ガンダム サンダーボルト 第3話 感想【最終回】戦争はまだ終わらない 機動戦士アトラスガンダム!!

2023年3月6日

機動戦士ガンダム サンダーボルト TVエディション 第3話「花【最終回】」感想

公式あらすじより引用

コロニー残骸内で死闘を繰り広げるフルアーマー・ガンダムとサイコ・ザク。相打ちになったかに見えたが、勝利したのはダリルだった。ジオン軍の捕虜となったイオだが、不屈の闘志で脱出を果たす。そして一年戦争が終結して七ヶ月後。サイコ・ザクを失ったダリルは地球に降り、連邦内部の軍閥である南洋同盟を探る諜報任務に就いていた。一方、イオは試作モビルスーツ、アトラスガンダムのパイロットに抜擢されて地球に向かう。

TVエディションはTVerで期間限定無料配信

元となった劇場版は有料配信

劇場公開ディレクターズカット版「機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY」

同じく機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY

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イオvsダリル!! 一年戦争はア・バオア・クーで終戦へ

実に、人類100億が半減する戦争を経ても戦いは終わらなかった

戦後もなおジオンは人間爆弾を落とした

連邦軍はアトラスを実戦配備

アッガイも参戦!!

散々殺されたダリルに、被害者ヅラすんなと言い放ったイオも厳しい!!

同様にMSの快感に魅せられた者同士の共感か

戦争は殺し殺されどちらも加害者

過酷な最終回だった!!

原作漫画 5巻頭までを3話に凝縮!!

戦争七か月後、連邦軍は巨艦スパルタンを投入

対しジオンはダリルのアッガイ部隊が出撃

あるものを奪い合う三つ巴へ!!

その詳細はアニメBANDIT FLOWER、もしくは原作を見てねと盛り上がるラスト

このまま地上波でヤッて欲しかった!!

敢えて尺を圧縮、2期の頭まで入れたんですな

尺の圧縮で「活躍」へ

本来の区切りならイオ敗北で終わるところ

ですが二期頭でアトラス活躍が描写

圧巻の強さに「イオとダリル、どちらも強い」と印象付ける着地に変えたんですね

物語的には中途半端

ですが見せ場的には良いシメでした

強襲揚陸艦スパルタン

ホワイトベースを継ぐペガサス級新鋭艦

ちなみに、同艦の飛行原理をMSサイズまで縮めたのが「クスィー・ガンダム」でした

あの機体ホント画期的なのね

イオvsダリルに幕、最後の勝者は

実質相討ちも、イオ曰く「彼の負け」で

共に機能停止しザクは消滅

ガンダムはジオンに鹵獲、サイコ・ザクは自壊・消失してしまいました

九分九厘勝ったイオは偶然落ちた雷で敗北

タイトルそのままの決着ですね…

ジオング鹵獲!? 一年戦争は連邦勝利へ

連邦軍本部モニカ参謀は、戦後に目を向け「サイコミュを握る事」を優先

建造中のジオングを鹵獲してしまいました

これで連邦もサイコミュを握った

劇中で猛威を振るった白いザクのような、ニュータイプ兵器を作れるって寸法ですね

ジオング

その名の通りジオン公国の名を冠した決戦機

シャア大佐の搭乗で有名

その予備三機が鹵獲へ

また劇中の白いザクは試験機でした

ジオングは設計時、まずその機能をザクで縮小再現してテスト

その一環であの「タコザク」が製造

サイコミュとは

ニュータイプの脳波を、機械に伝える装置

サイコ・コミュニケーターの略称

考えただけで機械が動く装置

サイコザクとは技術的に別物で、脳波・"無線制御"で動かします

サイコザクと違い無線兵器を使えるのが強み

ただしニュータイプしか扱えません

アトラスガンダム

戦後、ムーア同胞団が関与した試作機

地球用に水陸両用機の技術を参考

その為独特の関節が特徴

重力下で素早く動けるMSってワケですな

地球上での高機動戦に特化したガンダム

無重力戦用のフルアーマーは、大量の武器を積む事が出来ました

対し重力下ではそうはいかないのが問題

地上機動力に力を入れた設計

イオはその点が不満な様子

アッガイ(サンダーボルト版)地上波参戦!!

通常のアッガイと比べ一回り小型な本作版

ジオン軍による水陸両用機

アトラスも参考にした関節周りが独特で、水の抵抗を減らす形状となっています

原作・太田垣先生もキット化熱望!

今回2期まで入れたのは「アッガイを出したい」のも一因だったのでしょうか

新種の海洋生物みたいでしたな

Aパート 生き恥を晒すな

前回、先回りされフルアーマーガンダムが被弾

イオは被弾し、機能しなくなったバックパックを捨てて身軽になりました

視界も半分失い満身創痍

ただ両腕のビーム・ライフルは残っています

いよいよ終局が近い…

連邦兵『空気だ……』『いるな、この音楽が聞こえる先……』

連邦艦隊はダリルにすべて撃沈

対しイオは、ジオン艦の司令室・推進器のみ壊して無力化

脱出した連邦兵は酸素切れ寸前

ジオン艦を乗っ取らねば全滅してしまう

既にボロボロなのに敵艦奪取に向かっています

戦わねば生き残れないとは辛い

ジオン兵『感謝しますカーラ先生』

『ここの爆発は、艦内全てに行き渡るでしょう

しかしジオン艦内では、自爆準備の真っ最中

そうと知らぬ連邦本隊は敵制圧

際し連邦メカニック班は、念のため機関室に少数で向かいました

が、その機関室で自爆スタンバイ

こっちは人いないのよ!?

連邦兵『動くな!』

略『この艦は制圧した! 大人しく捕虜になれ!!

言う連邦側は、数が少なくボロボロの状態

対するジオンは無反応

艦を自爆させる準備中だと知っている為

もうすぐ全員死ぬと覚悟している

生きてるのに死人のよう

ただ歌だけが癒しだったのしょうか

ジオン兵『ジオン軍人は捕虜になって生き恥を晒す事はない!!』

ジオン兵『そうよ! 軍人の誇りと名誉にかけて絶対に!!

カーラ教授『ダリル…、あなたひとりでいかせたりしない!

ダリル『墜ちろガンダム!!

イオ『これで死ねえ!!

ジオン兵たち『『『『いくぞ! ジーク・ジ…』』』』

自爆と並行し決戦も最高潮

ガンダムとザクは互いに左腕を失う事に

ガンダム側は腕は残ったも機能不全

フルアーマーミサイル斉射も、大半を避けてしまうダリルがモンスター!!

リユースPDの恐ろしさか

リユース・サイコ・デバイス

義肢をMSと繋ぎ、思考だけで動かす装置

第一話冒頭、イオが機体の全バーニアを手動でリズミカルに動かすシーンがありました

あれを「思考」だけで出来るって恐怖ですね

プラモを作った事があると更に解るはず

バーニアの数すごいんです

あれ全部意のままとは

地上波ではカットされましたが

ザクは推進剤タンクが大破、コントロール不能に陥ってしまいます

結果、ダリルはコロニーに落ちて気絶

戦闘不能となってしまいます

ビームサーベル事件

コーネリアス『待って!!

もうやめよう!! 憎しみあいや殺し合いをいつまで続けるんだ!?

略・ジオン兵『家族や恋人を報いを受けろ!!

略・コーネリアス『僕らだって十分味わった!!

 この宙域は、僕らのコロニーがあった場所なんだよ!!

 故郷があった場所なんだ!!

イオの相棒コーネリアス、渾身の説得

銃を捨て両手をあげての説得でした

ジオン視点では報復

ですが連邦、ムーア同胞団にとっても「敵討ち」だったんだと打ち明けます

これはジオン兵にとっては青天の霹靂

自分達もまた「加害者」だと

どちらも加害者で被害者

コーネリアス『一緒に生き延びる道を探そう!』

お互いが全滅するまで殺し合うなんてバカげてる!!

コーネリアスは最後まで本気で訴えていました

きっとだからジオン兵の心に響いた

本当優しい

原作3巻の表情的に本気

しかし仲間達はそうじゃなかったのが悲劇…

カーラ教授『あなた!? 何を…!?』

唐突に流れ出したジャズが悲劇を象徴!!

実は後ろの連邦兵が、ポインターで艦外のMSを誘導していたのです

ジムキャノンはポインター通りに攻撃

それだけで終わりました

ビームサーベルでジオン兵たちは蒸発

文字通り跡形も残さず蒸発

唯一カーラ博士のみ、飛び出していたので無事

人間相手のビームサーベル

なんと残酷な…

まるでVガンダムじゃあないですか…

連邦兵『やったぜ!』『イチかバチか大当たりだ!!』

連邦兵にすれば助かる為の必死の駆け引き

彼らがやらねば全員が死んでた

ですがコーネリアス、カーラ教授にとっては深い心の傷となってしまいました

カーラ教授発狂

仲間が目の前で消し飛んだんですものね

教授の人生ホントあんまりだ…

CV大原さん名演…

イオ『さすが頑丈だ…、増加装甲を外せばまだいける!!』

機体が再起動を要するほど傷付いたガンダム

他方ダリルは昏倒

サイコ・ザクは機体は無事ですが、パイロットの方がもちませんでした

これは鍛え方の違いだったんでしょうか

イオは生身でも強いですから

TV版はカットされましたが

実はこの直後、他の連邦部隊が乗り込んだ方で銃撃戦が展開

ジオン兵が火薬庫で自爆し自沈が始まりました

原作はブラックジョーク!

アニメは真面目!!

イオ『このジャズが聞こえた時がお前の最後だ!! 義足野郎!!

怒濤のイオに対し、ダリルは気絶

幼い頃のように足が自由に動き、カーラと地球で泳ぐ夢を見てしまいます

もう二度と叶わない夢だ…

また前回、シュシュを貰った時にキス

まるで走馬灯のよう

「サンダーボルト宙域」特有の雷が発生

雷は帯電した残骸が放電して起こるもの

ジオン母艦が放電、戦闘中のコロニーに落雷へ

結果ダリルが気絶から覚醒

どんな偶然!?

第一話は「強運すぎて気持ち悪い」とイオを評したダリル

前回は落石で生還、今回も落雷で生還

ダリルも異様な強運!!

よりによって、サンダーボルト宙域ならではの現象で蘇るとは

しかもサイコザクは「思う」だけで動く

咄嗟の判断で動くのは大きい!!

前回「笑いたい」と誓ったダリルとカーラ

二人で笑う姿を幻視し決着へ

これは回想でなく、ダリルの希望的観測だったんでしょうか

笑えたなら話が合いませんから

ガンダムとザク、壮絶な相討ちへ

ザクは咄嗟にシュツルムファウストを発射

直撃でガンダムの頭が全損

ザクも、ビームサーベルが直撃し頭が全損

互いに頭を失い決着へ

イオ『何故だ!? 何故ヤツに勝てない!?

ダリル『解ったよカーラ……

『君に出会えたことが僕の奇跡だ……

互いに機体停止、壮絶な痛み分け

ですがイオは「負けた」と判断し、戦いはサイコ・ザクが勝利した事へ

互いに全力を出し切った決着

ですが負けたかは違和感が残りますね

イオ『バカな…!?』

『そんな身体で…!? 俺は、こんな奴に負けたのか…!?

戦闘後、ダリルの全身義肢にイオはショック

事情を知らないから当然

まさかこの義肢こそ、タイムラグなく操縦する狂気の装置だとは思うはずもなく

立ち直れなくなりそうな衝撃だ…

サイコ・ザクは限界を迎え自壊

同時刻、研究施設を積んだリビングデッド師団母艦も火薬庫爆破により轟沈

研究成果は消滅へ

際しダリルは「体」を幻視

今やサイコザクは、身体も同然だったからか

まるで線香花火みたいな切なさだ…

サンダーボルト宙域の戦いに幕

前回フィッシャーが必死で呼んだ艦隊が到着

少年たちの命と引き換えにみな生還へ

もしフィッシャーが、少年兵達を皆殺しにして切り抜けてなければこの展開はなかった

そう思うと複雑な結末ですね

何事も繋がっている

余談ですが連邦側の艦隊は

実は救難信号を受信し、進行してました

それもとんでもない数の大兵団

彼らは戦闘が終わるのを待っていたらしい

もし彼らが一手早ければ全然違った展開になっていたのかもしれません

なお司令はエドワード・ボーマン提督

後のルナツー名物司令!!!

イオ『そうか…、クローディアはいないのか……』

コーネリアス『多分…、艦長として……

ジオン師団生存者は僅か五パーセント

連邦生存者も捕虜へ

ガンダムは鹵獲

前回「笑いたい」と願ったクローディアは生死不明、カーラ教授は笑い続ける惨事

ヒロイン二人にも厳しすぎる……

地上波版ではカット

リユース・サイコ・デバイスは「凡人を超人に変える」悪魔の技術だと強調

手足を切ればガンダムにだって勝てる

その為ダリルとカーラを軍は監視

二人は前回「戦争は嫌だ」と嘆いた

ですが勝利した結果、戦争から逃げられない立場になってしまったのか

他に手段がなかったとはいえ因果な話

戦争は、まだ終わらない 

ジオン親衛隊『リビングデッド師団の諸君!!』

『拷問は条約違反だ! これ以上は親衛隊として見過ごすわけにはいかない!!

とは言ったものの酷い有様

生き残ったジオン兵は、捕虜のイオを集団で殴る蹴るのリンチ

最低五人のジオン兵が袋叩きにしていました

それも汗だくになるほど全力で

よく生きてましたイオ

本当よく生きてた…

ダリル『イオ・フレミング…』

『サイド4元首長の息子、地球連邦軍ムーア同胞団所属…

 そして…

 悪名高きガンダムのパイロット!

イオ『……へっ! ダリル・ローレンツ!!

『教えてくれよ…、その哀れで不自由な体でどうやってMSを操るんだァ~?

イオは既に、RPDについて知らされたようです

知った上での挑発

義手が軋むほど握り締めるダリル

イオ、見下してくるダリルにも悪びれも命乞いもしません

さっきの軍人達にもそうだったのかね

どんな劣勢でもタフな男ですわ

ダリル『あんたを殺して決着をつけたかった!』

『ガンダムを倒せば、戦争っていう悪夢から解放される気がしたんだ!!

果たして彼はどんな答えを想定していたのか

目の前の男は連邦の悪魔

初対面から義足を嘲笑し、やがてガンダムに乗って仲間を殺したイオ

憎んでも憎み足りないのでしょうか

イオ『悪夢ゥ~? ハハッ!!』

怒りなのかダリルの声は震えていました

対しイオは愉快そう

そらボッコボコにされますわ

イオ『今さら被害者ヅラかぁ~?』

『モビルスーツに身を捧げて授かった力でガンダムに勝ったんだ…!

『いい気分だろう?

『俺たちは、戦争を呪いながら戦争に魅入られていく!!

ダリル『!?

無自覚だった喜びを言い当てられダリル愕然

前回ダリルは「楽しんでた」

この手足は自由だと、リユース・サイコ・デバイスの力に酔いしれていたんです

無自覚なだけでイオ同類だというのか

ダリルの「被害者ヅラ」

またこの戦い、ジオンは第一話時点で40機もの連邦MSを撃墜

その多くはダリルがやっているはず

だからガンダムが投入された

これは戦争、互いに殺し合ってる

加害者被害者だと、恨むのは筋違いって事なんでしょうか

ダリル『……!?』

イオ『俺たちは戦い続ける宿命なのさ……

『戦争は、まだ終わらない…!!

互いにMSを操る喜びに魅入られた者同士

戦いに喜びを感じたなら、悪夢など被害者ヅラはやめろと言ってるのか

そして実際、戦う為の手足に改造された

サイコ・ザクの生きたサンプル

戦いからは逃げられない…?

本来ならここから無音劇で幕

戦争最終戦、ア・バオア・クー戦と「イオ達の脱出」とジオングを描いて幕

汚ねえ初代ガンダム最終話

地上波版はそれじゃダメと思ったか尺を圧縮

二期冒頭まで入れた様子

※トップに戻る

Bパート 燃える宇宙

ジオン総帥ギレンが直接指揮する宇宙要塞ア・バオア・クー攻防戦

戦場はスクラップの見本市!!

連邦女性パイロット・ビアンカは「ビグロ」に捕獲され振り回されています

直線推力と火力に特化したモビルアーマー

高価で強力な少数生産機!!

ビアンカ・カーライル『速いだけのカニがあ!!

『……八つ!!

ビアンカは吼え、強引に近接戦に持ち込み撃破

ジムのサーベルを突き立て勝利へ

ビグロの推力は、捕まって一緒に飛ぶだけで失神する事があるという化け物

よくもまあ耐え抜いたもんですわ

原作より出番増やしてますな

ジオン公国軍ニュータイプの猛威

NT素養を持つ男ビリー・ヒッカム出撃

白いMSN-01 高速機動型ザク(サイコミュザク/タコザク)で連邦を翻弄

これはジオングの設計テスト用MS

データ収集用に、ジオングの仕様・規格を出来る限りザクで再現した機体

実戦参加していたMSV設定を回収か

有線ビームで次々殲滅するタコザク

Gアーマーを装着したジムは善戦!!

対し、ビリーは機体右腕を失うも完勝

濃いミノフスキー粒子下では有線データ送受信さえ限界がある

本機はサイコミュによって解決

有線攻撃で猛威!!

ただ推進剤を積む余裕のない実験用

10分程度しか飛べません

ビリー少尉『ああ…!! 燃えているのか…? ア・バオア・クーが…!?』

連邦の攻撃が次々着弾し要塞は全焼

原作はもっと無力で、ミサイルの雨嵐を「止められず」呆然と見守るだけでした

アニメ版はビリー少尉に優しい…

エースでも戦局は変えられない

戦いは数だと証明する構図でしょうか

セバスチャン・モース『敵の上陸が止まらない! フラナガン機関も…』

同機関はジオンのニュータイプ研究

文字通りフラナガン博士が要

ビリーもその一員

ギレン総帥は「NTはプロパガンダの道具」で、出現はまだ先だと考えていました

しかしキシリアの後押しで設立

人体実験など行いました

ビリー『ア・バオア・クーなんだぞ!?』

ジオンにとって堅牢堅固な不沈要塞

それが今まさに陥落寸前

彼が如何に、ア・バオア・クーを信じていたかを感じる絶望でした

無力感を思い知ったのでしょうね…

ガンダム・ヘッド部隊の猛威

同じ頃、連邦軍はガンダム頭を集中投入

盾とライフルを密集、数の力で突破

これらはガンダム・ヘッド

頭だけガンダムにしたジムで、敵味方の士気に影響を与える為の特殊量産機

もちろんセンサー能力も向上しています

アリシア『親衛隊専用MSを排除!』

倒れた派手なザクは親衛隊用量産機

MSVドズル・ザビ専用ザクを設定変更したMS

本来はワンオフ機ですが、本作では量産された事になっているようです

ドズル専用機としての特徴はコクピット

体格に合わせ広くなっています

ソニア『!! “詳細は有線のみで報告"とか言っておいてこれか!!』

連邦指揮官機は最高にイカしたガンタンク

作中はミノフスキー粒子で通信妨害

そこで司令部は、有線接続して指示しようとしたも失敗したらしい

前々回のように短距離ならまだしも

長距離は粒子が邪魔なのね

指揮官クリード大尉『前部ハッチ・オープン! GO!!

指揮官用ガンタンクは、砲撃で敵ゲートを粉砕

そのまま特殊部隊を放出し揚陸戦へ

この為に後方にいた訳ね

先の敵艦制圧も、こういう部隊がいれば苦労しなかったのでしょうけれど

後方 連邦軍コンペイトウ司令部

かつてのジオン軍「ソロモン」要塞

現在は連邦に接収・改名され、宇宙艦隊司令部が置かれています

お偉方が多数詰めて観戦中

モニカ・ハンフリー参謀『戦闘が終わるまで、おおざっぱな状況さえ把握できないなんてねえ…』

本・一年戦争からミノフスキー粒子が本格登場

戦争が一変した事に嘆いている様子

通信もままならんのですから

モニカ『ザビ家統領の首なんてどうでもいい…』

『我々が奪うべきは…、他にある

奇妙な首飾りをつけたモニカ参謀

彼女は戦後を見据え、さっきの特殊部隊を送り込んだ人物なんですね

大事なのは技術なんだと

実に大局的な人物

ジオン軍セイレーン機動艦隊

旗艦チベ級が大破、要塞に墜落へ

これはイオ達を捕まえた

艦長たちはガンダム、カーラを運び出すのが精一杯でとっとと逃げ出してしまいます

原作曰く捕虜なんかほっとけ

イオ達を見殺しにするつもりだった様子

最新鋭機に乗り換えたダリル

機体性能ではザクを遥かに凌ぐゲルググに乗りかえたダリル

当初ライフルで無双

しかし、ジム相手に大ピンチ!!

彼はまだ腕を切り取って間もないから

やはり性能より操縦性

またリビングデッド師団は、操縦桿を義手向けに改造していたらしい

普通のゲルググじゃ無理ですわ…

ダリル『あっ…!?』

完全に即死コースだったダリル

危うく死ぬところをフィッシャーに庇われ生還

ホント悪運が強い

フィッシャー『操作レバーが違うんだ!! 無理するな!!』

フィッシャーは師団時代の愛機続投

ダリルは義手に絶望

ほんの数日前まで両手、生身の腕だったんですから……

ことさら簡易な義手なのが残酷

これから一生義手なんだ…

コーネリアス『イオ!?

イオ『コーネリアス…、ティッシュあるか?

イオはジオン兵を皆殺しにしこともなげに合流

この男白兵戦でも強い……

艦が座礁した際、衝撃で独房が開いた隙をついて突破して来たらしい

油断していたジオン兵も気の毒な

ジオング開発拠点

『目標の奪取に成功!連邦もサイコミュを手に入れたぞ……!!

モニカ参謀の部隊は、ジオンNT研フラナガンを制圧

まだ建造中のジオング三機を鹵獲

ついでに足もあるようです

国名を冠した究極のMS、完成時は38m!! 通常機二倍以上の巨体となるはずでした

ですが肝は「サイコミュ」なんですね

サイコ・コミュニケーター

要は、人の意思を機械に伝える装置

サイコザクと違いNT専用で、多数の無線砲台を独りで制御する事も可能になります

ミノフスキー粒子下でも無線兵器が使える

戦後史を変えうる技術

人の脳波で機械を操る技術

人が大気を振動させ、音を伝えるように

NTは脳波でミノフスキー粒子を振動させ、情報を他者に伝える事が出来ます

その作用を増幅、受送信するのがサイコミュ

ミノ粒の中でも通信できる訳ですね

以上が「アニメ二期への顔見せ」パート

ここまでの新キャラが、以降のシリーズで活躍するシナリオとなっています

地上波版はここからは一気に駆け足!

メインキャラ見せ場のみ描いて終了

詳しくは原作四巻以降、アニメ5話~8話か同総集編「BANDIT FLOWER」でという宣伝か

やはりジオングは圧巻でしたね!!

戦争七か月後「地球編」開幕

フィッシャー『これならコロニーの方が快適だ!?

七か月後の地球、海岸線をぶらりと歩くダリル

地球で過ごしたことがあり懐かしい様子

対し生粋のスペースノイド、フィッシャーの愚痴は各作品ジオン軍人あるあるですね

コロニーは天候が完璧に管理されています

まさにウェザー・リポート!!

対し地球はよォ!!

ダリル『海も雪も砂漠も草原も全部本物だ!』

『美しいよ…、地球はっ

そんなダリルは、前回で二階級特進し少尉さん

直属メカニック班に慕われてる様子

エンブレムまでデザイン!!

機体に塗装、Tシャツまで作ってますわ

塗装の濃淡がリアルですごい

彼らは皆、サンダーボルト宙域部隊の生き残りだそうで

ダリルはまさに英雄なんですね

君の中の英雄ですよ

セバスチャン『…名高いサイコ・ザクを操縦する為に自らあの義手にしたらしい』

そんなダリルと整備班を眺めるビリー&セバス

さっきのタコザク乗りと相棒

ビリーはジオニストの気があり、ダリルは忠国の精神があると高評価

ダリル当人は否定するでしょうけれど

セバス『ビリー少尉、タバコはほどほどに』

略・ビリー『地球は広いんだ、少しくらい汚しても平気だろうセバスチャン

ハサウェイが聞いたらまた落ち込みそうな

コロニーと比べ地球は広い

だからスペースノイドも地球を汚しがちなんですかね

地球環境への向き合い方

これも宇宙世紀の大きな問題ですね

ダリル『珊瑚を踏むなよッ!!

やがて、新生ダリル小隊が出撃し出番に幕

ビリー達は新メンバー

突入風景が実にユーモラス

愛機「アッガイ サンダーボルト版」

アッガイはザクの部品を流用し、操作性・整備性・隠密性が高い水陸両用機

本作では通常型より小柄

かつ換装システムで多様に対応できる機体です

作者太田垣氏がキット化熱望!!

連邦軍 強襲揚陸艦スパルタン

ビアンカ・カーライル『噂のガンダム、私も見たかった♪

格納庫、コーネリアスが機体整備

ガンキャノン・アクア

それに陸戦型ガンダムS型が配備

ビアンカはBパート頭、ジムでビグロを叩き落としていた女性エースパイロット!!

高級機らしいキャノンを任せられた様子

まさに天空の花嫁ですね

ビアンカ『その頃、ソロモンコンペイトウで戦っていたのよ、私』

略『ア・バオア・クー戦星一号の時もね?

当時は型式番号RGM-79、機体名ジムに搭乗

ガンダムやイオに興味がある様子

ただコーネリアス曰くイオ不在

不安そうですね

それとも安堵だったのでしょうか

ビアンカ『私がいる! …地球、初めてだけどね?』

コーネリアス『心強いねえ、よろしくっ

軽い冗談をかわすコーネリアスとビアンカ

彼女もスペースノイド

かつての地球圏総人口100億のうち、地球住まいは20億止まり

地球連邦も多くは宇宙育ちなのよね

まあ総人口半減しましたが

ビンセント・パイク艦長『巡行飛行モードに移行!!』

略・ビアンカ『海だ!

『早く出撃命令をちょうだい! どんな敵だろうと捻りつぶしてやるわっ♪

このノリ、イオそっくりですね!

MSに魅せられた女性

母艦スパルタンは、初代ガンダム母艦ホワイトべースの姉妹

ミノフスキー・クラフトで飛行可能

大気圏突入を開始、地球降下を図っています

ペガサス級は怪物ですな

ジオン残党オッペン大尉『健闘を祈る!!

見事、特攻を成し遂げよ!! ジオンの精鋭よ!!

連邦を狙ったのが、ジオン残党の宇宙巡洋艦

大気圏突入時は無防備

小型艇に爆弾を満載、特攻させれば「たった二人で沈める」チャンスなんですね

ミノフスキー粒子下なのでパイロットが必須

その威力は小型核にも匹敵

言う側は気楽でいいぜって話ですわ

原作は更に悲惨な演出でした

悲惨だけど小粋でした

来た! 対空砲火!?

よっしゃあ! 俺たちの勝ちだッ!!

作戦の問題は、スパルタンがいるかでした

対空砲火が来るのはいる証

敵艦が防ごうとするのは、当たるコースにいる証なんですね

噛まれたらチャンス!的な

パイク艦長『やたらめったらで良いんだよ!! 撃てよ!!

他方スパルタン、必死に対空防御するも難しい

照準ができないらしい

大気圏突破で艦体に負担がかかり、システムが動かないんでしょうか

コース変更だって難しいでしょうし

連邦軍ミデア輸送機がMS投下

ミデアからMS、それにSFSが投下

MSはなんと空中で減速

そのままSFS=サブ・フライト・システムに搭乗、ぐんぐん再浮上していきます

描く軌跡がなんと美しい!

作画がGレコ的!!

フリオ『くそったれえ!!

こんな作戦考えた野郎は死んじまえ!

グレゴリー『連邦もジオンも滅んじまえ!!

いよいよ特攻着弾間近、絶叫するジオン兵達…

フリオ・サワディー

グレゴリー・ロマーノフ

実は義肢で、兵隊として役に立たない彼らは鉄砲玉にされたとの事

重ね重ね非道な作戦

せっかく戦争を生き抜いたのに……

パイク艦長『!? あれは!?

フリオ『何の攻撃だよ!?

グレゴリー『ガンダム!?

窮地を救ったのは、連邦軍の新型ガンダム!!

急上昇し哀れコムサイを真っ二つ

初代ガンダム「アムロ・レイの核弾頭落とし」を見事にオマージュ!!

先のフルアーマーは宇宙用

対し重力下でも高速戦できる化け物か

高機動ユニットサブレッグが独特

モニカ参謀『RX-78Al……』

『あれは間違いなく今回の作戦の要になる……、そうでしょ?

略・コーネリアス『ジャズ…!?

イオ『イオ・フレミング少尉!アトラス・ガンダム着任しました!!

太陽をバックに美しい着艦で幕!!

地球用に水陸両用MSも参考にした技術融合機

純粋な本作独自モビルスーツ

操縦席も全天周囲モニター、操縦性が格段に上がった新機軸機ですね

戦争が終わり「戦後ならでは」の新技術機

つくづく戦いは終わらない

余談。イオが来ないと思われた理由

第一にガンダムを奪われた引責

何より再建中のムーアが、英雄を政治的に離さなかった為でした

そこでイオは姉と政治的取引し最前線復帰

故郷の人気はそりゃもう凄いです

黙ってても安泰な人生

しかし蹴っ飛ばして戦場に戻ったんですね

Cパート ニュータイプ レヴァン・フウ

『人生は不思議だ…

『他の動物はどうだろう…? 鳥は? 羽根を捨てて、海に潜るかな?

 亀は甲羅を捨てて空に飛ぶ?

略『そんな事は起こらない

『でも、人は違う。革新が起こるんだ…

『僕は…、運がいい

最後は不思議な事を言う少年、母の亡骸で幕

亡骸にはモニカ参謀と同じ胸飾り

少年はニュータイプ

動物は環境に適応して変わるなんて出来ない

でも人間は、ニュータイプという「革新」によって環境に適応できる

人に生まれて運がいいって話か

ニュータイプ レヴァン・フウ

彼は原作四巻以降、地球編で活躍

そしてニュータイプとは?

ニュータイプは次放送、ガンダムNTでテーマとなります

こんな不思議な物言いをする人間達とは?

NTは全4話放送なんだなあこれが!!

次回、機動戦士ガンダムNT 第1話

読みはナラティブで、ニュータイプとは何かをテーマにした作品

また「ジオング」も絡んでいます

本作の後番組にぴったりですね

舞台は本作から18年後、U.C.0097年が舞台

閃光のハサウェイの8年前です

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