薬屋のひとりごと 2期 第27話 感想[異臭の正体]魔窟・後宮 冬虫夏草じゃあるまいし!! ネタバレ
薬屋のひとりごと 第2期 第27話「冬人夏草」感想
公式あらすじより引用
年季が明け、結婚を間近に控えた女官が行方不明になった。久しく聞かなかった類の話に、猫猫は後宮が様々な思惑が入り乱れる“女の園”であったことを再認識する。そんな折、壬氏から後宮に生えている毒茸の調査を命じられる。含みのあるような言動を見せる壬氏にひっかかりを覚えるも、猫猫は毒茸調査に胸を躍らせる。1日目の捜索が終わり、翡翠宮に戻ると、中級妃のひとりが亡くなったと聞かされて…。
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2期3話、中級妃毒殺。疑惑の翡翠宮?
中級妃暗殺事件で一話完結、今後への布石回?
いわゆるカエンタケか
人は死に猫猫のキノコは取り上げられた、報われないエピソードだったね……
キーワードはそっくりさんの替玉?
そして翡翠宮への疑いでしょうか
そっくりなことは子翠や、オープニングでの梨花妃と侍女頭・杏を連想させますし
また翡翠宮への疑いは未解決な気が
とまれ嘘の辻褄合わせの殺人事件
改めて後宮はむごい
猫猫の腕の実験跡も好きでやってるけど惨い
前回記事の訂正、妙な悪意を見せた杏
あの人一話で出てたのね
第一話で梨花妃と息子が病に苦しんだ時、その理由に気付いた猫猫が忠告
あれを握りつぶしてたのが杏か
何故か梨花妃回の4話、最終回は未登場
前回があの黙殺の答え合わせ?
梨花妃が皇后となるのが許せない?
北の異臭、女官失踪、中級妃毒殺事件
全て繋がっていたんですね
実は一年前に中級妃が死亡、隠すためにある女官がすり替わっていた
異臭は埋めた遺体が放つ臭いか
しかし女官、結婚=後宮を去る事がほぼ決定
妃の侍女たちは露見を恐れ、その前に殺し"中級妃は今死んだ"と偽装を図った訳か
殺され「女官失踪」扱いになったと
偽装へ、“かぶれるキノコ"を死体にこすりつけ病にかかってたと見せかけた
それで侍女たちの手が荒れてたんですな
死んだ中級妃・静妃の嫌がらせで、醜い姿にされてしまった下級妃・宗妃
自分に毒を盛った静妃が同じ毒で死んだ
そら「ざまぁ」ですわ
遺体を罵る為に殴り込むシーンだったんですね
前回の行李の女性とは無関係か
元ネタ冬虫夏草は、虫を養分にするキノコ
冬は虫だったものが、夏は草になる
また今回、遺体付近にキノコが生えてた
転じ冬人夏草、人の死体に生えるキノコがあったらと口走った冗談でした
冬虫夏草は漢方の材料で有名
元が人ならどんな効用が……?
猫猫らしい物騒な想像
ですが、医者としての純粋な好奇心がとても奇麗でしたわ
猫猫が第12話で壬氏に貰った宝物
色々あって一度後宮を解雇させられた際、戻るよう壬氏が呼びかけ
際し壬氏が彼女を落とす為に用意!!
以降事あるごとに眺めている宝物
いずれ使う時が来るのか?
相当な山場ですかね
疑われた翡翠宮
壬氏と高順は何かを疑っており、玉葉妃と紅娘に毒の話をするのを避けた
猫猫は、中級妃毒殺の犯人と疑われたと推測
自分が疑われたのか?と感心
むしろ壬氏を見直してました
フラットな見方って大事よね!
壬氏は玉葉たちに聞かせなかった話を、猫猫には続けて話していた
猫猫は「猫猫を疑ってるから、反応を見たがったのだろう」と推測
確かに辻褄が合う
でもなら玉葉達に聞かせても良かった気が
前回ラスト、妙に玉葉・紅娘が意味深
あれは毒殺の話を語った直後、その犯人は彼女たちだと連想させる演出だったんでしょうか
ただ玉葉は上級妃
中級妃を排除する手段は幾らでもある
となると紅娘が怪しいんでしょうか?
彼女は玉葉妃を守りたい
その為なら何でもする可能性があるのか?
そうは思いたくないですが
鉄の絆の翡翠宮、遂に欠けてしまうのか……?
誰が帝の寵愛を受けるか、子供・特に後継者となる息子を産めるかが問題
寵愛を巡り女たちが暗闘
寵愛を受ければ命、容姿が狙われる
妊娠したら流産狙いで暗闘
今回は寵愛を受けたが地位が低い下級妃、寵愛を受けられず地位が高い中級妃
その地獄のような暗闘が肝
次はお馴染み上級妃がこういう目に……?
冒頭 食中毒死と行方不明
壬氏『……翡翠宮へ行く』
前回、中級妃が毒で死亡と報告を受けた壬氏
今回改めて報告を受け一言
壬氏は何を考えたのか?
前後しますが、今回は明言しません
単に毒探しに猫猫を頼っただけ?
後日の事件へ前振りかね
侍女頭・紅娘『食中毒だそうです、たったいま報告が』
その翡翠宮で報告を受ける玉葉妃
因縁浅からぬ相手か
というか毒は毒でも食中毒だった
だいぶ話が違ってくる……
と思ったらそうでもなかった
女官・行方不明事件
やぶ医者・虞淵『(失踪した女官は)年季も明けるし、結婚も間近だったそうだよ』
猫猫『結婚ですか?』
虞淵『園遊会で"かんざしを贈られた"そうだよ?
しかも結構出世を約束されている文官から』
猫猫視点、医局で虞淵医師といつもの茶飲み話
失踪した女官タオは前途洋々だった
思えばそれがいけなかったのか
この後宮は、改めて"女の園"と思い知る猫猫
前回で水道設備を再確認など、新章に相応しく「後宮の特殊性」がテーマか
視聴者が女子校出身なら更に染みそう
2,000人ものほぼ女だけの世界
その「怖さ」は想像を絶するものか
猫猫『(こうしているとたまに忘れそうになるけど……、ここは後宮)』
『(2,000の女がうごめく花園だ)』
2,000の女と2,000の悪意
まさに4,000万パワーズ
猫猫みたいに恵まれた立場は少数、悩む人間ばかりの生き地獄だと
膝に上ろうとする毛毛をシカトする猫猫
ネコと和解せよ
作画が微妙にかわいくない感じがリアル
或いは猫猫っぽいのか
可愛くないし可愛い
笑って見つめる猫猫、情が移ってきた様子
壬氏と玉葉妃、不可解な対応
猫猫『(こもりっきりでは懐妊を疑われるもんな)』
玉葉妃は帝の子を妊娠した事を隠したい
隠さねばどうなるか?
それが今回のテーマなんですね
翡翠宮に戻った猫猫、壬氏が玉葉妃と歓談中
そろそろ周囲も妊娠に気付く、"前に妊娠した時は危なかった"事が焦点
守る為なら玉葉・紅娘は何でもやる…?
玉葉妃『ここで(猫猫と)お話をなさっては?』
笑顔の壬氏『いえいえっ』
いかにも話を聞かせたくないと、玉葉・紅娘の前で場所を変える壬氏
わざとなんですかね?
単に猫猫だけを訪ねたいだけというなら
医局に行くなど手がある
既に壬氏は熟知してるはずです
玉葉や紅娘に「あなた方を疑ってます」と知らせる為の行動?
彼女らの反応を見る為?
疑われたらたとえば証拠隠滅などに動くもの
でもこの二人が陰謀なんて……?
壬氏の計画、後宮改革案
壬氏『こういうものを作ってみてはと思っている』
『庶民の間では手習い所と言うのだろうか』
壬氏、執務室にて猫猫にプラン説明スタート
識字率向上は、侍女向け学校への布石か
前回、皇帝が妃たちに娯楽小説を配布
侍女の識字率向上を目指したもの
猫猫のエロ本取引に目を付け、その印刷所に壬氏が依頼したのはこの布石だったと
基本、侍女たちは数年で出ていく
その先でも活きる善政ですわ
猫猫『いいと思いますっ』
善政だと感嘆しつつ、その欠点を指摘する猫猫
侍女の多くは、利益になる事しか好まない
みな即物的、でなければ生きていけないと
壬氏は持てる者ゆえに気付けない
それを彼自身が理解し、猫猫に助言を依頼
名君の素質ですな壬氏
わたしはいいと思う!
壬氏『いつもの(虫を見るような)視線はどうした!?』
猫猫が普通に褒めたので困惑
ドMが板に付いちゃって!!
そういや壬氏は惚れられるのが普通で、猫猫の蔑む視線を新鮮がって気に入った
そんな出会いが第一話でしたっけ
二人の変化の象徴か
猫猫『表向きは"職業訓練"としてはいかがでしょう?』
『飯のタネになると解れば、より人が集まります』
壬氏『そういうものか……?』
壬氏は単に教養目的、だが皆もっと即物的だと
当初南門を予定も、南門は正門に相当
妃たちが往来し、侍女の教育風景に不快感を示すかもしれないと猫猫が指摘
一部妃は、侍女を見下してるから
後から思えばこうした情念が今回の問題か
妃の特権、差別意識
また北側整備も問題が?
人がいないなら隠れ家に持ってこい?
壬氏の依頼・猫猫のキノコ狩り
壬氏『お前、キノコには詳しいか?』
スーパーマリオブラザーズかな?
壬氏の依頼は、毒キノコの除去とリスト化
金に困った侍女が食中毒を起こすのを防ぐ
と言われたも困惑する猫猫
壬氏の狙いは他にもある訳か
一手が二重、三重に活きるのが壬氏
つくづく統治者向き
なんといっても顔が良い
猫猫『妙にツンとするような……?』
キノコ狩り中、子翠が言ってた異臭を嗅ぐ猫猫
とまれ毒キノコが大量収穫
世間一般ではゴミという!!
毒にも薬にもなるの典型
ただ異様に繁殖してる為、漏れた汚水が栄養源なのかと猫猫は推測
実際、後で「栄養源」が一つ発見されたも
一つくらいで足りるのか?
第二、第三の栄養源があるのか?
桜花『なんだかクサくない? いったい何してたの?』
猫猫『大変充実した一日でした……』
毒キノコからしか得られない充実がある
それはそれは臭かった
単によく働いたからなのか
もし、例の「栄養源」による異臭が移ったとすればぞっとしないですな
香りだの臭いだの猫吸いだの大変ね!!
猫猫『いくらヤブ(医者)でも食べないだろうっ』
毒だと念押ししヤブ医者・虞淵に保管を頼んだ
彼は度胸も知識も欠けるので安心か
もっと妙にぶつぶつ言ってたので、マジで食べかねない怖さがある……?
松茸大好きなのは知ってますけれども
亡くなった静妃の弔問
猫猫『珍しいですね? 紅娘様がそこまで(辛辣に)仰るなんて』
紅娘と静妃の弔問に向かう事になった猫猫
際し故人、前に流産させようとしてきたと説明
故人・静妃は典型的な迷惑妃
中級妃で下を見下し暴力
上、玉葉妃には流産を仕掛けてきた
紅娘は「こういう妃たち」から守ってきたのか
ククク静妃など我らの中で一番の小者……
紅娘『静妃はちょっと、性格に難がある方だったの』
故人・静妃は、一年前に病でひどい見てくれになってしまった
これでは帝の寵愛など受けられない
以来人が変わったように大人しくなった
遂には服毒自殺したと
食中毒ですが「自殺」なのね
翡翠宮が疑われている?
猫猫『(壬氏様は)玉葉様に肩入れがすぎるように見えていたが
ちゃんと平等に対応してるじゃないか』
『なんて、肚の内がばれたら今後の信頼関係に影響するだろうが』
猫猫は、壬氏が翡翠宮が毒殺したと考えたのではと推理
毒が得意な自分を怪しんだのでは?と
壬氏が聞いたら「はぁ!?」とか言いそう
玉葉妃だって困惑しそう
猫猫『(毒キノコ探しを頼む体で、こちらの反応を見ていたのだとしたら?)』
『(失望どころか感心してしまうっ)』
むしろ珍しく壬氏に感心する猫猫
ただ猫猫は、暗殺犯として紅娘だけを思い浮かべませんでした
というかその前に自分だと思い至った
視聴者的には怪しいのは紅娘
三人娘より機転が利く
猫猫と出会った当初、給料が「彼女を売った人さらいに払われる」と聞き一計を案じた事も
また玉葉妃は権力という武器がある
紅娘にはない
前回ラストは彼女暗躍を示唆してたのか?
玉葉妃を守る為の?
猫猫『(おや? 静妃の侍女だよな? 何かにかぶれたのか?)』
とまれ静姫の遺体と、その侍女たちは奇妙
静妃、触れただけで爛れる毒キノコで自害
そのはずが手が無事
手で掴んで食べたはずなのに
むしろ侍女たちの手が爛れていた
この時点でピンとくる!!
ですが失踪事件まで関わってたとは恐れ入った!
宗妃『あはははは! 自業自得だなぁ……? あははは!』
予告の包帯女性は下級妃・宗妃
下級ながら帝の寵愛を受け、妬んだ静妃に毒を盛られ醜い姿にされてしまったと
それで静妃の葬式に殴り込んできたんですな
暗闘被害者その人
玉葉妃もこうなっておかしくないとは恐ろしい
静妃、宗妃を醜く変えた"キノコ"
猫猫『なるほど見えてきた、壬氏様の探したかったものが』
ピンときた猫猫は採取し、壬氏に提示へ
劇中明言しないもカエンタケ
致死量僅か3g
触れただけで皮膚が爛れる、その猛毒を悪用し宗妃を醜く変えたらしい
二年前に中級妃が、下級妃を陥れる為に使用
そして一年前、静妃をも醜く変えたと
猫猫『触れるだけでも毒性を……、それ以上近付かないでください!!』
カエンタケッ!!
強烈な毒性と、実際そこらに生えてる危険性があることで知名度が高いやつ!
忍たま乱太郎で名前を知った人も多いのでは
というか落第忍者乱太郎で
壬氏はその謎の毒、カエンタケを追ってた
それでキノコ狩りを命じたと
猫猫はそこまで読んでひと狩りいってきた
そら重宝されるワケですわ
壬氏『え!? 実験ってなんだ!?』
全力で困惑され、スルーする猫猫
そういや初見か
猫猫は自分で人体実験しており、包帯を巻いているのが外見的特徴
まあ普段は袖に隠れて見えませんけれども
だいぶ猫猫馴れしてきた壬氏様
真犯人は静妃が誤って毒を浴び、絶望し自害したとミスリードしていた
実際、壬氏もそう推理した
しかし毒の知識が足りなかった
カエンタケは、食べても顔が爛れたりしない
爛れるのは口内だけ
そう知らず偽装に失敗してたと
やはり大事なのは「知。」
異臭の原因、土中の証拠
猫猫『(本物の静妃は)一年前に死んでいたのでしょう』
やがて猫猫は、本物の静妃の遺体を発見
これが異臭の原因だったか
見た感じ完全に骨
ですが腐敗・分解する際のガスが、土中に閉じ込められ酷い臭いになってたらしい
それが漏れて異臭騒ぎになってた訳か
死体隠すって大変
重りつけて沈めてもガスで浮くそうですし
猫猫『(タオは)結婚話が進むにつれて
身代わりは不可能になっていく(それを恐れた侍女たちによって彼女は……)』
葬儀の遺体は偽者、失踪した女官・タオだと
露見を恐れた侍女たちに殺されたか
タオは中級妃・静によく似てた
彼女は普通に恋愛し、"似てるのに"と逆恨みした静妃に苛めを受けた
結果おそらく事故で静妃死亡、埋めて隠蔽
以降一年、タオが静妃を演じた
タオと侍女たちは、保身の為に共謀し「タオが静妃に化けて」いたと
ただ包帯を巻き、時々化けただけ
それで十分だったんですな
猫猫『(……やめよう、動機なんてお偉いさんが勝手につければいい)』
結婚すれば後宮から出ていく
侍女たちは偽装不能を恐れ、タオを殺し「静妃として」葬式をして隠蔽を図っていた
カエンタケを飲ませて殺し、押し付け皮膚を爛れさせ偽装したと
本来タオの肌は健康そのものだった
だから爛れた部分が新しかった
偽装だと気付けたのか
猫猫『そんな冬虫夏草のようなキノコは見つかっていません~~~!?』
『そ、それに人に生えるなら冬人夏草かと!』
壬氏『没収だッ!!』
タチの悪い冗談で怒らせる事に定評がある猫猫
発見の決め手は、冒頭でのキノコ大繁殖
静妃の遺体が栄養源だったと
猫猫は嬉々と語るも、人を栄養にしたキノコだろと壬氏に取り上げられてしまいます
違うから!そんな冬虫夏草じゃねーから!!
得々と語り過ぎたのが命取りだ!!
人のキノコと書いて儚い、なんだか悲しいわね…
『(あるとすれば、どんな姿で、どんな効用なのだろう)』
なんだか詩的に〆て幕
医師としての純粋な好奇心か
キノコはあくまで、死体が分解された栄養豊富な土を好んで生えたらしい
まだ死体から生えるキノコは見つかってない
だがもし見つかったら?
冬は人だが、夏は植物となるキノコ
冬人夏草という訳か
佛跳牆にでも入ってそうですな
次回、第28話「鏡」
オープニングの合わせ鏡演出の元ネタ?
原点回帰って感じですね
また今回、猫猫の知人ではなかった
ですが猫猫の主・玉葉妃を始め、四大上級妃など誰が犠牲になるかわからない
こんな恐怖の中で日常に潜んでいる
紅娘も玉葉を守ろうと暗躍してるのか……?
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