薬屋のひとりごと 第2期 45話 感想[毒か薬か]神美の復讐 ネタバレ
薬屋のひとりごと 第2期 第45話「蠆盆」感想
公式あらすじより引用
神美の命により、猫猫は不老の薬を作る日々を送っていた。ある日、猫猫を逃がすために響迂が策を講じるも早々に見張りに見つかってしまう。騒ぎを聞きつけた翠苓が仲裁に入り、事なきを得たと安堵していたそのとき、神美が現れ場の空気は一変。猫猫、響迂、翠苓、そして見張り役の誰をいたぶろうかと楽しむ神美の様子に腹を立てた猫猫は、思わずある言葉を口にしてしまう。怒り狂った神美は、猫猫を拷問部屋へ連れていくよう命令する。
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『#薬屋のひとりごと』第 45 話
あらすじ・先行カット公開!
\\🍃第 45 話「蟇盆」
神美の命により不老の薬を作る猫猫。
猫猫を逃がすために響迂は策を講じるが…▼詳細https://t.co/SWcf302nmK#薬屋2期 pic.twitter.com/LVZmCftepl
— 『薬屋のひとりごと』アニメ公式 (@kusuriya_PR) June 5, 2025
2期21話 子一族の乱、根本的な動機
笑うとやっぱり子翠なのが切ない
母の道具としての名前より、大好きな人の名前で呼ばれる方が嬉しいのか
全ては皆を母の暴走から守る為?
奇しくも壬氏も子翠も「自分の責任を全うする」為に動いてた
目を背けてきた己の立場に向き合う壬氏
見つめ続けるしかなかった子翠か
ちょっと対照的なのかもしれませんね
母・神美は「王母」を再現する為に動いてた
元西域の民による国家乗っ取りの再現か
楼蘭はその為に嫁がされた
対し堕胎剤の鬼灯は子翠なりの反抗だと
もっとも動機は神美の復讐?
先帝が女性恐怖症と知らず嫁がされ、侍女・大宝に先を越される惨めな目にあった
実家に帰ったら大宝の子が、婚約者だった子昌と翠苓を産んでいた
彼女からすれば屈辱の連続なんですね
翠苓、正体は「先帝の孫」
侍女・大宝と先帝との間に生まれ、先帝がなぜか認知しなかった子供がいた
子どもは医官の子として子昌と結婚
そうして生まれたのが翠苓
壬氏様と同じく先帝の孫か
なので似てるのね
壬氏は自分を先帝の子と思ってますけど
反乱の罰へ子供は皆殺しが相場
際し子翠、響迂たちに「毒」を飲ませた
しかし子翠に言わせれば薬
すると黄泉がえりの薬を飲ませたのか?
死んだふりで禁軍から逃す為に?
しかし子翠自身は……?
何故、ここに連れてきたかと問う猫猫
その答えは次回
響迂たちを逃がす為?
彼女の知識、そして壬氏に働きかけ「死んだふり」で済ませて貰う為?
今回、皆を逃がす為に奔走してたのかね
冒頭 神美が求める薬
猫猫『(黄泉がえりの薬は、どうやら不老の薬を作る過程で実験したらしい)』
仮死成分に、老化を止める効果を期待したのかね
前回、不老の薬開発への薬師として辛くも身の安全を得た猫猫
当然そんなものできっこない
一杯飲めば十歳若返る!!
これが人の夢!人の望み!人の業!!!
そんなのあればガンプラ作り放題ですな…
猫猫『私にも、薬師としての矜持があるッ!!』
猫猫がまったくへこたれていないのを知り、声もかけずに立ち去っていきました
本当は励ましにきたんでしょうね
励ます必要などなかった
状況以前に薬師の血が騒いでやがる!!
数多の実験をしてきた血がな!!
翠苓『お前が仕向けたのか?』
猫猫『ナンノコトデショウカー』
翠苓は事を大きくすまいとしてくれましたが…
閉じ込められ数日、響迂が猫猫を逃がそうと知恵を絞ります
結果想像以上に致命的な騒ぎに
騒ぎ自体はともかく
神美が見咎めたのが致命的でした
存在自体が迷惑な人!!
猫猫『(理不尽だ)』
『(ただ相手を苦しめる、そのことを楽しんでる……)』
『(他人事だ、見張りや響迂の事なんて放っておけばいい、でも……)』
『(イライラする)』
神美は「罰」の名目で苦しめるのが大好き
最悪の人格ですね
スナック感覚で人を再起不能にするタイプ
特に翠苓は、猫猫を巻き込んだ負い目からか庇おうとしてくれてました
それが「翠苓視点」なのか
響迂の母
響迂『母さま……!!』
神美の取り巻きとして初登場
しかし微動だにせず
完全に精神をやられたらしい
神美に気に入られたという悲劇か
響迂………
猫猫『……クソババア』
キレて呟く猫猫、てきめんにキレる神美
今回刀剣持ってなくて良かった……
正直殴りつけただけで済んだだけ幸運
お互いに
もし猫猫が死亡・重傷なら、子北洲自体が羅漢に焼き払われてもおかしくなかった
あの父という導火線の上で踊ってやがる!!
そう翠苓を詰った神美
神美に流れる先帝の血をそう評した
また王母一党が「血を保つ」為に、廟まで作って選別をやってたのを思い出させますね
その血は先帝以来薄れたようですけれども
蠆盆
神美『名案だわ♡ 一度試してみたら効果覿面だったもの……♪』
最終的に楼蘭が提案した「蠆盆」で決着
神美にっこり
この人もこんな風に笑えるんだ……
人が苦しむと思ったら笑えるんだ……
猫猫『(蠆盆……、そうだ、思い出した)』
『(古代の狂った王が行った処刑法だ)』
略『なぁんて愛らしい♡』
紂王「いやぁそれほどでも」
蠆盆とは、毒蛇などで満たした大穴に罪人を落とすという残虐な処刑法
封神演義クラスタもにっこり
ただあれは「王」の財力あってこそか
本作では牢に閉じ込め、毒蛇などを放つ罰
これがリアル蠆盆か
狭い牢で逃げ場のないまま、毒蛇などが襲ってくるとなれば恐怖でしかない!!
実際翠苓はこれがトラウマだったのか
それで蛇にビビってたんですな
猫猫『塩、持ってませんか?』
見張り『ある訳ねえだろ!?』
それは残念!
なんと猫猫、照明用のたいまつでこんがりと焼き上げてしまいました
そういや前、蛙を喰う話してたな!!
そも場所が雪山
毒蛇なども冬眠寸前で弱ってたそうな
寒さと蠆盆って相性悪かったんだ……
風雲急、終わりの始まり
見張り『もうこんな場所、やってられねぇっ』
やがて響迂たちに頼まれた見張りが開錠
討伐軍が迫っているから逃げると
前回からちょこちょこ出てた見張り
この人もだいぶ苦労されてたんですな
上司が神美だもんな……
楼蘭『頑張って逃げてね♡』
それはそれはえぇ笑顔でした
問題は楼蘭で、彼女が火薬製造要員を退避
そのまま火をつけ爆破へ
早いよ爆破が!!
ただすぐ爆破しないと工員たちが火を消していたでしょうしね
爆破は迷っちゃ負けなんだな……
楼蘭の仕事
楼蘭『怪我はない? 蠆盆、猫猫なら平気と思ったんだけど……』
猫猫『(やっぱり……)』
『うん、美味しかった♡』
楼蘭『!? イミわかんないからそれ♡』
もちろん楼蘭、やることがあると逃亡を拒否
猫猫も付き合う事に
その道中、身の上話へ
前回から、子翠は母の事も好きになろうとしていた事がうかがえます
しかしつくづく思い届かない人だったか
楼蘭、神美の人形
楼蘭『お母さまはね? 私の顔もロクに覚えてないの』
略『お母さまにとって楼蘭はお人形なんだ』
『可愛くて、何でも言う事を聞くお人形』
端的なのは母が楼蘭を見分けられなかった事
ある日、翠苓に会う為に下女の恰好に
それを見た神美は、我が子と気付けなかった
楼蘭と言えば身代わりを使う変装
その原風景でしょうか
子どもにこれはショックだ………
翠苓の出自
楼蘭『お父さまが姉さまを引き取ったとき
お母さま、髪を振り乱して半狂乱だったわ』
『"親子二代で私を愚弄するのか“』
『"娘も何をするかわからない売女だ"って』
『……地獄だと思った』
また翠苓が、先帝の孫だと確定
神美は翠苓の母、祖母を憎悪
というのも翠苓の祖母・大宝は、神美の侍女ながら先帝に抱かれた女だった
先帝は神美でなく大宝を選んだ
そして母は、神美の元婚約者子昌と子を為した
神美にすれば寝取られた
神美のプライドを傷つけた血統なんですね
猫猫『私はお母様の娘だもん、すごく憎かったと思うの』
『幽霊になって殺そうと思うくらいに』
大宝は先帝に抱かれて人生台無し
それに神美は、婚約した子昌を放り出して先帝に嫁いだ身
つくづく理不尽な話ですわ
実際、本作の作風だと「いない」はず
ただそれだとあの幽霊は?
とまれ今回時点では、あの幽霊は「子翠が神美の子供だから殺したかった」という騒動だと
子翠が楼蘭だと示唆する事件だったか
楼蘭『お母さまがお父さまと結婚したのは「楼蘭」を産む為だったの』
略『"お前が新しい王母になればいい"』
『お母さまはずっとそう言っていたわ』
傍流の子昌には西方の血が流れていたからだと
神美は「王母」を再現し、王朝を乗っ取って復讐することが生きがい
楼蘭はその為だけに産んだ
自分は道具だと語る楼蘭
この反乱自体が神美の私的な復讐か
彼女を何と呼ぶべきか
猫猫『子翠』
子翠『……………なあに?』
猫猫は結局、子翠と呼んだ
子翠もにっこり
その名は大好きな翠苓への家族愛
そして翠苓が親の愛で貰った名前
それだけでなく、楼蘭が「母の道具の名」でもあるからでしょうか
あまりに物悲しい名前だったんですな……
『"鈴虫の妻が、夫を食べる話"』
『あれは自分の話をしてた』
怪談回の「夫婦」とは鈴虫の事
スズムシもメスがオスを喰う
帝の子を産み帝を殺す、それが「楼蘭」だと
そんな自分の在りようへの嫌悪
それで堕胎剤をあれこれ飲んでたのか
前にマッサージしてコネを作ろうとした一件
あのとき子翠が巨乳だという話も
帝好みの体格だって話だったんですね
『連れてきた甲斐があるよ』
子翠が猫猫を連れてきた理由
それは察しの良さにある
大切なのは洞察力
普通より勘の良い人間か
毒か薬か
楼蘭『息は、ないわ』
猫猫『どういう……、!? 毒を飲ませたのか!?』
子翠『………………薬よ』
猫猫『!!』
しかし楼蘭、子供たちに毒を飲ませていた
このままでは討伐軍に処刑
楽に死なせてやった方が親切だと?
特に響迂は「それ」を理解
理解したうえで飲み干したらしい
猫猫は憤ったも、それが最善なのも理解できたためか怒りを鎮めようとしてました
でも展開上、それだけじゃないのか?
猫猫『どうして私を連れてきたの?』
問いかけで幕
思うに黄泉がえりの薬か!!
子どもたちを死んだ事にして、逃がしてやれるのは猫猫だけだと思ったのか?
能力もあるし壬氏にツテもある
その為に猫猫を連れてきたのか?
次回、第46話「禁軍」
即ち近衛軍
もし猫猫が酷い目にあってたら、羅漢と壬氏がダブルで怒り狂ってたんでしょうな
いや今も十分傍目に酷い目ですけれども
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