チ。第25話 感想【最終回】全てが手紙で繋がって ネタバレ ―地球の運動について―
チ。―地球の運動について― 第25話「?【最終回】」感想
公式あらすじより引用
青年ラファウから学術系サロンに招待された少年アルベルトは、好奇心に目を輝かせる。が、帰宅した彼が目にしたものは、信じがたい光景だった。
毎週土曜24:10分、最新話一週間無料。ABEMA ANIMEでは日曜22時30分配信
二人の過ち、アルベルトの遺すもの
まさか「手紙」を通じ、全主人公とテーマが繋がるとは思わなかった!!
考えることの楽しさ、喜びに満ちた物語に幕
最終回も「は?」なビックリ展開
ですが疑問を持ち、考えるって本当に楽しい
様々な意見に触れるって楽しい
最終回もまた血なまぐさい、ショッキングな展開も目を離せない楽しい作品でしたわ
矛盾を許し、それが人間だと飲み込む大切さ
間違いもそれがダメだったと、次へ生かす事
最終回も前進に満ちていた!!
まあ! ラファウったらいけないひとッ!
アルベルトの苦悩
かつて信じることを貫いた師ラファウも、疑う事を重んじた父も破滅した
父はラファウを、他人を拒絶し殺された
ラファウは社会性がなく逮捕された
どちらも学術を重んじた末に破滅
結果アルベルトは学術を重んじる生き方自体に、疑問を持ってしまったんですね
前はラファウが殺される側だったのに!?
告解を聞いた司祭は、信じる事と疑うこと両方をやればいいと矛盾を勧めます
信じ、疑いながら学問をやればいい
矛盾してもいい人間なのだからと
大事なのは考え続けること
答えは誰も、神も出してはくれない
でも答えが見つからないからこそ、考え続けられるという「幸福」を教えてくれました
また、何を捧げればこの世のすべてを知れるか
途方もない問いを授けてくれました
アルベルトは以降も考え続けたのでしょう
その姿勢が「知」に繋がったのでしょうか
オクジー編、生き残った異端審問官レフと示唆
同僚シモンにどうしてやれば良かったか?
そう考え続けるのが彼の命題か
生き残った彼は、答えが出ない事をこれからも一生かけて考え続ける
そういう生き様を描く人物だったんですね
ヨレンタさんの手紙
ヨレンタさんが爆死する前に書いた手紙
ドゥラカが発送したあの手紙
あれはラファウが遺した“ポトツキに利益を分配する”願い、オクジーのメッセージでした
オクジーが書き、バデーニが写本した一文
主人公全員の手を辿った手紙か
大事なのは本の「題名」が記載されてた事
地球の運動について
たまたま聞いたアルベルトは「?」と思った
やがて研究へ
そしてコペルニクスに繋がったと?
史実でこの後、大学教員に
その研究の延長線にコペルニクス
彼の地動説の研究へ
知は受け継がれ、深められていったと
その姿勢も本作らしいと思いましたわ
本作は基本、史実の地動説と無関係
ですがラファウとレフの考え、本の“タイトル”が実際に存在したアルベルトに影響
アルベルトの影響を受けたコペルニクスに、遠因があった“かも?”
そんな遠い遠い部分を描いた物語か
遠い!遠いって!!!!!
第三章までは15世紀のP国という虚構
ですがまるで、虚構から現れた人やメッセージが「史実」に影響を与えたかのような
虚構と現実が入り混じるような
そんな「?」から目が離せない終章でした
最後まで面白かった!!
冒頭 その好奇心を信じている
ラファウ『僕らは前時代的な差別と偏見から抜け出し
自由に、気軽に、上品に!』
『深遠の探索を行う……!!』
ラファウは素晴らしい理想を持っていた
それが正しいと思っていた
なのに…というのもポイント
それも「人間」か
前回、家庭教師ラファウに「自由な学術系サロン」に招かれたアルベルト
ラファウは開会の音頭を担当
そんなに偉かったの!?
見た感じ主催者ですわ
ラファウ『(アルベルトについて)注視すべきはその好奇心の強さだ』
『学術の未来に於いて、これこそが何より重要な才能だ』
『というのも、僕は今恐れているんだ……』
ラファウはこれからの時代を危惧
ヨレンタが期待してたのと反対
自由なこと、垣根がないことがかえってつまらない時代を生むと予測していた
本作らしい強烈な現代メタですわ
ラファウ『人の心から
絶対不変の真理という理念に対する
畏怖や崇拝が薄れていく……』
略『好奇心は馬鹿げた不要なものとして唾棄されるかもしれない』
ラファウが貴ぶのは好奇心
好奇心が軽んじられる時代を恐れた
またアルベルトの好奇心を高く評価
サロンの一員として招き入れると宣言
偏見がなさすぎる
現代以上の理想を感じますね
ラファウ『そうなるのは……、なんというか僕は……
寂しいよ』
正しいか間違いかでなく寂しい
たとえ相手が正しいとしても
自分が間違っていても
それでも自分とは合わないという意志か
ラファウ『だから僕は信じてる! ここにいる君らを!!』
『その好奇心を!!』
ラファウの宣言に興奮していたアルベルト
心酔が手に取るように伝わります
それでも彼を変えたものとは……?
ラファウ『途中で帰るなんてことしないで、しっかり最後までいてくれよ~?』
足止め、アルベルトを騙したんでしょうか?
だとすればまさにラファウ
アルベルトは天体関連のテーブルに置き去りに
何言ってるのか視聴者にはちんぷんかんぷん
しかしアルベルトが思ったのは別
むしろ立ち去り難い
この話を理解できてるのかこの子!?
アルベルト『(一日くらい記録付けなくても問題ないか……)』
より賢いやり方が頭で解っていても止まれない
衝動は 止められねぇんだ
本作主人公に一貫した在り方ですね
アルは、日課の天体観測をする為に一時帰宅
そんなに大事なんだ……
前回曰く、なぜやるのか意味があるか解らない
アル自身何故こだわるか不明
それでもやらずにいられない
それが思わぬ形で人生を変えるとは
アルベルト『……え?』
最後まで「?」とサスペンスが絶えない本作
なんとラファウが父を殺していた
もし戻らなかったら?
そうなればラファウ達の真意を知らず終い
そうなればきっとラファウと父の在り方を知らず、“学問は危うい”などと考えなかった
違う人生となってたんでしょうね
ラファウ『おっと?』
軽い!軽いよラファウさん!!
ラファウは自分が正しいと信じ切り、納得してもらえると心から思って説明したようです
信念に迷いがなく倫理がない
彼はアルベルト父が持つ、資料が欲しかった
口振りからしておそらく地動説
本世界版の“フベルトの石箱”?
フベルトと出会わなかった世界線なのかね
ラファウ『君のお父さんは、知を共有しないで独占してた』
『それはあってはならない罪だ』
『そういう考えは排除すべきだ』
間違った考えは殺してでも排除するべきだと
考え方がまんまノヴァクさん
父は疑う事を貫き、研究資料は「弾圧されるかも」と疑って開示を拒んだ
開示するくらいなら燃やすと
結果、信じることを貫くラファウに殺害
文字通り貫かれちゃった……
本作の多く同様“信念ある”生き方
しかし今回ばかりはひどい
また資料も人も何かと燃やしてきた本作
最終回でもFIREでした
信念と疑念という過ち
回想終了、現代のアルベルト
アルベルト『彼はその演説が終わってすぐ、村の人たちに捕らえられました』
以降消息不明、ラファウ終了のお知らせ
あっけなさすぎる……
別に通報した訳でもない
アルベルトが帰ったおかげで、逃げる間が無くなり捕まったのか?
それとも帰らなかった場合も捕まって、アルに論じることなく姿を消したのか
第一話でのラファウは「世渡り上手な嘘つき」
信念が彼を変えてしまったのか
元々違う人間だからか
現代のアルベルト『父は言った
“疑え”と』
『結果、彼は誰も信頼せず資料を共有しないで殺された』
『先生は言った
“信じろ”と』
『結果、彼は自らの信念に従って殺人もいとわなくなった』
『これが知に関わった者の末路です』
さすがに両極端では…?
信じる心、信念ゆえに暴走したラファウ
疑う心、疑念ゆえに殺された父
どちらも強い好奇心を持っていた
アルベルトは両人とも間違ったと思ったのか
好奇心自体を否定するのね
コペルニクス的転回
司祭『どちらか選択する必要がありますか?』
アルベルト『え……?』
略・司祭『矛盾は両立します』
『それが人間だからです』
略『矛盾を、あいまいを、混乱を受け入れられる』
『むしろそこで理性の息継ぎをする』
コペルニクス的転回(Copernican Revolution)
物事の見方が180度変わってしまう事を比喩した言葉。あるいは、既存の物事を根本的に転換させた視点で考察する際の表現。
コペルニクスが天動説を捨てて地動説を唱えたことに喩えている ※wikiより引用
司祭は、信念と疑念を両方持って良いと助言
それが人間だと
第23話、脳内ラファウも肯定した人の矛盾か
なんと聖書にも書いてある
こうやって尊い言葉を元に、人の不安を取り除くのが「宗教」の素晴らしさなんでしょうね
際し司祭の老いた面立ちも示唆
あの「レフ」からすっかり老いていた
それだけ考え続けてきたのか
矛盾や曖昧は合理的じゃない
でも考え続け、合理性で追いつめてしまった考えをいったん休ませてくれるのか
合理的にこうあるべきだと行き詰った思考を
一旦休ませてくれる恩恵なのか
司祭『奇跡とは』
『必然に満ちた領域で生まれる偶然のことです
と同時に
偶然に満ちた領域で必然が生まれる事です』
『昔のあなたはそれらを感じていた』
『この世のすべてが奇跡的だと知っていた』
アルベルトは痛みを知り、成長したと思った
ですが奇跡に感動する心をも失った
自然に感動する心、感動を「知」に変える生き方を取り戻すべきだと司祭は勧めます
それがアルベルトが神に授かったものだと?
この世の美しさを訴える司祭
ヨレンタさんとシュミットみたいですわ
どうすればいいのか
司祭『単純です、空を見れば良いのです』
『そして深く息を吸う……』
無論、アルベルトは勝手に決めるなと反発
対しリラックスを勧める司祭
空への感動こそあなたの生きる場所、それがダメだと悩むのは神からの試練
そして神は、乗り越えられる試練を与えると
本当悟ったような事を仰る
ですがアントニとの違いが染みます
アントニは聖書の知識を、自分を正当化し他人を罵倒する為にばかり使ってた
対し老司祭は導く為に使う
死んだシモンがしたかった生き方か
司祭『“コリント人への手紙、第10章13節”』
『“神は真実な方です”』
『“あなた方を耐えられない試練に遭わせることはありません”』
幼い頃アルは空に感動し、学んでいたと語った
その後色々あったけれども
幼い頃の素直な感性、そこで得た生き方に立ち戻るべきだと司祭は勧めた
素直さを失ったのは神からの試練だ
試練は超えていくべきだと
自身、似た経験をしたからか
司祭の打ち明け話
司祭『彼を諭し、救う事が重要だった』
『あの時どうするのが正解だったのか……、答えは出ていません』
アルベルトが話す代価、司祭の打ち明け話
かつて友人を見殺しにした苦悩
どうすれば良かったのかと
それはオクジー編、ヨレンタを逃がした審問官シモンを止められなかったレフの言葉
具体的な明言はしないもそっくり
ラファウと一緒ですね
彼と年代はまるでバラバラですが
司祭『今日まで私があの過去から目をそらしてきた事です』
『でも今初めて、この悩みを言葉に出来た』
ごく客観視できることだけを再確認
私たちは今、また進む事が出来る
それはアルベルトと一緒だと
司祭自身、過去に向き合えず悩んでいたからこそ親身だったんでしょうか
自分を見ているようだったから
苦しみがよくわかるから
司祭『神に向き合わなければならない』
揃って辛い過去がある、それは神の試練である
神が与えて下さった試練に立ち向かう事
それは神に向き合うことか
ポジティブな言い換え
『“自分は神に認めてもらえる存在なのだろうか”、と』
辛い経験という神の試練を乗り越える
神に認めてもらう事
でもそこで、自分は神に認めてもらえるか存在かという自己否定が足を引っ張るんですね
試練、苦しみから抜け出す意思を持てるかか
もちろん「神」は答えない
司祭『だから永遠に、私たちは考え続けられるのです』
アルベルト『!!』
司祭『私はそれを、幸福だと思いたい!』
ライフワークを貰ったという事?
物事は受け取り方一つで変わる
その喜びが、今またアルベルトを救ってくれた
司祭の苦しみが役立ったのか
それも司祭は、若いアルベルトが明るく人生に立ち向かう様を見る事が出来た
その喜びたるやいかほどか
最後の問い
司祭『何を捧げれば、この世の全てを知れる、と思いますか?』
『その答えを探してください』
アルベルト『……何のために?』
司祭『この世で、再び生きる為に!』
ただ日々を無為に過ごすのでなく
目的を持って張りのある生き方をしませんかと
その為に敢えて、答えの出ない問いを司祭は授けてくれたのでしょうか
考え続ける喜びの為に?
疑いながら進んで、信じながら戻って
久々に「空」に向き合ったアルベルト
回想のラファウ『この世の美しさの為なら、犠牲はやむを得ない』
『僕は何があろうと、君の好奇心を否定しない』
知識を持って夜空を見上げた
そうすると夜空は星座で埋まり、由来する神話と共に膨大な情報となって見えた
知が見える景色を変えてくれる
ラファウの教え、素晴らしさを改めて感じた
彼の全ては肯定できない
でも確かに意味があったと思えたのか
アルベルト『だけどあなたのやり方では、“美しさ”に到達できなかった!!』
『この世のすべてを知る為に
何を捧げれば良いかなんて解らない』
『けど、隠そうとする父さんも、排除しようとする先生も』
『有効じゃなかった事だけは確かだ』
ラファウに共感したと言い切るアルベルト定
でも父もラファウも駄目だった
二人を教師と反面教師、両方だったと捉えて次に活かそうとするんですね
驚くほど凛として空を見上げたアルベルト
彼の服を揺らす風
それは自然、世界を全身で感じる表現か
父とラファウと世界、全てありのまま受け取る
その上で「自分はこう思う」と考える
そうやって繋いでいくんですね
『だから補い合える』
『そうじゃなきゃ、この世界には挑めない』
『人間は社会的な動物だ……』
『先生、僕もタウマゼインを感じます
それを肯定し続けます』
『あなたとは違ったやり方で』
『疑いながら進んで、信じながら戻って』
『美しさに、きらめきに、迫り詰めてみせます!』
(タウマゼインとは)簡単に言い換えると、この世の美しさにシビれる肉体のこと!
そしてその美しさに近づきたいと思う精神の事
つまり
「ン?」と感じること
※前回のラファウの台詞より
つまり天文、自然科学の道に進むという事
これまでの主人公たちの生き方の肯定
そして否定、改善する総括か
読書感想文風に言えば、原作者先生が「私はそう思うんだ」と伝えたい部分だと?
疑問を持ち、その答えを求め人は進める
信念、迷った時ここまでは正解だと信じられるものがあるから引き返せる
引き返してまた進める
そういう信念、拠り所を持つ重要さか
好奇心こそ正しいと思い彼は前へと進んだ
でも信じすぎて、好奇心の為なら何でもすべきだとやりすぎてしまった
そうじゃなく迷えるようになるのが大切
やっていいのか迷うこと
そこには倫理がある
倫理があれば社会性を持て、他人と協力してより大きなことができるから
その両方が大切だって事なんでしょうね
アルベルト・ブルゼフスキ
アルベルト『ブルゼボ、僕の地元の名です
サインの際にはそれを』
やがてパン屋親方の申し出を受け大学へ
彼の名が初めて明かされました
やはり史実にある名前
思うにラファウ達は虚構
でも彼らは虚構から抜け出し、史実の後押しをしてくれたのかもしれませんね
本作自体あくまでフィクション
そんなのありえない
でも事実は誰にも解らない!!
お客様の中にタイムマシンをお持ちの方はいらっしゃいませんか!
ラファウは処刑寸前に夜空を見た
オクジーも夜空
ドゥラカは夜明け
皆自然の美しさに、シビれて死んでいきました
彼らはそこで終わった
でもアルベルトは違うんですね
アルベルトは息を吸って踏み出した
それはラファウ達に出来なかった事
彼らは途中で止められ、踏み出すことができなかった
今度こそ歩き続ける「主人公」なのね
ヨレンタさんの手紙
手紙の受取人『もしかしたら、前ここに住んでた人とかかなぁ……?』
ラストはヨレンタの手紙が届く場面
文面はポトツキに利益一割を譲渡すること
そしてポトツキはもういない
全てわかり切った、視聴者にも「手紙の受取人」にも無意味なはずのオチでした
ところがそうじゃなかったんですね
アルベルト『(書き違えかなあ? 運動するのは天球だし)』
略『(“地球の運動について”……、か)』
『(……ン?)』
後にアルベルトは大学教員へ
彼が書いた注釈書で学んだ生徒にコペルニクスがいた
ニコラウス・コペルニクス、ポーランド出身の天文学者。
晩年に『天球の回転について』を著し、当時主流だった地球中心説(天動説)を覆す太陽中心説(地動説)を唱えた。これは天文学史上最も重要な発見とされる(ただし、太陽中心説をはじめて唱えたのは紀元前三世紀のサモスのアリスタルコスである)。
また経済学においても、貨幣の額面価値と実質価値の間に乖離が生じた場合、実質価値の低い貨幣のほうが流通し、価値の高い方の貨幣は退蔵され流通しなくなる (「悪貨は良貨を駆逐する」) ことに最初に気づいた人物の一人としても知られる。
※wikiより引用
タウマゼインを感じるアルベルト
そして史実での功績が語られて幕
彼の教えで学んだ生徒に、コペルニクスがいた
地動説に繋がったと?
まるでこのタイトルが、後に「天球の回転について」という歴史的名著に繋がったかのような
虚構が史実に影響を与えたかの如く描いて幕
なんと遠回りな
でも遠くても辿り着くという事
ラファウ達の歩みを彷彿とさせる気がします
莫大な時間をかけいつか辿り着く
星の運動みたいですな
全主人公が関わった手紙
かつてフベルトが石箱を遺した
ラファウが研究を詰め、ポトツキに利益を託すよう書き添えた
しかしバデーニが燃やした
ところがオクジーが自著「地球の運動について」に書き記した
書をバデーニが後世に残した
読んだヨレンタが、利益の件を書名を添えて手紙へ
手紙をドゥラカが発送した
時に燃やされながら、アルベルトへタウマゼインを与えた
人の意志、知識は思わぬ形で繋がる
本作を凝縮した流れが「手紙」だったんですね
よくもまあ因果な話だった!!
一番印象的だったのはノヴァクさん
付き合い長かったですし
何より彼の行動はインパクトたっぷり
悪役を自認したもう一人の主人公
またそもそも彼がいなければ、ヨレンタさんだって生まれなかった
彼もまた地動説への流れの一つか
同じ時代に生きたのはそれだけで「仲間」
そんなラファウの肯定も眩しかった
眩しかったし、それでも「ラファウは俺を慰める幻覚にすぎない」と自分を責め続けた
そんな頑固さが嫌いになれませんでしたわ
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ディスカッション
コメント一覧
最終回見終わった。、
余韻に浸りながら反芻するのに良いブログですね!
(ただら長すぎて全部は読んでないけど…)