狼と香辛料 第14話 感想[少年商人]祭りの街で見え始めた終点 ネタバレ

狼と香辛料 第14話「新しい町と望郷の思い」感想

公式あらすじより引用

ホロの故郷を目指し、リュビンハイゲンからさらに北へ向かうロレンスたち。次の町、クメルスンは大市が開かれ、多くの人で賑わうラッドラ祭が始まる直前だという。その道中、二人はロレンスと同じローエン組合に所属する、若き魚商人のアマーティと出会い、宿の手配などで世話になる。どうやらアマーティは、清楚な修道女姿のホロに一目惚れしてしまったようで――。

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第三章「若き魚商人との決闘篇」開幕!! 魚が美味な祭りの街

狼と香辛料 第14話 感想

ロレンスがノーラに熱を上げた二章から、アマーティがホロに一目ぼれした三章へ!!

いよいよゴール・ヨイツが視野

ヨイツ到着まで描かれるのか?

ですがその事が二人の亀裂

前章に続き、ホロが気遣うのがギャップですね

曰く人の寿命は短いから

ロレンスを巻き込む事に躊躇し始めた

当初は平然と巻き込み、今度は心配して別れようとするホロ

ある意味仲が深まった証か

しかし商人同士で決闘篇?

騎士云々ってのはその前振りだったのかね

ロレンスも「街住み」の同郷と再会

どうも同郷同世代で、一足先に行商人を卒業して家庭も得たというコールが登場

ある意味ロレンスが目指す姿か

ロレンスも彼のようになりたいと思った?

ただ当のコールも、自由な行商人に戻りたいと思っているのも因果ですね

彼は間違いなく成功者であるものの

その分、負うべき責任も増えた

どうにも隣の芝って奴でしょうか

目的地ヨイツは未だ五里霧中も

あいにくホロは場所を忘れてしまった

ですが温泉街ニョッヒラを思い出した

そこまで行けばホロの足で二日、馬車で一か月、季節によっては数か月かかる?

今期はそこまで行けたら終わりなのかね?

しかしニョッヒラも不穏

曰く異教徒の街も、司祭たちがお忍びで訪れるほど人気の温泉街

いかにも鉢合わせしそう

温泉では隠し難いですし

いよいよ教会と激突するんでしょうか

それが今期クライマックス?

冒頭 修道女ホロ

ロレンス『"布教するつもりはない"、という意思表示なんだ

これまで修道女のフリをすれば難を避けられた

ですが教会の力が弱い北部に到達

この地では修道女を、布教してくる鬱陶しい存在だと思う異教徒が混在

そこで騒動除けなワケか

クメルスンはラッドラ祭の直前

ホロ『主は、こういうわっちが好きなんじゃろ?

あざとい、さすが賢狼あざとい

女らしいポーズをとってみせるホロ

ノーラとの事で好みを学んだ賢狼

というか基本ホロの扱いが軽いのは、ロレンスの好みじゃあないから

度々ホロは美少女扱いされるものの

なのに進展しないのはそういう…

でもこういう馬鹿話も気に入ってるんですな

ホロ『思えば、主は一度騎士になってくれたか』

略『これからも大事にしてくりゃれっ

これからも、とここでは言ってたのに……

ホロも守られたい願望もあるし

前に彼女を狩ろうとする連中に地下で追いつめられ、庇われた時は思う事あったとか

とまれ色気より食い気

そう思っているものの

今章はとんだ色恋沙汰になるんでしょうか

アマーティ君、不憫な子……?

若き商人アマーティとの出会い

アマーティ『なんと素晴らしい偶然!! 私もローレン所属なんですっ

道中、子供にしか見えない若い商人と邂逅

彼もロレンス同郷たちのローレン商会所属

しかしはしっこく、魚売りの隊商を率いる?若き成功者らしい

近くの淡水魚、鯉などを大規模に取引

それもロレンスとの話から、また新しく着想するなどアイデアマンなんですね

その彼がホロに一目ぼれ

自分の方がふさわしい的な騒動になるのか?

やめて!! ホロの為に争わないで!!

アマーティ『私も南出身の正教徒ですから♪』

どうも惚れた一因は、修道女であるから

ホロがお淑やかそうに擬態した為、まんまと騙されてしまった可哀想な青年

ざぁんねん!あなた騙されちゃったのよ!!

ただ正教徒は"邪神"を嫌う

キリスト教のように、唯一神の教義ゆえ「ほかの宗教」を否定し邪神と扱う

キリスト教があちこちの神様を悪魔扱いしたようなもの

ホロとも基本相容れませんが……?

クメルスンの街に到着

街は“異教徒"の祭りの最中なのか、ワラの巨大人形が多数飾られています

まるで新潟県新発田市の藁馬ロシアの祝祭「マースレニツァ」みたいですね

きっと盛大に燃やすのでしょうか

その日、街は炎に包まれるのだ……

商売の手紙、字が読めないホロ

ロレンス『手紙一枚に入る情報が、本当に運命の分かれ道だなあ……

丁度、ローエン商会経由で大遠征への手紙も

あの鎧暴落を伝える手紙

先に受け取れていれば……

もっとも、失敗し密輸をやったからこそノーラが幸せになれたと思えば因果

ロレンスが損したから幸せになれた人もいる

人生、何が役立つか分かりませんな

『密輸』をしました

だから気に入った!!

ホロ『覚える文字の種類が多すぎる!!』

また、文字の読み書きができないと判明

わかる

後々行き違いの原因になりそう?

それとも「ホロが読み書きできない」と知った事が二人を救う事になるのか?

ホロが書いた偽手紙とか届きそう?

アマーティ手配の宿は料理も絶品

ロレンス『アマーティが見たら、詐欺だとわめくかもなっ

食堂で健啖家っぷりを示し呆れさせるホロ

今日も元気だ魚が美味い!!

実際、鯉ってのはびっくりするほど料理法があってうまい魚ですよね

鱗を揚げた奴も触感が良くていい

ロレンス『明日の朝、どうなっても知らないぞ~』

ここの酒、どうも故郷ヨイツの酒に似ていた

カパカパ吞んだホロは二日酔いに

いっそ迎え酒を飲んで三日酔いにしてはどうだろうか?(提案)

故郷が近い証なんですかね

寒い地方は酒も強い

そのもっとも端的な例がロシアでしょうか

町住み商人マルク・コール

コール『それでも嫁と子供と、腰を落ち着けて商売ができるってのは良いもんだ……

同郷、同世代らしいコールを頼るロレンス

彼も麦商人らしい

ロレンスは釘を仕入れてきて売るのでした

どうも大遠征中止=鎧暴落=金属需要減により、釘が安く仕入れられたらしい

そして北部は雪対策補強で釘が必須だと

ただでは起きてなかったのね

ある意味、ロレンスがなりたい姿

とはいえコールも苦労してるらしい

苦労しつつも独りでは商売を回せず、弟子をとる必要があるほど儲かっている

ロレンスも今期で店を得て万々歳…?

コールはCV小石力也さん

実にお父さんみがある

もしくはうしおととら

そうだよね鳴海お兄ちゃん!!

ようやく「故郷」が見えてきたも

ホロ『わっちはいかんなぁ……、どうしてもわっちの物差しで物事を考えてしまう

ロレンス『おい……!?

ホロ『主らは、わっちが瞬きをする間に年老いてしまうからのう

『そんな短い生涯の中の一年はとても大事じゃ、どうしてもそれを忘れてしまう……

 当たり前のことを忘れておったのは

 わっちの方じゃ

『主のそばは居心地が良いからのう……

ひとまず温泉街ニョッヒラが目的地となるも

そこから雪道を馬車で一か月は遠い

そうロレンスが悩むと、ホロはそこからは独りで帰ると気遣ってくれるのでした

身を引こうとし始めたホロ

この溝解消に、ロレンスは何ができるのか

次回、第15話「鳥の羽と不思議な鉱石」

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