薬屋のひとりごと 2期 第32話 感想[壬氏の両親]優しい皇太后さまの呪い ネタバレ
薬屋のひとりごと 第2期 第32話「皇太后」感想
公式あらすじより引用
「変な女官が笑いながら虫を捕まえている」。そんな噂が後宮内で広まり、猫猫はあらぬ疑いをかけられてしまう。誤解を解くため、噂の元凶である子翠を探しだし、話を聞いていると、偶然にも診療所へと向かう皇太后・安氏を目撃する。訪問の目的が気になりながらも、しぶしぶ翡翠宮へと戻ると、その日の夕刻になんと皇太后が訪ねてきた。そして、皇太后は猫猫に“私は、先の帝に呪いをかけたのかしら?”と、先帝にまつわる調査を依頼する。
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2期8話 帝の母・皇太后の依頼
前回冒頭、先帝をビビらせてた“母”が皇太后
彼女は先帝を嫌っていたのか
その呪いが、“彼の死体を腐らせなかった”のでは?という心残りがテーマだと
腐らないのは実例があるし偶然なのか?
何故そう思ったかが問題?
また先帝はロリコン、だから皇太后も若い
実母・女帝で女性恐怖症だったのか?
前回の話と奇麗に繋がって面白いけど暗い!!
子翠の明るさだけが救いだよ!!
とにかく明るい子翠ですが
彼女は虫好きだから北の森に足繁く通う
ですがその森に、堕胎剤の原因が自生と聞くとちょっと不穏ですね
昆虫採集を口実に何かやってるのか?
また今回、玉葉の警戒対象だった楼蘭妃
その楼蘭、子翠と瞳の色が完全一致
何より未だ喋らない
年恰好といい伏線っぽくて気になりますね
毎回化粧がガラリ変わり、皇帝ですら困惑する
複数人いるらしいと示唆
喋らないのはそのせいなのでしょうけれども
騙して複数人を孕ませたいのかね?
さすがに声でバレるか
いい噂がない先帝
曰くロリコン、幼い子にしか手を出さなかった
しかし“壬氏”を妊娠時、皇太后は三十路頃
猫猫、別の男が孕ませたかと推測
宦官制度廃止とも相通じる話か
まあ生まれた子は夭折し、壬氏は現帝の息子というのが真相みたいですが
呪いからその辺を確定していくのかね?
名は安氏、現皇帝と壬氏の母親
CVは今やすっかり母に定評ある能登さん
実は奴隷・宦官制廃止も関与
また“診療所”も彼女の創案らしい
壬氏を思わせる改革者なんですな
でもそれほど政治に関与しつつ、君臨はせず「皇帝」に実権を委ねている
先帝の母・女帝と好対照なんですな
反面教師にしたんでしょうか?
冒頭 皇太后
夜、怪しい扉の前で立ち尽くす皇太后
先帝が晩年足しげく通った部屋か
おそらく原因はこの部屋
皇太后、本心から解らず猫猫を頼ったのか
それとも理解した上なのか?
桜花『だから言ったじゃないですか!! 意味ないって!!』
紅娘に、罰だと物置住まいとされた猫猫
しかし実は望み通り
猫猫、物置の方が色々便利なんだと
傍目は罰だが、当人が望んだ事
先帝の件もそうなんでしょうか?
猫猫『(妃付きの侍女だから警戒しているのか……
小蘭のように
誰にでも分け隔てなく接する子の方が珍しいんだよなあ)』
その猫猫、北の森で虫を探す奇行が噂に
もちろん彼女でなく子翠
そこで子翠を調べる代価に「前々回、壬氏に貰ったハンカチ」は侍女の手に
壬氏が聞いたら丸三日くらい凹みそう
にしても子翠は謎
コンボイ並みに謎なんですな
子翠、お気に入りの森
猫猫『前にもこの辺で会ったなあ……』
よく北の森にいる
今期すっかりお馴染み“選択の廟”傍
ただこの森、オシロイバナが自生
堕胎剤の原料になる花
たまたま一致しただけなのかね?
侍女頭・杏は「黒幕」がいる
猫猫『玉葉様だけが皇弟の寵愛を受けている訳ではない
梨花様が妊娠している可能性も
十分にある……』
すると猫猫、梨花の妊娠は知らないのか
青の妃である梨花妃を堕胎させようとした杏
猫猫、誰かが毒の知識を吹き込んだと推測
何故なら原料をキャラバン由来に絞り、自生してるものを使わなかったのがおかしい
知識が偏り過ぎていた
実際そこからアシがついた訳ですし
杏は囮にされたのか?
猫猫『毒の作り方を教えた人間がいる……』
第27話、中級妃が玉葉に毒を盛るも放免
その後、当の中級妃は死亡
この事件でのカエンタケの由来が謎
それも同じ奴からの情報か?
猫猫『おそらく、その人物はまだ後宮内に……』
玉葉、梨花は共に皇弟の子供を妊娠
また以前、壬氏も狙われました
その壬氏は皇弟で、高い帝位継承権を持ちます
どころか壬氏の正体は皇帝の嫡男
全て皇帝の子供絡み
これらの事件は同一犯なんでしょうか?
描写が完全に名探偵コナンの「犯人」
なお本作も、コナン単行本の名探偵コーナーに掲載された事がありました
同じ小学館絡みでもありますし
ハイテンション子翠!!
子翠『みーっけ♪』
猫猫『(あんなのと一緒にされていたなんて……、心外だなあ)』
冬虫夏草貰った時の猫猫もこんなんだ定期
本日、子翠が夢中なのは鈴虫!
鈴虫は日本原産の昆虫
なのでここでは大変珍しく、交易により紛れ込んだんじゃないかと推測
その声は「鳴く虫の王」とも呼ばれるんだぜ!!
子翠『虫っ♪』
うっかり猫猫の頭上で潰してしまう子翠
くさそう
すぐさま洗い流した為「猫猫、化粧がとれるんじゃないか?」と思わされましたが
別段そんなこと無かった様子
頑丈なソバカスだぜ!!
皇太后、“診療所”へ
子翠『優しい方なんだよね、皇太后さまは』
どうも子翠、皇太后を深く尊敬してる様子
ちなみに皇太后とは先帝の妻の事
名は「安氏」
現帝の妻は皇后
実は診療所、女帝時代に皇后だった安氏が作らせたもの
診療所は29話から登場
薬が使えないハンデがありながら、医局より女官たちに頼られている変わった施設
代表・深緑が西方絡みなのも関係あるのかね
猫猫『(ババアも廃止が決まった時はヒヤヒヤしたって言ってたなあ……)』
すると子翠は元奴隷なのか……?
また猫猫、“奴隷制は形を変え残ってる”と言及
妓女もその一つだと
妓女も一緒に廃止されてたかもなんですな
にしても何故そんな政策を提言したんでしょ
確かにどちらも悲劇
でも皇太后なら支配階級側でしょうに
皇太后・安氏『確か壬氏の下より手配された侍女よね?』
猫猫は一度解雇され、壬氏個人に身請け”されました
安氏は翡翠宮で人払い、猫猫に依頼へ
その皇太后、玉葉と関係良好
玉葉が、新たに妊娠したと既に報告している程
皇太后側もその気配りを評価
玉葉様、天然っぽいけど気配りが凄い
その玉葉も西方の人
西方絡みが続きますな
皇太后『しごきがいのある子が後宮に戻ったって』
お馴染み壬氏の侍女・水蓮が情報源
昔は皇太后の侍女だったと
すると皇太后、自分の息子をかつての侍女に任せてる事になるのか
壬氏のすり替えは気付いてるのかね?
南国少年パプワくんのよう
皇太后・安氏の依頼
皇太后『私は……、先の帝に呪いをかけたのかしら……?』
具体的な部分は後で描写
猫猫、それも無理からぬ境遇と述懐
幼女の頃に孕まされ、物理的に傷が残ったから
というのも先帝は悪い噂の塊
中でもロリコンで、最も幼い者にばかり手を出したというのが肝
結果、皇太后は帝王切開で傷が残った
文字通りの帝王切開か
猫猫『その出産を手伝う為に
わざわざ宦官にさせられたのが不幸な我が親父・ルォメンだ』
前回に続きルォメンが話題に
何かのフリなんですかね
帝王切開を手伝わせる為、宦官にさせられた
優秀ゆえに去勢されてしまったと
しかも後年、皇弟絡みで追放されました
際し肉刑、足の骨を摘出
悲劇のデパートだぜ親父……
猫猫『皇弟は本当に先帝の子なのか……?』
問題はロリコンなのに「壬氏」を産ませた事
当時皇后は三十前後
猫猫、他の男の子ではと想像してしまいます
そういうのを防ぐため、後宮に男は宦官しか入れないルールになっているはずですが
宦官禁止令と関係あるんですかね?
皇太后が先帝と産んだ子は、現帝と阿多妃が産んだ子とすりかえられたはず
やがて皇太后の実子はハチミツで夭折
阿多妃の実子は壬氏に
いずれにせよ皇太后の子は死んだはずで……?
前回曰く兄弟が夭折、幼い頃に皇帝へ
その母が女帝として実権掌握
ロリコンもそれが原因?
長年母に支配され女性自体が怖くなった?
それでも子作りを強いられた結果なんですかね
子作り生活を…、強いられていたんだ!!
玉葉妃の敵は誰だ
紅娘『玉葉様を裏切るような真似はしないで頂戴ね……?』
皇太后は猫猫を現場に呼ぶ口実に、四大上級妃全員を内廷に招待
紅娘に壁ドンで釘を刺される猫猫
五寸釘より太ェや!!
梨花、阿多、里樹の各上級妃の侍女頭が描かれてきたものの
彼女らにも一歩も譲らぬタマですな
猫猫『あるとすれば楼蘭妃』
『服装が派手な事を除けば、不思議なほど噂が回ってこない……』
問題は玉葉の妊娠を追及されること
同じく妊娠した梨花妃は大丈夫
幼い里樹も彼女自身は無害
問題はあからさまに勢力拡大を図る楼蘭
また今回、顔のアップを挟んだのは瞳を視聴者に印象付ける為なんですかね
まさかカラコンはないでしょうし
現代コンタクトレンズの祖は1888年スイスの眼科医アドルフ・ガストン・オイゲン・フィック氏
氏による“Kontaktbrille”が原型とか
原理自体はダ・ヴィンチの研究にあるそうな
あの爺さんとんでもないですな
舞台は女帝・先帝の部屋
皇太后の侍女頭『先の先の帝の時代、女官から下級の妃になった方が住んでいた場所です』
『“女帝”と呼ばれた方の部屋であり』
『先帝が育まれた場所でもあり、身罷られた場所でもあります』
皇太后の侍女が案内、説明を担当
どうも女帝は、女官から上り詰めたらしい
思った以上に辣腕でもあったのか
とまれ女帝の部屋は異臭が
また絵具、石などが放置されています
先帝、絵画が趣味だったのか?
どうもアレ、絵の具に使ってたのか?
宝石を砕いた絵具は実在
その一つを、“息子”壬氏に渡そうとしたのかね
彼自身は可愛がっていたんでしょうか
あれは皇太后の憎悪か
また先帝が、ロリコンというより「女性恐怖症」だったならあの怯えようも納得
なのに彼女に壬氏を産ませた?
肉体関係はあったはず
壬氏を息子と思って接してたっぽいですし
先帝への呪い、遺体の異変
侍女頭『ご遺体は亡くなられたときとほぼ同じ姿で残っていたのです』
猫猫『!? つまり腐ってなかったという事ですか!?』
いわゆるエンバーミングされていた……?
問題は先帝の遺体が腐ってなかった事
これは呪いのせいでは?と
晩年の女帝は例の部屋に入り浸り
その死後、先帝も同様に
やがて先帝も死亡
それから儀式として遺体は霊廟で保管、一年後に埋葬を行ったそうな
際し女帝は腐り、先帝は腐ってなかった
似た状況なのに何故?
根性は腐ってなかったから?
どの程度変化がなかったんでしょう?
ソ連創始者ウラジーミル・レーニン
中国・毛沢東の遺体保存は有名
日本では福沢諭吉の遺体が死蝋化
約80年後に改葬する際に発見
諭吉は、比較的低温の地下水に浸され続け腐敗が進まず保存され死蝋化と推測
或いは、先帝は誰かが処置を行ったのか?
それこそ皇太后当人とか?
1918年に亡くなったロザリア・ロンバルド
当時アルフレード・サラフィアが施術
現在も遺体が保存されています
その遺体保存技術は秘密とされ、人形とのすり替えが疑われたほど
今もイタリアの礼拝堂に保存
ちなみに2009年、なんと詳細なカルテが発見
アルコールなどで処置を行ったそうな
皇太后・安氏『私が呪ったの』
『いなくなればいいと……、ずっとずっと……、毎夜のごとく思っていたわ』
皇太后は先帝を強く憎んでいると述懐
それこそ毎日呪うほど
ただその動機は明言されていません
猫猫の述懐通り幼少期に犯され、帝王切開で傷物にされたから?
それともより深い何かがあるんでしょうか
これまた西方絡みなのか?
侍女頭『もうじき、あの棟は取り壊されます。その前に調べてもらいたいのです』
猫猫は調査にあたりお願いがあると発言
薬屋のたのみごと
そのまま次回に続く
壬氏様出番なし!!!!!!!
前回大活躍した弊害って奴さ!!
次回も大活躍らしい
皇太后は、彼が自分の子ではない事を知っているんでしょうか?
外見的にも阿多妃の方がしっくり……?
次回、第33話「先帝」
本当にただの暗愚な人だった?
政治に関われず、絵画だけを楽しみに生きてきた孤独な人だった?
絵具が影響でもしたんですかね
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