ロックは淑女の嗜みでして 第11話 感想[ノーブルメイデン]目指すべき認めがたいひと ネタバレ
ロックは淑女の嗜みでして 第11話「高潔な乙女(ノーブルメイデン)になりたくて/ただ、踊らせるだけ」感想
公式あらすじより引用
対バンライブ以降、ぶつかり合いながらも練習を続けている4人。バンドらしくなってきたと実感するりりさだが、お嬢様との両立にも余念がない。どうしたら高潔な乙女になれるのか思索にふけっているところに、卒業生で「高潔な乙女」獲得者の高柳弥生が現れて……。
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先行カット&あらすじ公開
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第11話
「高潔な乙女(ノーブルメイデン)になりたくて/
ただ、踊らせるだけ」6月12日(木)よる11時56分から
TBS系28局にて全国同時放送開始#ロックレディ pic.twitter.com/0LR548Gnqy— 『ロックは淑女の嗜みでして』公式 (@rocklady_info) June 10, 2025
六年前ノーブルメイデンを獲得した女
目指すべきノーブルメイデン受賞者は、絶対目指したくない「親に従属する女」だったか
親の為なら好きな演奏を捨てられる女
でもむしろ、その部分こそポイントなのかね
淑女とは家に尽くすものとの事だから
とまれりりさのショックが深い!!
悩むりりさ
対照的に、人生チョロすぎとナメきったイケメン軍団が最終章の敵?
なんて人生楽しそうな連中
中指でケツ穴ファックしてやるのかい?
生徒会長、学園長、ノーブルメイデン
りりさ、ノーブルメイデン回
今もっともNMに近い会長に、ガツガツしすぎて冷たくあしらわれたりりさ
NM審査者、学園長の掲げる理想も困難
NM受賞者・高柳は頭が淑女
どれもウマが合わない感じでしたね
愛莉珠には慕われてましたけど
結局ライブでは、拍手一つなく終了
しかし後日、店長が「また聴きたい」とSNSでよく問い合わせられると説明
またウチで演奏して欲しいと
バンドとして飛躍ですね
その対バンがイケメン達になるのか?
冒頭 バンドらしくなってきた!!
白矢『決まっているだろう、ティナのような奴は迷惑だ!』
『前にも言ったが、一生懸命なヘタクソは周りを殺す!』
『そして』
『そういう奴に限って「自分のせいだ」と苦しんで
最後には自分の心まで殺す……』
ティナ『ン……』
白矢『だが、お前は死なない覚悟があるんだろう?
なら好きにしろ、院瀬見』
白矢は根が優しい
音羽の言葉、改めて納得ですね
前回で改めてバンドを組み、りりさは白矢に本格的にギターテクを仕込まれる事に
その白矢も「王子」ティナにはたじたじ
ティナは音羽に手玉
ティナはりりさを尊敬
どことなくジャンケンっぽくなってきましたね
白矢は音羽にもとことん弱いですが
愛莉珠『(お姉さま、楽しそう……)』
『(私にはそんな風に接してくださったこと、一度もないのに……!!)』
そら最初バリバリ最強敵対してましたし……
他方りりさの義妹・愛莉珠は、依然りりさに言い出せず遠くから見守るばかり
音羽の側近さんに気遣われる場面も
出来た人ですねえ……
同じ「見守り仲間」なのか
愛莉珠、木の枝が板に付いちゃって
ノーブルメイデンを目指して
りりさ『(五つ数えて目を開いたら、私は一流のお嬢様……!!)』
ノーブルメイデンは生徒会長が選出されやすい
そこでりりさ、生徒会で獅子奮迅
シゴデキアピール!!
とはいえ、ガツガツとアピールしすぎて生徒会長に白眼視されてる感も
りりさ流のアピール
価値観によっては逆効果となりかねな
大事なのは「その場での正しさ」か
藤紫ゆかり『今はお茶の時間ですよ? ルールは守ってね、鈴ノ宮さん?』
光源氏に出てきそうな名前してますな
りりさはお茶の時間、休憩中も自ら仕事
それ自体も白眼視されかねないも
加えて、仕事のチェックを頼み「他人のお茶を邪魔する」のは無粋ですね
でもりりさ、心のりりさがかわいい
まるでシューティングゲームの子機
りりさの傍らに立ってるぜ!!
りりさ『(日本一の淑女の証明であるノーブルメイデンを私が手にいれさえすれば……)』
『(お母さんも、もう見下されたりしない!!)』
養父!奥さん辛いよ何やってんの!!
ノーブルメイデンは生徒に与えられる称号
日本を代表する淑女となる
ひいては「実家」に名声を与えるもの
りりさはこれを得て、自分を育てた「母の価値」を義父一族に知らしめるのが目的
現状、メイドにすら軽んじられる母
親の為って意味では必死さが違いますな……
高柳 弥生との出会い
りりさ『ああ……、思いっきりギター弾きたいなぁ~……』
高柳 弥生『あら? あなたギター弾くの?』
以降ひたすらいじられるりりさであった
たまたま訪れていた六年前のノーブルメイデン・高柳弥生と出会ってしまったりりさ
この幸運を逃さず情報収集に努めることに
確か第一話の写真、肖像画の人か!!
声はCV東山さん
東山さんはちょっと不思議なイントネーションで外人キャラが割と多め
外国語も堪能なキャラだからですかね
りりさ『(ノーブルメイデンを授与された旧財閥令嬢!?)』
このレリーフが印籠みたいなものなんですな
着けていればあらゆる道が開ける
無論、相応の振る舞いが前提でしょうが
りりさ『(親やルールより好きなものを優先するなんて、ここのお嬢様らしくない)』
『(なんか……、シンパシー感じちゃうかも)』
待てりりさ!そいつは罠だ!!
目指す“実物"高柳女史、学園では珍しいタイプ
特に好きなハープでは、熱中しすぎて親との約束もすっぽかす程
また今回も、学園長との用事を先送りへ
好きな事をやる
自分が気持ちいいように生きる
音羽の方に近いタイプなのか
弥生『大丈夫よ?
だって……、自分が「今やりたい」って気持ちをないがしろにしちゃったら
それこそ大丈夫じゃなくなっちゃうわ♪』
やりたいこと最優先な人
奔放な弥生を見ていると、りりさも無理しなくていいのかと思い始める事に
りりさは常に「お嬢様」を意識
でも意識しなくて良いのか?
そんなターニングポイントを思わせる人
もっとも本作は「二面性」も肝
この人も裏の顔があるんかね
審判者・学園長の思想
学園長『三十分の遅刻ですよ、あなたは相変わらずですね?』
そのまま学園長との会談にも同伴
遅刻した弥生に学園長は呆れるも、そういう子だと半ばあきらめている様子
つまり受賞当時から奔放
その事は大いに参考になる点ですね
学園長『芸事に秀でているのみならず、聡明で人当たりよく常にみなの手本であり……』
しかもCV東山さんである
こうしてみると音羽もノーブルメイデンに近い
特に人を見る目、導く手腕は本物
とまれ弥生は本物の淑女
一般論から見ても頷けるものでした
ただ問題はその先か
学園長『一族の繁栄を支える
犠牲と奉仕の精神こそ
我が学園におけるレディに最も必要なものです』
『覚えておきなさい』
学園長曰く、一族に尽くしてこそ淑女
現代日本とはかけ離れた価値観
ある意味りりさも同様
ですが彼女が尽くすのは母だけ、むしろ「一族」は忌み嫌ってると言ってもいい
このメンタルを見抜かれると厳しいか?
弥生とノーブルメイデン
弥生『私はこの称号のおかげで
普通の人生では到底出会い得ない方々と言葉をかわすことができ
様々な体験を通して
自分を磨くことが出来ましたわ』
元々弥生は広い世界を見たかった
その自分にうってつけだったと
面談後、弥生は「ノーブルメイデン」のおかげで様々な社交の場に出られた
得難い経験をしたと述懐
これをりりさは「特典」と解釈
言葉選びで地に足がついてますな
りりさ『(校舎の建設資金……?
学園への貢献って物理もありなのかよ!? チートじゃん!?
参考になんねェ~!?)』
りりさが直球で質問すると、弥生はひとまず頭に浮かばない様子でした
そりゃそうじゃ!!
ただ、新校舎の費用を実家が半分持ったと説明
やはり財力……!!
ただあの思想強めの学園長が、そんな俗っぽい事に同調するかは微妙ですね
でも他にも裁定者はいるそうですし……?
淑女にとっての「嗜み」
弥生『親に必要ないって言われちゃったから、
ハープはやめちゃったの♡』
略『音楽は全て、社交界の華となる為のRレディの嗜みにすぎません』
弥生は親に言われてハープを止めた
当然のように親に従う人間
のみならずハープは「嗜み」
言い換えれば社交の道具だったと明言
ギターが生きがいのりりさと決定的な断絶へ
散々親近感を持たせてきた弥生
梯子をブチ壊しやがった!!
ギターは社交の役に立たない
すなわち遊びだろと?
言葉通り優しさか、それとも「こういえば傷付く」と見越してのいじわるか?
本作は皆、二面性を持っているものの
弥生は実は悪意があるのか
それとも徹頭徹尾、裏がなさすぎる人間離れした人物なのか?
後者なんですかねなんとなく
本作タイトル「淑女の嗜み」とは、社交に必要だからやる事というのが弥生の考え
ハープは礼儀作法やらと同列
りりさが礼儀作法やら学ぶのと同列
それが「嗜み」か
タイトルはその常識と相反するものなのね
ただ、踊らせるだけ
りりさ『(私のギターが……、お遊びだと!? 馬鹿にしやがって!!)』
略『(否定したかった……)』
『(ギターは私のすべてだって!!)』
りりさは何も言えず、無言で旧校舎音楽室にいってひたすらギターを弾くことに
それこそ音羽も察して黙る勢い
バカにすんなという怒り
遊びと決めつけられた怒り
目指すべきだけど、大嫌いな人になってしまったか
学園長の思想にも同調できない
ノーブルメイデンへの道に暗礁……?
音羽『"ロックンロールは"』
『"別に俺たちを苦悩から解放してくれないし、逃避させてもくれない"』
『"ただ、悩んだまま躍らせるのだ"』
『"ピート・タウンゼント"』
英国、2011年「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」 第10位
並行し「日常」に悩むティナが描写
悩んだ時、演りたくなるのもロック
でも解決も、逃避すらさせてくれない
気持ち良くなれない演奏
それが今回の「ロック」だったか
音羽もそこは痛いほど感じているんですかね
彼女の家庭事情はひたすら謎
かなり没交渉っぽいですが
りりさ、人生に悩む
ナオト『まったく……、人生チョロすぎ~♡』
他方、真逆に人生ナメた連中で幕
曰く完売、ソールドアウト
相当売れてるミュージシャンか
先のビタガは、売れようとして世間に必死で迎合しようとするミュージシャン
対しなんの努力もなく「売れる」連中?
ある意味遊びの極致か
必死なりりさ達の対極なんですな
店長『それがな?
来るんだよ……、SNSなんかでな?
またアンタたちの演奏を聴きたいってさ?』
りりさ『えっ……』
店長『だからさ、どうだい? またウチでライブをやらないか』
それも店長が、SNSからの反響で要請
りりさたちの演奏は「求められた」
前回の必死さが伝わったんですね
ただ少し不穏なのは、音羽がどんな反応をするかか
彼女は徹底的に自分の為
自己快楽の権化
他人に求められてはいそーですかと演るかね?
次回、第12話
ロックは淑女の嗜みでして 感想 2025年4月
ロックは淑女の嗜みでして 第1話「ごきげんよう♡/そんなギターやめちまえ!!!」
ロックは淑女の嗜みでして 第2話「交わりましょう♡/絶対、認めない!」
ロックは淑女の嗜みでして 第3話「やりましょう!!! 気持ちいい事!!!/バンド組まない?」
ロックは淑女の嗜みでして 第4話「メン募してみる?/追い出してやる!」
ロックは淑女の嗜みでして 第5話「ドキドキしますわね♡/こっちは出してんだ、テメーも出してみろ!!!」
ロックは淑女の嗜みでして 第6話「メンバーに入れてくれないか…?/今すぐ、あいつは捨てろ」
ロックは淑女の嗜みでして 第7話「僕は、自分を変えたい…!/これぐらいこなせよ、下手くそ」
ロックは淑女の嗜みでして 第8話「ムダなワケないでしょ!!/秘策がありますわ♡」
ロックは淑女の嗜みでして 第9話「いよいよ私達の番ですわね♡/全部、うるせえんだよ!!!」
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