限界煩悩活劇オサム 1巻 感想 オタクの霊はオタクによって制せよ

限界煩悩活劇オサム 1巻 感想

公式あらすじより引用

怨霊…それは荒ぶる感情の塊。ギャルJK・春山カイカのアパートに現れたのは、現世に強い恨みを残した腐女子霊だった。腐女子除霊師・乾オサムはカイカの依頼を受けて除霊へ赴くも、対峙した怨霊は不倶戴天の“逆カプ者”で!? 推しへの愛を拳に乗せて、語らいぶつけ合いスッキリ成仏! 煩悩まみれの新感覚除霊コメディ、ここに開幕!!

ジャンプ+で1話と最新話配信中(外部)

著者:ゲタバ子
初版:2023年1月4日

除霊は対話、オタクと対話できるのはオタクの拳のみ!!

ジャンプラで毎週楽しいのでコミックスも購入

カードバトルみたいな表紙だ!!

テーマは腐女子ですが、怨霊はガチャなどオタクに普遍的な話題が原因

男女横断するテーマで楽しめますね

対話は拳

毎回こじらせた怨霊がコミカルかつ業が深い

向き合うオサムにこちらまで浄化されそうです

読者の方も怨霊に近い為でしょうか

特にカラオケ回は怨霊に完全同意、“除霊”もいつもとタイプが違っていて癒されました

私は怨霊だったんだなあ

腐女子であるも皆かわいい

陰キャオタクでちんくりんで頑張り屋なオサム

気風もスタイルもいい快活なカイカ

共に「男の子が好きそう」で、男性読者にも楽しめる作品だと思います

男子はいやらしいですから

また初回はややキャラデザ、カイカの笑い方が後の回とは違っていますね

思えばこっちが設定画に忠実なんですな

私は今の方が豪快で好きですね

第1話「腐女子除霊師オサム」

家に悪霊が出た!! プロでも除霊できなかったが、たまたま同じ学校に凄腕除霊師がいた!

ここまでは王道

からの実は腐女子の怨霊、なので腐女子の除霊師が立ち向かうという対話バトル漫画

豪速球の変化球きたなオイ!

なるほど除霊は鎮魂、いわば霊との対話

話が通じないとダメなんだな…

乾オサム『競馬で人が馬乗せて走ったらもう別の競技ですよね!!!』

なるほど話が通じない!

問題は、腐女子同士のこだわりが「一般人」にはわからないところ

永遠のテーマ、受け攻め問題

同じ男同士の恋愛について、どっちが攻めでどっちが受けかについて白熱する霊媒師オサムと悪霊

ただこれは答えが出る問題じゃないんですな

春山カイカ『出版社に電話して聞いてみようか』

オサム『絶対やめろ

あくまでファンの間の妄想なので、公式に聞くのは最大級のNG

公式に迷惑をかけるなという鉄の掟

本作一般人ポジの主人公カイカが「常識」知らずゆえにやらかすのも面白い

読者に代わって疑問とツッコミを担当

見てて気持ちいい子ですね!

答えが出る問題ではないから

オサム『同じだけの怨念を込めて殴り返すのみ!

略『私と気の済むまで拳で語らい

 ぶつけ合い

 スッキリ成仏してもらう!

 これが私の

 除霊師乾オサムの除霊スタイルですゥ!

基本的に殴り合いになるのがいい言語バトル

オサムも怨念なのかよ!

殴り合い分かり合う昭和的ムーブ!

だがそこがいい

なんて素敵な笑顔なんでしょうか

語尾が独特なのも可愛い

作品愛同士の殴り合い

色々ツッコミどころしかないのが大笑いですわ

なんて汚ねェ殴り合いなんだ…

純度100&の欲望同士

公式に聞かせちゃダメだ奴だ!

いい話的に終わるものの

結局オチがつくのも嬉しいですね

オチは大切

ロクなもんじゃねえなホント!!

タイトル上、主人公は乾オサム

一般人ギャルのカイカとダブル主人公構成

陰キャで腐女子除霊師オサム

陽キャなギャルのカイカ

共に女子

ですがWEBとはいえジャンプ、どちらもセクシーなキャラデザですね

へそチラが多いのは性癖なんでしょうか

二人が出会い、除霊して幕

第一話後はオサムの初期デザイン画も収録

連載会議用なので決定稿のはず

ハズですが頭身が高いなど、先生も仰ってますが別物ですね

劇中よりだいぶ美人です

だいぶ美人です

弟がいるとかいう記述も気になる

第2話「ガチャ回」

オサム『ガチャの前では

 ヒトの理性など風の前の塵に同じ

 貯金必滅

好きなガチャを引けず成仏できない怨霊と死闘

二話にして人類には厳しすぎない?

そんな難敵だからこそ「一般人」カイカにサポート役が回ってくる流れが熱い!!

第一話では無力な観戦ツッコミだったカイカ

第二話はしっかり除霊の軸へ

オサムにも「オタクに優しい非実在ギャル」とか言われるカイカ

その呼称に恥じない尊さを見た回でしたわ

あと執念の回でしたわ

カイカ『ガチャ換算すんなし』

続いてカイカの初期設定画も収録

標準顔がなんか性格悪そう

第一話での笑顔ですな

ですが添えられた笑顔は輝くようで、性格は変わってないんだなーって感じですね

可愛さへのこだわりも素敵ですね

あとおっぱいがおおきい

陰影による強調が艶めかしい

第3話「布教回」

ひつじさるみしん みしん『あいっかわらずポンコツですのね!!

オタ怨霊しか除霊できないオサムのライバル、真っ当に凄腕な霊媒師・みしんちゃん登場回

オサムの乾といい、八卦が苗字なんですな

そんでイヌとサルで犬猿

エリートお嬢様タイプ

だったものの初回で転落する「ちょろい」を体現したヒロイン

彼女は連載会議時はいなかったんでしょうか

キャラデザはラフな初期案が掲載

巨乳キャラだったらしい

オサム『理解る!この感情は…!』

『推し作品布教失敗の無念と絶望

腐女子の怨霊多すぎじゃないですかね!?

いやこれは男女関係ない奴ですが!!

ですが、みしんちゃんが「布教」にドハマりしてくれたおかげで無事昇天

この子めっちゃ素直じゃないスか…

真面目に修行してきた反動で漫画への免疫がないらしい

やはり適度なオタク摂取は必要なのだ…

月例除霊会とは!

事件の舞台は、毎月 第三日曜日に地域の除霊師が集まって除霊を行う定例行事

どんな町内会だこれ

そういう世界観なのか

それともこの町が特殊なんでしょうか

後カイカちゃんの私服がえっちですね

第4話「カラオケ回」

カイカ『何を隠そうアタシの地元

 カラオケどころかコンビニもなく…

放課後、カイカ「達」とカラオケに行く事に

陰キャのオサムさん行くだけで致命傷

意外なのは、ギャルのカイカが田舎育ちと公言した事

隠したりしないメンタルが神々しいですわ

また友達みみ子・さつき・れいあですが、れいあにオタク疑惑ありとオマケ漫画で言及

終始無言ですが何考えてるんでしょ

怨霊『アニソン歌って何が悪いんだよ!

オサム『ここで歌うなってつってるんです!

今回の怨霊は、空気を読んでアニソンを歌えなかった

わかる!

なので死後、勝手にアニソンを歌う怨霊へ

やめれ!

毎度ながらなんて切ない怨霊なんだ…

オサム『私が聴きます!』

『ですのでどうか別室で思いっきり歌ってくださいィ!

例によって霊の想いを受け止めようとした

カイカと友達がみな「ここで歌え」と言ってくれ、店主含めて温かく盛り上げてくれ無事成仏

こんなん浄化されるわ…

なんなのオタクに優しい非実在ギャルは友達まで尊い子しかいないの…?

店長ちゃっかりいい人で笑っちゃうよ…?

今巻で一番尊い回だった……

二ページ目の全段ブチ抜きカイカちゃん可愛い

第5話「非実在ギャル回」

古文書『非実在ギャル

 全てのオタクの魂を

 軽いノリとなんだかハッピーな愛の光で包み込むと伝わる

 救世主にして最後の理想郷!

『しかし驚く勿れ

 非実在ギャルはオタク属性を持つ者たちの光であるが故の

 知られざる宿命を

 背負っているのである!

待って古文書に記されるほど古の存在なの!?

第一話から一か月経過、カイカの部屋の修理が終わってオサムとの同居解消へ

満たされた時間の終わりに絶望するオサム

カイカちゃん依存性高ェ

前回、良い子なんだと強調したのが改めて効いてきますね

帰宅ルックが完全にギャグ漫画でした

オサム『オタク由来の怨霊さんがこんなペースで出るなんて私も初めてですゥ』

非実在ギャルの宿命は、オタクを引き寄せる

オタク死に過ぎだろ問題へ回答が!?

ここに集まってきてたのか

カイカとの出会いで作中のような騒動になっていたのね

また前回曰くカイカは田舎出身

以前はギャルじゃなかったから問題なかったって事なのか?

それとも知らぬうちに除霊されてた?

カイカ、自分のせいなのかと気に病むも

オサムこそ、他の除霊師にも街の人にも怨霊さんにも喜んでもらえて嬉しかった

自分こそ救われていたと告白

再び同居を始めハッピーエンドへ

大胆な告白は女の子の特権

悪霊の多さへ理由付け、“出会って互いに救われた”と共にいる理由の更新などなど

一巻ラストにしていい最終回でした

もうこれで成仏できそう…

作中布教の話がありますが、本作も「とりあえず一巻読んでみて」と推せるいい構造ですね

カイカちゃん本当に光の民ですな…

第一巻は五話まで収録

第一話でどういう物語なのか明示

第二話で「一般人」カイカの存在も無力じゃない、むしろ助けとなる存在だと描写

第三話オサムが除霊師としてはポンコツと描写

第四話友達、怨霊が救われる様が強調

第五話「私はポンコツだけど、カイカと出会えて活躍できるようになった」とオサム感謝

五話の着地へ良い積み重ねでしたわ

巻末番外編「ジャムブ合併号」

オサム達がハマる「撃メン」

と、それを読み悶絶するオサムの姿などが収録

いいところで二週間挟む奴ー!!

ヒスイくん悲劇&かわいい

カバー下も撃メン尽くしで、カバーを外しておけば別の漫画にしか見えない作り込みでした

ジャンプというかコロコロ系なのでは?

また各話の間にオマケも豊富

四コマ、線がシンプルなのも味があって良かったですわ

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限界煩悩活劇オサム 感想

限界煩悩活劇オサム 1巻 腐女子除霊師オサム