ゴールデンカムイ 37話 感想[運命を見る男vs尻の穴覗き野郎]ネタバレ

ゴールデンカムイ 第37話「あばよロシア」感想

公式あらすじより引用

樺太で再会を果たした杉元とアシㇼパ。キロランケの死や尾形の逃亡を経て相棒の契約を更新した二人は、他の先遣隊メンバーや白石と共に国境を越えてロシア領を後にする。北海道への帰還を目指してさらに移動を続ける中、鶴見中尉に状況を伝える電報を打つため敷香の街に立ち寄ることにした一行。ところが杉元が味噌を調達している間に、仲間たちが何者かの銃撃を受ける事態が発生ッ! 正確無比な射撃を行う狙撃手の正体とは……!?

銃撃によって白石が足を負傷し、先遣隊の面々は身動きが取れなくなっていた。彼らを狙撃したのは、ロシア国境守備隊のヴァシリ。かつて尾形との勝負に敗れた彼は、再戦の機会を求めて見覚えのある白石を含む一行に攻撃を仕掛けたのだ。そんな中、事態を察知した杉元が狙撃場所に急行してヴァシリを追い詰めるが、相手の標的が尾形だとわかると戦いを放棄。しつこく後をついてくるヴァシリを無視し、一行は再び先を急ぐのだった。

一方その頃、北海道では土方の一味に異変が起きていた。牛山に続いて首魁の土方までもが消息を絶ったのだ。門倉とキラウㇱが捜索に乗り出す中、阿寒湖周辺に潜伏する刺青の脱獄囚・関谷輪一郎の存在が浮かび上がる。

毎週月曜23時 月額有料AmazonPrimeにて配信

公式サイト公式ツイッター(外部)

あばよキロランケ!! 杉元一行、北海道へ帰路!!

敵はロシアンルーレットを強いる囚人・関谷

北海道なのにロシアとはこれいかに

土方&牛山、作中最強クラスを沈めるとは

四期しょっぱなからヤバいですね

対するは尻の穴覗くニシパこと不運カンストの凶運男・門倉

なんなの不幸が限界突破してむしろ幸運なの

最強を下した奴vs.一行最弱の門倉

なんとも因果な対決ですね

ロシアの狙撃兵ヴァシリvs杉元一行!!

いやあ初回だけに作画も濃くて最高でした

初回から殺る気にあふれてましたね!!

さすが不死身の杉元!!

フンフン頭巾ちゃんかわいい!!

そうだ、絵が上手いとここで描写されてたか

初回から奇行も楽しかった!!

これが本編前に挿入されてたら(腹筋が)ヤバかった!!

本作ならやりかねませんが!!

期間限定配信です

初回放送2022年10月3日

2023年4月3日 待望の放送再開となりました

同じ3日だなんて気が利いてますね

以降42話までは再放送か

冒頭 キロランケ死す

谷垣『道理をやろうかあ?

 お前の父親を殺したのは俺だ……』

殺す道理があれば、罪悪感に苦しむ必要はない

尾形、アシㇼパに己を撃たせる

彼女の父を殺めたと告白

大胆な告白は尾形の特権…!!

杉元『尾形ァ!!

前期、キロランケ一行はロシアに渡りパルチザンに接触

しかし杉元一行は追いつきアシㇼパを奪還

キロは戦死、尾形も右眼を失い逃走

黄金の手掛かり獲得、色々なものを失いました

キロちゃん、家で家族が待ってるのにな……

杉元『元気になって戻ってこい…』

ブッ殺してやるから!』

尾形を逃がしたものの楽しそうで何より

近接の杉元、狙撃の尾形

つくづくラブラブですね

杉元『相棒の契約更新だ!』

まずは金塊を見つける事に変わりはない

アシㇼパと相棒契約を更新する杉元

アシㇼパは金塊を見つける手掛かりゆえ、争奪戦から逃れられない

金塊を見つけ、彼女を争奪戦から解放する!!

事情や目的さえ変わってしまって

やる事は変わらないんですね

杉元&アシㇼパ『『トホ!トホ!トー!!』』

帰路も犬ぞり、杉元たちが楽しそうで何より

いよいよ国境を越えた一行

行きはここでいきなり撃たれて大変でした

油断するとすぐ死ぬ物語

白石『あばよロシア!

いい台詞持ってったなあ白石は!!

かくて一行は樺太を逆戻りし、日本領に帰還

あのまま北に進めばどうなってたか

殴り合ったりバーニャしたり

月島の原点、また鶴見中尉原点「長谷川さん」時代が描かれたり

楽しく寂しいロシア編も幕か

寂しいなあ月島ァ!!

OPテーマ「NEVER SAY GOODBYE feat. Mummy-D」

ノンクレジット動画もYoutube配信!!

何言ってるかよくわからんけど良い曲!! “猛き愚か者たちよ"とは美しい

迫力ある演出からのダンス

ジャンプ!

唐突にも思える全裸まで本作網羅のOPだ!!

そうそうこういう作品だった!!

椅子に座した鶴見中尉殿

窓で蜘蛛の巣を思わせる演出

蜘蛛のように他人を絡め捕らえる鶴見中尉殿にぴったり

宇佐美上等兵いいポジションいますね

肉体美を見せつけていく男達

なるほど刺青の囚人、刺青を見せる為にも全裸

と思ったら手前は普通の人だよコレ!!

何やってんスか菊田さん

過去最高に悪ノリしてるOP!!

だがかっこいい

Aパート 杉元一行を見張る影

見張っているのは前期のロシア狙撃手ヴァシリ

杉元達は“静香"の街で補給・連絡

防寒具など日用品のお店が面白い

当たり前ですが江戸時代っぽい

月島軍曹『アシㇼパ確保と国境を越えた旨の電報を打ちました』

何故か月島を支えている谷垣源次郎

前期月島は、しばらく寝たきりになるほど重傷でした

それで支えているんでしょうか

毎度ながら回復が早い

鯉登少尉『鶴見中尉殿……』
『そのお顔が喜びに輝くところを早くみたいッ!!!』

雑コラした写真を眺めて悦に入る鯉登少尉

4期のっけから良いのかこれで

これが良いのか

谷垣ドン引きしとるやないか!!

アシㇼパさん『ちょっと待て、杉元はどこへ行った?』

杉元、ミソを買う為に席を外していました

アシㇼパさんの好物だもんね!!

前期はなくて苦労しました

杉元『アシㇼパさん、喜ぶだろうな~♪』
想像上のアシㇼパさん『いっぱい出たな! 杉元~!!!』

味噌をオソマ、ウンコと誤解しているアシㇼパ

だけど好物なんですよね

何せ鍋物を作る事が多いですから味噌が合う!

食べていいオソマなんだよな!!

狙撃手の常套手段

白石『どこ行ったんだアイツ~?』

そういった途端、足を撃たれ倒れる白石!!

初回からこれは痛い!!

ただ敵は、苦しむ白石に駆け寄る奴を撃とうとしています

なのでかえって彼は無事らしい

運がいいやっちゃで

谷垣『狙撃手の常套手段だ!』

だから白石を放っておけという谷垣

谷垣に潰されたチカパシとエノノカかわいい

なにこの可愛さ

ひとまず全員犬ぞりを盾にして膠着状態

鯉登少尉『手鏡を出せ! 相手を確認する!!』

『…手鏡も持ってないのかお前は!!

 汚い顔しおって!!』

略『指紋がつくだろバカたれ!!』

このボンボン言いたい放題である

乱暴者、月島に手鏡は無縁

鯉登、差しだされた鏡でまずサッと髪も整えるファンサービス

なんとまあ悠長な

鏡を突き出し、敵の視認を図る鯉登

しかし手鏡はあえなく撃ち抜かれた

完全にコント

解ったのは敵とは距離がありすぎる事だけ

そして鯉登の身だしなみだけ

月島『こんな射撃ができるのはアイツしかいない!! 』

白石『尾形百之助だ!

 尾形がもう戻って来た!!』

もちろん人違い、撃ったのはロシアの狙撃兵ヴァシリ

ですが尾形と判断した一同は動揺

特にアシㇼパさんは悲痛

彼は父の仇、ですが愛すべき仲間でもあった

多分一番尾形を可愛がってましたものね

チタタプも言いましたし…

杉元『アタマかちわって! このミソ突っ込んでやる!!』

早速物騒なことを言い出した杉元

4期頭から平常運転

ただ鯉登たちは「杉元を尾形が見落とす」なんてありえないと困惑

なんだかんだで勘が鋭いです

勘のいいガキは嫌いだよ

脱獄王シライシのアイデア 

白石『ハナから助けなんか借りるつもりはねーよ!!』

白石の失血死を心配する月島軍曹

ですが白石は自分で止血

傷口を「上にする」のも賢い

足を撃たれただけでも人は簡単に死んでしまうんですね

何でヒトすぐ死んでしまうん

谷垣源次郎『狙撃手が尾形なら狙いはアシㇼパだ!!』
アシㇼパさん『それでも助けるッ!!』
白石『アシㇼパちゃん来るな!!』

この男達の連携よ!!

白石は自力で助かろうと、まず犬を盾にしようとエサで釣ります

が、飼い主たちにブロックされ失敗

犬>白石

犬は家族だから仕方ないね

ファミリーですよ

白石『カラス!』
『コイツをばらまいて、カラスに紛れて逃げるしかねえ!!』

映画によくある大量の鳥で身を隠す策を思い立つ白石

餌を撒き、鳥のカーテンを作る!!

やだかっこいい

『……くうう……、かわいい……』

ですが寄ってきたのはスズメだけ

かわいいスズメチャンだけでした

撒いたのはお米だから仕方ない

米といえばスズメ

米が好きな鳥ちゃんです

狙撃手にとっての悪夢

ヴァシリ『(あの男は覚えている……、間違いなくあの場にいた)

(出てこい! 私は死ねなかったぞ!!)

(あの時の続きをしよう!!)』

ヴァシリはロシアで尾形と殺し合った間柄

その感動を忘れられず追ってきたと

あの時は、尾形も身を隠すために無茶をして死にかけました

行く先々で宿敵ともが増えますね

谷垣『からかって遊んでるのか…?』

敵に殺意が感じられないと困惑する谷垣源次郎

この時、月島は軍帽を銃剣で突き出し「頭を出した」と見せかけます

が、敵は敢えて掠めて撃ちました

殺す気がないんですね

ヴァシリちゃんやさしい……

月島軍曹『こちらに注意を向けさせる』

略『狙撃手の優位な点は相手の射程範囲外から攻撃できるコトだ

 気が付かない間に距離を詰められるのは

 怖いだろう』

ましてやそれが……、不死身の杉元なら悪夢だ』

狙撃兵の悪夢杉元佐一さん!!

月島が陽動をかけ、杉元がヴァシリと同じ屋敷に突入する事に成功

途端に気付くヴァシリ

さすが勘と声がいい

なんと言っても顔がいい

ヴァシリ『(何か入って来た……)』

略『(草むらに潜むクマの気配がするように…)

(何か…、狂暴なモノがとびかかろうと)

(こちらを窺っている!!)』

本作名物クマに例えられる杉元佐一

杉元=クマ

まるでアンブッシュするクマのように、ヴァシリを捉えた杉元!!

邸内に入るカメラ演出が凄かった!!

圧を感じる!!

邸内用CGがあるのか

杉元『(向こうに一発撃たせる)』

略『(確実に動きを止めたかったら白兵戦だ)

(尾形…、俺の手でカタをつけてやる!!)』

まず撃たせ、次弾装填の隙に懐に飛び込む

その為に銃剣を装着する杉元

毎度ながら掛け金は命

とまれアシㇼパさんに奴を殺させない為に、奴の死で彼女を穢させない為に

自分で殺ろうと決意しているんですね

ふすまを開けた瞬間、杉元の眉間に一発!!

ですが撃たせたのは鏡

鏡に映した杉元

手鏡は失敗でしたが、鏡はやはり有効

咄嗟に見分けるのは困難か

ヴァシリ『(……当然、接近戦への備えはある)』

しかしヴァシリは拳銃も持っていた

備えあれば憂いなし

杉元には色んな意味で計算外ですね

そもそも知らない人っていう

杉元『誰だよテメエ!』

幸いミソをぶつけて危機を脱した杉元

そして館から脱出を図るヴァシリ

ですがいつのまにか回り込んだ杉元、いきなり障子から腕を突き出した!!

見えないまま、適当に見当をつけ銃剣で刺突

やってる事が完全にホラーだよ杉元!!

杉元『………ン?』

幸い、ヴァシリ胸元から尾形の似顔絵がチラ

杉元は冷静になってくれました

やはり杉元こわい

子供『へいたいさんたち、なにやってるの?』

その頃、鯉登は通りかかった一般人を制止

怪訝な目を向けられてしまいます

これは恥ずかしい

馬一頭に家族が丸ごと乗った一団

現代のインドっぽい

北海道の馬「道産子」

非常にパワフルな日本在来馬

家族七人を背に載せた記録があるとか

しかも温和、蹄が硬く蹄鉄が不要だったなど非常に扱いやすい馬として知られます

北海道の代名詞的なアレですね

どさんこラーメンとか

似顔絵対話

杉元『お前、尾形の知り合いか

 こいつに頼まれて襲ってきたのか

 こいつはどこにいる?

 どこだ!』

『……? なになに?』

筆談ならぬ絵談で和解しはじめる杉元

杉元理解力すごくない?

ヴァシリが尾形と戦い、撃たれたと理解

尾形を捜し、彼と一緒にいた白石達を目当てに襲ってきた

いやなんでこれだけの情報で解るの?

ヴァシリ、絵上手くない?

上手かったんだった!!

杉元『アシㇼパと白石この二人は関係ない!』

悪いのは尾形こいつだ!』

無言で尾形の似顔絵を叩くヴァシリ
杉元『そうだ! いいぞぉ!!』

なんか仲良くなっとる!!

オガタニウタレタトモダチですもんね

絵と仕草で対話する劇団杉元

どこにいっても暮らしていけそう

杉元『俺も尾形に撃たれたんだ』
『解るか? バァン!!』

絵を畳に置いた為、身を低くして対話する二人

シュール

すごく動物っぽい

喋れませんし

杉元『……待て、描いてやる』

杉元優しい

相手の説明に合わせる男

杉元『網走監獄で尾形は俺を撃ち』

『それでアシㇼパさんを連れて行った

 尾形はキロランケと組んで、俺とのっぺらぼうを撃った』

『いつの間にコイツらが組んでいたのかは

 解らないんだけどな………

 違う! 蜘蛛じゃない!!

杉元の絵が下手すぎて対話失敗

これが絵が下手な人による対話の始まり!!

とまれ説明を通じ、視聴者に「これまでのまとめ」もしてるんですね

尾形はホント自由人だなあ

杉元、アシㇼパさんへの想い

杉元『アシㇼパさんの毒矢が尾形の眼を射ったんだ…』

『アシㇼパさんは射る気はなかったと思うよ

 俺は目を抉って助けた

 あの子を尾形の死で穢したくないから……』

『アシㇼパさんを見ていると…

 俺の中にも

 子供の頃に確かにあったような』

『きれいな部分が

 まだ残っているんじゃないかって思えて……

 救われる』

そんな独白にも似た話を立ち聞きしてしまうアシㇼパさん

彼女にきれいでいて欲しい

多少身勝手でもあり、命懸けで果たそうとしている献身的な思い

穢したい尾形と対照的ですね

その為なら尾形の眼だって毒ごと抉ってやる

尾形の命だって助けてやる

殺してやるんですね

谷垣源次郎『……杉元、何やってんだ?』
杉元『ン?』

畳の上にかがみこみ、絵を描きあう二人

めっちゃシュール

仲良し

まるで幼稚園でお絵かきしている子供みたい

めっちゃありますわ奇麗な部分

ロシアのフンフン頭巾ちゃん

アシㇼパさん『この男は、国境でキロランケニシパを待ち伏せていたロシア兵の一人だと思う』

月島&ロシア語『皇帝爆破犯この男は死んだ

 尾形百之助この男も逃げて行方はわからない』

我々は子供を取り返しに来ただけだ

 皇帝殺しには無関係だ』

事情を話し、帰って貰おうとする月島軍曹

怒りをぶつける脱獄王白石

まだ怒りに燃える闘志があるんですね

月島の流ちょうなロシア語も見所

前期に続きかっこいい

かっこいいぞ月島!!

頭巾の口元を開いて見せるヴァシリ
杉元『傷のせいで上手く話せないらしい』

それで無言だったんですね

どんだけグロいことに

杉元なんか何発、顔に貰ったか解らないのにピンピンしてるというのに

いい声なんですけどねヴァシリ

白石『早くロシアに帰れ!バカ!アホ!』

ひたすら当たりが厳しい白石

結局ヴァシリは無言でついてきました

馬を奪って

現代漫画でバイクを奪うくらいのノリで馬を奪います

実際似たようなものでしょうが

ヴァシリの動機、尾形の謎

アシㇼパ『あいつはもう皇帝殺しキロランケニシパには興味はない

 あの似顔絵、手配書の裏に描かれていた』

白石『俺達と一緒にいれば、尾形に会えると思ってンのかい』

不死身の杉元『どちらかが死ぬまで殺りあうつもりなんだろう

 "死んでないなら負けてない"って……』

アシㇼパさん『尾形はまた戻って来ると思うか?』

杉元『アシㇼパさんが金塊の暗号を解くカギなら

 また来る可能性はある……』

アシㇼパさん『でも、私を殺す素振りも見せた

 本当に金塊が欲しいんだろうか?』

杉元『ひっかきまわして……、遊んでるだけかもしれねえな』

そう呟く一行を、尾形のメタファーであるオオヤマネコが見送ります

猫が弄ぶようなもの

尾形にとっては「目的」ではなく「遊び」のようなものなのかと

実際、尾形はひたすらミステリアスですね

リアクションも完全に猫

アシㇼパさんにとって愛すべき仲間だったのも間違いない

特に樺太編の交流は深かった

余談。山猫の子は山猫

山猫とは「芸者」を意味する隠語

軍内では「商売女の子供だ」と嫌われていたのだそうな

特に鯉登少尉と互いに嫌いあってます

色々被りますものね

Bパート ソフィアの行方

杉元『全ての真相を聞けるのはソフィアだけだ…

 大陸の方まで探しに行きたいところだけど…』

『でも月島軍曹達にとっちゃどうでもいい

 アシㇼパさんを連れて帰るのが…

 最優先だから』

『谷垣だって、アシㇼパさんをフチに会わせて元気にするのが

 ここまで来た目的だ……』

アシㇼパの父ウイルク、キロランケ達の真意

知っているのはソフィアだけ

だけどそうしたくても、誰も頼れないと再確認する杉元

そんな一行は懐かしの燈台

杉元たちが遭難しかけた場所ですね

愛娘スヴェトラーナ生存を伝える月島

愛する人が生きていると解ること

そのありがたさを何より知っている月島には他人事ではない話

彼自身は"確認"を諦めてしまったものの

スヴェトラーナの写真も元通りに

一時、野獣のポーズの杉元が飾られていた額に再び娘の写真が

今頃、ロシアで岩息と無双してる頃か
逞しくなったようで何より

この燈台でも色々ありましたね「俺…、出るぜ」とか

金カムおしっこ遺産の一つ、燈台

アシㇼパ『ソフィアはこのまま大陸に逃げるような人じゃない…』

パルチザンのリーダーソフィア

彼女達も反ロシア、民族自決の資本を求めて訪れるはずだと予感

めっちゃいい女ですものね

デブ専のキロランケもそう言ってました

阿寒湖の土方一行(土方不在)

ナレーター『阿寒湖の周辺には当時、炭坑やヒメマス漁で労働者が集まり

 街が形成されていた…ッ!!』

永倉新八『牛山と土方さん

 もう二日も連絡なしで消えるなんて……』

心配で気が気じゃない様子の永倉新八

ですが元看守部長・永倉、土方に雇われたアイヌのキラウㇱはといえば

あの最強コンビだからと安穏

正直あの二人をどうにかするのは無理ですよね

無理ですよね

門倉・元看守部長『いいオンナでも見つけたのかも』

実際、どっちも女好きですし同感です

今の土方さんはそうでもないですが

とまれ永倉に待って貰い、門倉がキラウㇱと重い腰を上げる事に

この人も割と働きモンですな

声がバードマンですし

門倉『ま、確かに奴さん戦闘力は全くねえが狡猾な奴ではある』

阿寒湖に元囚人を捜して訪れていた土方一行

今週の変態ですね

ですがとりあえず門倉の方が変態的な逸話へ

看守部長って大変

運命を見る男、尻の皺を見る男

『あいつのことは顔より肛門の皺の方が良く知ってるくらいだ』

キラウㇱ『肛門の皺ッ!?』

曰く関谷 輪一郎

本職は家畜獣医で、牧場の馬などを担当

ですがエゾオオカミ駆除用のストリキニーネ、青酸カリ、ヒ素など様々な毒物を入手

三十人は殺したという極悪犯でした

毒物のエキスパートなんですな

収監当時の関谷『苦味ってのは味噌で誤魔化せるんです』

『試しに三つあるみそ汁の一つに毒を入れてみたんですよ…

 トリカブトは苦いんですけどね…

「変な味がする」とか言いながらも

 食べましたよ、コイツ』

まさかの収監中にも毒殺を敢行

口振り通りなら自分も「毒」を飲む危険に身を晒したらしい

徹底したやり口ですわ

ある面でギャンブラー

若山 輝一郎『馬鹿野郎! ふざけるなテメエ!』

怒ったのは地上波で出番なかった若山輝一郎

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関谷『やっぱアンタはヤクザの親分サンだけあって引きが強いねえ』

『俺は「運」を見るのが好きなんだ

 運の悪い奴を殺してきたのさ』

いわゆるロシアンルーレット殺人鬼

ロシア絡みの本作にぴったり

他人にギャンブルを強いるタイプの変態か

まただからこそ厄介

強者・土方とも渡り合える逸材なのね

門倉『関谷は監獄の外での作業中に、トリカブトを引っこ抜いてこっそり持ち帰ったのさ』

『それ以来、奴が外役から戻るときゃあ

 尻の穴まで調べるのが俺の仕事だった…』

キラウㇱ『トリカブトあんなもん尻の穴に入れたら毒で大変な事になる…

 そんなとこに隠すわけないだろ?

 あんたバカだな』

門倉『無駄に尻の穴を見ちまったぜ』

ご愁傷様です

以降「尻の穴覗き」という渾名へ

つくづくご愁傷様です

実際、白石が尻の穴に隠していた前例に則っているのでしょうか

必要だからやったのにこの言われよう

本当お気の毒です

キラウㇱ『おでこにコブのある大男と、長い白髪の和人を見なかったか?』

聞き込みはアイヌであるキラウㇱ頼み

エンディングでは、キラウㇱと組まされ一人前扱いとか書かれている始末

がんばれおっさんずモブ(公式).

キラウㇱ『命令するな…』
『尻の穴覗き野郎のくせに!』

門倉・元看守部長『俺はお前の雇い主の部下なんだぜ?

 いつだって管理職だなあオラぁ…』

そんな中間尻覗き管理職門倉

そんな門倉に、前期で聴いたような軽快なBGMが!!

踊りながらスケートをする少年が登場

曰く函館で外国人の踊りを見て思いついたんだそうな

このBGM楽しいなあ!

ポッチャリ少年『スケートをしながら踊ったら素敵だと思わない?』
『すごい発明でしょっ』

ナレーター『日本人初のフィギュアスケーター誕生であるッ!!』

その時、歴史が動いた!!

漫画「メダリスト」面白いですよね!!

無論カドクラは興味を持ちませんが、少年曰く「昨日見た」

ただのスケーターではなかったのか

ハイカラなドヤ顔ですね

門倉『これは…?』

曰く土方が立っていたという表面

何やら白い塊がポツリ

何かといえば蚕の繭、と回顧していくんですね

なんて滑らかな場面転換でしょう

土方歳三vs.関谷 輪一郎

関谷『そこに蚕の繭がいくつかあるだろう

 中に入っているのはフグの毒

 ヒ素、トリカブト、ストリキニーネをそれぞれ丸薬にしたものだ…』

『半分は毒のないアタリだ…

 どれか飲めば牛山を開放する……』

ロシアン新選組していた関谷

フグ毒とはヤバい、と思った直後に他の毒もズラズラ並べたてる輪一郎

なんてバリエーション豊かでしょうか

どの毒でも死一択

土方歳三『遊びに付き合う気はない!』

『今から貴様をどこまでも追いかけて

 生きたまま皮を剥ぐ!』

デンジャラスvs.デンジャラス

土方、そう言いつつ「相手に馬がいる」と看破

奴を追えない事も理解

理解力の高さが頼もしいです

関谷『牛山は少量のフグ毒で体の自由を奪い』

『チョウセンアサガオで意識を混濁させ

 棺桶に入れて埋めた……』

『空気穴は開いているが水も飲めない

 俺と追いかけっこをしている時間はないハズだ……』

だから毒を飲め、飲まぬの押し問答

既に牛山は敵の手に落ちていた

地元の風習に則ったやり方

土方は眠れる牛山を助ける為、毒を飲むか?

まるでヒロインですね

土方『牛山の入れ墨は写してある』

だから死んでも問題ない

さすが土方さん交渉上手、実際に見捨てるタイプだから効果がある

実際見捨てても不思議がない

眠れる森の牛山、土方の運

関谷『"土方歳三を攫って埋めた"と嘘を言ったら

 牛山は飲んだけどなあ……』

土方『…………』

関谷『あんたの進む道が正しければ、良い運に恵まれる…

 運を呼び込むというコトだ

 ハズレを引けばその道は正しくない』

『試してみろよ、自分の運を』

そして土方は毒を飲み昏倒、ハズレを引いてしまった

ですが“繭は二つ"転がっていきました

門倉はその繭を拾ったのか

にしても毒を飲むとは、最後の「運試し」がダメ押し?

物事に「運」が必要なのは確か

試したいのもちょっと解る

死にますけど

関谷『すごいぞ、まだ生きてる』
『症状を見るにフグ毒のテトロトドキシンを引いたか』

毒は確かに致死量だったとか

生きてたなら生きてたで、刺青人皮の交渉材料にしようと回収したと

運命は門倉に託された…!!

永倉さんが聞いたら絶望しそう

再び現在、門倉元看守部長の事件簿

門倉『ぽっちゃり少年の目撃情報と

 謎の白い殻

 ふむふむ、なるほど……』

この事件は迷宮入りだッ!!

やだ演出がかっこいい!!

絶妙に役に立たない!!

だからこそスパイとして有能だったのかもしれません

味方に回すと厄介な男

だのに彼に頼るしかない状況!

漁師『ヒメマス狙ってたんだがワカサギしか釣れなくてよう?』

『そんなに食わねえから

 持ってくかい?』

キラウㇱ『そいつはどうも』

略『ヒメマスが動き回るのは明け方の暗い内だから

この時間はあんまり釣れないよ?

あんた地元の人じゃないね』

もちろん偽猟師の正体は関谷

手渡したヒメマスにも、一匹だけ毒を入れていました

キラウㇱは知識豊富で有能

ですが想像力が足りなかったか

なんだかんだで"普通の人"

俺はいっつもそうなんだ

関谷『テトロトドキシンを押し込んでおいた…

 この猛毒は似ても焼いても分解しない

 祝福を受けるか

 裁きを受けるか

 俺は貴様らに運命の選択を与えてやる…!!』

フグ毒が怖いのは調理に耐えてしまう為

大抵は熱を通せばイケますが揚げても平気

幾多を殺めてきた歴戦の猛毒

またワカサギは小魚、そのままテンプラにするのが一番なんですね

内臓を取らないから罠にぴったり!

しかし門倉、不運にも転倒

落下したワカサギは、全てワカサギ釣り用の穴にダイブ

どういう確率やねん!!

いい音で落ちたなあ

ですが門倉にはこれが日常との事

慣れていらっしゃる

キラウㇱ『え…、あ…、うそ…?』
門倉『ああスマンスマン、キラウㇱ…』

略『ああ良いんだ解ってる

 俺はそうなんだ』

『野焼きで俺んちだけ全焼したり

 中学生の時は、40人で歩いていて俺だけ雪に隠れた肥溜めに落ちたり

 俺ァいっつもそうなんだ……』

『俺は、そういう星の下に生まれたんだ……』

ナレーション『凶運の持ち主 門倉元看守部長ッ!!』

運が悪いから助かった

微妙に主人公体質っぽいですね

自身、不幸だと思っているしそれに慣れている

けれどだから生還した

自分が幸運である事にも気付けない

称して凶運

良くも悪くもただ者じゃなかった!!

ED「すべてがそこにありますように。」

ノンクレジット動画も配信!!

路上を舞う北海道 金神新聞エンディング

妙に端的な説明、当時の広告風に描かれたイラストも笑いを誘う!!

杉元、少女世界愛読してたんだ…

野田先生も仰っている!!

当時最も売れた少女雑誌との事

Cパート ひつぎのなかにいる

地下、棺の中の土方歳三で

その傍らには蚕の繭

次回、とにかく繭が鍵

次回、第38話「繭」

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ゴールデンカムイ 第39話「硫黄のにおい」
ゴールデンカムイ 第40話「ボンボン」
ゴールデンカムイ 第41話「シネマトグラフ」
ゴールデンカムイ 第42話「甘い嘘」

原作 ゴールデンカムイ 31巻【最終回】