薬屋のひとりごと 2期 第38話 感想[里樹の鏡]美形宦官のお仕事 ネタバレ

薬屋のひとりごと 第2期 第38話「踊る幽霊」感想

公式あらすじより引用

小蘭の伝手作りに付き合い一緒に通っていた湯殿で、猫猫は里樹妃から「金剛宮の湯殿に幽霊が出る」という話を聞く。怯え切った里樹妃の様子に、壬氏に相談するように伝えると、後日、猫猫は壬氏から謎を解き明かすよう命を受ける。幽霊調査のために金剛宮に訪れ話を聞くと、里樹妃は脱衣所の隣にある締め切られた部屋の帳が揺れ、笑う白い顔を見たと言う。猫猫が原因を調査し始めると、そこには幽霊の正体だけでなく、里樹妃が抱える金剛宮の問題も露わになっていき…。

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2期14話 金剛宮の事情、小蘭に大事件

薬屋のひとりごと 2期 38話 感想

壬氏様が「返しなよ…、オレの猫猫を…」みたいなノリで名前呼びしてるゥ!?

キレ者で美形で人気者、騒動を一刀両断

壬氏様の仕事っぷりを再確認回

嫌味な侍女頭にピシャリ一発が気持ちいい

前と違うのは猫猫にぞっこんな事

同じくイケメンな新宦官の存在か

あの新宦官も、壬氏みたいに「美形を武器に」暗躍するって事なのか?

とまれ里樹妃、少しでも好転すれば良いですが

母の形見さえ蔑ろにされるのは辛い

また猫猫の「親」事情も再び

つくづく羅漢様って難物なんですな

当初壬氏様が、彼に辟易してたのも納得ですね

それでも踏み込もうとは愛だ……

踊る幽霊事件

結果として里樹妃の環境改善に繋がる事に

幽霊の正体は、欠陥建築気味な金剛宮の構造

そして里樹母の残した「魔鏡」の投影で、偶然起こった物理的現象と判明

宮の構造から風が、魔鏡が霊のように見えたか

ですがこの件を通じ、里樹をイジメていた侍女たちに釘を刺せた

やっぱりイケメンが凄むと強いですな

何がって顔が強い

壬氏様は話したい

猫猫に正体を明かしたいと過熱

ですがその時は、彼女を溺愛し彼女に蛇蝎のように嫌われている父・羅漢が黙ってない

壬氏vs.羅漢、ファイッ!!

お義父さん娘さんをください的案件……!!

ですが羅漢は皇帝すら一目置く強大な存在

かつ下手な干渉には猛反撃で有名

触らぬ片眼鏡に祟りなしなのか

小蘭、最大の窮地

妃に届ける貴重な氷を壊して大惨事

世界観上、同じ目方の金と同じ額的な高級品?

ですがうまくいけば、むしろここからコネが出来るんでしょうか

また先日、旅先で壬氏がこもってたときもバカでかい氷を使用

アレ本当とんでもない贅沢だったんですね

小蘭何人分の価値なの……?

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冒頭 貸すか返すか

赤羽『玉葉様以外の上級妃の世話をするなんて!!

結局、里樹妃の相談に乗ってしまった猫猫

その事に不満ターラタラな赤羽

これが「普通」

なお赤羽、今回出番はここだけ

性格見えてくると愛着感じますな

いつもの壬氏様

猫猫『(そこそこ立派な股間カエルをお持ちなのだ……)』

呼ばれて出向くと、玉葉の傍らにイケメン面してスタンバっていた壬氏様

そうそうこれこれ

久々に壬氏様らしい登場シーンでした

お好み焼きにオタフクソースをかけるが如きトラディッショナルな登場

新章で仕切り直しって感がありますね

平常運転玉葉様

玉葉様『あら、まあお労しい~

他方赤羽と対極的に、柔軟すぎる玉葉様

既に話を全部聞いてるのか

はたまた首を突っ込むチャンスと見たか

とまれただの見舞いという体裁で、猫猫を送り出そうとニッコニコでした

優しさってのもあるんでしょうが

貸しを作るなど政治的な意図も含めてか

食えないお母さまですわ

この壬氏様ノリノリである

壬氏様『また、返していただけますか?

玉葉妃『貸して、ならあげるわよ♡

高順&紅娘『『はぁ……』』

猫猫『(またこのやり取りか~)』

壬氏『いえ、返して、ですよ?

薬屋のひとりごと 2期 38話 感想

壬氏『この……、猫猫を

一同『『『!?』』』

返しなよ…、オレの猫猫を

あの壬氏様が猫猫を名で呼んだッ!?

壬氏様、猫猫に「正体」を一部明かした為かノリノリでした

猫猫を「身請け」し法的権利を持つ壬氏さま

ウチの侍女だと憚らない玉葉様

またウチの子コントが始まった!!

もう特別な関係だと押し出していく壬氏様

皇帝陛下が聞いたら大爆笑間違いなしですね

何なら皇太后さまも笑いそう

玉葉様も呆気

玉葉&紅娘『『カエル?』』

股間を丁寧に手揉みしましたとはいえず、カエルですと言い張る猫猫

余計訳が分からなくなる玉葉様

解かったら怖い

怖いけど玉葉様なら或いは……

金剛宮にて

里樹妃『壬氏様っ

壬氏様来訪に黄色い声が乱れ飛ぶ金剛宮

これぞ壬氏様というムーブ

からのあからさまに里樹妃を冷遇する女官たち

冒頭の赤羽と対極的な不敬さ

女官、侍女失格よ……

諸悪の根源

元侍女長『見間違いでしょう? 里樹様はそうやって、皆の気を引きたがるのですわ~

やがて里樹の元侍女長、里樹妃と現侍女長にねちねちと嫌味

幸い壬氏が体よく追っ払ってくれました

この手際と顔の良さ

機転がきくし顔が良いんですよね

また里樹の現侍女長・河南は、前に毒見役担当で猫猫ともひと悶着あった人

こちらはもうお母さんって感じですね

踊る幽霊

里樹妃『窓は締まっているのに……、ゆらゆらとカーテンが揺れていて……!!

曰く風が通らない、閉め切ったはずの部屋でカーテンが舞っていた

幽霊が踊っていたという

ただアニメ的には大きなヒントへ

何せ幽霊の顔が平板

文字媒体よりヒントが多くなっちゃうのね

不可解な隣室

猫猫『(湯殿の隣に物置なんて作るだろうか?)』

猫猫が疑問視したのは、現場の存在自体でした

どうも本来は湯上りの休憩スペース

しかしカビが生え、雑な侍女たちが物置にして誤魔化してしまったらしい

くさいものにフタ

そんなことしたら荷物もカビるでしょうに

など考えては金剛宮は勤まらないのか

幽霊の正体見たり

猫猫『幽霊が出た日、間違えて風呂の栓を抜きませんでしたか!!

幽霊の正体は、物置の下を湯が通ることで湯気があがって「風」が起きること

湯気がカーテンを揺らし踊ってるよう見える事

そして里樹の鏡「魔鏡」でした

なんともカッコイイですが実在する方ですな

魔鏡(透光鑑)

猫猫『透光鑑とうこうかんと呼ばれる事もある

 跳ね返した光が、絵や文字になる摩訶不思議な鏡です

『作る際に鏡面に凹凸を施して

 絵や文字を写すそうです

『かなりの技術が必要だと養父から聞いた事があります

反射面を加工し、反射先に模様が浮かぶように作られた鏡の事

里樹母の笑顔が浮かぶ鏡だったらしい

娘の為に作らせたのか……?

実際紀元前百年ぐらいには既に存在してたとか

猫猫『(色々な偶然が重なって生まれた…、幽霊だったわけだ)』

使われず物置に置かれていた魔鏡が、月明かりを反射した「笑顔」

うっかり湯を抜いた為、激しい湯気で一時的に揺れたカーテン

それが顔と胴体に見えた

一時的な踊る幽霊となったのか

また一時的だったので、後で戻ると何事もなく「幽霊だ」と怯えさせる結果に

なるほど恒常的だったらバレますものね

里樹妃の涙

里樹妃『母様、この鏡を使わなくなっちゃったから怒ったのかな……?

『だから出てきたのかなあ……

猫猫『偶然が重なっただけです

里樹妃『踊るのが好きだったって聞いたの!

 私を産んだ後、身体を壊して踊れなくなって、そのまま死んじゃったから!

『こうして幽霊になって踊ってたのかなあ!?

原因は解かったも、母が自分を叱っているのではと泣いてしまう里樹

まだ母が恋しい年頃

それは前回、放置され育ったと明言した猫猫には理解できません

理解できないもそういうものなのだろう

母の心、子の心

それは今後もテーマとなるのでしょうか

少なくとも壬氏と「親」は重要

では楼蘭・子翠には……?

母の形見と元侍女長

猫猫『(母親の形見を毎日磨く事で、後宮での日々を慰めていたのかもしれない……)』

また事件の一因は、物置に放置しつつも「毎日磨かれていた」銅鏡

原因は、こんな古い鏡と嘲る元侍女長たち

曰く上級妃に相応しくない

玻璃の立派な鏡があるからと

先日、西方からの使者が上級妃全員に玻璃の姿見を贈る事件がありました

玉葉様たちは皆、喜んでいたものの

裏で苛めが生じてたのか

元侍女長たちが古い、形見の銅鏡を遠ざけた

それでも恋しくて磨いてたんですね……

必死に鏡を取り戻す里樹

元侍女長『特使様に頂いた鏡があるのだから、これはもういらないでしょう?

『誰かに下賜してはいかがでしょう?

里樹『返して……、返してぇ!!

元侍女長、なんとも下卑た仕草

彼女達、こうやって何でも「取り上げて」いたのでしょうね

これまで里樹は我慢

でも今回、遂に爆発してしまったのか

憤る元侍女長、その“罪”

壬氏『これも下賜されたものでしょうか?

元侍女長『……え!?

壬氏『たとえ下賜されたものであっても

 上級妃の紋がついたモノを、一侍女風情が身に着けるとは……

分不相応とは思わなかったのですか

幸い壬氏が極太の釘を刺し、元侍女長をビビらせた事で一件落着へ

元侍女長、里樹の私物を巻き上げていた

そんなことやめろと釘を刺してくれたか

やはり美形が凄むと怖い……

顔がいい……

猫猫『(物的証拠があれば、釘を刺すことができる)』

もちろん壬氏も事態は把握していた

しかし迂闊に口を出せば、里樹のメンツが潰れてますます立場を悪くさせてしまう

今回は渡りに船だったんですな

アケロンのカロンだった

「物証」を身に着けてた元侍女長

猫猫『(あ~、怖ェっ)』

問題は上級妃向けの立派な簪

本作では、簪を目をかけた女性に贈る宮廷の習慣があるそうな

前に猫猫も貰いましたものね

李白も配ってましたものね

それも里樹妃個人向けに加工された特注品

元侍女長はその奇麗な簪に目をつけ、理由をつけてふんだくっていたらしい

こんな感じで日常的に私物を取り上げていたと

ひでえジャイアンだ……

里樹妃、環境改善へ……?

壬氏様は後宮内の警察の長も兼ねる人

彼に目をつけられ、それでも里樹から奪おうってのはもういなくなるはず

これに限らず状況改善への一歩か

壬氏と顔

壬氏様はこんな風に美形を活かし、女官たちに取り入りつつ綱紀粛正などを担う

壬氏の仕事を改めて垣間見る回

そして壬氏が、皇弟が何故こんな事を?

と改めて疑問視させる回か

ねえ華瑞月様!!

思えば本当によく出来た仕事

もし壬氏が孕ませたら、皇帝には「孫」となる

いずれにせよ皇家の血を増やせる

また、女性不信気味な壬氏に「嫁探し」を兼ねて与えた仕事なんでしょうか?

うまい仕事を与えたものですわ

猫猫の疑問、宦官チェック

猫猫『(宦官でなければ、後宮には入れるのは皇帝とその血族のみ、という事は壬氏様は……)』

翌日猫猫は、ヤブ医者こと虞淵のところで何やら麻酔などの勉強中

久々の虞淵と毛毛ちゃん!!

マオマオちゃん!!

とまれ宦官かどうかは、後宮に入るたび別部署三人がかりで股間を触ってチェックするとの事

なるほど鉄壁のおさわりチェック

しかし壬氏には生えている

その異質さを改めて疑問視か

猫猫は未だ先帝の子・皇弟とは知らず、ましてや実は現皇帝の実子だとも知りません

とまれ後宮に変な者は入れないと強調か

渦中の美形・半身マヒ宦官

虞淵『(新しい宦官は)若くて奇麗どころが多いから、みんな浮かれちゃってねえ~♡

先日、異民族に睾丸を切除・奴隷にされていた男たち三十人が後宮へ

現在は試用期間、適性を見て配属予定

問題は半身マヒという宦官

物語的にダミー

半身マヒをアリバイにし、自由に動けることを隠して暗躍するタイプ?

また壬氏が「宦官チェック」を誤魔化す前例に

なら彼も誤魔化してるという前振り……?

可能性の獣……?

猫猫の父・羅漢

高順『シャオマオも干からびたミミズでも見るような眼をしていました~

昔、壬氏様が気に入った目つきである

とまれ猫猫に正体、皇弟だと明かしたい壬氏

それは彼女を、壬氏陣営に引き入れるという「政治的行動」となってしまいます

そうなると父・羅漢ラカンが黙ってない

オリジナルヴェルトールで暴れそう

オープニングのハートマークはそれでか!!

壬氏様は話したい!!

壬氏『(羅漢には)多くの者が出る杭として打とうとしても

 その誰もが

 火傷程度では済まない痛手を負わされる……

オークの者が痛手を負わされてきたと……?

しかし羅漢は、父と異母弟を廃し「羅」一族を牛耳った傑物だと改めて明言

元々羅漢は、他人の顔をちゃんと識別できない一種の精神病

実父に蔑まれ家督も弟が継ぐはずだった

しかし彼、家督をブン奪ったと

猫猫の母への愛ゆえなのか

宮廷の腫れもの、切れ者ラカン

壬氏『(本当の話をしたい

 (私が)なぜ今の立場にいるのか、なぜ本当の姿を隠しているのか)』

『(猫猫あいつに知って欲しい!)』

『(だがその後、どんな反応をするのか……)』

羅の一族、羅漢は皇帝の信頼が篤い

しかも独立独歩

彼の性格からすれば納得ですな

羅漢はどこの派閥にも属さず、おかげで様々な政治的攻撃を受けてきたそうな

派閥に属さないというのはそれだけで危険物

しかしことごとく返り討ち

以来もう完全に腫れもの扱いなんだそうな

猫猫そっくりだよ父ちゃん!!

なるほど壬氏様が面倒がった訳だ

それでも壬氏様は挑戦へ

猫猫の為なら羅漢と対決も辞さない

愛、愛ですね壬氏

壬氏、美形宦官と接触へ

壬氏『“新入りの宦官に色目を使う女官がいる”

 と……

略『一応、形として見ておく必要があるだろうな……

あまりに噂となっている為に接触

二大美形邂逅へ

壬氏は嘆願を受け、面倒だが会って話をしない訳にはいかなくなって接触へ

見たとこ大人しく無気力

それに半身マヒ

でもだからこそ怪しい?

壬氏『めんどうだなっ

壬氏は「新入り」を特に警戒してませんでした

それも計算通りなんですかね

見た目に無害そうなのは、争いを避けるための演技として使えますし

半身まひも、実は動ける事を隠してる場合アリバイ作りに使える

割り振られる仕事も軽くなる

総じて暗躍しやすい

怪しい条件が揃いすぎているんですよね

後宮で「美形」は役に立つ

高順『体中に傷があって、肌を見せたがらないとか

こっちも生えてるのか?カエルが?

美形なことは悪目立ちしてしまう

ですが今回、壬氏が「美形」を活かして周囲を油断させる得意技が再描写

ならこの宦官も同様なんでしょうか?

またも子の一族?

それとも異民族、西方からのスパイ?

小蘭、絶体絶命

男『上級妃の為の氷だぞ!? くそォ……、もう終わりだァ!?

矢先、小蘭が氷を台無しにする大事件

どうも大事なかんざしの為、うっかりやらかしてしまったパターンか

氷はあまりに貴重

いわゆる同じ重さの金と同価格的な?

奴隷同然・・まで落とされるピンチ……?

次回、養父・ルォメン再び

アイスを作る為、氷の中で材料を入れた器を回して冷やすというやり方が

割れた氷を再利用し、それ以上の価値を提案して挽回するエピソード?

オープニングはそれか!!

またも侍女トリオのドタバタ劇?

また羅門は、皇帝の子の出産時に“責任を擦り付けられ”追放された男

奴は出産のプロだぜ!!

彼が訪れるということは……?

次回、第39話「氷菓(アイス)」

わたし、気になります!!

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薬屋のひとりごと 2期 第37話 感想[里樹妃の悩み]三人娘も今期限りか ネタバレ

薬屋のひとりごと 第2期 感想

薬屋のひとりごと 第25話「猫猫と毛毛」
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薬屋のひとりごと 第29話「月精」
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薬屋のひとりごと 第31話「選択の廟」
薬屋のひとりごと 第32話「皇太后」
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