薬屋のひとりごと 第2期 第30話 感想[梨花妃と杏]平手では足りませんか? ネタバレ
薬屋のひとりごと 第2期 第30話「みたび、水晶宮へ」感想
公式あらすじより引用
医官ではない猫猫が薬を作っていたことが、診療所の女官・深緑にバレてしまった。お咎めはなかったものの彼女に呼び出された猫猫は、「水晶宮の下女に薬を作ってほしい」と頼まれる。詳しく事情を聞くと、その下女は長く体調を崩し何度も診療を勧めていたにも関わらず、半月前からパタリと姿を見せなくなったという。水晶宮の侍女たちの纏う妙な空気を、梨花妃の看病の際に感じていた猫猫は不穏に思い、水晶宮を訪問する。そこには、ある秘密が隠されていて……。
ABEMA ANIMEにて毎週金曜23時30分、同作品個別配信ページはこちら
梨花妃、1期1話以来の事件に幕
梨花妃の度量が際立つ30話、位以上に帝を愛してるというのも尊い
憎悪に温情の平手で返した梨花妃
今度こそ母は強しか
2期2話以来の堕胎剤事件に幕
変装した囁き猫猫も美人
彼女、遂に帝にまで目をつけられてしまうの巻
ラスボス登場って感じですね
巨乳好みの男が!!
梨花妃、水晶宮の秘密
実は侍女頭の杏、梨花妃を憎んでいた
侍女の質が悪いのも意図的な選抜
恐るべきは杏セレクション
第2期2話の香油による堕胎剤も、玉葉でなく梨花を狙ったものだったと
ただ調達先は例のキャラバン
特使達は関与してるんでしょうか?
梨花妃の従姉妹で、妃に選ばれなかった事をずっと恨んでたとの事
特使達同様の従姉妹なんですな
杏は1期1話、梨花と息子が病に倒れた件で登場
猫猫は白粉をやめるよう方々に手紙で忠告
玉葉はこれを信じ回復
梨花は、杏が握り潰したため息子が死亡
あれも梨花への悪意だったのでしょうか
以降杏は、梨花メインの四話など全く登場せず
それで印象が薄かったんですな
冒頭 診療女官・深緑
猫猫『"診療所"の女官から?』
冒頭、何やら記録を漁っていた深緑
この後猫猫に無茶振りへ
今回の事件、彼女にはただの確認なのか?
まだまだ裏がありそうな描写
瞳の色から西方の人間かと猫猫が推測
特使と繋がってるのかね?
愛藍『ごめんね!! 昨日煎じて貰った薬、ここで飲んでいけばよかったんだけど……』
ありがとう!ごめんねぇ?
場面転換・翡翠宮の玉葉に呼び出された猫猫
深緑から診療所へ呼び出しだと
後宮では女の薬作りはご法度
ですが侍女愛藍の件で、猫猫が薬を作っているのがバレてしまったのが問題に
にしても愛藍がこんなに喋るとは珍しい
ご法度なら切腹?(新選組脳)
深緑『上からのお許しが出なかったのかもしれません!』
猫猫『(水晶宮の悪い所だ……)』
『(下女が許しを請う相手なら梨花様ではなく侍女頭だ
願い出たところで
無視された可能性が高い……)』
梨花が外戚ゆえ、特にメンツにこだわる水晶宮
桜花に付き添われ出頭も、深緑の妙に落ち着いた雰囲気に困惑
前回のド迫力パワーはどこへ…?
依頼は水晶宮の下女へ薬作り
体調を崩してた子が半月も顔を見せない
その調査と診察依頼か
すると試されるのは医療知識と交渉能力
深緑の願い、本当に治療だけなのか?
桜花『もし表沙汰になったらッ!?』
薬が作れることは秘密
なのに薬を作ってやれ、とは秘密がバレて罰されろと言ってるようなもの
猫猫に代わって怒る桜花いい子ですね
しかし猫猫は冷静
その冷静さは深緑にも意外だったらしい
これは高く評価された気がしますな
上級妃たちの公称
玉葉は貴妃
梨花は賢妃
深緑を通じ、公的にはこう称されるのだと描写
いわゆる楊貴妃的な呼び方か
ちなみに楊貴妃も豊満であった(史実)
唐、楊貴妃以降に固まったそうな
史実での封号は貴妃、淑妃、徳妃、賢妃
残り二つも同様なんですかね
猫猫『残念ながら本体には逃げられてしまいました~!!』
帰り道、猫猫がトカゲに大喜びし桜花失神
股間の再生研究がマイブーム!!!
だからってトカゲて
ナメック星人みたいに生やす気!?
侍女頭・杏『またあそこに顔を出すつもり?』
暗がりで苦しむ下女と、彼女を看病しようとして「杏」に目を付けられる若い下女
ここ大きな前振りでしたな
水晶宮にもいい子はいるもんですわ
虞淵とささやき猫猫
杏『梨花様は、やぶ医者にはお会いしたくないと思いますが?』
水晶宮に医局の虞淵が訪問
針の筵であった!!
そういややぶ医者こと虞淵は、第一話で梨花と息子を診療
つまり治せなかった
そら恨まれてて当然なんですな
グレート出禁じゃん……
杏『(随分と背の高い、こんな女官いたかしら?)』
背の高さで気を引き、顔の印象を薄れさせたか
壬氏の手紙を盾に強引に訪問
何度も迫力負けしつつも、付き添い女のささやきで立ち直る虞淵
女とはもちろん猫猫
ですが何故か顔が描写されない
後から思えば変装してたから
単に化粧したってだけじゃなかったのね
杏『梨花様も皇族出身の高貴なお方ですから』
『(そんなの私だって同じなのに…!!)』
杏は訪問した虞淵たちに、水晶宮は名門の優秀な侍女たちが集まってると説明
転じ梨花と並んでた幼い頃を回想
梨花の姉貴分だった?
あんなに一緒だったのに……
病の下女、本当の"利用法"
ささやき女『今日は香をつけてらっしゃるんですね?』
杏『え?』
ある事に気付き、猫猫は正体を明かして囮に
隔離された下女発見に成功
病の下女は、その臭いで「香油を隠すために」利用されてたと言い当てます
病で隔離すれば他の人間が近づかない
病の臭いは匂い消しになる
一石二、三鳥の外道の発想!?
猫猫『香の匂いを誤魔化す為に、病人が置かれているようだ、と』
病に苦しむ女性、行李にいれた瓶が描写
病の下女を消臭剤代わりにし、キャラバンから買った香油を片付けた描写か
こんなひどい場所が水晶宮にあったとは
基本的に奇麗な宮なのに……
猫猫『水晶宮の侍女は、本当に隠し事が多いですね?』
前にこっそり白粉を塗ってたときに準えてか
あの時は善意でしたが今度は悪意
下女の病は弱い感染症
杏にすれば実に都合がいい
弱いので自分は安全、隔離という口実を作れる
タイミング良すぎですが仕込み?
侍女頭・杏、その目的は
猫猫『堕胎剤を作ろうなんて、どういうおつもりですか……?』
言い当てられ真っ青になる杏
特使とキャラバンはどこまで関与?
ただの偶然?
猫猫『顔を知られてるし、長期戦も覚悟してたんだけど……』
調査が長引くと考えて変装してた
普段から化粧、わざと醜くする偽そばかすを落とすと別人であるも
高下駄で身長も偽装
敢えて身長を高くし、顔よりそっちが印象に残るようにした
敢えて目立つ変装というのも面白い
脱ぐとまあちんまいこと
杏の苦悩、尋問
猫猫『(杏さま、水晶宮の侍女頭で梨花さまの従姉妹でもある)』
『(面差しがどことなく似て目を引く
誇り高そうな美女だ)』
『(だからこそ、敢えての侍女頭か)』
梨花・壬氏・高順・猫猫で、杏の尋問が開始
杏は証拠がないと壬氏に反論
杏は梨花の従姉妹
本来は妃候補
しかし梨花をより目立たせる為、敢えて侍女にした経緯があるらしい
何故なら美女は集まってた方が目立つと
そら恨みますわな……
猫猫『実にお優しい……、わざわざ端女の容態を見に来て下さるなんて?』
『それなら体に香油の匂いが残っていても
おかしくありませんね?』
ですが猫猫、香油の匂いが染みついてると指摘
ご禁制となりもう香るはずがないのに
くんくん猫猫再びだったか
確か前に指紋調査もやったも、今回は「香り」がテーマですものね
にしても杏、面の皮が厚い
猫猫『(解っているが……、腹の立つことはあるものだ!!)』
この件、下女の生死は全く問題視されなかった
杏も承知で「無罪」を主張し続けた
その様が我慢ならなかったか
のみならず平然とウソを吐ける
腹芸で梨花を騙してきただけはある
ですが限界か
杏『触るなッ!!』
触られたら、嗅がれたら終わりという焦り
皇族に連なり有能とも自負する選民意識か
猫猫もここで動じたら負け
タフな少女ですわ
自分が駄目なら、壬氏にやってもらいましょうとバトンタッチ
今回、口利きしたのも壬氏様ですし
すっかり良き相棒ですな
今じゃ!壬氏の顔と権力を猫猫に!!
水晶宮の真実、梨花の一声
梨花妃『杏の狙いが私であっても?』
猫猫『(そういうコトか……)』
ここで梨花妃、妊娠していると明かして激変
杏を庇う為なんですね……
どうも猫猫たち、杏が玉葉妃の流産を狙って堕胎剤を作ったと考えてた
それは皇帝の子供殺しに等しい
ですが杏は梨花を狙った、と梨花自身が告白
そうなれば梨花が当事者に
口出しできるようになるわけか
猫猫『(道理でロクな侍女がいないはずだ)』
侍女頭・杏が、梨花妃を憎んでると暴露された
杏は敢えてタチの悪い侍女を選んでいると
まさかの理由付け!?
特に第1期4話、白粉の毒事件
毒だと禁じた白粉を、梨花を着飾らせる為に善意でとってた侍女がいました
無理解って怖いなあと思ったも
杏がそういう人材をセレクトしていたんですね
恐るべき人罪
梨花『あなたと私、どちらかが妃になるか、最後までわからなかったものね……』
梨花、杏を許そうとしたんでしょうか
2期2話こと26話で偉そうだった杏
梨花は、杏が自分を認めてないのは知っていたんだと優しく接します
幼い頃からライバルだった
自分が杏の立場だったかもしれない
逆だったかしれねェ……
杏の憎悪と好対照な思いやりですわ
『そういうところが昔から嫌いなのよ!!』
略・猫猫『(妃としての器が違い過ぎる)』
『(梨花と杏、梨と杏、揃えられたような名前で
生まれも教養もある)』
『(それでも感情に支配され間違いを犯す
愚かな人間はごまんといる……)』
激高、自白してしまう杏
これは器が違い過ぎると評する猫猫
梨花は激昂してた1話を除き、大人しくおっとりした印象が強いものの
改めて王妃に相応しいと明示
また前回、四大妃を猫猫が比較検討
梨花は皇族で権力欲がない
その点も、承認欲求が強すぎる杏に対する「器の違い」だったんですね
どうも能力自体は杏の方が上
しかし誰もが梨花を選ぶ
その事が余計に心を抉っていたらしい
胸は豊満なのに気の毒な……
杏『子を成せず! 花園で枯れるといいッ!! 梨花!!』
遂には逆上、香油をまとめてひっ掴んだ
\うるせえ香油ぶつけんぞ!!/
しかし高順に取り押さえられ一気に鎮火
やはり力…、解決には腕力……!!
猫猫のとどめ
猫猫『私はただ、"国母"という立場を愛しているように見えましたので』
『梨花様と違って』
杏『……?!』
杏は皇帝を愛しているつもりだった
だが思い当たったのかがっくりうなだれる事に
自分が傍目にどう見えているか?
杏は自己評価が高い
だから気付けなかったんでしょうか
対し梨花妃、そのショックで十分な罰だと思ってしまったんでしょうか
らしくもない行動に出た!
梨花妃『……あら? 平手では足りません? なら拳でッ!!』
パニックで小走りの壬氏様とは珍しい!!
梨花妃は怒って解雇で済ませた
本来なら死罪、阿多妃付き侍女頭だった風明みたいな関係者含めた罰もありえた
なのに泥をかぶって罪を減じてあげた
強くなりましたねえ梨花妃
愛は拳
猫猫『(もう二度と、二人が並び立つ日は来ないだろう……)』
猫猫が気付いたように解雇は温情
しかし杏なら、理解できずに逆恨みの可能性も
でも恥の上塗りは嫌だろうと猫猫は予想
ホントそれで済めばいいのですが……
猫猫『(こんな上等な絹に血をつけるのはな~~~)』
うまく売れば平民が一カ月以上食えそう
事件後、壬氏が傷を拭えとハンケチを
猫猫もったいなくて困惑
これだからお偉いさんは
ただこの当時、絹布をポンと贈れるのは本当に上澄みだけだったり?
これも壬氏正体に気付く流れなのかね
猫猫『風水では、緑と白の組み合わせは健康に良いそうですから』
風水と色、何か前振りっぽいですな
とまれ病人を気遣い、白い花が植えられてた
それで物置にいると気付いたと
知識って力ですな
ティターンズは力だ!
猫猫『作り方さえ知らなければ害はありません
今日の香油と同じです』
略・壬氏『この後宮の中に「香油が堕胎剤になると吹き込んだヤツ」がいると?』
猫猫『わかりません』
転じて、毒なんてどこにでもあると
だから問題は知識なんですね
誰かが目的を持って、毒の知識で煽っているのではと推測できます
それがお馴染み翠苓だとして
翠苓は何故そんなことをするのか?
恨みか、それこそ「背後」が?
皇妃たちもそうであるように?
下女の少女『物置にいた子、どうなりました!?』
梨花が費用を出し後宮から移送されたとの事
本当、器が豊満ですね……
冒頭で病の子を気遣ってた下女、花を植えた子を安心させて幕
彼女がもし植えていなければ
捜査は失敗してたかも
今回のMVPなのね
そして次の依頼者へ
皇帝『あの薬師が来ていたようだな?』
事後、梨花が皇帝に世間話で話して聞かせます
すると皇帝の眼が怪しく…?
おもしれー女だと?
また壬氏が阿多妃の息子にして皇帝の弟なら、皇帝の弟は壬氏だということ
次は壬氏が皇帝の弟と確定する章?
次回、第31話「選択の廟」
廟と書いて「びょう」
厠じゃないよ!!
薬屋のひとりごと 第2期 感想
薬屋のひとりごと 第2期 第25話「猫猫と毛毛」
薬屋のひとりごと 第2期 第26話「隊商」
薬屋のひとりごと 第2期 第27話「冬人夏草」
薬屋のひとりごと 第2期 第28話「鏡」
薬屋のひとりごと 第2期 第29話「月精」
薬屋のひとりごと 第2期 第30話「みたび、水晶宮へ」
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません