ロックは淑女の嗜みでして 第9話 感想[試されるギター]一番イカした楽器さ!! ネタバレ

ロックは淑女の嗜みでして 第9話「いよいよ私達の番ですわね♡/全部、うるせえんだよ!!!」感想

公式あらすじより引用

対バンライブ当日。ビターガナッシュに続きりりさ達の演奏が始まるが、ティナは出だしからタイミングを外してしまい、立て直そうとするもうまくいかず苦しみながら演奏をすることに。一方のりりさも、いつもよりもぎこちない演奏で、もがけばもがくほど観客が離れていく状況に陥ってしまいーー。

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対バン、試されたりりさの結末

ロックは淑女の嗜みでして 9話 感想

電池がきれたフラワーロックすら動かした!!

やりきったねえ!!

このまま順当にりりさ達が勝つ

はたまた勝負に勝って試合に負ける

皆、呆気にとられてましたものね

全員「気持ち良く」弾いた最高の決着

中でもギタリスト白矢が、本来好きなベースに立ち返れたのがニヤリとする結末

これぞりりさの効用というものか

大事なものを忘れた

冒頭、ウケる為に大事なものを忘れたとビターガナッシュを軽蔑した白矢

しかし自身も忘れ、気付けなかったのか?

白矢自身も忘れてた?

自分はベースが好きなんだと

白矢はそれを捨てようとし、笑う事=気持ち良くなることを忘れてしまっていた

それが音羽がりりさを勧めた理由か

初心者ティナの結末

前回で技術はカバー

問題は、やはりビビリの彼女がちゃんとやれるかにかかっていたか

案の定大失敗、音羽に助けられた

でも弾き続けたのは彼女自身の力

愚直で素直な人柄が響く回ですね

一番試されたのはりりさ

前回まではティナが穴だと描写

しかしフタを開ければ、白矢のギターと比べられたりりさが一番苦労するエピソードか

彼女も音羽に刺激

その上で雑念を払った姿が一番イカしてた!!

改めて周囲を気にしがちな性格

日頃猫被ってる事に相通じるのね

ベーシスト・白矢

結局ギタリスト転向の理由は明言せず

昔はギターを、バンドへの影響を考慮する程度に使ってたらしい

でも本当はベースが好き

白矢も自分に立ち返れたのか

白矢は長らく自分の「好き」を捨てていた

それで当初音羽は断ったのかね?

りりさを見れば思い出せるはずだと

そう信じて仕掛けたのかね

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冒頭 それが豚野郎

りりさ『あんな小さい体ですごい声量……

白矢の人生を賭けた対バンバトル

ビター・ガナッシュへの反応は上々

しかしりりさ、感心する一方でなんだか違和感を感じてしまいます

そこが解るのがさすがというべきか

だから白矢は気に喰わない

白矢『別にラブソングが悪い訳じゃないが

 あいつらが

 心から歌いたくて歌ってるわけじゃない

『つまり、媚びたんだ

りりさ『どうして……

白矢『大事なものを、忘れちまったのさ

ビタガが躍進したのはラブソングだから

共感性が高くウケがいい

しかしそれはウケる為の「技術」で、彼女たち自身がやりたい曲ではないんだと

だから白矢は迎合主義の豚どもと罵った訳か

音楽に限らない

ある種の猫かぶり、本作テーマそのもの

りりさの在り方と似てるのね

ユニットとしての初ライブ!!

白矢『その他二名の意味でプラスアルファ、ぴったりだろ?

ユニット名ブラン・ド・ノワール+α

完全に白矢目線である

さすが支配者

この場合ブランドでなくブランとノワール、フランス語で白と黒なんですな

美味しいですよね玄米ブラン

音羽、脱ぐ

音羽『こちらの衣装は私の尊敬する女性ドラマー

 バーニングコアのルイナ様が

 解散コンサートにて着用していたもの!

ルイナ様『コアを熱くしろォォォ!!

音羽『オークションで競り落としましたの!

『三百万ほどで♡

音羽の服はまさにノワール

三百万の痴女服かぁ……

さすがお嬢

彼女が好きなロッカーの、引退ライブ衣装をオークションで競り落としたもの

すごいけど!痴女!!!!!!!!

ちぐはぐなバンド

観客『シロがベース!? ギターじゃないの!?

素人まるだしのりりさとティナ

玄人すぎてコスプレな音羽

まともなのは白矢だけだよ!!

一緒に演れる度胸がスゴい

すごいギタリストなんじゃね?

回想の音羽『前のめりになる勇気です!

 始めさえノれたら、後は勢いでなんとかなりますわ♡

開演前に緊張が高まり、音羽に貰った忠告を思い出すティナ

とかく曲の入りだけ合わせる事!!

彼女が素人なのが「穴」

と思いきや、本番ではりりさが穴

みな白矢のギター目当てなので、彼女を差し置いたりりさに注目が集中

結果りりさこそ自分を見失ってしまうことに

バンドにも穴があるんだよな……

りりさはもちろん「上手い」

ナツ『シロの方が百倍うめーわな♡

しかし白矢と比べられ酷評

比べられるのはデカい

完全アウェーですわ

ティナに立ちはだかった最大の壁

ティナ『(お胸で鍵盤が見えない!?)』

初めて聞いたわそんなトラブル!!

当人には最悪

結果、大事な「入り」でつっかえて完全に迷走してしまいます

つっかえてしまったか

しかし確かにその通り

むしろこれまでガールズバンドもので聞いた事が無かったのが不思議なくらい

いや私の視野が狭いだけなのかもですが

迷走するティナ

ティナ『(まるで……

 暗く深い樹海に

 独り迷い込んだみたいだ……)

『(僕の演奏は、みんなにどう聴こえている・・・・・・・・・・・・んだろう?)

どうしても周囲を気にしてしまうのがティナ

普通は演奏しながら合わせていくものの

弾くだけで精一杯のティナには酷

のみならずあがり症

恥ずかしさでますます頭が真っ白に

樹海にたとえるのが詩的

思考が作中いちばんお嬢様ですわ

一発逆転の起点

ティナ『(だってりりさ君が!)

回想のりりさ『途中でやめずに、最後まで弾き続けてくださいっ

ティナ『(一番はじめに僕に教えてくれた事だから!

 どんなに苦しくても

 この手だけは止めない……!!)

正直、誰かがフォローして逆転かと思ったも

まずティナ自身が踏みとどまった

りりさの助言を愚直に守り、"恥ずかしくても"演奏を決して止めなかった

恥ずかしがり屋なのに止めない

それは確かなカッコ良さでした

踏みとどまるティナ 

回想の音羽『ティナさん、忘れないでください……

『前のめりになって

 それでも入りのタイミングを外してしまった時は

 私の音を見つけてください……

『必ず、ティナさんを導きますから

立て直させたのは音羽

彼女に「入り」のテンポを解るよう、ずっとシンバルを叩いていたと

感心する白矢

呆れるりりさ

温度差ァ!!!

りりさ視点だと、吹奏楽ライブ事件で学んだことだと解ったんですな

またお嬢が悪い遊びを覚えてしまった……

ようやく「合った」

ティナ『(めちゃくちゃ気持ちいい!)

『(りりさ君に出会うまで僕は知らなかった

 自分で選んで進む事が

 これほど怖い事だったなんて)

『(だけど! おかげで解った!!)

『(自分で選んだからこそ本気になれるんだ!!)

『(きっとこの瞬間が僕なんだ!!!)

曰く皆の音と交わる楽しさ

音が合ってなかった彼女ならではの喜び

そして多分、音羽がりりさと出会って「気持ち良かった」部分そのものなんですね

音が合う楽しさ

素人ならではの根源的な楽しさか

全てが雑音となる

りりさ『(ジョートー……、見せつけてやるわ!)』

ティナが良くなるにつれ、自分は駄目だと苦しみが増してしまうりりさ

お客も残酷

お客だからこそ残酷か

カネ払ってるのですから

白矢への期待、りりさへの失望

特にキツいのは、客同士「白矢より凄いんじゃ!」と期待し「どこがだよ」と失望した事

勝手に盛り上がって盛り下がった

でもお客視点だと当然か

つくづく残酷

起死回生への挑戦

ナツ『あのギター、今度はカッコつけようとして迷走してやがる……

これは勝ったなとエグザイルするビタガ

おのれビタガイル!!

持ちうる限り技巧を尽くし、白けられるりりさ

負のループそのもの

何か変えなければ抜けられない

変えたら悪くなり評価が下がる

ましてや考える時間がなく、焦りで客観視するのも難しい

土壇場で立て直すのは本当に難しい……

必死にやってドツボになる

りりさ『(クソ……、弾けば弾くほど、観客が離れていく気がする……!!)』

りりさの縮図でしょうか

周りに応えようとしてドツボになる

普段のお嬢様演技自体は、うまくいってるし周りの期待に応えているものの

第一話当初、りりさ自身は限界だった

あの頃の彼女を見てるようでしたわ

音羽に目をやった結果

りりさ『(めっちゃ気持ちよさそうに演ってる!?)』

めっちゃ気持ち良く叩いてた!!

ホント「空気」に左右されない

客は完全に白け切ってるのに、フツーに楽しそうに叩いてる音羽に呆れるりりさ

初回からそれが音羽の特徴

周りを気にするりりさと対極か

目が合う二人

音羽『ふふっ……

りりさ『!?

罵声、雑音が脳内にエコーするりりさ

りりさ『(うるさい…)

『(全部、うるせえんだよ!!!

『(ズルい……!!)』

『(勝つとか負けるとか、こっちは気にして!

 必死に考えて!!

 クッソ!!)』

『(あたしだって気持ち良くなるためにロックやってんのに!!)』

りりさのタガを外したのは音羽

彼女に笑われる事だけは我慢できなかったか

音羽だけズルいと?

自分は必死なのに、音羽は気持ちよさそうだ!!

自分だって気持ち良くなりたい!!

そう思い出せ

結果、音が変わった

周りに応えようとする音から、自分が気持ちよくなろうとする音へと変わった

それがすべてのタガを外してしまったらしい

これが「強み」なんですね

ビタガも解る「良さ」

店長『(その荒さと大胆さが音に勢いをつけている!)』

とかく荒っぽく、好きに弾いてる

だから勢いがいい

ビタガが感じ、店長が言語化

さすが店長

良さを言語化できるのがすごい

よくも悪くも

白矢『(ふざけるな、このままでは曲が崩壊するぞ!!)』

問題はりりさと音羽がケンカっぱやい事

音羽は挑発が好きだし、りりさは負けず嫌い

ある意味相性最高なんですね

互いに良さを引き出せる相性の良さ

反面音、アレンジを強めすぎて「曲」が崩壊しすぎてしまう危険性がある

そこに白矢がぴったりなのか

そんなに暴れたいなら

店長『(上手い! 曲から跳び出しそうになったギターとドラムを押しとどめた!)』

白矢『(まったく世話が焼ける……、そんなに暴れたいなら好きに暴れろ)』

『(ただし、私の作ったリズムの檻の中でな!!)』

りりさ『(上等!)』

白矢はベース、文字通りベースとなる

上手く二人のペースを制御した

白矢はやたら「俺様」ですが、それが彼女の演奏そのものでもあるんですね

二人が曲から外れないようコントロールする

もちろん二人は反発する

結果互いに全力になり、よりバンドとしての完成度を高めていく関係になってるのか

毒を以って毒を制する!

もうこれ毒しかない!!

回想の白矢『ギターはバンドの花形で、曲の完成度を左右する』

『だから理解しておきたいんだ

二人をコントロールしようとし、それが自分の憧れだったと思い出す白矢

昔、ベースこそバンドを御してると憧れた

これが一番イカした楽器だと

それを一度は捨てようとしてたのか

回想の白矢『ベースはリズム体でありながらメロディアス』

『曲を攻めながらバンドを掌握できる唯一の……

『そして一番イカした楽器さ!』

『これほど私に相応しい楽器もないだろう?

ロックは淑女の嗜みでして第9話 感想

その音楽特性が好き

一番イカした楽器が自分に相応しい!!

俺様な白矢らしい理由ですわ

どうも昔、ギターは音作りに役立つからと勉強程度に弾いていた

それがいつしかギタリスト

何があったんでしょう?

ギターであることを求められたのか?

彼女も迎合してしまったのか?

それが「りりさ」の良さ

アキ『あのシロが……、笑ってる?

どうも白矢は、一度ベースを捨てた

迎合してしまった

それを音羽は惜しみ、"気持ち良くなろうとしない"から袂を分かったんでしょうか

でもりりさとなら気持ち良くなれると知った

だからりりさが良いんだと

白矢を敢えて挑発したんでしょうか

ある意味平常運転となったティナ

ティナ『(音がぶつかって躍動してる!)』

『(胸が……、躍るよ!!)』

物理的に踊っとるやないかい!!

唯一、音の喧嘩と無関係なティナ

一番気持ちよさそうで草

一番苦労してるのは白矢

一番苦労人は白矢なのでは?

りりさ『(脳汁ブチ出せぇぇぇ!!)』

最高に気持ち良く演じ終えた四人

オープニング同様汗だく

しかし観客は静まり返るばかりで……?

唯一、電池が切れて動くはずがないフラワーロックだけが「動いて」賞賛し幕

みな呆気

ここから怒濤の拍手となるのか

はたまた静まり返るのか

それとも世界が終わるのか

次回、対バンに圧勝して初ユニットライブに幕?

それとも試合に負けて勝負に勝つ……?

次回、第10話

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