九龍ジェネリックロマンス 第4話 感想[ジルコニアン]二人の自分は出会えない ネタバレ
九龍ジェネリックロマンス 第4話 感想
公式あらすじより引用
香港で一躍有名人となっている、蛇沼製薬社長であり蛇沼総合メディカル院長でもある蛇沼みゆきは、グエンと共に変装姿で九龍を探索していた。現在の九龍と鯨井令子の存在に違和感を感じている蛇沼とグエンは、令子の近くにいる工藤にも興味を持ち始める。一方、令子は工藤や楊明と一緒に、小黒の引っ越しパーティを楽しんでいた。その晩、屋上でタバコを吸いながら工藤は令子に空に浮かぶジェネリックテラが輝く理由を尋ねる。
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第二九龍の異常、令子の正体その一
鯨井Bを殺したのは工藤だった
後半、異様な圧を発していたのも納得
妙な態度は罪悪感なのか?
蛇沼社長も案外把握しておらず、調査へ奔走してるのが好感もてますね
ある程度は科学、その先にファンタジー
入り混じるのが不可思議で面白い
九龍の日常、非日常入り混じる雰囲気同様か
レモン大盛りがまだ癒しだった……!!
鯨井令子、その正体はクローン?
当初蛇沼達はクローンと思ってたらしい
彼らが研究するジルコニアンだと?
しかしクローンならホクロは再現されない、別の何かではと推測しはじめます
クーロンでクローン
完全にダジャレだ!!
想定してしかるべきだった!!
実は既に九龍、第二九龍はこの世にないらしい
第一話、喫茶店の廃墟は「現実」か
劇中の第二九龍は既になく、どうも「街の幽霊」とでもいうべきものだと?
街とその住民の幻像が、街跡地に闊歩している
小黒の「九龍を去った記憶」も納得
そして外から“本人"が訪れると、住民は消滅
グエンが消えたのも"本人"が訪れた為なのか?
冒頭 ここは「第二九龍」
工藤『やっぱり九龍取り壊す計画があるみたいッスよ』
鯨井B『まあ~、スデに一度なくなっているからね~』
『1994年に、一度解体されているのよ』
今回は、工藤配属から二カ月時点の回想
あの屋台小路で彼の歓迎会
際しこの街が、史実通り1994年に解体された九龍城砦の跡地であると明言
その後再び作られた第二九龍なのだと
確かに初回、第二九龍と呼ぶ場面はありました
てっきり地区的な話かと
鯨井B『みんな心のどこかで帰りたいって思ってるからじゃないかしら?』
『"懐かしさ"に……』
『だから消したくても消せないのよ
……なんてね?』
昭和が古き良き時代と呼ばれるのと似た話?
また本作、ジェネテラという超科学が存在
現代より未来の物語なのか?
建物など古びてるのも、再建からそれだけ日数が経った証なんですかね
てっきり架空の2000年代あたりが舞台かと
鯨井B『"工藤君って年上に可愛がられるタイプよね"って
私が言ったの、覚えてる?』
やがて工藤後輩がどきまぎしてると、鯨井Bが彼にキス
出会って二か月目に交際し始めたと
爛々ムンムンしていたな色気がよォ!!
現在の健康的でかわいい令子と別物
鯨井令子は敢えて聞かない
令子『ここは……?』
工藤『俺んち』
ご丁寧に少年跳躍まであるぜ!!
再び現在、前回ラストでブッ倒れた令子は工藤の部屋にお持ち帰り
工藤はベッドを譲り椅子で座り寝
さっきまでのアダルトさと対照的ですね
令子さん大事にされてらっしゃる
工藤『話すか? 俺が知ってる"鯨井令子"のコト……』
令子『!!(……聞いたらダメ…!!)』
『いいです……』
工藤『マジで?』
先輩、リアクション軽くない?
令子が過去を聞く事を拒否し話は終了
令子はなぜ倒れたのか
前後しますがクローンゆえ、身体の不具合みたいなものが起こったのか?
ただ視力は元に戻ったらしい
びとまずは一時的な不調止まりか
令子の正体、"第三の九龍"の異常
グエン『俺の偽物も蛇沼のこと口説くに決まってる!!』
ある日、変装した蛇沼とグエンが散歩
際しグエンは「令子のように、もう一人の俺も蛇沼を好きになる」と心配
するとガチで恋人同士なんですな
前回はガチ事後だったか
グエンさん素顔は可愛い人なのね
グエン『この九龍は俺の知ってる九龍じゃない』
『違和感は他にもある』
略『なんか粗末って言うか……』
粗末な方が「懐かしい」からでしょうか?
ここは第二九龍が再現された謎の街らしい
物理再建された第二とは違う不可思議な「現象」だと
三年前の目薬が新品で販売
またかつてグエンが作った猫小屋が、作られる前の状態となっている
そして「粗末」だと
三年前の九龍の再現?
ただそれならグエンもそう言いそう
すると違うのかね
鮫沼『クローンにホクロは再現されません』
グエン『えっ……、それじゃ彼女は?』
令子は、九龍の街そのもの同様に「不可思議な何か」が復元した存在なのか?
先日、令子を適合者カルテで確認していた蛇沼
二人は令子をクローンと想定
しかしクローンにはホクロは出来ない、彼女は別の何かではと考え始める事に
元締めではなかったの?
アンタが作ったクローンではないのか?
クローンなら製薬会社絡みも納得
また視力回復は、"新品の体になったから"だと考えればこれも納得
声なんかが若いのも同じ理由かね?
蛇沼『愛した人間と同じ容姿、声、体温を持ち、生前と変わらず自分に好意を寄せてくる……』
『なのに愛し合った想い出はないという』
『それは一体……、どれほどの絶望でしょう』
蛇沼は工藤が絶望していると分析
前回の令子が嫌いだとか、同じくグエンが嫌った事の補強か
令子が令子であるだけで苦しめている
解放する手段は……?
令子は「絶対の自分」になりたい
令子『聞いちゃったら……、なんだか「自分」が消えてなくなりそうだったから……』
夜、小黒の紹介で仕事を得た楊明と飲み会
際し令子は現状を整理
そして鯨井Bについて、工藤に聞くと「自分」が消えそうで嫌と説明します
令子が目指す「絶対の自分」を阻むって事かね
楊明『絶対の私……?』
令子『何か行動して後悔しても、その時それが自分の中で絶対だったのなら』
『それは「私」として間違っていないと思う』
『絶対っていうのは
自分を信じて突き進むってコト』
『たとえ一瞬でも「私が私である」と言える自分になりたい!』
その時その時、常に「正しい」と思う選択をしていきたい
そして過去を聞くのは「ダメ」と直感した
だから聞かなかったんですね
自分の正しさに反するから
また過去、鯨井Bがどういう人間だったかという事
どんな人柄、どう死んだのか
聞けば影響を受ける
ただ工藤を好きな事が、"鯨井Bの気持ちを引き継いだのでは?"と疑うように?
自分を疑ってしまいかねないのか
それじゃ「絶対」になれないんですね
たとえば夏休み、宿題せず遊ぶことは後ろめたい
それが間違いだと思ってるから正しくない
それはダメ
そうじゃなく「今はこれが正しい」と思う事をやり続けたい
割と、後から見れば失敗だったって事になるけれども
それでも「正しいと思うこと」を信じたいのね
思う自分を信じたいのだと
クローン人間「ジルコニアン」
楊明『それってクローンって事?』
略『ジェネテラ計画の裏でクローンの研究をしてるって……』
略『ジルコニアンって書いてあったけど』
令子『ジルコニアン? 人口鉱石のジルコニアにかけてるのかな?』
楊明『じゃない?』
『あ、今日のあたしのピアスもジルコニアだよ♪』
令子『人口鉱石……? フェイク・ダイヤモンド……?』
『初めから偽物として作られていたのなら』
『偽物が本物になりたいだなんて思うのは、やっぱり高望みなのかな……?』
楊明がネットで見た、蛇沼製薬が絡むクローン「ジルコニアン」計画
語源はフェイクダイヤ・ジルコニアらしい
ジェネリック人間か
令子は鯨井Bの外観を再現したクローン?
だから皺があっても歴史がないと
でも何故一般人のクローンを?
製造テスト?
楊明『世の中にしょせんフェイクはフェイクだっていう人はたくさんいるけど……』
『私みたいに
偽物の輝きに本物の輝きを感じる人間もいるってコト
忘れないでね?』
それもまた「本物」か
偽物だろうとも、独自の良さがあるという事だと?
楊明はピアスがジルコニアだと説明
でも自分は好きなんだと
好き嫌いには真贋さえ関係ないのか
令子は工藤に嫌われているも
本物とはまた違う本物へなれるのでしょうか
令子、"鯨井B"への想い
令子『あの部屋はあのまま残しておきたいって思うんだよね……』
略『鯨井Bの為……?』
楊明『えー!? だって彼女もうこの世にいないのに!!』
令子『そうだけど……』
『だから残しておきたいっていうか』
『あの部屋は、鯨井Bの欠片の一つなんだと思う』
『なくなってしまったら
彼女の存在が
この世から完全に消えてしまうような気がして……』
『その怖さは、私ちょっと解かるから 』
自分という人間がどこにもないという怖さ
自分が偽物と知った当初の辛さか
翌日令子は、楊明の勧める転居を辞退
要は楊明、過去を捨てろと助言
しかし令子は、鯨井Bがいた痕跡を残してあげたいと忠告を辞退
うっかり立ち聞きした工藤は、令子に少し優しくなったらしい
鯨井Bを尊重してくれる事?
大切な人を大切にしてくれたからでしょうか?
この時、楊明は瓶コーラを購入
自販機についた栓抜きで器用に栓抜き
そうそう昔はこんなんでしたな
扉で隔てられた工藤と令子
令子は扉に手をあて、工藤は当てずに互いを想い合ったらしい場面も
いまだ死んだ令子、鯨井Bに囚われた工藤
彼は死んだ鯨井Bに執着
その鯨井Bを尊重した令子に好意を持った?
小黒の引っ越し祝い
工藤『あの……』
楊明『何か……?』
略・工藤『別に? レコぽんがあの部屋を嫌だったら出ればいいんじゃね?』
令子『嫌じゃないから出ませんっ』
楊明『むーっ』
結局小黒に引っ張られ工藤も参加
いい機会だとばかりに彼にあたる楊明
楊明は全身整形し過去を捨てた、令子にも過去を捨てましょうと勧めています
過去に縛られた工藤に厳しい!!
レモンチキンのレモンばかり押し付けてた!!
なんて解りやすい嫌がらせ
(レモチキください)
工藤『お前、隙だらけなんだよ』
しかし令子が蛇沼に言及した途端、工藤の雰囲気がガラリ変わってしまいます
そもなぜ蛇沼製薬を嫌いなのか?
ただお前は隙が多いとはごもっとも
でも隙云々は、鯨井Bにも言いたかった事か
また初々しさは昔の工藤まんま
令子の性格が、昔の工藤に近いよう見えるのは何かあるんでしょうか
昔は工藤こそキスされる側でしたし
ジェネテラはなぜ輝いて見えるのか
令子『ジェネテラが輝いて見えるのは……、期待してるから?』
工藤『期待………』
令子『皆、ジェネリック・テラに期待してるから
きっと光り輝いて
魅力的に見えるんだと思います』
何故か不穏な雰囲気で問う工藤
対し屈託なく答えた令子
懐かしさと対極的な概念でしょうか?
期待とはこれからへの希望、令子の在り方に重なる感じですね
しかし未だニュースが語る「バックアップ」「不老不死」の話止まり
ジェネテラとクローンの繋がりは?
記憶の保存と肉体の複製による不老不死?
工藤『俺が……、期待を?』
『この夏の九龍はどうかしてるぜ』
日頃、ジェネテラには好意的な工藤
そこに理由付けされた困惑か
実際過去に縛られた工藤が、期待だなんて矛盾しているように感じます
それとも工藤は、ジェネテラが何の施設か知ってるんでしょうか
そんなものに期待するおかしさ?
不老不死など望むガラでもないし……?
九龍の異常、二人出会うとどうなるか
蛇沼の部下『お連れしました、今から九龍敷地内に入ります』
本物の陳さん『よ~、なっつかしいねェ~♪』
一方、蛇沼の執務室
今、九龍に住んでいる陳さん『(健康診断でひっかかるとか)勘弁してくれよ~
この通り
ピンピンしてんのよォ~?』
電話口の蛇沼の部下『(陳が敷地に)入りました!』
鮫沼『!?』
目の前にいたはずが、忽然と消える九龍の陳
略・蛇沼『……これは想定外の展開です♡』
本物のグエン『そもそも想定できるような場所ではないだろう……?』
後日、蛇沼は住民の陳さんを使って実験
どうも九龍は「現実」では廃墟
廃墟に本物の陳を招きいれると、九龍側の「陳」は忽然と消えてしまいます
蛇沼曰く想定外だと
最悪、住民は丸ごとジルコニアンなのか?
多くが無自覚なクローン?
でも忽然と消えるってどういう事!?
鮫沼『おそらく第二のあなたはもう存在しないでしょうねえ』
『安心しました?』
本物グエン『すっごく♡』
いい笑顔してんなあグエン!!
どうも現在、第二九龍は存在しない
第一話のように既に廃墟
なのに中に入ると、昔のままなんだと
まるでファンタジーですな
仮想現実とかじゃなかったのか
冒頭、懐かしさが九龍を再現させたと言及
現在の第三こそまさに?
街を離れた皆が懐かしく思っている
その思念が再現した街?
おそらく本物のグエン来訪で消えた
第一話のはジルコニアンか
もう出てくることはないんでしょうかね
蛇沼『問い合わせ中です』
現時点では蛇沼が調査中
もし工藤が「本物」なら、偽物だらけの世界の異分子って事か
当初は令子こそ異分子も
この街では彼女こそ多数側なのかね
工藤は「本物?」
工藤は何らかの理由で鯨井Bを殺害
第二・九龍が壊され帰国?
やがて工藤は「懐かしく」なり、廃墟の九龍に入ってしまったんでしょうか?
そしたら昔のままだったので満喫してると?
それが現在の彼なのか?
古い項目を置き換えるかという表示
また街が変化したのか?
グエンが消えた時、彼の家も消えたように
陳さんのエリアが消えてしまった?
グエン『何かの間違いさ……』
やがて鯨井Bの死因を、蛇沼と令子が並行して傾聴
グエンは工藤を信頼し信じない
しかし当の工藤は受け容れ切っていた
何故そんなことに……
工藤が妙に不穏なのは、自分が殺した恋人と向き合わされているからだったのか
ましてや、その令子に再び好かれるなど罪悪感でおかしくなりそうだと?
回想では初々しく恋をしていた工藤
何がどうなって殺すなんて……?
次回、第5話
九龍ジェネリックロマンス 感想 2025年4月
※以下サブタイは便宜名です
九龍ジェネリックロマンス 第1話「懐かしの街・九龍城砦」
九龍ジェネリックロマンス 第2話「過去がなかった女と過去を捨てた女」
九龍ジェネリックロマンス 第3話「嫌われる女」
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