薬屋のひとりごと 第2期 第40話 感想[美形の素顔]宮中の悪意を生む源 ネタバレ
薬屋のひとりごと 第2期 第40話「巣食う悪意」感想
公式あらすじより引用
逆子の疑惑もある玉葉妃の出産を援護するため、猫猫の薬の師であり、養父の羅門が後宮の医局へとやってきた。羅門はすぐに今の後宮の問題点をまとめ、手習所に通う女官たちの練習も兼ねて、書き移せるようにと手本を作る。それを手習所へ届けると、猫猫は羅門が後宮を追放される前にも同様のことをしていたと手習い所の老宦官から聞く。ふと猫猫の頭の中に浮き上がる違和感。その違和感の真相を知るために、猫猫はとある人物を訪ねにいき…。
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2期16話 事件の裏。美形宦官の正体
製薬方法への興味が「誘拐」一番の理由だとは猫猫らしい
いいのかいホイホイついていって!!
美形宦官、毒使いの翠苓その人だったのか
壬氏の実母・阿多が壬氏に化ける場面も
美女はイケメンに通ずですな
養父・羅門sugeee!! なんて思ってたらそれが黒幕への足掛かりになるとは因果
第一話、白粉の毒事件で始まった本作
ああした事件の黒幕に繋がる回か
怪談騒動も色盲騒動も次々連鎖
あらゆる事件が繋がっているんですな
後宮に巣食っていた悪意
実は深緑たち「診療所」が悪意の源泉
悪意の源泉の一つか
先帝のお手付きだった彼女達が、帝一族へ悪意を持って暗躍していたと
羅門が書いた、害だから使うなという注意書きを「害を成す方法」として悪用していた
羅門が流産の危険があると書いた香油を、流産させる手段として活用したと
女官は皆、診療所を信頼している
それこそ虞淵より信頼
その信頼を利用して暗躍してたんですな
子翠は名家の人間だと示唆
子の一族の「子」翠?
知識、私物共に並みじゃないと
今期は読み書き教育が描写、それは読み書きできる子翠は異端だと示唆してたのか
現代人だからこそ気付きにくい話なのね
楼蘭妃の一人らしいものの……?
重鎮・子昌の疑惑、血統
茘国では国母の血が強いと色盲
子昌に国母の血が濃いと示唆へ
でも子の一族にそんな話あったっけ?
先帝が認知しなかった子と関わるのかね?
壬氏の次は猫猫のピンチだ!!
壬氏様は猫猫捜索に東奔西走
そこであのマタタビ(仮)が効くのかね?
冒頭 残り物には美味がある
猫猫『(食べものは無駄にするなと教えられたが、猫の残り物まで食べるとは)』
『(一を聞いて十を知る)』
『(オヤジはこの国の最高の医師だと思う)』
『(なのに花街で暮らしているのは、オヤジには欲というものがないからだ)』
と、猫・毛毛が食べない頭をひと齧りする羅門
世間的にはゴミと言われるものだろうとも
それが無価値とは限らない
極論、羅門自身にも言える事か
花街の医師と聞いて、良い顔するものは多くないでしょうけれども
猫猫に言わせれば最高の医師なのだ!!
依然変わりなくッ!!
猫猫の養父にして師、医局所属で復帰へ
前回は玉葉の為だったも、梨花妃などより多くの妃の妊娠・出産に備える壬氏の配慮
猫猫への信頼からくるものなのか?
見方を変えれば、玉葉様は囲い込み失敗
最優の医師を取り込めなかった
紅娘が後悔しそう
虞淵『(水晶宮の新入りには)年配の侍女が多くて、急に宮の雰囲気が落ち着いたってさ』
水晶宮は年配の侍女がはいり雰囲気が変化
我が物顔だった侍女頭・杏の解雇によるもの
また杏は、梨花憎しで「無能な侍女」を意図的に水晶宮で雇用していました
自ずと侍女の質が変わっていくのか
後宮の機能不全
猫猫『(後宮は帝の子を産み、育てる場……、なのにそれが機能していない)』
帝の御子の少なさが、後宮機能不全の証拠
出産時のトラブルが多い
育てる時に夭折してしまう事が多い
一因は紅娘のように政治的な対立か
たとえば、政治的な信頼が重視され、素人が産婦をやるなど本来は言語道断
また劇中は妃同士・下女同士など、女性同士でのいさかいが幾度も描かれているものの
それで済むレベルを超えている
それも今回の「悪意」なのかね
虞淵『羅門さんキレイな字を書くねえ!』
猫猫『(そこかよ!)』
しかし「筆跡」は何かでカギになりそう
羅門は白粉や香油などに気を付けるようにという注意書きを執筆
これを手習い所の「お手本」とし、生徒たちに模写させ後宮中に張り出そうと計画します
しかも虞淵に交渉し、実家で商品にできない紙を安く仕入れる事まで提案
手習い所や虞淵の実家
今までの話が後宮全体の改善に繋がるのか
紙工房との繋がりは強い!!!
虞淵『どうした毛毛? そんなに鳴いて~』
猫猫『(これかな?)』
玉葉に疲れをとる薬をと考えた猫猫
際し猫の毛毛が大興奮!!
するとマタタビか?
マタタビは猫の好物だし、人にとっても関節痛・疲労回復に効く薬草ですものね
ちなみにキウイと近縁種だったりします
壬氏のかんざし
猫猫『(前に着けてみたら……)』
それはもう三人娘が大騒ぎしたそうな
今なら赤羽もついてくる!!
壬氏に、彼から園遊会でもらったかんざしを着けるとバーターを受けてしまった猫猫
約束だからと持ち出したものの
騒がれるのが嫌で懐へ
完全にフラグ
期せずして金属の塊を持ち歩いてる訳か
後の「かんざしのおマオ」である
老宦官・羅門との想い出
老宦官『文官としての才もあったのに「道端の浮浪児が可哀想だから」と、医官になるんだから……』
幸い手習い所教官、老宦官は羅門の旧友
話はとんとん拍子に進みました
だいぶ仲良かったんですな
際し若い宦官にみな騒ぎすぎるので、彼らは枯れた女官が多い北側に一部回されたとも世間話
その移籍、どこまで計算通りなのか?
実は二十年前も同じことをした
老宦官『二人で後宮中に貼る紙をひたすら書いて~……』
『あやつも歳を喰って
人を上手く使う方法を覚えたようだねえ』
略・猫猫『(オヤジは良かれと思って注意書きを貼ったはずだ!!)』
『(それは……)』
『(逆に悪意あるものに、害をなすものを教える事にもなる!!)』
猫猫が思い立ったのは、注意書き悪用の可能性
そして注意書きは二十年前
後宮は二年で年季のはずなのにと
小蘭の年季明け騒動は、容疑者を狭める前振りでもあったのか
また白粉への無知は、知識継承されなかった為
注意書きを読めるものが少なかった為
手習い所はホント重要なのね
巣食う悪意、事件の根本
深緑『私たちは誰も迎えに来てくれないから』
『今も、これからも、ずっと…………』
『(ああ……、そうか…)』
『(後宮に、帝に、そして帝から寵を受ける妃たちに、巣食っていた悪意はここにあった)』
猫猫はこれまでの事件黒幕の一人が、老官女・深緑だと考え"診療所"を訪れます
この診療所が、悪意を振りまいてたのだと
傍目に診療所は女官たちの救い
善意の場所
それが悪意の源だったとは因果ですな……
猫猫『(水晶宮の侍女頭である杏に、堕胎剤の作り方を教えたのは深緑ではないだろうか?)』
自らは手を汚さず、どころか主犯の杏に利用されてる自覚すら与えない
そのやり口は翠苓と同じものか
老官女たちの正体は、先帝に十歳程度で手を出された「元幼女」達だった
帝のお手付きは外に出られない
先の怪談話通りに
そうして先帝に、帝に恨みを抱いてきたのか
カラリとした女傑に見える深緑が……
本来二年で明ける年季が、死ぬまで出られぬ牢獄となってしまった
また先帝は十歳程度しか手を出せなかった
長続きできず次々抱いたんでしょうね
母・女帝が強権的で、女性自体が怖くなった
手を出せるのは幼女だけにと
また立場上、子供を作れと「怖い母」に圧をかけられ続けた結果なんでしょうか
純粋にロリ魂だったのかもしれませんが
母とて息子を守ろうと強権的だった
彼らとて被害者なのが複雑
猫猫『(殺意とまでいかない悪意が、少しずつ後宮内を蝕み、巣食っていたのだろう……)』
第一話で、毒なのに人気だった白粉
あれも白粉は毒だ、という羅門の注意書きを悪用したものだったんですね
第一話に既に深緑に影が!!
香油事件のバックにいた深緑
猫猫『(診療所の女官たちが、"この香が欲しい"と商人たちに吹き込んだのかもしれない)』
病気になった女官に、梨花妃懐妊を聞いた深緑
そこで「これらの香油は、流産を促すから使わぬように」と杏へ手紙を持たせた
杏が流産目的で使うと想定して渡したと
香油はキャラバンが輸入
おそらくキャラバンにも手を回していた
そういや深緑も西方血縁でしたっけ
猫猫『(証拠も証言もないし)』
しかし入れ知恵を、それも「帝の子を殺す」狙いでやったのが深緑
怨恨が理由だったのか
後宮で帝の子があまりに少ない理由
後宮で、衛生面を支えているはずの診療所が裏切っていたのが一因だと?
信頼を悪用していたんですね
また診療所設立を推したのは皇太后
その皇太后も先帝が憎い
今はまた違うかもですが
皇太后はどこまで把握しているのか
猫猫『(ここは病にかかった女官たちが頼れる唯一の場所だ、なくなるのは避けたい)』
代替するには医局が頼れられることが必要
羅門がそのカギに?
とまれ証言、証拠を集めるのが困難
今後も対処していくしかない
また深緑も、気付かれたと思ってない
なので純粋に困惑しており「あれ? 推理ミスった?」と思えるほど素朴でした
こんな人がそれほど陰湿な悪意を……?
瓢箪から駒、子翠の特殊性
猫猫『(子翠が虫の絵を描いていたとき、紙の帳面を使っていた!)』
『(それに字も読める!)』
『(なんで下女をやってるんだろう……!?)』
話を誤魔化そうとして、子翠がどこかの令嬢だろうという事に気付く猫猫
子の一族の「子」翠なのか?
診療所は本を持ち寄り図書室状態
そこに立派な昆虫図鑑が発見
間違いなく子翠の私物、安くないし「そんな高級品をポンとあげる」金銭感覚だと?
思えば子翠は読み書きでき、手帳まで持ってた
侍女は識字率が低いはず
紙は端も活用するなど安くない
現代人の視聴者には、つい読み書きもメモ紙も当たり前に見えてしまいます
が、特別な人間だと描いていたんですね
美形宦官、その正体
美形宦官『相変わらず勘が働くな? おかげで私は死体になり損ねた』
新キシリアさまの声!新紫ババアじゃないか!!
噂の美形宦官、かつて暗躍した翠苓と判明
半身不随も仮死にする薬の副作用と判明
あの壬氏暗殺計画も深緑と同じ「御子殺し」か
その深緑と繋がっていた
壬氏同様、彼女もただの宦官ではなかったと
検査も壬氏同様に免れた?
楼蘭妃の父・子昌の差し金なのかね?
子翠『ごめん……、猫猫……』
人質はまさに渦中の子翠
子翠も、実は足しげく「診療所」に通っていた
楼蘭妃・子の一族も悪意に関わっていたと?
とまれ予告は人質か
ただこれ、子翠を「殺して良い程度の人間だ」と誤認させる罠なのかね?
疑いを払拭するための芝居?
猫猫「誘拐」最大の理由
翠苓『お前は絶対、私についてくる』
『黄泉がえりの薬……』
『作り方を知りたくないか?』
猫猫『(なんてこと……、言いやがる!! やはり翠苓は侮れない……!!)』
猫猫、陥落へ
猫猫攫うに人質はいらぬ
薬の話さえあればいい!!
あの仮死状態となり、死んだと誤認させた後「蘇る」という翠苓の秘薬か
ただ翠苓、それが原因で半身まひ
リスクがデカすぎる……
まあ猫猫なら喜んで使いそうですけども
狸と狐と皇弟の会談
ナレーション『宮中には東西に獣が棲んでいる』
東の武官・狐の羅漢、西の文官・狸の子昌だと
二人は皇弟「華瑞月」と茶会に
華瑞月、側近・馬閃に代弁させるのがシュール
ささやきお壬氏かな?
羅漢、“飛発"の圧
狐の羅漢『あやつらはどうやってフリントロック式拳銃を手に入れたんですかねえ~?』
狸の子昌『さあ~?』
ちなみにフリントとは火打石を意味
早くキット化されませんかねHGUC フリント
先の華瑞月暗殺未遂、羅漢はうっかり犯人を獄中死させたと説明
死んだ事にするのを交渉材料に、情報を吐かせたのかな?
軍は拳銃を分解、図面に起こした
これは軍を抜本的に変える新技術
それほど重要な西方からの輸入品、どこから出たのかなと
そんな政治力、子昌にしかいないと……?
どうなんですかマスター子昌……?
子昌『七日七晩お祭り騒ぎだったと聞いておりますぞ♡』
ホールドアップ!妻バカおじさんだ!!
しかし羅漢は途中で話を放り投げ、妻の素晴らしさを熱弁し始めてしまいます
勝手にやっとれ!!
まあ妻も、己の人生を捨てて羅漢を愛した女
どっちの愛もヘビー級だからね!!
羅漢は人の顔が碁石にしか見えない
その彼が棋譜とかいうと不穏
人間関係を棋譜の形で書けてしまいそう
羅漢、その"本命"?
羅漢『ぶどうのジュースもいかがです?』
『玻璃の盃に注ぐと、赤が映えますぞ~?』
華瑞月『ン……?』
子昌『確かに美しいですなあ~』
辟易した子昌に、咄嗟に「赤ワイン」と言わせた羅漢
子昌は気付かず帰宅へ
色盲だったのか
そしてこの国の色盲は、国母の血が濃い「皇家を継ぐ血統」である証
羅漢は子昌の特殊な血に気付き、確かめる為に騒いだのか
警戒心を解く為の騒ぎだったのね
だいぶマジでしたけど
阿多妃『東宮の代わりなどそう出来ることではない、楽しませてもらったよ♡』
実は皇弟は壬氏でなく、彼女の実母・阿多妃が変装していたと判明
正体隠す気あるのかね!?
実母なのは隠してますよね!?
馬閃『(こうしてみると美形の文官にしか見えない……)』
略『(猫猫が軍師殿の娘だなんてっ)』
阿多妃『その娘の件で対応に追われているだろう?
華瑞月は』
『まさか……、行方不明になるとはな』
猫猫、薬に釣られて行方不明
壬氏は皇帝の実弟、先帝と皇太后「安氏」から生まれた事になっている人物
しかし実際は現帝と阿多の息子
今回こそ知る事になるのか?
その壬氏、攫われた猫猫を捜索中
愛、愛ですね壬氏様
ただ猫猫、かんざしという凶器を隠し持ってる
どこで使うか楽しみですな
次回、第41話「狐の里」
今回は羅漢を狐と表現
でも向かうとしたら子の一族の土地なのかね?
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