閃光のハサウェイ 2話 感想[アナハイムはやりやがったって事だ!!]機動戦士ガンダム

2023年1月29日

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ TVエディション 第2話「コンタクト」感想

公式あらすじより引用

ハイジャック犯を撃退したハサウェイは、事情聴取を受けるため身柄をダバオのホテルに留め置かれる。そのホテルに同宿することになったギギは、ハサウェイがマフティーのリーダーだと見抜いてしまうのだった。一方、ケネスはダバオ空軍基地のマフティー殲滅部隊司令に着任する。敵の監視を一刻も早く逃れるため密かに脱出を試みるハサウェイ。しかし、支援襲撃部隊のメッサーと連邦軍MSの戦闘にギギと共に巻き込まれてしまう。

TVエディション公式配信はありません

元となった劇場版のみ配信

AmazonPrime会員なら視聴可能

公式サイト公式ツイッター(外部)

https://twitter.com/gundam_hathaway/status/1617062006015549440

ペーネロペー飛来、メッサー襲撃!! ハサウェイに突きつけられる現実

主人公ハサが月に行ってたのは、アナハイム社から新型を受け取る為

どっこい同社、同等機を連邦にも渡してた!!

AE社めやりやがった!!

一応完成度はハサ機のが上なんですが

また彼の同志が、メッサーで「ハサウェイを連邦から逃がす」べく襲撃

街を盾にすれば連邦は攻撃できない!!

と思ったら街が火の海に…!!

どっちもどっちの大被害ですわ

『マフティーの“やり方”、正しくないよ』

ギギ、タクシーの運ちゃんに言われ凹むハサ

特に運ちゃんは辛辣ですね

だが解っているし、運ちゃんこそ解ってない

マフティーは地球環境悪化を避ける為、人類が宇宙に出るようテロをしています

ですが市民は「偉い奴だけ叩け」と愚痴

自然は奇麗だ問題ないと嘲笑

たった百年前の事が忘れられてるのか

逆シャアのアムロ曰く「革命はいつもインテリが始める」

曰く「革命はいつもインテリが始めるが、夢みたいな目標を持ってやるから、いつも過激なことしかやらない。しかし革命の後では、気高い革命の心だって、官僚主義と大衆に飲み込まれていくから、インテリはそれを嫌って世間からも政治からも身を引いて世捨て人になる」

今回の運ちゃんは「大衆」の代表か

逆シャアのアムロ、シャアとは違う視点から描く物語なんですね

実際にインテリ代表として凹むのが不憫

ただ事実、そうやって滅亡しかけた為「宇宙世紀」となった

宇宙世紀は元は西暦、近未来が舞台という設定

西暦時、地球環境は限界となった

そこで宇宙移民し、環境を百年かけ再生させた

が、市民はそんな風に思わないんですね

たった百年前に滅亡しかけた事を知らない

「マフティーって暇人なんだね」

過去、実際に起きた過ちを繰り返すまいと戦うのがマフティー

同じ思いで戦ったシャア達の為にも

人を信じたアムロ達の為にも戦う

が、市民は気にしていない

明日の暮らしで精一杯

彼らが支持してるのは、連邦が嫌いだからって事に過ぎないのだと

またマフティーは「千年後の為に」と話をしましたが

実際、約千年後に人類は滅びかけたようです

Gレコは「宇宙世紀含め2000年以上の歴史」

同作はR.C.歴1000年代なので、素直に考えれば宇宙世紀1000年辺りで改暦されたことになります

際し人類は共喰いするほど行き詰った

ハサは咄嗟に千年といったのでしょう

当たらずとも遠からずか

ハサウェイ=マフティーだって知りたい

元々連邦は、人類を宇宙移民させる為に「強権」が必要で作られた統一政府

組織的に頑丈過ぎて壊せない

でもだからって放っておくことも出来ない

だからちまちまテロしてます

果たして「今」ハサウェイはどうするのが最善だったんでしょうか

組織作りで数十年後に託すべきだったのか?

そこで「政治的に変えよう!」とする実例

この後「ガンダムF91」では、政治家として連邦を変えようとした人物がいたとされます

バックに企業を持ち財力も十分

市民の人気も上々

大変優れた人物でした

ですが暗殺され、残された者は武力革命に走ってしまうのでした

それが敵組織コスモ・バビロニアです

ニュータイプによる独裁なら或いは?

NT、ニュータイプとは「進化した人類」

宇宙進出で、宇宙に適応した新人類が現れると予想したもの

提唱者はジオン・ズム・ダイクン

シャアのお父さんです

以降ガンダムシリーズ定番となりました

オエンベリの軍隊と「将軍」

ハサウェイを支援する元連邦将軍クワック・サルヴァー(偽名)

ぶっちゃけこっちが黒幕です

組織を作ったのはこっち

現在、前回の偽マフティーと同じ連中が「軍隊」を勝手に作って連邦と交戦へ

ですがクワック将軍は喜んでるとの事

自発的に皆が立ち上がる

そこが大事なのね

市民が憎むマンハンター

現在地球には、許可証がない人は住めません

なのでとっつかまえる部隊が横暴

これが人狩り、マンハンター

前回終盤、なれなれしかったオッサンの部下たちですね

ジェガンを乗り回して市民を威嚇!

そら嫌われますわな…

強制退去させる為の必要悪なのでしょうか

ガウマンら、マフティー軍主力機「メッサー」

ガンプラが大人気!入荷即完売!!

買ってみせろよマフティー!!

もちろんAE社、アナハイム社製で「同社製だと隠す」よう作られています

見た目通りジオン系の設計思想の濃いMS

デカい上に高機動とは強い

まるで鉄人28号だ!!

アナハイム・エレクトロニクス社

宇宙世紀の総合企業、特にMS開発・製造力で独り勝ちしている死の商人

敵対する両勢力に兵器を売るのもザラ

今回も「新型MS」をマフティーと連邦両方に製造しました

連邦軍の「空飛ぶMS」が襲来

最新鋭の第五世代MSが飛来

この「飛べる」事が第五世代の特徴

普通は支援メカで飛行、対し単独飛行する本機は別格の機動性

バーニアでなく疑似反重力で浮遊

軽快な機動といい怪物的!!

あまりに高コストなので二機止まり

冨野監督の小説ガイア・ギアまで含めればもう少しあるも、再版すらなく「なかった事」状態

デカい!! 速い!! 強い!!

次回、第3話「ランナウェイ」

スペースラナウェイ!

もとい本来、騒ぎに紛れて「味方」に合流する為に街を襲わせたハサウェイ

が、ついギギを庇ってしまって…

男殺しですねホント

仲間といくかギギを守るかの岐路だった

ここで仲間を選べばまた違う結末あったのかもしれません

でも見捨てられない苦労性

そこがハサらしさなのかもしれません

お父さんそっくりですわ

冒頭 処刑台にいる気分

ハサウェイ『……参ったな………

前回、シャトルで「偽」マフティーのテロに遭ったハサウェイ・ノア

ですが彼自身がテロリスト「マフティー」

その事をギギに見抜かれ困惑

テロ被害者として、警察に聴取を受けますが気が気が気じゃない!!

傍目に平静を装ってるのは大したもの

肝が据わった青年ですわ

ゲイス『……なるほど、いやありがとうございますノアさん』

そのあと聴取を受け、先のギギが退室

つい目で追うハサ

やがてギギ担当の警察が思わせぶりな視線

これは怖い……

ハサ担当のゲイス『今日のところは結構です』

際しゲイスへ、ギギ担当の方から耳打ち

ひたすら怖い!!

ですが次の瞬間、警察が出したのは「カード」

曰く滞在中の支払いはコレでと

ゲイス『明日の九時に電話します。それでスケジュールを決めてくださいっ』

略『そのままホテルに居てくださってもい良いですし

ハサ『無期限で?

冗談めかして返すも、いいですよという警察

これも冗談、そして本気

警察、つまり政府の都合で「被害者」を全員引き留めています

なので支払い全部政府持ち!

太っ腹というか…

三段腹というか…

ハサ『そりゃすごいっ』

ゲイス『凄いのはキミだよ

『あんな子を落とせるようには見えないけどな?

どうもギギ、すっかりハサを気に入った様子

ハサの事を話さなかっただけじゃなく、滞在先に一緒に行こうと誘います

さっきそのことを耳打ちしたんですね

まあいやらしい!!

警察に軽く目配せを受けホテルへ出発

際しチップも警察が払ってくれました

目くばせは「よっ、色男! 上手くやれよゲヘヘヘ」って感じでしょうか

単なる好意じゃったかッ!!

たぶん!!

そんなワケで、テロ事件の聴取を明日もう一度受けるよう約束

その間の滞在先に向かいます

すんげえ車だ…

ギギ『何が気になるの?』

ハサ『…危険になるのは、もっと嫌だから……

 喋らない

とんでもなく豪華な車で、豪華なホテル

ダバオって儲かってるんだなあ

今はいわば、地球自体が高級リゾート地のようなもの

宇宙と違い酸素税だってないですもんね

住民には実感薄そうですが

Aパート ホテルにて

『最上階は…、43階? 何があるの?

ホテルマン『はい。レストランとバー

 それにダンスフロアがございますっ

政府が用意したホテルは呆れるほど豪勢

エレベーターのボタンの数にも笑えます

豪華すぎて不便なのでは

何せハウンゼンは高級・閣僚級シャトル、その乗客を滞在させるホテルだからでしょうか

社会の潤滑油源泉かけ流しですわ

ハサウェイ『凄いな……』

ホテルマン『お二人にはそれぞれに

 ツーベットスイートのお部屋をご用意させて頂いております

ハサ『…………参ったな

参ってばかりですねハサウェイ

32階スイート、ですが「早く去ってしまいたい」ハサウェイはむしろ困った

ある意味、監獄みたいなもの

せいぜいビジホならとっとと去れたでしょうが

これも全部税金って奴なんだ!

ギギ『凄い部屋~』

32階テラス、プール付きのツーベッドスイート

どういう豪華さ

プール付き!?

なるほどテラス付きだから、外から見ると階段みたいに見えるんですね

まるで段々畑ですわ

ギギ『ハサウェイのスーツケースもこの部屋でいいわっ』

ハサ『ギギ!? そりゃ不味いよ!?

しかしあれよあれよと同室に

曰く「こんな広い所に一人なんて嫌」だそうな

まあ押しが強い

最中「どうすんです?」とばかりに見てる従業員さんがなんだか笑えます

いい土産話になっちまったなハサ!

ハサウェイ『……君が元気になって嬉しいのさ』

やがて二人きり、プールに足だけ浸けるギギ

それを見てたのを無言で問われるハサ

まさか、健康的なふとももをみると健康になるな!とか言う訳にもいきませんものね

カメラワークがえっちですね

ギギ『大丈夫っ、わたし元気になる為に地球に降りてきたんですもの』

略『ニホンの山の中がいいって考えてる

ハサ『ニッポン…? あそこ、入れるのかい?

ハサの母、ミライ・ヤシマの先祖は日本出身

作中では入るのが難しいようですね

環境的に住みやすいから?

ちなみにヤシマ家は結構な名家で、連邦MSに武装を卸すメーカーでもあります

ただORIGINでは手を引いていました

ギギ『それで、そういう顔してるんだね?』

ハサ『よせよ……

そんな今回も、ギギの素性は特に語られません

色々あってすごいお金持ちがバック

元気になる為に地球に来た

すごいお金持ちなのは解りますね

『マフティーのやり方、正しくないよ』

多分視聴者を含めたズバリな一言

テロはいけない

対しハサ、あくまで「マフティーならこう言う」の体裁で返答

韜晦とうかいしてますね

マフティー『他のやり方があるならば、教えて欲しいってマフティーは聞くよ』

ギギ『あるよっ

略『絶対に間違わない独裁政権の樹立よ

思わず笑うハサ!! ギギは大真面目だった様子

実際宇宙世紀はいつもそう

連邦は「絶対民主主義」と揶揄される政体

宇宙世紀での反連邦は、たいてい独裁政権的なものですものね

ギギの発言は子供じみたものでした

が、ある意味で正解なのね

ハサ『しかし、それが出来る人間がいるとすれば、それは神さまだよ』

ギギ『じゃあ、あなたが神になればいい

ハサ『そんな人が出てくる頃は

 人間全体が神になっているよ

どんな人間だろうとも間違いを犯すもの

間違わないなら神さまだ!

そして間違わない人間、なんてありえない者が現れるのだとしたら

それは突然変異なんかではない

人類全体の成長が不可欠だという事でしょうか

ギギ『それが"ニュータイプ"って事?』

ニュータイプ、宇宙適応した人類の進化

人は環境に適応する、いずれ「宇宙環境に適応した新人類」が現れると予想したもの

円滑に意思疎通し、誤解なく事物の総体を認識する

その予想図通りなら確かに可能かも

ハサウェイ『そんなのはいないよ』

過去、NTと呼ばれる人は何人も出現しました

ハサウェイ自身もそう

超感覚と呼ぶべきものを持ってます

ですが彼らは「神様」ではなかった

ガンダムUCのモノは、かなり良い線をいってたものの

結局「人」に戻りましたし

ハサ『学校で教えられたろ?』

ギギ『ええ、しつこいくらい♪

ニュータイプを予見したのはジオン・ズム・ダイクン

シャアの父親でした

その後、その悪用やら色々ありました

連邦は「存在しない」と教育に努めてる様子

ハサ『君がいるという事で、気を使うという事はしたくない』

ギギ『同じよ

会話を終え、それぞれに身支度

際しハサ、トランクを他人に開けられていないかチェック

中に糸を付けていたんですね

糸はそのまま

色々チェックするもひとまず開けられてなかったらしい

テロリストも大変ですわ

ハサ『敵が勘付いている気配はないが…、あのギギという子……』

『この事態をどう考えたら良いんだ?

自分がテロ組織・マフティーのリーダーとバレてない

それは察したも、ギギの扱いにほとほと困る…

キャッキャウフフとスカートが艶めかしい

ハサもシャワーシーン!

サービスサービス!

前回の偽マフティー、彼らの集結地だというオエンベリの位置も地図でチェック

どっちもハサにとって新たな問題

また厄介ごと背負い込んでる…

しかしギギ、鍵もかけずに着替え中

ギギ『し、失礼ね!?

ハサ『よくそう言える

ギギ『え…?

ハサ『夫婦でもないし同棲をOKしたわけでもない

ばっさり言い捨てるハサウェイであった

もうちょっとこう照れというか

ギギはまだ20歳前よ?

この件やら、彼女的には「思ってたのと違う!」感じだったんでしょうか

キャン鳴いて閉じこもっちゃいました

ハサウェイ『………軽率だったか』

『そうだよな

 クェス・パラヤと同じか……

トラウマ、12年前に死別した少女と重ねるハサ

ついつい穿って考えてしまうものの

彼女はクェス同様、感じるままに素直に行動しているだけなんだと

そんな自戒でしょうか

植物園。同志との接触

BOTANICAL GARDEN「マフティー」の女諜報員ミヘッシャ・ヘンスと接触

男、ミツダ・ケンジは現地諜報員

後者は思想に興味ない様子

ミヘッシャ『ああ、イラムに渡せばいいんですね?』

ハサが渡したのは師事するアマダ・マンサン教授の本

暗号か何かなんでしょうか

Aerial,とか書いてあるとドキっとしますね

飛べる!踊れる!エアリアル!!

ハサ『オエンベリの事は?』

先の偽マフティー本拠地のオエンベリ

マフティーの基地だと噂が流布

三万も集まってるとの事

よっぽどマフティーの名は広まってるらしい

ハサ『クワック・サルヴァーがやっている事なのか?』

ミヘッシャ『いえ、将軍は喜んでいますが

 我々は接触していません

略・ハサ『我々の運動の成果とも言えるが……

クワックと将軍は同じ人、元連邦軍将軍

要はマフティーという組織を、物資面から支える黒幕とも言える人物

マフティーは正体を明かしてません

だから偽者が現れる

だからこそ運動が広がっていくんですね

それが彼には喜ばしいのでしょうか

ハサ『それで? “キンバレー"が出たんだって?』

さっきから固有名詞バンバン出すぎでない?

キンバレーとは連邦軍指揮官の名前

彼が指揮する「キンバレー部隊」主力が出撃

今ここは連邦司令・主力が不在って事

動きやすい状況ですね

問題は新司令ケネスが着任した事

ハサ『今度きた司令は、厄介だぞ』

略・ケンジ『新型MSも新任司令の力でしょう

ハサ『新型?

何よりここがハサにとっての計算外

彼も月で新型MSを受領、これで戦いやすくなると思っていた矢先でした

どっこい敵にも新型が!!

いやねえ世知辛い

街中のジャンクショップに移動

ケンジ『追跡機能はないようです

『よくわからないんですが……、支払い履歴も特定されない仕組みのようですっ

とは冒頭、渡されたキャッシュカードの事

GPSでも付いてそうだ!

思いきや、むしろ「何の支払いにしても詮索されない」代物らしいと明らかに

すごいぜ税金!

これ一枚で一生食える…ってコト!?

ミヘッシャ『政府高官には懐の痛まない財布があるって話が』

略『権力の回廊が作り出したシステム、って奴ですね!

ハサ『ミヘッシャは勉強家だな?

褒められ嬉しそうなミヘッシャ可愛い

彼女は組織の「インテリ」代表か

このカードは本来、連邦高官

だから探られない仕組みなんですな

欲しいなあこれ

ケンジ『一生贅沢できるな~♪』

あくまで冗談ですが、使う気満々なケンジ

怒ったミヘッシャに取り返されますが

こんな感じで思想にはあまり興味がない

組織内のインテリと一般人、縮図的なコンビなんですね

反連邦と言っても一枚岩じゃあない

ハサ『明日の午前中いっぱいは政府調査局と軍の監視下にあると思っていい』

ミヘッシャ『陽動は?

ハサ『できれば

 ハサウェイ・ノアという隠れ蓑は残しておきたい

ミヘッシャ『連れの女性は…?

ハサ『僕にとってのダミーになるのか

 連邦側のスパイになるか…

 まだわからない

略『敵にするには危険な少女だとしか言えない

昼食。どことなくジョジョ立ち

今後の打ち合わせ

さすがに「連れの女性、ギギに正体がバレた」とは明かせないのでボカすハサウェイ

連れていれば連邦も警戒を緩める

連れていれば彼女を通し、連邦に情報が筒抜けになる…

どっちに転ぶともしれません

面倒な相手ですな

背後の「お金持ち」も正体不明ですし

ハサ『そう…、目くらましの攻撃はやってくれた方がいいな』

略『僕の部屋は32階だ

 もっと上をやってくれればいい

陽動とは街、彼のいるホテルを攻撃させる事

そうすれば脱出のチャンスが作れる

さっさと逃げてしまいたいんですな

発想がマジテロリスト

閣僚も殺せて一石二鳥…?

連邦の人狩りたち

ミツダ『!! 不味い!"ハンター"だ!!』

連邦・マンハンター部隊『居住許可証を確認するまで動くなよォ~

ガンダムUCにも同名部隊が登場しますが別物

地球は居住許可証が必要

持ってない奴を捕獲する警察組織の部隊

フル武装で横柄で暴力的!

前回終盤、ヒゲのお偉いさんの部下たちですね

かつてクェスも彼らに捕まりました

ハサ『ミヘッシャ、君は一度強制送還されていたな?』

仲間と別れ、適当な商店

ひとまずカードを使っておいた方がいいだろうという判断

フツーなら使いますものね

また逃げる際、ファーストフード店員が協力

よっぽど嫌われてるんですな

商店の少女『なんでマフティーはハンターを叩かないのかしら?』

ハサ『………そうだね

一般人の素朴な感想

ですがハンターは、ただの公務員に過ぎません

叩いてもすぐ補充されるだけ

だからマフティーは、政策を決める偉い人達・連邦高官に狙いを絞っています

そも「人類は宇宙に出ろ」が主張ですし

店から出ると「影」に遮られるハサ

正体は陸戦用ジェガンA型 マン・ハンター仕様

初期のA型ジェガンを払い下げた機体

連邦内でジェガン配備が進んだ証明でしょうか

なんと対MS兵器は取り払われ、対人機銃が腰部に増設された「威圧」仕様

人の目線で目立つ下半身だけ再塗装

ちぐはぐな色が払い下げ感

ですが「人」には通常MSよりずっと怖い

ハサウェイ『……軍隊のつもりでいるッ!』

腰部機銃をビルに発砲し始めたジェガン

初期型なら配備当初、連邦内でも僅か100機程度の高性能機でした

やや寂しい第二の人生

連邦を代表する量産機「ジェガン」

U.C.0090年代から120年代まで長らく主力

配備当初は数が少なく、ロンド・ベルへの配備も遅れていた

ジョン・バウアー議員のおかげで配備

彼がいなければ、シャアの反乱もジムⅢやジェダで戦う羽目になっていたらしい

適当なタクシーに乗るハサウェイ

運転手『ひどいでしょう? ここのハンター

略『なんでマフティーは

 ハンターを叩かねえんですかねえ

ハサウェイ『本当だねえ

 連中こそ掃除しなければならないよねえ

またマフティーが責められてる…

ですがマフティー達は、バレたら終わりです

MS出撃・帰還だけで一仕事

いわば、無限湧きする敵を叩く余力はないってところなんでしょうね

その暇があれば高官を叩くべきなのか

運転手『学がありすぎんですよ』

『最後は皆で宇宙に出ようってんでしょ?

 アレ、解らねえんだよな~

『ダバオって

 そんなに環境汚染されてねえでしょ?

ハサ『でも緑は少なくなって、魚だって獲れないだろ?

運転手『島の皆くらい、食っていけますよ~

マフティーは支持され、理解はされていない

前回の偽マフティーもそう

市民は、マフティーが無尽蔵に戦えると思い「自分達は地球にいたい」と思ってる

根本的に連邦高官と同じなのね

地球を汚しても気にしないのは同じ

ハサ『マフティーは、千年先のことを言っているようだけど』

運転手『ヘヘヘ、暇なんだね? その人さ?

『暮らしって、そんな先を考えている暇ないやね

ハサウェイ『暇………

運転手の言うことも正しい

そこまで考えるのはバカ

ですが現にたった百年前、棄民政策しなければならないほど地球環境は悪化

現在は「環境が回復し始めた」時期なんです

なのに学がないから知らない

気にする暇もないんですね

ショックな話ですわ

なお遥か未来、本当に滅びに瀕します

それこそ人類同士、言葉通り共喰いをする時代

宇宙世紀は悲惨な結末

やがて再改暦、持ち直して1000年後を描くのが「Gのレコンギスタ」となります

曰く宇宙世紀を含めて2000年を越す歴史

宇宙世紀は1000年続いたのかね

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Bパート 一人飯のハサウェイ

ケネス・スレッグ大佐『よう!

 なんだい、英雄さんはこんなところで飯かよ?

略・ギギ『あたしを放り出して散歩したから

 食事の相手に来てもらったのよ♪

帰室、暗がりでぼっち飯をしていたハサウェイ

ホント贅沢できない青年ですね…

あてつけるギギ

この構図、なんだか逆シャア「アムロ・シャア・クェス」も彷彿とさせますね

多分わざとなんでしょうか

ケネス『お前は今夜一緒なんだろう? その前に頂いちまうから♪』

ハサが連れ込んだと誤解か挑発する大佐

大佐、邪魔です!

ハサも微妙でしょうが、さばさばと今後の話を聞き出し始めました

さっすがハサウェイはテロリスト!

曰くケネス、今回の被害閣僚を全員軍基地

度胸あるなあこの人

『(お前は)俺の作った調書にサインだけしてくれればいい』

ギギは着替えに行ったので、話し込むケネス

ハサをよっぽど気に入ったのね

もちろん調べた上だとの事

軍人の鑑ですな

ケネス『シャアの反乱の時、ガキのくせに一機撃墜…ってな』

普通、軍人はシミュレーターで繰り返し訓練

対しハサ、殆ど訓練せず実戦へ

不調のジェガンで、当時最新鋭のギラ・ドーガを一機撃墜

その後「色々」ありました

ですが超人的なのはホントですな

ハサウェイ『軍規違反でね』

略・ケネス『ま、軍がいい加減なところだから

 出来たという事だろうがな?

ハサ『ふふ、そうだな…

ケネス『前任者のキンバレーには呆れている……

互いに軍、連邦に呆れている者同士

シンパシーが深まったか、更に話し込んでしまうケネス大佐

大佐、いけません!

本来ケネスは三日後着任するはずでした

キンバレー前司令は、その前に手柄を立てようと半ば私情で軍を動かしていたのだと

軍隊に限らずあるあるですな

ケネス『平民の出はこうさ……』

ケネス大佐、平民出身で苦労してるのね

ですがやはり「家」は大事

実際UCのリディ、連邦初代大統領の家系は今も議会でブイブイ言わせています

AE社だってビスト家が仕切ってますし

平民で大佐はスゴい…

ケネス『いい父親が欲しかったよ』

ハサウェイ『父親がプレッシャーになる事もあるさ…

ケネス『そうかい

なんとも曰く言い難い顔してたケネス

言いたい事も解るって事かね

また前述のリディも、だからこそ「先祖の罪」で死ぬほど苦しんでいました

最新作・水星の魔女も言うに及ばず

どんな立場も大変

大佐、勝手に食わないでください

ギギ『大佐、これお願いできます?』

着替えてきたギギ、ハサに見せつけるように大佐の手を借りるものの

男衆に漂う友情パワーの気配たるや

さっきとは雰囲気別物

また男たちが仲良くなってる

独りベッドで黄昏るマフティー・ナビーユ・エリン

回想・運転手『学がありすぎんですよ

『カッコつけて、偉い奴らやっつけてくれるのは良いんだけど……

回想・ギギ『マフティーのやり方、正しくないよ

ハサ『解っているさ、こんなやり方なんか……

ハサも当然、テロじゃダメだと解ってはいる

思想に共感するギギもやり方を否定

思想を解ってない、だがハサが守りたい「市民」には暇人扱いされている

全方位にダメだと言われてる

父親そっくりに苦労性……

ハサウェイ『じゃあ教えてくれよ』

『この仕組みの深さを破壊する方法を……

『人類全部が、地球に住む事は出来ないんだ』

手にしたカードは「システム」の象徴か

これほど無駄遣いしても、ビクともしないほど堅固なシステム

元々連邦は宇宙移民へ国を越え設立

誰もが嫌がる棄民政策を、遂行できる「強い政府」が必要だった

だからこそ容易に壊れないのですね

『でなければ』

『シャアが起こした反乱も

 あのとき死んでいった人たちも慰められない!

12年前、シャアは強引に全人類を宇宙に出す為に「隕石落とし」を敢行

人が住めない環境にする為でした

そうすれば公害など起きなくなる

人に絶望したシャアは「人類が地球を破壊する」と考えて作戦を遂行

対しアムロはそこまで人類に絶望しなかった

人の知恵を信じ命懸けで阻止した

人類が地球が滅ぼすなら、信じて阻止したアムロも地球を守ろうとしたシャアも虚しい

彼らや軍人たちに報いたいのか

『例外規定がある限り、人は不正をするんだ……』

このカードのように不正が増える

例えばタクシーの運ちゃんも、ダバオは環境悪化してるけど平気だと言いました

ですが確実に悪化しているんです

だから全人類が宇宙へ行くべき

例外はダメ

ハサウェイは「間違ってる」けど「じゃあ他にどうすればいいか」解らない

かといって見て見ぬふりも出来ない

本当どうすればいいのか

次代に託すのが正解っちゃ正解でしょうが

悩み、眠りに落ちるハサウェイ

並行しホテル最上階の陽気なダンスが描写

無駄遣い、不正が確実に起きてる

止めねばならない

その最短手が「テロ」なのか

BGMを繋ぎ、一気にMSシーンに代わる演出がしびれる!!

陽動 マフティー・メッサー部隊

ガウマン・ノビル『キンバレーのバカ共の事だ

 出てくるのに15分はかかるんじゃないの?

略・ゴルフ『ナメるなよガウマン!

ガウマン『昨日の今朝で出来るかい

 …同じようなものさ

ハサウェイは一刻も早く監視下から脱出したい

そこで陽動へ、MS部隊で街を襲撃

陽動部隊リーダー・ガウマンは、今まで散々キンバレー部隊を翻弄

今回も楽勝だと踏むのも仕方ないか

また駐留する連邦軍主力は、キンバレー司令と偽マフティー軍を叩きに出撃中

となればますます楽勝のはずで…?

ゴルフ『いいか! 最長10分で離脱だ!!』

部隊はメッサー2ガウマン、同3フェンサー、同4ゴルフの三機編成

SFS、飛行ユニット・ギャルセゾンで急行

基本的にMSは飛べません

なのでSFSで現地まで飛ぶのがセオリー

『いいなガウマン! インターバルは180秒だ!!』

マフティー軍量産機メッサー、三機が降下

巨大なテール・スタビライザーで、空気抵抗を作って減速しています

度胸のある降下方法ですわ

機体自体は連邦軍と同じAE社

同社が吸収合併・協力してきた、旧ジオン系の色が濃いデザイン

ですが連邦系と同じ胸部ダクトも特徴的

両軍の技術融合機!

ガウマン『…? キンバレーの反応が早いな?』

略『巻き添えの方々の霊には哀悼の意を表する…

 勘弁してくれ

親方!空からテロリストが!!!

同じく閣僚が避難したホテルを狙撃か

結局前回の後も、八名からの閣僚がダバオに留まっているとの事

ケネスは閣僚たちを軍施設に強引に移動

あれは正しかったのでしょうね

ハサウェイ『来たか………』

『ギギ! 空襲だ!! 起きて!!

略『知らないよ! 市街地で空襲だなんて!

ギギ『マフティー・エリンってあなたでしょうに!!

ハサ『マフティーは組織だよ!

 一人であるわけがないだろ!!

ギギ『嘘

マフは組織名、個人名じゃないよ!!

裸で寝るギギを、そちら見ずに叩き起こすハサ

さっきのを反省してる!!

また空襲事件に際し、自分は知らないと平気で言ってのける胆力

ウソつきはテロリストの始まり

まあ前回の通りギギは嘘を直感的に見抜けます

にしてもやはり酷い被害だ…

ガウマン『後一分半か、たまらねェなあ…』

ガウマン搭乗メッサー、狙撃を済ませて着地

辺りを焼き降下する様が美しい

さっき言ってた「インターバルは180秒」

上昇するには、180秒エンジンを休める必要があるって事でしょうか

その間、無防備となるので怖い

閣僚『客が先だぞ!

ギギ『ハサウェイ……

閣僚『君は…!?

32階からエレベーターで降下しようとする二人

が、従業員と間違われ怒鳴られる一幕

ハサは地味顔だから…

ジミ・ヘンドリックスだから……

いざエレベーターが来たものの

ホテルが揺れ、閣僚はビビって乗れません

ヘイヘイ閣僚ビビってる!

上にでっかい爆弾落ちてんのかーい!!

ギギ『……大丈夫、乗ろっ』

閣僚『……これ、止まるような事ないんだろうか……

略・女性『これでバレたりしないかしら……

美しい女性を連れた閣僚

どうみても浮気ですありがとうござました

浮気がバレないか心配する女性

深夜三時、服装的にもお楽しみだったんでしょうね

谷間汗とはセクシーなこって

気付き、しらっとした目をするギギ

前回、愛人だの言われていたギギ

しかし彼らにも愛人が…

なんかもうアレですね…

とても性欲です

耳打ちするギギ『……どうして、私に聞いたの?』

ハサ『君の勘にかけたのさ

ギギ『それなら…

 さっきのゴチャゴチャした話もスッキリさせてよ…

ゴチャゴチャとはこの襲撃が誰の指示かって事

勘とはエレベーターに乗った事

耳打ちがセクシー

しかしやりとりはやや殺伐

ガウマン『立て直してきている…!?』

略『ええい…

 ハサウェイ!!

 逃げていろよ…、坊やちゃん

インターバル終了、メッサーは一気に急上昇!!

バケモンみたいな推進力

まるで鉄人28号!!

しかし連邦軍が立て直して僚機フェンサー被弾

さっきの油断はフラグでした

メッサー、腰部をエアブレーキに空中狙撃

量産機でこれやれるのは恐ろしい

ギギ『やっぱり、怖いことするよアナタ……』

とは、襲撃がハサウェイの指示だと気付いたか

直後ハサの指示通り上層階が狙撃

エレベーター停止

もし少し時間がずれてたら、最上階でダンスしてたケネスも狙撃されていたんでしょうか

彼ならそんな間抜けはしないか

閣僚『もうダメだ~!?』

愛人『先生!?

いちいちいいリアクションしますね浮気大臣!

幸い直後、予備電源が作動

さすが税金ホテル

ハサとギギは一気に脱出、あの「豪華な」ホテルが真っ赤なのは心苦しいですね

被害者、被害額は果たして…

ハサ、予定通り脱出に成功

道路の先に同志・エメラルダ・ズービンを発見

彼女に合流すれば安全

その為に騒ぎを起こしたんですものね

ギギ『……置いていくの?』

ハサウェイ『えっ…、……まさか、そんなこと……

見抜かれ、見捨てておけなくなったハサウェイ

ギギを連れ逆走!?

道を渡り仲間と合流か、ギギを庇い安全な場所を目指すか?

分水嶺を斜め上に走っちゃったよ!!

見捨てたら死にそうだったから?

エメルラルダ・ズービン『チッ!? どうしてそっちに逃げるんだい!?』

困ったのは迎えにきたエメラルダ

ついでに運転手役のケンジ君!!

余談ですがエメラルダ、CVは石川由依さん

NieRAutomataの2B役

演技が真逆で笑っちゃいますね!

ギギ『何!?

ハサウェイ『MSだ!

『(あれが新型というヤツなら…)』

『(アナハイムはやりやがったって事だッ!)』

またまたやらせていただきましたァン!!

AE社は宇宙世紀最大の兵器会社

ハサに新型ガンダムを渡し、その一方で連邦軍にも新型機を渡していたって訳ですね!

いつものアナハイム社だぜコノヤロー!

でもハサ機のが新しいからね!!

第五世代MS「ペーネロペー」

およそMSらしくないシルエットが疾駆

まるで鳴き声のような飛行音

第五世代はミノフスキー・クラフト、疑似反重力によって浮遊する特殊な機体です

原理的にはホワイトベースやサイコ同様

推進剤に頼る従来機とは別物!!

ガウマン『指揮官でこうも変わるものか!?』

『……どうしたァ? 撃ってはこれま…

『お前ら…、正気かよ!?

ケネス着任で、キンバレー隊の動きは別物に!!

特に顕著なのは市街地を撃った

ガウマンは街を背に降下

彼を撃てば、街に流れ弾が当たる=撃てない状況を作ったはずでした

しかし構わず攻撃され困惑

ガウマンお前が言うな!

飛来した第五世代機ペーネロペーの力は?

次回、第3話「ランナウェイ」

スペースラナウェイ!!

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