはずだった…?
果たしてあの女官、幽霊か人間か
いずれにせよ先帝のお手付きとなった元少女
あの「診療所」の老婆の一人?
帝のお手付きは後宮を出られない
先帝は幼女限定ゆえ長続きせず、多数「お手付き」が出てしまったのか
彼自身、悲劇だったのは確かも
通常以上の悲劇を遺しているんですね…
教訓は「教訓が忘れられる」こと?
自生するキノコなど、何が毒が見分けられなくなって死んでしまった逸話が
教訓、知識は継承が大事という事
何かの前振りっぽいですな
忘れられた「知識」とは?
猫猫『(話し方がうまいなあ……)』
子翠の怪談は耳なし芳一的なもの
どうも「クモが、捕えた虫と恋仲になった」エピソードだったらしい
クモは愛する虫を食いたくない
代わりに坊主を喰おうと提案
しかし夫は、自分が食われるべきだと主張
坊主も「姿を消した」為、妻は空腹に耐えられずに夫を食べてしまったのか
身分違い、夫を犠牲にしたエピソードか
子翠の横顔
猫猫、子翠の横顔に見覚えがあると独白
楼蘭妃の事でしょうか
瞳といい彼女「たち」が化けているらしい
化けるといえば彼女の怪談
あれも何かの前振りなのかね
子翠を狙った暗殺事件?
昔、先帝の子供らしい赤子が後宮の外へ
今回の女官は先帝に恨みが
怪談の犯人は侍女を殺そうとしていた
子翠が先帝絡みと気付いて、殺そうとしたという筋だったんでしょうか?
失敗し、幽霊のせいだという話にしたと?
犯人は“診療所”の人なんですかね?
あれは先帝のお手付きになった人たちの館?
皇帝に抱かれ、後宮から出られなくなった「元幼女」がたくさん残っている
診療所は皇太后により作られた
診療所は年かさの女官ばかり
話を総合すると、どうも先帝被害者の会が「診療所」の正体であるらしい
その一人が幽霊のフリしてやったのかね?
冒頭 白羽・黒羽・赤羽
?羽『私は黒羽じゃないわ……』
猫猫『え? じゃあ赤羽さま……?』
もしや関羽さま……?
人手不足解消と、楼蘭妃が大量に侍女を雇入れている事への対抗策
翡翠宮・玉葉に新たな侍女が加入
ガンダム、ガンキャノン、ガンタンク
白羽、黒羽、赤羽
あまりにそっくりなので、以降は名前に対応した髪ヒモで区別をつける所存であるとの事
玉葉が信頼する同郷人・西都出身者か
猫猫ますます浮きますな
楼蘭妃への前振りなのかね?
入れ替わっても気付けない
楼蘭妃も複数いるみたいですし
猫猫『(……いい上司たちだなっ)』
玉葉様の鶴の一声で倉庫暮らしは正式認可
先日、紅娘の皮肉を渡りに船として倉庫に移り住んだ猫猫
もはや完全に猫猫専用倉庫に
結局寝る時だけ部屋に戻るとの事
結果、猫猫は新参三姉妹にますますうさんくさがられる事になりました
裏切りを疑われるのかね?
うさんくささにかけては後宮随一な猫猫
でも都じゃあ二番目だ
桜花たちに後ろめたい猫猫
桜花『本当に? 私に悪いと思ってる?』
猫猫『ええ、それはもちろん……』
桜花『だよねえ♪』
桜花『じゃあ早速今夜、付き合って貰うわよ~♪』
猫猫『え゛』
もっとも猫猫も、周りに余計な心配をかけている自覚もあるわけで
その気遣いを桜花に利用される事に
ちゃっかりチェリー・ブロッサム!!
何故か異様に凝った作画
こんな感じで「皆、裏で色々考えてるんだよ」ってなエピソードでもあるんですな
桜花だってただ親切なだけじゃあない!!
侍女たちの怪談
猫猫『(やられた……ッ!!)』
後ろめたさにつけこまれ、侍女や女官による怪談大会に巻き込まれる猫猫
いわゆる百物語を十二話で行うもの
桜花は怖いのが苦手で好き
一緒に行ってくれる子を探してたのね
妙齢の女官『行燈は消して、これを代わりに……』
怪談はろうそくの明かりだけで開催
怪談として、でも正体を隠すのが本当の狙い?
主催する女官は妙齢
というかいい歳
明らかに先帝絡み、先の「選択の廟」といい後宮北がやたら絡みますな
まだまだ何か隠されてるのか
というか先帝絡みが集中してるのか
子翠も北を頻繁に訪れる
虫取りってのはただの口実なんですかね?
CVは久川綾さん
メインヒロイン級
後での再登場に備えて?
実話ベースの怪談
侍女『身投げを繰り返す侍女の姿が……』
略『お前かぁぁぁ!!』
おそらくCV森千晃さん、すげえいい声だった!!
初手は第一期三話など同様、北の堀に身投げしたものがいるという話……
って変顔すげえな!?
猫猫は退屈
花街でガチな不幸話を散々聞いてる為か
つい眠くなる猫猫
後から思えば退屈だから、深夜だからというのがミスリードだったんですな
前振りがよく利いてますわ
猫猫『(なにせ後宮内は娯楽が少ない……)』
重要なのは、実話が怪談になった事
視聴者はそれが理解できる
そしておそらく以降の話も、実話が怪談になったものだよと示唆するものか
子翠の話も示唆的でしたね
とある村の禁忌
侍女『今も森は禁忌の地と恐れられ
破ったものの家には鬼が現れ…
魂を喰われるという……』
続いてとある村、禁忌の森に入って村八分となり飢えて死ぬ話
猫猫はその真相を察します
またこの話は“同調圧力が強い”怖さも描写
これたも他人事じゃないですな
村の禁忌、その正体
猫猫『ツキヨダケ、というヒラタケに似たキノコがあります』
『とても美味しそうですが、毒があって、暗くなると光る特徴があるんです』
『暗くなって夜道を歩くところを村人が見たら
人魂に見えたかもしれません』
また猫猫、事件後に子翠にせがまれ自分が推理した真相を語ります
森が禁忌なのは毒キノコが自生してる為
特にツキヨダケ
その発光が鬼と魂の怪談になったのだろうと
また禁忌にした事で、知識の伝承が途絶え中毒死を招いた
危険を遠ざける禁忌は確かに有効
しかし将来的な危険を招く
あらゆることに言えそうですね
侍女『“ねえ、いいこと教えてあげる”……、そこまで言って母親は死んだ』
『その死に顔は不気味に笑っていたの』
最期に美味しかった、食べてみろと勧めた
猫猫はそれは本心でなく
キノコが毒だと悟り、村八分にした村人たちにも食わせて復讐する為だったと推測
でも思うに、毒とわかるものでしょうか?
復讐でなく善意だった気も
子翠の怪談
怪談の妻『あんたどうするの!?』
怪談の夫『どうもしない……』
子翠の怪談は日本のもの
どうもスズムシに続き、日本に詳しい事が示唆されてるみたいですね
単に読者向けの趣向か
或いは身近にそういう人間がいるのか
妻『あたしは独りになりたくないんだ!!』
夫『じゃあどうするつもりだ!!』
旅の僧はお礼のつもりでお経を
しかしやがて夫婦が言い合いをはじめ、妻の方が怪物の本性をあらわに乗り込んできた
幸い僧はお経のおかげで気付かれず
やがて咀嚼音
夜明けになると二人は消えていた
残っていたのは虫の羽根
クモの怪物か
妻『もう耐えられない……!!』
芳一同様、お坊さんはお経のおかげで怪物からは見えなくなり助かった
サンキューブッダ!!
そしてクモは夫を喰ってしまったか
出産前なのか? 栄養が必要だったらしい
ですが夫は羽虫の化身
夫はクモじゃなかった
なんだか変わった逸話ですな
子翠『若い夫婦の姿はなく、そこには虫の羽根が落ちていた……』
どうも夫妻、妻=クモにエサが必要だった
妻は坊さんを喰おうと提案
しかしどうも夫が拒否
幸い坊さんも見えなくなった
おそらく夫は、自分が食われた方がいいと思っていたんでしょうか
たぶん子翠の現状に絡む逸話
誰かが自己犠牲をしたんかね……?
本来、ただの損得勘定で付き合った相手を愛してしまった的なエピソード?
しかし状況には逆らず悲劇に終わった的な
先帝の子を産んだ女と医官の話?
子翠の生い立ちと関わるのかね
子翠の横顔
猫猫『(まるで別人みたいだ、……ン?
この横顔……
なんか見覚えがあるような……)』
際し猫猫、横顔に見覚えあると直感
おそらく楼蘭妃
そのひとりなのだろう、と無自覚に気付いた?
普段は明るくおちゃらけている
今回は物静かだったからか
薄暗く、瞳が強調されたからかね
大本命、猫猫の怪談
紅娘『……それだけ?』
墓場でヒトダマがうろつくという話
しかしただの墓荒らしだったと、オチでぶっちゃけてしまい怒られてしまいます
現実に引き戻してどうする!!!
でも前振りなのかね
最初の話といい、実話が怪談になったと示唆
他の話も元は実話だよってこと?
桜花『もういい!!』
猫猫は、墓荒らしが薬作りのために死人の肝を盗んでいたと滔々と解説
怪談より実話の方が怖い
それが人の欲望だと
そういう示唆なんですかね
実際、壬氏たち「皇帝の息子」を狙った暗殺・流産狙いの騒動が一話から継続中
この一話以来の流れにも決着が?
桜花『ええっと……?』
グッダグダで幕
何を語ったかすらロクに描写せず
誘って何やってんだよチェリー・ブロッサム!!
彼女、不器用ですから……
主催者、年かさの女官の怪談
女官『(後宮の拡大は)先帝の趣向に合う娘を揃える為でした……』
後宮拡大は、色んな女を集めた為
当初は先帝の好みが解らなかったからか
だから色々取り揃える為に拡大したと
当初ロリコンと知られておらず、おかげで現皇太后がのし上がる要因となりました
女官の話は前回、皇太后が言ってた話
先帝の後宮は幼女ばかりが抱かれた
皇帝に抱かれた人間は、後宮から出る事が出来なくなるルールがある
結果、大量の「元少女」が留め置かれたと
通常と状況が異なるのね
女官『年端もいかぬ少女を選んではその花を散らし……』
『手折られた少女は外に出る事を許されぬまま
時を過ごしました……』
皇帝が女を抱くのは“普通”の事
ですがどうもとっかえひっかえせざるえず、大量の女が留め置きになったらしい
何せ女性恐怖症で幼女しか抱けない
幼女はすぐ成長し、対象外となる
普通と違い長続きできない
通常より多い「出られない女」を遺したのか?
そりゃ恨まれるでしょうな……
女官『“次はお前たちの番だ”!!』
彼女は呪いの言葉を残して死んだ
前回皇太后が言ってた子か
その話が本当なら、医官が「皇帝の子疑惑の赤子」を外に連れていく羽目になった
先帝の子が外部にいる
それが壬氏暗殺未遂などの黒幕絡み?
楼蘭妃と関わってる………?
十三番目の怪談
猫猫『体に害をなす空気が、部屋に充満しているんです!!』
弾かれたように気付き、窓を開ける猫猫
怪談、一酸化炭素中毒で殺すのが狙いか!!
眠くなったのは退屈だけじゃない
中毒の前兆だったのか
怪談を聞いた少女たちを死なせ、十三番目の怪談を作るつもりだったというオチ
怪談という体裁で、誰かを殺そうとしてた?
その女官は煙のように消え失せてました
幽霊だったというオチ
しかし科学的な本作でそんなオチが?
ガチで殺そうとしてたらしい
先帝のせいで非業の死を遂げた幽霊が、道連れを求めて殺人怪談をやったというオチ
ただこれ、子翠狙いだったんでしょうか?
猫猫は巻き込まれた部外者
狙われた可能性は低いハズ
対し参加者で狙われそうなのといえば子翠
桜花『タネが解れば大したことないじゃない、きっと他の話もそういうウラがあるんだわ!』
昔、先帝の子供らしい赤子が後宮の外へ
今回の女官は先帝に恨みがある
子翠が先帝絡みと気付いて、殺そうとしたという筋だったんでしょうか?
事件は幽霊のせいとなりお蔵入り
しかしどうも人間の仕業か
やはり生きた人間と紅娘様が一番怖い……?
怪談主催者、“幽霊”の正体
紅娘『実は先帝のお手付きになった方で、あの集まりが唯一の楽しみだったそうなのよ~』
『亡くなった翌年から集まりが亡くなるのも
いかがなものかと思っていたから……』
『続けてくれる人がいて良かったわ♪』
最初は主催者がどっかにいったと解散
しかし紅娘の話で、主催者=先帝のお手付き女性は既に死んでいると明らかに
果たして本当に死者か
それとも失敗して逃げただけなのか?
本作の趣向からすると生きた人間かね
猫猫の怪談とも相通じますし
猫猫『己の身の上だったのか、それとも事情を知る誰かのいたずらか……』
女官が若かったころの姿を描写
なんと儚く美しい……
前回、先帝も気の毒な人と描写
しかし遺した悲劇が多すぎた
もっとも先帝も、皇帝の血を残す「義務」に苛まれていたのは想像できるのもまた辛い
産めよ増やせよ地に満ちよですもんね…
ひとまず幽霊、もしくはイタズラだろうというオチ
おかげでじゅうぶ肝が冷えた
しかしビビった桜花に抱きつかれて暑い夜になってしまったというオチ
今夜は暑い夜だったぜ!!
まるでそこにいない誰かと、酒を一緒に呑んでいるような描写
彼が実母と知らない阿多妃?
それか単に、宦官のフリをする為の薬を飲んでいる描写だったのかね
彼も「先帝の子」と自認してますから
呪われた子という自認?
実際は愛されてるし複雑ですけれど……
ロマンス回の時間だ!!
ガンダムUCや閃光のハサウェイには「人間狩り」という連邦部隊が出て来るぞ!!(豆知識)
宇宙世紀では地球に住みたがる人が多い
コロニーは空気すら税金がかかりますし
そうした不法移民の摘発者たちは「人間狩り(マンハンター)」なんて呼ばれたそうな
まったく関係ないですけれども
薬屋のひとりごと 第2期 感想
薬屋のひとりごと 第25話「猫猫と毛毛」
薬屋のひとりごと 第26話「隊商」
薬屋のひとりごと 第27話「冬人夏草」
薬屋のひとりごと 第28話「鏡」
薬屋のひとりごと 第29話「月精」
薬屋のひとりごと 第30話「みたび、水晶宮へ」
薬屋のひとりごと 第31話「選択の廟」
薬屋のひとりごと 第32話「皇太后」
薬屋のひとりごと 第33話「先帝」
薬屋のひとりごと 第34話「怪談」
ディスカッション
コメント一覧
僧侶と夫婦の話、妻がナタを持って僧侶の部屋に来たとき、僧侶が妻の足元を見たシーンで
妻の影が虫(足から繋がる影は虫の後脚の形)になっていましたね
足の間、虫で言う腹のあたりに3本トゲの様な影もあり、コオロギなど鳴虫のようでした
鈴の音かと思ったら人の話声だったという表現からも、夫婦の正体はスズムシやコオロギだったのではないでしょうか?
最後に残された羽もスズムシのものに似ていたように思えますし、スズムシは共食いすることもあります
語り手の子翠がスズムシに詳しいので、題材に選んでも不思議ではないかも‥‥