薬屋のひとりごと 2期 第26話 感想[日常の毒]物騒になって参りました!! ネタバレ
薬屋のひとりごと 第2期 第26話「隊商」感想
公式あらすじより引用
大規模な隊商(キャラバン)が後宮へとやってきた。妃や侍女たちが、衣服や装飾品など異国の品々を手に色めき立ち、後宮内はさながらお祭りのような雰囲気に。それから数日、お祭り騒ぎが終わった後宮では、香油が大流行していた。その匂いを嗅いだ猫猫は、妙な違和感を覚え水晶宮へと向かう。
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2期2話、新たな事件と子翠の趣味
どうも妊婦を狙った商品、流産を招く毒の流通
どこまでが偶然でどこまでが必然か
玉葉妃の妊娠に気付かれたのか?
なんて言ってたら中級妃が死んだ!!
新章も物騒になって参りました
あふれたものを毒として使う手法
前期の毒使い翠苓再び…?
前回毛毛を助けた子翠は昆虫好き、昆虫も薬になると猫猫と意気投合
混ぜるな危険なコンビきた!
にしても彼女、楼蘭妃そっくりですが
同一人物ならキャラ違いすぎて面白いですな
猫猫の奇行、後宮の毒
西方から仕入れた衣装には独特の香が
また売っていた香辛料など
どちらも流産効果があったことから「妃たちを狙ったものでは」という仮説が
その気付きで文字通り嗅ぎ回った猫猫
猫猫の奇行にまた1ページ
犯人に気付く流れでもあるのかね
前回、壬氏様が猫を吸ってた流れから香り
やはり香り……!!
香りは人を惑わす……!!
冒頭 いつもと違う隊商
壬氏『大事な外交の相手だ、引き続き頼む』
高順『御意』
西方隊商について高順から報告を受ける壬氏
いつもより規模が大きく期間も長い
というのも特使の先駆けである為
高度に政治的な話だと
ですがいくら後宮にも来るからと、担当宦官にしては話が大きいとかツッコミは野暮か
いよいよお偉方と隠さなくなって参りました
前回ラストに出てた双子っぽい女性たち
特使か新たな妃か
上級妃は埋まってますが……?
翡翠宮の衣替え
紅娘『湿気も多くなってきたし、そろそろ衣替えをしようと思いますっ』
他方猫猫が仕える玉葉妃、その翡翠宮も「隊商」に備えつつ衣替え中
隊商から服を買い、古いものは仕立て直して玉葉妃の故郷・西方へ
古いものはおさがりに
ありがたい話も、怒る人もいそうな話ですな
また流行の服はすぐ廃れるという話も
これも後のフリなんですかね
服を保護する為、猫猫が防虫剤を
これもなんだかフリっぽい
虫といえば翡翠
また、こうした処置を利用する輩もいるんですかね
今回でのお香騒動みたいに
『もう少ししたら新しい次女が来るわよ~』
前回壬氏が警戒した通り、楼蘭妃が侍女を増やしに増やしてる事が後宮に波及
面子をかけてあちこち増員か
すると衛生面は?
一気に増えると問題が起きそうですな
まさかそれが狙いでもない…?
桜花『玉葉様は、隊商が来たときいつもお小遣いをくれるのっ♪』
なんて言って紅娘に叱られる桜花
翡翠宮は和気藹々、侍女頭・紅娘と玉葉妃も姉妹のよう
これだけならいつもの光景であるも
この後を思うと対照的ですね
または紅娘も何か思うところが……?
梨花妃、吉報と侍女頭・杏
梨花『ええ、お願いね?』
侍女頭・杏『…………』
梨花妃の“お願い"は事実上の命令、しかし杏は口を結んで頭を下げるだけ
ものすごく憎んでそうな、そしてそれが許されるポジション……?
そんな青の上級妃・梨花妃
どうもご懐妊の様子……?
またオープニングのそっくりな人は、侍女頭の杏という人物だそうな
確か前期はいなかったはず?
少なくとも猫猫が梨花を世話した4話は未登場
杏『診療所から言伝……?』
診療所、やはりご懐妊か?
まるで妃さながらに偉そうなのが特徴
また何やら手紙を受け取り憤怒
渡した侍女が怯えており、彼女らの間では公然とした「何か」があるらしい
果たして何が問題なのか
この二人、玉葉と紅娘とは対照的ですね
こっちのが“普通"なのかもですが
幼い里樹妃の時も、侍女たちが陰ながら嫌がらせをしていましたし
侍女トップの方が"実権"を持ちがちか
仕える梨花妃が、当初のイメージと対照的に穏やかだったのと強烈なギャップ
梨花、上級妃で一番慎ましくさえ感じます
グラマラスさは随一らしいですが
隊商一日目、後宮の異質さ
猫猫『(つくづく特殊な空間だ
こんなに人がいるのに店はないし、医者もやぶ医者しかいないし……)』
大分世話になっても依然「やぶ医者」であった
待望の隊商到着
ですが猫猫・小蘭のような下級が見れるのは後回し
後宮にとっては数少ない娯楽
後宮の異質さを想う猫猫
また後宮の衛生管理は上々
かつてやり手の女帝が、西方の水道技術を導入し上下水道がしっかりしてるそうな
実にローマ!ですね
どれだけ死者、病人が減る事か
そうすることで病が広がるのを防ぐ
また予告では凄まじい姿の女が
それこそ「病の人」なのか?
猫猫『このタイプ以外の服はなかったのですか?』
どこも山ほど買い込んでおり、あまり買わない玉葉妃の経済的な賢さが強調
ただ問題は、妊婦向きの服ばかりだった事
それで無自覚に妊婦向きを購入
玉葉妃妊娠がバレるぞと猫猫は忠告へ
或いはあの意味ありげな特使たち、気付いて仕入れてきたんでしょうか?
それともただの流行なのか?
隊商最終日、猫猫の狙いは
猫猫『(最終日に来た理由はもう一つある、値引きだ……!!)』
前述の通り後宮は隔離された空間
浮世離れせざるを得ず物価に疎い
狙って高値をふっかけてるはずだから、"適正価格"で買ってやろうと燃えるのでした
うーんやり手婆の教えを感じる
とかいいつつ小蘭に髪紐を購入
友達の為には財布の紐も緩んでしまう猫猫
君は友達想いのフレンズなんだね!
猫猫『(茶葉や香辛料はある)』
これも後から思えばフリ
茶葉や香辛料としてなら持ち込めるという事
たとえば、カレー用のライスを薫り高く仕上げてくれるサフランだって流産を招く効果が
なんでも使い方次第なんですな
子翠とジャスミンの工芸茶
子翠『(猫)なんて名前?』
猫猫『盗賊改』
小蘭『え? なんか変な名前だね?』
子猫・毛毛はすっかり医師どのの飼い猫状態
薬やら守る役割だからね!!
とまれ猫事件の侍女、子翠と再会
小蘭ともども、猫猫に友達がいたなんてと"やぶ医者"が大歓迎してくれました
もちろん猫猫は怒ったものの
医者殿の親心か
もう猫猫のこと、娘みたいに思ってそう
とまれ湯を注ぐと、枯れていた花が湯の中で花開くという見事な工芸茶を堪能
もちろん実在
風雅な事を考える人もいたもんですな
猫猫は「水路詰まりか?」と想像
何気ない世間話か
はたまた猫猫に調べさせる腹積もりか
予告の女性が、後宮から追い出されたくない一心で隠れ住んでる感じですかね
あの姿だと臭いが強烈そうですし
子翠『ここにはたっくさん虫がいるから、いっぱい描けていいよね~♪』
猫猫『(虫もまた、薬の材料になる……!!)』
『(カマキリの卵鞘は精力剤になり、ミミズは解熱効果があるっ)』
実は子翠は虫好き、北にも採集にいっていた
北側は廃墟など半ば放棄か
薬に出来ると猫猫と意気投合へ
ヤバいのが組んじゃったな!!
予告はそういう事か
また子翠、登場タイミング的に「全く喋らない楼蘭妃」が化けてるのかなってキャラながら
こっちが本性なら好感度爆あがりですな
表情コロコロで可愛いんだぜ!!
その後、何やらせき込む女性と「たくさん瓶が入った行李を開ける」描写が
予告の病人か?
華美な色合いから瓶は香油の類い?
臭いを隠すために使ってるのかね
にしちゃ多すぎる気も
隊商の弊害、ありふれた毒
猫猫『(単品では良い香りでも、混ざり合うと危険だっ)』
やがて洗濯中、隊商が持ち込んだものは香りが強すぎると閉口する小蘭たちが描写
一つ一つ、少数なら良い香りだけども
山ほど集まると臭い!!
これも薬と毒みたいな話ですな
一つ一つは小さな火だが、二つ合わされば炎となる。炎となったガンバスターは無敵だ!
みたいな
猫猫『どれも妊婦に害のあるものばかりです』
しかし猫猫は気付いた、気付き確かめる為にめったやたらと嗅ぎ回って周囲をドン引き
この香りは流産狙いでは?と
隊商以来、流産効果のあるものが流通
お香に香油、香辛料など
それで嗅いでたのか
となれば、玉葉妃の妊娠が気付かれ妨害工作されてるのではと警戒へ
しかし西方からの輸送は日数がかかる
そんなに前から準備できるものか?
彼女が、梨花妊娠の報告を受けて激怒し?
梨花流産を狙って事を起こした?
やたら権力に執着ありそうな振舞い、妙に梨花と似た顔立ちからそんな連想が浮かびますね
常識的にはおかしな推測ですけれども
売ってた香辛料などは、堕胎剤に使えると
ありふれたものが薬・毒になる
さすが色街育ち
前期では、子供が出来た妓女は値段が暴落するってのも話のキーでしたものね
必需品にも近いものなのか
自分の無知を恥じる壬氏
立派
隊商は後宮も訪れる、何が流入するか検品するのも後宮担当宦官の仕事
にしても視点が政治的すぎた気も
彼の正体もなかなか踏み込みませんな
踏み込みが足りん!
毒使い翠苓、再び?
猫猫『(偶然が重なり必然となったあの事件に似ている……)』
その裏に、前期で猫猫と敵対した翠苓の影が?
この巧妙さはあやつではと
かつて梨花妃の子を死なせた張本人
ありものを使う巧妙さが酷似
一度は薬で仮死状態となり、死亡確認判定を受けて逃げるウルトラCをかました女
薬使いで毒使い、ライバル復活なのか?
猫猫『(その手がどこまで伸びているのか……)』
暗殺未遂も相当な勢力がなければ無理
二つの未解決案件連想
それとも両者は繋がってるのか?
どちらも皇帝の血筋を消そうとしてる点は一致
勢力争いの一環なんですかね
猫猫『どれが偶然で、どれが必然なのか……』
どれも故意だと疑いたくなるも
ただの偶然かもしれない
ナーバスになってしまう猫猫
実際、香辛料など普通に隊商が持って来そうな代物でもありますし
服だってただの流行服なのか……?
壬氏『猫猫が飲んでいるのと同じものがいいっ』
癒しとなったのが壬氏
猫猫を訪ねてきた彼は、彼女が飲もうとしたジャスミンの工芸茶に執心
最後の一個なのに飲みたいと駄々
乳母の水蓮婆ちゃん曰く、本来すごくわきまえた人な壬氏様
猫猫の前では子供っぽいのが微笑ましい
猫猫『(ジャスミン茶は良い作用が多い)だから副作用が目に入らないのです』
今回「毒」だったジャスミン茶
しかし効用の方が多い
分量、使い方次第だと壬氏に説く猫猫
本作のテーマですな
今週一番かわいいワンシーン
水蓮が見たら指さして笑ったに違いない
壬氏『どんな?』
猫猫『不妊です、主に男性側が原因のっ』
と皮肉で壬氏を怒らせてしまい幕
ただまあ、おかげで猫猫はメンタル復活
必然か偶然かと悩んでましたが、馬鹿話のおかげで立ち直った様子
壬氏様の存在が薬でしたな
ジャスミンティー強奪事件
壬氏は表向き宦官
なので猫猫が、飲むと子供が出来るかもよ?と皮肉をかましたので怒ったというもの
宦官は生殖器を無くしてるんですから
普通は怒る!!
こんなん飲んでも無駄だと知ってるだろ!!
飲むとちゃんと効く
だから皮肉返しに飲み干したのかね
何より宦官だと思われてる不満、明かせない事の不満といった鬱屈か
女にモテるイケメン
それでいて子作り厳禁な帝弟(?)
矛盾した在り方ですわ
壬氏『毒……!? まさか!!』
中級妃が毒殺
にわかにダイレクトな殺人事件に
もっとも、じわじわ搦め手を使うやり方とはだいぶ毛色が違いますね
色んな連中が並行して動いてるのか?
玉葉妃に茶を注ぐ翡翠宮の侍女頭・紅娘
色はジャスミン茶を思わせ、彼女が流産を企んでいるのではと思わせる幕引き
もっとも、茶が危ないと話した直後
またとかく主と仲良しな紅娘
悪意があるとしたら唐突すぎますが……?
冬虫夏草の物騒なパロディ
冬虫夏草は虫がキノコに寄生、"冬は虫だったものが夏は草になる"というもの
子翠の言ってた異臭の原因か
冬虫夏草鶏湯……?
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