ガンダムNT 第1話 感想[ユニコーンガンダム3号機]不死鳥狩りだぜ 機動戦士 ネタバレ

2023年3月12日

機動戦士ガンダムNT TVエディション 第1話「やせっぽちのG」感想

公式あらすじより引用

『宇宙世紀憲章』を巡る争乱『ラプラス事変』の決戦で、人知を超えた力を示したユニコーンガンダムの２機は極秘裏に封印され、その脅威ごと人々から忘れ去られるはずだった。しかし、消息不明となっていたユニコーンガンダム３号機 フェネクスが地球圏に現れる。ルオ商会のミシェルは、地球連邦軍の機密任務“不死鳥狩り”作戦にナラティブガンダムとパイロットのヨナを増援として送り込む。ニュータイプ神話の行き着く先とは――？

TVエディションはTVerで期間限定無料配信

元となった劇場版は有料配信

Amazonならレンタル配信407円

公式サイト、公式ツイッター（外部）

https://twitter.com/oricon_anime_/status/1632234438020206592

不死鳥を冠した三号機を巡る三つ巴、不死鳥狩り開幕!!

主役はデンドロビウム彷彿の怪物ガンダム!!

しかし実態は「やせっぽち」

機体のみならぬ象徴的なサブタイですね

対するは、今や技術的特異点シンギュラリティ扱いとなったユニコーンの3号機

飛べる！喋れる！フェネクス!!

動きは乙女、声と目つきは幽霊のよう

青い燐光が幻想的

ゾルタンの鼻歌もインパクト強い!!

かつてのアムロ機ディジェ

香港マフィアが運用、非情な殲滅戦!!

際し“踏んだ"のも衝撃でした

今見ると某「やめなさい」を彷彿

ある意味、時流とぴったりなのが因果ですね

やめなさいディジェ……

NTと書いてナラティブ、ニュータイプ神話を描く物語

ガンダム第一作では「人はいつか時間さえ…、支配することができるさ」とアムロが発言

本当に支配してしまうのが恐ろしい

時を戻し、コロニー落としをも予知

宇宙世紀のキーワード「ニュータイプ」を掘り下げる物語

NTを煮詰めたような回でしたわ

U.C.0097 ガンダムUC 翌年が舞台

当時「三分でわかる宇宙世紀」が公開！

恐るべきぶっちゃけっぷり!!

本作はガンダムUC後日談で、ジオン残党の活動は沈静化しています

ですがその「黒幕」が動く物語

キャラデザ担当変更の違和感もすごい

ガンダムUCの「結果」を描く後日談

ガンダUCではサイコフレーム兵器が大活躍

様々な兵器に利用されました

特に最終局面は、コロニーレーザーを防ぐわ一振りで大編隊を止めるわデタラメな性能でした

そりゃ争奪戦になるわという物語

バナージ達はやりすぎたんですね

無我夢中だったとはいえ

幸い連邦はサイコ・フレームの技術封印を決断

封印から漏れた3号機が焦点へ

ただミシェルは独特な思惑がある様子

前回のサンダーボルトから18年後

U.C.0079…、本作冒頭 ヨナ8歳。初代ガンダムやサンダーボルト

U.C.0087…、本作「15歳」時代。Z同時期

U.C.0095…、フェネクス暴走

U.C.0096…、UC。ユニコーンガンダム

U.C.0097…、本編ヨナ25歳

U.C.0105…、閃光のハサウェイ

水星の魔女は別世界観

サイコフレーム

サザビー、νガンダムの特殊素材

どう特殊なのかはまた今後

これを大量に使ったのでユニコーンガンダムは「ヤバい」機体になってしまいます

ヤバいので封印処置へ

時を操るとか人智を越えてますね

主人公機ナラティブガンダム

RX-9 νガンダム時の試験機の一つ

後日「サイコフレームは取り外された」と週刊MSバイブルで明言されました

根本的に旧式ゆえ性能も相応

ですがズバ抜けた拡張性が強みです

基本性能は物足りない為、強化パーツをつけて運用するのがポイント

見た目のギャップが強烈でしたね

ユニコーンガンダム3号機フェネクス

UCを経てユニコーン1号、2号機は解体処置

唯一稼働状態ゆえ争奪戦に

この機体だけは、UCの一年前に暴走事故を起こして消えた為です

その顛末は次回にて

フェネクスとは不死鳥の悪魔の事

名の通り美しい機体ですね

幼馴染リタ・ベルナル

唯一「本物のニュータイプ」である少女

フェネクスに乗っている様子

神秘的で正体不明

ある意味「魔女」ですね

連邦軍「不死鳥狩り作戦」部隊

UC登場の「ジェスタ」を駆る部隊

ジェスタは元々、ユニコーンガンダムの随伴機として開発されました

なので対抗する機体にぴったりだと

ユニコーンは本来数分程度しか全力で戦えない「継戦能力の低い」MSでした

ユニコーンは敵サイコMSに専念

ジェスタが他MSを駆逐するという役割

役割上とても高性能な機体

設定上は12機がラー・カイラムに配備

内3機が有名なトライスター隊

本部隊は6機所属ですが、その「12機」絡みかは特に明言されてないはず

結構な数が作られていたらしい

当然、故障に備え予備部品も造りますし

ルオ商会の「ディジェ」

ルオ商会は「Zガンダム」時、アムロが所属したカラバを支援した香港マフィア

その縁かカラバ開発のディジェを運用

リック・ディアスの陸戦用改修機

約十年も前の機体ですが圧倒的でしたね

何せアムロさんも駆った機体!!

元々はガンダムUC外伝小説「不死鳥狩り」

ガンダムUCは、原作とアニメ版で展開が変化

原作外伝として「不死鳥狩り」が執筆

原作準拠の不死鳥狩りを元に、アニメ準拠の設定で作り直したのが本作

原作福井氏としては別物級のリニューアル

ゾルタンもほぼNTオリジナルです

合わせて登場ガンプラ再販も実施

量産機などはプレバンで多数商品化

また高価なRG版フェネクスもプレバン限定でした

なんと通常の三倍ですよ!!

受注時の記事はこちら

冒頭 U.C.0079年1月3日 ヨナ8歳

増えすぎた人間が宇宙移民をさせられ

地球に居残った人々との間に

争いが起こり始めた頃

宇宙自治区の一つ、サイド3が「ジオン公国」を名乗り地球連邦に宣戦布告

一年戦争の開戦

また移民は環境汚染ゆえ

人間が増えすぎ、地球がもたなくなった為

シャアとハサウェイは、その再発を恐れ「人類全てが地球に出るように」戦いました

映画的な冒頭ですね映画ですけれど

ヨナ『早く帰ろう？ 先生に……』

当時ヨナは、走り出した女友達「リタ」を追って走っていました

一緒に走ってたのがミシェル

リタだけ顔が描かれません

大量に舞う海鳥が不気味

ミャアミャア鳴くのがウミネコだ

ヨナ『何？ …!?』

不意にリタに腕を掴まれ、ヨナとミシェル困惑

二人の脳裏にイメージが走りました

宇宙戦争と大破壊

これから数日後の事

リタは「未来」を見せたんですね

ミシェル『あんたがやったの!? ねえリタ!?』

困惑し気味悪がるミシェル

対しヨナは、すたすたとリタに歩み寄りました

彼はリタを恐れなかった

ええ子や……

逆にミシェルはハッとした

三人の間の溝か

リタ『怖い事が…、始まる…。悲しい事も………』

果たして予知通り「コロニー落とし」が起きた

ジオン公国は他の宇宙民を攻撃し、居住区コロニーの一つを乗っ取って地球に落としたのです

住民も毒ガスで皆殺しにする徹底ぶり

ですが「失敗」もしました

コロニーは大気圏で四散

連邦軍本部に落とすはずが四散し失敗

その一番大きな塊が、ヨナたちがいるオーストラリアに激突

シドニーを大穴に変えてしまいました

この一週間の緒戦で、100億いた人類は半減へ

開戦前は地球20億、宇宙は合計80億

吹き飛ぶ人、消し飛ぶビル

船が木の葉のよう

改めて人のやる事じゃない…

U.C.0087 ヨナたち15歳

リタ・ベルナル『ねえ、天国って本当にあると思う？』

ヨナ『ないよ、そんなの』

ミシェル『だねっ、神さまがいるって人間が信じてた頃の幻でしょ？』

場面転換、この時は15歳になっています

このパートの意味は後々描写

廃墟の故郷に佇む三人

ですがミシェルはどことなく楽しそう

昔はこんな子だったんですね

宇宙世紀は「西暦」を廃止、宗教の多くとも決別しました

ただイスラムの根強い動きは今もあります

それがUCのシャンブロでした

ヨナ『いつかは死んで、苦しい事も悲しい事もなくなる』

それが救いだと言いたげなヨナ

なるようにしかならない

天国！

天国に行く方法はあるのでしょうかッ!!

リタ『そうかなあ？』

『ニュータイプは違うんじゃない？』

直後、悲惨な映像の数々がフラッシュバック

髪を切られ頭に線を描かれたリタ

彼女に迫るメス

ユニコーン3号機フェネクス

ここのフェネクス肉感的で美しい…

U.C.0097 ヨナ・バシュタ25歳　

ヨナ『リタ!!』

悪夢から目覚めたヨナ・バシュタ25歳

ガンダムUC 翌年

シャア反乱から、早いもので4年も経ちました

閃光のハサウェイ8年前

舞台はZでサイコガンダムが暴れた香港

Aパート ニューホンコン ルオ商会ビル

連邦軍マウリ中将『その資料を

　あなたに見せた事が露見すれば

　私は解雇されるだけでは済まないのです……』

ヨナが見ていた巨大なビルは「ルオ商会」

その上層はなんとも時代錯誤

伝統的な中国スタイル

連邦軍でも上から数えた方が早い人物、マウリ中将が平伏して「恩を売って」いました

ルオ商会の権勢とんでもねえなあ

ルオ商会はホンコンマフィア

機動戦士Zガンダムで、主人公達側の組織「カラバ」に出資した大商社

ミシェルはその養子になったとの事

これまた時代錯誤な服装

ミシェル・ルオ『易に大局あり』

略『陰陽二元からなる万物の運行を

　筮竹を使って探り出そうとするのが"易"』

『計算によって確立を割り出すコンピューターと変わりありません』

『違うのは…、易者の直感が必要とされるところ』

コンピューターとて0と1からなるもの

陰陽からなる八卦占いと変わらないと

ミシェルは占い師として、絶大な信用を得ているんですね

館も派手な服もハッタリなのでしょうか

信じる者は救われる

ルオ商会の才女

部下『よろしいのですか信用して……』

帰り道、部下は中将を心配

怪しい宗教にでもハマってるよう見えたのか

見えいでか！

部下『ウーミン会長が病で臥せってからは』

『実子のステファニー社長が追放を企てているという噂も……』

うさんくさいし政治的にもダメですよアレはと

ホント優秀な部下

ハサウェイでのケネス大佐といい連邦士官優秀

伊達にお偉いさんじゃない

マウリ中将『ふ、当たるらしいぞ？ 彼女の八卦占いは』

略『戦後の激動にあって

　ルオ商会は一度として情勢を読み違えた事がなかった……』

大戦争余波は、会社の舵取りを難しくしました

しかしミシェルの占いで切り抜けたと

もちろん全てかは分からないも

余談ですが、サンダーボルトのクローディア艦長実家は戦争で経営難になっています

戦後はレジャー系企業に冬の時代だとか

そうした「舵取り」の話か

マウリ中将『ルオ・ウーミンがミシェルに伺いを立てていたのは事実らしい』

部下『ですがグリプス戦役なんて10年も昔の…』

『その頃は子供でしょう？』

回想で15歳だったミシェルはルオ商会へ

その頃から占いで活躍したのだと

実績があるんですね

どんなに怪しくても子供でも、実績があるなら無視はしないという事か

中将だけあって見た目より食えない

マウリ『そう…、"奇跡の子供たち"』

略『戦時中のヨタ話だよっ』

心中ではそう思っても表向きは平伏さえする

実に大人な人物ですね中将は

伊達に腹が出てません

冒頭で「未来を見た」ヨナ達は、人々にコロニー落としを警告して戦争神話となりました

まるでファティマの聖母ですな

三人の子供と予言

第一次大戦の頃、その終焉と更なる戦争を予知するという事件がありました

カトリック教会も公認しています

そうした話が元ネタなのかね

グリプス戦役とは「機動戦士Zガンダム」の事

0087年3月、ティターンズ基地「グリプス」にクワトロたちが潜入して始まった戦争

ティターンズは連邦軍特殊部隊

対するクワトロ達エゥーゴも連邦宇宙軍主体

連邦軍同士の内紛でした

クワトロの正体はシャア・アズナブル

ユニコーンガンダムの現在

ブリック・テクラート『RX-0 ユニコーンガンダム

　人の意思に感応する金属「サイコフレーム」で象られたモビルスーツ……』

『しかし、今やその名でこの機体を呼ぶ者はいません』

私服に着替えたミシェルに、中将が持ってきた資料の説明をする眼鏡さん

本作の「前作」であるガンダムUC

その主役機ユニコーンガンダム

特徴はサザビー、νで限定的だったサイコフレームを全身に使用した事

フル・サイコフレーム機と呼ばれます

その最大性能は「異常」だと

ブリック『"シンギュラリティ・ワン"』

ミシェル『技術的特異点……』

『その登場によって、人類社会を根底から変えてしまうようなテクノロジー

　未来予測の限界点』

実在する用語であるシンギュラリティ

本作ではユニコーンがそれだと

かつて逆シャアでは、僅かなサイコフレームでも「星を動かす」パワーを発揮しました

地球皆の心が集中した結果だったとはいえ

フルともなればそりゃあヤバい

手を払うだけでMS部隊を止めたユニコーン

ブリック『この波動のようなものの正体は

　発生のメカニズムは共々分かっていません』

『確かな事は、この波動を浴びた連邦軍機は悉く…』

『ジェネレーターが分解されていたそうです

　そう…、まるで組み立て前に時間が戻ったように………』

ガンダムUC最終回で起きた超常現象

それは初代ガンダム中の「人はいつか時間さえ支配する」を実証していたと

それこそがニュータイプか

ブリック『人知の及ばぬ存在になった』

『サイコ・フレームが、パイロットのNT能力と感応した結果か……』

ユニコーンはコロニーレーザーさえ凌いだ

直径6.5kmもの大口径砲

本来、艦隊一つを一発で消し去る最大級の兵器

その阻止へ“進化"しすぎて暴走

時を操る「生命体」となりました

この資料はあくまで「連邦視点」のもの

UC原作最終巻では、まさに"ニュータイプに進化した"という事と描写

機械の身体に「生命」が宿った状態

新種の生命体となったのです

ですが、ある青年が必死に呼びかけて「人間」に戻る事が出来ました

彼がいなければバッドエンドでしたわ

『制御できない兵器は兵器とは言えません』

『ミネバ一党が所有するシンギュラリティ・ワンと

　連邦帰属の同型2号機は

　監査人立ち合いの下……』

『解体、封印……』

『偶然手に入れてしまった神の力を前に、人類はしり込みをするしかなかった

　しかし……』

ガンダムUCの後、ユニコーンは解体された

ゆえに後世に残らなかった訳か

またサイコフレームも徹底封印

その一つ「アクシズに調査に行く」短編アニメTwilightAXISも制作されました

ただF91の頃は再製造可能だったらしい

その流れをUC2で描くのかね

『時をも操る力……』

『必ず手に入れて、もう一度……!!』

ルオ商会会長・養父はコールドスリープで延命

眠りについているようです

ビスト財団もやってますから技術的に可能

ただ同財団でさえまだ不完全

こちらも怪しいものですな

北米 コロラド山岳 マーサ・ビスト

マーサ・ビスト・カーバイン『移送の度にこの騒ぎ……』

略・情報局員『そう謙遜したものでもないでしょう？』

前作ラスボスの一人、マーサが移送中

最大企業アナハイム社トップだった女性

UCで失脚して逮捕、UC＝"ラプラス事変"の重要参考人として連邦で収監中

移送の度に最新鋭MSがぞろぞろ!!

カネかかるなあ!!

護衛機は当世最新鋭機揃い

主力はジェガンD型護衛隊仕様、空は可変機であるアンクシャが警戒

更に本格配備前のグスタフ・カールまで

グスタフは8年後、閃光のハサウェイ時に少数配備されている強力な量産機

そんなもんを警備に割くとか!!

警備隊『襲撃です!! 空から!!』

おいおい瞬殺だよ

以上の過剰な警備部隊を「ディジェ」が殲滅

実に10年前のモビルスーツが!?

かつてアムロ・レイが搭乗したMS

高級量産機リック・ディアス改修の陸戦用MS

開発元はカラバ

カラバの出資者はルオ商会

なるほどな繋がり

漫画版曰く、所属を示す番号などは念入りに抹消された機体との事

完全にヤクザのやり口

ヨナ『こんなやり方…!!』

内、片腕を切り落とされた機体はヨナ

完全にテロリストのやり口

さすが香港マフィア

ヨナは殺すまいとしたようです

が、仲間が容赦なく撃墜してしまいました

ディジェ部隊『今、あなたに怪我をされる訳にはいかないのよ！』

だから黙って隅っこでガタガタ震えてろ（意訳）と言われるヨナ

ヨナ本当の役割はこの後

とはいえ歯がゆい

なおも抗戦するグスタフ・カール

しかし鈍重で四方八方から斬りつけられ惨殺

そこまでしなくても

グスタフは「閃光のハサウェイ」初出ですが、他作にゲスト出演しては瞬殺ばかり

性能的には次世代機なのに扱いがヒドい

連邦情報局員『貴様らあああ!!』

局員、いわゆる「やめなさい！」で即死

ディジェに踏み殺され死亡

Oh…

サンボルのアレに続きコレ……？

ウソつきミシェルの要求

ミシェル・ルオ『マーサ・ビスト・カーバイン……』

略『アナハイムもビスト財団も貴女を見捨てた…、私ならあなたに新しい人生をあげられる』

マーサ『その対価は！』

さすが女帝、話が早い

目の前で人が潰された直後なのを踏まえても大したタマですわ

アナハイム、AE社は世界最大の商社

ビスト財団はその支配者

マーサはその両方を一度は掌握した女帝でした

いや～乱世乱世

ミシェル『白き一角獣と黒き獅子……』

『彼らに続く三人目の兄弟！』

マーサ『"フェネクス"…!!』

ミシェル『軍の記録が抹消されても、あなたはあの事故に立ち会っているッ!!』

ガンダムUCの主役機、ライバル機バンシィ

その三号機フェネクス

二機は前述の通り解体されてしまった

三号機だけはアテがあると

本来は商業施設「ガンダムフロント東京」で、目玉映像・商品用に誕生したスピンオフでした

ちなみに2023年でちょうど10年目

ミシェル『あなたは私を断れないッ!!』

略・十五歳時のミシェル『こうするしかない!!

　三人とも生き残るには

　こうするしかッ!!』

ヨナ『……ウソつき………』

今、マーサは断れば将来がない

十五歳の頃も断れば、死んでしまうという状況で選択を迫った

ミシェルは賢い女性なんですね

だが嘘つきだと

彼女の「嘘」が本作の大きなカギのようです

余談。3号機フェネクス

原作者福井氏自ら設定、執筆した外伝機

原作に登場しないのは、同じく「原作に出ないアニメオリジナル機」と戦った為と描写

原作とアニメの差異を埋めるMSでした

※トップに戻る

Bパート 数週間後 サイド4近傍暗礁宙域

まさかのサンダーボルト宙域だったサイド4

ただ同一宙域かは不明

設定上サイド4だった宙域は、戦後にサイド6へと改名された為です

逆にサイド5宙域がサイド4へ改名

ですがこの設定を拾うかはまちまち

イアゴ・ハーカナ隊長『逃がすかッ!!』

『フェネクス……!!』

3号機フェネクスを追い連邦部隊が奮戦

なんと全機「ジェスタ」の特殊部隊!!

本来はユニコーン随伴機

ユニコーンの超性能に追随し、僅か数分しか戦えない同機をサポートする為の機体でした

現行最高クラスのスペシャル機!!

イアゴ隊長『パデル！ デラオ!! スラスターだけを狙えるか!!』

いずれも本作戦用にカスタマイズ

巨大なスラスター、狙撃仕様、それにキャプチャーガンの装備

ジェスタは名の通りジェガンがベース

汎用性も継承したらしい

『また加速した!?』

『なんでパイロットは耐えられるんだ!?』

『あの青い光！ スラスターの光じゃないですよ?!』

ジェスタの集団を悠々回避するフェネクス

まるで生きもののような挙動

それでいて機動は鋭角

UFOさながら

実際似たようなもんなのかも

イアゴ隊長『（RX-0 3号機!!）』

『（あのユニコーンの三人目の兄弟!!どこから来た!?どこへ行く!!）』

『（その腹の中には何が……）』

連邦「不死鳥狩り」作戦の特殊部隊

任務は捕縛、キャプチャーガンも用意しましたがもはやなりふり構わない状況でした

フェネクスは一度消息を絶ったMS

消息を絶ちどこへ消えたのか

何故戻ったのか

何より、パイロットが死ぬ高速機動を「やり続ける」異質な機体

謎だらけなんですね

ミシェル『シェザール隊各機!! 聞こえるか!!』

『ターゲットを追い込み、合図と共に散開、指定座標オスカーに再集結せよ!!』

『指示に従わなかった場合の安全は保障しかねる!! 10！ 9！』

いきなり割り込み、我が物顔で指示のミシェル

当然隊長は反発も「有能」でした

困惑しつつも、従わねば危ないと直感的に判断

これも「断れない」話術か

相手が賢いほど効くのね

余談ですがオスカーは「O」を意味

軍隊でアルファがA、ブラボーがB、チャーリーがCというのと同じ

聞き間違いを減らす言い回しらしい

UCやNTは多用しますね

ミシェル『1！』

イアゴ『?! 足を止めた!?』

合図と共にとんでもない高出力砲が発砲

フェネクスが慌てて足を止める程!!

名称通りならハイメガ・キャノン、ZZ頭部のアレに匹敵するものを装備してきたらしい

やはり火力…!!

火力は全てを解決する…!!

RX-9/A ナラティブガンダム A装備

イアゴ隊長『指定座標オスカーに、ガンダム……!?』

弾丸のように現れたのは、最終決戦と言わんばかりの重装備!!

まるでデンドロビウムですね!!

ですがより小さく実用的

推力と火力に特化

高速で追撃、ミサイルをバラ撒き牽制します

搭乗はもちろんヨナ

この為に温存されたのか

ルオ商会母艦「ローズバット」艦橋

ブリック『パイロットの生態、精神反応、安定しません』

ヨナは鎧のようなパイロットスーツで防護

機体はスラスターの塊

これだけ物理的に増強し、ようやくフェネクスに張り合えるのか

フェネクスの怪物さも浮き彫りますね

たとえ鎧を纏おうと、心の弱さは守れないのだ！

と古事記にも書いてありました

ブリック『距離を詰めていられるのは200秒が限界かと』

ミシェル『……逃がさない!!』

咄嗟に冒頭のリタを連想するミシェル

フェネクスはリタだと

冒頭、ヨナとミシェルを置いて走って行ってしまったリタ

あの時と状況が似ているのか

ミシェル『ナラティブ！ ハイメガ砲を使いなさい!!』

略・ヨナ『今はダメだ！ 避けられる!!』

ミサイルで牽制、追撃するも追いつけない

本機はただのミサイルで、ファンネル・ミサイルのような誘導弾ではありません

こんだけブースターつけても無理!!

また張り出した両端はビーム・サーベル

デンドロビウムと違い二刀流

その威力たるや、漂うコロニー残骸の外壁を易々切り裂いていくほど

ミサイル斉射シーン美しい!!

ヨナ『射撃…………今ッ!!』

フェネクスが逃げたチューブ状の残骸を、サーベルで外から焼き切っていくヨナ

その進路を外から計算

必死に先読み

NTじゃない、"凡人"が先読みをやるのはこれほど大変なんですね

NTなら「そこ！」で済むのでしょうが

ヨナ『いっけええ!!』

切り札サイコ・キャプチャーで捕えたヨナ

なんとまあ器用な！

これはどうも感応波遮断装置

かつてのローゼン・ズールのように、サイコミュ兵器を機能停止させる代物

マーサを通じAE社から得たのでしょうか

感応波の遮断

NT兵器は、搭乗者の脳波＝感応波で直接コントロール

人の発する脳波で思うまま動く機械

その脳波を遮断する兵器か

水星ならアンチドート

ヨナ『捕えた!! ……!?』

しかし「フェネクスの翼」に妨害され失敗

事前に外し、外から攻撃させたのか

翼はアームド・アーマーDE、バンシィ・ノルンについてるものと基本的に同じ

NT版では尻尾まで付きました

直前にアームドアーマーを外していたフェネクス

おそらくフェネクスは「何か危ない」と感じ、咄嗟に外していたんでしょうか

ヨナは必死に考えて先の展開を読んでいた

対しフェネクスは直感で上回った

これが常人とNTの差か

ヨナ『…来る!!』

フェネクスもまた「時間戻し」の波動を発動

幸いユニコーンほど大きくはない

ですがヨナは被弾し、キャプチャーを片方バラバラにされてしまいます

捕獲には挟み込む必要がある

もう捕獲不能か

ヨナ・バシュタの決断　

ミシェル『ナラティブ!!』

『さっさとハイメガ砲を使いなさいッ!!』

『その速度でコクピットから放り出されたら死ぬのはアンタよ!! ヨナ!!』

やたら撃ちたがるミシェル、撃たないヨナ

ヨナは残った"キャプチャ"で防御

キャプチャは感応波遮断装置、盾にすれば「時間戻し」も阻止できると判明

波動も感応波の一種って事なのか

人の意思の力そのもの？

ミシェル『撃ってッ!!』

遂に完全にハイメガの射界に捉えたヨナ

撃たせたがるミシェル!!

ですがヨナがやったのは、指のワイヤー発射

物理的につないで「音」を届ける

宇宙糸電話を仕掛けたんですね

ミシェル残念…!!

ヨナ『リタなら話を聞いてくれッ!!』

その様を見て、腕を抑え後退ったミシェル

冒頭とまんま同じなんですね

ミシェルはリタを恐れた

ですがヨナはリタの手を握り、話そうとする

20年近く経っても変わっていない…

ヨナ『今さら遅すぎるってわかってる!!』

『でも俺は……』

イアゴ隊長『ガンダム!! 聞こえるか!!』

略『そのまま指定座標へ追い上げろ!!』

困ったのは「味方部隊」がやる気になった事

傍目にはただ必死に捕まえてるだけ

通信はイアゴ達には届いてないのか

所属部隊が違うから

ヨナが呼びかけてると解らないんですね

天国なんてあるのかな

脳裏に響く声『ねえ？ 天国って、本当にあると思う？』

『天国はどうかわかんないけど、私、魂って絶対あると思うなっ！今が全部じゃない』

『何度だって生まれ変わるの』

それは通信ではなく、心への呼びかけでした

ニュータイプは脳波で機械を操る

同様に脳波を人間へ発信、受信させ「通話」を行ったのか

ニュータイプの感応

ガンダム作品の定番といえる現象ですね

ヨナ『…!!』

イアゴ隊長『!? 莫迦!? 全機散開!! 散開ーーー!!』

“リタ"『次に生まれ変わるとしたら

　私、鳥になりたいなっ』

『ヨナは？』

ヨナは咄嗟にケーブルを斬り、メガ砲を発射

ですが倒す為じゃなかった

むしろ周囲のジェスタに放ち、フェネクスを逃がす為に撃ったんですね

昔のままのリタがそこにいたからか

ですが昔のまますぎる…？

フェネクス逃亡で戦闘終了へ

リタ逃亡を許し、むしろ安堵したヨナ

機体はメガ砲の煤でボロボロ

ですが名誉の負傷か

ダメージを負った機体とは美しいものよのう

ジオン元総帥 ミネバ・ラオ・ザビ

ミネバ『袖付きの残党を動かして、戦闘に介入しようなどと……』

代わって舞台は「ジオン共和国」のサイド3

前作ヒロイン・ミネバ様登場

前作ラスト、ビスト財団秘蔵の超巨大航宙戦艦を譲り受けて脱出したミネバ一党

なんやかやで共和国に身を寄せたんですね

タンクに紛れた巨艦「メガラニカ」

タンクはヘリウム3、要はMSの燃料

MSなど核融合炉の燃料貯蔵タンク群に秘匿

木星で採取される燃料です

モナハン・バハロ『これは高度に政治的な問題でして……』

略『ラプラス宣言で

　宇宙移民者独立の機運が高まっている中

　姫様の居場所を露見するような事があれば……』

モナハン大臣は戦争回避の為だと弁解

今少し時間と予算を頂ければ

彼がミネバを匿う共和国大臣

本来、ガンダムUC原作に登場したジオン残党のスポンサーだった人物

アニメ版はカットされ本作でようやく登場へ

ミネバ『……ジンネマンをここへ』

前作では連邦、ジオンが協力しミネバを逃がしました

その後もジンネマン艦長は同道

ガンダムUC2も制作告知から音沙汰がないスね

モナハン・バハロ『メガラニカから目を離すな』

『ゾルタンにも警告を』

モナハンの父は、初代ガンダム時にジオン首相として連邦と和平

父は平和に尽力しました

反動か息子は好戦的になってしまったらしい

これも因果って奴ですな

袖付きの「ある計画」主導者

ゾルタンはその関係者

連邦軍クラップ級巡洋艦「ダマスカス」

アバーエフ大佐『絡むなイアゴ隊長』

略『増援だ。実験中の新装備を持ってきたからありがたく受領しろとさ』

作戦中断、イアゴらシェザール隊は帰投

ですが格納庫が渋滞して入れません

我が物顔とはこの事!!

ミシェルはいつでもどこでも偉そうですね

だがそこがいい

フランソン大尉『"不死鳥狩り"は、参謀本部直轄の秘密任務ですよ？』

アバーエフ大佐『その参謀本部が送り込んできたんだ…』

イアゴ『アナハイム社の連中ですか……』

アバーエフ大佐『いやルオ商会だ』

こういう無茶ぶりは大抵AE社

ですが今回は、どうもミシェルがマーサ復権を手伝って見返りに貰ったらしい

或いは新しい人生というから別戸籍？

以降マーサは登場しません

いずれにせよAE社製？

アナハイム・ジャーナルを思い出しますね

『すんげえ重装備～』

『まともじゃねェな？ 強化人間ねェの～？』

略『俺ら凡人はどうすりゃいいんスかね～』

操縦者の「重装備」に驚くシェザール隊

宇宙世紀の強化人間は、文字通り手術による強化改造を行うのが普通

人工心肺などで耐G能力を強化

もちろん要は「人工NT」へ育成する事

ですが謎が多く難航しました

やせっぽちのG

ブリック『申し訳ありません、ここの区画は我々が借り受けておりますので』

略『スーツのメンテナンスは機密事項として許可を…』

イアゴ隊長は機体でなく、ヨナの方に興味

ですが眼鏡秘書に阻まれ轟沈

これはヨナのスーツが、サイコ・フレームを使っている為でしょうか？

スーツ自体が違法品やんけ!!!!

さすがAE社や!!

『オプションなんだ、アレ』

『ご本尊が拝めるなっ♪』

ナラティブガンダムの除装を見学するシェザール隊

ナラティブは素体＋オプションの換装型MS

その拡張性が長所

同じコンセプトとして「ジェガンD型」が量産されています

ジェガンを強化し換装機能を付けたのがD型

そのせいか馴染みやすい様子

タマン少尉『あれ？ なんつうか……』

『やせっぽちだな…………』

除装と並行し、ヨナもサイコスーツから解放

重すぎて独りで脱げない

そして強大に見えたガンダムの本体は随分細い

ヨナもガンダムもやせっぽち

似た者同士だったんですね

どこか頼りなくさえあるガンダム

クスィージーは切り札、フルアーマーガンダムが悪魔、アトラスは期待の新鋭機

対し旧式化した頼りないガンダム

ちょっと独特ですね

ですが個性的

ヨナに会いに来たミシェル

会うなり無言で平手打ち

親父にもぶたれた事ないに!!

なんて言える雰囲気じゃない

ミシェルはハードだ…

ミシェル『外して頂戴』

人払いをし、幼馴染同士での話をするミシェル

それを聞いてるイアゴ隊長

何してんだよ隊長

隊長として気になるのか

どうも艦の監視カメラ管理室に無理を言ったらしい

素人くさい仕草が微笑ましい

ミシェル『なんで逃がしたの』

ヨナ『逃げられたんだ』

ミシェル『ウソつき』

ヨナ『お前ほどじゃない』

二人が幼馴染らしいと察するイアゴ隊長

途端に会話が幼い

ケンカに親しさがにじみ出てますね

まるで高野豆腐のようです

すごくにじみ出てる

ヨナ『撃墜される可能性があった…』

『生きて捕獲しなけりゃ意味がないんだろ』

シェザール隊に集中砲火を浴びる恐れがあった

実際当てるつもりで行けと指示しています

だから「誤射」して逃がしたのか

一発だけなら誤射かもしれない

ミシェル『その程度で墜ちるものなら最初から要らないのよ!!』

『解ってるでしょ！』

『彼女、もう人間じゃないのよ!!

　奇跡の子供が!!

　本物の……!!』

『……!?』

怒濤の勢いから言い淀むミシェル

彼女の優しさか

ヨナが傷付いた顔をしたから？

ヨナはリタが生きてると思いたい

でも薄々解っていた？

ミシェルは言い過ぎちまったのね

ミシェル『……私は、その力を手に入れたい』

『その権利はある

　みんな私のした事なんだから！』

『あの子は…、いつも私の欲しいものを持ってる……』

ヨナ『…？』

意味不明な会話、困惑するイアゴ隊長と視聴者

最後の言葉はヨナにも意味不明

ミシェルが欲しいものとは？

最後の言葉は泣きそう、一番の本音を感じるやり取りでした

それらの真意はこの先のお話

ミシェル『今度はこちらから仕掛ける!!』

すぐ立ち直り、勇ましく出ていくミシェル

当然のように外で待ってる眼鏡

残されたヨナは、変わった形のペンダントを見つめるのでした

まるでガンプラのアンテナですね

1/60スケールくらいの

袖付き母艦 チベ級グルトップ

その所属機は揃って親衛隊仕様ギラ・ズール

つまりお高い

彼らがちょっと変という示唆か

ちなみにギラ・ズールは、本来この親衛隊仕様で量産される予定でした

ですが予算がなく断念した裏話があります

やっぱお金って大事ですね

艦外に変なもんをぶら下げた母艦

格納庫に入らないバカでかいものを外付け

いったいなんなんだ…

なお原型機は、デカすぎてキット化はかつてない困難の連続だったそうです

ですが乗り越えた後は自信になったとの事

大は小を兼ねずにいられない!!

『フーンフフーンフフフフフフーン～♪』

変な母艦には変な指揮官が

鼻歌を歌いながら入室、煙たがられても平然とディスプレイに陣取ります

その視線の先はフェネクス

三つ巴って訳ね!!

袖付き指揮官ゾルタン・アッカネン

さっきモナハンが指示を下していた男

なんというか奇抜なファッション

奇抜な行動

それにつけてもフェネクスの美しい事よ!!

百年持ちそうな塗装!!

系列機は二千年後も元気のG!!!

TVエディション 特別ED「Vigilante」

ナラティブ登場時のボーカル入り曲をED化

第一話映像の総集編付き!!

颯爽とした登場を盛り上げる曲ですね

OPに使った場合、本編で流れた時の印象が薄れそうなので「ED」採用もぴったりでした

次回もこの曲を使うのでしょうか

次回、第2話「籠の中の不死鳥（フェネクス）」

次回、そのゾルタンはスタインを駆る

白いシナンジュの出撃ですね!!

コロニー内でジオンと交戦

ナラティブは新装備、ジオンも「吊り下げてきたデカブツ」の出番

なのに両者が…？と不思議な予告

ハイメガ連呼ヒロインミシェルの思惑もポイント!!

次回も楽しみですね

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