幼馴染とはラブコメにならない 5巻 感想[体育祭]前進してもラブコメにならない

2023年9月10日

幼馴染とはラブコメにならない 5巻 感想

公式あらすじより引用

しおとの「キス騒動」も一段落! 4人のカワイイ幼馴染と最高の体育祭を迎えるはずが…えーゆーに異変が!! 煩悩から解放された「キモえーゆー」が爆誕!? しお、あかり、るなこ、ハル、4人全員まさかの失恋!? そして、あの幼馴染が突然の告白! ラブコメ(になりそうでならない)デイズ、胸キュン必至の電撃展開!
「幼馴染に恋は邪魔なんだ」
ただ素直に恋をするのは怖くて、勇気がいる。
だけど。だからこそ――。

初版 2023年05月09日 著:三簾 真也

マガポケにて配信中(外部)

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https://twitter.com/igoshowgi/status/1655737699339489280

体育祭、えーゆーは四人の誰とも付き合わないと決意…?

あかりサンいたずらっぽい妖艶な表紙…

嘘みたいだろ?

ラーメン二郎完食ガールなんだぜ?

とまれ決意はきっかけ、結論はもちろん逆

えーゆーは、幼馴染に好意を持ってもいい「付き合いたい」と前進へ

遂に自身の気持に向き合った

ようやくの一歩ですね

まあ、ハルはえーゆーが好きと即告白しましたけども

間合いの詰め方エッグ!?

皆が5巻かけてるものを追い抜いた!?

さすが爆弾発言系幼馴染!!

表紙二周目!第一弾はしおではなくあかり

44話、“小声”しおサンも可愛い

しお・あかり・るなこ回に、それぞれ描き下ろし収録が嬉しいですね

特にしおウルトラクイズ可愛い!!

えーゆーはしおの事を解ってないのだと

自分がいない時のしお、よそ行きの表情した彼女を知らない

自分がいる事でどれだけ楽しいか知らない

そんな「わかってない」でしょうか

微笑ましいすれ違い

それを読者に伝えるポジション、赤海紅葉さんもいい存在感ですね

ラーメン回あかりん頼もしい…

第38話「体育祭でもラブコメにならない」

しお『えーゆーがキモくなっちゃった!

言い方ァ!!

キモいとしか言いようがない体育祭開催!!

前巻はキス巻

転じタイトルを回収して幕

読者視点では奇麗なハッピーエンド

ですが彼にはとんだバッドエンド、悟りを開いてキモくなってしまったんですね

のみならずラストのヒキが強い回でした

三簾先生ってヒキが巧み

えーゆー『幼馴染がラブコメみたいになるのは変じゃないか』

ラストで全員を振って幕

収録分初回からヤベー展開持ってきた!!

前巻はあかりがキスできずモヤモヤ、次は彼女のターンと示唆する締め

まさかあかりどころか全滅エンドとは

るなこ可愛いですね

るなこ可愛いよ

第39話「二人三脚でもラブコメにならない」

あかり『今のあんたには譲れないわ

前巻でキスしたいと願ってたあかり

しかし、らしくなくなったえーゆーには唇を譲れないと断じる回

そのままの彼を思う愛が深い

悟りを開いたえーゆーは優しいんですよね

そのままのあかりで良いんだと言う

全肯定系ヒーロー

でもそんな「都合の良い男」より、めんどくさい「いつもの彼」の方が好きだと

あっさり“キスにならない”愛が深い回でした

キスを拒否するコマの流れも秀逸

見せ方がホント巧み

第40話「ムラムラしてたらラブコメにならない」

キモえーゆー『幼馴染に 恋は邪魔なんだ

えーゆーがキモくなった理由が明示

前巻でしおとぎくしゃくしたのは、恋心を持ってしまった為なんだと自戒

恋心を持てば幼馴染でいられなくなる

そんな想いで精神分裂した

煩悩を削ぐべく自戒してキモくなってたのか…

ついでに精神分裂してたのか…

愛の深さが精神病の域

恋愛なんて精神病よって奴なのね

るなこ『別にるなこは嬉しいよ』

略『エッチな気持ちも嬉しいよ?

しかしムラムラを肯定され次回へ続く

っぱるなこさん強い

彼の根本的問題「異性として見たら嫌われる、だから自重する」悩みを一刀両断

異次元の切れ味でした

登場初期から公言していましたものね

お互いにようやく伝わった

最終回案件では…?

第41話「借り物競争でもラブコメにならない」

『るなこはね、どっちもあるよ

『エッチな気持ちも大切にしたいって気持ちも

 全部全部

 あってもいいんだよ

えーゆーを進ませたのはるなこの言葉

鉄板・好きな人を連れてくる借り物競争回!!

えーゆーが全員を選び体育祭に幕

やだ最低!?

ですが、今までは気持ちに向き合う事さえ出来ていなかった

まだ「誰か選ぶ」なんて早すぎるんですね

ようやく一歩踏み出した!!

一歩が小さい!!

えーゆー『もう少し向き合ってみたいんだ』

『――――この ムラムラに

ラスト、全員を見開きで描いてからの締め

いい顔して最低にキモい台詞…

だがそこがいい

今巻、そこを認められずにトラブっていたんですもんね

恥ずかしい気持ちに向き合うという事

概念としてとても尊い…!!

字面として最低…!!

第42話「ストレス発散してもラブコメにならない」

ハル『そいや えーゆーってさ

『アタシのこと好きなの?

体育祭編後日談、えーゆーの現状確認

えーゆーは即否定

後日二人でバッティングセンターに行き、直球で聞かれてしまったえーゆー

バッティングセンターだけに

無論、えーゆーは素直になれず否定

やっぱり成長してない!?

いやそもそも、るなこ以外「えーゆーを好きじゃない」と否定してるんですよね

そのるなこも中学生なので罪悪感がある

イエスロリータ・ノータッチだと

まだ告白する勇気は持てない

状況自体はまだまだ変わっていないのか

ハル『えーゆーなんかに好かれてたらどうしようかと思ったよ~』

おハルさんもこう言うので踏み込めない

えーゆー、素直に好きと言えない

詰んでますわ依然変わりなく

ですがこの回、ハルも忘れていた共通の想い出をきっかけに一歩前進

ハルの初恋始動

唯一、恋心を自認してない幼馴染なんですよね

もうキスを済ませてますけど

第43話「お誕生日会でもラブコメにならない」

火威家ママ『やっとこの先を埋められると思うと… ママは… ママは…

あかりの誕生日パーティー回!

メイン三家の家族、るなこ&ハルで盛大に!!

というのも中学生の時、えーゆーが「もう誕生会なんて恥ずかしい」と断って長らく中断

それがえーゆーの心変わりで久々の開催

大人たち皆久々なのね

やったぜ!!

えーゆー『…やっと言えたー…』

また、えーゆーが「進んだ」回なんですね

数年越しにあかりの誕生日を祝えた

数年越しに素直になれたと

体育祭を経た前回は現状維持

でも素直になろうと意識的に前進した

中学生の時意地を張り、あかりに意地を張り返されて以来素直になれなかった

二人の距離がほんの少し「戻った」回なのか

なんちゅうささやかな一歩や…

なんちゅう一歩を…

第44話「陽キャと打ち上げでもラブコメにならない」

赤海紅葉『ずっと会いたかったから嬉しいよ キミと

ちょくちょく出演の非ヒロイン紅葉、邂逅

あかりに続きしおと深まる

体育祭実行委員の打ち上げで、しおが他の男子と盛り上がってえーゆーが困惑

NTRれてもラブコメにならない?

無論そんな脳破壊は起こらなかったものの

えーゆーは割って入り、誤解だよと笑われるコメディ回

紅葉達は二人の関係を再確認

えーゆーが少しだけ素直になった前進回

にしても紅葉さん単なる興味か

或いは何か隠してる?

しお『わかってないな~

肝はえーゆーが聞こえなかったこの一言

すっごく「小声」

えーゆーは、しおが自分以外と楽しげにしてるのを見て拗ねてしまいました

でも多分しおは「彼がいたから」楽しかった

それを彼は「わかってない」

しおは、そう拗ねていたんでしょうか

すれ違いが甘酸っぱい

紅葉『ふーん 水萌ってあんな顔するんだ』

えーゆーはしおが見た事ない表情してて嫉妬

ですがそれも違うんですね

えーゆーがいない場所だと、彼女は「余所行きの表情」をしているらしい

どうも今回その両方が混ざっていたのか

しおが彼を特別視してる証

それが伝わっていない、すれ違ってるのが微笑ましいですね

紅葉さんはそれを描く“第三者”なのか

第44.5話「早押しクイズでもラブコメにならない」

しお得の番外編

なんだよイチャイチャしやがって!!

44話で「解ってない」のを踏まえ、しおが自分の事でクイズをする

いやえーゆー知りすぎやろ

アニメ化したらキモいと言われそう

いや毎度の事

〆で複雑そうだったしおさん可愛い回でしたわ

あと1コマ目ね!

第45話「ラーメン道でもラブコメにならない」

あかり『(何これ 終わってない!?)』

あかりとハルのラーメン二郎

もはや二郎ネタは鉄板!!

本作では「らぁめん首領」

特に本作だと、体育会系&負けず嫌いで息ぴったりなのが楽しいですね

しおだと胃袋ブラックホールですし

るなこは裸足で逃げますし

るなこは裸足のシンデレラじゃけんのう

あかり『あいつには言わないでよ』

しおに続き、えーゆーが好きだと打ち明けへ

際しハルにチクリ

ラーメン回からの、ハルの恋心自認進展回か

ラブコメがラブコメを呼ぶ

また、あかりは基本「お洒落なクラス内カースト上位」系ポジション

なのにジャンクもイケるのもギャップですね

しおだと似合いすぎますし

第45.5話「ニオイを気にしてラブコメにならない」

二郎後、激烈クサい中でえーゆーと遭遇回

ですが流石あかりさんお洒落!!

即座に「さわやかといき」に立て直す対応力!!

なにその書き文字!!

乙女心が止まらない回でしたわ

第46話「完璧すぎてもラブコメにならない」

るなこ『二人きりだねお兄ちゃん

両親が旅行に行き、るなこと二人きりの回

えーゆーがマッハで自滅してる…

るなこつよい

ですが、えーゆー自身が意識してない部分で惚れ直させてしまったエピソード

幼馴染たちの事をちゃんと見ている

ちゃんと覚えている

ただ悪く言えばワンパターン感が強いですね

意図的に繰り返し、そこに皆惚れてると強調しているのでしょうか

もちろんそれだけではなく

えーゆー『(役立たずだろうと「お兄ちゃん」だろ!)

彼の長所はくじけないところ!!

しおやあかりに釣り合おうと勉強してるように

家事万能なるなこにも、必死に食らいつく姿がとても素敵だと思いました

見守るるなこはホント慈母ですわ

慈母は中学生

第46.5話「食後にマリカーしてもラブコメにならない」

最後ドヤァ…、るなこ最高かよ回

平等に三者連続オマケ

三簾先生すげえ

例によって、えーゆーがお兄ちゃんぶろうとするエピソード

でも彼が見せたいのと別の所で惹かれてる的な

そんな空回りも微笑ましい

第47話「銭湯にいってもラブコメにならない」

ハル『えーゆーのどこが好きなの?

ボンバーガールおハルさん得意のブッ込み回

収録分ラストに相応しい一区切り!!

爆弾発言も、しおとあかりは三巻で乗り越えているので笑顔の大団円となりました

同じ人が好きでむしろ嬉しい

同じ気持ちなんだねと

ただそれ自体はやや進展がないなと思ったも

ハル『そっか…』

アタシえーゆーのこと好きなんだ!

と、えーゆー当人にブチかまして続く

引き方ァ!!

ホントめっちゃいいとこで続く!!

ホント爆弾魔

関係が落ち着きかけたところに火種を放り込むのはおハルさんのお家芸ですね

次巻さすがにラブコメに…?

カバー下「あかりが知らなくていい言葉」

えーゆー、ちっぱいと検索を目撃されるの図

えーゆーが死んだ!!

幸いあかりは純粋なので理解できなかった

無論それで済むはずもなく…

というか巻末、銭湯回でヒロイン最ちっぱいだと描写された直後にコレかい!!

だが彼がそういうの好きだと再描写した訳で

ある意味良かったのか…?

今巻、ムラムラと向き合うと言い切ったエピソードに相応しい後日談でした

相応しかったけどいいのかそれで

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