【推しの子】第1話 感想[アイの本懐]ネタバレ

2023年6月29日

【推しの子】第1話「Mother and Children」感想

公式あらすじより引用

産婦人科医・ゴローの前に現れた患者は、推しのアイドル・アイだった。ショックを受けながらも医者として彼女を支えるゴロー。だが出産直前、ゴローは何者かに襲われ…!?

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公式サイト公式ツイッター(外部)

https://twitter.com/anime_oshinoko/status/1646226687619907585

芸能界はウソの世界、ウソつきアイドル・アイと"推しの子"

他人を愛せず、愛したいと願ったアイは「愛する」事が出来て死んだ

せめて願いが叶ったのが切ない

また彼女は我が子の幸せだけを願ってた

ですが彼女の死が、我が子=主人公を復讐劇に進ませるのが因果

作画的にも文字通りの劇場版級ですね!!

重曹を舐める子役が癒しでしたわ

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配信後最新話一週間無料

初回のみ時間の都合から配信チャンネルが別

他番組と兼ね合いがありますもんね

アニメ化前からTVで話題、先んじて劇場公開ありetc、集英社が力を入れてるのが伝わる企画

制作元は動画工房なのが少し意外

意外ですが大好きな制作元なので期待

期待以上の作画でしたわ

直球タイトルの転生モノ

転生モノ、好きなアイドルの子に転生するボーナスステージな初回!!

また前世のトラウマもポイントなんですね

ルビーは転生後、前世のトラウマを克服

アクアの方も…?

金とパワーゲームの「業界」モノ

芸能界はカネと力関係、ネットなどもテーマに「汚い」のが下世話に面白い

汚い部分に赤裸々

その点がアイドルものとして異質ですわ

アイドルのアイは…ですけれども

犯人を追うミステリ物

アイを死なせたのは孕ませた男、主人公の実

ブラックな復讐ミステリとしても面白い!!

様々な要素をこれでもかと満載

なるほど面白いですわ

作画「クズの本懐」横槍メンゴ先生

作画と原作は別々ですが、16歳妊娠やダークな面は横槍先生の持ち味って気がします

原作はかぐや様の赤坂アカ先生

ボケの勢いが流石って感じ!!

そして「プロローグ」の終わり

アイドル・アイが軸の赤子編、プロローグに幕

転生者である主人公双子は高校生

一時間半SPも納得の一区切り

復讐劇というテーマを提示、どうやって追うのかが楽しみな第一話でした

最後が愛でいっぱいなのもズルイ…。

冒頭 芸能界で「嘘」は武器

主人公・吾郎『この物語はフィクションである――…

『というかこの世の大抵はフィクションである

いきなりぶっちゃけた!!

冒頭はアイドル「B小町」武道館ライブから

華やかな画面と裏腹に厭世観なモノローグ

何故なら世の中、みんなウソをついているからだと

誰だって本音を隠し飾り立ててる

アイドルの絶対領域と一緒に語るには重いテーマであった

『この芸能界せかいにおいて嘘は武器だ』

公式キャッチコピーでもある言葉

こと芸能の世界で「ウソ」は武器

ファンを気持ちよく騙す仕事

複雑な気持ちですがもっともな話

そしてテーマなんですね

『究極美少女の16歳・アイ!!』

活動開始から四年、ようやくテレビなどに出る事が増えた

曰く"ようやく世間に見つかった“!

ファンの鑑な発言ですね

絵面はともかく!!

看護婦さん『なんで患者の病室でアイドルのDVD流してるんですか…』

くそういい声でツッコまれた!!

場所はクソ田舎の病院、武道館など望むべくもなくというお話

今時ブラウン管TVなのが田舎って感じですね

とてもSDGSですわ

吾郎『"美しいものを見ると健康に良い"』

略・看護師『ただの布教活動ですよね?

そんな喋ると残念になるイケメンが主人公

田舎住まいの医師・雨宮吾郎

冒頭からライブ作画が鮮烈でしたね

動画工房社の全力作画

さすが集英社は金かけてくれる…

吾郎『アイの活動休止だとー!?』

そんな吾郎へ寝耳に水

推しの活動休止!!

これ以上の悲劇があるだろうかッ!?

あるにはある!!

看護婦『16歳でしょその子』

『ロリコンですね

吾郎『それだけは言うな

視聴者を虐殺するの止めてもらえませんかね!

なにぶんテーマがテーマ

言葉のナイフが鋭い

吾郎をドルオタに変えた「患者」

吾郎『理由があんだよ、理由が!』

『俺は研修医やったのもこの病院でな……

曰く四年前まではアイドルに興味なかった

入信は研修医時代にあたった患者

彼も布教活動を受けたのか

吾郎『その頃も、今みたいによく患者の病室でサボってた』

看護婦さん『働け

さっきからツッコミに容赦がない

重い話にコミカルなツッコミ

患者「天堂寺さりな」が運命を変えたのだと

回想・さりな『何より顔がいい…』

『生まれ変わったらこの顔がいい~♪

略『"もし芸能人の子供に生まれていたら"って、考えた事はない?

遺伝による容姿、コネクションを使いたい

芸能人になる最短路だと

年に見合わぬ考え方

ですが彼女は、"考える"くらいしか娯楽がない子だったんですね

彼女は「生まれつき」病で苦しんでいた

生まれへのコンプレックスか

さりな『先生好き!結婚して♪」

吾郎『社会的に死んじゃうから勘弁して……

洒落にならない冗談であった

もしもしポリスメン?

実際、年上への憧れと身近で親しみやすいイケメン

本気でも不思議じゃないかもですが

吾郎『16歳になったら真面目に考えてやるよ』

さりな『16か…、……先生いじわるだね

吾郎『現実的なプランだろ

彼女はほどなく病死、退形成性星細胞腫

星型の細胞から発生する腫瘍だそうな

享年僅か12歳

そして、推していたアイも当時12歳だった

現在・吾郎『生きてたらアイと同じ16歳』

『彼女が好きだったアイドルと、さりなちゃんを重ねてみてたんだろうな

『彼女が夢見た道を歩く、その姿を見届けたいだけなんだよ……

看護婦『なるほど……

『結果ロリコンって事ですね

看護婦さん厳しくない!?

たださっきの子、さりなちゃん同年齢と言われるとロリコン感が増しますね

また「16歳の子をいい大人が推す」

外野からすればキモい

辛辣な第三者視点ですわ

癖になりそう

看護婦『でも、そのアイって子が付き合ってって言って来たら付き合うんでしょ?』

先生、話をそらして退場

ファン心理って難しい

ですが思わぬ形で「試される」んですな

試される大地だったのか

推しが妊娠して受診に来た件

吾郎『……っと、星野さんは初めてですね?』

初めてだろ力抜けよ

休憩終了、産婦人科の仕事に戻る吾郎

施設育ちの16歳が妊娠

タイトルから察せられましたが生々しい

後見人の男性『先生、どうなんでしょう……』

『ものすごい便秘、という可能性は……

吾郎『だとしたら死んでますね

“患者"『そっちは順調! 今日も問題なかったよっ!!

早々に熱い下ネタをぶちかましたのは星野アイ

推しが妊娠して受診に来た件

タイトルになりそう

ステージを降りると、なんともざっけない子なんですな

型破りでむしろ可愛い(妊婦)

見間違えるはずがない

特に瞳孔が星型してるのが強烈ですね

キャラデザとして大胆

極めて個性的なのは間違いない

吾郎『準備ガアルノデ、オ待チ下サイ』

とりあえず独りになって死ぬほど動揺する吾郎

神はどこまで僕らを試す

試されている!!

信仰が!!

吾郎『(ちょいちょいちょいちょい!?)』

略『(推しのアイドルが妊娠しとるー!?)』

神は死んだ!

もとい妊娠した!!

盆と正月と黙示録が一遍に来る吾郎

推しを見間違えないファンの鑑

ちょい連発にリコリコを思い出しますな

後見人『相手の男は誰なんだ…』

アイ『それは……

えっへへ、ナーイショ♡

吾郎『(内緒かぁ~!じゃあ仕方ないけどー!!

内心「ゲボ吐きそう」と思いつつも屈する吾郎

可愛いは正義がすぎる

そんなこんなで仕事はちゃんとやりました

プロの犯行ですわ

アイ『双子……』

受診結果にきらきらするアイ

ただ産むと即断はしませんでした

彼女だって悩んだのか

言動以上に思慮深い人なのでしょうね

男と子供がいるアイドル推せる? 

ニュース『次のニュースです』

ちょうどアイドルの結婚報道がニュースに

しかもファンがいた

タイムリーがすぎる!!

ファン『待て!今死ねばワンチャン、アイドルの子として生まれ変われる…、のでは!?』

相方『考えがキモすぎる……

ですよねー

あらかじめ「キモい」と明示しておくのがいい前振り

続く台詞も核心的でしたわ

『でもさ、男と子供がいるアイドル…、推せる?』

吾郎のモノローグ『君に好きな男がいても、僕は君を応援し続ける

 でも君が子供を産めば

 より高みにはばたいていく姿を見る事は

 出来なくなるんだろう

『ファンの意見てのは面倒だよな

『そう思うだろうさりなちゃん

推せると言い切れるファンの鑑

ですが客観的に、推せない人がいて芸能人生が終わるのも解っている

そこが悩みの種なんですね

冒頭、推しが世間に認められ嬉しかった

世間から消えるのは悲しい

そこが嫌なのね

アイ『あ、先生』

なんて独りごちていると当人登場

曰く社長の勧めで、目立たない&知ってる人がいない田舎へ受診に来たらしい

田舎だから星が奇麗

目に星がある人が言うと一味違いますな

吾郎『…東京だと人目に付くから?』

アイだと解ったと打ち明ける吾郎

実際、鉄腕DASHのようにアイドルが田舎に行く企画ってたまにあります

田舎だと解らないのは珍しくない

社長の判断は賢明でしたね

『やっぱあふれ出るオーラは隠せないねェ♪ 困った困った♪』

吾郎『(自信がかわいい)

CV高橋李依さんかわいい

立派に“主役"ですわ

ゴローちゃん内心素直すぎない?

嘘はとびきりの愛なんだよ? 

アイ『やめないよ?』

アイ、アイドルは辞めないと当然のように断言

曰く「家族に憧れていた

だからさっきキラキラしていたんですね

何を思って"した"んでしょうか

アイ『そう…、公表しない♪』

『アイドルは偶像だよ~? 嘘という魔法で輝くイキモノ!

『嘘はとびきりの愛なんだよ?

『子供の一人や二人隠し通してこそ一流のアイドルっ

 ウソにウソを重ねてぇ

 どんなに辛い事があってもステージの上で幸せそうに歌う楽しいお仕事♪

闇が深い

光を背に顔を陰へ、不穏でいい演出でしたわ

ファンが見たくないものは見せない

そうすればファンは幸せ

それが「愛」か

吾郎は「推しが羽ばたけなくなるのは嫌だ」と述懐

そうしたファンの希望に応えるのが愛なんだと

奇しくもアイだけに愛

そして「嘘は武器」そのものなのね

嘘をつくから羽ばたける

アイ『……でも、幸せってところだけはホントでいたいよね』

『みんな気付いてないけど、私達にも心と人生があるし

『母親としての幸せと…、アイドルとしての幸せ

 フツーは片方かもしれないけど

 どっちも欲しい!

『星野アイは欲張りなんだ♪

さっきと対照的に、"眩しく"描かれたアイ

改めて惚れ直す吾郎

曰く一番星のように眩しい

図太く汚く、なによりいきいきとした人間的な魅力にあふれていたのか

偶像としてでない人間としての本音

ファン冥利に尽きるってもんですわ

吾郎『"和解"した』

モノローグ『医者の僕と、ファンの僕の意見が一致した……

歴史的和解

かくて医者として産ませてみせると約束へ

医者は患者の希望を叶えたい

当初、ゲボ吐きそうと思ったり「推しの妊娠が嫌」という嫌悪感も持っている

その上で言い切れた先生つよい

吾郎のモノローグ『君の幸せがそれだって言うなら従おう』

『だって君はどうしようほどアイドルで…

『僕はどうしようもないほど君のファンだ!!

惚れたら負け、恋の奴隷だなんて言うものの

アイドルとファンもまた然り!!

ややキモい笑顔が、本懐だと象徴していましたわ

もちろんこれはゴローさん流の考え方

奇しくもそう早々に証明されました

吾郎『ウチの病院では偽名使おうか』

アイ『うんっ

吾郎『キミの場合、帝王切開の可能性が高い……

カイザー切開

なにせアイドル、細いですものね

それに傷が残る可能性がある

これまたアイドルとしてキツい枷ながら快諾

それにきっと自然分娩だと前向き、とかく前向きに日々が過ぎていきました

この性格に周囲も救われてるのでしょうね

ただ「性格」とは少し違うかもですが

吾郎『(僕が医者になったのは、この時の為だったのかもしれない…)』

言葉にするとややキモいものの

ですが身を粉にして患者に尽くす

彼が担当医だったからこそ、アイはベストな出産に臨めたのは間違いない

運命的なのは間違いないですわ

付き合ってる社長やさしい…

『(正直に言えば複雑な気持ちはあるけれど)』

それは全力で隠した、ファンの鑑ですわ

当初、結婚できるならしたいと思ってたらしいのと同じことなのでしょうね

彼はちゃんと自分自身の欲があった

だからこそ尽くす姿が健気

『(嘘は愛…、なんだか良い言葉に思えてきたからスターは凄い……)』

あの嘘は愛発言さえ、実は否定的だったのね

基本的に常識的な人ですわ

だけど、彼も“複雑な気持ち"を隠し

それも「嘘は愛」なのね

40週 出産間際に起きた事件

男『あんた…、星野アイの担当医…?

吾郎『彼女は偽名を使ってる

『病院で見かけたにしても、公表されてない彼女の名字を何で知ってる?

こうして吾郎は早すぎる死へ

怪しい男を追った彼は、突き飛ばされ滑落

ただある意味良かったのでしょうか

この時「男」は吾郎の死を確認

逃げてしまったらしい

そのおかげでアイを守れたのでしょうか

回想のさりな『"もし、芸能人の子供に生まれていたらって…、考えたことない?"』

略・回想のファン『"今死ねばワンチャン、アイドルの子として生まれ変われる"

さりな『生まれ変わったら……

略・吾郎『真面目に考えた事は無かった……、だってそうだろう?

『自分の話とは思わなかったんだから

アイドル・アイの息子に転生、タイトル回収

吾郎は祖母と二人暮らし

彼の生い立ちも割と特殊そうですね

ここで初めてCM

長い長い「冒頭」だった

劇場公開を想定して作られただけありクオリティが高い!!

※トップに戻る

Aパート 推しの子

吾郎『俺みたいな人間は、死んだら地獄に行くと思っていた…、が

『目覚めれば天国にいた…

医者・雨宮 吾郎はダブルピースで葬式へ

何故にダブルピース

以降、星野 愛久愛海アクアマリン

ギランギランにキラキラネーム!?

なるほど愛でア、久でク、愛でア、海でマリン

マリン

マリンちゃんと呼ぼうぜ!!(提案)

『推しのアイドルが思い切り甘やかしてくれる環境が…、疲れた社会人の心にしみる………』

アウトじゃないスかねこの主人公

また彼は産婦人科だけでなく、全般担当で老男老婆誰でも見ていたらしい

そら荒みますわ

ゴローちゃんの最高の癒しなんですね

いやしか男ばい…

アイ『なんでちゅかー? ルビー?』

略・アクア『(こっちはややダメージの少ない名前をしている……)』

なおこっちの当て字は不明

またキャスト欄も「アクア」「ルビー」でした

いや書けよ愛久愛海とよォ~

公式サイトも同様ですね

アイ『どうしたのアクア~』

社長『そっちはルビーだろ~、それでも母親か

アイ『人の顔と名前覚えるの苦手なんだから仕方ないでしょ~?

のっけからひどい

またアクアが右眼、ルビーが左眼に「星」を継いで生まれました

遺伝するもんなんだ…

名の通り、アクアはアクアマリンのような碧眼

ルビーは通常の三倍赤い瞳

そしてダイヤちゃんはダイヤの瞳でした

アイ『でも私、"才能あるな"って思った人の名前は覚えられるよサトー社長~』

佐藤社長『惜しい…、俺の名前は斉藤だクソアイドル…!!

フルネームは斉藤壱護、いちごプロダクション社長

BLEACHだこれ!!

社長もキラキラネーム

あとちょっとで斎藤一だったのか

アイの芸能界復帰

斉藤社長『とにかくアイドル・アイは本日を以って復帰となるッ!!』

ふたりは社長の子供という事にして営業再開へ

お世話役は妻のミヤコさん

美人やんけ!!

シャッチョさんは若い子贔屓なのね!!

まあアクアも12歳でしたし

斉藤社長『世に知られたらアイドル生命即終了!!』

略・アクア『(ダメだ…!!)』

『(危なっかしいこの子!?)』

幸い社長は理解がある人ですがアイ当人がダメ!!

アクア曰く母親としてダメな部類

この母に生殺与奪を握らせるのはマジで危ない

死してなお苦労性ですね!!

斉藤ミヤコ『ベビーシッターなんて経験ないのに……』

再開初日ミヤコさん早々にダウン

寝静まった隙を見計らい、アクアは密かに生放送を楽しむ事に

ちょっとしたホラー

まあ手がかからない部類でしょうけれど

それでも「眠くなる」「腹が減る」「自分では出来ない」ので世話は大変だったらしい

それも二人も居ちゃ地獄絵図ですわ

生放送中のアイ『そうそうウチの子が~♪』

いきなり失言

社長どんだけ寿命縮んだのか

以降はしばらく「スタジオ」視点で描写

いやはや世知辛いですわ

芸能界はウソつきばかり

AD『知らね、興味もねえ』

スタッフ『音源聞いたけど、良くも悪くもフツーって感じ…

スタッフは量産型アイドルだと辛辣

笑顔で応援のADも裏では知らないとばっさり

冷めきった空気が染みる

よくあるアイドルものと大きく違う部分ですね

描写が生臭い

斉藤社長『(この業界には、笑顔の裏に嘘と打算が隠れてる)』

アイは嘘だと言い切った

ですがスタッフも同様なんですね

笑顔で応対するのは「頑張って貰う為」「放送に穴を開けさせない為」

仕事なんですね仕事

斉藤社長『(お偉方だってそうだ)』

『(いいものを作るフリして見てるのは数字だけ……)』

お偉いさん、禁煙ポスターの前で堂々煙草

偉さが端的に伝わる演出ですね

誰もが"冷めきってる"のか

アイは狂わせる

斉藤社長『(まったく上等だってんだ!!)』

『(ウチのアイは、マジモンの嘘つきだぞ!!)』

が、アイの歌は現場の目を一瞬で釘付けに

これが「本物」の威力!!

ここまで、彼女を推す吾郎やさりな視点で描かれてきたアイ

彼ら以外から見ても超人だった

冷めきっていた事がいいギャップでした

アクア『狂わずにはいられないんだ』

『あまりに強い光の前で、人はただ焦がされる……

略『僕を殺してくれた奴に、感謝しちゃってるくらいなんだから……

客観的に見て社長のやってる事は自殺行為

入れ込み過ぎでした

ですがそれも納得なほど天才なんですね

実際に入れ込み、殺されてなお感謝する「狂人」が言うと説得力が違う

アクアの笑顔は「前世」まんまでしたわ

アクア『もしこの生まれ変わりが』

『彼女に対するいくつもの執念がもたらした奇跡だとしたら、とても腑に落ちる……

アイは周囲の人間を狂わせてしまう

その代表格アクアのような、強い感情が集まった奇跡なのだと?

出会いは引力

さながら光を捻じ曲げ時間すら変えるブラックホールみたいなものか

なにそれこわい

もうひとりの同居人

ルビー『Mステもう始まってるじゃん!?

どうして起こしてくれなかったのー!?

そしてもう一人の怪奇現象がルビー

さすがにアイさん気の毒

どっちも転生者

こちらはアクアと違い、自重を前世に置いて来たようなモンスターでした

だがかわいい!!

生放送はリアタイに意味あるってのにどうして起こしてくれないかなあ!!

ひとしきり母を絶賛し、アクアを責めるルビー

なお起こしたが起きなかったとの事

ダメな子じゃん!!

公式に「アホ」と書かれるヒロインであった

アクア『(こいつは……)』

『(B小町 アイ と検索し、アンチと壮絶なリプ合戦を繰り広げていたのである……)』

というのが「初対面」での記憶

また吾郎先生の心労が増えた!!

このノリの軽さ、アイそっくりですが「転生前」からの持ち越しのようです

波長ぴったりじゃないですか!!

アクア『(……本当にアイには普通の子を産ませてあげたかった……)』

まったくだとしか言いようのない話

ルビーさん厄介オタクすぎる

アクアも充分以上にキモい

キモさの包囲網なのでは…?

ストーカー『……騙したな!!

同じく狂わされたストーカーも健在

アイ曰く「嘘は愛」

相手を騙し、望む姿を見せるのが「愛情表現」だと主張するアイ

が、バレれば怒らせるリスクがある

彼はその典型なんですな

※トップに戻る

Bパート おっぱい飲む?

アイ『アクアー、お腹すいた? おっぱい飲む?

後から思うとここで伏線が映ってるのね

リビングに「星の砂」が

90分中30分目、Bパートは日常パート

やはり授乳か

いつおっぱいする?

幸い吾郎先生は死してなお常識人、全力で拒否

やっぱすげえよゴローは!!

アイ『ルビーはおっぱい好きだねぇ~』

対しルビーは遠慮なくおっぱいを堪能

あなたは許せる?許せない?

幸い「中の人」は

ならギリ許せますね!!

斉藤社長『仕事の時間だっ』

やがてアイ、双子にキスして仕事へ

双子は愛されて

そう感じるも、後から思うとまた印象が変わるシーンでした

すごくおっぱいでした

これが経産婦だと…

アクア『お前…、ちょっとは遠慮しろよ……』

ルビー『なんで?

『娘の私がママのおっぱいを吸うのは自然の摂理なんですけど

 与えられた当然の権利なんですけどー

そんな国民の権利みたいなノリで言われても

これが娘の利権

哲学的な香りすらしますね

ガンダムファイト国際条約的な

ルビー『ママもかわいそ~』

『まさか自分の子供が自分のオタとかマジキモいもーん~

 ああママかわいそ~

 あたしが一生守ろ~♪

すんません「先生」スよ?

自分の事を棚に上げてあげまくるルビー

そのうち落ちてくるに違いありません

落ちろ紅玉女ァ!!

社長夫人と神の使い

ルビー『! おむつ交換したいから…、向こういって!!』

略・斉藤ミヤコ『……なんであたしがこんな仕事……

しかし予想外の地雷が爆発

社長夫人ミヤコ女史、暴発

そら社長夫人の肩書でベビーシッターやらされたらキレますわな

なおCVはLynnさん

水星の魔女でいつもキレてる声だ!!

ミヤコ『美少年と仕事できると思ってあいつと結婚したのに…!!』

いやその本音もどうかと

本当ひでえなこの業界!!

やがてミヤコさん、こうなったらバラしてやると母子手帳を激写

眼が死んでる!!

もう全部どうでもいい!! やったるかー!!

いっそ清々しい!

こんだけ開き直ると、いっそ応援したくなりますねえ!!

もっともたかが「売り出し中」アイドル

週刊誌に売ってもはした金

それすらわからんほど狂ってしまっているんでしょうね

狂った女がまた一人……

ミヤコ『これを売ったお金で…、本担を月間一位に押し上げるのよ…!!』

いやいやホスト狂いかよ社長夫人!

けっこういい暮らしなのでは?

自分の本担、一番推してるホストの売り上げを月間一位にしてやると意気込むミヤコ女史

社長の泣きっ面が目に浮かぶようです

???『哀れな娘よ』

『貴様の心の渇きはシャンパンでは癒えぬ

哀れな娘『誰!?

アクア『わ、我は神の使いである!!

アクアがとったのは転生もののお約束

選ばれし者という経歴詐称

赤ん坊なので効果覿面!!

もし実写映画だったら相当ホラーな絵面だったんでしょうね

とはいえミヤコさんまだ冷静でした

最初は困惑するばかりだったものの

アクア『(……さすがに無理があるか……)』

略・ルビー『慎め、我はアマテラスの化身

『貴様らの言う神なるぞ

ミヤコ『神……?

常識人のアクアはつっかえながら経歴詐称

対しルビーはスムーズ

嘘に躊躇いがない

しれっと「神の使い」から「神」にランクアップしてますし

こういうのは照れたら負けなんだな…

ルビー『具体的には…』

アクア『死ぬ

ルビー『そう死ぬッ!!

やや抜けてる部分はアクアがカバー

あまりに堂々としてた為、ミヤコさんはコロッと信奉

ふたりの信者となる事に

偶像アイドルになっちゃった!!

素質があったというべきなのか

ルビー『イケメン俳優との再婚も夢ではないぞよ♡』

飴と鞭、従えば恩恵があると誘導

ミヤコさんを洗脳

大丈夫かこの人

ですがルビー、望みを見事についた嘘でした

アイドルの才能ですわ

アクア『才能だ、将来は女優だなっ』

事後、演技なんて初めてと聞き褒めるアクア

仕草が完全に吾郎先生

いずれ"ルビー"にバレるんでしょうか

ルビー『将来…、…考えた事なかった……』

略『…まあそうだよね、そんなわけないか

『さりなは前世の名前だし…

やがて読者にのみ明かす形で、ルビーはさりなだと明示

生前は将来なんて考える余地はなかった

彼女の転生はプラスだらけ

また互いに吾郎とさりなだと、直感的に気付きつつはあるものの

決定打がなく足踏み状態

生前と別の意味で結婚できない関係ですな

アイドルの給金は?

アイドルに復帰して数カ月

アクア『B小町はそれもう快進撃を…、…遂げているわけではなかった

アイ『今月の給料にじゅうまん……

なんとも夢のない金額であった

上向いたのに二十万!?

際しミヤコさん社の経費を計算中、人件費総額が520万円でした

たぶんアイは貰ってる方なんでしょうね

ミヤコ『製造から流通までやってる大手と違ってウチはただの弱小芸プロ……』

なんだかんだでCDの売り上げが柱

だがCDが売れても外注なのでコストがかかる

結果利益が小さい

小さい会社の方が経費かかるなんてクソですね!!

大きい会社も苦労はあるでしょうが

アイ『世の中、結局お金だって気付いたの』

ミヤコ『嫌な事に気付いちゃったね……

ですが子供の為に必要だと気付いたから

学費などカネが必要だと

基本、子供の存在は火種でしかなかった本作

ですが原動力にもなったのか

何事も一長一短ですね

アイ『いい子にお留守番しててねー♪』

ルビー『……ねえ、アイドルって月給百万くらい稼ぐものじゃないの?

アクア『ンな訳ないだろ…

それはアクアも解っていた

というか吾郎さん、本当アイドル業界に詳しいですね

地頭の良さを活かしてる!!

アイドル方向に!!

ルビー『あ、そうだ…!! オタク全員が持ち回りで肝臓をアイに捧げて…!!』

なにその「心臓を捧げよ」的な

アステカ文明なの?

月給二十万、なぜなら収入をメンバーで山分けしてるからなんですね

それにライブは物販が売れなきゃ赤字

しかも衣装も買い取らされる

ルビーの発想並みにアイドルも地獄…?

アクア『(売れてるグループなのに……)』

もう売れない時代は終えたはず

アイは「素材」がいい

しかもちゃんと努力している

なのに金が入らないなら誰が悪いのか?

アクア『おいマネージャー!!』

その矛先はマネージャーに向いた!!

成功するまで辛いのは知られている話

が「成功」しても20万?

ミヤコ『数十人が束になって、たった一人の芸能人と仕事を奪い合う業態なワケですよ……』

仕事面でも「数」がネックなのか

今時グループ売りは当たり前

でなきゃ戦えないのは確か

その戦術自体が仇なのか

ミヤコ『個人の仕事がしたくて「アイドル卒業」したものの』

結局、それでは売れずに「元アイドル」になるばかりだとか

現実に今も生き残ってる“元アイドル"

ああいう方は傑物なんですな…

見方が変わりますわ

ミヤコ『芸能界ってのは、一人でも戦える何かがないとやっていけないところなの…』

アイは「アイドル」として成功した

ですが「芸能界」で戦うには、まだまだ力不足なんですね

アイ個人に仕事を頼みたい

そう業界人に思わせる「何か」とは?

ミヤコ『アイドルとして優等生なだけじゃダメなのよ……』

ここから判明していきますが、アイは計算高い

図太さ、ずる賢さだけじゃない

ですが計算高いだけに「アイドルとして優等生」という枠内にハマり勝ちなのか

良くも悪くも予想内に留まってしまうから?

またミヤコさんも有能

ただのホスト狂いじゃあなかった…!!

アイの欠陥、販促ライブの赤子たち

アイ『(気分乗らないなー…)』

ツイッター・たぬ次郎『アイの笑い方って良くも悪くもプロの笑顔なんだよな

『なんか人間臭さがないっていうか。。。

 イマイチ推しきれない

練習の休憩中ついツイッターを見るアイ

アイ曰く嘘は愛

相手の望む姿を演じるウソつき、だからこそ「作り物」に見えてしまう

じっさい作ってるんですしね

ルビー『販促イベント!ミニライブ!!』

『抽選でしか当たらないやつー♪

他方アクアとルビーはミヤコに頼んでライブへ

正体隠す気あるの?!

でも実際、二人とも「生前はライブになんていけなかった」んですよね

そらテンションあがるわ

ミヤコ『推さない!駆けない!喋らない!』

アイオタ転生幼児特有の注意点ですね

お・か・ら

豆腐が食べたくなってきますな…

司会『本日はB小町のお三方にお越しいただきましたー!!

略・アイ『(…人間ぽくないの求めてるのそっちじゃん?)』

ライブ開演! 視聴者的には大変“かわいい"

ですがその為に努力してると

どの角度からでも可愛く見えるよう、"計算して笑っている"のだと述懐

実際、歌いながら踊るのもキツい

それでも笑顔を欠かさな

そんな「人間っぽくないもの」が求められているんですね

キツい仕事ですわ

アイ『(私は嘘で出来てるし……、…!?)』

アクア&ルビー『『バブバブバブバブバブバブバブ!!

オタク『なんだあの赤ん坊!?

『オタ芸うってるぞ!?

略・アクア&ルビー『『〈つい本能でー!!〉』』

オタクくんたちさあ!!

公式動画はこちら

生後一年を満たない身で、キレッキレのオタ芸を披露

目立ちまくりじゃあないですか!!

いや作画最高でしたね

二人は、生前ライブにいった事なんてないはず

脳内で培ってきた本能なのか

アイ『(ウチの子…、きゃわ~~~♡)』 

それはもう最高の笑顔だったそうじゃ…

この“笑顔"でアイは一皮剥けた

なんだかんだでアクアとルビー、本当に幸運をもたらしたんですね

あと二人のオタ芸21万リツイートされたそうな

転載に至っては200万再生越え

そらそうよ

アイ『…"これ"がいいのね~?』

『覚えちゃったぞ~♪

ただし「あくまでウソ」なのは徹底してますね

単に笑顔のパターンを増やしただけ

王道展開なら自分の素を出し、"嘘をやめて殻を破る"的な感動エピソードになるパターン

ですがアイはあくまでウソ

そこが個性的だし彼女の要なんですね

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CM 推しの子✖パーソナル食洗器

またここで、Vtuber版アイがPanasonicのパーソナル食洗器を推すコマーシャルが放送

ガチモンの案件じゃん!!

他の劇中Youtuberの子も宣伝を担当

などなど「CM」もコンテンツにしていく様子

完全新規録音で宣伝してる……

Cパート それから一年

アクア『(アイドルをママ呼ばわりして甘えるファンを、見事に体現していた……)』

ルビー『はああ~、極楽浄土~♪

バブみを感じてオギャっている…

たまに出てくる語彙に関しては、天才だからで納得された模様

これは親バカあるあるですね

度合がハンパないけど!!

アクア『アイは着実に仕事を増やし』

『今日はその集大成とも言える仕事の日だ…

集大成とは「ドラマ」へのチョイ役出演

モデルやラジオアシスタントなど、“単独で呼ばれる"仕事が増えたらしい

グループ売りから脱しつつあるんですね

たかがチョイ役

個人的に「アイドルがチョイ役で出る」なんて大した話とは思っていませんでした

されどチョイ役なんですな

ミヤコさん『現場で絶対にアイさんのことママなんて呼ばないでくださいよ!』

今度は撮影現場についていくアクア達

この後さんざんいじられたミヤコママであった

頭が下がりますわこの人…

五反田泰志監督 

監督『マネージャーが子連れで現場にねえ?』

ミヤコ・アクア・ルビー『『『!!!』』』

監督『あっ…、働き方改革って奴か!!

 時代だなァ~

現場、監督が妙にアクアの顔をしげしげと眺める場面も

顔の良さを見てたのか

以降も連発する「時代だなぁ」

強面ですが柔軟な人ですね

柔軟剤使ってる?

また、口癖なのは「自分は時代遅れ」と感じているのでしょうか

かなり職人気質な人のようです

アクア『(この子は確かグラビアの? あっちは可愛すぎる演技派とか言われてる若手女優…!!)』

現場はもちろんアクア、ルビーを大歓迎

可愛いからね!

ただ作中的には打算もあるのかなーと思ってしまいます

子供にやさしいわたし可愛い的な

後ルビーかわいいかよ!!

監督『泣き出して収録止めたら締め出すからな…!!』

アクア『あ!! いいえ!? 我々赤ん坊ですがそのような粗相はしないよう努めますのでー!? 現場の進行を妨げないのは最低限のルールと認識しております!! 弊社のアイを今後ともなにとぞごひいきにー!?

監督『めちゃくちゃ喋るなこの赤ん坊!?

なお色々あって「時代」で納得してくれました

すげえよ時代

アクアさんテンパリすぎて社会人に戻っとる!!

これをきっかけに「早熟」と気に入ってくれたようです

こんな面白生物を素材にしない手はない!!

作家として正しい!!

役者は三つある

アクア『いえ…、仕事を振るなら僕じゃなくてアイのほうに…』

監督『ああ、あのアイドルのな…

『顔は抜群にいい。運がよけりゃ生き残るだろう

意味深な言い回しに食いつくアクア

そこが気にいったか監督は解説

曰く役者は三つある

こうした業界話も本作の魅力ですね

監督『一つは看板役者』

『客を連れてくることをまず求められる。広告塔の役割もあるからギャラもいい

『次に実力派

『作品の「質」を保つ役割。レーベルとしてのブランドを保つ事が仕事だ

『最後に新人役者、ここに演技力なんて期待してない

アイは三番、"まだ何も期待されてない"役者

選ばれたうちに入らない

次々入って次々消える

看板か演技派、必要とされる人材にならねばならない

顔がいいだけじゃ駄目

そこは運がモノを言うんですな

アクア『じゃあ平気だね、アイはアイドルとして一流だから』

監督『いやアイドルとして一流でも仕方ないだろ?

ですがはたしてアクアの予想は的中しました

アイの受け売りですがMVと同じだと

ライブと違い、カメラ一つに「可愛い」自分を見せつけるよう演技すればいいだけだと

監督は呆れてましたが確かに一流ですね

アイの直観力は天性のもの

子供は転生の者

芸能界のキャスティング事情

アクア『ワンシーンちょびっとじゃん!?』

ルビー『カットされすぎ!?

ですが実際のドラマは、アイやアクアの予想から外れた内容に

確かにアイはアイドルとして一流

ですが「業界」を解ってなかった

なんとも世知辛い回答でした

電話口の監督『"いい仕上がりだったのに残念だったな"』

略『"主演の女優は"

『"事務所が可愛すぎる演技派女優って売り出してる子だ…"

怒ってこっそり電話したアクア

ですが理解が早い

顔がいいアイを映すと主演を喰ってしまう

だから削られたのだと

答えは収録シーンにあったのか

監督『アイは、あの画面に於いて可愛すぎたんだよ』

それで会社の要望でカットされてしまったと

クソですが、けど主演をチョイ役が喰うんじゃ映像としても問題大ありですし

アイはやりすぎてしまった

あらゆる業界に通じる話ですね

監督『芸能界を夢見るのはいいけど』

『芸能界に夢を見るのはよした方がいい

『ここはアートじゃなくビジネスの場だ

芸能界に入りたいと願うのはいい

が、芸能界は良い作品を作る為の場だとか思うのはやめた方がいい

監督もそのへん相当苦労してそうです

とりあえず髭剃れ髭

監督『代わりにと言っちゃなんだがアイに仕事を振りたい』

略『お前も出るのが条件・・・・・・・・・

しかし監督との出会いは思わぬ方向に

監督曰くアクアを使いたい

だから交換条件にアイを使ってやると提案

交換条件、"バーター"の提案でした

業界あるあるですね

ちなみにガンダムだとAOZにバーター少佐という敵役が登場します

低予算の映画撮影

監督『いいか早熟ベイビー

 日本の場合キャスティングってのは、上の方であらかた決まってるモンなんだよ

何故なら確実に売れるようにしたい

それが上の意向

なので監督にキャスティング件があるのは、大物監督か低予算作品くらいだという

ジャニーズ起用が多い理由の話ですかね

客を呼べるのは確かですから

ミヤコ『一応…、アクアはいちごプロの所属になっています』

映画出演の為わざわざ子役として登録

アイを俳優として売りたいいちごプロに、この件は渡りに船なんですな

或いは蜘蛛の糸というかべきか

ここは「何故アクアが」というのがテーマ

彼は演技が下手

神さま事件で実際に描かれましたものね

ミヤコ『何をしたらこういう事になるんです?』

アクア『別に大したことしてないよ

『ジジイは若者にくだけた態度とられるのを、なぜか喜ぶ傾向にあるから……

いや計算だったんかい!!

医者時代、ジジババを診てきた経験則だそうな

産婦人科だけじゃないの!?

或いはジジイも妊娠したのでしょうか

いやあ時代だな~

重曹を舐める天才子役 

アクア『アイとは撮影日が違うんだよ』

ルビー『早く帰ってバブりたい!! ママの胸でオギャりたいよぉ!!

それでいいのか元12歳児

アクア、中身を疑問に思いながらもツッコまない優しさ

二人はいつ互いの正体を知るのか?

またこれが義兄妹なら、確実にくっつきそうなポジションなのもポイント

背徳感ある関係も原作者の得意分野ですし

子役『ここはプロの現場なんだけど!!』

略・ルビー『えっとなんだっけ…? “重曹を舐める天才子役"?

有馬かな『十秒で泣ける天才子役!!

なんでそんな間違い方した!!

ルビーさんだもんね!!

そんな重曹さん、コネでねじ込まれたアクア達が気に入らないとバッサリ

潔癖な少女なんですね

重曹だもんな…

有馬かな『こないだ監督が撮ったドラマ見たけど』

『あのアイドル、全然出番なかったじゃん!! どうせカットしなきゃいけないほどヘッタクソな演技したんでしょっ

『媚売るのだけは上手みたいだけどっ

いきなりアクアたちの地雷を踏み抜く出会い

偶像をいきなり踏みつけた有馬かな

信者が黙っていませんな

ですがこちらこそ「本物の早熟」

こまっしゃくれたガキですわ

アクア『(映画のあらすじをざっくり言うと)』

映画「それが始まり」

容姿の自信のない女が、怪しい村で整形手術を受け生まれ変わるというお話

村の怪しい子供担当だと

顔が可愛いアイにもピッタリなんですな

アクア、初めての演技

有馬かな『お客さん、歓迎します。どうぞゆっくりしていってください…』

さすが天才、怪しい子供を見事に演じました

求められるものをやった

普遍的な怪しい子供を演じた

アイが求められるアイドル像をしてた事と似ています

子役として「優等生」なのでしょうね

アクア『(このシーンは急遽追加された部分)』

『(俺の事を知ってから、監督が加筆した"当て書き"だ)』

対しアクア、自分の為に書かれた脚本だと想定

当て書きとはその役を演じる者を想定し、書かれた脚本を意味します

アクアは演技の素人

そう知ってる監督はどう演じて欲しいのか

アクア『(むしろ演じないでいい)』

略・監督『"演じなくても、お前は充分気味が悪い"

その意図通り演じ、アクアは絶賛

出会った時に謝った場面、その驚きをスクリーンに再現しようとしたんでしょうか

経験を映画に反映してみせた?

大した監督ですわ

主演女優『すごいな~、お姉さんゾクってきちゃった~!』

ルビーたちにすれば普通に話していただけ

ですが一歳児が理知的に喋る

現実には相当気持ち悪いのでしょうね

有馬かな『問題大ありよ!!

『今のかな…、あの子より全然ダメだった……!!

しかしアクア、ひいてはアイの成功と引き明けにかなちゃんがボッキボキに

プライドが複雑骨折

自称・十秒で泣けるウソ泣き役者

ですが「本物の涙」なんですね

やがて収録一段落、監督はアクアに教示へ

監督『役者に一番大事な要素はなんだと思う?』

略『けっきょくのところコミュ力だ

『他の役者やスタッフに嫌われたら

 仕事なんてすぐなくなる

 小さいうちから天狗になって大御所気取りしてたら未来はねえ

略『こういうのも"栄養"だ

監督の言う「コミュ力」とは二つ

その駄目な例がかなだったと

現場とうまくやっていける能力、これも「ウソ」と言えるでしょうか

その点はアイも独壇場ですね

監督『お前の演技、俺の想像にぴったりの演技だったぜ』

略『言語化できない意図まで読み取ってくれる役者ってのは貴重

『演出家の頭の中には

 正解の画があるんだからな

『お前はすごい演技より、ぴったりの演技ができる役者になれ

演出家は言語化できない「正解」を持っている

それを読み取るコミュ力が大事だと

かなは演技力があっても、協調性がなく脚本を読み解く力も足りなかった

読み取れる奴こそ呼ばれる役者の要件

芸を磨くだけでも苦しいでしょうに

プラスアルファが厳しい

アクア『こうして僕は、この業界に片足を突っ込んだ』

同時に、かなにライバル視されたものの

アクアにはまだ関係ない話か

重曹云々は笑えましたが「辛い」子ですわ

有馬かな『一人前に芸名なのね……』

演者としては「アクア」として登録

すんません本名です

いや芸名

この微妙にズレてるというか、不憫なところも魅力ですねかなさん

さすがに愛久苦魔燐とは書かなかったか

転生から3年経過、アイまもなく20歳

アクア『あの映画は結局…、アイが全部持っていった……

映画は賞を受賞し、低予算な事もあり話題に

以降アイに仕事が増えた

推しの子アクア、彼は立派にアイ飛躍の一助になったのでしょうね

なお“前世の死体"は行方不明

とても隠せる状態じゃなかったはずで…?

アクア『(俺たちは幼稚園に入園した)』

『そういやお前って、生まれ変わる前は何してんだ?

ようやく聞いたよ愛久愛海さん!!

しかしルビー、12歳とバレたら馬鹿にされると思い逆切れ!!

さすが!ルビーさん自尊心の塊!!

こら正体バレは相当な山場ですな

最終回案件?

アクア『(前世の事を考えると気落ちする、僕はそれくらい今の生活が気に入っていた)』

普通、まっさきに気になりそうなルビーの正体

ですがアクア自身「気落ちする」

だから気にならないんですね

転生を満喫してやがる(三年目)

保育士『園児が京極夏彦のサイコロ本読んでる……』

たぶんフツーの園児のフリして噂になるアクア

吾郎さんアホなのでは?

よく園児の腕力で持てますね

やはり力…

ルビーのトラウマ 

ルビー『……私ダンス下手だから。ていうかした事ない……』

アイが軌道に乗った今、ルビーがトラウマ直面

幼児といえば「お遊戯」

ですがダンスにトラウマがあったんですね

生前はずっと病気だったから

アクア『いつも部屋に閉じこもって遊んでたのか? 現代っ子め~』

略『それでいいの?

『お前の人生、これから長いんだぞ

この一言に押されたか、練習を試みるルビー

転生できてハッピーでした

ですが死ぬと解ってた人生に、いきなり「先」が出来てしまった事

その苦しみは想像を絶するのでしょうね

こればかりは当人にしか解らん事か

ルビー『武道館の時もっと手、高かったよ!』

転機はアイが練習に加わった

それもちょうど、昔=七年以上前のダンスを踊る必要になったことでした

さりなが死んだ七年前

当時のライブをぜんぶ覚えているんですね

それしか出来なかったから

アイ『…ルビーの動きかた…、なんか"倒れる準備してる"みたい…?』

生前は体力がなく、必ず倒れていた

今も染みついているんですね

トラウマのにおいしみついて

アイ『転ぶのを怖がったら、もっと転んじゃうものなんだよっ』

略『…大丈夫だよ

『ママを信じてっ

もう本当は踊れるのに、トラウマで動けない

その苦しみを支えたのはアイでした

偶像であり母親

吾郎が死ぬ前、アクアが願った「両方叶える」は立派に果たされたのか

己の苦しみを推しに払って貰うルビー

ファン冥利に尽きる…

『(…あんな風に動けたら)』

『(あんな風に自由に!!)』

さりな&ルビー『『(もっと…、もっと動け! あたしの身体!!)』』

『ああ、あたしも踊っていいんだ!!

作画的にも夢のような素晴らしい演出でした

転生して記憶を持ち越した

トラウマも持ち越した

そのトラウマを、最高の形で克服したんですね

また「芸能人の子は芸能界への最短路

あれが現実味を帯びてきた!!

アクア『(…怖い想像をしてしまった)』

元々不思議と演技力があり、ルックスがありダンスにまで開花してしまった

アイを越えるアイドルに…?

それがゴールラインなんですかね

Dパート アクアたちの「父親」とは

アイ『よりを戻すとか、そういう話じゃなくてさ~

記録が残らぬよう公衆電話で男に電話するアイ

ただ面通しだけさせたいらしい

曰く“別れた男"、一時の感情でなく「付き合っていた」のは確かなんでしょうか

男へ未練は全くない様子

回想・ルビー『処女受胎に決まってるでしょ』

『男なんて最初から存在してない…

回想・立ち聞きしたアイ『(なんだか妙な結論に至ってて、これはヤバいと思った)』

うっかり我が子の会話を立ち聞き

アクアは吐きそう、ルビーは狂気に満ちてて…

アイは男に住所を連絡

この時、ルビーたちが狂気に満ちてなければもっと先延ばしになっていたんでしょうか

やはり人の出会いは引力なのか

斉藤社長と森伊蔵 

斉藤社長『まったく!酒がうめーなー♪』

高級マンションで高い森伊蔵を飲みまくる社長

わかりやすく大成功してる!!

曰く新居祝い

もう月給20万じゃあないんでしょうね

ちなみに森伊蔵、定価は3000円程度ですがネットでは2万から3万で取引されてるそうな

蔵元にちゃんと還元されて欲しいですね…

斉藤社長『アイの主演ドラマも視聴率上々ッ!!』

なんと最高視聴率14.2%

相棒かな?

連続テレビ小説とかに匹敵する視聴率ですね

立派な「看板」になったのか

斉藤社長『いよいよ来週はドームだぁ!! ガハハ!!!

いわゆる勝ったなガハハ状態

実はシャッチョさんの夢だそうな

武道館でなくて?

アイ『ドームってそんなにすごいの?』

ミヤコ『他のハコとは意味合いが違うのよ~

弱小プロにとって社員全体の夢なのだと

四年前に既に武道館を経験

ですがドームは、審査やスタッフの練度など「時間と努力」が必要な場所

カネだけでも歌だけでも駄目

そんなにドームって特別なのか

ミヤコさん、なんだかんだで社長と良いコンビなんですな

星野アイの本音、生い立ち

アイのモノローグ『私は嘘つき』

『考えるより先に、その場に沿った事を言う

『自分でも何が本心で、何が嘘なのか解らない

『私は昔から何かを愛するのは苦手だ

社長に男に会うなと釘を刺され、嘘をつくアイ

からの「本心」開示

毒親と施設、場に合わせねば居場所がなかったからでしょうか?

嘘をつかねば居場所がなくなる?

そんな環境で人格形成されたんですかね

嘘は“自然体"

完全に不可分なのだと

回想・アイのスカウト

アイ『(…ちょっと脅かせば、スカウトさんにお引き取り頂けると思った)』

片親、母には殴られてばかりだった

やがて逮捕、釈放後も引き取りに来なかった

捨てられた子なのだと

推定12歳で目が淀んでいた

当時は星というより、傷跡みたいな目だったんですね

横槍先生らしすぎるヒロイン…

アイ『人を愛した記憶も、愛された記憶もないんだ』

『そんな人にアイドルなんてできないでしょ?

略『こんな私はきっとファンを愛せないし、ファンからも愛されないよ……

斉藤社長『良いんじゃねえの?

能天気なようで機械的な性格の要因

転機となったのが社長だった

アイドルは嘘つき、その「持論」は常識人っぽい社長譲りだったんですね

劇中アイをウソつきと誇っていた社長

彼もただ者でなかった!!

斉藤社長『嘘で良いんだよ』

『むしろ客は、奇麗な嘘を求めてる! 嘘をつけるのも才能だっ!! こいてけこいてけっ

アイ『いいの…?

『嘘でも…、愛してるなんて言っていいの…?

それで君はいいんだよ

コンプレックスが武器だと教えて貰った

言っていいと教えてもらった

瞬間、“瞳が輝く星になる"演出が素敵でした

希望は喜び、美しい

斉藤社長『君も人を愛したいと思ってるんじゃないか?』

『やり方が分からないだけで、その対象が見つからないだけで

略『愛してるって言っているうちに…

『嘘が本当になるかもしれん

まずは深く考えなくていい

形から入るだけでいい

時間が解決すると言いますが、その為に踏み出すのが大事なんですね

続ける事で変わっていけるかもしれない

アイの愛探しだったのか

アイのモノローグ『私は誰かを愛したい』

略『アイドルになればファンを愛せると思った

略『母親になれば、子供を愛せると思った

妊娠を知った時、家族に憧れてると言いました

愛せる対象だからだったのか

男と付き合ったのも「愛」探しだったのかね

付き合えば愛になるかもと思った?

愛じゃないから未練がない?

男は知っているのか?

知ったから「こうなった」のか?

アイのモノローグ『私はまだ子供たちに愛してるって言った事がない』

『その言葉を口にしたとき

『もしそれが嘘だと気付いてしまったら…、そう思うと怖いから

『だから私は今日も嘘を吐く

『嘘が本当になる事を信じて

被せ、真っ白な花びらが散る様が描写

示唆的でしたね

また“真っ白"なのは、アイの無垢さに重ねていたんでしょうか

この嘘には悪意はなかったから

何より「この後」の為か

来訪者、アイの"ファン"への本音

男『ドーム公演おめでとう…』

『双子の子供は元気?

アイ、自宅でストーカー男に刺され致命傷へ

過ぎる走馬灯染まる花びら

カメラアングルと血が印象的

花弁が散る様がとても幻想的

流れる血が生々しい

生々しさを渾身の作画で表してましたわ

男『ファンの事ないがしろにして!

裏ではずっと笑ってたんだろ!! この嘘つきが!!

嘘をついた代償

誰もが吾郎先生みたいに納得出来る訳じゃない

先生ですら悩んでましたものね

妊娠時アイが言ってた、アイドルにだって人生があると考えないファンの代表か

だからアイは隠して折り合いを付けようとした

だけど暴いて激昂した

吾郎先生と極論同士なんでしょうね

アイ『私なんて元々無責任で…』

『純粋じゃないし、ズルくて汚いし、人を愛するってよく解らないから……

『私は代わりに、皆が喜んでくれるような

 奇麗な嘘をついてきた……

『いつか…、嘘が本当になる事を願って……

『頑張って努力して…、全力で嘘をついてたよ……

『私にとって嘘は愛……

『私なりのやり方で、愛を伝えてたつもりだよ……

 君達の事を愛せてたかはわからないけど

 愛したいと思いながら

 愛の歌を歌ってたよ……

『いつかそれが、本当になる事を願って……

『今だって、君のこと、愛したいって、思ってる……

アイの告白に、困惑する「リョースケ」

アイは名前を憶えてたんですね

彼女は覚えるのが苦手

息子と娘を間違えるくらいなのに

それくらい「出来ない分、出来る事は全力でやってきた」って証だったんでしょうか

愛せないけど"愛そうとしてきた"んだと

アイ『おみやげでくれた星の砂、嬉しかったな~……』

アクア転生直後や、日常・回想の星の砂

あれはリョースケのものだったと

妊娠休業の前、彼が贈ったものだったのか

ファン冥利に尽きる…

リョースケ『なんだよ…、それ……』

そういうんじゃ……!!

思っていた事と違ったのが最大の罰でしょうか

この後彼は「自殺」

彼が生きてると困る人がいる為、他殺かもですけれども

彼は誰かに真実をバラされて狂い

アイの真実を知って苦しんだ

真実が敵とは因果

アクア『喋るな!?

アクアは元医者

だから致命傷と察せられたし、アイに抱きしめられ動けなくなった

なまじ医者で子供だけに辛い

ですがアイに抱きしめられ続けた

良かったか悪かったか

ルビー『どうしたの…? ねぇ…?』

ルビーは扉の向こう側、アイの死を扉越しに感じるに留まりました

対しアクアは体温が薄れゆくのを感じた

この体感の差も残酷ですね

ルビーは「ずるい」と思うだろうし、アクアは「あんな思いは沢山だ」と思うだろうし

いずれ医者・吾郎だとバレてしまったら?

処置しなかったと恨まれるのか?

アイ『映画のスケジュールも本決まりしてたのに…、監督に謝っておいて…』
略『私さ? ルビーももしかたらこの先、アイドルになるのかもって思ってて……

『アクアは役者さん?

『二人は、どんな大人になるのかなあ……

つらつらと「この先」を口にするアイ

本当、ここから未来があった

したい事ばかりだった

二人の成長を見届けたかった

未来が絶たれた

それが本当に辛い

アイ『えっと他に…、あ…、これは言わなきゃ…』

『ルビー…、アクア…、愛してる

『……ああ、やっと言えた…。ごめんね? 言うのがこんなに遅くなって…、良かった……

『この言葉は絶対…、嘘じゃない……

笑顔のまま、あの星の瞳孔が失われてアイ死亡

求め続けた愛を証明できた

本懐を遂げた

嘘に悩み、20歳で真実を得て命を落とした

せめて幸福だったのが救い

でもここからが始まりだったでしょうに

アイ事件、そして後日談

ニュースは一時間もせず出回った

ルビー『(刺されて)しゃーなしって何…?ねえ…?

アイドルが恋愛したら殺されても仕方ないの!? そんな事ないでしょ!?

略『有名だったら何言われても仕方ないの?

略『傷つけられる側が、自分を納得させる為に使う言葉を……

『……人を傷つける免罪符に使うな……!!

やがて三日も経てば"コンテンツとして消化され"鎮火

誰も口にしなくなっていった

あまりに世知辛い

ただ幸い、アクア達に注目が集まる事なく終了

それは「幸い」だったんでしょうか?

それとも犯人が仕組んだ事?

ミヤコ『本当に…、ウチの子になりませんか?』

『もちろん二人の母親はアイさんしかいない……

ミヤコさんは、本当に"母"になりました

実の子のように思うようになった

ミヤコさんに抱き着くルビー、距離を置いたままのアクアが対照的ですね

アクアは「腕の中で死んでいく」体験をした

そのトラウマは根深そう

そして社長は

閉店した酒場で、あの森伊蔵を握り締め沈黙

祝い酒が弔いの酒

たぶん彼は、20歳のアイと酒を交わすのを楽しみにしてたんじゃないでしょうか

代わりをアクア達が務めるのか?

それが最終回なのかね

ルビー『ママ言ってた』

『私がアイドルになるんじゃないかって

略・アクア『なってもしょうがなくない

『儲かりたいなら別の仕事の方が手っ取り早いし

 ファンは常に身勝手で

 男が出来れば袋叩き……

ルビー『うん…、それでも

『ママはキラキラしてた……

二人の言葉は、ここまでを総括していますね

売れても月給20万だし最期は悲惨

それでもキラキラしていた

かつてアクアは、アイに惹かれておかしくなる自分を感じていました

アイドルという職自体がそうなのか

アクア『(ルビーは立ち直っていくのだろう)』

数年一緒に暮らし純粋な奴だと解った

だから心配するまでもない的な

世話焼き吾郎らしい述懐

もっとも、ルビー・さりなのアイ愛は狂気のレベルですが…?

アクア『(…………どうせ一度死んだ身だ……)』

略『(アイがいないならこんな世界……)』

アクアは自暴自棄になりかけていたようです

一度死んでいるからどうでもいい

生に未練なんかない

幾ら転生とはいえ不憫な結論

アクア『(…僕らの父親!?)』

しかしアクア、犯人が「自分を殺した」ストーカーだと悟って一気に推理へ

あいつはただの実行犯でしかない

誰かが病院、自宅を情報提供した

それは誰?

アクアと付き合ってた男ではないのか?と

アクア『(アイをあんな目に遭わせた奴が…、芸能界にいる!!)』

『(俺はまだ死んでられない…!!)』

『(必ず見つけ出して…、俺の手で殺すまでは!!)

本作は仇討ちのミステリーだったのか

油絵のような激変が異様

推しの子

この設定をとことん活かすんですね

仇を特定する遺伝情報、母への愛と父殺しという王道テーマなのだと

メンゴ先生らしいブラックさですわ

父親を"容疑者"として想像しやすい設定

芸能人なら子供の事がバレたら破滅する

散々言われてましたが、男の方もそれが動機だったんでしょうか

出産前にけしかけてたようですし

アイが会おうとしたのが引き金でしたし

ただそれだとストレートすぎる

変化球に期待できる作風ですね

アクア『ちょっとお願い事があるんだ……』

『俺を育てる気はない?

やがてアクア、五反田監督に頼み込み幕

当初は医者になり、転生の秘密を研究しようと未来を夢見ていたアクア

しかし「業界入り」を目指す

ただアクアは演技下手

その弱点を、コミュ力によって補うスタイルなんですな

ステータス不足をスキルで補う感じか

プロローグは終わった

アクア『新たな物語の幕が上がる。そして、俺は俺の復讐劇を始める…!!

二人が新たな制服、進級を迎えた場面で幕

高校進級から再スタート?

いかにもレギュラーです、と言わんばかりな面々がチラチラ映っていましたね

ですが何よりアクアの目が象徴的

昔のアイ同様に濁った眼

闇落ちからスタートしちゃうのか…

ED主題歌「アイドル」

公式ミュージックビデオ配信中

本来はオープニング曲

今回はテロップのみで、映像と合わさるのが楽しみですね

水星の魔女一期OPと同じYOASOBIさんとの事

Eパート アイの個人動画

アイ『大人になった時、これ見ながらお酒でも一緒に飲めたらいいな~って♪

アクアとルビー、一歳の誕生日に撮った動画

ただ当時二人はぐっすり

二人が知らない母からのメッセージなんですね

本当なら笑い話になるはずだった映像

果たして今はどこに…?

アイ『…なんにせよさあ』

『元気に育ってください♪ 母の願いとしては、それだけだよ……

これを最後に出すのはズルい

立派に「母親」じゃないですか!!

そして何も知らないアクアが、母の為に復讐しようとしてるのが皮肉

母が願うのは幸福だというのに

もっとも知ってても止まるタマじゃないんですよね…

次回予告などはない様子

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【推しの子】第2話 感想[憧れは止められねぇんだ]ネタバレ

【推しの子】感想

【推しの子】第1話「Mother and Children」
【推しの子】第2話「三つ目の選択肢」
【推しの子】第3話「漫画原作ドラマ」
【推しの子】第4話「役者」
【推しの子】第5話「恋愛リアリティショー」
【推しの子】第6話「エゴサーチ」
【推しの子】第7話「バズ」
【推しの子】第7.5話「振り返り特番~【推しの子】は推せるときに推せ!~」
【推しの子】第8話「初めて」
【推しの子】第9話「B小町」
【推しの子】第10話「プレッシャー」
【推しの子】第11話「アイドル【最終回】」

2023年6月29日【推しの子】2023年春アニメ,【推しの子】,アニメ感想

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