九龍ジェネリックロマンス 第1話 感想[俺はこの感情が恋と同じだと思っている]ネタバレ
九龍ジェネリックロマンス 第1話 感想
公式あらすじより引用
人々の活気とどこか懐かしい空気に溢れる街・九龍城砦で鯨井令子は、不動産会社 “旺来地産” に勤めている。先輩の工藤発は遅刻の常習犯にして何事にも大雑把な性格だが、九龍の街をこよなく愛している。
ある日、九龍から懐かしさは特に感じないと言う令子に、その魅力を伝えるため街に連れ出した工藤。最後にたどり着いた「金魚茶館」という工藤行きつけの不思議な喫茶店で、令子は店員のグエンに工藤の恋人と間違われる。
ABEMA ANIMEで火曜23時30分より無料配信
レトロな街で起きる不可解な事件
恋した人の恋人が、自分と同じ顔だったと?
彼がキスした恋人とは過去の自分?
タイトルは、今の自分が、過去の自分の“ジェネリック”って事なのかね?
訪れた喫茶店が既に廃墟だとも示唆
なんともホラーな幕切れですね
ジェネリックテラ、仮想地球の中なのか?
作中でも言われる通り懐かしい、昭和の風景が一定の年代に特に刺さる!!
ですがただのレトロでなくホラー
果たして何が起きてるのか
むしろ作中は現代以上の科学文明なのかね
あらすじは素直に読めば普通の内容
令子は工藤の恋人だと間違えられた
しかしその女は令子と同じ顔で、それゆえ間違えられたと描く幕切れ
表情からすると性格は別人らしい
また令子は、工藤に懐かしさを感じる事がある
それは令子が、その女だという証?
記憶をなくしているのか?
ジェネリック・テラとやらの幻なのかね
ジェネリックとは
ジェネリック医薬品の「ジェネリック:generic」とは、英語で「一般的な」という意味を持つ言葉です。
欧米では、お医者さんがお薬を処方する際に、商品名ではなく一般名(generic name)を記載するケースが多く、後発医薬品を「generics:ジェネリック医薬品」と呼んでいます。それが、世界共通の呼称となり、日本でも「ジェネリック医薬品」と呼ぶようになりました。
ジェネリック医薬品は「有効成分」「用法・用量」「効能・効果」は同じでなければいけません
逆に「薬の形や色、味、添加物」などは変えても構いません
以上、東和薬品ウェブサイトより引用
ジェネリックとは後発、基本的に同じものの事
ネットではパチモン、揶揄的なスラング
たとえば仙台銘菓「萩の月」
そのそっくりなお菓子が各社、たとえば「ふわころ」がセブンイレブンから販売
ジェネリック萩の月などと揶揄
本作でもそういう意味合いなんですかね
令子は工藤の恋人と「基本的に同一だけど、性格など少し違う人間」なんでしょうか?
単に工藤が、顔が似てる女に惹かれてるだけというなら普通の話なんですが
顔がほぼ同じなのがホラー
そも町全体が「ジェネリック昭和」
街も人も昔の懐かしいもの、好きだったものを疑似再現した何かだったりするんでしょうか
ジェネリックテラとやらの効果なのか?
九龍城砦
九龍城砦
無計画な増築による複雑な建築構造と、どの国の主権も及ばずに半ば放置された環境から「東洋のカスバ」(アルジェのカスバ参照)、「東洋の魔窟」と呼ばれ、「アジアン・カオス」の象徴的存在となっていた。
wikiより引用
前述の通り風物、人間は昭和の日本
メインキャラも日本人
ですが言語や雰囲気は中国然としてます
そも九龍城砦とは、かつてイギリス領・香港に実在した巨大スラム街のこと
同じ名前、カオスな街という事?
カオスの象徴として選ばれたのかね
冒頭 鯨井令子の朝
鯨井 令子『…………』
朝七時、起きた令子がタバコ吸いながらスイカを食べる一幕
またえらく変わった趣味
またえらくレトロ
目覚まし時計も扇風機もクーラーもポットも
何もかもが昭和の懐かしいデザイン
何か意味があるのでしょうか
にしても冒頭からセクシーである
物語の本質は…、と文字化けしたり
404で接続できなかったり
これまた少し古い
何より見終わったあと見ると「そういう事か?」と考えさせられるオープニングですね
あの写真は恋人さんだったのね
令子、出勤
小黒『おはよ~、鯨井~』
街の風景も懐かしい
ですがニュースは、異様にニコニコしていて薄気味悪いですな
表向きは政府によるもの
実際は蛇沼製薬とやらが仕切ってるそうな
空に浮かぶジェネリックテラ
アナウンサー『すべての人間の記憶をバックアップし
不老不死をも可能にすると言われている
ジェネリック・テラ』
『安全と高度な技術の下、今日も建設作業は進んでいます』
空に浮かぶ世界観にそぐわない近未来的建造物
この記憶のバックアップ装置?
またテラとは地球を意味
後発の地球?
人の記憶というか地球そのものをコピー、バックアップしたデータベースだと?
ただしジェネリック医薬品のように、一部がアレンジされているんでしょうか?
たとえば飲みやすい味にアレンジされるように
人にとって好ましいものに?
鯨井玲子の勤務先、工藤先輩
支店長『今日は珍しく(出勤が)遅いんじゃない?』
令子は昭和な不動産「旺来地産」に勤務、李店長とガサツ男な工藤先輩の三人で運営
キャスト欄はたぶん“支店長”
店長はモブ扱いらしい
名があるのは二人と喫茶店店主のタオ・グエン
それに少女の小黒だけか
鯨井令子『私……、タイムカード間に合いませんでした……』
何故かパソコンはあり、これも少し古めかしい
といっても液晶ですし平成後期くらい
パソコンだけ異様に新しく感じますな
テレビはブラウン管なのにパソコンは薄型液晶
机上の缶コーヒーも昭和チック
工藤『お前はこの黄金のスープに浮かぶ、プリプリの海老餃子に正義を感じないワケぇ?』
うーんすごくCV杉田氏
工藤のせいで遅刻扱いにされ、その詫びに昼食をおごらせた令子
令子は最新のお店に行きたがったも
工藤が古めかしく賑やかな食堂に
工藤自身も「レトロ」ですな
また彼、蛇沼製薬をやたら嫌ってる様子
工藤『そこ最近トップが息子に代わってからなんか信用できねェんだよ!!』
街のあらゆる産業、ゆりかごから墓場まで牛耳っているらしい
基本的に美容会社
社長もオカマっぽい
というかヤクザっぽいですな
ガサツな工藤であるも
工藤『でも、借主の住み心地はよくしてやりてえし……』
住民に寄り添う優しい男
そこに令子は惹かれている様子
基本的に街、特に「第二九龍」エリアは住みにくく老朽化しているらしい
それでも住む人は減らない
対し工藤は街を愛してる
住民もそうだと考え、皆が住みやすいようにと心を砕いてるらしい
業者を使わず自分で壁紙塗り直したり等
子どもが、ケンケンパするためにチョークで地面に輪を書いたところ
奇麗にケンケンパして子供に喝采!!
喝采せよ
この通り「ガサツだけど人気ある男」
それもまた昭和的ですな
工藤『眼鏡のが俺はいいねっ』
冒頭から妙に目に違和感持ってた令子
昼に調べてみると視力が回復
眼鏡を外すと店長は誉め、令子自身も気に入ってるらしい様子だったものの
彼女が期待顔で振り返ると、工藤はこの通り
CV杉田なのに眼鏡属性だと……!?
『懐かしい場所であるべきだからな』
『切れかけの電灯、カビくさい路地裏、うるさい隣人……』
『そのどれもが、何故か無性に懐かしく感じないか?』
『俺は、この感情が恋と同じだと思っている』
『ここに暮らす住人だって同じさ』
『皆、九龍に恋をしているんだ
懐かしい……
この九龍に』
『だから九龍は変わらない、変わっちゃいけない』
新しい店が長続きしない事に不思議がる令子
対し工藤は、みなこの九龍が好きだから意図的に変わらないのだと評します
この街はどこか懐かしさがある
その空気、街に皆が恋している
タイトル回収的なセリフ
そういう風に「作られた空間」なのか?
また冒頭に続きタバコ、仕事中なのに屋上で一休みしてタバコを吸う二人
その空気もまた昭和レトロでした
もはやタバコ自体、レトロの象徴に近いのかも
チェンソーマンもそんな感がありますし
令子『まあでも……、工藤さんには時々感じます、懐かしさ』
工藤『……!!』
せやかて工藤
令子は別に街を懐かしくは思わない
しかし何故か工藤を懐かしく感じる
そう告げると工藤は血相を変えたも、冗談を飛ばしてはぐらかしてしまいました
単に令子に、恋人のそれを感じたか
はたまた何か知ってるのか
これもまた昭和から平成の光景・演出ですね
今となっては身近ではないせいか、ドラマなどでも見られなくなった演出
工藤の作画もまた昭和的でしたわ
工藤『悪あがきはよせよ? 32歳っ』
結局令子、伊達眼鏡にして徐々に奇妙に「眼鏡なし」にしていこうと結論
後から思えば工藤が眼鏡好きだからですかね
彼女が彼を好きだから?
また工藤、街中の数字を見ると触れる癖がある
人の持つクセ
これも本作のテーマみたいですな
『教えてやるよ……、九龍らしさってヤツを♡』
残業を頑張る令子を、工藤は強引に切り上げ
褒美とばかりに黄昏大道にご案内
この街を好きにさせるプレゼンだ!!
要は夜市、屋台街か
散々裏道を経由、秘密基地って感じですね
賑やかな屋台街を堪能する令子
アジアの楽しさって奴だ!!
たっぷり腹がはちきれんばかりに堪能
最後に工藤は金魚茶館、要は喫茶店に案内
にしても隙あらばグラマラス
普段着がチャイナドレス風なのがエッチですね
ジェネリックチャイナドレスか
懐かしの癖、グエンの勘違い
工藤『いいよなあ、そういう癖があるって』
『知ってる癖を見つけたら嬉しいし、思い出せるだろう?』
『その、癖の持ち主をさ』
金魚茶館は名の通り巨大な水槽がある店
店主は工藤を慕っており、令子にスイカをサービスしてくれました
曰く令子、タバコとスイカを合わせるのが好き
聞いた工藤は懐かしい人を思いだします
癖とはその人を思い出させる縁
素敵な考え方ですね
また工藤こそ癖が多い
令子も彼と同じ想いをする事になるのか?
令子『……!?』
この時はただの勘違い
よくある勘違いで済むはずだったものの
妙に意味深な反応をした工藤
やがて空のジェネリックテラに見入る令子
際し工藤は、今日の記念だと言わんばかりに金魚を押し付けて去っていきました
セミに金魚、夏休みの象徴のよう
夏休みは楽しい時間
この空間自体そういう場所なんですかね
町内放送『ただいま、光化学スモッグ警報……』
光化学スモッグとはまた懐かしい!!
その日令子、空室続きの一室の壁を塗り直しへ
ですが空室は、西日がカンカンにあたってクーラーもなくクソ暑いのが一番の原因
意識もうろう、作業ミスでますます長時間化
そんな部屋で丸一日作業し熱中症
そら倒れますわ
また暑いのでTシャツ一枚を縛って作業
なんとまたセクシー
冒頭といいセクシー推しですね
令子『(私……、この人の事が、好きだ)』
最後は駆けつけた工藤が助けてくれ代行
ガサツなくせに優しい
工藤が好きだと自覚する事に
初回にして自覚しちゃった!!
問題はこの先なんですな
あなたがキスをしたのは誰
工藤『……悪い、間違えた』
翌日、金魚茶館を探したが見つからず
事務所に戻ると工藤が昼寝
からかおうと社長の声真似をした令子は、寝ぼけた工藤にディープキスされる事に
そんなに社長が好きだったの…!?
さすが青年誌、濃厚……
すぐ起き、何事もなかったとばかりに振舞う工藤
そらまあ同僚とだなんて大変よね!!
でもそうであってそうでないのか
令子『(なんか私ばっか意識して……、馬鹿みたい)』
その日も残業
同僚、密室、残業。何かが起こるはずもなく…
令子は、あれは先輩的に事故で自分だけが意識していると思ってしまったか
すっかり自己嫌悪
その矢先、“先輩と恋人”の写真を発見
別の意味でショックを受ける事に
別の意味で!!
令子『(工藤さん……、あなたがキスをしたのは、一体……、誰?)』
不思議な事に金魚茶館を発見
写真はかつてグエンが撮った
グエンは令子を、恋人その人と誤解したと判明
改めて、工藤の恋人は自分とそっくり同じ顔をしていたのだと知る事に
際し金魚の死が
また茶館がとっくに廃墟だと描写……?
だから辿り着けなかったのか
工藤は令子を恋人と間違ってキスしたのか
というか本当に別人?
記憶をなくした令子当人?
ジェネリックロマンス
同じ成分を持つ後発の薬がジェネリック薬
転じて同じ人間、記憶をなくした同じ人間がまた恋に落ちる話?
或いはパチモンというネットミーム?
恋人と同じ顔した代替の恋?
そもそもこの世界、街自体が「ジェネリック」な代替品なんでしょうか
昭和、香港のノスタルジー溢れる街
ですが実際の昭和も香港も、治安や衛生面など悪い部分だって確かにありました
そういった都合の悪い部分の多くを切除?
代わりに便利なパソコンなどを付与?
ただ心地よい空間?
要は地球のコピーデータがジェネリックテラ
その中の一部、懐かしさを残して快適さを加味した仮想空間なんでしょうか
ある種のVRなんですかね?
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