ガンダムNT 第3話 感想[不老不死とは何か]ネオ・ジオングvsドゴス・ギア2番艦!! 機動戦士 ネタバレ
機動戦士ガンダムNT TVエディション 第3話「嘘つきは誰?」感想
公式あらすじより引用
意識を失ったヨナに遠い日の記憶がよみがえる。コロニー落としを予言し、奇蹟の子供達としてニュータイプ研究所で実験体として扱われた過酷な日々。ミシェルは助かるため嘘をつきリタを犠牲にした。悔いと怒りで目覚め暴走しかけるヨナを、フェネクスに棲むリタの意識が止める。果たしてニュータイプは生死を超越した存在なのか? 一方、全てを隠蔽すべく出撃した地球連邦軍艦隊を、ゾルタンのⅡネオ・ジオングが殲滅してしまう。
元となった劇場版は有料配信
https://twitter.com/g_narrative/status/1637385925859717123
謀略の真相、ミシェルが叶えたかった不老不死
人の意志で動く機械とは、意思を物理的に留める器たりえるのではないか?
それがサイコ・フレームだと考えたのか
人の意識を丸ごと移せるとしたら
それは不老不死に他ならないのかも
事実フェネクスはリタと一体化
UC最終回時、ユニコーンがバナージの意識を丸ごと吸い込んでしまった事態に近いのか
ただしリタは死亡している
その点が「生物」だったユニコーンとの差か
せめて願いは叶えてあげなきゃね…
初代以来ニュータイプが起こしてきた奇跡
その解釈、理屈を描く物語なのね
同原作者「ムーンガンダム」と共通する考え方もあるらしい
UC最終回の頃、フェネクスが地球に帰還
今はネオ・ジオングを止める為だとの事
ミシェルはそれを読み、"袖付きの出資者"モナハン大臣にIIネオ・ジオングを横流し
連邦とジオンに、偽サイコモニターを提供
両者を「コロニー内で」争わせれば、フェネクスを捕まえることできると考えた
それが前回までの陰謀だったんですね
「嘘つき」ミシェル
動機はミシェルと養父が死を克服したい為
かつてルオ商会が本物のNTを要求
ミシェルはティターンズが、本物のNTを手元に置きたい事を聞いてしまいました
残り二人は切り刻んで殺すという脅しも
そこで本物はルオ商会に保護して貰えるとヨナを説得
本物はリタだと証言させた
結果「偽物」ミシェルはルオ商会へ
ヨナはそれをずっと恨んでたんですね
当時ミシェルは死にたくなくて嘘を吐いた
でも死を克服できれば、もうそんな風に嘘を言わなくて良くなる
死んだリタに謝る事も出来る?
だから死を克服したかったんでしょうか
渦中のIIネオ・ジオング
疑似サイコフレームを生む機械
その力を使えば「何でもできる」というもの
かつて初代~逆シャアにあったような奇跡を人為的に起こせるマシーンか
基礎設計はフロンタルが担当
再製造できず、予備パーツである本機で打ち止めとの事
これを壊す為にリタは来たのね
脚本の福井氏は、初代以降の怪現象を「人の魂が別次元に留まっている」と解釈
NTはそのパワーで奇跡を起こしてると
Zのバリア、突撃、ZZのハイメガ等々
ネオ・ジオングはそのパワーを振るえる機体なんですね
リスクも大きくゾルタンも必死か
その強大な力を知れば欲しくなるのが人情
事実ニュータイプのアムロやシャア、後年のカミーユやジュドーは規格外でした
でもだからヨナ達は実験被害者に
ゾルタンも「シャアの再来を人工的に作る」計画の被害者
ゾルタンもヨナ達と境遇そっくり
共に被害者だとは切ない
前回ナラティブはコロニー内で目撃された
パイロット達は「姿を変えて夜逃げする」為、急場で外装を変えたものだと判断
見た目を変えて逃げる為だろうと
ただこの資材は特殊なアレ
敢えて張り付けたのは"戦う為"なのか?
ドゴス・ギア級ゼネラル・レビル
事態収拾の為、関係者連行・撃破へ派遣
UC最終回などに登場した巨艦ですね
ティターンズが建造した連邦最大最強艦ドゴス・ギア級の二番艦
一年戦争の英雄レビル将軍から命名
連邦宇宙軍再建の象徴として建造
シャア母艦レウルーラの倍以上もの巨体!!
Aパート オーストラリアの大穴
ヨナ『行かずにはいられなかったんんだ』
『全てが変わったあの日
まだ無邪気な子供でいられた頃の最後の記憶…
あの場所にもう一度…………』
第一話冒頭のバスは「帰り道」だったのか
皆でいった植物園を思い出すヨナ
閃光のハサウェイにも描かれた植物園
地球環境がキーワードの一つである宇宙世紀らしい場所ですね
皆可愛いなあ
U.C.0087 ヨナ達15歳での脱走事件
当時ヨナ達は、ニュータイプ研に軟禁
いずれ間違いなく殺される!!
三人で輸送機に密航も、辿り着いた先は「故郷」オーストラリアだった
なんて巡り合わせでしょうか
その先にあったのは巨大なクレーターだけ
故郷は跡形もなかった
かつて連邦はジオンが落としたコロニーを迎撃
地球上空で、崩壊させる事に成功
その最大の破片による被害
残骸はまるで墓標ですね…
ヨナ『ないよ、そんなの……』
ミシェル『だねっ、神様がいるって人間が信じてた頃の幻でしょ
神様なんていない…
もしいたらあんな残酷な事…
お許しになる訳がない……』
残酷とはジオンによるコロニー落としの惨劇
そして連邦による人体実験か
でも聖書の神様も結構ヒドいのよね…
そも人を作ったのが神様として、それが万能とは限らないですし
答えを出せない問題は難しい
『いつかは死んで、苦しい事も悲しい事もなくなる』
略『先のことは誰にも分らない』
そう考えを打ち切ろうとするヨナ
未来は分からない
ホントそうですね
ホント全くその通り
『ニュータイプは違うんじゃない?』
『宇宙に出た人間は、それまで半分しか使われてなかった脳を使うようになって
誤解なく解り合う新人類になれる…』
現代ではこの「脳」云々は否定的だそうですが
ともあれ本来のニュータイプ論
シャアのお父さんジオン氏が、人は宇宙に適応して進化すると訴えた言葉でした
宇宙移民とは進化する人々なのだと
当然これもヨタ話
ですが後年、本当に「進化した人間」が現われてしまいました
それが兵器利用とは悲しい話
『この体に縛り付けられている意識、心とか魂とかが本来の形を取り戻すって事でしょう?』
ニュータイプは脳の力を常人以上に使える
それは「肉体」に縛られ出せなかった力を、使えるようになるって話だというのね
人類にとって肉体なんて枷なのだと
リタが言うと洒落にならない!!
『あたし、魂って絶対にあると思うな~』
『今が全部じゃない、何度だって生まれ変わるのっ。次に生まれ変わるとしたら』
『あたし、鳥になりたいなっ』
当時、ヨナは死ねば全て終わると思ってました
ですが魂があるなら終わりじゃない
そしてリタは信じてた
三人は「今」苦しい、けどそれが全部じゃないんだと
希望の言葉なんですね
ヨナが何を願ったかは語られず
ミシェルはヨナに寄り添ったも、彼はリタを追っていった
ミシェルは追えなかった
なんだか示唆的ですね
U.C.0097 サイド6近海"ダマスクス"艦橋
前回曰く、ヨナにニュータイプ能力が発現
NT-Dを凌駕してしまいました
かつてUCで、主人公バナージがやったのと同じ事でしょうか
ナラティブはB装備をパージ
結果フェネクスは自由になったようです
略・ミシェル『このまま……』
今のビジョンは、艦橋のミシェルにも届いていたらしい
彼女は涙を流しつつ現状維持を指示
フィールド、ニュータイプ能力がもたらす力場が艦にまで迫っているらしい
ヨナがNT覚醒した為でしょうか
U.C.0088 脱走した三人は連邦に捕縛
エスコラ・ゲッダ大佐『足を切っちまいたいところだ!』
マルガ研究員『切りますか?』
『こちらの研究には支障はありませんよ』
震えるほどに人の心がないニュータイプ研
でなきゃやってられないでしょうし
そしてこういう人が必要なほど、ニュータイプという「兵器」は強力なんですね
今回ラストは特に顕著でした
三人は腹が減って盗みを働き逮捕
研究所に逆戻りしたらしい
研究者視点からみて三人には差がない
つくづく「ニュータイプを見分ける」のは困難なんですね
無論リタは隠してるのでしょうけど
それがニタ研、ティターンズの本音
ルオ商会の政治力は絶大だけど、そりゃ渡したくないですよね
このギャップが問題なのか
ティターンズは地球連邦軍内の特殊部隊
ニュータイプ研究所も連邦内の組織
U.C.0087年ティターンズは、連邦議会を牛耳るほど強力な軍閥となっていました
オーガスタのニタ研も彼らの派閥に
グリプスとは、ティターンズ宇宙軍事拠点の事
かつてアムロ達が住んでたサイド7に存在
特に2はコロニー・レーザー砲
その重要さから、この戦いはグリプス戦役と呼ばれるようになりました
2の陥落ならもう0088年頃か
エゥーゴは地球連邦宇宙軍を主体とする組織
当時は連邦同士の内乱でした
ジオン残党も参加してるのがややこしい
当時ほぼエゥーゴ勝利に決まった頃
焦ったティターンズは、ニュータイプに一発逆転をかけたんですね
その戦闘力は戦局を変えうる
超強力なMSも実戦段階ですし
そしてうっかり聞いてしまうミシェル
当時ミシェル達は、過度な投薬を行われていたようです
何せニタ研は焦ってますし
気絶し聞いてないと高を括ったのね
ところがぎっちょん!!
まさに勝てば官軍
彼らも「死にたくない」から無茶をやる決意をしたのか
なんとも皮肉な話
実際、冤罪に近い処刑さえあったらしい
『そいつを研究すればニュータイプを量産することだって!!』
略『嘘を教えるんだ…』
『"助かるのは本物の一人だけ"!!
後の二人は外科的措置に移行して全身を切りキザまれるとな!!』
聞いてしまったのがミシェルの不幸
どうすりゃ良かったのか
大佐は三人が庇いあってると看破、その絆をぶち壊そうとしたんですね
いけません大佐……
ナラティブガンダムはIIネオ・ジオングに合体
ガンダムとジオング奇跡のドッキング
歴史的MANTR
モビルアーマー寝取られ事件…!!
略『こんな話聞いたら、リタは絶対に名乗り出ない!!』
ミシェルは今の話を限定的に伝えたんですね
本物はリタだと言おうと説得
そうすりゃ彼女は助かると
前回言ってた通り「リタはいい子」で、命懸けでヨナ達を庇うと解っていた
ミシェルの信頼が厚い…!!
『ルオ商会で大事に扱って貰えるッ!!』
略『じきに戦争は終わる……』
『ティターンズは負けて、この研究所も閉鎖されるわ!そしたらリタに拾ってもらえばいいッ!!』
この時の後ろ暗さ満点の顔!
つくづく「悪い子」
前回、リタを腹立つほどいい子と言ったのも解る気がしますね
あんなフウには生きられない
その点「普通」の子
『三人とも生き残るにはこうするしかッ!!』
ミシェルは「正さ」で殴ってくる子なんですね
いつも断れないほど正しい
現実的な見方をする
結局ヨナは折れてしまったと
ミシェル『ヨナじゃボロが出ます。偽物を掴まされたとルオ商会が知ったら……』
エスコラ大佐『君は自分が助かる為に二人を?』
ミシェル『あたしは!! やり通します……!!』
なんとエスコラ大佐を直接説得していた
大佐が「偽物」を渡したい事
自分ならやり遂げられる事
実際ミシェルが、彼女に出来る「最善」を尽くしたのも間違いないんですね
ルオ商会が欲しいのは、事業を導く超能力者
正直リタにそんな力ないでしょうし
彼女が「便利な力を持ってる」なら、そもそもこうして捕まったりしない
初代ガンダムと同じか
43話でセイラさんが言った台詞
NTは何でもできる訳じゃない
だからきっとこれが正しい選択だった
当時何も知らないヨナは、ミシェルに裏切られたと愕然
ミシェルはルオ商会の養子に
以降「ニュータイプのフリして、実力で事業を成功に導いていった」らしい
やっぱすげえよミシェルは
養子となったミシェルは滂沱の涙
そして実際そうしたと
ですがヨナが恨むのも仕方ない所か
『嘘だ!みんな嘘だ!俺を連れてけ!連れて行ってくれー!!』
やがてリタは、開頭手術など人体実験の犠牲に
直前に何かを告げた
それがヨナが聞いた最後の肉声か
無理に笑っているのが辛い
略・現在のヨナ『嘘つき…!!』
結局ミシェルが動けたのは終戦後でした
ヨナは自力で経歴を誤魔化し軍所属へ
肝心のリタは、施設閉鎖後も「本物のニュータイプを使った強化人間」として秘匿
密かに実験体にされ続けたらしい
ティターンズが終わってもニタ研は終わらなかった
UCで描かれた通りか
U.C.0095、成長したリタはフェネクス担当へ
その顔は描写されず
開頭だけでなく全身出術されたと窺えるもの
やがて暴走し姿を消したと
結局ウソつきとはミシェルだった
でも彼女なりの最善だった
本当の事をやっても下手すれば全滅してたかもしれないんでしょうね
何より「死ぬのが怖かった」のか
ゾルタン『ふっ…、…すげっ』
怒ったヨナは、IIネオ・ジオングを掌握
間違いなくコロニー殲滅の危機
いやもっと酷い事にも?
またゾルタンは笑ってました
これで死ぬならまあいいかなと思ったのか?
すげえもんが見られるだろうなと
略ヨナ『君は、俺たちのせいで……』
幸いリタが直接説得し、ヨナは正気へ
機体もIIネオ・ジオングから分離
機体を透過、リタの手がヨナを優しく撫でて正気へ
その際ヨナは15歳の姿
精神的に止まっているのか
ある面で視聴者に近いコメント
ガンダム✖ジオング
夢のコラボはまたの機会となりました
ゾルタン『あ、ああ……』
際しエリクにキビキビ指示され従う場面も
こういうとこ憎めませんね
よっぽど驚いてたらしい
ナラティブ達へおぞましげに言い捨てるエリク
これが普通の感性か
あまりにオカルトじみている
ニュータイプに対する根本的な感情なのかもしれません
彼らを皆殺しにと着想した者さえいますし
『その刻が来たら力を貸して』
『命が始めた事は、命にしか終わらせられない………』
もうリタは「命」ではない
それが彼女が、自分でどうこうしない理由か
彼女が来たのはIIを消し去る為
あの機体は、ある面ユニコーンより遥かに危険な存在なのですから
ユニコーンが束になるより恐ろしい
『信じられない、これ殆ど光の速さ…!?』
かほどのスペックがあっても無力
それが死者という事
なお逆に、UC最終回での結晶体ユニコーンは「生命体」でした
匹敵する能力を自由に振るえた
あれこそ正しく"ニュータイプ"でしたね
この時点でミシェルの策は完全終了へ
どころか想定外の惨劇を、傷付けようとしたリタに救われてしまった
ホント立場ないですわ…
ミシェル『……つまらない、話だけど……』
憑き物が落ちたミシェルはすべて話す事に
実は全て彼女の策だった
前回の違和感への回答編なんですね
そしてニュータイプ論か
Bパート シルヴァ・バレト・サプレッサー
ステファニー・ルオ『マウリ中将に繋いで』
香港ではルオ商会の現トップが始動
ミシェルの義姉
第一話の中将、ルオ商会の言う事を聞く軍重鎮に接触
ミシェルは介入を恐れてましたが…?
ジンネマン『あれをモナハンの一党に渡すわけにはいかん!』
前作ジオン名物艦長、その副官フラストが登場
バナージの友達タクヤ・イレイも
敢えて顔を描かず、思わせぶりな演出ですね
彼らもフェネクス争奪戦に参加
彼は一言も発さずキャスト欄にも名前なし
い、いったい何者なのだ…
シルヴァ・バレト・サプレッサーに搭乗
意味は「音もなく放たれる銀の弾丸」といったところでしょうか
サプレッサーは閃光や音を抑える抑制器
連邦が鹵獲、準サイコミュ研究用改装機
UC最終局面でガエルが搭乗
漫画初出のUC-MSVで、紆余曲折の末こんな重要ポジションまで回って来るとは因果
源流はサイコガンダムの量産機
不老不死とサイコフレーム
ミシェル『ユニコーンを形作るサイコフレームは、人の意思を操作系に反映させるシステム』
『でも、それが意思を蓄積する器として機能したら?』
人の意思を受信して動く機械
人の脳波で動くのがサイコマシーン
なら受信した意思をため込めば、人そのものになるのではないか?と
特にサイコフレームは容量が桁違い
イデオンの材質に近いらしい
事実初代以降、たびたび幽霊が出現
ニュータイプが起こすオカルト
それをただの奇跡でなく、どういう現象か分析しているんですね
起きた現象は分析、再現できるはず
必要な思考なのは間違いない
人の意思を、機械に移す事が出来るなら
またその逆が可能なら
人は機械の身体、また別人の身体に「魂」を移して延命できるって事か
Zでもカミーユは言いました
身体を皆に貸すと
あれを技術的に再現できれば不老不死は夢じゃないのかもしれません
クローンも実用化してますし
テーマにした作品も既にある
特に初代ガンダムでのララァ
また特にUCでは、幽霊が続々登場しています
宇宙世紀に「魂」はいるんですよね
特に顕著なのがZ、ZZ、逆シャア
人の心の光を集めて、小惑星を押し返したなんぞオカルトの極致
サイコミュは人の意思を機械に伝える装置
サイコ・コミュニケーターの略
人の意思を増幅するそれは、魂というエネルギーを増幅する装置たりえるのか
その一番スゴいのがサイコフレームだと
ミシェル『ニュータイプとは』
『その魂から発する未知のエネルギーを操り、現実に働きかけられる者』
それがZのハイパービームサーベルであり
ZZの異常なハイメガキャノン
そしてアクシズ・ショック
オカルトですが実例があるんですね
『サイコフレームはその魂が集うフィールド
我々には認識できない
高位の次元と繋がり、時をも操る力を引き出す媒体となる』
『それはこの世界の崩壊を招きかねないから…』
前回で言ってた死者が行く場所
それが高位次元だと
単に、数人の魂のエネルギーを転化してるだけにしては強力過ぎる
人類の力を集めた逆シャアの時はともかく
大きな力の場があるはずなのか
『特異点を消し去る為に…? そんなヨタ話!』
もちろん誰もそんなオカルト信じません
ですが視聴者は別
視聴者は初代以来、オカルトが起きていた事を知っています
それを分析、解明しているんですね
正しいかは解りません
ですがそう考えれば筋は通るか
略『…解体されたって話はウソか!?』
第一話曰く、1号と2号機バンシィは解体
双方監視の上で封印処置へ
まあそれはそれとして
今回の狙いはそれとは別なんですな
それがリタがいった「アレ」
IIネオ・ジオングか
あれは本来、ネオ・ジオング建造時の予備パーツだったそうな
壊れても直せるよう部品がいる
どこが壊れて良いように全部いる
だから一機分あるのね
シャアの再来計画・黒幕モハナン大臣
モナハン『しょせんはシャアの再来計画の失敗作』
『フル・フロンタルになり損ねた強化人間には荷が勝ちすぎたか……』
ゾルタンの副官エリクが交信中
偽・袖付きの黒幕、ジオン共和国モナハン
彼こそフロンタルを製造させた張本人
シャアを模した強化人間を作り、どうも最終的に整形して似せたんですね
ゾルタンは失敗作ゆえ整形してない?
それが似てない理由か
『サイコ・シャードを始め、ネオ・ジオングのコア技術はブラックボック化されていて…
まだ解析が』
『シャアの亡霊に取り憑かれたフロンタルが“この世ならざる知識”で造り出した…』
ネオジオングは再製造できない
だからフェネクスは消し去りに来たんですね
フロンタルはまともじゃなかった
彼はシャアに似せられた為、シャアの残留思念が宿ってしまったとされます
アニメ版はそれが回収される場面も描写
略『制御できぬのではな…』
ただその戦闘力はとんでもないもの
動かないからと捨てるべきか?
モナハンは捨てることを選択しました
そういう点が常識的なんですよね
略『連邦に接収された試作機を、ルオ商会の横流しで手に入れただけだ
失くして惜しいものではない』
今回の袖付きは、エリクやゾルタンはジオン正規軍
彼らに袖付きのフリをさせただけ
連邦にそこがバレたら困る
全て消せと
袖付き残党も所属してるらしいですが
連邦軍ダマスカス・ミシェルの告白
ミシェル『サイコモニターも嘘
袖付きとナラティブを対決させてフェネクスをおびき寄せる為に…』
前回の、コロニー内に追い込む計画が本命
そうすればフェネクスは戦えない
ジオンにはIIネオ・ジオングを渡し、連邦軍にヨナを入れればエサになる
おそらく都合よく雨だった事も
通信妨害粒子の濃さも
全てはミシェルの策だったという事か
だいたいミシェルのせい
『人は死を克服できる!その意味を何故理解しようとしないのです!?』
『サイコフレームに魂を移す方法が判明したら、人はもう死を恐れる必要はない!』
『不自由な肉体を離れ、この宇宙を身一つで飛ぶことだってできる!
それがルオ・ウーミン会長
積年の夢……!!』
あまりにオカルトめいたブリックの擁護
ですがフェネクスは実例
あれは魂が宿ってる
そうでなくても時を操り、光の速さで飛ぶ機体を放置して良いのか?
人の持つ技術力自体が変わりかねない
シンギュラリティか
略『だから人殺しも罪にならないって言いたいなら!』
人類が死を克服する為の尊い犠牲だと?
その考え方が我慢ならないのか
ですがきっと、ミシェルはそこまで外道って訳じゃない
他に手段が考え付かなかったのか
人質作戦しかなかった
『あたし自身の夢でもあった!! だってそうすれば、死が怖くなくなれば…』
『もう嘘つかなくていいもの!』
『裏切ったり傷つけたり
生きる為にしなければならなかったこと全部!
奪う事も…、奪われる事も…
失う事も……』
略『じきに後始末が始まる……』
敢えて責任を取るように叫んだミシェル
赤の他人には分からない話
ですがミシェルは、15歳の時「死にたくなくて」ヨナに嘘を吐いてしまった
きっと以降も嘘をついた
死を克服できれば嘘をつかなくて良くなる
15歳の頃の罪悪感が重すぎるんですね
『それで事件は終結』
略『君は脱出しろ』
エリク『私だけ…、ですか?』
まさにミシェルが言った通り後始末が始まる
苦しむミシェルと対照的ですね
考え事の癖なのか、ペンをいじりながら指示を出すモナハン大臣
機体だけでなく人員も使い捨てだと
『ラプラス宣言が教える真の宇宙世紀、スペースノイドの失地回復の為に……』
モナハンの行動原理は大義
まさに大義の為の尊い犠牲だと、部下さえ使い捨てる命令を下すモナハン
またラプラス宣言はミネバの演説
UC最終回の演説も彼には争いを起こす材料
醜悪さを煮詰めたようなポジションか
原作版UCを思い出しますね
略『失敗作だって見捨てられりゃ傷付くし、腹も立つんだがねえ……』
しかし通信に気付いたゾルタン乱入
エリク中尉不憫な射殺…
言いたい事は解りますけれども
そんなエリク中尉、コミカライズ版はびっくりするほど出番が増やされています
彼女も相当に苦労してた様子
ナラティブガンダムC装備
タマン少尉『ガンダム、メーティスの住民に目撃されちゃってますから……』
略・アマージャ大尉『ふうん…、厚着させて夜逃げってか』
ナラティブはC、サイコパッケージに換装
当然予定になかった装備
ミシェルが用意した「ある資材」を、急場で外装として取り付けたもの
パイロット達は変装用だと判断か
果たしてミシェルの真意は…?
略・フランソン『…ときどき思います
俺がパイロットとして一線張ってやっていけるのは
せいぜい後十年………』
『人生、意外と短けェなって』
パイロットとしての寿命は短い
宇宙世紀で顕著な例は、0083バニング大尉か
彼は39歳で「限界」でした
急激なGなどの負荷でもたなくなるのだと
他にも高機動戦で奥歯を噛み潰してしまったブレイブ・コッドという人物も
特殊な例ならカーティスなどもいますが
『ウェッ! 後十年もこれやんのかよ!勘弁して……』
イアゴ隊長『……だな』
『永遠なんて手に入れたって、人間は持て余しちまう…
あの世と繋がる
本物のニュータイプでもない限り……』
『"深い洞察力と優しさを持ち、人類に再生を促す新人類"』
合わせ、エリクの死とゾルタン出撃が描写
ゾルタンは人為的にNT化されたはずでした
ですが「失敗作」扱いされた
NTは夢物語じゃない、ですがやはりまだまだ手に余るんですね
流した涙は見捨てられた悲しさ?
『だが入り口の前まで来たってだけで、くぐった奴はまだいない……』
『きっと長い時間がかかるんだ……』
『無理に扉をこじ開けたってロクな事にならない
なのに人間って奴は……』
まさに「ロクな事にならない」ゾルタン出撃
イアゴ隊長の考え方は堅実ですね
ただ不老不死はさておいても、ニュータイプの戦闘力は無視できない
それが悲劇が続く一因なのでしょうか
『何故ミシェル様があなたを作戦に引き入れたかお分かりですか?』
『……私は女性を愛しません』
ヨナが黙ってる為か、打ち明け話するブリック
同性愛だからミシェル側近に任命された
ルオ会長は変な虫がつく事を恐れたんですね
彼女と男女関係ではない
ですが大切なんだと言いたいのか
『でも、それだけではない!』
『ミシェル様はあなたに証明したかったのです!
もし魂が…』
しかし言い終わる前に戦闘が始まったと警告
果たして何を証明したいか?
ミシェルの良き理解者なんですね
台詞はインパクトありますが
ゾルタン出撃vs.ゼネラル・レビル
ゾルタン『グルトップ解っているな? ガスタンクを盾にするんだ!』
『ねぐらがなくなったら不便だからな…』
ゾルタンはIIネオ・ジオングで出撃
証拠隠滅に現れた、地球連邦軍ドゴス・ギア級二番艦ゼネラル・レビルと交戦へ
連邦宇宙軍が象徴とすべく建造した巨大艦
搭載MSは何と四個大隊
これ一隻で48機ものMSを運用できるという化け物!
バーミンガム級の子孫!!
ゾルタン、両手計10門の大砲で端から殲滅!!
艦載機も上位機種揃いなのに!?
ジェガンは最新のA2型ですし、リゼルも他部隊の「隊長機」仕様で統一されてします
数も質もトップクラスという精鋭部隊
だというのに次から次へと……
当然ベテランパイロット達が搭乗
機体も操縦者も精鋭であるはず
NTとネオ・ジオングの組み合わせがそれだけ桁外れという事か
『諸君らあんまり生真面目にやってると馬鹿みちゃうよ!!』
なおも屈さず、抵抗を続けたエース機集団!!
対しゾルタンはサブアームを展開
合計六本の腕、三十本の指から一斉射撃して片っ端から沈めてしまいました
その様は伝説巨人イデオンを彷彿
実際、効果音も使ってるとの事
UCのネオ・ジオングは、仏像的な存在でした
自ら動かず敵を圧倒するスタイル
対しゾルタンの場合は、能動的に叩き潰していくのが対照的ですね
UCでは特殊能力が目立ったネオ・ジオング
対し「兵器」としての力か
サイコ・シャードの奇跡
艦隊司令モリ『しかし!? ガスタンクの陰に!?』
マセキ艦長『臨界状態でないならただのガスだ!!』
確かぐいぐい命令してたのが艦長
上座で慎重だったのが艦隊司令
艦長に押し切られる形で、ゼネラル・レビルと僚艦クラップ級は一斉砲撃
ゾルタン母艦グルトップは哀れ消滅へ
猛将というべき判断でした
実際、帰る艦を潰すのは大事
そうすれば推進剤不足でお陀仏になるってもの
MAもMSもすぐ推進剤切れますから
デカいタンクつけてるとはいえ
ゾルタンが発動したのはサイコ・シャード
要は疑似的なサイコ・フレームを発生、共鳴現象を起こすというもの
即ちサイコフレームを増やす機能
これが要、再現不能な技術
かつてアムロと人類が起こした現象を、サイコフレーム数頼みで疑似的に起こす代物か
こんなもん放置しちゃいけない奴ですわ
『くだらんお題目の為に全てを!
全てを犠牲にしてきたッ!!』
ゾルタンもまた戦争の被害者
リタ同様、素養を持っていたが為に人体実験に供された人間なのか
周囲は「大義の為」に彼を改造した
世界を正しい方向に導くと
だが当人はたまったもんじゃない…
『この俺を吸いつくして…!!』
略『奴らに裁きを!!』
ゾルタンの「意思」をネオジオングは再現
ガスタンクを動かし、さっき言った通り臨界状態にして爆発させてしまいます
がスは核融合炉を動かすヘリウム3
これを巨大タンク一本分!!
その火力たるや、630メートルもの巨艦を蒸発させてしまったのでした
溶けて蒸発してしまった……
煎じ詰めれば思った事を現実化する機械
意思をそのまま形にするマシン
それがネオ・ジオング
フロンタルの場合、武器だけ壊したり「世界の終わりを見せる」非常識な奇跡
対しより直接的な猛威なんですね
当人の消耗も相当か
同艦はガンダムUCオリジナルの超強力艦
これが後世に残るとおかしい、という後処理も含めた轟沈だったのでしょうか
バーミンガム級といい散々だぜ……
“リタ"『ヨナ、手伝って』
他方連邦艦ダマスクスも非常識な光景に呆然
相当ありえない現象らしい
ありえたら兵器になりますものね
飛び出したヨナを激しく呼び止めたミシェル
同じように頼まれたのか
すっかり気丈さを取り戻したように見えますが…
『意識みたいなものは残ってるけど、あれはもう「命」じゃない』
『永遠の命なんてないんだ、だから……』
ミシェル『"命が始めた事は命が終わらせるしかない"!!』
同じく聞こえていたんですね
ミシェルもリタが、フェネクスが死者なんだと気付いていた
それが意気消沈の理由だったのか?
もっともあくまでフェネクスのケース
繰り返しますがユニコーンは、本当に「新種の生命」に変わり果てていました
今思えばあれは本当とんでもない
『行って、あたしも追いつくッ!!』
言って渡したのは、回想で壊されたペンダント
三人で分けて持っていたもの
一つにする為に行く!!
また15歳の回想では、ミシェルはヨナとリタを見送る事しかできませんでした
でも今度はそうじゃないんですね
それはヨナを出撃させるという事
あの怪物に立ち向かう為に
ブリックは問い直しましたがミシェルは決然としていましたね
ヨナ共々進む事を躊躇っていない
『こうなるってずっと前に決まってたのよ』
『やるしかない』
『あたし達その為にここにいるんだから!!』
ヨナ『ヨナ・バシュタ!ナラティブガンダム行きます!!』
ヨナは夜逃げ用コンテナを焼き切り出撃
その姿はやせっぽちでした
本作は王道と逆に、どんどんシンプルな姿になっていくコンセプトなのだとか
またフェネクスも出撃し最終決戦へ
出撃BGMはED!!
最高にカッコイイ終わり方だった!!
リタはニュータイプという兵器を欲した軍人たちの犠牲になった
ゾルタンもその境遇は同様
なんて非道な話でしょうか
ですが実際、ゾルタンが大暴れする様を見せつけられると「気持ちは分かる…」のが怖い
もちろんネオ・ジオングあってとはいえ
あれもNTなしでは動かない
ニュータイプは全てを狂わせていくのね
シナンジュ用に開発された外殻ユニット
サイコミュ増幅装置
シナンジュは、サイコフレームを「操縦者の思念で動く」「追従する」操縦補助に特化させていました
対しオカルトじみた能力を引き出すべく開発
ですがバズーカなど、まるでデンドロビウムのような大火力戦をこなすのも迫力でしたね
サイコ・デンドロビウム的な
不死鳥狩りは原作小説版ガンダムUCの外伝
原作はネオジオングは登場しません
そこで「実はネオ・ジオングは、運ばれる途中でフェネクスと戦っていた」というストーリーが展開
原作を補完する外伝として描かれました
NTもこの戦いが肝なのね!!
ゾルタンも本音を吐き出し最終決戦へ
普通に戦っても怪物!!
この戦いの為に、フェネクスは地球圏に戻ってきたんですね
そしてUC勢も出撃
タクヤやジンネマン艦長と共に出撃した黒い機体、果たして誰なんだ…!!
一体どこの誰なんでしょうね!!
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